JP2019073017A - 環境対応装飾紙及びその製造方法 - Google Patents
環境対応装飾紙及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019073017A JP2019073017A JP2018194114A JP2018194114A JP2019073017A JP 2019073017 A JP2019073017 A JP 2019073017A JP 2018194114 A JP2018194114 A JP 2018194114A JP 2018194114 A JP2018194114 A JP 2018194114A JP 2019073017 A JP2019073017 A JP 2019073017A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- aqueous
- substrate
- friendly
- decorative paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B26/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
- C04B26/02—Macromolecular compounds
- C04B26/04—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C04B26/045—Polyalkenes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/52—Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/60—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone of only artificial stone
- C04B41/61—Coating or impregnation
- C04B41/70—Coating or impregnation for obtaining at least two superposed coatings having different compositions
- C04B41/71—Coating or impregnation for obtaining at least two superposed coatings having different compositions at least one coating being an organic material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00612—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 as one or more layers of a layered structure
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【課題】ＰＶＣ装飾材料に取って代わることが可能な環境対応装飾紙及びその製造方法の提供。【解決手段】下から上へ順次に環境対応基材層、基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層となり、前記基材機能層には、原料の重量％で、５０〜６０％のカルボキシル化スチレン−ブタジエンラテックス、５〜１０％の重質炭酸カルシウム粉末、３０〜５０％の水、０．５〜１％の増粘剤、及び、０．５〜１．５％の消泡剤が含まれており、前記環境対応基材層には、原料の重量％で、７０〜８０％の炭酸カルシウム粉末、１０〜２９％の樹脂基材、及び、１〜１０％の助剤が含まれている、環境対応装飾紙。【選択図】なし
Description
本発明は、装飾材料分野に関し、特に、装飾紙に関する。
デスク、本棚、ソファ、キャビネットなどの家具や置物の美観性及び実用性に対する人々の要求が高まる中、ＰＶＣ装飾材料が登場した。ＰＶＣ装飾紙は、その良好の性能及び簡単な製造プロセスのために人々に愛され、ますます多くの人々によって受け入れられ、認められてきている。建設業界では、家具の４０％は、自然な色、華やかな色彩や多様な模様等の利点を持つＰＶＣ装飾材で表面被覆またはブリスターされている。しかしながら、ＰＶＣ装飾材料は、耐摩耗性、耐引掻き性及び耐候性が悪く、いくつかの有毒な添加剤及び可塑剤も含んでおり、しかも、可塑剤の含有量として、２０％を超えることが多い。そのため、ＰＶＣ装飾材料の廃棄物を焼却すると、発癌性のダイオキシンガスが発生し、大気を汚染してしまい、それに、ＰＶＣ装飾材料に塩素が含まれており、加熱の際に塩素ガスを放出し、空気における水分と反応して、人体に有毒な塩化水素ガスを生成してしまう。如何に環境対応装飾材料でＰＶＣ装飾材料に取って代わるのかは、業界において早急に解決すべき課題になっている。
本発明の目的は、上述した先行技術の欠点に対処して、優れた総合性能を持ち、従来のＰＶＣ装飾材料に取って代わることが可能な環境対応装飾紙及びその製造方法を提供することにある。
本発明による解決手段としては、環境対応装飾紙であって、下から上へ順次に環境対応基材層、基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層になっている環境対応装飾紙である。本発明では、基材機能層を設けることにより、該環境対応装飾紙の環境対応基材層と水性インク装飾層との間に優れた接着力を持たせているため、その総合性能を大きく向上させた。
上記解決手段の更なる改善として、前記環境対応基材層には、原料の重量％で、７０〜８０％の炭酸カルシウム粉末、１０〜２９％の樹脂基材、及び、１〜１０％の助剤が含まれている。更に、前記樹脂基材は、ポリエチレン及びポリプロピレンのうち少なくとも１つから選択されたものである。本発明の環境対応基材層には、ポリ塩化ビニルが含まれておらず、無毒かつ無味である。
上記解決手段の更なる改善として、前記基材機能層には、原料の重量％で、５０〜６０％のカルボキシル化スチレン−ブタジエンラテックス、５〜１０％の重質炭酸カルシウム粉末、３０〜５０％の水、０．５〜１％の増粘剤、及び、０．５〜１．５％の消泡剤が含まれている。本発明の基材機能層は、良好な印刷性能及び接着性能を兼備している。
上記解決手段の更なる改善として、前記水性インク装飾層には、原料の重量％で、２０〜３５％の水性ポリウレタン樹脂、１５〜２５％のイソプロパノール、８〜３５％の顔料、２〜５％の無水エタノール、１〜１０％の助剤、及び、２５〜３５％の蒸留水が含まれている。更に、前記顔料は、ベンガラ、パーマネントイエロー、コバルトブルー、チタンホワイト、カーボンブラックのうちの少なくとも１つから選択されたものである。本発明は、水性インク装飾層における各原料成分に対する最適化調整により、基材機能層との間に優れた付着力を持たせ、その装飾効果を更に向上させている。
上記解決手段の更なる改善として、前記水性保護層は、水性ニスと硬化剤とが混合したものであり、前記水性ニスには、原料の重量％で、６５〜７５％の水性ポリウレタン樹脂、１０〜２０％の変性アクリル樹脂、０〜５％のスリップ剤、５〜１０％のアルコール、及び、５〜１０％の蒸留水が含まれている。更に、前記硬化剤は、−ＮＣＯ末端基含有イソシアネートプレポリマーである。該環境対応装飾紙の表面は、優れた耐摩耗性、耐擦傷性、防水性及び防汚性が本発明の水性保護層によって付与されている。
上述のような環境対応装飾紙の製造方法であって、
１）重量％で基材層の各原料成分を均一に混合攪拌してからミキサーに入れ、密閉式混練処理した後に造粒機に送って造粒し、環境対応基材のペレットを得て、環境対応基材のペレットを押出機に送ってカレンダー押出し、延伸処理を経て、厚さ１〜１．５ｍｍの環境対応基材層を得る環境対応基材層製造工程と、
２）重量％で機能層の各原料成分を均一に混合して機能層塗布液を得て、工程１）により得られた環境対応基材層に対して、両面コロナ処理してから機能層塗布液を塗布し、基材機能層を得る基材機能層塗布工程と、
３）重量％で装飾層の各原料成分を均一に混合し、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜３０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性インクを得て、工程２）により得られた基材機能層の上面に対してインラインコロナ処理を施してから、凹版印刷機を用いて水性インクに対して装飾模様を印刷し、更に８０〜１００℃のオーブントンネルによる乾燥を経て、水性インク装飾層を得る水性インク装飾層印刷工程と、
４）重量％で水性ニスの各原料成分を均一に混合し、硬化剤を加えてから、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜４０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性保護オイルを得て、工程３）により得られた水性インク装飾層に塗布版を用いて塗布し、更に１３０〜１５０℃のオーブンによる乾燥を経て、水性保護層を得る水性保護層付加工程と、
５）基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層を有する上記環境対応基材層を、温度１５０℃のオーブンによる乾燥後に巻き取って、環境対応装飾紙の完成品を得る仕上工程と、を含む環境対応装飾紙の製造方法である。
１）重量％で基材層の各原料成分を均一に混合攪拌してからミキサーに入れ、密閉式混練処理した後に造粒機に送って造粒し、環境対応基材のペレットを得て、環境対応基材のペレットを押出機に送ってカレンダー押出し、延伸処理を経て、厚さ１〜１．５ｍｍの環境対応基材層を得る環境対応基材層製造工程と、
２）重量％で機能層の各原料成分を均一に混合して機能層塗布液を得て、工程１）により得られた環境対応基材層に対して、両面コロナ処理してから機能層塗布液を塗布し、基材機能層を得る基材機能層塗布工程と、
３）重量％で装飾層の各原料成分を均一に混合し、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜３０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性インクを得て、工程２）により得られた基材機能層の上面に対してインラインコロナ処理を施してから、凹版印刷機を用いて水性インクに対して装飾模様を印刷し、更に８０〜１００℃のオーブントンネルによる乾燥を経て、水性インク装飾層を得る水性インク装飾層印刷工程と、
４）重量％で水性ニスの各原料成分を均一に混合し、硬化剤を加えてから、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜４０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性保護オイルを得て、工程３）により得られた水性インク装飾層に塗布版を用いて塗布し、更に１３０〜１５０℃のオーブンによる乾燥を経て、水性保護層を得る水性保護層付加工程と、
５）基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層を有する上記環境対応基材層を、温度１５０℃のオーブンによる乾燥後に巻き取って、環境対応装飾紙の完成品を得る仕上工程と、を含む環境対応装飾紙の製造方法である。
具体的に、本発明の製造プロセスにおけるコロナ処理は、両層の間の直接的な付着力を更に向上させることができる。
本発明の有益な効果は、以下の通りである。
（１）本発明により製造された環境対応装飾紙は、無毒かつ無味であり、従来のＰＶＣ装飾材料に取って代わり、平面複合、縁取り及び様々な不規則な輪郭形状の被覆とブリスターに適用可能であるとともに、優れた総合性能を持っている。
（２）本発明では、基材機能層を設けることにより、環境対応基材層にある上面に優れた印刷適性を持たせ、装飾層の色をより現実的にする一方、環境対応基材層にある下表面に良好の接着性能を持たせ、冷間接着剤及びホットメルト接着剤を含む様々な接着剤による接着に適するようにしている。
（３）本発明における環境対応装飾紙の製造方法は、原料コストが低く、製造過程の制御性が高いと共に、環境に優しくて無毒であり、大規模な工業生産に適している。
（１）本発明により製造された環境対応装飾紙は、無毒かつ無味であり、従来のＰＶＣ装飾材料に取って代わり、平面複合、縁取り及び様々な不規則な輪郭形状の被覆とブリスターに適用可能であるとともに、優れた総合性能を持っている。
（２）本発明では、基材機能層を設けることにより、環境対応基材層にある上面に優れた印刷適性を持たせ、装飾層の色をより現実的にする一方、環境対応基材層にある下表面に良好の接着性能を持たせ、冷間接着剤及びホットメルト接着剤を含む様々な接着剤による接着に適するようにしている。
（３）本発明における環境対応装飾紙の製造方法は、原料コストが低く、製造過程の制御性が高いと共に、環境に優しくて無毒であり、大規模な工業生産に適している。
当業者による本発明に対する理解を容易にするために、以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。特に留意されたいのは、実施例が、あくまでも本発明をさらに説明するためのものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものと解釈されてはいけない。当業者が上述した発明内容に基づいて本発明に対してなされた本質的ではない改善や調整も、本発明の保護範囲に属するべきである。また、以下に言及した原料については、詳しく説明しないものが、いずれも市販品とし、詳しく記載しない工程や製造方法は、いずれも当業者に公知の工程や製造方法とされている。
実施例１
実施例１
環境対応装飾紙であって、下から上へ順次に環境対応基材層、基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層になっている環境対応装飾紙である。各層の原料成分は、重量％で、以下の通りである。
環境対応基材層：
炭酸カルシウム粉末 ７０％、
ポリエチレン樹脂基材 ２９％、
助剤 １％。
基材機能層：
カルボキシル化スチレン−ブタジエンラテックス ５０％、
重質炭酸カルシウム粉末 ５％、
水 ４３％、
増粘剤 ０．５％、
消泡剤 １．５％。
水性インク装飾層：
水性ポリウレタン樹脂 ３５％、
イソプロパノール １５％、
顔料 １０％、
無水エタノール ３％、
助剤 ２％、
蒸留水 ３５％。
水性保護層における水性ニス：
水性ポリウレタン樹脂 ６５％、
変性アクリル樹脂 １０％、
スリップ剤 ５％、
アルコール １０％、
蒸留水 １０％。
環境対応基材層：
炭酸カルシウム粉末 ７０％、
ポリエチレン樹脂基材 ２９％、
助剤 １％。
基材機能層：
カルボキシル化スチレン−ブタジエンラテックス ５０％、
重質炭酸カルシウム粉末 ５％、
水 ４３％、
増粘剤 ０．５％、
消泡剤 １．５％。
水性インク装飾層：
水性ポリウレタン樹脂 ３５％、
イソプロパノール １５％、
顔料 １０％、
無水エタノール ３％、
助剤 ２％、
蒸留水 ３５％。
水性保護層における水性ニス：
水性ポリウレタン樹脂 ６５％、
変性アクリル樹脂 １０％、
スリップ剤 ５％、
アルコール １０％、
蒸留水 １０％。
製造方法は、
１）重量％で基材層の各原料成分を均一に混合攪拌してからミキサーに入れ、密閉式混練処理した後に造粒機に送って造粒し、環境対応基材のペレットを得て、環境対応基材のペレットを押出機に送ってカレンダー押出し、延伸処理を経て、厚さ１〜１．５ｍｍの環境対応基材層を得る環境対応基材層製造工程と、
２）重量％で機能層の各原料成分を均一に混合して機能層塗布液を得て、工程１）により得られた環境対応基材層に対して、両面コロナ処理してから機能層塗布液を塗布し、基材機能層を得る基材機能層塗布工程と、
３）重量％で装飾層の各原料成分を均一に混合し、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜３０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性インクを得て、工程２）により得られた基材機能層の上面に対してインラインコロナ処理を施してから、凹版印刷機を用いて水性インクに対して装飾模様を印刷し、更に８０〜１００℃のオーブントンネルによる乾燥を経て、水性インク装飾層を得る水性インク装飾層印刷工程と、
４）重量％で水性ニスの各原料成分を均一に混合し、硬化剤を加えてから、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜４０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性保護オイルを得て、工程３）により得られた水性インク装飾層に塗布版を用いて塗布し、更に１３０〜１５０℃のオーブンによる乾燥を経て、水性保護層を得る水性保護層付加工程と、
５）基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層を有する上記環境対応基材層を、温度１５０℃のオーブンによる乾燥後に巻き取って、実施例１に係る環境対応装飾紙の完成品を得る仕上工程と、の通りである。
実施例２
１）重量％で基材層の各原料成分を均一に混合攪拌してからミキサーに入れ、密閉式混練処理した後に造粒機に送って造粒し、環境対応基材のペレットを得て、環境対応基材のペレットを押出機に送ってカレンダー押出し、延伸処理を経て、厚さ１〜１．５ｍｍの環境対応基材層を得る環境対応基材層製造工程と、
２）重量％で機能層の各原料成分を均一に混合して機能層塗布液を得て、工程１）により得られた環境対応基材層に対して、両面コロナ処理してから機能層塗布液を塗布し、基材機能層を得る基材機能層塗布工程と、
３）重量％で装飾層の各原料成分を均一に混合し、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜３０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性インクを得て、工程２）により得られた基材機能層の上面に対してインラインコロナ処理を施してから、凹版印刷機を用いて水性インクに対して装飾模様を印刷し、更に８０〜１００℃のオーブントンネルによる乾燥を経て、水性インク装飾層を得る水性インク装飾層印刷工程と、
４）重量％で水性ニスの各原料成分を均一に混合し、硬化剤を加えてから、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜４０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性保護オイルを得て、工程３）により得られた水性インク装飾層に塗布版を用いて塗布し、更に１３０〜１５０℃のオーブンによる乾燥を経て、水性保護層を得る水性保護層付加工程と、
５）基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層を有する上記環境対応基材層を、温度１５０℃のオーブンによる乾燥後に巻き取って、実施例１に係る環境対応装飾紙の完成品を得る仕上工程と、の通りである。
実施例２
環境対応装飾紙であって、下から上へ順次に環境対応基材層、基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層になっている環境対応装飾紙である。各層の原料成分は、重量％で、以下の通りである。
環境対応基材層：
炭酸カルシウム粉末 ８０％、
ポリエチレン樹脂基材 １０％、
助剤 １０％。
基材機能層：
カルボキシル化スチレン−ブタジエンラテックス ６０％、
重質炭酸カルシウム粉末 ９％、
水 ３０％、
増粘剤 ０．５％、
消泡剤 ０．５％。
水性インク装飾層：
水性ポリウレタン樹脂 ２０％、
イソプロパノール ２５％、
顔料 ２０％、
無水エタノール ５％、
助剤 ５％、
蒸留水 ２５％。
水性保護層における水性ニス：
水性ポリウレタン樹脂 ７５％、
変性アクリル樹脂 １５％、
アルコール ５％、
蒸留水 ５％。
環境対応基材層：
炭酸カルシウム粉末 ８０％、
ポリエチレン樹脂基材 １０％、
助剤 １０％。
基材機能層：
カルボキシル化スチレン−ブタジエンラテックス ６０％、
重質炭酸カルシウム粉末 ９％、
水 ３０％、
増粘剤 ０．５％、
消泡剤 ０．５％。
水性インク装飾層：
水性ポリウレタン樹脂 ２０％、
イソプロパノール ２５％、
顔料 ２０％、
無水エタノール ５％、
助剤 ５％、
蒸留水 ２５％。
水性保護層における水性ニス：
水性ポリウレタン樹脂 ７５％、
変性アクリル樹脂 １５％、
アルコール ５％、
蒸留水 ５％。
実施例１と同じ製造方法で、実施例２に係る環境対応装飾紙の完成品が得られる。
実施例３
実施例３
環境対応装飾紙であって、下から上へ順次に環境対応基材層、基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層になっている環境対応装飾紙である。各層の原料成分は、重量％で、以下の通りである。
環境対応基材層：
炭酸カルシウム粉末 ７５％、
ポリエチレン樹脂基材 ２０％、
助剤 ５％。
基材機能層：
カルボキシル化スチレン−ブタジエンラテックス ５５％、
重質炭酸カルシウム粉末 ８％、
水 ３５％、
増粘剤 １％、
消泡剤 １％。
水性インク装飾層：
水性ポリウレタン樹脂 ３０％、
イソプロパノール ２０％、
顔料 ８％、
無水エタノール ２％、
助剤 １０％、
蒸留水 ３０％。
水性保護層における水性ニス：
水性ポリウレタン樹脂 ７０％、
変性アクリル樹脂 １３％、
スリップ剤 ２％、
アルコール １０％、
蒸留水 ５％。
環境対応基材層：
炭酸カルシウム粉末 ７５％、
ポリエチレン樹脂基材 ２０％、
助剤 ５％。
基材機能層：
カルボキシル化スチレン−ブタジエンラテックス ５５％、
重質炭酸カルシウム粉末 ８％、
水 ３５％、
増粘剤 １％、
消泡剤 １％。
水性インク装飾層：
水性ポリウレタン樹脂 ３０％、
イソプロパノール ２０％、
顔料 ８％、
無水エタノール ２％、
助剤 １０％、
蒸留水 ３０％。
水性保護層における水性ニス：
水性ポリウレタン樹脂 ７０％、
変性アクリル樹脂 １３％、
スリップ剤 ２％、
アルコール １０％、
蒸留水 ５％。
実施例１と同じ製造方法で、実施例３に係る環境対応装飾紙の完成品が得られる。
実施例４：各性能に対する試験
実施例４：各性能に対する試験
表１ 本発明の実施例１〜３により得られた完成品の各性能に対する試験結果
上記した実施例は、本発明の好ましい実施例であり、本発明と類似したプロセスや、なされた均等的変形は、いずれも本発明の保護範囲に属するべきである。
Claims (7)
- 環境対応装飾紙であって、下から上へ順次に環境対応基材層、基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層になっており、
前記基材機能層には、原料の重量％で、５０〜６０％のカルボキシル化スチレン−ブタジエンラテックス、５〜１０％の重質炭酸カルシウム粉末、３０〜５０％の水、０．５〜１％の増粘剤、及び、０．５〜１．５％の消泡剤が含まれており、
前記環境対応基材層には、原料の重量％で、７０〜８０％の炭酸カルシウム粉末、１０〜２９％の樹脂基材、及び、１〜１０％の助剤が含まれている
ことを特徴とする環境対応装飾紙。 - 前記樹脂基材は、ポリエチレン及びポリプロピレンのうち少なくとも１つから選択されたものである
ことを特徴とする請求項１に記載の環境対応装飾紙。 - 前記水性インク装飾層には、原料の重量％で、２０〜３５％の水性ポリウレタン樹脂、１５〜２５％のイソプロパノール、８〜３５％の顔料、２〜５％の無水エタノール、１〜１０％の助剤、及び、２５〜３５％の蒸留水が含まれている
ことを特徴とする請求項１に記載の環境対応装飾紙。 - 前記顔料は、ベンガラ、パーマネントイエロー、コバルトブルー、チタンホワイト、カーボンブラックのうちの少なくとも１つから選択されたものである
ことを特徴とする請求項３に記載の環境対応装飾紙。 - 前記水性保護層は、水性ニスと硬化剤とが混合したものであり、前記水性ニスには、原料の重量％で、６５〜７５％の水性ポリウレタン樹脂、１０〜２０％の変性アクリル樹脂、０〜５％のスリップ剤、５〜１０％のアルコール、及び、５〜１０％の蒸留水が含まれている
ことを特徴とする請求項１に記載の環境対応装飾紙。 - 前記硬化剤は、−ＮＣＯ末端基含有イソシアネートプレポリマーである
ことを特徴とする請求項５に記載の環境対応装飾紙。 - 請求項１〜６の何れか１項に記載の環境対応装飾紙の製造方法であって、
１）重量％で基材層の各原料成分を均一に混合攪拌してからミキサーに入れ、密閉式混練処理した後に造粒機に送って造粒し、環境対応基材のペレットを得て、環境対応基材のペレットを押出機に送ってカレンダー押出し、延伸処理を経て、厚さ１〜１．５ｍｍの環境対応基材層を得る環境対応基材層製造工程と、
２）重量％で機能層の各原料成分を均一に混合して機能層塗布液を得て、工程１）により得られた環境対応基材層に対して、両面コロナ処理してから機能層塗布液を塗布し、基材機能層を得る基材機能層塗布工程と、
３）重量％で装飾層の各原料成分を均一に混合し、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜３０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性インクを得て、工程２）により得られた基材機能層の上面に対してインラインコロナ処理を施してから、凹版印刷機を用いて水性インクに対して装飾模様を印刷し、更に８０〜１００℃のオーブントンネルによる乾燥を経て、水性インク装飾層を得る水性インク装飾層印刷工程と、
４）重量％で水性ニスの各原料成分を均一に混合し、硬化剤を加えてから、ザーンＮｏ．３粘度カップによる印刷粘度が１８〜４０ｓになるまで蒸留水で希釈して水性保護オイルを得て、工程３）により得られた水性インク装飾層に塗布版を用いて塗布し、更に１３０〜１５０℃のオーブンによる乾燥を経て、水性保護層を得る水性保護層付加工程と、
５）基材機能層、水性インク装飾層及び水性保護層を有する上記環境対応基材層を、温度１５０℃のオーブンによる乾燥後に巻き取って、環境対応装飾紙の完成品を得る仕上工程と、を含む
ことを特徴とする環境対応装飾紙の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CN201710969355.5A CN107892503B (zh) | 2017-10-16 | 2017-10-16 | 一种环保装饰纸及其制备方法 |
| CN201710969355.5 | 2017-10-16 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019073017A true JP2019073017A (ja) | 2019-05-16 |
Family
ID=61803708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018194114A Pending JP2019073017A (ja) | 2017-10-16 | 2018-10-15 | 環境対応装飾紙及びその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2019073017A (ja) |
| CN (1) | CN107892503B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114953690A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-08-30 | 海宁帝龙永孚新材料有限公司 | 一种具有负离子功能的环保型petg装饰膜 |
| CN115742593A (zh) * | 2022-12-28 | 2023-03-07 | 佛山市金镭科技有限公司 | 无缝镭射耐酒精电化铝的生产工艺及其制得的电化铝 |
| WO2024071387A1 (en) * | 2022-09-29 | 2024-04-04 | Toppan Holdings Inc. | Decorative sheet |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110202967A (zh) * | 2019-06-19 | 2019-09-06 | 江阴旺达商务贴有限公司 | 带颜色的静电贴纸的制造工艺 |
| CN110901247A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-03-24 | 苏州市深广印刷有限公司 | 一种绿色高效凹印印刷工艺 |
| CN112501943A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-03-16 | 广东天元汇邦新材料股份有限公司 | 一种水性数码油漆纸及其制备方法和应用 |
| CN113201161B (zh) * | 2021-04-22 | 2023-03-03 | 佛山市南海天元茂新新材料有限公司 | 持久、高效净化甲醛的pvc装饰材料及其制备方法和应用 |
| CN114058106A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-02-18 | 佛山高明凯盛新材料科技有限公司 | 一种用于家装的环保膜 |
| CN114687248B (zh) * | 2022-04-06 | 2023-02-21 | 黄山兴伟反光材料有限公司 | 一种环保装饰纸及其制备方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104029554B (zh) * | 2014-05-30 | 2017-01-25 | 浙江永成印务有限公司 | 聚丙烯装饰膜及其制备方法 |
| KR20160005454A (ko) * | 2014-07-07 | 2016-01-15 | 김정열 | 전사지 제조방법 |
| CN106567521B (zh) * | 2016-11-14 | 2019-02-05 | 广东天元汇邦新材料股份有限公司 | 一种高金属光泽的环保饰面膜的制备方法 |
-
2017
- 2017-10-16 CN CN201710969355.5A patent/CN107892503B/zh active Active
-
2018
- 2018-10-15 JP JP2018194114A patent/JP2019073017A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114953690A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-08-30 | 海宁帝龙永孚新材料有限公司 | 一种具有负离子功能的环保型petg装饰膜 |
| CN114953690B (zh) * | 2022-06-01 | 2023-03-10 | 海宁帝龙永孚新材料有限公司 | 一种具有负离子功能的环保型petg装饰膜 |
| WO2024071387A1 (en) * | 2022-09-29 | 2024-04-04 | Toppan Holdings Inc. | Decorative sheet |
| CN115742593A (zh) * | 2022-12-28 | 2023-03-07 | 佛山市金镭科技有限公司 | 无缝镭射耐酒精电化铝的生产工艺及其制得的电化铝 |
| CN115742593B (zh) * | 2022-12-28 | 2023-07-18 | 佛山市金镭科技有限公司 | 无缝镭射耐酒精电化铝的生产工艺及其制得的电化铝 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN107892503B (zh) | 2020-07-07 |
| CN107892503A (zh) | 2018-04-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2019073017A (ja) | 環境対応装飾紙及びその製造方法 | |
| CN104004473A (zh) | 水性墙纸发泡涂层胶及其制备方法和墙纸 | |
| CN105482548A (zh) | 一种环保pvc装饰膜及其制备方法 | |
| CN101624455A (zh) | 一种无毒橡胶彩泥及其制备方法 | |
| CN101590774A (zh) | 一种水溶性转印纸 | |
| CN105804352A (zh) | 自带胶黏剂的环保墙布及其制备方法 | |
| CN107152146A (zh) | 一种负离子pvc地板及其制备方法 | |
| CN105482334B (zh) | 一种用于仿真花的一次性手感浆及其制备方法和应用 | |
| CN103757990A (zh) | 一种橡胶手感壁纸及其制备方法 | |
| CN101967356B (zh) | 一种环保型喷胶的制备方法 | |
| CN106638161B (zh) | 一种琥珀装饰壁纸及其制备方法 | |
| CN205395301U (zh) | 一种抗高温防火树脂板 | |
| CN101851379A (zh) | 一种聚氯乙烯压纹薄膜及其用途和制造方法 | |
| CN106947327A (zh) | 一种膏状印花装饰壁材涂料 | |
| CN112876952B (zh) | 一种仿皮革手感粉末涂料及其制备方法和应用 | |
| CN105200776A (zh) | 一种玻璃纤维壁布用上浆组合物及其制备方法 | |
| CN108312674A (zh) | 一种绿色环保建材装饰板及其制备方法 | |
| CN104479270B (zh) | 一种水性环保树脂、制备方法及应用 | |
| CN108948908B (zh) | 一种发泡喷绘材料及其制备方法 | |
| CN106967314A (zh) | 一种硅藻泥涂料及其制备方法 | |
| CN103589376A (zh) | 一种耐粉化喷涂型胶粘剂及其制备方法和使用方法 | |
| CN107090745A (zh) | 一种可产生负离子的墙纸及其制备方法 | |
| CN111592677A (zh) | 新型耐磨eva片材 | |
| CN109322207A (zh) | 一种壁纸专用羧基丁苯胶乳组合物及其制备方法 | |
| CN103213452B (zh) | 一种具有裂纹的油画画布及其制备方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181115 |
|
| A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20181115 |
|
| A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20190122 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190220 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190514 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190710 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190925 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200421 |