JP2019071556A - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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義久 中山
洋介 久保
Yosuke Kubo
洋介 久保
克俊 山元
Katsutoshi Yamamoto
克俊 山元
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Abstract

【課題】通信断しなくてもリンクの復旧を行うこと。【解決手段】通信部111は、可変の数のレーンを使用して第2の通信装置120へのデータ送信を行う。制御部112は、第1の数のレーンを使用するデータ送信から第1の数より少ない第2の数のレーンを使用するデータ送信への切り替わりが発生した場合に、その切り替わりから所定時間後におけるデータ送信の通信品質に応じて決定した第3の数のレーンによりデータ送信の同期を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置および通信方法に関する。
従来、シリアルインタフェースにより通信を行う技術が知られている(たとえば、下記特許文献1〜3参照。)。また、高速シリアル通信規格の一つとしてSRIO(Serial RapidIO)が知られている。SRIOにおいては、複数のレーンを使用したデータ送信が可能である。
特開2013−211687号公報 特開2016−82316号公報 特開2012−156731号公報
しかしながら、たとえば、通信環境の悪化等により、複数のレーンを使用するデータ送信から1つのレーンを使用するデータ送信へのダウングレードが発生する場合がある。この場合に、上述した従来技術では、複数のレーンを使用するリンクを復旧するには通信断を要するという問題がある。
1つの側面では、本発明は、通信断しなくてもリンクの復旧を行うことができる通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、1つの実施態様では、可変の数のレーンを使用して他の通信装置へのデータ送信を行い、第1の数のレーンを使用する前記データ送信から前記第1の数より少ない第2の数のレーンを使用する前記データ送信への切り替わりが発生した場合に、前記切り替わりから所定時間後における前記データ送信の通信品質に応じて決定した数のレーンにより前記データ送信の同期を行う通信装置および通信方法が提案される。
本発明の一側面によれば、通信断しなくてもリンクの復旧を行うことができる。
実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。 実施の形態にかかるSRIOのデータ送受信部の一例を示す図である。 実施の形態にかかるSRIOの通信システムの一例を示す図である。 実施の形態にかかる送信制御部による処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 実施の形態にかかる送信制御部による処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 実施の形態にかかるFEC切り替えに応じたBERの変化の一例を示す図である。 実施の形態にかかるFEC切り替えの他の一例を示す図である。 実施の形態にかかるダウングレードからの復旧の一例を示す図である。 実施の形態にかかるダウングレードからの復旧の他の一例を示す図である。 実施の形態にかかるCSのフォーマットの一例を示す図である。 実施の形態にかかるCSに格納される情報の一例を示す図である。 実施の形態にかかるCSへのFEC切替通知およびレーン数切替通知のマッピングの一例を示す図である。 実施の形態にかかるFECを用いた通信品質の回復の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態にかかるFECの有無の切り替えのタイミングの一例を示す図(その1)である。 実施の形態にかかるFECの有無の切り替えのタイミングの一例を示す図(その2)である。 実施の形態にかかるダウングレードの後の4xでの復旧の一例を示すシーケンス図(その1)である。 実施の形態にかかるダウングレードの後の4xでの復旧の一例を示すシーケンス図(その2)である。 実施の形態にかかる1xでの通信の一例を示す図である。 実施の形態にかかる各未使用レーンの個別の同期確立の一例を示す図である。 実施の形態にかかる各未使用レーンの正常性確認の一例を示す図である。 実施の形態にかかる4x通信での復旧時のデータ送信の一例を示す図である。 実施の形態にかかるダウングレードの後の2xでの復旧の一例を示すシーケンス図(その1)である。 実施の形態にかかるダウングレードの後の2xでの復旧の一例を示すシーケンス図(その2)である。 実施の形態にかかる未使用レーンの一部の個別の同期確立の一例を示す図である。 実施の形態にかかる各未使用レーンの一部の正常性確認の一例を示す図である。 実施の形態にかかる2x通信での復旧時のデータ送信の一例を示す図である。 実施の形態にかかる通信装置を適用可能な通信システムの一例を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる通信装置および通信方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(実施の形態にかかる通信システム)
図1は、実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態にかかる通信システム100は、第1の通信装置110および第2の通信装置120を含む。第1の通信装置110は、第2の通信装置120へのデータ送信を行う。また、さらに第2の通信装置120が第1の通信装置110へデータ送信を行ってもよい。第1の通信装置110と第2の通信装置120との間のデータ送信には、たとえばSRIOなどのシリアルインタフェースを用いることができる。
第1の通信装置110は、通信部111および制御部112を備える。通信部111は、可変の数のレーン(伝送路)を使用して第2の通信装置120へのデータ送信を行う。複数のレーンを使用するデータ送信は、データをその複数のレーンに振り分けて(たとえばインタリーブして)送信するデータ送信である。
制御部112は、通信部111による第2の通信装置120へのデータ送信を制御する。たとえば、制御部112は、通信部111による第2の通信装置120へのデータ送信において使用するレーンの数を制御する。たとえば、制御部112は、通信部111による第2の通信装置120へのデータ送信におけるレーン毎の通信品質を測定する。そして、制御部112は、測定したレーン毎の通信品質に応じて、通信部111による第2の通信装置120へのデータ送信において使用するレーンの数を制御する。
一例としては、制御部112は、通信部111による第2の通信装置120へのデータ送信において使用している各レーンのうち一部のレーンの通信品質が悪化した場合に、その通信品質が悪化したレーンを使用しないように通信部111を制御する。
通信品質は、たとえば、通信部111が送信したデータの量と、通信部111が送信して第2の通信装置120が正常に受信したデータの量と、に基づく誤り率である。通信部111が送信して第2の通信装置120が正常に受信したデータの量は、たとえば、第2の通信装置120から第1の通信装置110へフィードバックされる情報に基づいて判定することができる。
使用していないレーンの通信品質については、たとえば、通信部111が測定用のデータを第2の通信装置120へ送信し、そのデータの受信結果を第2の通信装置120から第1の通信装置110へフィードバックすることにより測定することができる。または、通信品質は、通信部111がレーン毎に第2の通信装置120との間で同期(リンク)の確立を試行し、同期が確立できるか否かによって測定してもよい。
また、制御部112は、通信部111によるデータ送信において、第1の数のレーンを使用するデータ送信から、第1の数より少ない第2の数のレーンを使用するデータ送信への切り替わり(以下、「ダウングレード」とも称する。)の発生を検出する。第1の数は、一例としては4である。第2の数は、一例としては1である。ただし、第1の数および第2の数はこれらに限らず、通信部111が使用可能な各数にすることができる。
制御部112は、ダウングレードの発生を検出すると、そのダウングレードの発生から所定時間後における通信部111によるデータ送信の通信品質を測定する。たとえば、通信部111は、ダウングレードの発生から所定時間を計測し、所定時間の計測後に通信部111によるデータ送信の通信品質を測定する。
また、制御部112は、測定した通信品質に応じて、通信部111によるデータ送信において使用するレーンの第3の数を決定する。この第3の数は、たとえば第2の数より多い数である。たとえば、第1の数が4であり第2の数が1である場合に、第3の数は2〜4のいずれかである。そして、制御部112は、決定した第3の数のレーンにより、通信部111による第2の通信装置120との間のデータ送信の同期を行う。
このデータ送信の同期は、たとえば第2の通信装置120との間で同期信号等の信号を送受信するように通信部111を制御することにより行うことができる。このデータ送信の同期には、たとえば、使用する各レーンの間の通信タイミングを合わせる同期が含まれる。また、このデータ送信の同期には、使用する各レーンについて第1の通信装置110と第2の通信装置120との間の通信タイミングを合わせる同期が含まれてもよい。
また、制御部112は、決定した第3の数のレーンによる同期が確立すると、その第3の数のレーンにより第2の通信装置120へのデータ送信を行うように通信部111を制御する。
このように、第1の通信装置110は、使用するレーンの数が少ないデータ送信への切り替わりが発生した場合に、その切り替わりから所定時間後におけるデータ送信の通信品質に応じて決定した数のレーンによりデータ送信の同期を行うことができる。これにより、たとえば一時的な通信障害等により第1の数より少ない第2の数のレーンを使用するデータ送信への切り替わりが発生しても、通信断することなく、第2の数より多い第3の数のレーンを使用するデータ送信への切り替えを行うことが可能になる。このため、通信断しなくても、複数のレーンを使用するリンクを復旧することができる。
また、決定された第3の数が第1の数より少ない数である場合は、第3の数のレーンを使用するデータ送信を開始しても、第1の数のレーンを使用するデータ送信のときよりも、第1の通信装置110から第2の通信装置120への伝送速度が低くなる。これに対し、制御部112は、第3の数が第1の数より少ない数である場合に、第3の数のレーンを使用するデータ送信のレーン毎のレートが、第1の数のレーンを使用するデータ送信のときのレーン毎のレートより高くなるように通信部111を制御してもよい。これにより、第1の数のレーンを使用するデータ送信の復旧ができない場合においても、第1の通信装置110から第2の通信装置120への伝送速度の低下を抑制することができる。
また、制御部112は、まずは第1の数のレーンを使用しFECを行わないデータ送信を行うように通信部111を制御してもよい。FECはForward Error Correction(前方誤り訂正)の略である。この場合に、制御部112は、そのときのデータ送信の通信品質に基づいて、第1の数のレーンを使用しFECを行うデータ送信へ切り替えるように通信部111を制御する。たとえば、制御部112は、第1の数のレーンを使用しFECを行わないデータ送信の通信品質が所定値以下になると、第1の数のレーンを使用しFECを行うデータ送信へ切り替えるように制御する。
また、制御部112は、第1の数のレーンを使用しFECを行うデータ送信の通信品質に基づいて、ダウングレード(第2の数のレーンを使用するデータ送信への切り替え)を行うように通信部111を制御する。たとえば、制御部112は、第1の数のレーンを使用しFECを行うデータ送信の通信品質が所定値以下になるとダウングレードを行うように制御する。
これにより、第1の通信装置110は、通信品質の悪化に伴いFECを開始し、FECを行っても通信品質が改善しない場合にダウングレードを行うことができる。このため、通信環境がよい場合はFECを行わずに高効率なデータ送信を行い、通信環境が悪化した場合はFECを行うことでダウングレードの発生を抑制することができる。
(実施の形態にかかるSRIOのデータ送受信部)
図2は、実施の形態にかかるSRIOのデータ送受信部の一例を示す図である。図2に示すデータ送受信部210,220は、SRIOの通信システムにおける、互いに双方向の通信を行う1レーン分の通信部である。たとえば、データ送受信部210は、データ送信部211と、FECエンコード部212と、送信データ選択部213と、FECデコード部214と、受信データ選択部215と、データ受信部216と、BER測定部217と、選択制御部218と、を備える。BERはBit Error Rate(ビット誤り率)の略である。
データ送信部211には、データ送受信部220へ送信するためのデータ(データ送受信部210の送信データ)が入力される。データ送信部211は、入力されたデータをFECエンコード部212および送信データ選択部213へ出力する。また、データ送信部211は、出力したデータの数(送信パケット数)をBER測定部217へ通知する。
また、データ送信部211は、データ受信部216から出力されたPNAを格納したCSを含むデータをFECエンコード部212および送信データ選択部213へ出力する。PNAはPacket Not Acceptedの略である。PNAは、データ(パケット)をCRCエラーや符号違反(Code Violation)により受信ができなかったことを示す情報である。データ受信部216から出力されるPNAは、データ送受信部220から送信されたデータをデータ受信部216が正常に受信できなかったことを示す情報である。CSはControl Symbolの略であり、SRIO規格で規定されている制御情報である。
FECエンコード部212は、データ送信部211から出力されたデータにFECエンコードを行う。そして、FECエンコード部212は、FECエンコードを行ったデータを送信データ選択部213へ出力する。
送信データ選択部213は、データ送信部211およびFECエンコード部212から出力された各データのいずれかを、選択制御部218からの制御に従って選択し、選択したデータを出力する。送信データ選択部213から出力されたデータは、データ送受信部210,220の間の伝送路を介してデータ送受信部220へ送信される。データ送受信部210,220の間の伝送路には、伝送路や電気伝送路などの各種の伝送路を用いることができる。
データ送受信部210,220の間の伝送路を介してデータ送受信部220からデータ送受信部210へ送信されたデータ(データ送受信部210の受信データ)は、FECデコード部214および受信データ選択部215へ入力される。FECデコード部214は、入力されたデータのFECデコード(誤り訂正処理)を行う。そして、FECデコード部214は、FECデコードを行ったデータを受信データ選択部215へ出力する。
受信データ選択部215は、FECデコード部214を経由せずに入力されたデータと、FECデコード部214から出力されたデータと、のいずれかを、選択制御部218からの制御に従って選択する。そして、受信データ選択部215は、選択したデータをデータ受信部216へ出力する。
データ受信部216は、受信データ選択部215から出力されたデータを受信する。また、データ受信部216は、受信したデータに含まれるCSに格納されたデータ送受信部220からのPNAをデータ送信部211およびBER測定部217へ出力する。データ送受信部220からのPNAは、データ送受信部210から送信されたデータをデータ送受信部220が正常に受信できなかったことを示す情報である。また、データ受信部216は、受信したデータに含まれるCSに格納された、データ送受信部220からのFEC切替通知を選択制御部218へ出力する。
BER測定部217は、データ送信部211から通知された送信パケット数と、データ受信部216から出力されたPNAの数と、に基づいて、データ送受信部210からデータ送受信部220への通信におけるBERを測定する。たとえば、BER測定部217は、PNAの数/送信パケット数によりBERを算出する。そして、BER測定部217は、測定したBERを示すBER情報を出力する。
選択制御部218は、データ送受信部210に対して入力されたFEC切替指示に応じて送信データ選択部213を制御する。たとえば、選択制御部218は、FECを使用した通信(以下、「FEC有り通信」と称する。)の開始を指示するFEC切替指示が入力された場合は、FECエンコード部212からのデータを選択するように送信データ選択部213を制御する。これにより、データ送受信部210からデータ送受信部220へFECエンコードされたデータが送信される。FEC有り通信においては、FECの誤り訂正処理により通信品質の向上(BERの低減)を図ることができる。
また、選択制御部218は、FECを使用しない通信(以下、「FEC無し通信」と称する。)の開始を指示するFEC切替指示が入力された場合は、データ送信部211からのデータを選択するように送信データ選択部213を制御する。これにより、データ送受信部210からデータ送受信部220へFECエンコードされていないデータが送信される。FEC無し通信においては、FECによるオーバーヘッドがデータに付加されないため通信効率を向上させることができる。
また、選択制御部218は、データ受信部216から出力されたデータ送受信部220からのFEC切替通知に応じて受信データ選択部215を制御する。たとえば、選択制御部218は、FEC有り通信の開始を通知するFEC切替通知が出力された場合は、受信データ選択部215がFECデコード部214からのデータを選択するように受信データ選択部215を制御する。これにより、データ送受信部220がFECエンコードしてデータ送受信部210へ送信したデータをデータ受信部216が受信することができる。また、選択制御部218は、FEC無し通信の開始を通知するFEC切替通知が出力された場合は、受信データ選択部215がFECデコード部214を経由せずに入力されたデータを選択するように受信データ選択部215を制御する。これにより、データ送受信部220がFECエンコードせずにデータ送受信部210へ送信したデータをデータ受信部216が受信することができる。
データ送受信部220は、データ送信部221と、FECエンコード部222と、送信データ選択部223と、FECデコード部224と、受信データ選択部225と、データ受信部226と、BER測定部227と、選択制御部228と、を備える。このデータ送受信部220の各構成は、上述したデータ送受信部210の各構成と同様である。
(実施の形態にかかるSRIOの通信システム)
図3は、実施の形態にかかるSRIOの通信システムの一例を示す図である。図3において、図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図3に示す通信システム300は、通信装置310,320を含む。通信装置310,320は、互いにSRIOによる通信を行う。図1に示した通信装置110は、たとえば通信装置310により実現することができる。また、図2に示した通信装置120は、たとえば通信装置320により実現することができる。
通信装置310は、出力データ生成部311と、出力データ選択部312と、送信制御部313と、データ送受信部210(#0〜#3)と、を備える。これらの各構成は、各種の情報を記憶するメモリと、メモリにアクセス可能なプロセッサと、により実現することができる。たとえば、これらの各構成は、DSPやFPGAなどの各種のデジタル回路により実現することができる。DSPはDigital Signal Processorの略である。FPGAはField Programmable Gate Arrayの略である。出力データ生成部311は、通信装置320へ送信するためのデータ(送信データ)を生成し、生成したデータを出力データ選択部312へ出力する。
出力データ選択部312は、出力データ生成部311から出力されたデータを、送信制御部313からの制御に従ってデータ送受信部210(#0〜#3)に振り分けて出力(インターリーブ)する。また、出力データ選択部312は、データ送受信部210(#0〜#3)へ出力するデータのレートを、送信制御部313からの制御に従って調整してもよい。また、出力データ選択部312は、送信制御部313から出力されたCS等を含むデータを、送信制御部313からの制御に従ってデータ送受信部210(#0〜#3)へ出力する。
データ送受信部210(#0〜#3)は、出力データ選択部312から出力されたデータをそれぞれレーン#0〜#3により通信装置320へ送信する。また、データ送受信部210(#0〜#3)は、それぞれレーン#0〜#3により通信装置320から送信されたデータを受信する。データ送受信部210(#0〜#3)のそれぞれは、たとえば図2に示したデータ送受信部210である。たとえば、データ送受信部210(#0)のデータ送信部211は、出力データ選択部312から出力されたデータをFECエンコード部212および送信データ選択部213へ出力する。また、データ送受信部210(#0)のデータ受信部216は、レーン#0により通信装置320から送信されたデータを受信する。
また、データ送受信部210(#0〜#3)のそれぞれのBER測定部217は、測定したBERを示すBER情報を送信制御部313へ出力する。
送信制御部313は、データ送受信部210(#0〜#3)から出力された各BER情報に基づいて、データ送受信部210(#0〜#3)からデータ送受信部220への通信をFEC有り通信およびFEC無し通信のいずれかにするかを判断する。そして、送信制御部313は、その判断の結果に基づいて、データ送受信部210(#0〜#3)のそれぞれの選択制御部218へ、FEC有り通信またはFEC無し通信の開始を指示するFEC切替指示を出力する。
また、送信制御部313は、データ送受信部210(#0〜#3)から出力された各BER情報に基づいて、通信装置310から通信装置320への送信データをいずれのレーンにより行うかを判断する。そして、送信制御部313は、その判断の結果に基づいて出力データ選択部312によるデータ送受信部210(#0〜#3)へのデータの振り分けを制御する。
たとえば、送信制御部313は、通信装置310から通信装置320への通信に使用するレーンの数を減らすダウングレードを行う。一例としては、送信制御部313は、通信装置310から通信装置320への通信にレーン#0〜#3を使用している状態でレーン#3のBERが低下した場合に、BERが低下したレーン#3を使用しないようにするダウングレードを行う。さらに、送信制御部313は、出力データ選択部312がデータ送受信部210(#0〜#3)へ出力するデータのレートを制御してもよい。
図1に示した通信装置110の通信部111は、たとえば出力データ生成部311、出力データ選択部312およびデータ送受信部210(#0〜#3)により実現することができる。図1に示した通信装置110の制御部112は、たとえば送信制御部313により実現することができる。
通信装置310の構成について説明したが、通信装置320の構成についても通信装置310の構成と同様である。たとえば、通信装置320のデータ送受信部220(#0〜#3)のそれぞれは、図2に示したデータ送受信部220である。
(実施の形態にかかる送信制御部による処理)
図4および図5は、実施の形態にかかる送信制御部による処理の一例を示すフローチャートである。たとえば、通信装置310が、通信装置320との間で、レーン#0〜#3を使用する4xでレーン同期しており、各レーンについてFEC無し通信を行っているとする。この状態で、図3に示した通信装置310の送信制御部313は、たとえば図4,図5に示す各ステップを実行する。
まず、送信制御部313は、すべてのレーン(レーン#0〜#3)のBERが閾値以下であるか否かを判断する(ステップS401)。この閾値は、一例としては、図3に示した通信システム300を移動体通信システムに適用する場合に、無線基地局の発着信完了率がある割合(たとえば95%)となる、通信装置310,320の間の通信におけるBERの値とすることができる。ステップS401の判断は、たとえば、データ送受信部210(#0〜#3)のBER測定部217から出力される各BER情報を参照することにより行うことができる。
ステップS401において、すべてのレーンのBERが閾値以下である場合は、送信制御部313は、FEC無し通信を継続しても所定の通信品質(たとえば発着信完了率)を維持することができる。このため、送信制御部313は、少なくともいずれかのレーンのBERが閾値より高くなるまで待つ(ステップS401:Yesのループ)。この場合は各レーン(#0〜#3)においてFEC無し通信が継続される。
ステップS401において、少なくともいずれかのレーンのBERが閾値より高くなると(ステップS401:No)、通信装置310から通信装置320への通信の品質が何らかの要因で悪化していると判断できる。通信装置310から通信装置320への通信の品質は、たとえば通信装置310,320の間の伝送路におけるノイズによって悪化する。この場合に、送信制御部313は、通信装置310から通信装置320への通信にFECを使用すると判断し、所定の監視期間を計時する監視タイマをスタートさせる(ステップS402)。
たとえば、上述した発着信完了率が95%のときのBERが1×10-12であり、通信装置310から通信装置320への通信のレートが5[Gbps]であるとする。この場合に、ステップS402の監視タイマが計時する監視期間は、(1÷5[Gbps])÷(1×10-12)=200[s]を基準とし、通信品質が安定化したか否かを確認するために3段程度の保護段数を設けて600[s]とすることができる。
つぎに、送信制御部313は、通信装置320へCSを送信可能なCS送信タイミングになったか否かを判断し(ステップS403)、CS送信タイミングになるまで待つ(ステップS403:Noのループ)。CS送信タイミングになると(ステップS403:Yes)、送信制御部313は、FEC有り通信の開始を通知するFEC切替通知を格納したCSを通信装置320へ送信する(ステップS404)。ステップS404は、たとえば、FEC切替指示を格納したCSを含むデータをデータ送受信部210(#0〜#3)へ出力するように出力データ選択部312を制御することにより実現することができる。
つぎに、送信制御部313は、通信装置310から通信装置320への通信をFEC有り通信に切り替える(ステップS405)。ステップS405は、たとえば、データ送受信部210(#0〜#3)に対してFEC有り通信の開始を指示するFEC切替指示を出力することにより実現することができる。
つぎに、送信制御部313は、ステップS402によってスタートさせた監視タイマが満了したか否かを判断し(ステップS406)、監視タイマが満了するまで待つ(ステップS406:Noのループ)。監視タイマが満了すると(ステップS406:Yes)、送信制御部313は、すべてのレーン(レーン#0〜#3)のBERが閾値以下であるか否かを判断する(ステップS407)。ステップS407の判断は、たとえばステップS401の判断と同様に行うことができる。
ステップS407において、すべてのレーンのBERが閾値以下である場合(ステップS407:Yes)は、送信制御部313は、悪化していた通信装置310から通信装置320への通信の品質が改善したと判断することができる。この場合は、送信制御部313は、通信装置320へCSを送信可能なCS送信タイミングになったか否かを判断し(ステップS408)、CS送信タイミングになるまで待つ(ステップS408:Noのループ)。CS送信タイミングになると(ステップS408:Yes)、送信制御部313は、FEC無し通信の開始を通知するFEC切替通知を格納したCSを通信装置320へ送信する(ステップS409)。ステップS408によるFEC切替指示の送信は、たとえばステップS404によるFEC切替指示の送信と同様に行うことができる。
つぎに、送信制御部313は、通信装置310から通信装置320への通信をFEC無し通信に切り替え(ステップS410)、ステップS401へ戻る。ステップS410は、たとえば、データ送受信部210(#0〜#3)に対してFEC無し通信の開始を指示するFEC切替指示を出力することにより実現することができる。
ステップS407において、少なくともいずれかのレーンのBERが閾値より高い場合(ステップS407:No)は、悪化していた通信装置310から通信装置320への通信の品質が改善していないと判断することができる。この場合に、送信制御部313は、通信装置310から通信装置320への通信がダウングレードしたか否かを判断する(ステップS411)。通信装置310から通信装置320への通信のダウングレードは、上述したように送信制御部313がデータ送受信部210(#0〜#3)からの各BER情報に基づいて実行する。ダウングレードしていない場合(ステップS411:No)は、送信制御部313は、所定の監視期間(たとえば600[s])を計時する監視タイマをリスタートさせ(ステップS412)、ステップS406へ戻る。
ステップS411において、ダウングレードした場合(ステップS411:Yes)は、送信制御部313は、図5に示すステップS413へ移行する。すなわち、送信制御部313は、所定の監視期間を計時する監視タイマをスタートさせる(ステップS413)。この場合は長期の通信品質の劣化が発生していることから、ステップS413の監視タイマが計時する監視期間は、一例としては上述した監視期間(たとえば600[s])の5倍程度の3000[s]とすることができる。
つぎに、送信制御部313は、ステップS413によってスタートさせた監視タイマが満了したか否かを判断し(ステップS414)、監視タイマが満了するまで待つ(ステップS414:Noのループ)。監視タイマが満了すると(ステップS414:Yes)、送信制御部313は、ダウングレードによって使用されなくなった各未使用レーンの個別の同期確立を開始する(ステップS415)。ステップS415は、たとえば、データ送受信部210(#0〜#3)のうちの未使用レーンに対応するデータ送受信部210を制御して通信装置320との間で信号を送受信することにより実現することができる。たとえば、ダウングレードにより4xの通信が1xの通信にダウングレードされた場合は、送信制御部313は、使用されなくなった3つのレーンの個別の同期確立を開始する。
つぎに、送信制御部313は、すべてのレーンの同期がとれるかを監視するための所定の監視期間を計時する監視タイマをスタートさせる(ステップS416)。
つぎに、送信制御部313は、ステップS416によってスタートさせた監視タイマが満了したか否かを判断し(ステップS417)、監視タイマが満了するまで待つ(ステップS417:Noのループ)。監視タイマが満了すると(ステップS417:Yes)、送信制御部313は、ダウングレードによって使用されなくなった未使用レーンも含むすべてのレーンの個別の同期が確立したか否かを判断する(ステップS418)。
ステップS418において、すべてのレーンの個別の同期が確立した場合(ステップS418:Yes)は、送信制御部313は、所定の監視期間を計時する監視タイマをスタートさせる(ステップS419)。
つぎに、送信制御部313は、各未使用レーンにより、ダウングレード後に使用している使用レーンと同じデータを送信する(ステップS420)。たとえば、送信制御部313は、データ送受信部210(#0〜#3)のうちの使用レーンに対応するデータ送受信部210へ出力するデータと同じデータを、未使用レーンに対応するデータ送受信部210へも送信するように出力データ選択部312を制御する。
つぎに、送信制御部313は、ステップS419によってスタートさせた監視タイマが満了したか否かを判断し(ステップS421)、監視タイマが満了するまで待つ(ステップS421:Noのループ)。監視タイマが満了すると(ステップS421:Yes)、送信制御部313は、すべてのレーン(#0〜#3)の間の同期確立を開始する(ステップS422)。つぎに、送信制御部313は、すべてのレーンの間の同期が確立したか否かを判断する(ステップS423)。
ステップS423において、すべてのレーンの間の同期が確立した場合(ステップS423:Yes)は、送信制御部313は、すべてのレーンを用いた4xの通信を開始し(ステップS424)、図4に示したステップS408へ移行する。これにより、ダウングレード前の4xの通信を復旧することができる。ステップS424は、たとえば、出力データ選択部312に対してレーン#0〜#3へのデータの振り分けを実施させ、4xの通信を開始することを通知するCSをCS送信タイミングにおいて通信装置320へ送信することにより実現することができる。
ステップS423において、すべてのレーンの間の同期が確立していない場合(ステップS423:No)は、送信制御部313は、一連の処理を終了する。この場合は、たとえばダウングレード後の1xの通信が継続する。または、この場合に送信制御部313はステップS413へ戻って4xの通信の復旧を再度試みてもよい。
ステップS418において、少なくともいずれかのレーンの個別の同期が確立していない場合(ステップS418:No)は、送信制御部313は、所定の監視期間を計時する監視タイマをスタートさせる(ステップS425)。ステップS425の監視タイマにより計時される監視期間は、ステップS416の監視タイマにより計時される監視期間と同様である。
つぎに、送信制御部313は、個別の同期が確立した1つの未使用レーンにより、ダウングレード後に使用している使用レーンと同じデータを送信する(ステップS426)。なお、個別の同期が確立した未使用レーンが存在しない場合は、送信制御部313は、一連の処理を終了して1xの通信を継続してもよい。
つぎに、送信制御部313は、ステップS425によってスタートさせた監視タイマが満了したか否かを判断し(ステップS427)、監視タイマが満了するまで待つ(ステップS427:Noのループ)。監視タイマが満了すると(ステップS427:Yes)、送信制御部313は、2つのレーンの間の同期確立を開始する(ステップS428)。この2つのレーンは、ダウングレード後に使用している1つの使用レーンと、ステップS426により使用レーンと同じデータを送信した未使用レーンである。
つぎに、送信制御部313は、この2つのレーンの間の同期が確立したか否かを判断する(ステップS429)。2つのレーンの間の同期が確立した場合(ステップS429:Yes)は、送信制御部313は、この2つのレーンを用いた2xの通信を開始し(ステップS430)、一連の処理を終了する。この場合は2xの通信が継続される。ステップS430は、たとえば、出力データ選択部312に対して2つのレーンへのデータの振り分けを実施させ、2xの通信を開始することを通知するCSをCS送信タイミングにおいて通信装置320へ送信することにより実現することができる。
または、送信制御部313は、2xの通信を行いつつ、ステップS413へ戻って4xの通信の復旧を再度試みてもよい。また、ステップS430において、送信制御部313は、各使用レーンのレートをそれまでの2倍にしてもよい。これにより、通信レートを4xの通信と同等にすることができる。この場合は、送信制御部313は、出力データ選択部312に対して2つのレーンへのデータの振り分けを2倍のレートで実施させ、2倍のレートで2xの通信を開始することを通知するCSをCS送信タイミングにおいて通信装置320へ送信する。
ステップS429において、2つのレーンの間の同期が確立していない場合(ステップS429:No)は、送信制御部313は、一連の処理を終了する。この場合は、たとえばダウングレード後の1xの通信が継続する。または、この場合に送信制御部313はステップS413へ戻って4xの通信の復旧を再度試みてもよい。
図4,図5に示したように、送信制御部313は、BERが低下し、FEC有り通信を開始してもBERが改善せずにダウングレードが発生した場合は、いずれのレーンの通信品質が悪いかを判定する。そして、送信制御部313は、所定の監視期間の経過後にBERを再度確認し、4xの通信に復旧するか、2xの通信を開始するか、1xの通信を開始するかを決定する。
また、いずれのレーンの通信品質が悪いかは、各レーンについて個別の同期が確立するか否かに基づいて判定することができる。ただし、いずれのレーンの通信品質が悪いかの判定は、これに限らず、たとえば各レーンについて試験信号を送信し、通信装置320における試験信号の受信結果を受信することによる判定であってもよい。
(実施の形態にかかるFEC切り替えに応じたBERの変化)
図6は、実施の形態にかかるFEC切り替えに応じたBERの変化の一例を示す図である。図6において、各横軸は時間を示し、各縦軸は通信のBERを示す。図6に示すBER610,620,630,640は、それぞれレーン#0〜#3におけるBERの時間変化を示す。閾値601は、上述したBERと比較するための閾値(一例としては発着信完了率が95%となるBERの値)である。
図6に示す例では、通信装置310から通信装置320への通信においてノイズの増大等の要因により各レーンのBERが増加し、レーン#2のBER630が時刻t1において閾値601を超過したとする(閾値超過)。この場合は、時刻t1において、各レーンでFEC有り通信が開始(FEC開始)される。
図6に示す例では、時刻t1以降、通信装置310から通信装置320への通信においてノイズが減少し、またFEC有り通信が開始されたことにより各レーンのBERが低下したとする。時刻t1から始まる監視期間602は、上述した監視タイマにより計時される期間であり、一例としては600[s]である。監視期間602が終了する時刻t2において、レーン#2のBER630は閾値601以下になったとする。この場合は、時刻t2において、各レーンでFEC無し通信が開始(FEC停止)される。
図7は、実施の形態にかかるFEC切り替えの他の一例を示す図である。図7において、図6に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図7に示す例では、監視期間602において、通信装置310から通信装置320への通信におけるノイズが減少しなかったとする。そして、監視期間602が終了する時刻t2において、レーン#2のBER630は閾値601以下にならなかったとする(閾値超過)。
この場合は、時刻t2においても各レーンでFEC有り通信が停止されない(FEC継続)。時刻t2から始まる監視期間603は、上述した監視タイマにより再度計時される期間であり、一例としては600[s]である。監視期間603が終了する時刻t3において、レーン#2のBER630は閾値601以下になったとする。この場合は、時刻t3において、各レーンでFEC無し通信が開始(FEC停止)される。
(実施の形態にかかるダウングレードからの復旧)
図8は、実施の形態にかかるダウングレードからの復旧の一例を示す図である。図8において、図6,図7に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図8に示す例では、監視期間602,603において、通信装置310から通信装置320への通信におけるノイズが減少せず、レーン#2のBER630が閾値601以下にならなかったとする。
そして、時刻t3の後において、レーン#0〜#3を使用する4xの通信からレーン#0のみを使用する1xの通信へのダウングレードが発生したとする。時刻t3から始まる監視期間604は、上述した監視タイマにより計時される監視期間であり、一例としては600[s]である。監視期間604が終了する時刻t4において、1xの通信へのダウングレードが発生しているため、通信装置310は、図4に示したステップS413により、時刻t4から監視期間605を計時する。
そして、監視期間605が終了する時刻t5において、通信装置310は、図4に示したステップS415により未使用レーンの個別の同期確立を開始する。時刻t5から始まる監視期間606は、上述した監視タイマにより計時される期間である。監視期間606が終了する時刻t6において、すべてのレーンの個別の同期が確立したとする。この場合は、通信装置310は、図4に示したステップS419〜S424により、4xの通信を開始する。
図9は、実施の形態にかかるダウングレードからの復旧の他の一例を示す図である。図9において、図8に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図9に示す例では、監視期間606が終了する時刻t6において、レーン#2以外のレーン(レーン#0,#1,#3)の同期が確立し、レーン#2の同期は確立しなかったとする。この場合は、通信装置310は、図4に示したステップS425〜S430により、2xの通信を開始する。
(実施の形態にかかるCSのフォーマット)
図10は、実施の形態にかかるCSのフォーマットの一例を示す図である。上述したように、FECを用いた通信品質の回復を動的に行うにあたり、受信側に対してFEC有り通信の開始を通知するFEC切替通知を送信するために、たとえばCS(コントロールシンボル)を用いることができる。また、受信側に対してダウングレード等の使用レーン数の切り替えを通知するためにCSを用いることができる。CSには、たとえば図10に示すCS1000を用いることができる。CS1000は、たとえば“RapidIO Specification Revision 4.0”の“Figure 3−1”に規定されている。
CS1000は、領域1010,1020,1030を含む。領域1010は、主に受信側から送信側に情報を伝えることを目的とし、領域1020は、主に送信側から受信側に情報を伝えることを目的とする。領域1010は、領域1010が示す情報の種別を示す3[bit]の「stype0」と、その領域1010が示す情報の詳細を示す「parameter0」および「parameter1」と、を含む。領域1020は、領域1020が示す情報の種別を示す3[bit]の「stype1」と、その領域1020が示す情報の詳細を示す「cmd」と、を含む。
領域1030は、CS1000の誤り検出用の冗長符号である。図10に示す例では、領域1030はCRC−5に対応する冗長符号である。CRCはCyclic Redundancy Check(巡回冗長検査)の略である。
(実施の形態にかかるCSに格納される情報)
図11は、実施の形態にかかるCSに格納される情報の一例を示す図である。図10に示した領域1020の「stype1」および「cmd」には、たとえば図11に示すテーブル1100に定義された情報を格納することができる。テーブル1100は、たとえば“RapidIO Specification Revision 4.0”の“Table 3−17”に規定されている。
たとえば、領域1020の「stype1」および「cmd」には、現在は“Reserved”となっている予約値1101を用いて、上述したFEC切替通知やレーン数切替通知をCS1000により送信することができる。この場合に、領域1020の「stype1」の値は予約値1101の“0b110”とすることができる。
(実施の形態にかかるCSへのFEC切替通知およびレーン数切替通知のマッピング)
図12は、実施の形態にかかるCSへのFEC切替通知およびレーン数切替通知のマッピングの一例を示す図である。たとえば、図10に示した領域1020の「stype1」の値を“0b110”とする場合に、「cmd」(3[bit])の値は、たとえば図12に示すテーブル1200に定義された情報とすることができる。
テーブル1200の定義によれば、「cmd」の第1ビット[0]はレーン毎の速度(レーン)を2倍にするか否かを示す。また、「cmd」の第2ビット[1]は使用するレーン数(4xまたは2x)を示す。また、「cmd」の第3ビット[2]はFECを使用するか否かを示す。
たとえば、「cmd」の値を“111”とすると、CS1000は、FEC有り通信であり、4xの通信であり、各レーンの速度は基準速度の2倍である通信(FEC有、4x、速度2倍)を行うことを示す。また、「cmd」の値を“110”とすると、CS1000は、FEC有り通信であり、4xの通信であり、各レーンの速度は基準速度の1倍である通信(FEC有、4x、速度1倍)を行うことを示す。
また、「cmd」の値を“101”とすると、CS1000は、FEC有り通信であり、2xの通信であり、各レーンの速度は基準速度の2倍である通信(FEC有、2x、速度2倍)を行うことを示す。また、「cmd」の値を“100”とすると、CS1000は、FEC有り通信であり、2xの通信であり、各レーンの速度は基準速度の1倍である通信(FEC有、2x、速度1倍)を行うことを示す。
また、「cmd」の値を“011”とすると、CS1000は、FEC無し通信であり、4xの通信であり、各レーンの速度は基準速度の2倍である通信(FEC無、4x、速度2倍)を行うことを示す。また、「cmd」の値を“010”とすると、CS1000は、FEC無し通信であり、4xの通信であり、各レーンの速度は基準速度の1倍である通信(FEC無、4x、速度1倍)を行うことを示す。
また、「cmd」の値を“001”とすると、CS1000は、FEC無し通信であり、2xの通信であり、各レーンの速度は基準速度の2倍である通信(FEC無、2x、速度2倍)を行うことを示す。また、「cmd」の値を“000”とすると、CS1000は、FEC無し通信であり、2xの通信であり、各レーンの速度は基準速度の1倍である通信(FEC無、2x、速度1倍)を行うことを示す。
(実施の形態にかかるFECを用いた通信品質の回復)
図13は、実施の形態にかかるFECを用いた通信品質の回復の一例を示すシーケンス図である。通信装置310,320においては、たとえば図13に示す各ステップが実行される。
まず、通信装置310が、レーン#0〜#3を使用した4xのFEC無し通信によりデータを通信装置320へ送信する(ステップS1301)。図13に示す例では、ステップS1301によって通信装置310から送信されたデータを通信装置320が正常に受信できなかったとする。この場合に、通信装置320は、データを正常に受信できなかったことを示すPNAを通信装置310へ送信する(ステップS1302)。
つぎに、通信装置310が、レーン#0〜#3を使用した4xのFEC無し通信により、ステップS1301により送信したデータを通信装置320へ再送する(ステップS1303)。図13に示す例では、ステップS1303によって通信装置310から再送されたデータを通信装置320が正常に受信できなかったとする。この場合に、通信装置320は、データを正常に受信できなかったことを示すPNAを通信装置310へ送信する(ステップS1304)。
つぎに、ステップS1302,S1304によりPNAが送信されたことにより、通信装置310から通信装置320への通信におけるBERが増加し、BERが閾値を超過したことを通信装置310が検出したとする(ステップS1305)。この場合に、通信装置310が、所定の監視期間を計時するタイマをスタートさせる(ステップS1306)。また、通信装置310が、CSを送信可能なCS送信タイミングになると、FEC有り通信を開始すること(FEC有)を通知するFEC切替通知を格納したCSを通信装置320へ送信する(ステップS1307)。
つぎに、通信装置310が、レーン#0〜#3を使用した4xのFEC有り通信によりデータを通信装置320へ送信する(ステップS1308)。図13に示す例では、ステップS1308によって通信装置310から送信されたデータを通信装置320が正常に受信できたとする。この場合に、通信装置320は、データを正常に受信できたことを示すAckを通信装置310へ送信する(ステップS1309)。AckはAcknowledgeの略である。
つぎに、通信装置310が、レーン#0〜#3を使用した4xのFEC有り通信によりデータを通信装置320へ送信する(ステップS1310)。図13に示す例では、ステップS1310によって通信装置310から送信されたデータを通信装置320が正常に受信できたとする。この場合に、通信装置320は、データを正常に受信できたことを示すAckを通信装置310へ送信する(ステップS1311)。
以降同様に、通信装置310は、レーン#0〜#3を使用した4xのFEC有り通信によりデータを通信装置320へ送信する。そして、ステップS1306によりスタートさせたタイマが満了したとする(ステップS1312)。また、通信装置310が、通信装置310から通信装置320への通信におけるBERが閾値以下であることを検出したとする(ステップS1313)。この場合は、通信装置310が、CSを送信可能なCS送信タイミングになると、FEC無し通信を開始すること(FEC無)を通知するFEC切替通知を格納したCSを通信装置320へ送信する(ステップS1314)。
つぎに、通信装置310が、レーン#0〜#3を使用した4xのFEC無し通信によりデータを通信装置320へ送信する(ステップS1315)。図13に示す例では、ステップS1315によって通信装置310から送信されたデータを通信装置320が正常に受信できたとする。この場合に、通信装置320は、データを正常に受信できたことを示すAckを通信装置310へ送信する(ステップS1316)。以降、同様に、通信装置310が、レーン#0〜#3を使用した4xのFEC無し通信によりデータを通信装置320へ送信する。
(実施の形態にかかるFECの有無の切り替えのタイミング)
図14および図15は、実施の形態にかかるFECの有無の切り替えのタイミングの一例を示す図である。図14,図15において、横軸は時間を示す。送信信号1401〜1404は、通信装置310がそれぞれレーン#0〜#3により通信装置320へ送信する信号である。BER監視結果1405は、送信制御部313によるレーン#0〜#3のBERの監視結果を示す。BER監視結果1405のLOW(“0”)はレーン#0〜#3のすべてのBERが閾値以下であることを示し、BER監視結果1405のHIGH(“1”)はレーン#0〜#3の少なくともいずれかのBERが閾値を超過したことを示す。
監視タイマ状態1406は、送信制御部313がスタートさせる、所定の監視期間を計時する監視タイマの状態である。監視タイマ状態1406のLOW(“0”)は、監視タイマが計時中でないことを示す。また、監視タイマ状態1406のHIGH(“1”)は、監視タイマが計時中(監視タイマのスタートから満了まで)であることを示す。
送信信号1401〜1404に周期的に含まれるCSは、通信装置310が通信装置320へ送信するCS(コントロールシンボル)である。CSは、たとえば4xの通信においてはレーン#0〜#3にインタリーブして送信される。送信信号1401〜1404に含まれるIDLEは、通信装置310が通信装置320へ送信するアイドル信号(空信号)である。
まず、通信装置310は、レーン#0〜#3を使用する4xのFEC有り通信を行う。たとえば、通信装置310は、通信装置320への送信情報を、「パケットA−1」、「パケットA−2」、「パケットA−3」、「パケットA−4」、「パケットB−1」、「パケットB−2」、「パケットB−3」、「パケットB−4」、…に分割する。
そして、通信装置310は、時刻t1において、「パケットA−1」、「パケットA−2」、「パケットA−3」および「パケットA−4」をそれぞれレーン#0〜#3により送信する。また、通信装置310は、時刻t1より後の時刻t2において、「パケットB−1」、「パケットB−2」、「パケットB−3」および「パケットB−4」をそれぞれレーン#0〜#3により送信する。
BER監視結果1405に示すように、時刻t2より後の時刻t3において、通信装置310は、レーン#0〜#3の少なくともいずれかのBERが閾値を超過したことを検出したとする。この場合に、監視タイマ状態1406に示すように、通信装置310は、時刻t3において監視タイマをスタートさせる。
そして、通信装置310は、時刻t3の直後のCSの送信タイミングである時刻t4において、FEC有り通信の開始を通知するFEC切替通知を格納したCSを通信装置320へ送信する。また、通信装置310は、時刻t4以降のパケットの送信をFEC有り通信により行う。図14に示す例においては、通信装置310は、時刻t5から、「パケットC−1」、「パケットC−2」、「パケットC−3」および「パケットC−4」をそれぞれレーン#0〜#3によりFEC有り通信で送信する。
また、監視タイマ状態1406に示すように、時刻t5より後の時刻t6において、時刻t3においてスタートされた監視タイマが満了したとする。また、BER監視結果1405に示すように、時刻t6において、レーン#0〜#3の少なくともいずれかのBERが閾値を超過していたとする。この場合は、監視タイマ状態1406に示すように、通信装置310は、監視タイマをリスタートさせる。
また、BER監視結果1405に示すように、時刻t6より後の時刻t7において、レーン#0〜#3の各BERが閾値以下になったとする。また、監視タイマ状態1406に示すように、時刻t7より後の時刻t8において、時刻t6においてリスタートされた監視タイマが満了したとする。そして、時刻t8において、BER監視結果1405に示すようにレーン#0〜#3の各BERが閾値以下のままであったとする。
この場合は、通信装置310は、時刻t8の直後のCSの送信タイミングである時刻t9において、FEC無し通信の開始を通知するFEC切替通知を格納したCSを通信装置320へ送信する。また、通信装置310は、時刻t9以降のパケットの送信をFEC無し通信により行う。図14に示す例においては、通信装置310は、時刻t10から、「パケットF−1」、「パケットF−2」、「パケットF−3」および「パケットF−4」をそれぞれレーン#0〜#3によりFEC無し通信で送信する。
(実施の形態にかかるダウングレードの後の4xでの復旧)
図16および図17は、実施の形態にかかるダウングレードの後の4xでの復旧の一例を示すシーケンス図である。通信装置310,320においては、たとえば図16,図17に示す各ステップが実行される。図16,図17においては、BERの増加により4xでの通信から1xでの通信へのダウングレードが発生した場合について説明する。
図16に示すステップS1601〜S1612は、図13に示したステップS1301〜S1312と同様である。ただし、図16に示す例では、ステップS1608によって通信装置310から送信されたデータが通信装置320に正常に受信されず、ステップS1609において通信装置320がPNAを通信装置310へ送信したとする。また、ステップS1610によって通信装置310から送信されたデータが通信装置320に正常に受信されず、ステップS1611において通信装置320がPNAを通信装置310へ送信したとする。
その結果、ステップS1612のつぎに、通信装置310が、レーン#0〜レーン#3の少なくともいずれかにおけるBERが閾値を超過していることを検出したとする(ステップS1613)。また、通信装置310が、通信装置310から通信装置320への通信においてx4の通信からx1の通信へのダウングレードの発生を検出したとする(ステップS1614)。すなわち、FEC無し通信からFEC有り通信へ切り替えても通信品質が回復せず、ダウングレードが発生したとする。
この場合に、通信装置310が、ダウングレードが発生したため、たとえばレーン#0を使用した1xの通信によりデータを通信装置320へ送信する(ステップS1615)。つぎに、通信装置310が、所定の監視期間を計時する監視タイマをスタートさせる(ステップS1616)。つぎに、ステップS1616によってスタートさせた監視タイマが満了したとする(ステップS1617)。
つぎに、通信装置310が、レーン#0を使用した1xの通信によりデータを通信装置320へ送信しつつ(ステップS1618)。未使用レーンになったレーン#1〜#3の個別の同期確立を開始する(ステップS1619)。図16,図17に示した例では、通信装置320が、レーン#0〜#3のそれぞれにおいて通信装置310へAck(全レーンOK)を送信したとする(ステップS1620)。
つぎに、通信装置310が、監視タイマをスタートさせる(ステップS1621)。つぎに、ステップS1621によりスタートさせた監視タイマが満了する(ステップS1622)と、通信装置310が、すべてのレーン(レーン#0〜#3)の個別の同期が確立したか否かを判断する(ステップS1623)。図16,図17に示す例では、すべてのレーンの間の同期が確立したとする。
この場合は、通信装置310は、4xでの復旧を行うと判断する。そして、通信装置310は、所定の監視期間を計時する監視タイマをスタートさせる(ステップS1624)。つぎに、通信装置310は、CSを送信可能なCS送信タイミングになると、1倍速でレーン#0〜#3が確立したことを通知するCS(1倍速、4レーン確立OK)を通信装置320へ送信する(ステップS1625)。
つぎに、通信装置310が、レーン#0〜#3を個別に用いて通信装置320へ同じデータを送信する(ステップS1626)。図16,図17に示す例では、ステップS1626によりレーン#0〜#3を用いて送信された各データが通信装置320により正常に受信されたとする。つぎに、通信装置320が、レーン#0〜#3を個別に用いて通信装置310へAckを送信する(ステップS1627)。これにより、レーン#0〜#3のそれぞれに異常がないことを確認することができる。
つぎに、ステップS1624によりスタートさせた監視タイマが満了する(ステップS1628)と、通信装置310が、すべてのレーン(レーン#0〜#3)の間の同期を確立する(ステップS1629)。
つぎに、通信装置310が、4xでの通信を開始する(ステップS1630)。すなわち、通信装置310が、レーン#0〜#3を使用した4xのFEC無し通信によりデータを通信装置320へ送信する(ステップS1631)。図16,図17に示す例では、ステップS1631によって通信装置310から送信されたデータを通信装置320が正常に受信できたとする。この場合に、通信装置320は、データを正常に受信できたことを示すAckを通信装置310へ送信する(ステップS1632)。
つぎに、通信装置310が、レーン#0〜#3を使用した4xのFEC無し通信によりデータを通信装置320へ送信する(ステップS1633)。図16,図17に示す例では、ステップS1633によって通信装置310から送信されたデータを通信装置320が正常に受信できたとする。この場合に、通信装置320は、データを正常に受信できたことを示すAckを通信装置310へ送信する(ステップS1634)。
(実施の形態にかかる1xでの通信)
図18は、実施の形態にかかる1xでの通信の一例を示す図である。図18において、図14に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図18に示すように、通信装置310は、1xでの通信において、「パケットA−1」、「パケットA−2」、「パケットA−3」、「パケットA−4」、「パケットB−1」、…をレーン#0のみを用いて通信装置320へ送信する。
(実施の形態にかかる各未使用レーンの個別の同期確立)
図19は、実施の形態にかかる各未使用レーンの個別の同期確立の一例を示す図である。図19において、図14に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。レーン#0のみを使用する1xでの通信において、通信装置310が、未使用レーンであるレーン#1〜#3の個別の同期を確立する場合について説明する。
たとえば、通信装置310は、図18に示したように、レーン#0を使用してデータを通信装置320へ送信しつつ、未使用レーンであるレーン#1〜#3を個別に1xで同期確立させる。この1xでの同期確立は、たとえばSRIOの仕様に従って行うことができる。同期確立OKフラグ1901〜1903は、それぞれレーン#1〜#3の個別の同期が確立したことを示すフラグである。同期確立OKフラグ1901〜1903に示すように、図19に示す例では、レーン#1〜#3の個別の同期がそれぞれ時刻t11〜t13において確立したとする。
監視タイマ状態1904は、送信制御部313がスタートさせる、所定の監視期間を計時する監視タイマの状態である。通信装置310は、未使用レーンであるレーン#1〜#3の少なくともいずれかにおいて個別の同期が確立した時点で、監視タイマをスタートさせる。したがって、図19に示す例では、通信装置310は、監視タイマ状態1904に示すように時刻t11において監視タイマをスタートさせる。
(実施の形態にかかる各未使用レーンの正常性確認)
図20は、実施の形態にかかる各未使用レーンの正常性確認の一例を示す図である。図20において、図19に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。監視タイマ状態1904に示すように、図19に示した時刻t11においてスタートさせた監視タイマが満了する時刻t14において、通信装置310は、未使用レーンを含むすべてのレーンの同期が確立しているため、4xでの復旧を行うと判断する。
そして、通信装置310は、時刻t14の直後のレーン#0でのデータの送信が終わる時刻t15から始まる所定の監視期間2001において、レーン#0により送信するデータと同じデータをレーン#1〜#3のそれぞれにより通信装置320へ送信する。これにより、各レーンに異常がないかを確認することが可能になる。
なお、この正常性確認処理への切り替えはたとえばアイドル期間中に行うことができる。図20に示す例では、通信装置310は、時刻t15におけるアイドル期間においてこの切り替えを行っている。レーンアライメントスタンバイフラグ2002(Lane Alignment Stanby Flag)は、各レーンの正常性が確認されたことを示すフラグである。図20に示す例では、レーンアライメントスタンバイフラグ2002に示すように、監視期間2001において各レーンに異常が発生せず、通信装置310は、監視期間2001が終了する時刻t16において各レーンの正常性を確認したとする。
(実施の形態にかかる4x通信での復旧時のデータ送信)
図21は、実施の形態にかかる4x通信での復旧時のデータ送信の一例を示す図である。図21において、図20に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。レーンアライメントスタンバイフラグ2002に示すように、図20に示した時刻t16において各レーンの正常性が確認されると、通信装置310は、レーン#0〜#3の間の同期確立を開始する。レーン間の同期確立は、SRIO仕様で定義されているレーン間同期に従って行うことができる。
図21に示すレーンアライメントOKフラグ2101は、レーン#0〜#3の間の同期が確立したことを示すフラグである。レーンアライメントOKフラグ2101に示すように、レーンアライメントスタンバイフラグ2002が立てられた時刻t16の後の時刻t17において、通信装置310が、レーン#0〜#3の間の同期を確立したとする。ただし、この時点では通信装置310は1xでの通信を行っている。たとえば、通信装置310は、時刻t17の後の時刻t18において、「パケットC−1」をレーン#0により送信し、レーン#1〜#3でもレーン#0と同じ「パケットC−1」を送信している。
また、時刻t17の直後にCSを送信するタイミングである時刻t19において、通信装置310は、4xでの通信を再開することを通知するCSを通信装置320へ送信する。そして、通信装置310は、時刻t19のつぎのデータ送信タイミングから4xでの通信を再開する。図21に示す例では、通信装置310は、時刻t19の後の時刻t20から4xでの通信を再開する。
図17〜図21に示したように、未使用レーンを活用することで、データの通信断を伴うことなく1xでの通信から4xでの通信へのレーン数復旧が可能となる。
(実施の形態にかかるダウングレードの後の2xでの復旧)
図22および図23は、実施の形態にかかるダウングレードの後の2xでの復旧の一例を示すシーケンス図である。通信装置310,320においては、たとえば図22,図23に示す各ステップが実行される。図22,図23においては、レーン#0〜#3のうちレーン#2のみが固定障害となり復旧不可能であった場合について説明する。
図22,図23に示すステップS2201〜S2222は、図16,図17に示したステップS1601〜S1622と同様である。ただし、ステップS2220において、レーン#2のみは固定障害となっており、レーン#2については通信装置320から通信装置310へAckが送信されなかったとする(レーン#2以外OK)。
この場合は、レーン#2についての個別同期が確立されないため、ステップS2223において、通信装置310が、レーン#2以外のレーン(レーン#0,#1,#3)の個別の同期を確立したと判断する。このため、通信装置310は、たとえば、レーン毎のレートを2倍にし、レーン#0,#1を使用する2xでの復旧を行うと判断する。
また、ステップS2225において、通信装置310は、2倍速で2レーンのリンクが確立したことを示すCS(2倍速、2レーン確立OK)を通信装置320へ送信する。また、ステップS2226において、通信装置310が、レーン#0,#1を個別に用いて通信装置320へ同じデータを送信する。また、ステップS2227において、通信装置320が、レーン#0,#1を個別に用いて通信装置310へAckを送信する。
また、ステップS2229において、通信装置310が、レーン#0,#1の間の同期を確立する。また、ステップS2230において、通信装置310が、2xでの通信を開始する。また、ステップS2231,S2233において、通信装置310が、レーン#0,#1を使用した2xのFEC無し通信によりデータを通信装置320へ送信する。
図22,図23に示したように、1xの通信から4xの通信への復旧ができない場合は、たとえば1xの通信から2xの通信への復旧を実施することができる。また、このときに各レーンの速度を倍にすることで、4xの通信と比べてレートを落とさず復旧させることも可能となる。
(実施の形態にかかる未使用レーンの一部の個別の同期確立)
図24は、実施の形態にかかる未使用レーンの一部の個別の同期確立の一例を示す図である。図24において、図19に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図24に示す例では、同期確立OKフラグ1901〜1903に示すように、レーン#0のみを使用する1xでの通信において、レーン#1,#3の個別の同期がそれぞれ時刻t21,t22において確立し、レーン#2の個別の同期は確立しなかったとする。
上述したように、通信装置310は、未使用レーンであるレーン#1〜#3の少なくともいずれかにおいて個別の同期が確立した時点で、監視タイマをスタートさせる。したがって、図24に示す例では、通信装置310は、監視タイマ状態1904に示すように時刻t21において監視タイマをスタートさせる。
(実施の形態にかかる各未使用レーンの一部の正常性確認)
図25は、実施の形態にかかる各未使用レーンの一部の正常性確認の一例を示す図である。図25において、図20,図24に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。監視タイマ状態1904に示すように、図24に示した時刻t21においてスタートさせた監視タイマが満了する時刻t23において、レーン#0,#1,#3の同期が確立しており、レーン#2の同期が確立していない。このため、通信装置310は、レーン#0,#1を使用する2xでの復旧を行うと判断する。
そして、通信装置310は、時刻t23から始まる監視期間2001において、レーン#0により送信するデータと同じデータをレーン#1により通信装置320へ送信する。これにより、レーン#1に異常がないかを確認することが可能になる。また、通信装置310は、レーン#2が復旧できず4xの通信はできないことから、消費電力の低減のためにレーン#3からのデータ送信を停止してもよい。レーンアライメントスタンバイフラグ2002に示すように、図25に示す例では、監視期間2001においてレーン#1に異常が発生せず、監視期間2001が終了する時刻t24においてレーン#0,#1の正常性が確認されたとする。
(実施の形態にかかる2x通信での復旧時のデータ送信)
図26は、実施の形態にかかる2x通信での復旧時のデータ送信の一例を示す図である。図26において、図25に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。レーンアライメントスタンバイフラグ2002に示すように、図25に示した時刻t24においてレーン#0,#1の正常性が確認されると、通信装置310は、レーン#0,#1のレーン間の同期確立を開始する。レーン間の同期確立は、SRIO仕様で定義されているレーン間同期に従って行うことができる。
レーンアライメントOKフラグ2101に示すように、レーンアライメントスタンバイフラグ2002が立てられた時刻t24の後の時刻t25において、通信装置310が、レーン#0,#1のレーン間の同期を確立したとする。ただし、この時点では通信装置310は1xでの通信を行っている。たとえば、通信装置310は、時刻t25の後の時刻t26において、「パケットC−1」をレーン#0により送信し、レーン#1でもレーン#0と同じ「パケットC−1」を送信している。
また、時刻t25の直後にCSを送信するタイミングである時刻t27において、通信装置310は、2倍のレートの2xでの通信の開始を通知するCSを通信装置320へ送信する。そして、通信装置310は、時刻t27のつぎのデータ送信タイミングから2倍のレートの2xでの通信を開始する。図26に示す例では、通信装置310は、時刻t27の後の時刻t28から2倍のレートの2xでの通信を再開する。
図22〜図26に示したように、4xでの復旧と同様、未使用レーンを活用することで、データの通信断を伴うことなく1xでの通信から2xでの通信へのレーン数復旧が可能となる。また、複数レーンでの復旧ができなかった場合は、通信装置310は、たとえば1xでの通信を継続する。
(実施の形態にかかる通信装置を適用可能な通信システム)
図27は、実施の形態にかかる通信装置を適用可能な通信システムの一例を示す図である。上述した通信装置310,320は、たとえば図27に示す通信システム2700に適用することができる。通信システム2700は、N個のPCB2710(#1〜#N)と、BWB2720と、を含む。Nは、たとえば2以上の自然数である。PCBはPrinted Circuit Board(プリント回路基板)の略である。BWBはBack Wiring Board(バックワイヤリングボード)の略である。
PCB2710(#1〜#N)は、BWB2720を介して互いに接続されている。たとえば、PCB2710(#1)は、SRIOスイッチ2711(#1)、CPU2712(#1)、DSP2713(#1)およびFPGA2714(#1)を備える。同様に、PCB2710(#2〜#N)は、それぞれSRIOスイッチ2711(#2〜#N)、CPU2712(#2〜#N)、DSP2713(#2〜#N)およびFPGA2714(#2〜#N)を備える。CPUはCentral Processing Unit(マイクロプロセッサ)の略である。
たとえば、SRIOスイッチ2711(#1)とCPU2712(#1)との間の通信には1xのSRIOの通信が用いられる。また、SRIOスイッチ2711(#1)とDSP2713(#1)との間の通信には4xのSRIOの通信が用いられる。また、SRIOスイッチ2711(#1)とFPGA2714(#1)との間の通信には4xのSRIOの通信が用いられる。また、SRIOスイッチ2711とPCB2710(#2〜#N)との間の通信には4xのSRIOの通信が用いられる。
通信装置310,320は、たとえばPCB2710(#1〜#N)のそれぞれの内部の通信に適用することができる。たとえば、通信装置310,320は、SRIOスイッチ2711(#1)とDSP2713(#1)との間の通信に適用することができる。この場合に、たとえば、SRIOスイッチ2711におけるDSP2713側の通信インタフェースに通信装置310を用い、DSP2713におけるSRIOスイッチ2711側の通信インタフェースに通信装置320を用いることができる。
また、通信装置310,320は、SRIOスイッチ2711(#1)とFPGA2714(#1)との間の通信に適用してもよい。この場合に、たとえば、SRIOスイッチ2711におけるFPGA2714側の通信インタフェースに通信装置310を用い、FPGA2714におけるSRIOスイッチ2711側の通信インタフェースに通信装置320を用いることができる。
また、通信装置310,320は、SRIOスイッチ2711(#1)とPCB2710(#2〜#N)との間の通信に適用してもよい。この場合に、たとえば、SRIOスイッチ2711(#1)におけるPCB2710(#2〜#N)側の通信インタフェースに通信装置310を用いることができる。また、PCB2710(#2〜#N)のSRIOスイッチ2711(#2〜#N)におけるPCB2710(#1)側の通信インタフェースに通信装置320を用いることができる。
通信システム2700は、一例としては、LTEなどの移動通信の無線基地局に適用することができる。LTEはLong Term Evolutionの略である。無線基地局は、たとえば1[ms]周期の短い時間で処理を実施することを要するため、装置内のパケット通信に、低レイテンシでかつオーバーヘッドが少ないSRIOが使用されることがある。そして、SRIOプロトコルによる通信を行う場合は、複数レーンを束ねて高速な通信を行うことができるが、何らかの要因、たとえばデバイスの故障や、一時的なノイズ等の影響により1xでの運用形態に陥るダウングレードが発生することがある。
このようなダウングレードが発生すると、所望のデータレートに対して実際のデータレートが低くなってしまうため、完了率の低下やレート低下により、サービス品質の劣化につながってしまう。また、その際に、サービス品質の回復を図るため、複数レーンへの通信状態に復旧させようとした場合には、通信断を伴ってしまうため、無線基地局に収容されている移動端末のサービスが中断してしまい、運用に影響を与える場合がある。
これに対して、無線基地局に通信システム2700を適用することにより、ダウングレードが発生しても、通信断することなく複数のレーンを束ねた高速な通信を復旧することができる。このため、無線基地局に収容されている移動端末のサービスに対する影響を抑制することができる。
このように、実施の形態にかかる通信システム300によれば、データ送信のダウングレードが発生した場合に、ダウングレードから所定時間後におけるデータ送信の通信品質に応じて決定した数のレーンによりデータ送信の同期を行うことができる。これにより、ダウングレードが発生しても、通信断することなく、複数のレーンを使用するデータ送信への切り替えを行うことが可能になる。このため、通信断しなくても、複数のレーンを使用するリンクを復旧することができる。
以上説明したように、通信装置および通信方法によれば、通信断しなくてもリンクの復旧を行うことができる。
たとえば、従来、高速シリアル通信規格の一つであるSRIOを用いて通信を行う際に、シリアルレーンを1レーン(1x)のみ使用して通信を行うか、複数のレーン(2x、4x、8x、16x、…)を束ねて使用して通信するか選択することができる。
この時、複数レーン(以下4xを例とする)で設定していたとしても、対向するデバイスとの通信状況により、1xでレーンの同期確立となるダウングレードが発生する場合がある。この場合に、通信状況が改善したとしても、一旦リセットを入力してデバイスを初期状態に戻すか、通信中のシリアルレーンのデータを“0”または“1”によりクリップして内部のステートマシーンを初期状態に戻すことを要する。これは、たとえば、SRIOの仕様において、1xモードで同期が確立されると、レーン同期が外れるか、リセットするか、強制的に初期化しないと他のモードに遷移することができないためである。
これに対して、上述した実施の形態によれば、通信品質を監視し、動的にエラー耐性に強い通信方式(たとえばFEC)に切り替えを実施することができる。また、それでもダウングレードしてしまった場合には、通信断を発生させることなく、SRIOのリンクをたとえばx1からx4に復旧させることができる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)可変の数のレーンを使用して他の通信装置へのデータ送信を行う通信部と、
第1の数のレーンを使用する前記データ送信から前記第1の数より少ない第2の数のレーンを使用する前記データ送信への切り替わりが発生した場合に、前記切り替わりから所定時間後における前記データ送信の通信品質に応じて決定した第3の数のレーンにより前記データ送信の同期を行う制御部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記2)前記データ送信はSRIO(Serial RapidIO)プロトコルによるデータ送信であることを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3)前記制御部は、前記通信品質に応じて前記第2の数より多い前記第3の数のレーンを決定することを特徴とする付記1または2に記載の通信装置。
(付記4)前記制御部は、前記同期が確立した後に、前記第3の数のレーンを使用する前記データ送信を行うように前記通信部を制御することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記5)前記制御部は、前記第3の数が前記第1の数より少ない数である場合に、前記同期が確立した後に、前記第3の数のレーンを使用する前記データ送信であって、レーン毎のレートが、前記第1の数のレーンを使用する前記データ送信におけるレーン毎のレートより高い前記データ送信を行うように前記通信部を制御することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記6)前記制御部は、前記第1の数のレーンを使用し前方誤り訂正を行わない前記データ送信の通信品質に基づいて、前記第1の数のレーンを使用し前記前方誤り訂正を行う前記データ送信へ切り替えるように前記通信部を制御し、前記第1の数のレーンを使用し前記前方誤り訂正を行う前記データ送信の通信品質に基づいて、前記第2の数のレーンを使用する前記データ送信へ切り替えるように前記通信部を制御することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記7)通信装置が、
可変の数のレーンを使用して他の通信装置へのデータ送信を行い、
第1の数のレーンを使用する前記データ送信から前記第1の数より少ない第2の数のレーンを使用する前記データ送信への切り替わりが発生した場合に、前記切り替わりから所定時間後における前記データ送信の通信品質に応じて決定した数のレーンにより前記データ送信の同期を行う、
ことを特徴とする通信方法。
100,300,2700 通信システム
110,120,310,320 通信装置
111 通信部
112 制御部
210,220 データ送受信部
211,221 データ送信部
212,222 FECエンコード部
213,223 送信データ選択部
214,224 FECデコード部
215,225 受信データ選択部
216,226 データ受信部
217,227 BER測定部
218,228 選択制御部
311 出力データ生成部
312 出力データ選択部
313 送信制御部
601 閾値
602〜606,2001 監視期間
610,620,630,640 BER
1000 CS
1010,1020,1030 領域
1100,1200 テーブル
1101 予約値
1401〜1404 送信信号
1405 BER監視結果
1406,1904 監視タイマ状態
1901〜1903 同期確立OKフラグ
2002 レーンアライメントスタンバイフラグ
2101 レーンアライメントOKフラグ
2710 PCB
2711 SRIOスイッチ
2712 CPU
2713 DSP
2714 FPGA
2720 BWB

Claims (5)

  1. 可変の数のレーンを使用して他の通信装置へのデータ送信を行う通信部と、
    第1の数のレーンを使用する前記データ送信から前記第1の数より少ない第2の数のレーンを使用する前記データ送信への切り替わりが発生した場合に、前記切り替わりから所定時間後における前記データ送信の通信品質に応じて決定した第3の数のレーンにより前記データ送信の同期を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記データ送信はSRIO(Serial RapidIO)プロトコルによるデータ送信であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、前記第3の数が前記第1の数より少ない数である場合に、前記同期が確立した後に、前記第3の数のレーンを使用する前記データ送信であって、レーン毎のレートが、前記第1の数のレーンを使用する前記データ送信におけるレーン毎のレートより高い前記データ送信を行うように前記通信部を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の数のレーンを使用し前方誤り訂正を行わない前記データ送信の通信品質に基づいて、前記第1の数のレーンを使用し前記前方誤り訂正を行う前記データ送信へ切り替えるように前記通信部を制御し、前記第1の数のレーンを使用し前記前方誤り訂正を行う前記データ送信の通信品質に基づいて、前記第2の数のレーンを使用する前記データ送信へ切り替えるように前記通信部を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信装置。
  5. 通信装置が、
    可変の数のレーンを使用して他の通信装置へのデータ送信を行い、
    第1の数のレーンを使用する前記データ送信から前記第1の数より少ない第2の数のレーンを使用する前記データ送信への切り替わりが発生した場合に、前記切り替わりから所定時間後における前記データ送信の通信品質に応じて決定した数のレーンにより前記データ送信の同期を行う、
    ことを特徴とする通信方法。
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