JP2019077668A - アルガンオイル化粧料 - Google Patents

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【課題】アルガンオイル中に含まれるビタミンEをリサイクルさせることで、役割が継続できるアルガンオイル化粧料の提供。【解決手段】電子供与物質、及びアルガンオイルの抗酸化物資として、ビタミンC、及びAPPSなどビタミンC誘導体、又は、コエンザイムQ10などを用い、香り成分として薔薇水などを含む水溶性液体、乳化剤としてセルロースナノファイバー(CNF)を用いて、乳化機などで乳化することを特徴とするアルガンオイル化粧料。【選択図】図1

Description

本発明は、ビタミンEのリサイクル機能を有するアルガンオイル化粧料に関する。
アルガンオイルは、モロッコは南西部に位置する「アガディール」という地域で生息するアルガンツリーの種子中にある仁核を磨り抽出して得られるオイルです。
モロッコでは、サハラのベルベル族が古くから食用、薬、化粧料として使用してきた歴史があります。
アルガンオイルは、人間の体に欠かせない必須脂肪酸であるオメガ9のオレイン酸やオメガ6であるリノール酸を主成分として含んでいるので肌の潤いを守ります。
さらにアルガンオイルは、トコフェロールに代表される抗酸化成分であるビタミンEが豊富なので、老化の元となる活性酸素を除去する、肌の保湿やアンチエイジングなどの生理的効果も確認されるようになりました。
アルガン果実からの抽出は、以前ベルベル族が手絞りで抽出していましたが、近年ではコールドプレス方式で行われ、抽出されたオイルはかすかにナッツの香りがする金色です。肌細胞を活性化させるので、日焼けや乾燥の予防にもなり、肌の水分が奪われることで出来るニキビを改善させる作用もあると言われています。
肌の水分と油分を調整する働きもあるので、肌状態が不安定になりやすい人も改善できることが多いそうです。
また、薬用として傷跡を消すためにも使われていたように、虫刺されの跡やニキビ跡の色素沈着の改善にも良いとされています。
従来、アルガンオイルは天然素材のままで使用されてきましたが、アルガンオイルは活性酸素と結合すると自らが活性酸素に変化して当初の役割りを終えますが、役割りを持続させるには酸化されたアルガンオイルをリサイクルすることが望まれます。
該方法に、ビタミンCなどを用いることが考えられますが、ビタミンCは一般的には水溶性ゆえ、脂溶性でるアルガンオイルとでは混一することは難しく、水溶性の物資と、脂溶性の物資を混一する方法として乳化するなどの方法が考えられます。
一般的に乳化させるには、界面活性剤や乳化剤が使用されますが、アルガンオイルなどの天然素材との相性を鑑みると、乳化剤も化学反応による乳化よりも自然な形での乳化が望まれます。
近年セルロースナノファイバー(CNF)を乳化剤として用いることが報告されています、
従来、セルロースナノファイバー(CNF)が自然原材料である乳化剤と、水と、植物油をもちい化粧料は(特許文献1)において公知になっていますが、植物油に含まれるビタミンEが活性酸素と反応してビタミンEラジカルに変化、該ビタミンEのリサイクル機能を含む乳化されたアルガンオイル化粧料に関しては記載がない。
さらに、セルロースナノファイバーが、糸引き性(曳糸性)が無く、化粧料組成物に使用した場合、皮膚に塗布した際にべとつき感が無い化粧料は(特許文献2)において公知になっているが、植物油に含まれるビタミンEが活性酸素と反応してビタミンEラジカルに変化、該ビタミンEのリサイクル機能を含む乳化されたアルガンオイル化粧料に関しては記載がない。
特開2015−157796号公報 特開2016−094358号公報
天然素材であるアルガンオイルを使用する目的は、皮脂の酸化による老化防止と、保湿が目的で使用される。
しかし皮脂細胞の老化は、皮脂細胞の脂質が紫外線や様々な外部刺激から一部酸化して脂質ラジカルと呼ばれる活性酸素が発生することが大きな原因である。
該脂質ラジカルと呼ばれる活性酸素を消去する方法として、アルガンオイルに多く含まれるビタミンEが役割を担うが、活性酸素を消去する過程でビタミンEは水素を失って(=酸化)、自らが酸化変質するという問題がある。
従って本発明は、皮脂細胞中の活性酸素と反応して酸化変質化したビタミンEのリサイクル機能を有するアルガンオイル化粧料の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ビタミンEが活性酸素と反応して失った電子を、ビタミンEがリサイクルされる物質を混一することで物質と反応して、ビタミンEがリサイクルされるアルガンオイル化粧料を提供することで解決する。
リサイクルに用いられる物質としてビタミンC、又は、コエンザイムQ10(成分名ユビデカレノン)などがあげられる。前記ビタミシC、又は、コエンザイムQ10などが、ビタミンEラジカルと、反応してビタミンEラジカルへ電子を供与(還元)することで、再びビタミンEへとリサイクルされるアルガンオイル化粧料を提供することで解決する。
該ビタミンCは一般的に水溶性であり、脂溶性であるビタミンEと、水溶性であるビタミンCを混ぜ合わせても分離されリサイクル機能を果たすことが出来ないが、乳化することで再びビタミンEへとリサイクルされるアルガンオイル化粧料を提供することで解決する。
乳化には界面活性剤や乳化剤を用いるのが一般的であるが、アルガンオイルは天然素材のオイルと言う観点から、また、保湿力を高める観点からも従来の界面活性剤や乳化剤でなく親水性であるセルロースナノファイバー(CNF)を乳化剤と用いることで自然な形での乳化を実現し解決する。
本発明のビタミンEのリサイクル機能を有するアルガンオイル化粧料は、天然素材であるアルガンオイルと、ビタミンC水溶液と、セルロースナノファイバー(CNF)を乳化剤として乳化機などを用いることで乳化されたビタミンCを混一することで、ラジカル化したビタミンEが再びビタミンEへとリサイクルされる乳化されたアルガンオイル化粧料を提供することで解決する。
さらに、コエンザイムQ10(成分名ユビデカレノン)などの補助酵素を用いてビタミンEのリサイクル機能を有する乳化されたアルガンオイル化粧料を提供することで解決する。
また、様々な有機認証を取得するにはセルロースナノファイバー(CNF)も薬剤および化学反応を用いてで処理されたものでなく水圧および空気圧などを含めた機械的処理を用いた方法で解繊されたセルロースナノファイバー(CNF)により乳化されたビタミンEのリサイクル機能を有する乳化されたアルガンオイル化粧料を提供することで、本発明をなすに至ったものである。
ビタミンEラジカル化したビタミンEが、ビタミンCと反応してビタミンEへリサイクルされる効果がある。
また、コエンザイムQ10などの補助酵素の働きによりビタミンEがリサイクルされる効果がある。
さらにセルロースナノファイバー(CNF)を乳化剤として乳化されたアルガンオイルは、天然素材時のアルガンオイルよりもチクソトロピー性の効果がある
アルガンオイルの一般的な使用として、アルガンオイルには、トコフェロールに代表される抗酸化成分であるビタミンEが豊富に含まれている。
老化の元となる活性酸素を除去し、肌の保湿やアンチエイジングなどの生理的効果などが挙げられる。
さらに、人間の体に欠かせない必須脂肪酸であるオメガ9のオレイン酸やオメガ6であるリノール酸を主成分として含んでいるので肌の潤いを保持する役割も報告されている。
皮脂細胞中の老化の元となる活性酸素発生のメカニズムは、皮脂細胞の脂質が紫外線や様々な外部刺激から一部酸化して脂質ラジカルと呼ばれる活性酸素が発生することが大きな原因である。
ビタミンEが該活性酸素を除去する方法として、ビタミンEが除去過程でビタミンEは自らの水素を失って(=酸化)、自らが酸化変質して活性酸素を除去する。
酸化したビタミンEは当然ながら皮脂細胞に悪影響を及ぼす。
例えば、活性酸素によりコラーゲンやエラスチンも酸化の要因となり、酸化により肌の弾力が失われ潤いがなくなり、シワができやすくなる原因となる。
また、コラーゲンが破壊されると肌荒れや炎症の原因を引き起こし皮膚がんのリスクも高まるなどが挙げられる。
そこで本発明によると、皮脂細胞に塗布されたアルガンオイル中に含まれる酸化されたビタミンEのリサイクル(還元)はないかと鑑み本発明に至った。
皮脂細胞中にある活性酸素と反応してビタミンEラジカル化、該ビタミンEラジカル化したビタミンEに対し、ビタミンCを付加することでビタミンCとビタミンEが互いに反応し、電子を供与(還元する)することで、ビタミンEがリサイクルすることが報告されている。
電子を供与(還元する)物質としてビタミンCおよびコエンザイムQ10などが挙げられる。
ちなみにビタミンCの最大の特徴はその還元力である。
還元は、簡単に言うと酸化してしまった物質をもとに戻す働きのこである。
この還元作用により活性酸素による体内の老化や酸化を抑える、シミの原因となるメラニン色素の無色化、動脈硬化の予防、抗ストレスホルモンの生成、鉄の吸収促進など様々な生理反応などに関与する。
故に、ビタミンCの還元作用を利用して酸化されたビタミンEをリサイクルが可能である。
しかしながら、ビタミンCは水溶性であり、脂溶性のビタミンEを含むアルガンオイルとは水と油で反発しあい、アルガンオイル中でビタミンCは均一分散しない。
均一分散して混一する方法として、脂溶性のアルガンオイルを乳化する方法が考えられる。
具体的に説明すると、ビタミンC水溶液として、例えば、アスコルビン酸硫酸2ナトリウム(ビタミンCサルフェート二ナトリウム)、又は、医薬部外品名としてL−アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウムは水溶性ビタミンC誘導体である。水溶性ビタミンC誘導体の中では、光、熱、酵素などに壊れにくい特性があり安定している。
配合目安として約3%を限度とするが、その限りでもない。
また、アスコルビルグルコシド(アスコルビン酸グルコシド)、又は、医薬部外品名としてL−アスコルビン酸−2グルコシド、これも水溶性ビタミンC誘導体である。壊れにくい安定したビタミンC誘導体である。持続効果が高く美白効果などが報告されている。
配合目安として約3%を限度とするが、その限りでもない。
さらに、リン酸アスコルビルマグネシウム(ビタミンCリン酸マグネシウム)、又は、医薬部外品名としてリン酸L−アスコルビルマグネシウムも水溶性ビタミンC誘導体である。皮膚への浸透性が優れている。また安定性に優れ壊れにくい性質がある。
配合目安として約3%を限度とするが、その限りでもない。又は、前記以外のビタミンC誘導体を配合した水溶液と、乳化剤として乳化の方法が化学反応を利用した乳化剤や界面活性剤ではなく、セルロースナノファイバー(CNF)を使用する、アルガンオイル中にセルロース繊維が絡み合い細胞の如く3次元が形成される。
故に、アルガンオイルの大きな油滴になるのを防止し、繊維の絡み合った隙間にビタミンEと、ビタミンCが均一分散し混一するなど、物理的な構成要因を利用して天然素材に馴染んだ乳化が得られる。
前記乳化において、アルガンオイルと、前記ビタミンC水溶液と、セルロースナノファイバー(CNF)乳化剤をホモジナイザーや乳化機により高速撹拌によって得られた乳化されたアルガンオイルは、ビタミンEの還元する機能を持たせることで活性酸素を除去する効果を長く維持し、従来にはなかったアルガンオイル化粧料を製造することができる。
さらに、アルガンオイルにビタミンEおよびビタミンCが共存することで、
ビタミンCは水溶性なので、細胞の細胞質部分や、血液の水層で活性酸素やフリーラジカルの除去に働き、ビタミンEは、脂溶性なので、不飽和脂肪酸で構成される細胞の細胞膜の部分で活性酸素やフリーラジカルの除去に働くなど、従来のアルガンオイルではなかった性質を兼ね備えたアルガンオイル化粧料を製造することができる。
アルガンオイルと、ビタミンC水溶液と、セルロースナノファイバー(CNF)乳化剤をホモジナイザーや乳化機により高速撹拌によって得られた乳化されたアルガンオイル化粧料において、前記ビタミンC水溶液は必ずしも、水にビタミンCを溶解したものでなくてもよい。
例えば、水とは別に、ビタミンC誘導体などを配合してもよい。
ビタミンC誘導体とは、デンプン(ブドウ糖)⇒ビタミンCのように、ある物質から違う物質へ分子構造を変化させて製造されたものを指し、該ビタミンC誘導体には、水溶性ビタミンCと脂溶性ビタミンCがある。
個別配合には、例えば、脂溶性ビタミンCを使用する。
その配合例として、ステアリン酸アスコルビルは、皮膚への浸透性が良く、美白効果がある、配合目安として約3%を限度とするが、その限りでもない。
また、パルミチン酸アスコルビは、油脂類が空気中で酸化するのを防ぐ効果がある、配合目安として約3%を限度とするが、その限りでもない。
さらに、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)も脂溶性ビタミンC誘導体である。
液状であり、皮膚に吸収されやすい。水溶性ビタミンC誘導体より4〜5倍吸収率が高い。
VCIPは脂溶性ビタミンC誘導体の中でも特に油脂類とよく溶けあう。
配合目安として約1%を限度とするが、その限りでもない。
さらに、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)は浸透型ビタミンCともよばれる。水溶性と油溶性ビタミンCの両方の優れた働きを持っている。配合目安として約0.5%を限度とするが、その限りでもない。
前記のように、乳化過程においての水と個別にビタミンC配合を示すが、この場合の水は精製水のみでもよいが、香り成分を配合した水でもよい。
水に香り成分を付加することで、アルガンオイル特有の匂いをコントロールできるなど従来にはなかったアルガンオイル化粧料を製造することができる。
前記水と、脂溶性ビタミンCと、アルガンオイルと、乳化剤としての役割をもつセルロースナノファイバー(CNF)とを、ホモジナイザーや乳化機により高速撹拌によって得られた乳化されたアルガンオイルは、ビタミンEの還元する機能を持たせることで活性酸素を除去する効果を長く維持し、従来にはなかったアルガンオイル化粧料を製造することができる。
さらに、アルガンオイルを乳化することで、肌への吸着むらになりにくい乳化さるたアルガンオイルが製造できる。
さらに、乳化を行うことによって、物質内の品質を均一にする効果が生じる。
均一化に高品質の乳化さるたアルガンオイルが製造できる。
さらに、乳化した結果長期保存ができるようになる。
例として、乳化で作られるバターとチーズの原料は牛乳です。
この牛乳の水分を抜き乳化したものがバターとチーズであり、それぞれ保存食としてヨーロッパの人々の食生活を支えきたのが乳化である。
故に乳化されたアルガンオイル化粧料は品質を長期に保つことも可能である。
オーガニック化粧品を製品化するには、オーガニック=有機である観点から有機JASに該当すると考えるが、日本において化粧品は厚生労働省の管轄である、農林水産省の管轄である有機JASには分類されていない。日本では化粧品を正式に「オーガニック=有機」であると認める概念がない。
かたや世界では、オーストラリアのオーガニック認定機関「Australia Certified Organic(ACO)」ACO認証(日本では、このACO基準を遷守して、JAS有機規格に対応)
さらに、フランスで設立された、国際有機認定機関である、
ECOCERT(エコサート/エコセール)認証などがある、該ECOCERT認証基準では、
・完成品の95%が自然原料であること
・そのうちの植物原料の95%以上がオーガニック認証原料の基準を満たすこと
・地球環境を守るため、環境汚染の可能性のある成分を使わないこと
・主原料が有機認証を受けたものであること
・水を含めた成分の10%以上が認証原料であること
・原料、原料の原料に遺伝子操作物質、放射線照射物質、禁止された化学物質(化学香料も含め)が入っていないこと
・製造が環境に悪影響を与えないこと、容器のリサイクル性が高いことなどが基準として求められている。
本発明の乳化されたアルガンオイル化粧料において、
AOC認証やECOCERT認証を視野に製造する実施例として、
まずは、基本となるアルガンオイルが前記認証の対象製品を使用する。
さらに、アルガンオイルに含まれるビタミンEが、活性酸素と反応してビタミンEラジカルに変化する、該ビタミンEラジカル化したビタミンEを還元するビタミンCは、植物抽出液から、選択精製したものを利用し精製水と配合してビタミンC水溶液をつくる。
さらに、アルガンオイルと前記ビタミンC水溶液と乳化剤を配合し、ホモジナイザーなど攪拌機を用いて撹拌して乳化したアルガンオイル化粧料を製造するが、
前記乳化剤は従来、天然素材である大豆由来のレシチンやラノリンなどを用いることが好ましいとされていたが、大豆由来のレシチンやラノリンなどの乳化剤は、性能面やアレルギー的な問題などにおいて現状ではほとんど使用されていない。
従来のオーガニック化粧料に含有されている乳化剤は、ステアリン酸グリセリルなどの化学合成乳化剤が利用されているのが現状であるが、しかし化学合成乳化剤よりも自然原料を用いることが望まれる。
しかるに、自然素材から作られるセルロースナノファイバー(CNF)が乳化剤として注目され始めている。
しかし木材などからセルロースナノファイバーを得るためには、セルロースナノファイバーを切断・溶融することなく、効率的に植物細胞壁やパルプ繊維を解繊処理する必要がある。
該解繊処理方法の一つとして、TEMPO酸化触媒で化学的処理する方法が報告されている。
パルプ繊維へTEMPO酸化触媒で化学的処理するとセルロースナノファイバー同士の相互反発力が与えられ、極めて軽微な機械的解繊処理によって超微細なセルロースナノファイバーが得られる。
しかし化学的処理にて得られたセルロースナノファイバー(CNF)を乳化剤とした製品は、オーガニック化粧料基準としては不適格である。
さらなる方法として、混練機による製造、高圧ホモジナイザーによる製造、グラインダーによる製造、二軸混練機による製造、ビーズミルによる製造、高圧噴射処理により解繊方法などが挙げられるが、化学的処理をおこなわない点においてオーガニック化粧料基準に沿ったセルロースナノファイバー(CNF)の製造方法といえる。
また、自然素材の木材においては、アルガン木およびアルガンオイルの搾りかすから作られるセルロースナノファイバー(CNF)が最適である。
図1は、アルガンオイルと、ビタミンC水溶液を入れた状態
アルガンオイルとビタミンC水溶液が分離しているのが目視できる。
図1−2は、アルガンオイルと、ビタミンC水溶液と、セルロースナノファイバー(CNF)を入れた状態、各々が分離しているのが目視できる。
図1−3は、アルガンオイルと、ビタミンC水溶液と、セルロースナノファイバー(CNF)とを、ホモジナイザーを用いて撹拌し混一され乳化したアルガンオイル化粧料。
化粧料において、肌細胞部分へのビタミンCおよびEの働きとして、ビタミンCは水溶性なので、細胞の細胞質部分や、血液の水層で活性酸素やフリーラジカルの除去に働き、アルガンオイルに多く含まれるビタミンEは、脂溶性なので、不飽和脂肪酸で構成される細胞の細胞膜の部分で活性酸素やフリーラジカルの除去に働くなど、従来のアルガンオイルではなかった性質を兼ね備えたアルガンオイル化粧料を製造することができる。

Claims (5)

  1. アルガンオイルにおいて、アルガンオイルの皮脂への使用にあって、アルガンオイル中に含まれるビタミンEが、皮脂細胞中にある活性酸素と反応してビタミンEラジカル化、該ビタミンEラジカル化したビタミンEに対し、電子を供与(還元する)することで、ビタミンEへとリサイクル可能な物資を含む水溶性溶液と、脂溶性であるアルガンオイルとを、乳化剤をもちいて乳化されたアルガンオイル化粧料。
  2. 前記電子を供与(還元する)およびアルガンオイルの抗酸化物資として、ビタミンCおよびAPPSなどビタミンC誘導体、又は、コエンザイムQ10などを用いることを特徴とする請求項1における乳化されたアルガンオイル化粧料。
  3. 前記乳化剤として、セルロースナノファイバー(CNF)を、乳化剤として乳化機などを用いて乳化することを特徴とする請求項1から請求項2における乳化されたアルガンオイル化粧料。
  4. 前記水溶性溶液として、薔薇水などの香り成分を含む水溶性液体をもちいて乳化することを特徴とする請求項1から請求項3における乳化されたアルガンオイル化粧料。
  5. 天然のアルガンオイルと、植物抽出液から選択精製した天然ビタミンCと、精製水とを配合したビタミンC水溶液と、乳化剤としてアルガン木およびアルガンオイルの搾りかすなどを含む、木材などの天然原材料を用い、混練機、高圧ホモジナイザー、グラインダー、二軸混練機、ビーズミル、高圧噴射処理機など機械的処理により解繊されたセルロースナノファイバー(CNF)乳化剤を、ホモジナイザーや乳化機などを用いて、乳化したことを特徴とする請求項1から請求項4における乳化されたオーガニックアルガンオイル化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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