JP2019075289A - 超電導ケーブルの冷却装置及び冷却方法 - Google Patents

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星野 昌幸
Masayuki Hoshino
昌幸 星野
紀治 玉田
Noriji Tamada
紀治 玉田
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Abstract

【課題】超電導ケーブル及び冷却装置を含む電力需要を低減する。【解決手段】一実施形態に係る超電導ケーブルの冷却装置は、送電に使用する超電導ケーブルに第1冷媒を循環供給して該超電導ケーブルを冷却する超電導ケーブルの冷却装置において、前記第1冷媒を貯留するための第1リザーバタンク及び第2リザーバタンクと、前記第1リザーバタンク内の前記第1冷媒を冷却するための冷凍機と、前記第1リザーバタンク内の前記第1冷媒を前記冷凍機を介して前記第2リザーバタンクに送るための第1管路と、前記第2リザーバタンク内の前記第1冷媒を前記超電導ケーブルに送ると共に、前記超電導ケーブルの冷却に供された前記第1冷媒を前記第1リザーバタンクに戻すための第2管路と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、超電導ケーブルの冷却装置及び冷却方法に関する。
極低温で超電導となる超電導材を導体として用いた超電導ケーブルは、大電流を低損失で送電可能なケーブルとしてその実用化が進められている。実用化するためには、超電導材の超電導性を保つために、超電導材を極低温に保つ必要がある。
特許文献1及び2に、超電導材を極低温に保つための冷却装置が開示されている。特許文献1に開示された冷却装置は、超電導ケーブルに液体窒素などの冷媒を循環供給する循環路にリザーバタンク及び冷凍機が直列に設けられ、超電導ケーブルの冷却に供された冷媒を一旦リザーバタンクに貯留した後、冷凍機で冷却して超電導ケーブルに直接供給するように構成されている。
特許文献2に開示された冷却装置は、超電導ケーブルと冷凍機との間にリザーバタンクが設けられ、冷凍機で冷却された冷媒の超電導ケーブルへの供給及び超電導ケーブルの冷却に供された冷媒の冷凍機による冷却をリザーバタンクを介して行うように構成されている。
特開2011−54500号公報 特開平2014−199744号公報
電力用超電導ケーブルの熱負荷は、超電導材の交流損失と外部からの熱侵入との和となる。交流損失は通電時にのみ発生し、超電導ケーブルに通電される電流が大きい時に交流損失は大きくなる。超電導ケーブルの通電電流は送電量に応じて増減するため、電力需要が大きくなり送電量が増えたときに交流損失が増加する。増加した交流損失により超電導ケーブルを冷却している冷媒が温められる。
鉄道用や長距離用の超電導ケーブルは直流ケーブルとなるが、同様に通電による損失が発生する。
特許文献1に開示された冷却装置では、超電導ケーブルで温められた冷媒がリザーバタンクに戻るため、通電による損失の増加により高い温度となった冷媒によりリザーバタンクに貯留された冷媒の温度が上昇する。従って、リザーバタンク内の冷媒温度の上昇を抑え、超電導ケーブルに供給する冷媒の温度を一定とするためには、冷凍機の冷却量(単位時間当たりの冷却能力)を増加する必要がある。冷凍機の消費電力量を増加させ、電力需要がさらに増加してしまうという課題がある。
また、特許文献2に開示された冷却装置は、超電導ケーブルで温められた冷媒と冷凍機で冷却される冷媒とが同じリザーバタンクで混ざるために、冷凍機の冷却負荷が増大してしまうという問題がある。
一実施形態は、上記課題に鑑み、超電導ケーブル及び冷却装置を含む電力需要の増加を抑制可能にすることを目的とする。
(1)一実施形態に係る超電導ケーブルの冷却装置は、
送電に使用する超電導ケーブルに第1冷媒を循環供給して該超電導ケーブルを冷却する超電導ケーブルの冷却装置において、
前記第1冷媒を貯留するための第1リザーバタンク及び第2リザーバタンクと、
前記第1リザーバタンク内の前記第1冷媒を冷却するための冷凍機と、
前記第1リザーバタンク内の前記第1冷媒を前記冷凍機を介して前記第2リザーバタンクに送るための第1管路と、
前記第2リザーバタンク内の前記第1冷媒を前記超電導ケーブルに送ると共に、前記超電導ケーブルの冷却に供された前記第1冷媒を前記第1リザーバタンクに戻すための第2管路と、
を備える。
上記(1)の構成によれば、超電導ケーブルの冷却に供されて温められた第1冷媒が戻る第1リザーバタンクと、冷凍機で冷却されて超電導ケーブルに送られる第1冷媒が貯留される第2リザーバタンクとを別個に設けたため、冷凍機で冷却される第1冷媒に超電導ケーブルで温められた第1冷媒が混ざらない。そのため、冷凍機の冷却量を減らすことができ、冷凍機の消費電力量を低減できる。また、第2リザーバタンクに貯留された第1冷媒に超電導ケーブルから戻った昇温された第1冷媒が混ざらないため、超電導ケーブルに送られる第1冷媒の昇温を抑制でき、一定温度に保持された第1冷媒を超電導ケーブルに供給できる。
超電導ケーブルの送電量が少なく、第1リザーバタンクに戻る第1冷媒の温度が低いときは、冷凍機の冷却量を一定に保持しながら、冷凍機への第1冷媒の送液量を増加する。これによって、第1冷媒が融点以下に低下して第1冷媒の循環が悪化するのを防止できる。
また、超電導ケーブルの送電量が多く、第1リザーバタンクに戻る第1冷媒の温度が高いときは、冷凍機の冷却量を一定に保持しながら、冷凍機への第1冷媒の送液量を減少させる。これによって、第1冷媒の昇温を抑制できると共に、第1冷媒の循環装置の消費電力を低減できるため、超電導ケーブルの送電量と冷却装置の消費電力とを含めた電力需要の増加を抑制できる。
(2)一実施形態では、前記(1)の構成において、
前記第1管路に設けられ前記第1リザーバタンクから取り出された前記第1冷媒を前記冷凍機で冷却された第2冷媒で冷却するための熱交換器を備える。
上記(2)の構成によれば、上記熱交換器において、冷凍機で冷却された第2冷媒によって第1冷媒を冷却するため、冷却効率を向上できる。
(3)一実施形態では、前記(1)又は(2)の構成において、
前記第1リザーバタンク又は前記第2リザーバタンクの少なくとも一方に加圧ガスを供給するための加圧ガス供給装置を備える。
上記(3)の構成によれば、第1管路又は第2管路で第1冷媒を循環させるための循環ポンプなどの正規の循環装置が故障したとき、上記加圧ガス供給装置から第1リザーバタンク又は第2リザーバタンクに加圧ガスを供給し、第1リザーバタンク又は第1リザーバタンクの内部の気圧を上昇させることで、第1冷媒を第1管路又は第2管路に循環させることができる。
特許文献1及び2に開示された冷却装置では、予備を含めてすべての冷媒の循環装置が故障した場合、冷却装置の運転を停止せざるを得ない。
これに対して、上記(3)の構成において、第1リザーバタンク及び第2リザーバタンクの両方に加圧ガス供給装置を備え、一方のリザーバタンクを加圧すると共に、他方のリザーバタンクを減圧する動作を交互に行うことで、即ち、生体系の心臓の心房のように動作させることで、予備を含めてすべての第1冷媒の循環装置が故障した場合でも、冷却装置の運転を継続できる。
(4)一実施形態では、前記(1)〜(3)の何れかの構成において、
前記第1リザーバタンク又は前記第2リザーバタンクの前記第1冷媒の出口部で前記第1管路又は前記第2管路に並列に設けられる予備管路と、
前記予備管路に設けられた予備循環ポンプと、
を備える。
上記(4)の構成によれば、上記予備管路に設けられた予備循環ポンプを備えることで、第1管路又は第2管路で第1冷媒を循環させるための循環ポンプなどの正規の循環装置が故障したときでも、上記予備循環ポンプの作動によって第1管路又は第2管路で第1冷媒を循環できる。
(5)一実施形態では、前記(4)の構成において、
前記予備循環ポンプの下流側で前記予備管路から分岐し、前記第1リザーバタンクに接続される予冷管路と、
前記予冷管路に設けられる予冷バルブと、
前記第1リザーバタンク又は前記第2リザーバタンクにおける前記第1冷媒の出口流路を前記第1管路又は前記第2管路と前記予備管路とに切り替え可能にする切替弁と、
を備える。
上記(5)の構成によれば、通常運転時には予備循環ポンプを冷却せずに常温に放置し、正規の循環手段が故障した非常時には、上記予冷管路に第1冷媒を循環させ、予備循環ポンプを予冷する。この予冷ステップでは、予備循環ポンプの出口側でガス状の第1冷媒を第1リザーバタンクに排出する。予備循環ポンプの出口側でガス状の第1冷媒が液状になったら、上記切替弁で第1冷媒の出口流路を第1管路又は第2管路から予備管路に切り替え、予備循環ポンプを作動させる。こうして、第1管路又は第2管路で第1冷媒を昇温させることなく循環させることができる。
(6)一実施形態に係る超電導ケーブルの冷却方法は、
送電に使用する超電導ケーブルに第1冷媒を循環供給して該超電導ケーブルを冷却する超電導ケーブルの冷却方法において、
第1リザーバタンクに貯留された前記第1冷媒を冷凍機に送って冷却する第1冷却ステップと、
前記第1冷却ステップで冷却された前記第1冷媒を第2リザーバタンクに送る第1送りステップと、
前記第2リザーバタンク内の前記第1冷媒を前記超電導ケーブルに送って前記超電導ケーブルを冷却する第2冷却ステップと、
前記第2冷却ステップで前記超電導ケーブルを冷却した後の前記第1冷媒を前記第1リザーバタンクに送る第2送りステップと、
を含む。
上記(6)の方法によれば、超電導ケーブルの冷却に供されて温められた第1冷媒が戻る第1リザーバタンクと、冷凍機で冷却されて超電導ケーブルに送られる第1冷媒が貯留される第2リザーバタンクとを別個に設けたため、冷凍機で冷却される第1冷媒に超電導ケーブルで温められた第1冷媒が混ざらない。そのため、冷凍機の冷却量を減らすことができ、冷凍機の消費電力量を低減できる。また、第2リザーバタンクに貯留された第1冷媒に超電導ケーブルから戻った昇温された第1冷媒が混ざらないため、超電導ケーブルに送られる第1冷媒の昇温を抑制でき、一定温度に保持された第1冷媒を超電導ケーブルに供給できる。
(7)一実施形態では、前記(6)の方法において、
前記第1冷却ステップにおいて、
前記第1冷媒を前記冷凍機で冷却された第2冷媒と熱交換して冷却する。
上記(7)の方法によれば、第1冷媒を冷凍機で冷却された第2冷媒と熱交換して冷却するため、冷却効率を向上できる。
(8)一実施形態では、前記(7)の構成において、
前記第1冷媒が液体窒素であり、前記第2冷媒が前記液体窒素の沸点より低い沸点を有する冷媒である。
上記(8)の方法によれば、第2冷媒として液体窒素の沸点より低い沸点を有する冷媒を用い、第2冷媒で第1冷媒を冷却することで、第1冷媒を効率的に冷却できる。
(9)一実施形態では、前記(6)〜(8)の何れかの構成において、
前記第1冷却ステップにおいて、
前記冷凍機の冷却量を一定に保持しながら、前記超電導ケーブルの送電量が少ないときは、前記冷凍機への前記第1冷媒の送液量を増加し、前記超電導ケーブルの送電量が多いときは、前記冷凍機への前記第1冷媒の送液量を減少させる。
上記(9)の方法によれば、上述のように、超電導ケーブルの送電量が少なく、第1リザーバタンクに戻る第1冷媒の温度が低いときは、冷凍機の冷却量を一定に保持しながら、冷凍機への第1冷媒の送液量を増加する。これによって、第1冷媒が融点以下に低下して第1冷媒の循環が悪化するのを防止できる。
また、超電導ケーブルの送電量が多く、第1リザーバタンクに戻る第1冷媒の温度が高いときは、冷凍機の冷却量を一定に保持しながら、冷凍機への第1冷媒の送液量を減少させる。これによって、第1冷媒の昇温を抑制できると共に、第1冷媒の循環装置の消費電力を低減できるため、超電導ケーブルの送電量と冷却装置の消費電力とを含めた電力需要の増加を抑制できる。
(10)一実施形態では、前記(6)〜(9)の何れかの方法において、
前記第1送りステップにおいて、
前記第1リザーバタンクに加圧ガスを導入して前記第1冷媒を前記第2リザーバタンクに送る第1加圧ガス導入ステップを含む。
上記(10)の方法によれば、第1冷媒を第1リザーバタンクから第2リザーバタンクに送るためのポンプなどの正規の循環手段が故障したとき、第1リザーバタンクに加圧ガスを供給することで、第1冷媒を第2リザーバタンクに循環させることができる。
(11)一実施形態では、前記(6)〜(9)の何れかの方法において、
前記第2送りステップにおいて、
前記第2リザーバタンクに加圧ガスを導入して前記第1冷媒を前記超電導ケーブルに送る第2加圧ガス導入ステップを含む。
上記(11)の方法によれば、第1冷媒を第2リザーバタンクから超電導ケーブルに送るためのポンプなどの正規の循環手段が故障したとき、第2リザーバタンクに加圧ガスを供給することで、第1冷媒を第2リザーバタンクから超電導ケーブルに送ることができる。
一実施形態によれば、超電導ケーブルに供給する第1冷媒の温度を一定に維持したまま、超電導ケーブル及び冷却装置を含めた電力需要を緩和する運転が可能になる。
一実施形態に係る超電導ケーブルの冷却装置のブロック線図である。 一実施形態に係る超電導ケーブルの冷却装置のブロック線図である。 一実施形態に係る超電導ケーブルの冷却方法のフロー図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載され又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1及び図2は、幾つかの実施形態に係る超電導ケーブルの冷却装置10(10A、10B)を示す。
図1及び図2において、超電導ケーブル12は送電に使用され、冷却装置10は第1冷媒r1を超電導ケーブル12に循環供給して該超電導ケーブルを冷却する。冷却装置10は、第1冷媒r1を貯留するための第1リザーバタンク14及び第2リザーバタンク16を備える。第1管路20は第1リザーバタンク14と第2リザーバタンク16とに接続され、第1リザーバタンク14に貯留された第1冷媒r1は、第1管路20を循環し、冷凍機18によって冷却された後、第2リザーバタンク16に送られる。第2リザーバタンク16に送られた第1冷媒r1は、第2管路22を通って超電導ケーブル12に送られ、超電導ケーブル12の冷却に供される。超電導ケーブル12の冷却に供された後の第1冷媒r1は、第2管路22を通って第1リザーバタンク14に戻される。この動作を繰り返すことで、超電導ケーブル12の熱負荷が除去され、超電導状態が維持される極低温に保持される。
上記構成によれば、超電導ケーブル12の冷却に供されて温められた第1冷媒r1が戻る第1リザーバタンク14と、冷凍機18で冷却されて超電導ケーブル12に送られる第1冷媒r1が貯留される第2リザーバタンク16とを別個に設けたため、冷凍機18で冷却される第1冷媒r1に超電導ケーブルで温められた第1冷媒r1が混ざらない。そのため、冷凍機18の冷却量を減らすことができ、冷凍機18の消費電力量を低減できる。
また、第2リザーバタンク16に貯留された第1冷媒r1に超電導ケーブル12から戻った昇温された第1冷媒r1が混ざらないため、超電導ケーブル12に送られる第1冷媒r1の昇温を抑制でき、一定温度に保持された第1冷媒r1を超電導ケーブル12に供給できる。
超電導ケーブル12の熱負荷は、外部からの熱侵入と超電導ケーブル12に電流が流れることにより生じる損失がある。超電導ケーブル12で送られる電力が少ない場合には、超電導ケーブル12に流れる電流が減少し、通電による損失も少なくなる。このため、第1冷媒r1で除去する熱負荷が減少し、超電導ケーブル12から第1リザーバタンク14に戻る第1冷媒r1の温度上昇が少なくなる。すると、第1リザーバタンク14に貯留された第1冷媒r1の温度が下がるので、冷凍機18の冷却量を一定にしている場合は、第2リザーバタンク16に送られる第1冷媒r1の温度も下がる。第1冷媒r1の温度が下がり融点以下になると、第1冷媒r1が固化し第1冷媒r1の循環が阻害される虞がある。
そこで、上記構成において、超電導ケーブル12の送電量が少なく、第1リザーバタンク14に戻る第1冷媒r1の温度が低いときは、冷凍機18の冷却量を一定に保持しながら、冷凍機18への第1冷媒r1の送液量を増加する。これによって、第1冷媒r1が融点以下に低下して第1冷媒r1の循環が悪化するのを防止できる。
また、超電導ケーブル12の送電量が多く、第1リザーバタンク14に戻る第1冷媒r1の温度が高いときは、冷凍機18の冷却量を一定に保持しながら、冷凍機18への第1冷媒r1の送液量を減少させる。これによって、第1冷媒r1の昇温を抑制できると共に、第1冷媒r1を循環する装置の消費電力を低減できるため、超電導ケーブル12の送電量と冷却装置の消費電力とを含めた電力需要の増加を抑制できる。
一実施形態では、図1及び図2に示すように、第1管路20には第1冷媒r1の循環手段として循環ポンプ24が設けられ、第1冷媒r1を第1リザーバタンク14から第2リザーバタンク16に循環している。第2管路22には第1冷媒r1の循環装置として循環ポンプ26が設けられ、第1冷媒r1を第2リザーバタンク16から超電導ケーブル12に供給し、かつ超電導ケーブル12の冷却に供された後の第1冷媒r1を第1リザーバタンク14に戻している。
一実施形態では、第1管路20に熱交換器28を備えている。熱交換器28で、第1リザーバタンク14から取り出された第1冷媒r1は、冷凍機18で冷却された第2冷媒r2で冷却される。
この実施形態によれば、熱交換器28で第1冷媒r1を冷凍機18で冷却された第2冷媒r2によって冷却するため、冷却効率を向上できる。
一実施形態では、第2冷媒r2は第1冷媒r1より沸点が低い冷媒が用いられる。これによって、第1冷媒r1の冷却効果を向上できる。
一実施形態では、第1冷媒r1が液体窒素であり、第2冷媒r2が液体窒素の沸点より低い沸点を有する冷媒(例えば、ヘリウム、ネオン等)である。
一実施形態では、図1及び図2に示すように、第1リザーバタンク14に加圧ガスを供給可能な加圧ガス供給装置30を備える。また、一実施形態では、第2リザーバタンク16に加圧ガスを供給可能な加圧ガス供給装置32を備える。
これらの実施形態によれば、第1管路20又は第2管路22に設けられた循環ポンプ24又は循環ポンプ26などで、第1冷媒r1を循環する正規の循環手段が故障したとき、加圧ガス供給装置30又は加圧ガス供給装置32から第1リザーバタンク14又は第2リザーバタンク16に加圧ガスを供給し、第1リザーバタンク14又は第2リザーバタンク16の内部気圧を上昇させることで、第1管路20又は第2管路22で第1冷媒r1の循環を維持できる。
一実施形態では、第1リザーバタンク14及び第2リザーバタンク16の両方に加圧ガス供給装置30及び32を備え、一方のリザーバタンクを加圧すると共に、他方のリザーバタンクを減圧する動作を交互に繰り返し行う。即ち、生体系の心臓の2つの心房のように動作させることで、予備を含めてすべての第1冷媒r1の循環装置が故障した場合でも、第1冷媒r1を第1管路20及び第2管路22に循環でき、冷却装置10の運転を継続できる。
一実施形態では、第1冷媒r1が液体窒素であるとき、加圧ガスは窒素ガスを用いることで、異種のガス同士が交じり合うことを回避できる。
一実施形態では、加圧ガス供給装置30及び32を1個の加圧ガス供給装置で兼用できる。
一実施形態では、加圧ガス供給装置30及び32として、低温で気化した加圧ガスを用いる。
一実施形態では、図2に示す冷却装置10(10B)は、第2リザーバタンク16の第1冷媒r1の出口部で第2管路22に並列に予備管路41が設けられ、予備管路41に予備循環ポンプ42が設けられる予備循環装置40を備える。
この実施形態によれば、予備循環装置40を備えることで、第2管路22で第1冷媒r1を循環させるための循環ポンプ26などの正規の循環装置が故障したときでも、予備循環ポンプ42の作動によって第2管路22で第1冷媒r1の循環を持続できる。
一実施形態では、予備管路41及び予備循環ポンプ42は、第1リザーバタンク14に設けることができる。これによって、循環ポンプ24などの正規の循環装置が故障しても、第1管路20で第1冷媒r1の循環を持続できる。
一実施形態では、図2に示すように、冷却装置10(10B)はさらに予冷管路44を備える。予冷管路44は、予備循環ポンプ42の下流側で予備管路41から分岐し、第1リザーバタンク14に接続される。予冷管路44に予冷バルブ46が設けられ、第2リザーバタンク16における第1冷媒r1の出口流路を第2管路22と予備管路41とに切り替え可能にする切替弁48及び50が設けられる。
この実施形態では、通常運転時に予備循環ポンプ42に第1冷媒r1を循環させず、予備循環ポンプ42を予冷しないで常温に保持する。即ち、通常運転時には切替弁48を開らき、切替弁50を閉じて、第2リザーバタンク16から第2管路22を通して第1冷媒r1を超電導ケーブル12に送る。
正規の循環装置が故障した非常時には、まず、予冷バルブ46を開いて予備管路41に第1冷媒r1を循環させ、予備循環ポンプ42に第1冷媒r1を供給して予備循環ポンプ42を予冷する。次に、切替弁48及び50の開閉を切り替えて第1冷媒r1の出口流路を第2管路22から予備管路41に切り替えることで、第1冷媒r1の超電導ケーブル12への供給を持続させることができる。
従って、通常運転時、予備循環ポンプ42を予冷しないので、冷凍機18の負荷を低減できる。
一実施形態では、循環ポンプ26などの正規の循環装置が故障した場合、加圧ガス供給装置32で循環ポンプ26の出口圧力と同じ圧力まで第2リザーバタンク16内の圧力を上昇させる。この時、第2リザーバタンク16の圧力が上昇したことで、循環ポンプ24は送液量が減少するが、第1リザーバタンク14と第2リザーバタンク16との圧力差を保持するように、循環ポンプ24の吐出圧力を上昇させる。もし、循環ポンプ24の吐出圧力が不足する場合には、該吐出圧力が上昇するように循環ポンプ24の作動を制御する。
次に、予冷バルブ46を開き、第1リザーバタンク14と第2リザーバタンク16との圧力差により、第2リザーバタンク16から予備循環ポンプ42に第1冷媒r1を呼び込み、予備循環ポンプ42を予冷する。予備循環ポンプ42が予冷され、第1リザーバタンク14に第1冷媒r1が液体のまま戻るようになったら、予備循環ポンプ42を起動する。
その後、切替弁50を開くと共に予冷バルブ46を閉じ、予備循環ポンプ42で予備管路41から超電導ケーブル12に送液を開始する。
次に、切替弁48を閉じ、予備循環ポンプ42の揚程を増加させながら、第2リザーバタンク16内の圧力を通常運転時まで減少させる。この揚程の増加と第2リザーバタンク16内の圧力減少とは、超電導ケーブル12への第1冷媒r1の送液量が一定になるように制御しながら行う。
従って、この実施形態によれば、通常運転時に予備循環ポンプ42を常温に保持しておいても、第1リザーバタンク14と第2リザーバタンク16間の圧力差と、循環ポンプ24の作動により、予備循環ポンプ42の予冷期間中に、超電導ケーブル12への第1冷媒r1の供給を継続できる。また、超電導ケーブル12に一定量でかつ一定温度の第1冷媒r1を供給し続けることができる。
一実施形態では、循環ポンプ26と切替弁48との間で第2管路22から分岐し、第1冷媒r1を第1リザーバタンク14に戻す予冷管路52と、予冷管路52に設けられた予冷バルブ54とを備える。
冷却装置10(10B)の始動時に、循環ポンプ26が予冷されておらず、循環ポンプ26から吐出される第1冷媒r1が気体の状態のとき、気体の第1冷媒r1を第1リザーバタンク14の戻すようにする。これによって、冷却装置10(10B)の始動時に、気体の第1冷媒r1を超電導ケーブル12に送ることがなくなる。なお、予冷バルブ54は冷却装置10(10B)の始動時以外は閉じておく。
一実施形態では、循環ポンプ24などの第1管路20の正規の循環装置が故障した場合に、第1管路20の第1冷媒r1の循環を継続させるために、予備循環装置40を適用できる。この実施形態では、予備循環装置40の予備管路41及び予冷管路44は、共に第1リザーバタンク14に接続され、予備循環ポンプ42の予冷時に、予備管路41から予備循環ポンプ42に供給される第1冷媒r1は第1リザーバタンク14に戻るようにする。これによって、ガス状の第1冷媒r1が第2リザーバタンク16を経由して超電導ケーブル12に送られることがないようにする。
一実施形態に係る超電導ケーブルの冷却方法は、図3に示すように、まず、第1リザーバタンク14に貯留された第1冷媒r1を第1管路20を介して冷凍機18に送り、冷凍機18で冷却する(第1冷却ステップS10)。次に、第1冷却ステップS10で冷却された第1冷媒r1は第1管路20を介して第2リザーバタンク16に送られる(第1送りステップS12)。
ここで、もし、第1リザーバタンク14で第1冷媒r1を循環させる装置(例えば循環ポンプ24)が故障した時、第1リザーバタンク14に加圧ガス供給装置30から加圧ガスを導入して第1冷媒r1を第2リザーバタンク16に送る(第1加圧ガス導入ステップS14)。これによって、第1冷媒r1を第1リザーバタンク14から第2リザーバタンク16に送る正規の循環装置が故障しても、第1冷媒r1を第2リザーバタンク16に循環させることができる。
第2リザーバタンク16に送られた第1冷媒r1は、超電導ケーブル12に送られて超電導ケーブル12を冷却する(第2冷却ステップS16)。第2冷却ステップS16で超電導ケーブル12を冷却した後の第1冷媒r1は、第1リザーバタンク14に戻される(第2送りステップS18)。
ここで、もし、第2リザーバタンク16で第1冷媒r1を循環させる手段(例えば循環ポンプ26)が故障した時、第2リザーバタンク16に加圧ガス供給装置32から加圧ガスを導入して第1冷媒r1を超電導ケーブル12に送る(第2加圧ガス導入ステップS20)。これによって、第1冷媒r1を第2リザーバタンク16から超電導ケーブル12に送る正規の循環手段が故障しても、第1冷媒r1を超電導ケーブル12に循環させることができる。
上記方法によれば、超電導ケーブル12の冷却に供されて温められた第1冷媒r1が戻る第1リザーバタンク14と、冷凍機18で冷却されて超電導ケーブル12に送られる第1冷媒r1が貯留される第2リザーバタンク16とを別個に設けたため、冷凍機18で冷却される第1冷媒r1に超電導ケーブル12で温められた第1冷媒r1が混ざらない。そのため、冷凍機18の冷却量を減らすことができ、冷凍機18の消費電力量を低減できる。また、第2リザーバタンク16に貯留された第1冷媒r1に超電導ケーブル12から戻った昇温された第1冷媒r1が混ざらないため、超電導ケーブル12に送られる第1冷媒r1の昇温を抑制でき、一定温度に保持された第1冷媒r1を超電導ケーブル12に供給できる。
一実施形態では、第1冷却ステップS10において、第1冷媒r1を冷凍機18で冷却された第2冷媒r2と熱交換して冷却する。
この実施形態によれば、第1冷媒r1を冷凍機18で冷却された第2冷媒r2と熱交換して冷却するため、冷却効率を向上できる。
一実施形態では、第1冷却ステップS10において、冷凍機18の冷却量を一定に保持しながら、超電導ケーブル12の送電量が少ないときは、冷凍機18への第1冷媒r1の送液量を増加し、超電導ケーブル12の送電量が多いときは、冷凍機18への第1冷媒r1の送液量を減少させる。
この実施形態によれば、上述のように、超電導ケーブル12の送電量が少なく、第1リザーバタンク14に戻る第1冷媒r1の温度が低いときは、冷凍機18の冷却量を一定に保持しながら、冷凍機18への第1冷媒r1の送液量を増加する。これによって、第1冷媒r1が融点以下に低下して第1冷媒r1の循環が悪化するのを防止できる。
また、超電導ケーブル12の送電量が多く、第1リザーバタンク14に戻る第1冷媒r1の温度が高いときは、冷凍機18の冷却量を一定に保持しながら、冷凍機18への第1冷媒r1の送液量を減少させる。これによって、第1冷媒r1の昇温を抑制できると共に、第1冷媒r1の循環装置の消費電力を低減できるため、超電導ケーブル12の送電量と冷却装置10の消費電力とを含めた電力需要の増加を抑制できる。
一実施形態では、超電導ケーブル12の送電量が少なく、第1リザーバタンク14内の第1冷媒r1が満杯になりそうなときは、冷凍機18の冷却量を減少させると共に、循環ポンプ24による送液量を減少させる。逆に、超電導ケーブル12の送電量が多く、第2リザーバタンク16内の冷媒量が空になりそうなときには、冷凍機18の冷却量を増加させると共に、循環ポンプ24による送液量を増加させる運転を行う。
超電導ケーブル12の送電量は1日の中で増減することが多く、その増減に見合うように第1リザーバタンク14及び第2リザーバタンク16の容量を設定することで、冷凍機18の冷却量を増減することなく運転できる。
一実施形態では、第1リザーバタンク14及び第2リザーバタンク16の容量を大きくした場合には、超電導ケーブル12の送電量が少ないときに冷凍機18の冷却量を増加させ、超電導ケーブル12の送電量が多いときに冷凍機18の冷却量を減少させる運転とすることにより、超電導ケーブル12と冷却装置10とを合わせた電力需要の増加をさらに抑制できる。
即ち、電力需要が多くて超電導ケーブル12の送電量が多いときに、循環ポンプ24の送液量を減少させると共に、冷凍機18の冷却量を減少させ、循環ポンプ24と冷凍機18の消費電力を減らすことで、総電力需要の抑制に寄与する。一方、電力需要が少なく超電導ケーブル12の送電量が少ないときに、循環ポンプ24の送液量を増加させると共に、冷凍機18の冷却量を増加させることで、第1リザーバタンク14に貯留される第1冷媒量を増やし、電力需要が多くなる時に備えるようにする。
幾つかの実施形態によれば、送電に使用する超電導ケーブルに送る冷媒の温度を一定に保ったまま、電力需要を緩和するように超電導ケーブルの冷却装置の消費電力を調整する運転が可能になる。
10(10A、10B) 冷却装置
12 超電導ケーブル
14 第1リザーバタンク
16 第2リザーバタンク
18 冷凍機
20 第1管路
22 第2管路
24、26 循環ポンプ
28 熱交換器
30、32 加圧ガス供給装置
40 予備循環装置
41 予備管路
42 予備循環ポンプ
44、52 予冷管路
46、54 予冷バルブ
48、50 切替弁
r1 第1冷媒
r2 第2冷媒

Claims (11)

  1. 送電に使用する超電導ケーブルに第1冷媒を循環供給して該超電導ケーブルを冷却する超電導ケーブルの冷却装置において、
    前記第1冷媒を貯留するための第1リザーバタンク及び第2リザーバタンクと、
    前記第1リザーバタンク内の前記第1冷媒を冷却するための冷凍機と、
    前記第1リザーバタンク内の前記第1冷媒を前記冷凍機を介して前記第2リザーバタンクに送るための第1管路と、
    前記第2リザーバタンク内の前記第1冷媒を前記超電導ケーブルに送ると共に、前記超電導ケーブルの冷却に供された前記第1冷媒を前記第1リザーバタンクに戻すための第2管路と、
    を備えることを特徴とする超電導ケーブルの冷却装置。
  2. 前記第1管路に設けられ前記第1リザーバタンクから取り出された前記第1冷媒を前記冷凍機で冷却された第2冷媒で冷却するための熱交換器を備えることを特徴とする請求項1に記載の超電導ケーブルの冷却装置。
  3. 前記第1リザーバタンク又は前記第2リザーバタンクの少なくとも一方に加圧ガスを供給するための加圧ガス供給装置を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導ケーブルの冷却装置。
  4. 前記第1リザーバタンク又は前記第2リザーバタンクの前記第1冷媒の出口部で前記第1管路又は前記第2管路に並列に設けられる予備管路と、
    前記予備管路に設けられた予備循環ポンプと、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の超電導ケーブルの冷却装置。
  5. 前記予備循環ポンプの下流側で前記予備管路から分岐し、前記第1リザーバタンクに接続される予冷管路と、
    前記予冷管路に設けられる予冷バルブと、
    前記第1リザーバタンク又は前記第2リザーバタンクにおける前記第1冷媒の出口流路を前記第1管路又は前記第2管路と前記予備管路とに切り替え可能にする切替弁と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の超電導ケーブルの冷却装置。
  6. 送電に使用する超電導ケーブルに第1冷媒を循環供給して該超電導ケーブルを冷却する超電導ケーブルの冷却方法において、
    第1リザーバタンクに貯留された前記第1冷媒を冷凍機に送って冷却する第1冷却ステップと、
    前記第1冷却ステップで冷却された前記第1冷媒を第2リザーバタンクに送る第1送りステップと、
    前記第2リザーバタンク内の前記第1冷媒を前記超電導ケーブルに送って前記超電導ケーブルを冷却する第2冷却ステップと、
    前記第2冷却ステップで前記超電導ケーブルを冷却した後の前記第1冷媒を前記第1リザーバタンクに送る第2送りステップと、
    を含むことを特徴とする超電導ケーブルの冷却方法。
  7. 前記第1冷却ステップにおいて、
    前記第1冷媒を前記冷凍機で冷却された第2冷媒と熱交換して冷却することを特徴とする請求項6に記載の超電導ケーブルの冷却方法。
  8. 前記第1冷媒が液体窒素であり、前記第2冷媒が前記液体窒素の沸点より低い沸点を有する冷媒であることを特徴とする請求項7に記載の超電導ケーブルの冷却方法。
  9. 前記第1冷却ステップにおいて、
    前記冷凍機の冷却量を一定に保持しながら、前記超電導ケーブルの送電量が少ないときは、前記冷凍機への前記第1冷媒の送液量を増加し、前記超電導ケーブルの送電量が多いときは、前記冷凍機への前記第1冷媒の送液量を減少させることを特徴とする請求項6乃至8の何れか一項に記載の超電導ケーブルの冷却方法。
  10. 前記第1送りステップにおいて、
    前記第1リザーバタンクに加圧ガスを導入して前記第1冷媒を前記第2リザーバタンクに送る第1加圧ガス導入ステップを含むことを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項に記載の超電導ケーブルの冷却方法。
  11. 前記第2送りステップにおいて、
    前記第2リザーバタンクに加圧ガスを導入して前記第1冷媒を前記超電導ケーブルに送る第2加圧ガス導入ステップを含むことを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項に記載の超電導ケーブルの冷却方法。
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KR102028369B1 (ko) * 2019-05-24 2019-10-04 한국전력공사 초전도 케이블을 이용한 전기차 충전 장치

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