JP2019071842A - 細胞の集合構造体の作製装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】細胞の集合構造体の作製装置の提供。【解決手段】培養容器3の内部に複数のピン23(棒状部材)を立設し、ピン23によって複数の細胞凝集塊を保持することで癒合パッド(集合構造体)4を作製する。ピン23が貫通可能な貫通孔が形成された下方進退部材13及び上方進退部材14と、下方進退部材13及び上方進退部材14を昇降させる下方駆動手段15及び上方駆動手段16とを備え、下方進退部材13及び上方進退部材14を細胞凝集塊に接近離隔させるように上下に進退動させて、細胞凝集塊の下方及び上方で培養液を流動させる。複数の棒状部材に保持された細胞凝集塊の近傍に新たな培養液を流通させることができる。【選択図】図6

Description

本発明は細胞の集合構造体の作製装置に関し、詳しくは、立設させた複数の棒状部材によって複数の細胞凝集塊を保持させて培養することで、上記細胞凝集塊が相互に融合した集合構造体を作製する細胞の集合構造体の作製装置に関する。
従来、器官や臓器の再生を目的とする再生医療や、その他試験等に用いることを目的として、複数の細胞凝集塊(スフェロイド)を立体的に組み合わせて細胞の立体構造体を製造する細胞の集合構造体の作製装置が知られている。
このような細胞の集合構造体の作製装置として、培養液を収容した培養容器の内部に複数の棒状部材を立設し、当該棒状部材によって複数の細胞凝集塊を保持させて培養することにより、相互に融合した集合構造体を作製する装置が知られている(特許文献1)。
またこの特許文献1では、上記保持した当該細胞凝集塊の下方に隙間を形成するとともに、上記隙間に培養液を排出する配管を設け、細胞凝集塊の近傍に新たな培養液を流通させることが提案されている。
特開2017−79719号公報
ここで、立設させた複数の棒状部材によって複数の細胞凝集塊を保持する構成の場合、棒状部材と棒状部材とによって形成された空間は培養液が流れにくく、新たな培養液を十分に細胞凝集塊の近傍に流通させることができず、培養不良が生じやすいという問題がある。
そこで上記特許文献1のような構成が提案されたが、棒状部材と棒状部材との間隔は実際には極めて狭いことから、細胞凝集塊の下方に配管を挿入する構成を実現することは困難であった。
このような問題に鑑み、本発明は立設させた複数の棒状部材に保持された複数の細胞凝集塊の近傍に、新たな培養液を効果的に流通させることが可能な細胞の集合構造体の作製装置を提供するものである。
すなわち、請求項1の発明にかかる細胞の集合構造体の作製装置は、培養液を収容した培養容器の内部に複数の棒状部材を立設し、上記棒状部材によって複数の細胞凝集塊を保持させて培養することで、上記細胞凝集塊が相互に融合した集合構造体を作製する細胞の集合構造体の作製装置において、
上記培養容器内に保持された細胞凝集塊の周囲に配置される進退部材と、当該進退部材を細胞凝集塊に向けて進退動させる駆動手段とを備え、
上記細胞凝集塊を培養容器内で培養する間に、上記駆動手段によって上記進退部材を細胞凝集塊に向けて進退動させて、上記細胞凝集塊の周囲で培養液を流動させることを特徴としている。
本発明によれば、立設させた複数の棒状部材により保持された複数の細胞凝集塊の周囲に進退部材を配置し、当該進退部材を細胞凝集塊に向けて進退動させることで、細胞凝集塊の近傍で培養液を流動させることができ、細胞凝集塊の近傍で新たな培養液を効果的に流通させることができる。
細胞の集合構造体の作製装置の外観図。 細胞凝集塊の移載装置の構成図。 細胞凝集塊の収容容器および吸引ノズルの構成図。 細胞凝集塊を保持した培養容器の平面図。 進退部材の平面図。 培養液の流動装置の構成図。 進退部材の動作説明図。 下方進退部材および上方進退部材による進退動作を示す図。
以下、図示実施例について説明すると、図1〜図6は細胞の集合構造体の作製装置1を説明するものであって、複数の細胞凝集塊2(スフェロイド:図3参照)を培養容器3の内部に保持させて培養することにより、細胞凝集塊2が相互に融合した細胞の集合構造体としての癒合パッド4(図6参照)を作製するものとなっている。
上記細胞凝集塊2は、例えば特許第4517125号に開示される方法で作製することができる。すなわち、内面が非接着性の容器に細胞を播種して培養すると、細胞は足場を求めて互いに接着し合うことで凝集して細胞凝集塊2が形成され、これらがさらに融合することで外径寸法が500μm程度の略球状の細胞凝集塊2が形成される。
より効率的には、ウエルプレートの非接着性のウエル(略半球状の収容部)で培養することにより容易に細胞凝集塊2を得ることができる。なお、細胞凝集塊2の作製方法はこれに限らず、旋回している培養液中に細胞懸濁液を入れる旋回培養法、試験管に細胞懸濁液を入れて遠心分離器で沈殿させる方法、あるいはアルギン酸ビーズを用いて培養する方法など公知の様々な方法で作製することができる。
このように、細胞凝集塊2とは、細胞同士が集合し凝集化した100〜500μm程度の外径寸法を有した略球状の細胞集合体を指し、これらの細胞凝集塊2を平面的または立体的に接触または接近させて配置すると、各細胞凝集塊2の細胞が増殖して隣接する細胞凝集塊2と融合し、平面的または立体的な細胞の集合構造体が得られるようになっている。
本実施例で作製する癒合パッド4は、欠損した患部に移植するために用いることができ、複数の細胞凝集塊2を平面的に配置して融合させたものとなっている。厚さは用いる細胞凝集塊2の寸法に応じて100〜500μm程度のものを作製することが可能で、平面的なサイズは整列させる細胞凝集塊2の個数によって調節可能となっている。
このように作製される上記癒合パッド4は、細胞懸濁液を平面的に培養することで細胞単体をシート状に培養して得られる細胞シートとは異なるものである。
本実施例の作製装置1は、図1に示す内部が無菌状態に維持されたアイソレータ5と、当該アイソレータ5に接続可能に設けられたインキュベータ6とを備え、上記アイソレータ5には搬入物を除染するためのパスボックス5aが設けられている。
図2は上記アイソレータ5の内部に設けられた細胞凝集塊2の移載装置Mの構成を示し、細胞凝集塊2を収容する収容容器7を支持する収容容器支持部8と、上記培養容器3を支持する培養容器支持部9と、上記細胞凝集塊2を保持する複数の吸引ノズル10と、上記吸引ノズル10を上記収容容器7および培養容器3に対して相対的に移動させるノズル移動手段11とを備えている。
一方、図6は上記インキュベータ6の内部に設けられた培養液の流動装置Fの構成を示し、培養容器3を載置させる載置台12と、培養容器3の内部に設けられた下方進退部材13および上方進退部材14と、これら下方進退部材13および上方進退部材14を進退動させる下方駆動手段15および上方駆動手段16と、上記下方進退部材13と下方駆動手段15を連結する下方連結手段17と、上記上方進退部材14と上方駆動手段16を連結する上方連結手段18とを備えている。本実施例においては、下方進退部材13および上方進退部材14は薄い平板状に形成されている。
そして、上記アイソレータ5および内部に設けられた移動装置Mの動作は、コンピュータからなる制御手段C1によって制御され、これと同様インキュベータ6および内部に設けられた流動装置Fの動作も、コンピュータからなる制御手段C2により制御される。
また上記インキュベータ6には、培養容器3に新鮮な培養液を供給する培養液供給手段を備えてもよい。
なお、以下の説明において、図2における図示左右方向をX方向、前後方向をY方向、上下方向をZ方向とし、図4、図5では図示左右方向をX方向、上下方向をY方向とする。
上記アイソレータ5は内部が無菌環境に維持され、また無菌エア供給手段によって上方から下方へと向かう無菌エアによる一方向流が形成されるようになっている。
またアイソレータ5の正面には作業者が装着可能なグローブ5bが設けられており、各種の作業を行うことが可能となっている。なお、アイソレータ5の内部にロボットや所要の構成を有した移送手段を設けて、各種作業を自動的に行うようにすることもできる。
次に、上記インキュベータ6は、内部が無菌環境に維持されるとともに、癒合パッド4の培養に適した所定の温度および湿度に維持され、細胞凝集塊2が融合して癒合パッド4へと形成される間、上記インキュベータ6を上記アイソレータ5より分離して、当該アイソレータ5より離れた場所に保管することが可能となっている。
そのため、上記アイソレータ5とインキュベータ6とは接続手段6aによって接続されており、例えば特許第4656485号公報に記載されるような、インキュベータ6とアイソレータ5とを無菌状態を維持したまま接離させる接続手段を使用することができる。
図3は上記収容容器7の断面図を示し、上述したウエルプレートを使用することができる。収容容器7は平面視において縦横に複数の収容凹部7aを備え、各収容凹部7aの内部には培養液とともに略球状の細胞凝集塊2が一個ずつ収容されている。
上記収容容器7の収容凹部7aは、平面視におけるX方向およびY方向にそれぞれ所定個数ずつ整列しており、本実施例では培養容器3において作製する癒合パッド4を構成する細胞凝集塊2のX方向およびY方向の個数と同数、すなわちX方向に5個、Y方向に5個それぞれ設けられている。
上記収容容器7を支持する収容容器支持部8は、位置決め片8bによってその上面で上記収容容器7を位置決めするとともに、上記ノズル移動手段11を構成するY方向テーブル8aによって構成されている。
後述するように、本実施例の吸引ノズル10はX方向に5個設けられ、またX方向およびZ方向にのみ移動可能となっていることから、上記Y方向テーブル8aが収容容器7をY方向に移動させることで、吸引ノズル10と収容容器7とをXYZの各方向で相対的に移動させることができる。
具体的に説明すると、最初に上記Y方向テーブル8aが収容容器7の1列目の収容凹部7aを吸引ノズル10の下方に位置させて、当該一列目の収容凹部7aから吸引ノズル10が細胞凝集塊2を吸着保持すると、Y方向テーブル8aが1列分だけY方向に収容容器7を移動させて、2列目の収容凹部7aを吸引ノズル10の下方に位置させるようになっている。
図4は上記培養容器3の平面図を示し、当該培養容器3を流動装置Fを構成する載置台12に載置させた状態を示している。上記培養容器3を上記移載装置Mで取り扱う際には、上記培養容器3だけを上記培養容器支持部9に載置し、培養容器3の内部に所定個数の細胞培養塊2を保持させた後、アイソレータ5内に配置した上記載置台12に移動させるようになっている。
図4および図6にも示すように、上記培養容器3は有底箱状を有しており、内部には所定の深さで培養液が収容されるとともに、底面に設置された底面プレート21と、当該底面プレート21の中央に設置された台座22と、当該台座22に立設された棒状部材としての複数のピン23とが収容されている。
上記底面プレート21は培養容器3の底面と略同形を有しており、底面プレート21が培養容器3の内部で移動しないように位置決めされている。また底面プレート21における上記台座22を設置する位置には凹部21aが形成され、さらに当該凹部21aを挟んで対向した位置にはZ方向に向けて2本のガイドロッド24が設けられている。
上記台座22は直方体形状を有しており、上記ピン23は当該台座22の上面に所定の配列で立設され、各ピン23は培養容器3の内部において完全に培養液中に水没するようになっている。
図4に示すように、本実施例では上記複数のピン23によってX方向およびY方向にそれぞれ5個の細胞凝集塊2を相互に接触した状態で平面的に整列させるようになっている。
平面視において4本のピン23が四隅に位置した略正方形の区画を細胞凝集塊2の保持部Hとし、当該保持部Hを構成する4本のピン23のうち、各対角位置の2本のピン23の間隙は、保持する細胞凝集塊2の直径よりも短くなるように配置されている。
換言すると、細胞凝集塊2を作製する際に、各対角位置の2本のピン23の間隙よりも直径が大きくなるようにすることで、複数のピン23とピン23との間に細胞凝集塊2を差し込むと、当該細胞凝集塊2を上記ピン23の先端と根元との間の上下中間部分に位置させることができる。
そして複数の隣接する保持部Hに細胞凝集塊2を保持させることで、各保持部Hの細胞凝集塊2同士を相互に接触させた状態で培養でき、これにより細胞凝集塊2同士が融合して癒合パッド4が得られることとなる。
培養容器支持部9は、上記ノズル移動手段11を構成するY方向テーブル9aによって構成され、位置決め片9bにより上記培養容器3を位置決めするようになっている。
培養容器支持部9も、上記収容容器支持部8を構成するY方向テーブル8aと同様、吸引ノズル10に吸着保持された細胞凝集塊2が上記培養容器3の内部の保持部Hに供給されるたびに、培養容器3をY方向に細胞凝集塊2一列分ずつ移動させるものとなっている。
次に、上記吸引ノズル10について説明すると、図3に示すように図示しない負圧発生手段に接続された本体部10aと、当該本体部10aの下端部に設けられた管状の吸着部10bとを備えている。
上記吸着部10bの内径は上記細胞凝集塊2より小径となっており、上記収容容器7の収容凹部7aにおいて吸着部10bの先端に細胞凝集塊2を吸着保持した際に、細胞凝集塊2が当該吸着部10bの内部に吸い込まれないようになっている。
また培養容器3において複数のピン23に細胞凝集塊2を保持させるには、上記吸着部10bの中心位置をピン23とピン23との間に形成した保持部Hの略中央に位置させ、かつ細胞凝集塊2を上記ピン23の上下中間位置に位置した状態で上記負圧発生手段による負圧を解消する。
なお細胞凝集塊2を吸着保持する吸引ノズル10に代えて、グリッパなどによって細胞凝集塊2を保持する等の構成を有したものを用いて細胞凝集塊2を保持するようにしてもよい。
また上記吸引ノズル10を移動させるノズル移動手段11は、図2に示すように上記収容容器支持部8および培養容器支持部9にかけてX方向に設けられたX方向レール25と、当該X方向レール25に沿って吸引ノズル10をX方向に移動させるX方向移動手段26と、当該X方向移動手段26に設けられてZ方向に吸引ノズル10を昇降させるZ方向移動手段27と、上記収容容器支持部8および培養容器支持部9における上記Y方向テーブル8a、9aとによって構成されている。
なお、ノズル移動手段11としては、Y方向テーブル8a、9aに代えて、上記X方向レール25をY方向に移動させる構成を有したものであってもよい。このような構成とすることで、上記吸引ノズル10や後述するカメラ29をX−Y方向に移動させることができる。
また本実施例の吸引ノズル10はX方向に5個整列して設けられ、これら吸引ノズル10は間隔変更手段28によってX方向にその間隔が変更されるようになっている。
具体的には、上記吸引ノズル10が収容容器支持部8の上方に位置した際には、間隔変更手段28は上記収容容器7におけるX方向に整列した収容凹部7aと同じ間隔に上記吸引ノズル10の間隔を変更する。
一方、吸引ノズル10が培養容器支持部9の上方に位置した際には、間隔変更手段28は上記培養容器3の内部のピン23とピン23との間に形成された保持部Hにおける、X方向の間隔と同じ間隔に吸引ノズル10の間隔を変更する。
上記X方向レール25にはX方向に移動するカメラ29が設けられており、上記カメラ29は上記吸引ノズル10によって細胞凝集塊2が保持部Hに保持されると、培養容器支持部9の上方まで移動して培養容器3内の保持部Hを撮影するようになっている。
撮影された画像により、上記全ての保持部Hに細胞凝集塊2が保持されているか否かが確認され、必要に応じて細胞凝集塊2の保持されていない保持部Hに対して細胞凝集塊2を供給するよう、指示することができる。
またカメラ29は、上記ノズル移動手段11が吸引ノズル10を培養容器支持部9の上方に位置させる際には、吸引ノズル10との接触を避けるために培養容器支持部9の上方から退避するようになっている。
図6はインキュベータ6の内部に設けられた流動装置Fを示し、当該流動装置Fにおいて上記培養容器3は移動可能に設けられたプレート状の載置台12に載置されるようになっている。
そして上記流動装置Fは、上記培養容器3の内部に、上記ピン23によって保持された細胞凝集塊2の下方に配置される下方進退部材13と、細胞凝集塊2の上方に配置される上方進退部材14とを備えている。
また流動装置Fは、上記インキュベータ6の内部に、上記載置台12を挟んで設けられた、上記下方進退部材13を昇降させる下方駆動手段15と、上記上方進退部材14を昇降させる上方駆動手段16とを備えている。
さらに流動装置は、上記下方進退部材13と上記下方駆動手段15とを連結する下方連結手段17と、上方進退部材14と上方駆動手段16とを連結する上方連結手段18とを備えている。
ここで、図4はアイソレータ5内において上記培養容器3を上記載置台12に載置した状態を示しており、当該図4において上記上方進退部材14は省略されている。
上記載置台12の略中央には上記培養容器3を位置決めするための凹部12aが形成されており、この載置台12ごと上記培養容器3を上記アイソレータ5とインキュベータ6との間で移送することが可能となっている。
また上記凹部12aに収容された培養容器3を挟んで対向した位置には、上記下方連結手段17を支持する下方支持部材31と、上記上方連結手段18を支持する上方支持部材32が設けられている。
上記下方進退部材13には、上記培養容器3の内部に立設された上記ピン23の位置に合わせて貫通孔13aが穿設されており、下方進退部材13は上記貫通孔13aに上記ピン23を貫通させた状態で、上記ピン23の立設された台座22に載置されるようになっている。
また、平面視で四角形からなる上記下方進退部材13の図4における図示左右の対辺部分には、それぞれ上記ガイドロッド24が上下に貫通する貫通孔13cの形成されたガイド部13bが設けられ、当該ガイド部材13bを設けた対辺部分とは異なる図4における図示上下の対辺部分には、それぞれ上記下方連結手段17に連結される突出片13dが設けられている。
上記下方連結手段17は、水平方向に設けられたアーム部17aと、当該アーム部17aの先端に設けられるとともに上記下方進退部材13の一対の突出片13dを支持する支持部17bとから構成されている。
上記アーム部17aは上記載置台12に設けられた下方支持部材31に載置されるようになっており、その先端は上記下方進退部材13の上方に位置して上記支持部17bが取り付けられ、末端は上記載置台12の外方に突出して、インキュベータ6の内部で上記下方駆動手段15が連結されるようになっている。
上記支持部17bは、その上端が上記アーム部17aの先端に固定され、その下端部は上記下方進退部材13に設けられた2つの突出片13dに向けて分岐し、さらに当該突出片13dを上下から挟持するように二股状に形成されている。
このような構成により、上記アーム部17aが上下に移動すると、上記支持部17bに上下から支持された下方進退部材13の突出片13dを介して、下方進退部材13が培養容器3の内部で細胞凝集塊2に向かって上下に進退動するようになっている。
図5に示すように、平面視で四角形からなる上記上方進退部材14には、上記下方進退部材13と同様、上記ピン23が貫通する貫通孔14cが穿設され、また、図5における図示左右の対辺部分には、それぞれ上記ガイドロッド24が上下に貫通する貫通孔14cの形成されたガイド部14bが設けられ、当該ガイド部14bを設けた対辺部分とは異なる図5における図示上下の対辺部分には、それぞれ上記上方連結手段18によって支持される突出片14dが設けられている。
上記上方連結手段18も、上記下方連結手段17と同様、水平方向に設けられたアーム部18aと、当該アーム部18aの先端に設けられるとともに上記上方進退部材14の一対の突出片14dを支持する支持部18bとから構成され、上記アーム部18aは上記載置台12に設けられた上方支持部材32に載置されるようになっている。
上記上方進退部材14の各突出片14dには、その上面に係合ピン14eが設けられており、これに対し上記上方連結手段18のアーム部18aの先端は、上記上方進退部材14の上方に位置して上記支持部18bが取り付けられ、末端は上記載置台12の外方に突出して、インキュベータ6の内部で上記上方駆動手段16が連結されるようになっている。
上記支持部18bは、その上端が上記アーム部18aの先端に固定され、その下端部は上記上方進退部材14に設けられた2つの上記係合ピン14eに向けて分岐し、その先端には上記係合ピン14eに係合するスリット18cが形成されている。
このような構成により、上記アーム部18aが上下に移動すると、上記支持部18bのスリット18cと係合した係合ピン14eおよび突出片14を介して、上方進退部材14が培養容器3の内部で細胞凝集塊2に向かって上下に進退動するようになっている。
上記下方駆動手段15および上方駆動手段16は、それぞれ進退ロッド15a、16aを高精度に位置合わせすることが可能な電動シリンダによって構成され、これらは制御手段C2によって個別に制御されるようになっている。
上記進退ロッド15aには上記下方連結手段17のアーム部17aの末端を着脱自在に連結させることが可能となっており、これと同様、上記進退ロッド16aには上記上方連結手段18のアーム部18aの末端を着脱自在に連結させることが可能となっている。
上記構成により、ロボットまたは作業者が培養容器3の載置された載置台12をインキュベータ6内に移動させた後、上記下方連結手段17により上記下方進退部材14を上記下方駆動手段15に連結し、上記上方連結手段18により上記上方進退部材14を上方駆動手段16に連結することができるようになっている。
そして制御手段C2は、上記下方駆動手段15および上方駆動手段16を個別に制御することで、上記下方連結手段17および上方連結手段18によって連結された下方進退部材13および上方進退部材14を個別に昇降させることが可能となっている。
そして上記インキュベータ6内には、図示しないが培養容器3に培養液を供給する培養液供給手段が設けられ、両端が培養容器3の培養液中に挿入された配管により培養液の吸引および排出を行うことで、培養容器3内で培養液を循環させるようになっている。
なお上記培養液供給手段としては、培養液に対して栄養分を補給する補給手段や、古い培養液を排液するとともに新たな培養液を供給する供給手段を設けてもよい。
以下、上記構成を有する細胞の集合構造体の作製装置1を用いた癒合パッド4の作製方法を説明する。
最初に、上記パスボックス5aを介して、上記細胞凝集塊2が収容された収容容器7や培養容器3を上記アイソレータ5内に搬入したり、培養容器3に所定量の培養液を供給する準備工程を行う。
上記培養容器3は上記培養容器支持部9に載置され、また培養容器3には上記ピン23の立設された台座22が収容されるとともに、上記下方進退部材13が上記ピン23に貫通された状態で台座22の上面に載置されて配置されている。
上記準備工程が完了すると、上記吸引ノズル10によって収容容器7に収容された細胞凝集塊2を上記培養容器3に供給する供給工程を行う。
具体的には、図2(a)に示すように、上記ノズル移動手段11が吸引ノズル10を移動させ、また間隔変更手段28が吸引ノズル10の間隔を変更して、上記収容容器支持部8において収容容器7の収容凹部7aから細胞凝集塊2を吸着保持する。
続いて、図2(b)に示すように、ノズル移動手段11が吸引ノズル10を培養容器支持部9へと移動させ、その間に間隔変更手段28が上記ピン23とピン23との間に形成された保持部Hの間隔に合わせて吸引ノズル10の間隔を変更する。
吸引ノズル10が培養容器3の上方に位置すると、吸引ノズル10が下降して各吸引ノズル10に保持された細胞凝集塊2が複数のピン23によって形成された保持部Hに挿入され、上記ピン23の上下中間位置で細胞凝集塊2が保持される。
その後、上記カメラ29が培養容器支持部9の上方に移動して培養容器3内の細胞凝集塊2を撮影し、細胞凝集塊2が全ての保持部Hに保持されているか否かを確認する。
予定した細胞凝集塊2を全て保持させると、ロボットもしくは作業者によって培養容器3を培養容器支持部9上から取り出して、上記準備工程においてあらかじめアイソレータ5内に搬入させていた載置台12に載置する。
さらに、培養容器3内に収容された上記下方進退部材13に上記下方連結手段17を連結する。具体的には、上記下方進退部材13の突出片13dを下方連結手段17の支持部17bによって支持し、アーム部17aを下方支持部材31に支持させる。
なお、この状態においては、下方進退部材13が台座22に載置された状態を維持するように、下方連結手段17を支持する下方支持部材31の高さが設定されている。
次に、図7(a)に示すように、上記細胞凝集塊2が収容された培養容器3の内部に上方進退部材14を設置する上方進退部材設置工程を行う。
具体的には、上記上方進退部材14に穿設された貫通孔14aに上記ピン23を貫通させるとともに、ガイド部14bの貫通孔14cにガイドロッド24を貫通させる。
その後、上方進退部材14を下方に移動させると、上記保持部Hに保持された細胞凝集塊2に上方から接触してこれを下方に押し下げ、細胞凝集塊2を上記下方進退部材13と上方進退部材14とによって上下から挟持した状態として、培養容器3に収容された細胞凝集塊2の高さを一致させる。
続いて、上記上方進退部材14に上記上方連結手段18を連結する。具体的には、上記上方連結手段18の支持部18bに形成されたスリット18cを、上記上方進退部材14の突出片14dに設けられた係合ピン14eに係合させ、さらにアーム部18aを上方支持部材32に支持させる。
ここで、上記上方連結手段18を支持する上方支持部材32の高さは、上方進退部材設置工程で上方支持部材32を培養容器3の内部に設置した状態を維持し、当該上方進退部材14によって細胞凝集塊2を押しつぶすことがないよう設定されている。
このようにして培養容器3内に細胞凝集塊2が収容され、かつ下方進退部材13に下方連結手段17が連結され、上方進退部材14に上方連結手段18が連結されて準備が終了すると、ロボットもしくは作業者によって上記培養容器3をインキュベータ6に移送する移送工程を行う。
上記培養容器3は載置台12ごとインキュベータ6の内部に移送されるようになっており、上記載置台12は上記流動装置Fを構成する下方駆動手段15および上方駆動手段16の間に載置されて位置決めされる。
その後、上記下方連結手段17を上記下方駆動手段15に連結し、上方連結手段18を上記上方駆動手段16にそれぞれ連結する。これにより下方進退部材13と下方駆動手段15とが連結され、また上方進退部材14と上方駆動手段16とが連結されることとなり、上記流動装置Fが構成されることとなる。
また、上記培養容器3の培養液中に上記培養液供給手段の配管が挿入される。
その後、インキュベータ6を上記アイソレータ5より分離して、アイソレータ5より離隔した位置に載置し、内部を所定の温度、湿度に維持するとともに、所定の炭酸ガスや酸素の濃度を維持し、さらに上記制御手段C2が上記流動装置Fを制御することで培養工程を開始する。
まず、図7(a)に示した上記上方進退部材設置工程において細胞凝集塊2を下方に位置させた状態から、当該細胞凝集塊2を上記ピン23の上下中間位置へと上昇させる培養準備動作を行う。
図7(a)の状態から、図7(b)に示すように上方駆動手段16が上方進退部材14を上昇させ、上記細胞凝集塊2の上方に隙間が形成されるように上方進退部材14を所定距離だけ退避させる。
次に、図7(c)に示すように、下方駆動手段15が下方進退部材13を上昇させて細胞凝集塊2を押し上げ、細胞凝集塊2を上記上方進退部材14との間で再び保持する。
これにより、上記細胞凝集塊2は上記ピン23における上下中間位置に位置することとなり、また上記下方進退部材13に押し上げられることで、細胞凝集塊2の高さが一定に揃えられるようになっている。
その後、図7(d)に示すように、上記上方駆動手段16が上記上方進退部材14をさらに上方に所定距離だけ上昇させ、細胞凝集塊2の上方部分が培養液に触れるような空間を形成する。
この培養準備作業では、上記細胞凝集塊2は互いに融合していない為、制御手段はこの状態を例えば6〜12時間程度維持し、細胞凝集塊2同士を融合させるようになっている。
このようにして培養工程が開始され、培養準備動作によってある程度細胞凝集塊2同士が融合すると、続いて培養容器3内の培養液を流動させる進退動作を行う。この進退動作については、培養工程中は連続的に行ってもよく、また所定時間ごとに間欠的に行ってもよい。
図8(a)〜(d)は進退動作における下方進退部材13および上方進退部材14の動作の一例を示したものであり、制御手段C2は下方進退部材13および上方進退部材14を交互に昇降させるようになっている。
具体的に、図8(a)は、図7(d)に示した上記上方進退部材14が上昇した状態から、当該上方進退部材14を下降させて細胞凝集塊2に接近させた状態を示している。
そして、図8(b)は図8(a)の状態から上記下方進退部材13を下降させて細胞凝集塊2より離隔させた状態を、図8(c)は図8(b)の状態から上記上方進退部材14を上昇させて細胞凝集塊2より離隔させた状態を、図8(d)は図8(c)の状態から上記下方進退部材13を上昇させて細胞凝集塊2に接近させた状態をそれぞれ示している。
上記動作によって下方進退部材13および上方進退部材14が細胞凝集塊2に接近すると、ピン23とピン23との間に位置する古い培養液を、下方進退部材13および上方進退部材14と細胞凝集塊2との間から周囲に排出することができる。
一方、下方進退部材13および上方進退部材14が細胞凝集塊2より離隔すると、ピン23とピン23との間に、周囲から新たな培養液が吸い込まれ、当該新たな培養液を細胞凝集塊2の近傍に流通させることができる。
このように、下方進退部材13および上方進退部材14を上下動させて、細胞凝集塊2に接近および離隔させる進退動作を繰り返すことで、保持部Hに保持された細胞凝集塊2の上方および下方に新たな培養液を流通させることができる。
ここで、本実施例のように複数のピン23によって細胞凝集塊2を保持した場合、当該ピン23とピン23との間隔が実際には狭いことから、当該ピン23によって囲繞された空間で培養液が流れにくくなる。
特に、癒合パッド4の中央部分、すなわち最も培養液の流れにくい部分では、細胞の培養が不十分となって細胞凝集塊2の融合が行われず、癒合パッド4に不良が発生するという問題があった。
そこで本実施例では、ピン23とピン23とによって形成された保持部Hに保持された細胞凝集塊2に対して、上記下方進退部材13および上方進退部材14を下方および上方から接離させるように進退させるようになっている。
上記下方進退部材13および上方進退部材14はそれぞれ上記ピン23が貫通する構成を有していることから、ピン23によって囲繞された細胞凝集塊2に対して、直下および直上まで接近させることができる。
以上のことから、細胞凝集塊2の下方および上方にそれぞれ新たな培養液を流通させることができ、特に中央部に位置する細胞凝集塊2の近傍に新たな培養液を流通させることで、より確実に細胞凝集塊2を融合させることが可能となった。
上記培養工程により細胞凝集塊2が培養されて癒合パッド4が作成されると、インキュベータ6をアイソレータ5に接続して、当該癒合パッド4を培養容器3から回収する回収工程を行う。
回収工程では、最初にインキュベータ6において上記流動装置Fの下方駆動手段15および上方駆動手段16からそれぞれ上記下方連結手段17および上方連結手段18を取り外し、その後上記載置台12ごと培養容器3をアイソレータ5に移送する。
アイソレータ5では、最初に培養容器3から上方進退部材14および上方連結手段18を取り除き、その後上記下方連結手段17を操作して上記下方進退部材13を上昇させ、これにより癒合パッド4を上記ピン23から離脱させ、回収することができる。
なお、上記培養工程から回収工程の間に、所定期間ごとにインキュベータ6をアイソレータ5に接続して、培養途中の癒合パッド4の培養状態を検査する検査工程を行うようにしてもよい。
なお、上記実施例における上記培養工程中の進退動作は図8に示した通りであるが、培養容器3の培養液を流動させることができるのであれば、上記下方進退部材13および上方進退部材14を別の順序で作動させてもよい。
また上記実施例では、複数のピン23とピン23とによって形成された空間を上記保持部Hとして、複数のピン23によって細胞凝集塊2を挟持するようになっているが、上記ピン23に細胞凝集塊2を突き刺すことで当該細胞凝集塊2を保持するようにしてもよい。
このような場合であっても、下方進退部材13および上方進退部材14を細胞凝集塊2に対して接近および離隔させることで、当該細胞凝集塊2の近傍に新たな培養液を流通させることができ、細胞凝集塊2同士の融合を効果的に行うことが可能となる。
さらに、上記下方進退部材13、上方進退部材14は平面に貫通孔13c、14cを形成したものに限らず、平板状に構成されたメッシュや網であってもよく、この場合にはピン23を貫通させるために貫通孔を穿設する必要がなくなる。
また上方進退部材14については、必ずしもピン23を貫通させる必要はなく、細胞凝集塊2の保持部Hをピン23の先端近くに設定することで、ピン23に保持された細胞凝集塊2の上方で上方進退部材14を上下に進退動させることができる。
またさらには、上記進退部材の配置としては細胞凝集塊2の上下に限らず、細胞凝集塊2の横方向を含む全周囲に設けることが可能であり、当該位置から細胞凝集塊2に向けて進退させるように配置することができる。
1 作製装置 2 細胞凝集塊
3 培養容器 4 癒合パッド(集合構造体)
5 アイソレータ 6 インキュベータ
13 下方進退部材 14 上方進退部材
15 下方駆動手段 16 上方駆動手段
17 下方連結手段 18 上方連結手段
31 下方支持部材 32 上方支持部材
23 ピン H 保持部
M 移載装置 F 流動装置

Claims (4)

  1. 培養液を収容した培養容器の内部に複数の棒状部材を立設し、上記棒状部材によって複数の細胞凝集塊を保持させて培養することで、上記細胞凝集塊が相互に融合した集合構造体を作製する細胞の集合構造体の作製装置において、
    上記培養容器内に保持された細胞凝集塊の周囲に配置される進退部材と、当該進退部材を細胞凝集塊に向けて進退動させる駆動手段とを備え、
    上記細胞凝集塊を培養容器内で培養する間に、上記駆動手段によって上記進退部材を細胞凝集塊に向けて進退動させて、上記細胞凝集塊の周囲で培養液を流動させることを特徴とする細胞の集合構造体の作製装置。
  2. 上記進退部材を上記細胞凝集塊の上方または下方の少なくともいずれか一方に配置し、上記駆動手段によって上記進退部材を上記細胞凝集塊に向けて上下に進退動させることを特徴とする請求項1に記載の細胞の集合構造体の作製装置。
  3. 上記進退部材は平板状に形成されるとともに上記棒状部材を貫通させて配置され、上記駆動手段は上記進退部材を棒状部材に沿って上下に進退動させることを特徴とする請求項2に記載の細胞の集合構造体の作製装置。
  4. 上記進退部材は、上記棒状部材に保持される細胞凝集塊の下方に配置される下方進退部材であって、
    上記下方進退部材を上記駆動手段に連結させる下方連結手段を備え、
    上記下方進退部材が上記棒状部材を貫通させた状態で配置され、当該下方進退部材の上方に細胞凝集塊を保持させ、
    上記細胞凝集塊を上記培養容器内で培養する際に、上記下方連結手段によって下方進退部材と上記駆動手段とを連結させることを特徴とする請求項3に記載の細胞の集合構造体の作製装置。
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