JP2019078962A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色再現性を犠牲にすることなく、且つ本来具備している機能を用いて、屋外使用時の寿命劣化防止が可能な投射型表示装置を提供する。【解決手段】液晶パネル4の画像を投射レンズ6により所定の対象物に投射するプロジェクタ1において、外部からの所定の波長成分が、投射レンズを逆戻り入射するかどうかを判定する判定手段と、逆戻りを防止する遮光シャッター7と、を有し、判定手段により逆戻りする可能性があると判定された場合には、遮光シャッター7を動作させる。【選択図】図1

Description

本発明は投射型表示装置に関し、特に屋外使用時における寿命改善のための制御に関するものである。
近年、プロジェクタに代表する投射型表示装置は、デジタルサイネージやプロジェクションマッピングなどの用途により、室内のみならず屋外で使用されることが多くなってきている。特に、屋外にて固定設置状態(常設状態)で使用される場合が多い。固定設置状態の場合、マルチスクリーン投射配置の都合上様々な角度、位置に設置されることが一般的である。
このため、プロジェクタを屋外に固定設置した場合、プロジェクタの設置位置、角度、方向によっては、ある時間になると太陽光が投射レンズを介して液晶パネル面まで入射することがあり得る。太陽光には紫外線などの短波長成分が含まれているため、長時間屋外に固定設置されるプロジェクタの場合、これが原因でパネルの寿命に影響を与えることがある。
この対策の1つとして、特許文献1に記載されるように、外部からの紫外光による影響を防ぐため、光路を逆方向に進む紫外線光を吸収する紫外線吸収部材を入れるという技術が提案されている。
特開2012−233986号公報
しかしながら、特許文献1の技術であると、紫外線のパネル面までの到達を防ぐことは可能であるが、短波長側にカットフィルタを挿入するため、色再現等を犠牲にしなければならない。更に、専用部品が必要となるためコストの増大につながる。
そこで、本発明の目的は、色再現性を犠牲にすることなく、且つ本来具備している機能を用いて、屋外使用時の寿命劣化防止が可能な投射型表示装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る投射型表示装置は、表示素子の画像を拡大投射光学系により所定の対象物に投射する投射型表示装置において、外部からの所定の波長成分が、前記拡大投射光学系を逆戻り入射するかどうかを判定する判定手段と、
前記逆戻りを防止する逆戻り入射防止手段と、を有し、前記判定手段により逆戻りする可能性があると判定された場合には、前記逆戻り入射防止手段を動作させることを特徴とする。
本発明によれば、色再現性を犠牲にすることなく、且つ本来具備している機能を用いて、屋外使用時の寿命劣化防止が可能な投射型表示装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態における光センサ制御部を示した図である。 光センサ制御部の詳細処理を示した図である。 第1の実施形態における遮光制御を示した図である。 第1の実施形態の処理を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるフォーカス制御を示した図である。 逆戻り光入射の環境例を示した図である。 逆戻り光入射条件判定部のブロック図である。 逆戻り光入射条件判定部の詳細処理を示した図である。 第2の実施形態の処理を示したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。 第3の実施形態の具体例を示した図である。 第3の実施形態の処理を示したフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタ1を示した図である。画像処理部2は、入力映像信号に対し、解像度変換やフレームレート変換、色処理や幾何学処理などパネル駆動に適した各種映像信号処理が施される。パネル駆動回路3は、液晶パネル4を駆動するのに適した信号形態に変換し液晶パネル4上に画像を表示させる。光学系5は、色毎に配置された複数の液晶パネルに照射する照明光を色分解したり、また各液晶パネルの画像を合成したりする光学系である。投射レンズ6は、光学系5によって合成された画像をスクリーンなどに拡大投射させる機能を持つ。
遮光シャッター7は投射レンズ6の出射側に配置され、開閉する機構を有する。シャッター制御回路9は、MPU8からの指令により遮光シャッター7を開閉制御する。分光センサ11はプロジェクタ1に照射する外光のスペクトル分布を計測する光センサである。光センサ制御部10は、分光センサ11の駆動、および分光センサ11で検出されたスペクトル情報に対し所定の処理を行いMPU8に転送する機能を有する。
図2は、光センサ制御部10の詳細ブロックを示した図である。センサ駆動ブロック200とセンサ値処理ブロック201の2つの機能で、構成されている。センサ駆動ブロック200は、MPU8からの指令により分光センサ11を駆動して、その時点のセンサ値(スペクトル情報)を取得する。センサ値処理ブロック201は、フィルタ処理部22と積算処理部23で構成される。フィルタ処理部22は、取得したスペクトル情報に対し、液晶パネル4の寿命に影響を与える短波長(たとえば紫外線)領域の波長成分のみ抽出するフィルタ機能を有する。積算処理部23は、フィルタ処理部22で抽出されたスペクトル成分を積分する積算処理を行う。
図3は、センサ処理ブロック201の具体的な処理を示した図示したものである。図3(a)(d)は分光センサ11のセンサ出力情報であり、図3(b)(e)はフィルタ処理部22によって短波長領域(λ<350nn)のみ抽出されたことを示している。また、図3(c)(f)は図3(b)(e)の抽出された領域の強度値を積分した値:I_uvを示している。図3(a)(b)(c)は、短波長成分が多い太陽光の場合の例であり、(d)(e)(f)は短波長成分が少ない蛍光灯の場合の例を示している。
図4は、遮光シャッター7の2つの状態を示した図である。図4(a)は閉状態であり、この場合外光は投射レンズ4や光学系5を介して液晶パネル4に逆戻りすることはない。また、図4(b)は開状態であり、スクリーン等に投射する通常使用状態である。この場合、条件によっては外光が投射レンズ4や光学系5を介して液晶パネル4に逆戻りする可能性がある状態である。
次に、本実施形態の詳細処理手順に関して説明する。図5は、本実施形態の主にMPU8における処理フローを示したフローチャートである。このフローチャートに沿って、処理手順を説明する。
[S100]
一定時間:t_int経過するまで待つ。一定時間経過したら[S101]へ移行する。t_intは逆戻り条件にあるかどうかを検出する時間間隔であり、一般的には30分〜数時間に設定される。
[S101]
光センサ制御部10に対し、分光センサ11への駆動開始命令(Charge_Start)を発行する。光センサ制御部10は分光センサ11の駆動を行い、センサ値(スペクトル情報)を取得する。
[S102]
光センサ制御部10における、フィルタ処理及び積算処理などのセンサ値分析処理が完了するまで待つ。
[S103]
光センサ制御部10の出力である分析センサ値:I_uvを、受信する。I_uvは、分光センサ、つまりプロジェクタ本体に照射されている短波長成分(近紫外線成分)の強度を示す値であり、大きい値ほど強度が大きい短波長(近紫外線)が照射されていることになる。I_uvが大きいほど、液晶パネル4の寿命に影響を与えかねないため、I_uvの値に応じて分岐処理を行う。
所定の閾値:I_uv_th0に対し、
I_uv > I_uv_th0 の場合、[S104]に移行
I_uv ≦ I_uv_th0 の場合、[S106]に移行
する。I_uv_th0は、液晶パネル4に長時間照射すると寿命に影響を与える強度、を設定する。
[S104]
シャッター状態検出回路301から遮光シャッター7の状態を取得する。遮光シャッター7が開状態、つまり図4(b)状態であれば、[S105]に移行、閉状態、つまり図4(a)状態であれば、[S100]に戻る。
[S105]
シャッター制御部9に対し、遮光シャッター7を閉駆動するよう指令を出す。それを受けてシャッター駆動回路300は遮光シャッター7を図4(a)状態にする。
[S106]
シャッター状態検出回路301から遮光シャッター7の状態を取得する。遮光シャッター7が閉状態、つまり図4(a)状態であれば[S107]に移行、開状態、つまり図4(b)状態であれば、[S100]に戻る。
[S107]
シャッター制御部9に対し、遮光シャッター7を開駆動するよう指令を出す。それを受けてシャッター駆動回路300は遮光シャッター7を図4(b)状態にする。
以上のように、プロジェクタ本体に、液晶パネル4の寿命に影響を与える短波長成分を多く含んだ外光(=太陽光)が多く照射している場合には、その状況を検知して遮光シャッター7を閉じることにより、液晶パネル4までの逆戻り光を防ぐ。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係るプロジェクタ30を示した図である。画像処理部2、パネル駆動回路3、液晶パネル4、光学系5、投射レンズ31は、第1の実施形態と同じ機能であるため、説明は省略する。
フォーカス駆動回路34は、MPU32からの制御により電動フォーカス機能を有する投射レンズ31のフォーカスレンズを駆動する。また、ズームエンコーダ35は、投射レンズ31のズーム位置情報を取得するエンコーダである。傾斜センサ36は、加速度センサなどを用いてプロジェクタ本体30の傾きを検出するセンサである。方位センサ37は、プロジェクタがどの方位を向いているかの情報を検出するセンサである。地理情報38は、プロジェクタ本体が存在する地球上の位置情報および時間情報であり、例えばGPSなどが使用される。
入射条件判定部33は、ズームエンコーダ35、傾斜センサ36、方位センサ37、地理情報38を用いて、投射レンズ31や液晶パネル4に外光が逆戻りするかどうかを判定する部分である。
図9は、入射条件判定部33の詳細ブロックを示した図である。本体内部の液晶パネル4への逆戻り入射条件を算出する逆戻り入射条件算出部40と、環境に依存する外光入射情報算出部41の2つのブロックから構成される。逆戻り入射条件算出部40は、以下の情報を取得する。
・ズームエンコーダ34からのズーム情報:ZmPos
・傾斜センサ35からのプロジェクタ本体傾斜情報:Grad
・方位センサ36からのプロジェクタ本体がどの方位に向いているかの情報:Dir
これら情報を基に、外光が投射レンズ31経由で液晶パネル4に逆戻りする可能性のある範囲:Cond(PJ)を算出する。
図10(a)は逆戻りする可能性の範囲の例を示した図であり、θPJ_h、θPJ_v、SrPJで決められる円錐型の範囲からの入射であれは、投射レンズ31や光学系5を介して液晶パネル4まで逆戻りする可能性があることを示している。
一方、外光入射情報算出部41は、以下の情報を取得する。
GPS38から
・プロジェクタが置かれている地理情報(経度/緯度):Gi
・現在の時間情報:Time
これらの情報を基に、外光(太陽光)がプロジェクタ30に照射する角度情報:Cond(L)を算出する。
図10(b)は太陽光がプロジェクタに照射する角度を示した図であり、θL_h、θL_vで決められる角度から太陽が照射していることを示している。
図9における条件判定部44は、Cond(L)がCond(PJ)の範囲内に含まれるかどうかを判定する部分であり、判定結果をMPU32に情報転送する。
図8は、条件判定部44において判定した2つの例である。(a)はCond(L)がCond(PJ)の範囲外にあるので、条件範囲外判定、(b)Cond(L)がCond(PJ)の範囲内にあるので、条件範囲内判定 の場合を示している。
次に、本実施形態の詳細処理手順に関して説明する。図11は、本実施形態の主にMPU8における処理フローを示したフローチャートである。このフローチャートに沿って、処理手順を説明する。
[S200]
一定時間:t_int経過するまで待つ。一定時間経過したら[S201]および[S203]へ移行する。t_intは逆戻り条件にあるかどうかを検出する時間間隔であり、一般的には30分〜数時間に設定される。
[S201]
逆戻り入射条件算出部40が
・ズームエンコーダ34からのズーム情報:ZmPos
・傾斜センサ35からのプロジェクタ本体傾斜情報:Grad
・方位センサ36からのプロジェクタ本体の投射レンズがどの方位を向いているかの情報:Dir
を取得する。
[S202]
ZmPos、Grad、Dirの値から、外光が投射レンズ31を介して液晶パネル4へ逆戻りする条件:Cond(PJ)を算出する。
[S203]
外光入射情報算出部41が、GPS38から
・現在の時間情報:Time
・プロジェクタが置かれている地理情報(経度/緯度):Gi
を取得する。
[S204]
Time、Giの値から太陽光がプロジェクタ本体30に照射する照射角度条件:Cond(L)を算出する。
[S205]
Cond(PJ)とCond(L)を比較する。Cond(L)がCond(PJ)の範囲内に含まれる場合(たとえば図8(b))、[S206]に移行する。Cond(L)がCond(PJ)の範囲内に含まれない場合(たとえば図8(a))、[S209]に移行する。
[S206]
フォーカス駆動回路34からフォーカス位置情報を取得する。現在のフォーカス位置が「至近端」でなければ[S207]に移行、「至近端」であれば[S200]に戻る。
[S207]
現在のフォーカス位置をpreFcsPosとして記憶もしくは保存する。また、この時点における外光(太陽光)の逆戻りの様子を図7(a)に示す。フォーカスレンズが至近端にないことが原因で、無限遠に存在する太陽光が比較的液晶パネル4付近で合焦することになり、液晶パネル4上の単位面積当たりの短波長光強度が大きくなっている。
[S208]
フォーカス駆動回路34に対し、フォーカスレンズを「至近端」に駆動するよう命令する。
この処理後の外光(太陽光)の逆戻りの様子を、図7(b)に示す。フォーカスレンズが至近端に駆動されたことで、無限遠に存在する太陽光は液晶パネル4付近では合焦しなくなり、その結果、液晶パネル4上の単位面積当たりの短波長光強度が小さくなっている。
[S209]
フォーカス駆動回路34からフォーカス位置情報を取得する。現在のフォーカス位置が「至近端」であれば[S210]に移行、「至近端」でなければ[S200]に戻る。
[S210]
フォーカス駆動回路34に対し、フォーカスレンズをpreFcsPosの位置に駆動するよう命令する。この時に、もし外光(太陽光)が逆戻り条件を満たしていた場合には、図7(a)のようになるが、S210は逆戻り条件を満たしていない場合であるので、液晶パネル4(液晶パネル4付近を含む)に太陽光が合焦することは起こりえない。
以上のように、プロジェクタ本体に、液晶パネル4の寿命に影響を与える短波長を多く含んだ外光(=太陽光)が逆戻りする条件で照射している場合には、その状況を検知してフォーカスレンズを至近端に駆動する。これにより、液晶パネル4付近に光強度密度が強い状態を作らないようにする。
(第3の実施形態)
図12は、本実施形態に係るプロジェクタ50を示した図である。画像処理部2、パネル駆動回路3、液晶パネル4、光学系5、投射レンズ51、ズームエンコーダ34、傾斜センサ35、方位センサ36、地理情報37、入射条件判定部54は、第2の実施形態と同じ機能であるため、説明は省略する。また、太陽光が投射レンズ51を介して液晶パネル4へ逆戻りする入射条件判定方法は、第2の実施形態と同じであるため省略する。
レンズシフト駆動回路53は、MPU52からの制御により電動シフト機能を有する投射レンズ51の上下左右のシフト駆動を行う。
プロジェクタ50は電動パン・チルト機構を有する雲台60に固定してある。雲台60は、雲台駆動回路61とパン・チルト駆動機構62で構成されており、MPU52からの命令でパン・チルト動作を行う。
次に、本実施形態の詳細処理手順に関して説明する。図14は、本実施形態の主にMPU8における処理フローを示したフローチャートである。このフローチャートに沿って、処理手順を説明する。
[S300]
一定時間:t_int経過するまで待つ。一定時間経過したら、[S301]および[S303]へ移行する。t_intは逆戻り条件にあるかどうかを検出する時間間隔であり、一般的には30分〜数時間に設定される。
[S301]
逆戻り入射条件算出部40が
・ズームエンコーダ34からのズーム情報:ZmPos
・傾斜センサ35からのプロジェクタ本体傾斜情報:Grad
・方位センサ36からのプロジェクタ本体の投射レンズがどの方位を向いているかの情報:Dir
を取得する。
[S302]
ZmPos、Grad、Dirの値から、外光が投射レンズ31を介して液晶パネル4へ逆戻りする」条件:Cond(PJ)を算出する。
[S303]
外光入射情報算出部41が、GPS38から
・現在の時間情報:Time
・プロジェクタが置かれている地理情報(経度/緯度):Gi
を取得する。
[S304]
Time、Giの値から太陽光がプリジェクタ本体30に照射する照射角度条件:Cond(L)を算出する。
[S305]
Cond(PJ)とCond(L)を比較する。Cond(L)がCond(PJ)の範囲内に含まれる場合(たとえば図8(b))、[S306]に移行する。Cond(L)がCond(PJ)の範囲内に含まれない場合(たとえば図8(a))、[S309]に移行する。
[S306]
Cond(L)がCond(PJ)の範囲外となる雲台設定情報:avdPTInfo(Pan=Xa,Tilt=Ya)、およびレンズシフト設定情報:avdLSInfo(LShift=La)を算出する。例えば、図13(a)のようにCond(L)がCond(PJ)の範囲内である場合には、図13(b)に示すように雲台を(Pan=Xa,Tilt=Ya)、レンズシフトを(LShift=La)に設定することにより、Cond(L)をCond(PJ)の範囲外にする。
[S307]
雲台60から、現在の雲台設定情報:PTInfoを取得する。また、レンズシフト駆動回路53から現在のレンズシフト設定情報:LSInfoを取得する。両者をそれぞれ、prePTInfo(Pan=Xc,Tilt=Yc)、preLSInfo(LShift=Lc)として記憶/保存する。
[S308]
雲台60に対し、avdPTInfo(Pan=Xa,Tilt=Ya)を設定して駆動する。レンズシフト駆動回路53に対し、avdLSInfo(LShift=La)を設定して駆動する。これにより、図13(b)のように逆戻り条件を満たさなくなる。
[S309]
雲台60から、現在の雲台設定情報:PTInfoを取得する。レンズシフト駆動回路50から、現在のレンズシフト設定情報:LSInfoを取得する。取得したPTInfo=avdPTInfo(Pan=Xa,Tilt=Ya)の場合、もしくはLSInfo=avdLSInfo(LShift=La)の場合、[S310]に移行する。取得したPTInfo≠avdPTInfo(Pan=Xa,Tilt=Ya)の場合、且つLSInfo≠avdLSInfo(LShift=La)の場合、[S300]に戻る。
[S310]
雲台60に対し、prePTInfo(Pan=Xc,Tilt=Yc)を設定して駆動する。レンズシフト駆動回路50に対し、preLSInfo(LShfit=Lc)に設定して駆動する。この時に、もし外光(太陽光)が逆戻り条件を満たしていた場合には、図13(a)のようになるが、S310は逆戻り条件が満たしていない場合であるので、液晶パネル4付近に太陽光が合焦することは起こりえない。
以上のように、プロジェクタ本体に、液晶パネル4の寿命に影響を与える短波長を多く含んだ外光(=太陽光)が逆戻りする条件で照射している場合には、その状況を検知して雲台やレンズシフトを避ける方向に駆動する。これにより、液晶パネル4付近に逆戻り光が入射しないようにする。
ここでは防止方法として、雲台やレンズシフト駆動を例に挙げたが、本体を傾斜や回転・シフトする方法であればこれに限ったことではない。例えば、雲台ではなく天吊金具等の固定部材が摺動することで防止する方法でもよい。
1:プロジェクタ、2:画像処理部、3:パネル駆動回路、4:液晶パネル、5:光学系、6:投射レンズ、7:遮光シャッター、8:MPU、9:シャッター制御、10:光センサ制御部、11:分光センサ

Claims (6)

  1. 表示素子の画像を拡大投射光学系により所定の対象物に投射する投射型表示装置において、
    外部からの所定の波長成分が、前記拡大投射光学系を逆戻り入射するかどうかを判定する判定手段と、
    前記逆戻りを防止する逆戻り入射防止手段と、
    を有し、
    前記判定手段により逆戻りする可能性があると判定された場合には、前記逆戻り入射防止手段を動作させることを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記逆戻り入射防止手段は、前記拡大投射光学系の光路に配置された遮光部材を駆動して遮光することで制御をすることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記逆戻り入射防止手段は、前記拡大投射光学系の焦点調整手段を至近端に駆動させ、前記表示素子に合焦しないように制御することを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  4. 前記逆戻り入射防止手段は、少なくとも前記拡大投射光学系を傾斜もしくはシフト駆動させることで、逆戻り入射を防止することを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  5. 前記判定手段は、外部からの入射光の分光感度を検出する手段を用いて、所定の波長より短波長成分を検出する手段であることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  6. 前記判定手段は、本体の傾き情報、方位情報、前記拡大投射光学系の投射画角情報、前記本体の設置位置情報の少なくとも1つの情報から、条件算出を行うことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020174893A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機

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