JP2019070576A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示板の表示部の小型化が可能な表示装置を提供する。【解決手段】回路基板3と、回路基板3に配置された光源4と、光源4によって照明される表示部1bを有する表示板1と、回路基板3と表示板1との間において光源4を取り囲むように配置された遮光体2と、を備え、遮光体2の回路基板3側の端部23と回路基板3との間に弾性を有する遮光性の緩衝部材5を有し、端部23は、光源4よりも表示板1側に位置することを特徴とする。【選択図】図2
Description
本開示は、光源からの光を表示板にて認識させる表示装置に関する。
従来の表示装置は、例えば、下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の表示装置は、回路基板と、回路基板のある面を示す光源面に配置された光源と、回路基板(基板)に対して光源面側に配置された表示板と、回路基板と表示板との間において光源を取り囲むように配置された遮光体と、を備え、遮光体の回路基板側の端面と回路基板との間に間隙を有しており、この間隙に用いられた漏光防止部材によって漏光を防止するものである。
しかしながら、特許文献1の表示装置は、光源と遮光壁の距離を小さくして、表示板の光源により発光する表示部を小さくしようとした場合、光源が端面よりも表示板側に位置するため、遮光壁の寸法バラツキ、熱膨張、熱収縮により、遮光壁が光源と干渉し、光源の機能を阻害する虞があった。
そこで、本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、表示板の表示部の小型化が可能な表示装置を提供することを目的とする。
本開示は、回路基板3と、前記回路基板3に配置された光源4と、前記光源4によって照明される表示部1bを有する表示板1と、前記回路基板3と前記表示板1との間において前記光源4を取り囲むように配置された遮光体2と、を備え、前記遮光体2の前記回路基板3側の端部23と前記回路基板3との間に弾性を有する遮光性の緩衝部材5を有し、前記端部23は、前記光源4よりも前記表示板1側に位置することを特徴とする。
本開示に係る表示装置によれば、遮光壁の端部が光源よりも表示板側に位置するので、遮光壁と光源との干渉を防止し、表示板の表示部の小型化が可能な表示装置を提供することができる。
以下、図1から2に本開示の第一の実施形態を、例えば車両に搭載され、車速、エンジン回転数、残燃料などの計測量を表示する計器装置の、残燃料計に適用した場合を例にして説明する。構成の理解を容易にするために、表示装置の表示する方向を「上方」、その反対方向を「下方」として各部を説明する。
本開示の残燃料計は図1に示すように、FやEやマーク等の指標部1aと、セグメント状の目盛部1bと、により表示される。指標部1aは常時表示(点灯)され、目盛部1bは、計測量に応じ表示(点灯)される。
本開示の残燃料計は図2に示す。回路基板3と、回路基板3に配置された光源4と、光源4によって照明される指標部1a及び目盛部(表示部)1bを有する表示板1と、回路基板3と表示板1との間において光源4を取り囲むように配置されたケース体(遮光体)2と、を備え、ケース体2の回路基板3側の後端部23と回路基板3との間に弾性を有する遮光性の緩衝部材5を有している。
回路基板3は、例えばFR−4(Flame Retardant−4)等のガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、複数の光源4と、例えば光源4の発光制御を行うマイクロプロセッサーからなる駆動手段(図示せず)や、例えば抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)が前記配線パターンに導通接続されている。
光源4は、例えば表面実装型の白色のLED(Light Emitting Diode)からなり、目盛部1bの下側に列状に複数個が配置され、目盛部1bを背後から照明し発光させる発光体である。
表示板1は、例えば透明PC(ポリカーボネート)樹脂等の透過光性樹脂からなる薄板平面状の基材11からなり、基材11の上面にスモーク色の透光性のスモークインキ層12が形成されている。また、スモークインキ層12の上面に、黒色の遮光性の黒インキ層13が意匠を成してスクリーン印刷されることで指標部1a及び目盛部1bが形成されている。また、基材11の下面に無色透明の拡散性の拡散インキ層14が形成されている。表示板1の目盛部1bは、図1に示すように1つの矩形の意匠を成している。
ケース体2は、例えば白色PP(ポリプロピレン)樹脂などの不透過性の合成樹脂からなり、上面で表示板1を支持し、下面で回路基板3を固定している。ケース体2は、複数の光源4を取り囲むように列状に複数形成され、前面に位置する前端22が表示板1の後面に当接し、回路基板3側の後端部(端部)23が光源4よりも表示板1側に位置する。つまり、ケース体2は、複数の光源4を区画するように設けられる照明室Rを有する。また、回路基板3の上面から後端部23までの高さH2は、回路基板3の上面から光源4までの高さ(光源4の高さ寸法)H3より大きいH2>H3の関係にある。
照明室Rは、各光源4の間に配置される仕切り壁21を有する。仕切り壁21は、前端22が目盛部1bから視認可能に配置される。後端部23は、各光源4側の角部に面取り部23aを有する。ケース体2の前端22以外の前面は、表示板1の黒インキ層13の背後に視認不可に配置されている。このように形成されることにより、前端22の前面の表示板1にはスモークインキ層12が形成されているので、前端22は視認者から白色ではなくスモーク色に視認することができる。
緩衝部材5は、例えば遮光性の黒色のスポンジ等の圧縮可能な弾性体からなる。緩衝部材5は、その後面に両面接着テープ等の接着部材が貼り付けられており、これにより回路基板3の光源4の実装側に貼着されている。また、緩衝部材5は、非圧縮状態での上下方向は、ケース体2の後端部23よりも僅かに表示板1側に位置し、上下方向と直交する回路基板3の面方向は、ケース体2の後端部23に対向するように形成されている。つまり、回路基板3の上面からの緩衝部材5の非圧縮状態での高さH1は、高さH2より大きいH1>H2の関係にある。
このような構成において、光源4が発光すると、光源4から発せられた光は照明室Rを通過し、表示板1の裏面を照明し、光源4に対応した目盛部1bが適時発光する。
また、このように形成されることにより、照明室Rの後端部23が光源4よりも表示板1側に位置するので、回路基板3の面方向の各部品の寸法バラツキ、熱膨張、熱収縮等が生じたとしても、光源4と干渉する虞が無い。そのため、仕切り壁21と光源4とを近接させて複数の光源4のピッチを狭くできるので、目盛部1bの小型化が可能である。
また、このように形成されることにより、緩衝部材5が照明室Rの後端部23よりも僅かに表示板1側に位置しているので、各部品の寸法バラツキ、熱膨張、熱収縮等が生じたとしても、後端部23により圧縮されて組み付けられているから隙間の大きさに追従する。そのため、後端部23と回路基板3との間に隙間を生じさせないので、後端部23と緩衝部材5との間の隙間から光源4の光漏れを防止することが可能である。
また、このように形成されることにより、後端部23が各光源4側の角部に面取り部23aを有するので、緩衝部材5を圧縮した際に、緩衝部材5が面取り部23aに回り込むように密着し入り組んだ接触状態になる。そのため、後端部23と緩衝部材5との間の隙間から光源4の光漏れをより防止することが可能である。
また、このように形成されることにより、緩衝部材5は回路基板3に貼着されているので、緩衝部材5と回路基板3との間の隙間から、光源4の光漏れが生じる虞がない。
以下、図3に本開示の第二の実施形態を説明する。第一の実施形態では、後端部23は、各光源4側の角部に面取り部23aを有していたが、本開示では、面取り部23aは無く、後端部23は、各光源4側の内側に略三角形状の溝部23bを有している。この場合、部23bは、光源4間を結ぶ線と直交するように設けられる。
このように形成されることにより、緩衝部材5を圧縮した際に、緩衝部材5が溝部23bに入り込むように密着し、入り組んだ接触状態になる。そのため、後端部23と緩衝部材5との間の隙間から、光源4の光漏れをより防止することが可能である。
以上のように、仕切り壁21の後端部23が光源4よりも表示板1側に位置するので、仕切り壁21と光源4との干渉を防止し、表示板1のセグメント状の目盛部1bの小型化が可能な表示装置を提供することができる。
尚、本開示の表示装置を上記した実施形態の構成にて例に挙げて説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、他の構成においても、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良、並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
本開示は、車両用の表示装置に関し、例えば、自動車やオートバイ、あるいは農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載される表示装置に適用することができる。
1 表示板
1b 目盛部(表示部)
2 ケース体(遮光体)
23 後端部(端部)
23a 面取り部
23b 溝部
3 回路基板
4 光源
5 緩衝部材
1b 目盛部(表示部)
2 ケース体(遮光体)
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23a 面取り部
23b 溝部
3 回路基板
4 光源
5 緩衝部材
Claims (6)
- 回路基板と、
前記回路基板に配置された光源と、
前記光源によって照明される表示部を有する表示板と、
前記回路基板と前記表示板との間において前記光源を取り囲むように配置された遮光体と、を備え、
前記遮光体の前記回路基板側の端部と前記回路基板との間に弾性を有する遮光性の緩衝部材を有し、
前記端部は、前記光源よりも前記表示板側に位置することを特徴とする表示装置。 - 前記緩衝部材は、圧縮されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記端部は、角部に面取り部を有することを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の表示装置。
- 前記端部は、溝部を有することを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の表示装置。
- 前記緩衝部材は、前記回路基板に接着されることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の表示装置。
- 前記光源は、複数を有し、
前記遮光体は、前記複数の前記光源を区画するように設けられることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の表示装置。
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JP2017196555A Pending JP2019070576A (ja) | 2017-10-10 | 2017-10-10 | 表示装置 |
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2017
- 2017-10-10 JP JP2017196555A patent/JP2019070576A/ja active Pending
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