JP2019072779A - Adsorber and industrial robot - Google Patents
Adsorber and industrial robot Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019072779A JP2019072779A JP2017198545A JP2017198545A JP2019072779A JP 2019072779 A JP2019072779 A JP 2019072779A JP 2017198545 A JP2017198545 A JP 2017198545A JP 2017198545 A JP2017198545 A JP 2017198545A JP 2019072779 A JP2019072779 A JP 2019072779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- finger
- palm
- main body
- work
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Abstract
Description
本発明は、吸着装置及び産業用ロボットに関する。 The present invention relates to a suction device and an industrial robot.
ワークを把持することを目的としたロボットハンドとして、人間の手の形状に近い機構を有する5指型の把持装置の検討がされている(例えば、特許文献1)。ところが、5指型の把持装置は、人間の手に近い複雑な動作を実現する為に、動作や制御機構が非常に複雑なため、これらの複雑さが導入を困難にする要因となっている。 As a robot hand aiming to hold a work, a five-finger type holding device having a mechanism close to the shape of a human hand has been studied (for example, Patent Document 1). However, in order to realize a complex motion close to human hands, the operation and control mechanism of the five-finger type gripping device are very complicated, and these complexity is a factor that makes introduction difficult. .
これに対し、2指型グリッパ(例えば、特許文献2)や吸着ハンドは、動作が比較的単純であるため、産業用ロボットとして用いられている。 On the other hand, a two-finger type gripper (for example, Patent Document 2) and a suction hand are used as industrial robots because their operations are relatively simple.
例えば、食品工場内では、主に吸着パッドを備えた吸着ハンドとして、ロボットアームに配置され、ワークを吸着して保持する吸着パッドを備え、粉体や粒状物を内包する袋状のワークを吸着する吸着装置が開示されている(例えば、特許文献3)。 For example, in a food factory, a suction hand mainly provided with a suction pad is disposed on a robot arm and provided with a suction pad for suctioning and holding a work, and a bag-like work containing powder or granular material is suctioned An adsorption device is disclosed (e.g., Patent Document 3).
しかしながら、上記特許文献2,3の場合、機構上、サイズや形状が異なるワークを汎用的に吸着することができない場合がある。そのため、多品種少量生産のように、ワークの種類が多い作業現場においては、人やツールチェンジャーによる取り替え作業が必要となってしまうため、生産効率が低下してしまう、という問題があった。 However, in the case of the patent documents 2 and 3 mentioned above, there is a case where a workpiece having different size or shape can not generally be attracted due to the mechanism. For this reason, there is a problem that production efficiency is reduced because replacement work by a person or a tool changer is required at a work site where there are many types of workpieces, such as high-mix low-volume production.
本発明は、種々のワークを容易に吸着することができる吸着装置及び産業用ロボットを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide an adsorption device and an industrial robot capable of easily adsorbing various works.
本発明に係る吸着装置は、掌部と、前記掌部の周囲に突出して設けられ、前記掌部を厚さ方向に変形させることにより前記掌部に向かって倒れる複数の指部とを有する袋状のハンド本体と、前記掌部の外周の収縮を防ぐ形状保持部とを備え、前記複数の指部は、開口を有する吸引口と、前記吸引口に配置された吸着パッドとが設けられたことを特徴とする。 An adsorption apparatus according to the present invention includes a palm portion, and a bag having a plurality of finger portions provided protruding around the palm portion and which falls toward the palm portion by deforming the palm portion in a thickness direction. Hand body and a shape holding portion for preventing contraction of the outer periphery of the palm portion, the plurality of finger portions being provided with a suction port having an opening and a suction pad disposed in the suction port It is characterized by
本発明に係る産業用ロボットは、上記吸着装置を設けたことを特徴とする。 An industrial robot according to the present invention is characterized in that the suction device is provided.
本発明によれば、掌部へ向かって指部を基端から倒れるように変形させ、吸着パッドをワーク表面に確実に接触させることができるので、種々のワークを容易に吸着することができる。 According to the present invention, since the finger can be deformed so as to fall from the proximal end toward the palm portion and the suction pad can be reliably brought into contact with the work surface, various works can be easily adsorbed.
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(全体構成)
図1に、本実施形態に係る吸着装置10を適用した産業用ロボット12の構成を示す。産業用ロボット12は、直交ロボットであって、レール14と、レール14に沿って移動する移動体16と、移動体16に固定されたエアシリンダ18とを備える。レール14は、図中Y軸方向に移動可能に設けられている。
(overall structure)
FIG. 1 shows the configuration of an
エアシリンダ18は、シリンダーチューブ19と、シリンダーチューブ19に対し進退可能に設けられたピストンロッド20とを有する。シリンダーチューブ19には、エアシリンダ用配管21、22が設けられている。当該エアシリンダ用配管21、22を通じて気体が給排気されることにより、ピストンロッド20がシリンダーチューブ19に対し進退可能となっている。ピストンロッド20の先端に吸着装置10が取り付けられている。
The
産業用ロボット12は、水平な基台23上に置かれたワークWを、吸着装置10で吸着すると共に、X軸、Y軸、及びZ軸方向に移動することができる。ワークWは、特に限定されるものではないが、本図では、粉体や粒状物を内包する袋体を示している。
The
吸着装置10は、ピストンロッド20に連結されたケース30と、ケース30に固定されたハンド本体32とを備える。ケース30側が上側(図中Z方向側)であり、ハンド本体32側が下側(図中Z方向とは反対側)である。ハンド本体32は、複数の指部34を有する。各指部34には、吸着パッド50が設けられている。吸着装置10の詳細は別の図面を用いて後述する。
The
ケース30には、ハンド本体32の内部と通じる第1配管24の一端と、吸着パッド50に通じる第2配管25とが接続されている。第1配管24の他端は、図示しないが例えば切換弁を介して、加圧ポンプと三方弁に接続されている。第2配管25は、各指部34の吸着パッド50に対応して、指部34と同数個、設けられている。本図においては、図面簡略化のために1つの第2配管25のみ図示し、その他の第2配管25は省略している。第2配管25は、一端が吸着パッド50に接続され、他端がバルブ27を介してマニホールド29に接続されている。バルブ27は、開閉バルブ、流量制御バルブなどを用いることができる。マニホールド29は、各第2配管25をまとめて、集合配管31に接続する。集合配管31は、図示しないが例えば三方弁に接続されている。第1配管24に接続される三方弁と集合配管31に接続される三方弁は別個のものである。
The
各三方弁は、真空ポート、給排気ポート、大気解放ポートを有し(いずれも図示なし)、真空ポートが真空ポンプに、給排気ポートが吸着装置10に、大気解放ポートが外部に接続される。加圧ポンプ、真空ポンプ、三方弁、及び切換弁は、図示しないが例えばコントローラと電気的に接続しており、このコントローラにより制御される。第1配管24内に気体が流通することにより後述する掌部33が変形する。第2配管25を通じて気体を排気することにより、吸着パッド50でワークWを吸着する。
Each three-way valve has a vacuum port, an air supply / exhaust port, an air release port (all not shown), and the vacuum port is connected to a vacuum pump, the air supply / discharge port is connected to the
ハンド本体32は、ケース30の下方に設けられている。ハンド本体32は、気密性と弾性とを有する材料で形成されている。ハンド本体32は、復元力を有する材料で形成されることが好ましい。ハンド本体32の材料としては、例えば、天然ゴムや合成ゴムなどが用いられる。ハンド本体32の硬度は、用途に応じて適宜設計してよい。ハンド本体32の硬度は、日本工業規格JIS K6253に準拠し、タイプAデュロメーターで測定される。本実施形態では、ハンド本体32の硬度は60である。
The
図2に示すように、ハンド本体32は、掌部33と、掌部33の周囲に突出して設けられた複数の指部34とを有する。掌部33は、円盤状である。指部34は、柱状である。指部34は、掌部33と一体に形成されている。指部34同士の間には、所定の間隔が設けられている。本実施形態では、5つの指部34が設けられている。指部34の外形形状は、適宜選択することができ、例えば、円柱、三角柱、四角柱、円錐、三角錐、四角錐、円錐台、四角錐台、板状などでもよい。各指部34の外径形状は、全て同一でもよいし、一部または全てが異なってもよい。
As shown in FIG. 2, the hand
吸着装置10について、図3を参照しながら具体的に説明する。図3は、説明の都合上、指部34が上下方向に伸びた状態を示している。ハンド本体32は、上側が開口した袋状をしており、この開口がケース30により塞がれている。ハンド本体32の厚みは、本実施形態では1mmとしているが、適宜設計してよい。
The
ケース30は、ピストンロッド20に連結されており、支持体38と一体化されている。図3に示すケース30は一例であり、適宜設計してよい。
The
ケース30は、ケース本体36と、支持体38とを有する。ケース本体36は、円盤状であって、第1配管24が接続される第1継手部42と、第2配管25が挿入される第2継手部43とを有する。第1継手部42と第2継手部43は、ケース本体36に形成された複数の貫通穴(図示なし)にそれぞれ設けられる。第1継手部42は、第1配管24の一端が接続されている。本実施形態では、図示しないが、上記第1継手部42と、5つの第2継手部43とがピストンロッド20を囲むように設けられている。
The
支持体38は、ハンド本体32を支持する支持部38aと、支持部38aの上端に設けられたフランジ部38bと、支持部38aの下端に設けられた円盤部38cとを有する。本実施形態では、支持体38は、支持部38aとフランジ部38bと円盤部38cが一体に形成されたものである。支持体38は、別体で作られた支持部38aとフランジ部38bと円盤部38cを、接着剤などを用いて接着することにより形成してもよい。支持体38は、加圧または減圧により変形しない程度の硬質な材料で形成される。支持体38の材料としては、例えば硬質な樹脂や金属などが用いられる。
The
支持部38aは、ハンド本体32内に収容され、外周面でハンド本体32を支持する。支持部38aに対するハンド本体32の取り付け方法としては、例えば、支持部38aの外周面の周方向全域に接着剤を塗布し、この接着剤を介して、ハンド本体32を支持部38aに接着させる方法が用いられる。これにより、ハンド本体32の支持部38aからの脱落と、支持部38aの外周面とハンド本体32の内面の間での気体の流通とが防止される。支持部38aの外径をハンド本体32の開口径よりも若干大きくし、ハンド本体32の弾性を利用して、支持部38aの外周面とハンド本体32の内面が密着するように取り付けてもよい。支持部38aの形状は、本実施形態では円筒状であるが、これに限られず適宜設計してよい。上記ハンド本体32の弾性を利用した取り付け方法を用いる場合は、支持部38aが円筒状に形成されていることが好ましい。
The
フランジ部38bは、支持部38aの径方向の外側に向けて突出しており、図示しないパッキンを介してケース本体36の下面に、図示しない締結手段、例えばねじを用いて固定される。
The
円盤部38cの中央には開口部41が形成されている。開口部41は、支持部38aとハンド本体32の間で気体を流通させるためのものである。開口部41には、第2配管25が通される。開口部41を形成する位置は、円盤部38cの中央に限られず適宜設計してよい。
An
ケース30の下方には、掌部33の外周の形状を保持する形状保持部46が設けられている。形状保持部46は、円盤部38cと掌部33の間に形成された内部空間44に配置されている。この形状保持部46により、掌部33の厚み方向(図3における上下方向)への変形が許容され、かつ、掌部33の厚み方向と直交する方向への変形が規制される。形状保持部46は、加圧または減圧により変形しない程度に硬質な材料で形成される。形状保持部46の材料としては、例えば硬質な樹脂や金属などが用いられる。形状保持部46の材料としては、必ずしも一種の材料である必要はなく、異種材料を組み合わせた複合材料でもよい。
Below the
形状保持部46は、上方に変形した掌部33を受け入れるガイド穴48を有する枠状部材である。ガイド穴48は、掌部33に対応する、形状保持部46の中央に設けられる。ガイド穴48の大きさは、適宜設計してよいが、掌部33と略同じ大きさであることが好ましい。本実施形態の場合、形状保持部46は、掌部33の外周面を保持する保持面49を有する円筒状部材である。保持面49は、形状保持部46の外周面である。保持面49は、掌部33の外周面を保持できる大きさに形成される。保持面49は、形状保持部46の軸方向の指部34側先端に向けて先細りで、外側に凸となるように湾曲している。形状保持部46の先端は、例えば面取り加工により曲面が形成されている。
The
形状保持部46は、同心円状に配置された複数のリング体を有する。複数のリング体は、軸方向に移動可能、かつ、着脱自在である。複数のリング体のうち、最も内側に配置されたリング体の穴がガイド穴48である。形状保持部46は、複数のリング体を適宜組み合わせることにより、ガイド穴48の大きさや、外形の大きさを変更することができる。したがって、リング体を適宜選択することにより、ハンド本体32の外周面の大きさや掌部33の大きさを、目的とする大きさに調整することができる。本実施形態では、形状保持部46は、2個のリング体46a,46bを有し、リング体46aがリング体46bよりも内側に配置されている。図3ではリング体46aの先端に曲面が形成されているが、これに加え、リング体46bの先端に曲面を形成してもよい。
The
指部34内には、弾性部35が設けられている。弾性部35の材質は、樹脂またはゴムであるのが好ましい。弾性部35の材質は、必ずしも均一である必要はなく、異種材料を組み合わせた複合材でもよい。弾性部35は、フィラーなどの添加物を含んでもよい。弾性部35は、指部34の内面との間に、隙間がないように配置されるのが好ましい。第2配管25は、弾性部35内を長手方向に貫通している。弾性部35の基端の形状は、例えば曲面形状や平面形状など適宜設計することができ、本実施形態では形状保持部46の曲面に合わせた形状としている。弾性部35の基端は、保持面49と面接触し得る。このため、ハンド本体32内を減圧したときに形状保持部46とハンド本体32の内面の間には空間が生じない。
In the
吸着パッド50は、指部34に設けられた吸引口52に配置されている。本図の場合、吸引口52は、指部34の先端に設けられている。吸引口52は、開口を有する筒状の部材であり、指部34の厚さ方向に貫通した穴に嵌め込まれている。吸引口52は、樹脂製又は金属製の部材であり、指部34の穴との間の気密が保持され、一端が指部34の外側に、他端が指部34の内側に配置された状態で、穴に固定されている。吸引口52の他端は、第2配管25の一端が接続される。
The
吸着パッド50は、ワークWに接触する接触面55を有する変形部54と、当該変形部54と一体的に形成された固定部56とを備える。変形部54は、樹脂製の筒状部材であり、接触面55に垂直方向に伸縮可能である。本図の場合、変形部54は、蛇腹状のチューブであり、接触面55に垂直方向に伸縮可能であると共に、半径方向に弾性変形可能である。固定部56は、締結手段により、吸引口52の一端側に固定される。締結手段は、例えば、固定部56に設けられた雌ねじと、吸引口52の一端側に設けられた雄ねじである。固定部56は、吸引口52にねじ込むことにより、吸引口52を介して指部34の先端に固定される。
The
(動作及び効果)
上記のように構成された吸着装置10が設けられた産業用ロボット12の動作及び効果について説明する。産業用ロボット12は、ピストンロッド20がシリンダーチューブ19内に退避し、エアシリンダ18が収縮した状態を原点とする。吸着装置10は、初期状態では、第1配管24と第2配管25が各三方弁を介して大気解放ポートに接続され、ハンド本体32の内部空間44の圧力が大気圧である。
(Operation and effect)
The operation and effects of the
産業用ロボット12は、移動体16がレール14に沿って移動することで、基台23上に置かれたワークWの鉛直線上に吸着装置10を位置決めする(図1)。次いで、産業用ロボット12は、シリンダーチューブ19からピストンロッド20が進出することにより、指部34がワークWの側面に到達するまで、エアシリンダ18を伸長させる。
The
次いで各三方弁は、大気解放ポートが遮断され、給排気ポートが真空ポートと繋がった状態に切り替えられる。吸着装置10は、第1配管24を介して内部空間44の気体が吸引され、内部空間44の圧力が例えば−0.03MPa以下に減圧される。
Each three-way valve is then switched to the state where the air release port is shut off and the air supply and exhaust port is in communication with the vacuum port. In the
ハンド本体32は、形状保持部46により掌部33の外周面の形状が保持された状態を維持する。そうすると、図4に示すように、掌部33は、形状保持部46のガイド穴48に吸い込まれるようにして、厚み方向に変形する。指部34は、掌部33の中心へ引っ張られ、形状保持部46の先端と指部34の基端との接触部分を起点として、掌部33へ向かって基端から倒れるように変形する。
The hand
吸着装置10は、第2配管25を通じて吸着パッド50の接触面近傍の気体が吸引される。そうすると、接触面55及びワークW表面が互いに引き寄せられ、接触面55とワークW表面が密着し、吸着パッド50内の圧力が真空になることで、吸着パッド50がワークWを吸着する。本実施形態の場合、5つの指部34が袋状のワークWの表面に密着することにより、ワークWが吸着される。
In the
次いで、産業用ロボット12は、ピストンロッド20をシリンダーチューブ19内に退避させてエアシリンダ18を収縮することにより、ワークWを基台23から持ち上げる。さらに、産業用ロボット12は、移動体16の移動とレール14の移動により、ワークWを水平方向へ移動させる。
Subsequently, the
その後、産業用ロボット12は、シリンダーチューブ19からピストンロッド20が進出することにより、ワークWが基台23に接触するまでエアシリンダ18を伸長させる。次いで、各三方弁は、真空ポートが遮断され、給排気ポートが大気解放ポートと繋がった状態に切り替えられる。第1配管24を介して内部空間44へ気体が流入し、内部空間44の圧力が大気圧に戻る。掌部33は、ガイド穴48から押し出され元の状態に戻る。掌部33が元の状態に戻るのに伴い、指部34は、基端から起き上がる。
Thereafter, the
第2配管25を介して吸着パッド50へ気体が流入し、吸着パッド50内の圧力が大気圧に戻る。そうすると接触面55とワークW表面が離れ、結果として、指部34がワークWを手放す。
The gas flows into the
次いで、産業用ロボット12は、ピストンロッド20をシリンダーチューブ19内に退避させ、エアシリンダ18を収縮することにより、吸着装置10をワークWから離す。以上のようにして、産業用ロボット12は、基台23上に置かれたワークWを吸着装置10で吸着し、所望の位置へ移動することができる。
Next, the
上記のように、ハンド本体32内を真空にして掌部33へ向かって指部34を基端から倒れるように変形させることにより、吸着パッド50はワークW表面に確実に接触することができる。すなわち、吸着装置10は、吸着パッド50をワークWにより確実に接触させることができるので、より種々のワークWを容易に吸着することができる。
As described above, the
バルブ27を適宜閉じることにより、吸引する吸着パッド50が選択される。したがって吸着装置10は、ワークWの大きさに合わせて吸引する吸着パッド50を選択することにより、大きさの異なるワークWを容易に吸着することができる。
By appropriately closing the
例えば、吸着装置10は、形や大きさが異なる種々のワークが、同一ライン上に混在する場合でも、各ワークに合わせて、指部34を変形させたり、吸引する吸着パッド50を選択したりすることにより、適切に吸着することができる。
For example, even if various workpieces having different shapes and sizes coexist on the same line, the
バルブ27は、吸着パッド50から吸引する気体の流れによって流量を調整する調整弁を用いてもよい。例えばバルブ27は、図示しないが常時開であるオリフィスと開閉バルブとを有する。開閉バルブは、スプリングによって通常開である。吸着パッド50がワークWに密着していない場合、気体の流れによって開閉バルブが閉じるので、流量はオリフィスを通過する分だけに絞られる。吸着パッド50がワークWに密着している場合、スプリングによって開閉バルブが開く。調整弁を用いることにより、異なるワークWに合わせてバルブ27を切り替える作業を省略することができる。複数の吸着パッド50のうち、ワークWに密着していない吸着パッドがあっても、真空圧力の低下を防ぐことができるので、ワークWを確実に吸着することができる。
The
吸着装置10は、第1配管24が切換弁を介して加圧ポンプに接続されている場合は、内部空間44が加圧される。この場合は、ハンド本体32は、掌部33が周縁方向、すなわち、掌部33の外側へ向かって引っ張られ、各々の指部34が掌部33の外側へ向かって基端から倒れるように弾性変形する。このように、吸着装置10は、ワークWの大きさに合わせて指部34を開くことができるので、汎用性をより向上することができる。
In the
吸着装置10は、内部空間44の圧力を変えるタイミングと吸着パッド50から吸引するタイミングを制御することにより、指部の変形と、吸着を段階的に行うことができるので、汎用性により優れる。
The
吸着装置10は、指部34の先端が下向きの状態だけでなく、横向きや上向きの状態であってもよい。したがって、吸着装置10は、基台23上のワークWを持ち上げるだけでなく、垂直な壁面や、天井に吊り下げられたワークWを吸着することができるので、汎用性により優れる。
The
指部34は、形状保持部46の先端が湾曲していることにより、掌部30が形状保持部46の先端に接触しながら厚さ方向に変形するので、指部34が連続的、かつ、ゆるやかに変形する。したがって吸着装置10は、ワークWの形状に合わせて指部34を変形することにより、吸着パッド50をワークWにより確実に接触させることができる。因みに形状保持部に湾曲部が形成されていない把持装置では、指部は座屈するように変形する。
The
弾性部35の基端で形状保持部46とハンド本体32の内面の間を埋めることにより、減圧時におけるハンド本体32の部分的な凹みを防止することができる。したがって、吸着装置10は、より安定的に指部34を弾性変形させることができると共に、ハンド本体32の耐久性を向上することができる。
By filling the space between the
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
(Modification)
The present invention is not limited to the above embodiment, and can be appropriately modified within the scope of the present invention.
吸引口52は、指部34の先端に設けられている場合に限らず、指部34の内側又は外側に設けてもよい。
The
ケース30には、ワークWを撮影するカメラ、把持したワークWの重量を測定する重量計、ワークWとハンド本体32の間の距離を測定する近接センサなどを設けてもよい。
The
掌部33の大きさ、指部34の長さや数などは、用途に合わせ適宜変えてもよい。
The size of the
形状保持部46は、1個のリング体を有するものでもよいし、3個以上のリング体を有するものでもよい。形状保持部46は、円筒状部材に限られず、ガイド穴48を有する多角柱でもよい。
The
上記実施形態の場合、形状保持部46は円筒状部材である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、平面視において長円形状、多角形や、楕円形などの枠状部材としてもよい。形状保持部は、ハンド本体の形状に合わせて、外形形状を適宜変更することができる。形状保持部のガイド穴は、円形状に限らず、多角形状であってもよい。
In the case of the above-mentioned embodiment, although a case where
形状保持部46は、外径と前記ガイド穴48の内径の比が1.0:0.98〜1.0:0.6であるのが好ましい。例えば、形状保持部46の外径が80mmの場合、内径が48〜78mmの範囲であれば、指部34は掌部33の中心に向かってより確実に弾性変形する。
The
平面視における弾性部35の中心位置よりも半径方向の外側に、形状保持部46の指部側先端が位置するのが好ましい。これにより、形状保持部46の先端と弾性部35の基端との接触部分は、形状保持部46の径方向における弾性部35の基端の中心位置よりも外側に位置する。この結果、指部34は、上記の接触部分を支点として、掌部33の中心に向かって容易に弾性変形する。形状保持部46の指部34側先端が、弾性部35の中心位置よりも半径方向の内側で弾性部35の基端に接触した場合、指部34は、掌部33の中心に向かって弾性変形しにくくなる。
It is preferable that the finger-side end of the
上記実施形態では、産業用ロボット12として直交ロボットの例を示したが、本発明はこれに限らず、スカラロボット、垂直多関節ロボットなどに適用することができる。すなわち吸着装置10は、産業用ロボットによってX軸、Y軸、Z軸を中心に回転しても、ワークWを把持すると共に、把持した状態を維持することができる。
Although the example of the orthogonal robot was shown as the
10 吸着装置
12 産業用ロボット
24 第1配管
25 第2配管
27 バルブ
30 ケース
31 集合配管
32 ハンド本体
33 掌部
34 指部
46 形状保持部
50 吸着パッド
52 吸引口
54 変形部
55 接触面
W ワーク
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記掌部の周囲に突出して設けられ、前記掌部を厚さ方向に変形させることにより前記掌部に向かって倒れる複数の指部と
を有する袋状のハンド本体と、
前記掌部の外周の収縮を防ぐ形状保持部と
を備え、
前記複数の指部は、開口を有する吸引口と、前記吸引口に配置された吸着パッドとが設けられたことを特徴とする吸着装置。 Palm part,
A bag-like hand main body provided projecting around the palm portion, and having a plurality of finger portions which are tipped toward the palm portion by deforming the palm portion in the thickness direction;
And a shape holding portion for preventing contraction of the outer periphery of the palm portion,
A suction apparatus characterized in that the plurality of finger portions are provided with a suction port having an opening and a suction pad disposed in the suction port.
前記ケースは、前記ハンド本体内に通じる第1配管と、前記吸引口に通じる複数の第2配管とが保持されていることを特徴とする請求項1記載の吸着装置。 The hand body is fixed to the case,
The adsorption apparatus according to claim 1, wherein the case holds a first pipe communicating with the inside of the hand body and a plurality of second pipes communicating with the suction port.
An industrial robot provided with the adsorption device according to any one of claims 1 to 4.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017198545A JP2019072779A (en) | 2017-10-12 | 2017-10-12 | Adsorber and industrial robot |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017198545A JP2019072779A (en) | 2017-10-12 | 2017-10-12 | Adsorber and industrial robot |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019072779A true JP2019072779A (en) | 2019-05-16 |
Family
ID=66544552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017198545A Ceased JP2019072779A (en) | 2017-10-12 | 2017-10-12 | Adsorber and industrial robot |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019072779A (en) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0318033U (en) * | 1989-02-10 | 1991-02-22 | ||
JPH0487788A (en) * | 1990-07-31 | 1992-03-19 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | Robot hand |
US5263753A (en) * | 1991-09-16 | 1993-11-23 | A.R.T. Applied Robot Technology Ltd. | Gripper for a manipulator |
US20040212206A1 (en) * | 2003-04-23 | 2004-10-28 | Industrial Technology Research Institute | Micro/nano clutching mechanism |
JP2012000692A (en) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Sharp Corp | Suction device, vapor phase deposition apparatus with the same, and suction method |
JP2013154457A (en) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Asahi Kosan Kk | Workpiece transfer system, workpiece transfer method, and program |
JP2015112651A (en) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | Thk株式会社 | Hand mechanism |
JP2015145056A (en) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | セイコーエプソン株式会社 | Robot hand, robot, and method for manufacturing robot hand |
-
2017
- 2017-10-12 JP JP2017198545A patent/JP2019072779A/en not_active Ceased
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0318033U (en) * | 1989-02-10 | 1991-02-22 | ||
JPH0487788A (en) * | 1990-07-31 | 1992-03-19 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | Robot hand |
US5263753A (en) * | 1991-09-16 | 1993-11-23 | A.R.T. Applied Robot Technology Ltd. | Gripper for a manipulator |
US20040212206A1 (en) * | 2003-04-23 | 2004-10-28 | Industrial Technology Research Institute | Micro/nano clutching mechanism |
JP2012000692A (en) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Sharp Corp | Suction device, vapor phase deposition apparatus with the same, and suction method |
JP2013154457A (en) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Asahi Kosan Kk | Workpiece transfer system, workpiece transfer method, and program |
JP2015112651A (en) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | Thk株式会社 | Hand mechanism |
JP2015145056A (en) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | セイコーエプソン株式会社 | Robot hand, robot, and method for manufacturing robot hand |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7121707B2 (en) | Gripping tools and gripping systems | |
US10875196B2 (en) | Gripping device and industrial robot | |
JP6514254B2 (en) | Gripping tool and gripping system | |
JP2017185553A (en) | Holding device and industrial robot | |
JPWO2018230729A1 (en) | Finger structure, gripping device, robot hand, and industrial robot | |
CN208992097U (en) | Sealing ring automatic assembling apparatus | |
KR102509292B1 (en) | Grippers, gripping devices and industrial robots | |
JP6353152B2 (en) | Gripping device and industrial robot | |
JP2019072779A (en) | Adsorber and industrial robot | |
JP2019147237A (en) | Gripping device and industrial robot | |
TWI770361B (en) | Gripping device and industrial robot | |
JP6456462B2 (en) | Gripping device and industrial robot | |
US11207787B2 (en) | Gripping device and industrial robot | |
WO2022004283A1 (en) | Holding device and industrial robot | |
JP2019119018A (en) | Gripping device and industrial robot | |
JP2018122408A (en) | Gripping device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210630 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210827 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211027 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220222 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20220628 |