JP2019072354A - 浴槽用枕 - Google Patents

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由朗 小山
Yoshiro Koyama
由朗 小山
高志 後藤
Takashi Goto
高志 後藤
隼一 中村
Junichi Nakamura
隼一 中村
しおり 薗田
Shiori Sonoda
しおり 薗田
将義 永田
Masayoshi Nagata
将義 永田
泰樹 重富
Yasuki Shigetomi
泰樹 重富
裕斗 山田
Yuto Yamada
裕斗 山田
智規 佐野
Tomonori Sano
智規 佐野
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Abstract

【課題】枕の角度を調整することが可能な浴槽用枕を提供する。【解決手段】浴槽100で使用される浴槽用枕1Aであって、板状のボード10Aと、枕20Aと、取付軸11Aを有する取付手段と、を備える。枕20Aは、取付手段を介してボード10Aに着脱自在に取り付けられ、取付手段の取付軸11Aを中心に回動することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽で使用される浴槽用枕に関する。
浴槽用枕としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の浴槽用枕は、浴槽の上縁に配置されるボードと、ボードの前面側に取り付けられた枕とを備える。この浴槽用枕は、接着剤で枕をボードに取り付けているため、枕の角度を調整することができないという問題がある。
実開平3−112088号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、枕の角度を調整することが可能な浴槽用枕を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る浴槽用枕は、
浴槽で使用される浴槽用枕であって、
板状のボードと、
枕と、
取付軸を有する取付手段と、を備え、
前記枕は、前記取付手段を介して前記ボードに着脱自在に取り付けられ、前記取付軸を中心に回動することを特徴とする。
前記ボードは、前記浴槽の上縁に配置可能な上面および下面を有し、
前記取付軸の軸心は、前記ボードの上下方向の中心からずれており、
前記ボードの前記下面を前記浴槽の前記上縁に配置した場合と前記ボードの前記上面を前記浴槽の前記上縁に配置した場合とで、前記浴槽の下面から前記枕までの距離が異なることが好ましい。
前記取付軸は、前記ボードの前面で前記ボードの上下方向の中心からずれた位置に、前記軸心が前記ボードの前記上面および前記下面と平行になるように設けられており、
前記枕は、後面に前記取付軸が取り付けられる軸受部を有するように構成できる。
前記ボードの前記前面は、中央の第1領域と、前記第1領域の両側に位置し、前記第1領域に近づくにつれて前記ボードの後面までの距離が短くなる第2領域と、を有し、
前記第2領域は、凸曲面を有し、
前記取付手段は、前記凸曲面に設けられていることが好ましい。
前記ボードの前記前面は、前記第1領域および前記第2領域の両側に、前記第2領域に近づくにつれて前記ボードの後面までの距離が短くなる第3領域を有し、
前記第3領域は、凹曲面を有することが好ましい。
前記ボードは、周縁領域と、前記周縁領域の内側の内側領域とを有し、
前記ボードの前記上面および前記下面の少なくとも一方の面には、前記周縁領域と前記内側領域との境界に段差が形成されており、
前記周縁領域は、前記内側領域よりも、前記上面から前記下面までの距離が長いことが好ましい。
前記枕は、前面の左右方向両端に設けられた凸部と、前記凸部間に設けられた湾曲面と、を有し、
前記湾曲面は、上端部分の幅が中央部分および下端部分の幅よりも大きく、上下方向において凸状に湾曲した断面を有し、かつ左右方向において凹状に湾曲した断面を有する構成にすることができる。
前記枕の前記後面は、
上端および下端が、前記軸受部よりも後方に位置し、
前記軸受部から前記下端までの距離が、前記軸受部から前記上端までの距離よりも長い構成にすることができる。
前記枕は、前記後面の前記軸受部とは異なる位置に設けられた、前記取付軸が嵌め込まれる第2の軸受部を含んでもよい。
前記ボードおよび前記枕は、中空で空気層を有してもよい。
また、本発明の他の実施形態に係る浴槽用枕は、
浴槽で使用される浴槽用枕であって、
枕と、
前記浴槽の上縁と平行に延びる取付軸を有し、前記浴槽に取り付けられた取付手段と、
を備え、
前記枕は、前記取付軸に着脱自在に取り付けられ、前記取付軸を中心に回動することを特徴とする。
本発明によれば、枕の角度を調整することが可能な浴槽用枕を提供することができる。
(A)本発明の一実施形態に係る浴槽用枕の使用状態を示す図である。(B)浴槽と枕の角度との関係を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るボードの正面図である。 本発明の一実施形態に係る浴槽用枕の平面図である。 本発明の一実施形態に係る枕であって、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は背面図である。 図3のA−A’線における浴槽用枕の断面図である。 本発明の第1変形例に係る浴槽用枕を示す図である。 本発明の第2変形例に係る浴槽用枕を示す図である。 本発明の第3変形例に係る浴槽用枕を示す図である。 本発明の第4変形例に係る浴槽用枕を示す図である。 本発明の第5変形例に係る浴槽用枕を示す図である。 本発明の第6変形例に係る浴槽用枕を示す図である。 本発明の第7変形例に係る浴槽用枕を示す図である。 (A)本発明の第8変形例に係る浴槽用枕を示す図である。(B)第8変形例の取付手段およびボードの平面図である。 本発明の第9変形例に係る浴槽用枕を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る浴槽用枕の実施形態について説明する。
図1(A)に、本発明の一実施形態に係る浴槽用枕1Aを示す。浴槽用枕1Aは、板状のボード10Aと、枕20Aとを備える。浴槽用枕1Aは、例えば、浴槽100の上縁101に配置して使用される。
ボード10Aは、円柱状の取付軸11Aを有する。枕20Aは、取付軸11Aに回動自在かつ着脱自在に取り付けられている。図1(B)に示すように、枕20Aは、上端20aがボード10Aの上面10aに接するまで、または、下端20bが浴槽100の内壁面102に接するまで、取付軸11Aを中心に回動する。すなわち、浴槽用枕1Aは、枕20Aの角度を調整することができる。
図2に、ボード10Aの正面図(前面図)を示す。同図に示すように、取付軸11Aは、ボード10Aの前面10cに設けられている。取付軸11Aの軸心は、ボード10Aの上下方向の中心から下にずれた位置において、上面10aおよび下面10bと平行に延びている。取付軸11Aの両端には、ボード10Aの上下方向の中心から下側に向かって延びている屈曲部11aが設けられている。取付軸11Aおよび屈曲部11aが、本発明の「取付手段」に相当する。
ボード10Aの下面10bを浴槽100の上縁101に配置した場合(図1の場合)と、ボード10Aの上面10aを浴槽100の上縁101に配置した場合とで、浴槽100の下面から枕20Aまでの距離が異なる。後者の場合は、前者の場合よりも枕20Aの高さが高くなる。このように、浴槽用枕1Aは、枕20Aの高さを変えることができる。なお、ボード10Aの上面10aを浴槽100の上縁101に配置する場合、枕20Aの上端20aがボード10Aの下面10bに接し、枕20Aの下端20bが浴槽100の内壁面102に接するように、枕20Aを取付軸11Aに取り付けることが好ましい。
図3に、浴槽用枕1Aの平面図(上面図)を示す。同図に示すように、ボード10Aは、中央から左右両端側に向かって、第1領域、第2領域、第3領域および第4領域を有する。第1領域から第4領域に向かうにつれて、ボード10Aの前面10cから後面10dまでの距離が長くなる。
前面10cの第1領域は、枕20Aと対向する領域を含む。
前面10cの第2領域は、第1領域に近づくにつれて後面10dまでの距離が短くなる凸曲面を有する。凸曲面に、屈曲部11aを介して取付軸11Aが設けられている。前面10cの第2領域を凸曲面にすることで、平面または凹曲面にした場合と比較して、前面10cの左側の第2領域と前面10cの右側の第2領域との距離が短くなり、取付軸11Aを短くすることができる。これにより、取付軸11Aの上下方向の剛性が高まる。また、取付軸11Aと前面10cとの隙間が減少するので、当該隙間に使用者の髪が引っかかるのを抑制することができる。
前面10cの第3領域は、第2領域に近づくにつれて後面10dまでの距離が短くなる凹曲面を有する。前面10cの第3領域を凹曲面にすることで、平面または凸曲面にした場合と比較して、前面10cの左側の第3領域と前面10cの右側の第3領域との距離が長くなる。これにより、使用者が浴槽100から立ち上がる際に、肩がボード10Aに接触するのを抑制することができる。
前面10cの第4領域は、円弧状の曲面を有する。
ボード10Aは、周縁領域12と、周縁領域12の内側の内側領域13とを有する。ボード10Aの上面10aから下面10bまでの距離は、周縁領域12の方が内側領域13よりも長い。ボード10Aの上面10aおよび下面10bには、周縁領域12と内側領域13との境界部分に段差14が形成されており、内側領域13は周縁領域12に対して凹んでいる。段差14が形成されていることにより、ボード10Aは、上下方向の剛性が高まり、しなりや変形を抑制することができる。
周縁領域12は、面取りされており、丸みを帯びた形状になっている。ボード10Aには尖った部分が無いので、使用上の安全性が確保される。また、浴槽100の上縁101は滑らかな形状をしていることが多いため、周縁領域12が丸みを帯びた形状になっていることで、使用者はデザイン上の違和感を覚え難くなる。
ボード10Aの上面10aおよび下面10bの内側領域13には、左右一対の円形状の凹部15が形成されている。凹部15は、例えばドリンクホルダーとして使用される。凹部15の底面には、貫通孔(水抜き穴)16が形成されている。凹部15の底面は、内側領域13において最も低い位置になる。上面10aの水分は、凹部15に流れ込み、貫通孔16を通って浴槽100内に戻される。上面10aを下にした場合、下面10bの水分が凹部15に流れ込み、貫通孔16を通って浴槽100内に戻される。また、凹部15が形成されていることにより、ボード10Aの上下方向の剛性はさらに高まる。
図4(A)に枕20Aの正面図(前面図)を示し、図4(B)に枕20Aの側面図を示し、図4(C)に枕20Aの背面図(後面図)を示す。また、図5に図3のA−A’線における浴槽用枕1Aの断面図を示す。
図4(A)に示すように、枕20Aは、前面側に、使用者の頭部および頸部を支える凸部21および湾曲面22を有する。凸部21は、左右方向(幅方向)の両端に設けられている。湾曲面22は、頭部を支える上側部分の幅W1が頸部を支える下側部分の幅W2よりも大きくなる。
図4(B)に示すように、凸部21は、中央から上端20aおよび下端20bに向かうにつれて厚みが小さくなる。湾曲面22は、上下方向において凸状に湾曲した断面を有し(図5参照)、かつ左右方向において凹状に湾曲した断面を有する。凸部21および湾曲面22を上記の形状にすることで、使用者の頭部の位置を安定させることができる。
図4(B)および図4(C)に示すように、枕20Aは、後面側に、取付軸11Aが嵌め込まれる軸受部23A(本実施形態では、凹部)を有する。軸受部23Aの入口の幅は取付軸11Aの軸径よりも小さい。取付軸11Aを軸受部23Aの底面に向かって押し込むことで、軸受部23Aの入口が拡開して、取付軸11Aが軸受部23Aに嵌め込まれる。
軸受部23Aは、上下方向の中央部に設けられている。より詳しくは、軸受部23Aは、軸受部23Aから下端20bまでの距離が軸受部23Aから上端20aまでの距離よりも長くなる位置に設けられている。図4(B)に示すように、軸受部23Aは、上端20aおよび下端20bよりも(上端20aと下端20bとを結ぶ仮想線よりも)前方に位置する。
上記の形状により、図1(B)の配置で枕20Aを回動させると、枕20Aの上端20aがボード10Aの上面10aに接し、枕20Aの下端20bが浴槽100の内壁面102に接する。言い換えれば、枕20Aの回動時に、上端20aおよび下端20bのそれぞれがストッパーとして機能する。
図5に示すように、ボード10Aおよび枕20Aは、中空で空気層を有する。ボード10Aおよび枕20Aは、例えば、ABS樹脂からなるブロー成形品である。ボード10Aおよび枕20Aを中空にすることで、軽量化を図ることができ、空気層によって断熱効果がもたらされる。また、ボード10Aおよび枕20Aをともにブロー成形することで、金型費のコスト低減を図ることができる。
以上、本発明に係る浴槽用枕の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、枕が取付手段の取付軸を中心に回動するのであれば、以下の変形例のとおり、適宜構成を変更できる。
(第1変形例)
図6に示すように、第1変形例に係る浴槽用枕1Bは、軸受部23Bを有する枕20Bと、取付軸11Bを有するボード10Bとを備える。枕20Bは、枕20Aと同様の構成である。ボード10Bは、ボード10Aの第1領域および第2領域の一部(取付手段が設けられている部分)に相当する。ボード10Bの左右方向の長さは、適宜変更できる。
(第2変形例)
図7に示すように、第2変形例に係る浴槽用枕1Cは、軸受部23C(例えば、孔)を有する枕20Cと、左右一対の板状のボード10Cとを備える。ボード10Cは、略L字形状に形成され、内側に円柱状の取付軸11Cを有する。取付軸11Cは、上下方向の中心から上側にずれた位置に設けられている。枕20Cは、軸受部23Cの形状を除いて枕20Aと同様の構成である。左右一対のボード10Cで枕20Cを挟むようにして取付軸11Cを軸受部23Cに嵌め込むことで、枕20Cがボード10Cに回動自在に取り付けられる。ボード10Cは、ブロー成形品である。また、ボード10Cは、左右方向の中央において分割されているが、この分割位置は適宜変更できる。
(第3変形例)
図8に示すように、第3変形例に係る浴槽用枕1Dは、取付軸24Dを有する枕20Dと、軸受部17D(例えば、凹部)を有する板状のボード10Dとを備える。枕20Dは、軸受部23Cの代わりに取付軸24Dを有すること以外、枕20Cと同様の構成である。ボード10Dは、取付軸11Cの代わりに軸受部17Dを有すること、および分割されていないこと以外、ボード10Cと同様の構成である。取付軸24Dは、枕20Dの左右両側面から突出するように設けられている。軸受部17Dは、ボード10Dの上面側に設けられている。
枕20Dをボード10Dに取り付けた状態で、別部品によって、枕20Dをボード10Dから取り外せないように固定してもよい。別部品としては、例えば、着脱自在にボード10Dに取り付けられる左右一対のコ字状の部品を用いることができる。上記左右一対のコ字状の部品は、ボード10Dの上面(軸受部17Dの上方)、前面、下面を覆うようにボード10Dに取り付けられる。
さらに、取付軸24Dを歯車形状にするとともに、軸受部17Dの底面に取付軸24Dの歯車の歯と噛み合う位置決め用の溝を1つ設けることで、枕20Dの角度を固定することができる。取付軸24Dの角度を変えて(取付軸24Dの歯と位置決め用の溝との組み合わせを変えて)軸受部17Dに嵌め込むことで、枕20Dの角度を変更できる。
(第4変形例)
図9に示すように、第4変形例に係る浴槽用枕1Eは、取付軸24Eを有する枕20Eと、軸受部17E(例えば、左右一対の孔)を有する板状のボード10Eとを備える。枕20Eは、取付軸24Eと取付軸24Eの軸方向に伸縮する弾性手段とで構成された取付手段を備えていること以外、枕20Dと同様の構成である。ボード10Eは、軸受部17Eの形状を除いてボード10Dと同様の構成である。取付軸24Eは、枕20Eの左右両側面に設けられている。
(第5変形例)
図10に示すように、第5変形例に係る浴槽用枕1Fは、円柱状の取付手段(取付軸)30Fと、軸受部23Fを有する枕20Fと、軸受部17Fを有するボード10Fとを備える。取付手段30Fは、枕20Fおよびボード10Fに対して、着脱自在に構成されている。枕20Fは、枕20Cと同様の構成である。ボード10Fは、ボード10Dと同様の構成である。
(第6変形例)
図11に示すように、第6変形例に係る浴槽用枕1Gは、取付手段30Gと、枕20Gと、軸受部17Gを有するボード10Gとを備える。取付手段30Gは、円柱状の取付軸31と、枕20Gを配置できるカバー32とを含む。カバー32は、枕20Gの後面に対応した形状になっており、枕20Gを固定できる。枕20Gは、軸受部23Aが設けられていないことを除き、枕20Aと同様の構成である。ボード10Gは、ボード10Dと同様の構成である。
(第7変形例)
図12に示すように、第7変形例に係る浴槽用枕1Hは、両端がフック形状の取付手段30Hと、枕20Hと、板状のボード10Hとを備える。取付手段30Hは、枕20Hが取り付けられる第1の取付軸と、ボード10Hに嵌め込む第2の取付軸とを有する。枕20Hは、枕20Aと同様の構成であり、第1の取付軸を中心に回動し、第2の取付軸を中心に取付手段30Hとともに回動する。ボード10Hは、平面視凸字形状に構成されており、左右両側面に取付手段30Hの両端部分(第2の取付軸)が嵌め込まれる軸受部17H(例えば、孔)を有する。
(第8変形例)
図13(A)に示すように、第8変形例に係る浴槽用枕1Iは、左右一対のキャップ型の取付手段30Iと、アーム部24Iを有する枕20Iと、軸受部17I(例えば、孔)を有するボード10Iとを備える。枕20Iは、後面側にアーム部24Iを有すること以外、枕20Aと同様の構成である。ボード10Gは、ボード10Hと同様の構成である。
図13(B)に示すように、取付手段30Iは、孔33が形成されたキャップ本体と、キャップ本体の内側に設けられた取付軸34とを有する。孔33は、アーム部24Iの先端部分が挿入される。取付軸34は、ボード10Iの軸受部17Iに挿入される。枕20Iは、取付軸34を中心に取付手段30Iとともに回動する。
なお、取付軸34を歯車形状に形成し、軸受部17Iに取付軸34の歯車と噛み合う溝を形成してもよい。この場合、取付軸34を軸受部17Iに挿入した状態において、枕20Iの角度が固定される。取付軸34の挿入角度を変えて軸受部17Iに挿入することで、枕20Iの角度を変更できる。
(第9変形例)
図14に示すように、第9変形例に係る浴槽用枕1Jは、枕20Jと、取付手段30Jとを備える。取付手段30Jは、浴槽100に直接取り付けられる。例えば、取付手段30Jは、浴槽100に形成された一対の凹部103に挿し込まれる。枕20Jは、取付手段30Jのうち浴槽100の上縁101と平行に延びる取付軸部分に、回動自在かつ着脱自在に取り付けられる。枕20Jは、枕20Aと同様の構成である。
(その他の変形例)
例えば、枕20Aは、取付軸11Aが嵌め込まれる第2の軸受部を含んでもよい。第2の軸受部は、後面の軸受部23Aとは異なる位置に設けられる。この構成によれば、より広範囲に枕20Aの高さを変えることができる。また、ボード10Aに、上下方向に伸縮する弾性手段を設け、ボード10Aの高さを変えることで枕20Aの高さを変えてもよい。
枕20Aをボード10Aに取り付けるための取付手段として、ボールジョイントを用いてもよい。
本発明の浴槽用枕は、浴槽100の上縁101に配置して使用するだけでなく、浴槽100の内壁面102に配置して使用してもよい。
本発明のボード、取付軸および枕は、これらの少なくとも1つをブロー成形以外の方法で製造してもよい。
1A〜1J 浴槽用枕
10A〜10I ボード
11A〜11C 取付軸
12 周縁領域
13 内側領域
14 段差
15 凹部
16 貫通孔
17D〜17I 軸受部
20A〜20J 枕
21 凸部
22 湾曲面
23A〜23C,23F 軸受部
24D,24E,31,34 取付軸
24I アーム部
30F〜30J 取付手段
32 カバー
33 孔
100 浴槽
101 上縁
102 内壁面
103 凹部

Claims (11)

  1. 浴槽で使用される浴槽用枕であって、
    板状のボードと、
    枕と、
    取付軸を有する取付手段と、を備え、
    前記枕は、前記取付手段を介して前記ボードに着脱自在に取り付けられ、前記取付軸を中心に回動する
    ことを特徴とする浴槽用枕。
  2. 前記ボードは、前記浴槽の上縁に配置可能な上面および下面を有し、
    前記取付軸の軸心は、前記ボードの上下方向の中心からずれており、
    前記ボードの前記下面を前記浴槽の前記上縁に配置した場合と前記ボードの前記上面を前記浴槽の前記上縁に配置した場合とで、前記浴槽の下面から前記枕までの距離が異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の浴槽用枕。
  3. 前記取付軸は、前記ボードの前面で前記ボードの上下方向の中心からずれた位置に、前記軸心が前記ボードの前記上面および前記下面と平行になるように設けられており、
    前記枕は、後面に前記取付軸が取り付けられる軸受部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の浴槽用枕。
  4. 前記ボードの前記前面は、中央の第1領域と、前記第1領域の両側に位置し、前記第1領域に近づくにつれて前記ボードの後面までの距離が短くなる第2領域と、を有し、
    前記第2領域は、凸曲面を有し、
    前記取付手段は、前記凸曲面に設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の浴槽用枕。
  5. 前記ボードの前記前面は、前記第1領域および前記第2領域の両側に、前記第2領域に近づくにつれて前記ボードの後面までの距離が短くなる第3領域を有し、
    前記第3領域は、凹曲面を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の浴槽用枕。
  6. 前記ボードは、周縁領域と、前記周縁領域の内側の内側領域とを有し、
    前記ボードの前記上面および前記下面の少なくとも一方の面には、前記周縁領域と前記内側領域との境界に段差が形成されており、
    前記周縁領域は、前記内側領域よりも、前記上面から前記下面までの距離が長い
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の浴槽用枕。
  7. 前記枕は、前面の左右方向両端に設けられた凸部と、前記凸部間に設けられた湾曲面と、を有し、
    前記湾曲面は、上端部分の幅が中央部分および下端部分の幅よりも大きく、上下方向において凸状に湾曲した断面を有し、かつ左右方向において凹状に湾曲した断面を有する
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の浴槽用枕。
  8. 前記枕の前記後面は、
    上端および下端が、前記軸受部よりも後方に位置し、
    前記軸受部から前記下端までの距離が、前記軸受部から前記上端までの距離よりも長い
    ことを特徴とする請求項7に記載の浴槽用枕。
  9. 前記枕は、前記後面の前記軸受部とは異なる位置に設けられた、前記取付軸が嵌め込まれる第2の軸受部を含む
    ことを特徴とする請求項3〜8のいずれか一項に記載の浴槽用枕。
  10. 前記ボードおよび前記枕は、中空で空気層を有する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の浴槽用枕。
  11. 浴槽で使用される浴槽用枕であって、
    枕と、
    前記浴槽の上縁と平行に延びる取付軸を有し、前記浴槽に取り付けられた取付手段と、
    を備え、
    前記枕は、前記取付軸に着脱自在に取り付けられ、前記取付軸を中心に回動する
    ことを特徴とする浴槽用枕。
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