JP2019074322A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の慣性センサに係る出力信号をより精度高くかつ容易に取得する。【解決手段】複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成する合成部、を備え、前記合成部は、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成し、前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、情報処理装置が提供される。また、プロセッサが、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成すること、を含み、前記合成することは、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成すること、をさらに含み、前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、情報処理方法が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
近年、慣性センサを用いた装置やアプリケーションが広く普及している。また、慣性センサのノイズを低減する技術も多く提案されている。例えば、特許文献1には、複数のジャイロセンサを備えるジャイロセンサユニットにおいて、ビートノイズの除去を容易とする構成が開示されている。
特開2009−186213号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、ジャイロユニットセンサの冗長性を高める手法であり、また、設計時における負荷が増大することが想定される。
そこで、本開示では、複数の慣性センサに係る出力信号をより精度高くかつ容易に取得することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提案する。
本開示によれば、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成する合成部、を備え、前記合成部は、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成し、前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、プロセッサが、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成すること、を含み、前記合成することは、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成すること、をさらに含み、 前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成する合成部、を備え、前記合成部は、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成し、前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、情報処理装置、として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、複数の慣性センサに係る出力信号をより精度高くかつ容易に取得することが可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る概要について説明するための図である。 同実施形態に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係るセンサ端末の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る出力信号の合成処理の一例を示す図である。 同実施形態に係る出力信号の合成処理の一例を示す図である。 同実施形態に係るクラスタが含む出力信号の組み合わせについて説明するための図である。 同実施形態に係るクラスタリングの動的制御について説明するための図である。 同実施形態に係る利用用途に応じた出力信号の合成処理について説明するための図である。 同実施形態に係る環境状態に基づく許容精度の設定について説明するための図である。 同実施形態に係るアプリケーションの特性やユーザ状態に基づく許容精度の設定について説明するための図である。 同実施形態に係るノイズの改善率について説明について説明するための図である。 同実施形態に係る慣性センサの数、クラスタ中の出力信号数、およびステップ数を変化させた場合におけるノイズの総改善率について説明するための図である。 同実施形態に係る情報処理方法および比較手法による合成処理をシミュレーションした際のノイズ特性をアラン分散プロットにより示した図である。 同実施形態に係る情報処理方法および比較手法による合成処理をシミュレーションした際のノイズ特性をアラン分散プロットにより示した図である。 同実施形態に係る情報処理方法および比較手法による合成処理をシミュレーションした際のノイズ特性をアラン分散プロットにより示した図である。 同実施形態に係る8個のジャイロセンサを合成した際のシミュレーションにおけるARWとバイアス安定性の改善率を示す図である。 本開示の一実施形態に係るハードウェア構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1.1.概要
1.2.システム構成例
1.3.センサ端末の機能構成例
1.4.情報処理装置20の機能構成例
1.5.合成処理の詳細
1.6.利用用途に基づいた合成制御
1.7.効果
2.ハードウェア構成例
3.まとめ
<1.第1の実施形態>
<<1.1.概要>>
近年、慣性センサを利用した装置やアプリケーションが広く普及している。上記の慣性センサには、例えば、ジャイロセンサ(ジャイロスコープ、とも称する)や加速度センサなどが挙げられる。また、ジャイロセンサや加速度センサにも様々な種類が存在する。例えば、ジャイロセンサには、半導体製造技術を利用したMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ジャイロセンサや、光学式、量子式のジャイロセンサなどが存在する。
光学式や量子式のジャイロセンサは精度が高いもののコストが高いことから、一般消費者向けの製品においては、安価なMEMSジャイロセンサが用いられることが多い。しかし、MEMSジャイロセンサは、個々の精度のばらつきが大きい傾向があるため、単一のMEMSジャイロセンサを用いる際、利用用途に対し十分な精度が得られない場合も想定される。
上記の点を改善するため、例えば、複数のMEMSジャイロセンサからの出力信号を合成することで、検出される角速度の精度を高める手法が提案されている。上記の手法では、複数のMEMSジャイロセンサに係る出力信号を一括処理により合成することで、出力信号が含むノイズを低減することが可能である。係る手法によれば、安価なMEMSジャイロセンサを用いながらも角速度の検出精度を効果的に高めることが可能となる。
しかし、上記の手法におけるノイズの改善率(Improvement Factor)は、√N(Nは、ジャイロセンサの数)に比例する。このため、例えば、ノイズを1桁減らすためには、100個のジャイロセンサが必要となる。また、√2N前後の改善率を実現する手法を報告されているが、十分な改善率を有しているとは言い難い。
また、ジャイロセンサの数の増加は、装置の大型化を招くことから利用用途が限定されるとともに、処理速度や消費電力も増大することとなる。
本開示に係る技術思想は、上記の点に着目して発想されたものであり、複数の慣性センサに係る出力信号をより精度高くかつ容易に取得することを可能とする。このために、本開示の一実施形態に係る情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムは、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成することを特徴の一つする。この際、本開示の一実施形態に係る情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムは、複数のクラスタにクラスタリングした複数の上記出力信号を、当該クラスタごとに段階的に合成してよい。また、上記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の出力信号を含んでよい。
図1は、本開示の一実施形態の概要について説明するための図である。図1には、本実施形態に係る情報処理装置がN個のジャイロセンサG_1〜G_nを合成する場合の一例が示されている。
上述したように、本実施形態に係る情報処理装置は、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成することを特徴の一つとする。図1に示す一例の場合、本実施形態に係る情報処理装置は、S回のステップで段階的にN個のジャイロセンサG_1〜G_nに係る出力信号を合成している。
この際、本実施形態に係る情報処理装置は、ステップごとに複数のクラスタを定め、当該クラスタごとに出力信号の合成を実行する。例えば、ステップ_1において、情報処理装置は、4個のジャイロセンサG_1〜G_4から成るクラスタC_11、1個のジャイロセンサG_kから成るクラスタC_1k、3個のジャイロセンサG_n-2〜G_nから成るクラスタC_1pを含む複数のクラスタを形成し、クラスタごとに出力信号を合成する。図1に示すように、本実施形態に係るクラスタが包含する出力信号の数は、クラスタごとに異なってもよい。
続いて、情報処理装置は、ステップ_2において、ステップ_1で合成した合成出力信号(以下、合成ジャイロ、とも称する)をさらにクラスタリングし、クラスタごとに合成ジャイロをさらに合成する。
図1に示す一例の場合、情報処理装置は、ステップ_1におけるクラスタC_11に係る合成ジャイロVG_11を含むクラスタ_21、クラスタC_1kに係る合成ジャイロVG_1kを含むクラスタ_2k、クラスタC_1pに係る合成ジャイロVG_1pを含むクラスタ_2tごとにさらなる合成を実行する。
このように、本実施形態に係る情報処理装置は、ステップごとにクラスタリングと合成を繰り返し実行する。図1に示す一例の場合、情報処理装置は、ステップ_Sにおいて、合成ジャイロVG_s1およびVG_s2から成るクラスタC_s1に係る合成を実行し、最終出力信号FVGを出力している。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置は、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成することを特徴の一つとする。当該手法によれば、上述した報告における√Nまたは√2Nを超える改善率を実現することが可能となる。なお、本実施形態に係る技術思想により奏される改善率の詳細については、別途詳細に説明する。
<<1.2.システム構成例>>
次に、本開示の一実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態に係る情報処理システムは、センサ端末10および情報処理装置20を備える。また、センサ端末10および情報処理装置20は、互いに通信が行えるように、ネットワーク30を介して接続される。
(センサ端末10)
本実施形態に係るセンサ端末10は、複数の慣性センサを備える情報処理装置である。本実施形態に係るセンサ端末は、複数の慣性センサの出力信号を情報処理装置20に送信する。また、本実施形態に係るセンサ端末10は、情報処理装置20により合成された最終出力信号を受信し、当該最終出力信号を対応するアプリケーションに用いてもよい。
本実施形態に係るセンサ端末10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、または専用装置などであってもよい。また、本実施形態に係るセンサ端末10は、例えば、AR(Augmented Reality)、VR(Virtual Reality)、MR(Mixed Reality)などの情報提示技術を用いたアプリケーションを提供するウェアラブルデバイスなどであってもよい。さらには、本実施形態に係るセンサ端末10は、自動運転機能を搭載した各種の車両、ドローンなどの航空機体、自律移動型ロボットなどであり得る。
(情報処理装置20)
本実施形態に係る情報処理装置20は、センサ端末10から受信した複数の慣性センサに係る出力信号を合成する機能を有する。本実施形態に係る情報処理装置20は、例えば、サーバとして実現されてもよい。
また、本実施形態に係る情報処理装置20は、例えば、ヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブルデバイスなどであってもよい。この場合、情報処理装置20は、例えば、リストウォッチ型や専用装置であるセンサ端末10から受信した出力信号を合成し、取得した最終出力信号を対応するアプリケーションの動作に利用することができる。
(ネットワーク30)
ネットワーク30は、センサ端末10と情報処理装置20を接続する機能を有する。ネットワーク30は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク30は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。また、ネットワーク30は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など無線通信網を含んでもよい。
以上、本実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明した。なお、図2を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る情報処理システムの構成は係る例に限定されない。例えば、本実施形態に係るセンサ端末10および情報処理装置20が有する機能は、単一の装置により実現されてもよい。本実施形態に係る情報処理システムの構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.3.センサ端末の機能構成例>>
次に、本実施形態に係るセンサ端末10の機能構成例について説明する。図3は、本実施形態に係るセンサ端末10の機能構成例を示すブロック図である。図3を参照すると、本実施形態に係るセンサ端末10は、センサ部110、入力部120、出力部130、制御部140、通信部150を備える。
(センサ部110)
本実施形態に係るセンサ部110は、複数の慣性センサを備える。本実施形態に係るセンサ部110は、少なくとも3つ以上の慣性センサを備えてよい。上述したように、本実施形態に係る慣性センサは、ジャイロセンサや加速度センサを含む。また、ジャイロセンサには、MEMSジャイロセンサの他、機械式、光学式、量子式のジャイロセンサなどが広く含まれる。なお、以下の説明においては、本実施形態に係る慣性センサの一例として、MEMSジャイロセンサの出力信号を合成する場合を例に説明する。
また、本実施形態に係るセンサ部110は、合成の対象となる慣性センサ以外に、様々なセンサを備えてよい。上記のセンサには、ジャイロセンサ、加速度センサ、地磁気センサ、撮像素子、GNSS(Global Navigation Satellite System)信号受信機などが挙げられる。
(入力部120)
本実施形態に係る入力部120は、ユーザによる入力操作を検出する機能を有する。このために、本実施形態に係る入力部120は、キーボード、各種のボタン、タッチパネルなどを備える。また、上記の入力には、音声入力が含まれてよい。この場合、本実施形態に係る入力部120は、音情報を収集するためのマイクロフォンをさらに備える。
(出力部130)
本実施形態に係る出力部130は、制御部140による制御に基づいて、ユーザに視覚情報や聴覚情報を提供する機能を有する。このために、本実施形態に係る出力部130は、視覚情報を提示する表示デバイスなどを備える。上記の表示デバイスには、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、タッチパネルなどが挙げられる。また、本実施形態に係る出力部130は、聴覚情報を出力するためのスピーカやアンプなどを備える。
(制御部140)
本実施形態に係る制御部140は、本実施形態に係る制御部140は、センサ端末10が備える各構成を制御する機能を有する。制御部140は、例えば、各構成の起動や停止を制御する。
また、制御部140は、情報処理装置20が合成した最終出力信号を利用するアプリケーションの動作を制御する。上記のアプリケーションは、例えば、PDR(Pedestrian dead reckoning)を含む種々の追跡・誘導技術、AR、VR、MRなどの情報提示技術を利用した機能を有してもよい。また、上記のアプリケーションは、例えば、車両の自動運転技術や、ドローンを含む航空機体、自律移動型ロボットなどの動体制御技術を利用した種々の機能を有してもよい。
(通信部150)
本実施形態に係る通信部150は、ネットワーク30を介して情報処理装置20との情報通信を行う機能を有する。具体的には、通信部150は、センサ部110が備える慣性センサの出力信号や他のセンサが取得したセンサ情報を情報処理装置20に送信する。また、通信部150は、情報処理装置20が合成した最終出力信号を受信する。
以上、本実施形態に係るセンサ端末10の機能構成例について説明した。なお、図3を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係るセンサ端末10の機能構成は係る例に限定されない。例えば、本実施形態に係るセンサ端末10は、図3に示す構成のすべてを必ずしも備えなくてもよい。また、例えば、センサ端末10は、後述する情報処理装置20の合成部210や処理制御部220の機能を有してもよい。本実施形態に係るセンサ端末10の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.4.情報処理装置20の機能構成例>>
次に、本実施形態に係る情報処理装置20の機能構成例について説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置20の機能構成例を示すブロック図である。図4を参照すると、本実施形態に係る情報処理装置20は、合成部210、処理制御部220、および端末通信部230を備える。
(合成部210)
本実施形態に係る合成部210は、センサ端末10が備える複数の慣性センサに係る出力信号を合成する機能を有する。この際、本実施形態に係る合成部210は、複数のクラスタにクラスタリングした複数の出力信号を、当該クラスタごとに段階的に合成することを特徴の一つする。
なお、上記のクラスタのうち少なくとも1つは、複数の出力信号を含むものとするが、上述したように、上記のクラスタが包含する出力信号の数は、クラスタごとに異なってもよい。本実施形態に係る合成部210は、同一段階におけるクラスタが含む出力信号(合成ジャイロ)の数をクラスタごとに決定することができる。
より詳細には、本実施形態に係る合成部210は、クラスタごとに合成した出力信号、すなわち合成ジャイロをさらにクラスタリングし、当該クラスタごとに出力信号の合成を繰り返し実行することで、高精度の最終出力信号を取得することができる。
また、本実施形態に係る合成部210は、出力信号の合成に係る段階の数、およびクラスタが含む出力信号(合成ジャイロ)の数を動的に決定してよい。この際、本実施形態に係る合成部210は、例えば、Deep Learingなどの機械学習手法を用いて、上記の処理を実現することができる。
(処理制御部220)
本実施形態に係る処理制御部220は、最終出力信号の利用用途に基づいて、合成部210による出力信号の合成処理を制御する機能を有する。本実施形態に係る処理制御部220は、例えば、最終出力信号を用いるアプリケーションの特性に応じて合成部210による出力信号の合成を制御してもよい。
また、本実施形態に係る処理制御部220は、センサ端末10が取得したセンサ情報に基づいて推定された環境状態またはユーザ状態に基づいて、合成部210による出力信号の合成を制御してもよい。上記のセンサ情報には、例えば、加速度情報、地磁気情報、画像情報などが含まれる。本実施形態に係る処理制御部220が有する機能の詳細については別途後述する。
(端末通信部230)
本実施形態に係る端末通信部230は、ネットワーク30を介してセンサ端末10との情報通信を行う機能を有する。具体的には、端末通信部230は、センサ端末10から慣性センサの出力信号や他のセンサに係るセンサ情報を受信する。また、端末通信部230は、合成部210が合成した最終出力信号をセンサ端末10に送信する。
以上、本実施形態に係る情報処理装置20の機能構成例について説明した。なお、図4を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る情報処理装置20の機能構成は係る例に限定されない。上述したように、本実施形態に係る合成部210や処理制御部220が有する機能は、センサ端末10が有する機能として実現されてもよい。この場合、センサ端末10および情報処理装置20を単一の装置として実現することが可能である。一方、出力信号の合成処理を情報処理装置20により実現する場合、センサ端末10における処理負担を効果的に軽減することが可能である。本実施形態に係る情報処理装置20の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.5.合成処理の詳細>>
次に、本実施形態に係る合成部210による出力信号の合成処理について詳細に説明する。上述したように、本実施形態に係る合成部210は、出力信号のクラスタリングと合成を段階的に実行することで、精度の高い最終出力信号を取得することを可能とする。
ここで、合成部210による上記の合成処理について具体例を挙げながら説明する。図5は、本実施形態に係る出力信号の合成処理の一例を示す図である。図5に示す一例の場合、合成部210は、8個のジャイロセンサG_1〜G_8に係る出力信号を3段階で合成し、最終出力信号FVGを取得している。
具体的には、合成部210は、ステップS_1において、ジャイロセンサG_1〜G_3から成るクラスタC_11、ジャイロセンサG_4から成るクラスタC_12、ジャイロセンサG_5およびG_6から成るクラスタC_13、ジャイロセンサG_7およびG_8から成るクラスタC_14を生成し、当該クラスタごとに出力信号の合成を行っている。
また、合成部210は、ステップS_2において、クラスタC_11に係る合成ジャイロVG_11から成るクラスタC_21、およびクラスタC_12〜C_14に係る合成ジャイロVG_12〜VG_14から成るクラスタC_22を生成し、当該クラスタごとにさらなる合成を実行している。
また、合成部210は、ステップS_3において、クラスタC_21に係る合成ジャイロVG_21、およびクラスタC_22に係る合成ジャイロVG_22を含むクラスタC_31を生成し、最終出力信号FVGを取得している。
このように、本実施形態に係るクラスタが包含する出力信号(合成ジャイロ)の数は、同一ステップにおける他のクラスタとは異なっていてもよい。本実施形態に合成部210は、より精度の高い最終出力信号が得られるようクラスタリングやステップ数を動的に制御することが可能である。
一方、本実施形態に係るクラスタが包含する出力信号(合成ジャイロ)の数は、ステップごとに一定であってもよい。図6は、本実施形態に係る出力信号の合成処理の一例を示す図である。図6に示す一例では、合成部210は、図5に示した一例と同様に、8個のジャイロセンサG_1〜G_8に係る出力信号を3段階で合成し、最終出力信号FVGを取得している。
一方、図6に示す一例の場合、合成部210は、各段階において、クラスタが含む出力信号(合成ジャイロ)の数を共通して設定している。具体的には、合成部210は、ステップ_1において、それぞれ2個の出力信号を含むクラスタC_11〜C_14を生成し、ステップ_2において、それぞれ2個の合成ジャイロを含むクラスタC_21およびC_22を生成している。また、合成部210は、ステップ_3において、2個の合成ジャイロを含むクラスタC_31を生成し、最終出力信号FVGを取得している。
また、本実施形態に合成部210は、各クラスタが含む出力信号(合成ジャイロ)の組み合わせを動的に決定することが可能である。この際、本実施形態に係る合成部210は、例えば、Deep Learingなどの機械学習手法を用いることで、より精度の高い最終出力信号を取得可能な組み合わせを決定することができる。
図7は、本実施形態に係るクラスタが含む出力信号の組み合わせについて説明するための図である。図7には、8個のジャイロセンサG_1〜G_8をそれぞれ2個ずつ含む4つのクラスタを生成する場合に、各クラスタが取り得る組み合わせが示されている。
この際、各クラスタが含むジャイロセンサG_1〜G_8の組み合わせは、8C2=8!/(8−2)!*2!、すなわち28通りとなる。本実施形態に係る合成部210は、機械学習手法により上記の組み合わせに係る最適解を得ることで、より精度の高い最終出力信号を得ることが可能となる。
図8は、本実施形態に係るクラスタリングの動的制御について説明するための図である。図8には、合成部210が、図6の場合と同数のジャイロセンサ、同数のステップ数で出力信号の合成を行う場合の一例が示されている。一方、図8に示す一例の場合、図6の例とは異なり、合成部210は、ステップS_2において、合成ジャイロVG_11とVG_14を含むクラスタC_21、および合成ジャイロVG_12とVG_13を含むクラスタC_22を生成し、それぞれ合成を行っている。
このように、本実施形態に係る合成部210は、ステップに問わず、処理中において動的にクラスタリングの変更を行うことが可能である。本実施形態に係る合成部210が有する上記の機能によれば、例えば、何らかの原因により一部のジャイロセンサの精度が変化した場合などであっても、状況ごとにより適したクラスタリングを実現し、最終出力信号の精度を高めることが可能である。
また、合成部210は、例えば、一部のジャイロセンサの精度が著しく低下した場合には、当該ジャイロセンサの出力信号をクラスタリングや合成に用いなくてもよい。合成部210が有する上記の機能によれば、精度の低い出力信号を合成処理から排除することで、得られる最終出力信号の精度を向上させることが可能となる。
<<1.6.利用用途に基づいた合成制御>>
次に、本実施形態に係る出力信号の利用用途に基づいた合成制御について詳細に説明する。上述したように、本実施形態に係る処理制御部220は、出力信号の利用用途に基づいて合成部210による出力信号の合成を制御することができる。
本実施形態に係る処理制御部220は、例えば、最終出力信号を用いるアプリケーションの特性や、センサ情報に基づいて推定された環境状態またはユーザ状態に基づいて、合成部210による合成処理を制御してよい。
より具体的には、本実施形態に係る処理制御部220は、出力信号に係る許容精度に基づいて、合成部210による合成処理を制御してよい。ここで、上記の許容精度とは、合成後の最終出力信号が用いられるアプリケーションにおいて許容され得る精度の閾値を示す。
図9は、本実施形態に係る利用用途に応じた出力信号の合成処理について説明するための図である。図9では、合成部210が図6に示した場合と同様のクラスタリングおよび合成処理を行う場合の例が示されている。
この際、本実施形態に係る処理制御部220は、各ステップの各クラスタに係る合成処理において、出力信号(合成ジャイロ)の精度が許容精度を満たした段階で、当該出力信号を許容精度に対応するアプリケーションに引き渡してよい。
図9に示す一例の場合、処理制御部220は、例えば、ステップS_1におけるクラスタC_14に係る合成処理により、出力信号の精度があるアプリケーションの許容精度を満たした場合、当該出力信号を最終出力信号FVG_1としてアプリケーションに引き渡してよい。
また、同様に、処理制御部220は、ステップS_2におけるクラスタC_22に係る合成処理により、出力信号の精度がアプリケーションの許容精度を満たした場合、当該出力信号を最終出力信号FVG_2としてアプリケーションに引き渡してよい。
また、処理制御部220は、ステップS_3におけるクラスタC_31に係る合成処理により、出力信号の精度がアプリケーションの許容精度を満たした場合には、当該出力信号を最終出力信号FVG_nとしてアプリケーションに引き渡す。
このように、本実施形態に係る処理制御部220は、合成処理において、出力信号が許容され得る精度を満たした段階で、当該出力信号をアプリケーションに引き渡すことができる。本実施形態に係る処理制御部220が有する上記の機能によれば、出力信号の合成に係る処理時間を効果的に短縮し、より遅延の少ない応答を実現することが可能となる。
また、本実施形態に係る処理制御部220は、出力信号が許容精度を満たした場合、合成部210による出力信号の合成処理を終了させてもよい。本実施形態に係る処理制御部220が有する上記の機能によれば、処理時間を短縮化するとともに処理負担を軽減することが可能である。
なお、本実施形態に係る許容精度は、例えば、アプリケーションの特性や、環境状態、ユーザ状態などに基づいて設定されてよい。図10は、環境状態に基づく許容精度の設定について説明するための図である。
図10には、同一のアプリケーションAPP1において、異なる許容精度に対応した最終出力信号が用いられる場合の一例が示されている。ここで、アプリケーションAPP1は、例えば、GNSSなどを利用したナビゲーションアプリケーションであってよい。
この際、本実施形態に係る処理制御部220は、センサ情報から推定される環境状態に基づいて異なる許容精度を設定し、合成部210による合成処理を制御することができる。
具体的には、ビル群に囲まれたエリアや、屋内、地下などでは、GNSSなどの感度が低下することから、ナビゲーションの精度を維持するためには、精度の高い最終出力信号を用いることが求められる。このため、本実施形態に係る処理制御部220は、センサ端末10が取得したセンサ情報S1がGNSSの感度が低いことを示す場合、合成部210による合成処理を最後のステップまで実行させ、より精度の高い最終出力信号FVG_nをアプリケーションAPP1に引き渡してよい。
一方、見渡しの良い屋外などでは、GNSSの感度が高くなるため、比較的精度の低い最終出力信号であっても許容可能となる。このため、本実施形態に係る処理制御部220は、センサ端末10が取得したセンサ情報S1がGNSSの感度が高いことを示す場合には、合成した出力信号が許容精度を満たした段階で、最終出力信号FVGをアプリケーションAPP1に引き渡してよい。図10に示す一例の場合、処理制御部220は、ステップS_1の段階で得られた最終出力信号FVG_1をアプリケーションAPP1に引き渡している。
図11は、アプリケーションの特性やユーザ状態に基づく許容精度の設定について説明するための図である。図11には、2つのアプリケーションAPP2およびAPP3において、異なる許容精度に対応した最終出力信号が用いられる場合の一例が示されている。ここで、アプリケーションAPP2は、例えば、PDR技術を用いたナビゲーションシステムであり、アプリケーションAPP3は、着座状態など、ユーザの運動強度が比較的小さい状況で利用されるVRアプリケーションであってよい。
この際、本実施形態に係る処理制御部220は、アプリケーションの特性や、センサ情報から推定されるユーザ状態などに基づいて異なる許容精度を設定し、合成部210による合成処理を制御することができる。
具体的には、PDRに係るアプリケーションAPP2では、ユーザUが常に歩行などの動作の大きい運動を行うことが想定される。このため、提供する情報の精度を高めるためには、精度の高い最終出力信号を用いることが求められる。
このため、本実施形態に係る処理制御部220は、アプリケーションAPP2の特性に対応して予め設定された許容精度や、センサ端末10が取得したセンサ情報S3が示すユーザUの運動強度の高さなどに基づいて、合成部210による合成処理を最後のステップまで実行させ、より精度の高い最終出力信号FVG_nをアプリケーションAPP1に引き渡してよい。
一方、ユーザの運動強度が比較的小さい状況で利用されるアプリケーションAPP3では、比較的精度の低い最終出力信号であっても許容可能な場合がある。このため、本実施形態に係る処理制御部220は、アプリケーションAPP3の特性に対応して予め設定された許容精度や、センサ端末10が取得したセンサ情報S4が示すユーザUの運動強度の低さなどに基づいて、合成した出力信号が許容精度を満たした段階で、最終出力信号FVGをアプリケーションAPP1に引き渡してよい。図11に示す一例の場合、処理制御部220は、ステップS_1の段階で得られた最終出力信号FVG_1をアプリケーションAPP1に引き渡している。
以上説明したように、本実施形態に係る処理制御部220によれば、アプリケーションの特性や、環境状態、ユーザ状態に応じて合成部210による合成処理を動的に制御することが可能となる。本実施形態に係る処理制御部220が有する上記の機能によれば、状況に応じて精度と処理時間とに係る優先度を適宜選択することで、より高価値な機能をユーザに提供することが可能となる。
<<1.7.効果>>
次に、本実施形態に係る技術思想が奏する効果について詳細に説明する。上述したように、複数の慣性ジャイロに係る出力信号を一括処理により合成する手法の場合、ノイズの改善率が√2となるケースが報告されている。以下、上記の手法を本実施形態における比較手法とする。
ここで、本実施形態に係る情報処理方法によるノイズの改善率について考察する。図12は、本実施形態に係るノイズの改善率について説明について説明するための図である。図12では、8個のジャイロセンサG_1〜G_8を、3ステップで2個ずつクラスタリングし、また合成した場合の改善率を示している。
ここで、ステップS_1における合成によって得られる改善率をaとし、クラスタが含む出力信号の数をMと置く。すると、ステップS_1において各クラスタに係る合成結果により得られるノイズの総改善率は、√(a*M)、により算出され得る。
同様に、ステップS_2における合成によって得られる改善率をbとすると、ステップ_2において各クラスに係る合成結果により得られるノイズの総改善率は、√(a*M)*√(b*M)、となる。
また、ステップS_3における合成によって得られる改善率をcとすると、ステップ_3において各クラスに係る合成結果により得られるノイズの総改善率は、√(a*M)*√(b*M)*√(c*M)=√(a*b*c*M)、となる。
ここで、a=b=c、と仮定した場合、上記の数式は、√(a*M)、と変形することができる。なお、当該数式における指数は、ステップ数を表す。すなわち、ステップ数をSとした場合、本実施形態に係るノイズの総改善率は、√(a*M)=√(a*N)、となる。ただし、上記数式におけるNは、慣性センサの個数を示す。
続いて、図13を参照して、慣性センサの数、クラスタ中の出力信号数、およびステップ数を変化させた場合におけるノイズの総改善率について説明する。図13では、左から順に、慣性センサの総数、クラスタ中の出力信号数(M)、ステップ数(S)、M、および最終出力信号に含まれるノイズ(1/総改善率)が示されている。また、ノイズについては、比較手法(Method 1)を用いた場合、および本実施形態に係る情報処理方法(Method 2)を用いた場合の2つが示されている。
図13に示すように、比較手法においては、すべての慣性センサを一括処理により合成するため、慣性センサの数に依らず改善率は一定となる。一方、本実施形態に係る情報処理方法により得られる総改善率は、ステップ数に比例して上昇することがわかる。
例えば、図13において、慣性センサの総数が8または9である場合を比較すると、慣性センサの総数がほぼ同数であるものの、ステップ数の多さから、慣性センサの総数が8である場合の方が総ノイズ改善率が高くなっている。
また、慣性センサの総数が16である2つのデータを比較すると、ステップ数を増やした方が総改善率が向上し、ノイズが効果的に低減されることがわかる。一方、ステップ数を減らした場合、処理時間が速くなることから、上述した許容精度に基づいて、ステップ数は適宜決定されてよい。
続いて、比較手法と本実施形態に係る情報処理方法との改善率の差について詳細に述べる。例えば、慣性センサの総数が8個である場合において、各ステップにおける改善率aが2であるとした場合、比較手法の一括処理により得られる出力信号のノイズは下記数式(1)となる。一方、同数の慣性センサを本実施形態に係る情報処理方法で合成した場合(M=2,S=3)、最終出力信号のノイズは下記数式(2)となる。
このように、慣性センサの総数が同一である場合、比較手法ではノイズが1/4に減少するのに対し、本実施形態に係る情報処理方法ではノイズが1/8に減少可能である。すなわち、本実施形態によれば、8〜16個の慣性センサを用いることで、ノイズを1桁減少させることが可能となる。一方、比較手法では、ノイズを1桁減らすために50個の慣性センサが必要なことから、本実施形態に係る情報処理方法によれば、比較手法の約5倍の改善率を実現できる、といえる。
また、4個の慣性センサを本実施形態に係る情報処理方法で合成した場合(M=2,S=2)、最終出力信号のノイズは下記数式(3)となる。
すなわち、本実施形態に係る情報処理方法によれば、比較手法が8個の慣性センサを用いて実下する改善率を、半数の4個の慣性センサにより実現することが可能である。このため、本実施形態に係る情報処理方法によれば、慣性センサを実装するセンサ端末10をさらに小型化することが可能となり、センサ端末10を種々の用途に応じて広く用いることが可能となる。
次に、本実施形態に係る情報処理方法の効果に係るシミュレーション結果について説明する。図14〜図16は、本実施形態に係る情報処理方法および比較手法による合成処理をシミュレーションした際のノイズ特性をアラン分散プロット(Allan Variance Plot)により示した図である。なお、シミュレーションに係る慣性センサには、MEMSジャイロセンサを選択した。
図14〜16には、各ジャイロセンサ、ジャイロセンサの平均、比較手法による合成、および本実施形態に係る情報処理方法による合成により得られた出力信号のノイズ特性がそれぞれ示されている。
図14は、2個のMEMSジャイロセンサを合成した際のシミュレーション結果である。2つのMEMSジャイロセンサを合成する場合、本実施形態に係る情報処理方法のステップ数は必然的に1となる。このため、図14においては、本実施形態に係る情報処理方法と比較手法とが同一の値にプロットされている。
また、図15は、4個のMEMSジャイロセンサを合成した際のシミュレーション結果である。ここでは、クラスタ中の出力信号数(M)=2、ステップ数(S)=2、でシミュレーションを行った。図15に示すように、本実施形態に係る情報処理方法を用いたシミュレーション結果では、比較手法と比べてプロットが下方へシフトしており、ノイズが効果的に低減されていることがわかる。
また、図16は、8個のMEMSジャイロセンサを合成した際のシミュレーション結果である。ここでは、クラスタ中の出力信号数(M)=2、ステップ数(S)=3、でシミュレーションを行った。この場合、本実施形態に係る情報処理方法を用いたシミュレーション結果では、比較手法と比べてプロットが大きく下方へシフトしており、ステップ数が増加したことにより、ノイズがより効果的に低減されていることがわかる。
また、図17は、上記8個のMEMSジャイロセンサを合成した際のシミュレーションにおけるARW(Angle Random Walk)とバイアス安定性(Bias stability)の改善率を示す図である。
図17を参照すると、本実施形態に係る情報処理方法により得られるARWおよびバイアス安定性の改善率は、それぞれ8.02および8.44を記録している。このように、本実施形態によれば、上述した改善率の演算式、√(2*N)、とほぼ一致した結果を得られることがわかる。
以上、本実施形態に係る情報処理方法が奏する効果について説明した。上述したように、本実施形態に係る情報処理方法によれば、複数の慣性センサを段階的に合成することで、出力信号の精度を効果的に向上させることができる。また、本実施形態に係る情報処理方法によれば、より少ない数の慣性センサで、出力信号の目標精度を維持することが可能である。
なお、上記では、慣性センサとしてMEMSジャイロセンサを用いる場合を例に述べたが、本実施形態に係る慣性センサは係る例に限定されない。本実施形態に係る情報処理方法は、加速度センサや、光学式、量子式のジャイロセンサに対しても適用可能である。また、本実施形態に係る情報処理方法は、例えば、振動子やクロックなどを用いて測定される情報の精度を高める場合にも応用可能である。本実施形態に係る情報処理方法は、センサの精度を高める効果的な手法として広く適用され得る。
<2.ハードウェア構成例>
次に、本開示の一実施形態に係るセンサ端末10および情報処理装置20に共通するハードウェア構成例について説明する。図18は、本開示の一実施形態に係るセンサ端末10および情報処理装置20のハードウェア構成例を示すブロック図である。図18を参照すると、センサ端末10および情報処理装置20は、例えば、CPU871と、ROM872と、RAM873と、ホストバス874と、ブリッジ875と、外部バス876と、インターフェース877と、入力装置878と、出力装置879と、ストレージ880と、ドライブ881と、接続ポート882と、通信装置883と、を有する。なお、ここで示すハードウェア構成は一例であり、構成要素の一部が省略されてもよい。また、ここで示される構成要素以外の構成要素をさらに含んでもよい。
(CPU871)
CPU871は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM872、RAM873、ストレージ880、又はリムーバブル記録媒体901に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。
(ROM872、RAM873)
ROM872は、CPU871に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM873には、例えば、CPU871に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
(ホストバス874、ブリッジ875、外部バス876、インターフェース877)
CPU871、ROM872、RAM873は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス874を介して相互に接続される。一方、ホストバス874は、例えば、ブリッジ875を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス876に接続される。また、外部バス876は、インターフェース877を介して種々の構成要素と接続される。
(入力装置878)
入力装置878には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力装置878としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。また、入力装置878には、マイクロフォンなどの音声入力装置が含まれる。
(出力装置879)
出力装置879は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD、又は有機EL等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。また、本開示に係る出力装置879は、触覚刺激を出力することが可能な種々の振動デバイスを含む。
(ストレージ880)
ストレージ880は、各種のデータを格納するための装置である。ストレージ880としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。
(ドライブ881)
ドライブ881は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体901に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体901に情報を書き込む装置である。
(リムーバブル記録媒体901)
リムーバブル記録媒体901は、例えば、DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体901は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。
(接続ポート882)
接続ポート882は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器902を接続するためのポートである。
(外部接続機器902)
外部接続機器902は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
(通信装置883)
通信装置883は、ネットワークに接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。
<3.まとめ>
以上説明したように、本開示の一実施形態に係る情報処理方法を実現する情報処理装置20は、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成することを特徴の一つとする。また、本開示の一実施形態に係る情報処理装置20は、複数のクラスタにクラスタリングした複数の出力信号を、当該クラスタごとに段階的に合成してよい。また、上記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の出力信号を含んでよい。係る構成によれば、複数の慣性センサに係る出力信号をより精度高くかつ容易に取得することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成する合成部、
を備え、
前記合成部は、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成し、
前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、
情報処理装置。
(2)
前記慣性センサは、ジャイロセンサを含む、
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記合成部は、前記クラスタごとに合成した前記出力信号をさらにクラスタリングし、形成した前記クラスタごとに前記出力信号をさらに合成する、
前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記合成部は、同一段階における前記クラスタが含む前記出力信号の数を、前記クラスタごとに決定する、
前記(1)〜(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記合成部は、前記出力信号の合成に係る段階の数および前記クラスタが含む前記出力信号の数を動的に決定する、
前記(1)〜(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記合成部は、機械学習手法に基づいて前記クラスタリングを実行する、
前記(1)〜(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
前記出力信号の利用用途に基づいて前記合成部による前記出力信号の合成を制御する処理制御部、
をさらに備える、
前記(1)〜(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記処理制御部は、前記出力信号を用いるアプリケーションの特性に応じて前記合成部による前記出力信号の合成を制御する、
前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記処理制御部は、センサ情報に基づいて推定された環境状態またはユーザ状態に基づいて、前記合成部による前記出力信号の合成を制御する、
前記(7)または(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記センサ情報は、加速度情報、地磁気情報、画像情報のうち少なくともいずれかを含む、
前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)
前記処理制御部は、前記出力信号に係る許容精度に基づいて、前記合成部による前記出力信号の合成を制御する、
前記(7)〜(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
前記処理制御部は、前記合成部による前記出力信号の段階的な合成処理において、前記出力信号が前記許容精度を満たした際に、当該出力信号を前記許容精度に対応するアプリケーションに引き渡す、
前記(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記処理制御部は、前記出力信号が前記許容精度を満たした場合、前記合成部による前記出力信号の合成処理を終了させる、
前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記合成部は、少なくとも3つ以上の前記慣性センサに係る前記出力信号を合成する、
前記(1)〜(13)のいずれかに記載の情報処理装置。
(15)
複数の前記慣性センサ、
をさらに備える、
前記(1)〜(14)のいずれかに記載の情報処理装置。
(16)
プロセッサが、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成すること、
を含み、
前記合成することは、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成すること、
をさらに含み、
前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、
情報処理方法。
(17)
コンピュータを、
複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成する合成部、
を備え、
前記合成部は、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成し、
前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、
情報処理装置、
として機能させるためのプログラム。
10 センサ端末
110 センサ部
120 入力部
130 出力部
140 制御部
150 通信部
20 情報処理装置
210 合成部
220 処理制御部
230 端末通信部
30 ネットワーク

Claims (17)

  1. 複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成する合成部、
    を備え、
    前記合成部は、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成し、
    前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、
    情報処理装置。
  2. 前記慣性センサは、ジャイロセンサを含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記合成部は、前記クラスタごとに合成した前記出力信号をさらにクラスタリングし、形成した前記クラスタごとに前記出力信号をさらに合成する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記合成部は、同一段階における前記クラスタが含む前記出力信号の数を、前記クラスタごとに決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記合成部は、前記出力信号の合成に係る段階の数および前記クラスタが含む前記出力信号の数を動的に決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記合成部は、機械学習手法に基づいて前記クラスタリングを実行する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力信号の利用用途に基づいて前記合成部による前記出力信号の合成を制御する処理制御部、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記処理制御部は、前記出力信号を用いるアプリケーションの特性に応じて前記合成部による前記出力信号の合成を制御する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記処理制御部は、センサ情報に基づいて推定された環境状態またはユーザ状態に基づいて、前記合成部による前記出力信号の合成を制御する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記センサ情報は、加速度情報、地磁気情報、画像情報のうち少なくともいずれかを含む、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記処理制御部は、前記出力信号に係る許容精度に基づいて、前記合成部による前記出力信号の合成を制御する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  12. 前記処理制御部は、前記合成部による前記出力信号の段階的な合成処理において、前記出力信号が前記許容精度を満たした際に、当該出力信号を前記許容精度に対応するアプリケーションに引き渡す、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記処理制御部は、前記出力信号が前記許容精度を満たした場合、前記合成部による前記出力信号の合成処理を終了させる、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記合成部は、少なくとも3つ以上の前記慣性センサに係る前記出力信号を合成する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 複数の前記慣性センサ、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  16. プロセッサが、複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成すること、
    を含み、
    前記合成することは、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成すること、
    をさらに含み、
    前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、
    情報処理方法。
  17. コンピュータを、
    複数の慣性センサに係る出力信号を段階的に合成する合成部、
    を備え、
    前記合成部は、複数のクラスタにクラスタリングした複数の前記出力信号を、前記クラスタごとに段階的に合成し、
    前記クラスタのうち少なくとも1つは、複数の前記出力信号を含む、
    情報処理装置、
    として機能させるためのプログラム。
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