JP2019073276A - 舶用推進システム - Google Patents

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Yuichi Ishihara
優一 石原
智之 駒居
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智之 駒居
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丈裕 吉原
正英 川村
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正英 川村
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智理 山下
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正明 高橋
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正志 澤田
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Abstract

【課題】舶用電気推進システムにおいて、推進用電動機へ電力を供給する電力変換装置の小型化を実現する。【解決手段】舶用推進システムが、推進プロペラと、推進プロペラを駆動する推進用電動機と、推進用電動機及び船内負荷へ電力を供給する船内電源と、船内電源から船内母線を介して推進用電動機へ電力を供給する際に所望の交流電力に変換し、推進用電動機で発電した電力を船内母線を介して船内負荷へ供給する際に所望の交流電力に変換する電力変換装置とを備える。電力変換装置が、入力側三相交流と出力側三相交流との各相間に接続され、キャパシタ及び複数のスイッチング素子を含むHブリッジセルが複数直列接続されてなる9本のアームを有する電力変換部と、入力側三相交流と出力側三相交流との間で双方向に電力変換を行うように電力変換部を制御する制御部とを有する。【選択図】図9

Description

本発明は、電動機によって推進プロペラを駆動する舶用電気推進システムに関する。
近年、電動機によって推進プロペラを駆動する舶用電気推進システムが提案されている。このような舶用電気推進システムには、電動機によって推進プロペラを駆動する電気推進システムや、主機(原動機)と電動機によって推進プロペラを駆動するハイブリッド電気推進システムなどが含まれる。
例えば、特許文献1に記載の電気推進システムでは、交流電動機である推進用電動機によって推進プロペラが駆動される。推進用電動機へは、交流発電機を含む船内電源と船内母線を介して接続された電力変換装置から電力が供給される。電力変換装置は、入力変圧器と、この入力変圧器の二次電圧を直流に変換するコンバータと、コンバータの直流出力を平滑化するコンデンサと、コンバータの直流出力を交流出力に変換するインバータとを含み、推進用電動機の可変速制御を行う。
また、例えば、特許文献2に記載のハイブリッド推進システムでは、推進プロペラとクラッチを介して接続された主機と、推進プロペラと直結された推進用電動機とによって、推進プロペラが駆動される。推進用電動機へは、発電機と船内母線を介して接続された電力変換装置から電力が供給される。この電力変換装置は、双方向インバータ及びその入力側に設けられた入力変換器を含む。主機には、主機の回転動力を利用して発電する主機駆動発電機が直結されている。そして、主機駆動発電機の電力を電力変換装置及び船内母線を介して船内負荷へ供給しつつ、主機により推進プロペラを駆動する主機推進モードと、発電機及び主機駆動発電機の発電出力を電力変換装置を介して電気推進電動機へ供給して推進プロペラを駆動する電気推進モードとが切り替え可能である。
特開2011−251595号公報 特開2007−284018号公報
上記のような舶用電気推進システムでは、推進用電動機へ電力を供給する発電機は、大容量及び小型化の実現のために高電圧化され、数kV以上の高い出力電圧を発生するものが採用される。しかしながら、発電機と接続される電力変換装置の定格電圧は、これを構成する半導体素子の耐電圧の関係から1kV以下となる場合が多い。このため、電力変換装置では、入力側に変圧器を備え、この変圧器により発電機の出力電圧を電力変換装置の定格電圧まで降圧するようにしている。
図17は、従来の舶用推進システムの電力変換装置50のレイアウトを示す図である。図17に示す従来の舶用推進システムでは、電力変換装置50は、船体9に設けられた機関室91に配置される。機関室91には、複数段のフロア92a〜cが形成されており、そのうちの1段のフロア92bに推進プロペラ22と軸23で接続された推進用電動機40が設置され、そのフロア92bの床面上に変圧器57、変圧器57で電圧を下げた後で電力変換を行う電力変換回路を構成する複数の電力変換セル58、及び、電力変換回路の動作を制御する制御盤56からなる電力変換装置50が設置されている。
舶用電気推進システムでは、主機のみによって推進プロペラを駆動する機械推進と比較して、構成機器の種類が多く、更に、電動機のパワー密度が小さい。このことから、舶用電気推進システムで機械推進と同等の推進力を得るためには、機械推進と比較して、構成機器の設置面積が多く必要となる。なお、図示されないが、機関室には、推進用電動機及び電力変換装置の他、発電用ディーゼルエンジン、過給機、ボイラ、発電機、熱交換器、燃料ポンプ、燃料タンク、潤滑油タンクなどの機器が設置されている。
数MW〜数10MW級の舶用電気推進システムにおいて、船内系統は一般的に3.3kV〜11kV程度の高電圧系統が用いられるため、従来の変換装置では、変圧器が必要となる。変圧器は、電力変換装置体積の半分を占めるほど、大きい構成品であるため、自ずと電力変換装置全体の体積が大きくなる。そのため、推進システムの小型化が難しい。
舶用電気推進システムの構成機器の設置面積の低減するためには、電気推進システムのキーコンポーネントである電力変換装置の小型化が有効である。しかし、電力変換装置に含まれる変圧器は、不可分な機器であり、且つ、電力変換装置体積の半分を占めるほど大きいため、それが電力変換装置の小型化を難しくしている。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、推進用電動機によって推進プロペラを駆動する舶用電気推進システムにおいて、推進用電動機へ電力を供給する電力変換装置の小型化を実現することにある。
本発明の一態様に係る舶用推進システムは、
推進プロペラと、
前記推進プロペラを駆動する推進用電動機と、
前記推進用電動機及び船内負荷へ電力を供給する船内電源と、
前記船内電源から船内母線を介して前記推進用電動機へ電力を供給する際に所望の交流電力に変換し、前記推進用電動機で発電した電力を前記船内母線を介して前記船内負荷へ供給する際に所望の交流電力に変換する電力変換装置とを備え、
前記電力変換装置が、入力側三相交流と出力側三相交流との各相間に接続され、キャパシタ及び複数のスイッチング素子を含むHブリッジセルが複数直列接続されてなる9本のアームを有する電力変換部と、前記入力側三相交流と前記出力側三相交流との間で双方向に電力変換を行うように前記電力変換部を制御する制御部とを有することを特徴としている。
上記舶用推進システムによれば、電力変換装置が変圧器を用いずに入力された三相交流電力を直接に異なる三相交流電力に変換するので、変換される電力を変圧するための変圧器を省略することができる。このように、電力変換装置を、従来の電力変換装置と比較して変圧器の分だけ小型化することができる。また、電力変換装置は、大型で不可分な変圧器を含まないので、主に複数のHブリッジセルの積み方を変えることで、その外形を比較的自由に変化させることができる。
上記舶用推進システムにおいて、前記電力変換部は、前記アームのそれぞれにおいて、直列接続された複数の前記Hブリッジセルの入力側又は出力側に直列に接続されたアームリアクトルと、前記入力側三相交流又は前記出力側三相交流の少なくとも一方において、三相交流の各相に直列に接続された高調波抑制フィルタとを有し、前記アームリアクトル及び前記高調波抑制フィルタによって、前記アームの入力側と出力側の双方の電流ひずみの評価値が所定の値を満足するように、前記アームリアクトル及び前記高調波抑制フィルタが設計されてなるものであってよい。
このように、アームリアクトル及び高調波抑制フィルタによって高調波電流を抑制するので、アームリアクトルだけで高調波電流を抑制する場合と比較して、アームリアクトル及び高調波抑制フィルタをそれぞれ小型化することができる。
上記舶用推進システムにおいて、前記制御部が機関室のフロアに設置された制御盤内に構成され、複数の前記Hブリッジセルが前記機関室のフロアに前記制御盤の高さよりも高い位置まで積み上げられた態様でフレームに支持されていてよい。
このように電力変換装置の構成要素をレイアウトすることで、電力変換装置の設置床面積を小さくすることができ、機関室内の通路や作業面積をより大きく確保することができる。
上記舶用推進システムにおいて、前記制御部が機関室のフロアに設置された制御盤内に構成され、複数の前記Hブリッジセルが前記機関室の天井に吊り下げられた態様でフレームに支持されていてよい。
このように電力変換装置の構成要素をレイアウトすることで、電力変換装置の設置床面積を小さくすることができ、機関室内の通路や作業面積をより大きく確保することができる。また、Hブリッジセルの下方の床面に他の機器を配置することができる。
本発明によれば、推進用電動機によって推進プロペラを駆動する舶用電気推進システムにおいて、推進用電動機へ電力を供給する電力変換装置の小型化を実現することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る舶用推進システムの全体的な構成を示す図である。 図2は、電力変換装置の電力変換部の回路図である。 図3は、Hブリッジセルの回路図である。 図4は、電力変換装置の電力変換部の回路図の変形例1である。 図5は、電力変換装置の電力変換部の回路図の変形例2である。 図6は、第1例に係る高調波抑制フィルタの回路図である。 図7は、第2例に係る高調波抑制フィルタの回路図である。 図8は、第3例に係る高調波抑制フィルタの回路図である。 図9は、電力変換装置のレイアウトの第1例を示す図である。 図10は、図9の電力変換装置のレイアウトに適用される支持フレームの一例を示す図である。 図11は、図10に示す支持フレームの一部拡大図である。 図12は、電力変換装置のレイアウトの第2例を示す図である。 図13は、図12の電力変換装置のレイアウトに適用される支持フレームの一例を示す図である。 図14は、変形例1に係る舶用推進システムの全体的な構成を示す図である。 図15は、実施例1に係る電力変換部の回路図である。 図16は、実施例2に係る電力変換部の回路図である。 図17は、従来の電力変換装置のレイアウトを示す図である。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る舶用推進システム1の構成を示す図である。図1に示す舶用推進システム1は、減速機21及び推進プロペラ22からなる推進装置2と、機械推進部3と、電気推進部4とを備え、機械推進部3と電気推進部4とで協調的に船舶の推進動力を得るハイブリッド推進システムである。この舶用推進システム1では、機械推進部3と電気推進部4とを用いて推進プロペラ22を駆動し、低速時には電気推進部4のみで推進プロペラ22を駆動し、推進力を得る。また、この舶用推進システム1では、機械推進部3で推進プロペラ22を駆動した場合に生じた余剰電力や、減速時に推進プロペラ22から生じる電力を舶内系統に回生させる。
機械推進部3は、推進装置2とクラッチ31を介して接続されたディーゼルエンジン等の主機30を含む。機械推進部3は、クラッチ31の接続/切断を切り替えることにより、主機30から推進装置2への回転動力を伝達したり遮断したりすることができる。
電気推進部4は、推進装置2と接続された推進用電動機40と、推進用電動機40を可変速制御する電力変換装置5と、電力変換装置5への電力の供給源である船内電源6とを含む。
推進用電動機40は、電気推進時に推進装置2へ回転動力を与える電動機として機能し、機械推進時や減速時に推進装置2の回転エネルギーを利用して発電を行う発電機として機能する、発電電動機である。推進用電動機40で発電した電力は、船内負荷7へ供給される。
船内電源6は、発電機や蓄電池などである。発電機は、ディーゼルエンジンなどの補機原動機で駆動される補機発電機を含む。また、発電機は、主機30の回転動力を推進装置2へ伝える軸の回転を利用して発電する軸発電機(主機駆動発電機)を含んでいてもよい。船内電源6は、船内母線8と接続されており、船内電源6から船内母線8を介して船内負荷7や電力変換装置5へ電力が供給される。
電力変換装置5は、推進用電動機40の力行と回生とを切り替え、力行時には推進用電動機40を可変速駆動するものである。電力変換装置5は、数kV以上の高電圧(例えば、3.3kV〜11kV)を与える船内電源6と、変圧器を介さずに直結することができる。また、電力変換装置5は、双方向に電力を供給できるものであって、入力された三相交流電力を直接的に異なる三相交流電力に変換して出力することができる。
電力変換装置5は、電力変換部51と、電力変換部51の動作を制御する制御部52とを有している。電力変換装置5は、所謂、モジュラーマルチレベルマトリクスコンバータ(以下、「MMMC」と称する)である。MMMCは、入出力側ともに三相交流が接続され、これら三相交流間の双方向直接変換を実現することができる。
図2は、電力変換装置5の電力変換部51の回路図である。図2では、入力側三相交流の各相をuvw相とし、出力側三相交流の各相をrst相とする。但し、電力変換装置5は、三相交流間を双方向に直接に変換することができ、また後述するようにその回路構成は対称性を有していることから、ここでの説明における「入力側三相交流」及び「出力側三相交流」は便宜上の定義に過ぎず、例えばrst相を「入力側三相交流」、uvw相を「出力側三相交流」と定義してもよい。ここで、電力変換装置5が推進用電動機40の制御装置として機能する際は、電力変換部51の入力側三相交流には船内電源6が接続され、出力側三相交流には推進用電動機40が接続される。
電力変換部51は、Hブリッジセル55を最小構成単位とする。図3に示すように、Hブリッジセル55は、直流コンデンサCと、この直流コンデンサCに2つ並列に接続された半導体スイッチ群とを有する。各半導体スイッチ群は、直列接続された2つの半導体スイッチを有する。直列接続された2つの半導体スイッチの接続点が、Hブリッジセル55の出力端となる。半導体スイッチは、オン時に一方向に電流を通すIGBTなどのスイッチング素子と、このスイッチング素子に逆並列に接続された帰還ダイオードとを有する。
Hブリッジセル55の出力側を直列多段接続して構成した単位を「アームA」と称する。1本のアームAに含まれるHブリッジセル55の個数をn個(但し、nは正の整数)とする。各アームAにおいて、直列接続された複数のHブリッジセル55の入力側にアームリアクトルLが直列に接続されている。なお、図2に示す電力変換装置5では、アームリアクトルLは直列接続された複数のHブリッジセル55の入力側に設けられているが、図4に示すように、アームリアクトルLは直列接続された複数のHブリッジセル55の出力側に設けられていてもよい。
電力変換部51は、入力側三相交流と出力側三相交流との各相間に接続された9本のアームAを有している。具体的には、アームAは、入力側三相交流に対して一相あたり3本設けられる。また、出力側三相交流では、入力側三相交流で異なる相にそれぞれ接続された3本のアームAが同一相に設けられる。
電力変換部51は、入力側三相交流に一相あたり3個設けられる交流入力端子と、出力側三相交流に一相あたり1個設けられる交流出力端子とを有する。異なる相に設けられた交流入力端子に接続されたアームAは、同一の交流出力端子に接続される。例えば、入力側三相交流のu相、v相及びw相に設けられる三相交流入力端子と、出力側三相交流のr相に設けられる三相交流出力端子との間には、アームAur、アームAvr及びアームAwrがそれぞれ設けられる。同様に、入力側三相交流のu相、v相及びw相に設けられる三相交流入力端子と、出力側三相交流のs相に設けられる三相交流出力端子との間には、アームAus、アームAvs及びアームAwsがそれぞれ設けられる。同様に、入力側三相交流のu相、v相及びw相に設けられる三相交流入力端子と、出力側三相交流のt相に設けられる三相交流出力端子との間には、アームAut、アームAvt及びアームAwtがそれぞれ設けられる。
電力変換部51は、入力側三相交流からみた場合と出力側三相交流からみた場合とで、アームAの接続関係が対称となる回路構成を有している。入力側三相交流あるいは出力側三相交流からみて、同一の相に設けられている3個のアームAのグループを、「スター変換器」と称する。例えば、出力側三相交流からみると、r相、s相、t相のそれぞれにスター変換器が構成されており、入力側三相交流からみると、u相、v相、w相のそれぞれにスター変換器が構成されている。
上述のような電力変換部51において、各アームAのスイッチング素子の動作は、制御部52によって制御される。制御部52は、例えば、DSPなどのマイクロプロセッサ及びFPGAなどのロジック回路等からなる演算装置を備えており、この演算装置において内蔵メモリに格納されたプログラムが内蔵処理部によって実行されることによって、制御部52としての機能を発揮する。制御部52は、PD(Phase Disposition)方式のPWM制御、PS(Phase Shift)方式のPWM制御など公知の制御手法によって、各アームA内の半導体スイッチング素子のスイッチング動作を制御する。例えば、スター変換器のうちの一つの電圧電流方程式に座標変換を施し、入出力電流制御及び直流コンデンサの電圧バランスの制御を行う方法が知られている。
電力変換装置5は、力行時には、船内電源6から入力される三相交流電力を、制御部52の制御によって所望の周波数及び電圧の三相交流電力に変換して、推進用電動機40へ出力するように構成される。ここで、制御部52の制御によって、r相,s相,t相の各相の交流出力端子へのそれぞれの出力電圧及び出力電流の位相は2π/3ずつずれるように制御される。
同様に、電力変換装置5は、回生時には、推進用電動機40から入力される三相交流電力を、制御部52の制御によって所望の周波数及び電圧の三相交流電力に変換して、船内母線8を介して船内負荷7へ出力するように構成される。ここで、制御部52の制御によって、u相,v相,w相の各相の交流入力端子へのそれぞれの出力電圧及び出力電流の位相は2π/3ずつずれるように制御される。
電力変換部51では、アームリアクトルLが各アームAの入出力電流に作用して、電力変換を行う際に発生する電流ひずみ(高調波電流)を抑制する。しかし、アームリアクトルLのみでアームAの入力側と出力側の双方の電流ひずみが要求される値となるようにアームリアクトルLを設計すると、インダクタンスが入出力電流のうち一方において過剰となる。インダクタンスの大きいリアクトルLは巨大化する傾向にあり、このようなリアクトルLによって電力変換装置5の小型化が阻害される。
そこで、電力変換部51は、図5に示すように、入力側三相交流のu相、v相、w相の各相に直列に接続された高調波抑制フィルタFを備えてよい。また、電力変換部51は、出力側三相交流のr相、s相、t相の各相に直列に接続された高調波抑制フィルタFを備えてよい。つまり、電力変換部51は、入力側三相交流又は出力側三相交流の少なくとも一方において、三相交流の各相に直列に接続された高調波抑制フィルタFを備えてよい。
図6は、高調波抑制フィルタFの第1例を示す回路図である。図6に示す高調波抑制フィルタFは、三相交流の各相に直列に接続されたリアクトルで構成される。図7は、高調波抑制フィルタFの第2例を示す回路図である。図7に示す高調波抑制フィルタFは、三相交流の各相に直列に接続されたリアクトルとコンデンサとで構成される。図8は、高調波抑制フィルタFの第3例を示す回路図である。図8に示す高調波抑制フィルタFは、三相交流の各相に直列に接続された2つのリアクトルと、2つのリアクトル間に設けられたコンデンサで構成される。
そして、アームリアクトルLと高調波抑制フィルタFとを合わせたインダクタンスが、各アームAの入力側と出力側の双方の電流ひずみの評価値が所定の値を満足するように、アームリアクトルLと高調波抑制フィルタFとの仕様が決定される。ここで、電流ひずみの評価値として、例えば、総合高調波ひずみ率(THD)を用いることができる。この場合、船級協会規則で要求される総合高調波ひずみ率は5%を超えない値であり、上記電流ひずみの評価値に対する所定の値を5%を超えない値としてよい。なお、総合高調波ひずみ率は、次の式で表すことができる。
総合高調波ひずみ率=高調波電圧の実効値/基本波電圧の実効値(V1)×100(%)
高調波電圧の実効値=√{(V2)2+(V3)2+(V4)2+(V5)2+・・・}
上記において、Vnとは第n次高調波電圧の実効値を意味する。
このように、アームリアクトルL及び高調波抑制フィルタFによって高調波電流を抑制するので、アームリアクトルLだけで高調波電流を抑制する場合と比較して、アームリアクトルL及び高調波抑制フィルタFをそれぞれ小型化することができる。そして、このように電力変換装置5を構成する各要素が小型化されることによって、電力変換装置5のレイアウトの自由度が高まる。
電力変換装置5は、制御部52が構成された制御盤56と、電力変換部51を構成する複数のHブリッジセル55、アームリアクトルL、高調波抑制フィルタF、及びそれらを電気的に結合する配線とを、構成要素とする。電力変換装置5は、従来の電力変換装置が備える変圧器を含まないので、従来の電力変換装置と比較して変圧器の分だけ小型化されている。加えて、電力変換装置5は、大型で不可分な機器である変圧器を含まないので、その外形を比較的自由に変化させることができる。
電力変換装置5は、主に複数のHブリッジセル55の積み方を変えることで、外形を比較的自由に変化させることができる。図9は、電力変換装置5のレイアウトの第1例を示す図である。図9に示す電力変換装置5では、制御盤56が機関室91のフロア92bに設置され、複数のHブリッジセル55が機関室91のフロア92bに制御盤56の高さよりも高い位置まで積み上げられた態様で支持フレーム61(図10、参照)に支持されている。複数のHブリッジセル55は、フロア92bの床面と平行な方向よりも、床面と垂直な高さ方向に数多く並べられている。積み上げた複数のHブリッジセル55の高さは、機関室91のフロア92bの床面から、そのフロア92bの天井近傍までの高さであることが望ましい。このように電力変換装置5の構成要素をレイアウトすることで、電力変換装置5の設置床面積を小さくすることができ、機関室91内の通路や作業面積をより大きく確保することができる。
図10は、支持フレーム61の一例を示す図である。図10に示す支持フレーム61は、フロア92bの床面と天井面との間で突っ張る複数の柱部材61aと、複数の柱部材61aに固定された上下方向に複数段の棚板61bとで構成されている。図11に示すように、各Hブリッジセル55は、隣接する柱部材61aの間に位置し、棚板61bに下方から支持されている。Hブリッジセル55を設置する際には、隣接する柱部材61aの間にHブリッジセル55を挿入し、棚板61bに載置すればよい。
図12は、電力変換装置5のレイアウトの第2例を示す図である。図12に示す電力変換装置5では、制御盤56が機関室91のフロア92bの床面に設置され、複数のHブリッジセル55がそのフロア92bの天井に沿って平たく並べられた態様で、機関室91の天井に支持された支持フレーム62(図13、参照)によって吊り下げられている。複数のHブリッジセル55は、高さ方向よりも天井面と平行な方向に数多く並べられた態様で、機関室91の天井に吊り下げられている。複数のHブリッジセル55は、推進用電動機40やその他の機器の上方に配置されていてよい。このように電力変換装置5の構成要素をレイアウトすることで、電力変換装置5の設置床面積を小さくすることができ、機関室91内の通路や作業面積をより大きく確保することができる。また、Hブリッジセル55の下方の床面に他の機器を配置することができる。
図13は、支持フレーム62の一例を示す図である。図13に示す支持フレーム62は、フロア92bの天井から吊り下げられた状態で天井に固定された複数の梁部材62aと、複数の梁部材62aに固定された上下方向に複数段の棚板62bとで構成されている。各Hブリッジセル55は、隣接する梁部材62aの間に位置し、棚板62bに下方から支持されている。なお、電力変換装置5のHブリッジセル55のレイアウトとして、機関室91のフロア92bに積み上げる例と、天井から吊り下げる例とを説明したが、Hブリッジセル55のレイアウトはこれらに限定されず、例えば、機関室91の壁に棚を設け、それらの棚にHブリッジセル55を収容するようにしてもよい。
[変形例1]
次に、上記実施形態の変形例1を説明する。図14は、変形例1に係る舶用推進システム1Aの全体的な構成を示す図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
図14に示す変形例1に係る舶用推進システム1Aは、推進プロペラ22からなる推進装置2と、電気推進部4とを備え、電気推進部4で船舶の推進動力を得る電気推進システムである。このように、本発明に係る舶用推進システム1Aを電気推進システムにも適用させることができる。
電気推進部4は、推進装置2と接続された推進用電動機40と、推進用電動機40を可変速制御する電力変換装置5と、電力変換装置5への電力の供給源である船内電源6とを含む。
推進用電動機40は、電気推進時に推進装置2へ回転動力を与える電動機として機能し、減速時やクラッシュ・ストップ・アスターン時に推進装置2の回転エネルギーを利用して発電を行う発電機として機能する、発電電動機である。推進用電動機40で発電した電力は、船内負荷7へ供給される。
船内電源6は、発電機や蓄電池などである。発電機は、ディーゼルエンジンなどの補機原動機で駆動される補機発電機を含む。また、発電機は、主機30の回転動力を推進装置2へ伝える軸の回転を利用して発電する軸発電機(主機駆動発電機)を含んでいてもよい。船内電源6は、船内母線8と接続されており、船内電源6から船内母線8を介して船内負荷7や電力変換装置5へ電力が供給される。
電力変換装置5は、推進用電動機40の力行と回生とを切り替え、力行時には推進用電動機40を可変速駆動するものである。電力変換装置5は、上記実施形態と実質的に同じものであって、電力変換部51と、電力変換部51の動作を制御する制御部52とを有している。電力変換装置5は、数kV以上の高電圧(例えば、3.3kV〜11kV)を与える船内電源6と、変圧器を介さずに直結することができる。また、電力変換装置5は、双方向に電力を供給できるものであって、入力された三相交流電圧を直接的に異なる三相交流電圧に変換して出力することができる。
以上に説明したように、本実施形態(及び変形例1)に係る舶用推進システム1(1A)は、推進プロペラ22と、推進プロペラ22を駆動する推進用電動機40と、推進用電動機40及び船内負荷7へ電力を供給する船内電源6と、船内電源6から船内母線8を介して推進用電動機40へ電力を供給する際に所望の交流電力に変換し、推進用電動機40で発電した電力を船内母線を介して船内負荷7へ供給する際に所望の交流電力に変換する電力変換装置5とを備える。そして、電力変換装置5が、入力側三相交流と出力側三相交流との各相間に接続され、キャパシタ及び複数のスイッチング素子を含むHブリッジセル55が複数直列接続されてなる9本のアームAを有する電力変換部51と、入力側三相交流と出力側三相交流との間で双方向に電力変換を行うように電力変換部51を制御する制御部52とを有する。
これにより、電力変換装置5において、変換される電力を変圧するための変圧器を省略することができる。電力変換装置5を、従来の電力変換装置と比較して変圧器の分だけ小型化することができる。また、電力変換装置5は、大型で不可分な変圧器を含まないので、主に複数のHブリッジセル55の積み方を変えることで、その外形を比較的自由に変化させることができる。
また、本実施形態(及び変形例1)に係る舶用推進システム1(1A)は、電力変換部51が、アームAのそれぞれにおいて、直列接続された複数のHブリッジセル55の入力側又は出力側に直列に接続されたアームリアクトルLと、入力側三相交流又は出力側三相交流の少なくとも一方において、三相交流の各相に直列に接続された高調波抑制フィルタFとを有する。そして、アームリアクトルL及び高調波抑制フィルタFによって、アームAの入力側と出力側の双方の電流ひずみの評価値が所定の値を満足するように、アームリアクトルL及び高調波抑制フィルタFが設計されてなる。
このようにアームリアクトルL及び高調波抑制フィルタFによって高調波電流を抑制するので、アームリアクトルLだけで高調波電流を抑制する場合と比較して、アームリアクトルL及び高調波抑制フィルタFを小型化することができる。このことを以下の検証例で説明する。
〔検証例〕
図15は、実施例1に係る電力変換部の回路図であり、図16は、実施例2に係る電力変換部の回路図である。実施例1,2の電力変化部は、入力側三相交流と出力側三相交流との各相間に接続された9本のアームを有し、各アームは、直列接続された2個のHブリッジセルとその入力側に直列に接続されたアームリアクトル(LARM)とを備える。実施例1の電力変換部は、入力側三相交流の各相に直列に接続された入力フィルタリアクトル(L1)を更に備える。入力フィルタリアクトル(L1)は、高調波抑制フィルタFを構成する。
実施例1では、アームリアクトル(LARM)及び入力フィルタリアクトル(L1)で入出力電流ひずみを5%以下とする場合のインダクタンスを、シミュレーションで求めた。実施例2では、アームリアクトル(LARM)だけで入出力電流ひずみが5%以下とする場合のインダクタンスを、第1のシミュレーションで求めた。第1のシミュレーションの結果を表1に示す。第1のシミュレーションの条件は、次の通りである。
入出力電圧:440Vrms。
入出力電流:393.6Arms。
入出力電力:300kW。
出力周波数:633Hz。
電動機のインダクタンスLM:17.5μH。
また、実施例2の電力変換部において、アームリアクトル(LARM)が実施例1の第1のシミュレーションで得られたインダクタンスと同じインダクタンスを有する場合の入力電流ひずみ率を、第2のシミュレーションで求めた。第2のシミュレーションの結果を実施例2Aとして表1に示す。第2のシミュレーションでは、アームリアクトル(LARM)のインダクタンスを60μH、出力電流ひずみ率を5.0%とした他は、第1のシミュレーションと同様の条件とした。
実施例1、実施例2、及び実施例2Aのインダクタンスに基づいて、リアクトル体積を求めた。リアクトル体積は、Area Productの考え方に基けば、リアクトルの体積Volは、次式・数1で表される。
数1において、Lはインダクタンス、Kはコアの形状から決定される係数、Kはコアの窓の線積率、Bmaxは最大磁束密度、Jmaxは巻き線の最大電流密度を表す。それぞれの回路のリアクトルについて、コアの窓の線積率K、最大磁束密度Bmax、最大電流密度Jmaxを等しく設計することで、リアクトルに蓄えられるエネルギーの大きさにより、リアクトルの体積を評価できる。入力フィルタリアクトル(L1)及びアームリアクトル(LARM)において入力電流IinをImaxとし、出力電流IoutをImaxとし、アーム電流を2×Imax/3とし、圧力損失を無視し、力率を1とする。このように仮定すると、数1からインダクタンスから入力フィルタリアクトル(L1)の体積を求める式(数2)、及び、インダクタンスからアームリアクトル(LARM)の体積を求める式(数3)を導出できる。数2及び数3において、Kvolは係数である。このようにして求めた実施例1、実施例2、及び実施例2Aのリアクトル体積を表1に示す。
実施例1と実施例2とを比較して、入力フィルタリアクトル(高調波抑制フィルタ)を備えることによって、リアクトル体積が抑えられ、アームリアクトル及び高調波抑制フィルタを更に小型化できることが検証された。また、実施例1と実施例2Aとを比較して、入力フィルタリアクトル(高調波抑制フィルタ)を備えることによって、アームの入力側及び出力側の電流ひずみが効果的に抑えられることが検証された。
以上に本発明の好適な実施の形態(及び変形例)を説明したが、本発明の思想を逸脱しない範囲で、上記実施形態の具体的な構造及び/又は機能の詳細を変更したものも本発明に含まれ得る。
1,1A :舶用推進システム
2 :推進装置
21 :減速機
22 :推進プロペラ
3 :機械推進部
30 :主機
31 :クラッチ
4 :電気推進部
40 :推進用電動機
5 :電力変換装置
9 :船体
51 :電力変換部
52 :制御部
55 :Hブリッジセル
56 :制御盤
6 :船内電源
7 :船内負荷
8 :船内母線
91 :機関室
92a〜c :フロア
61,62 支持フレーム
A :アーム
F :高調波抑制フィルタ
L :アームリアクトル

Claims (4)

  1. 推進プロペラと、
    前記推進プロペラを駆動する推進用電動機と、
    前記推進用電動機及び船内負荷へ電力を供給する船内電源と、
    前記船内電源から船内母線を介して前記推進用電動機へ電力を供給する際に所望の交流電力に変換し、前記推進用電動機で発電した電力を前記船内母線を介して前記船内負荷へ供給する際に所望の交流電力に変換する電力変換装置とを備え、
    前記電力変換装置が、入力側三相交流と出力側三相交流との各相間に接続され、キャパシタ及び複数のスイッチング素子を含むHブリッジセルが複数直列接続されてなる9本のアームを有する電力変換部と、前記入力側三相交流と前記出力側三相交流との間で双方向に電力変換を行うように前記電力変換部を制御する制御部とを有する、
    舶用推進システム。
  2. 前記電力変換部は、前記アームのそれぞれにおいて、直列接続された複数の前記Hブリッジセルの入力側又は出力側に直列に接続されたアームリアクトルと、前記入力側三相交流又は前記出力側三相交流の少なくとも一方において、三相交流の各相に直列に接続された高調波抑制フィルタとを有し、
    前記アームリアクトル及び前記高調波抑制フィルタによって、前記アームの入力側と出力側の双方の電流ひずみの評価値が所定の値を満足するように、前記アームリアクトル及び前記高調波抑制フィルタが設計されてなる、
    請求項1に記載の舶用推進システム。
  3. 前記制御部が機関室のフロアに設置された制御盤内に構成され、
    複数の前記Hブリッジセルが前記機関室のフロアに前記制御盤の高さよりも高い位置まで積み上げられた態様でフレームに支持されている、
    請求項1又は2に記載の舶用推進システム。
  4. 前記制御部が機関室のフロアに設置された制御盤内に構成され、
    複数の前記Hブリッジセルが前記機関室の天井に吊り下げられた態様でフレームに支持されている、
    請求項1又は2に記載の舶用推進システム。
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