JP2019069555A - 射出成形用金型、及び、スプルーブッシュ - Google Patents
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Abstract
Description
スプルーブッシュと、
前記スプルーブッシュの上部が配置されるスプルーブッシュ挿入孔を有する固定側取付板と、
前記固定側取付板に固定され、前記スプルーブッシュの下部が配置される孔を有する固定側コアプレートとを備える射出成形用金型であって、
前記スプルーブッシュの前記上部外周面にヒーターが設けられており、
前記スプルーブッシュに形成されているスプルーのうち、前記ヒーターが設けられている箇所の内部の形状が、テーパのない円柱状であることを特徴とする。
また、前記スプルーブッシュに形成されているスプルーのうち、前記ヒーターが設けられている箇所の内部の形状が、テーパのない円柱状であるため、安定して良好な成形品を得ることができる。本発明者らは、前記構成(前記スプルーブッシュに形成されているスプルーのうち、前記ヒーターが設けられている箇所の内部の形状が、テーパのない円柱状とする)を採用すると、安定して良好な成形品が得られる理由として以下のように推察している。
従来、溶融樹脂射出工程の後の冷却工程では、スプルー内の樹脂も含めて冷却固化される。ここで、従来公知のスプルーブッシュにおいて、スプルーブッシュの内部に形成されているスプルーの形状は、上面に設けられているノズル接触部から最下端部に至るまでテーパが設けられた円錐台状である。
上記の従来公知のスプルーブッシュを用い、且つ、スプルーブッシュをヒーター等で加熱しない場合、スプルー内の樹脂は、冷却工程の後は全て(ノズル接触部から最下端部まで)固化している。従って、型開き工程後に行われる成形品突出し工程においては、スプルー内の樹脂は、ノズル接触部付近を末端としてスプルーブッシュ内から成形品とともに全部抜かれる。このとき、スプルーにはノズル接触部から最下端部までテーパが設けられているため、スプルー内の樹脂とともに成形品を好適に抜くことができる。なお、成形品突出し工程後は、スプルーブッシュ内には樹脂は存在しない。
なお、使用する樹脂の溶融温度が低い場合には、第1の断熱材を設けなくても、コアプレートが高温にはならない。従って、第1の断熱材は、使用する樹脂に応じて設けることとしてもよく、設けないこととしてもよい。
前記スプルーブッシュの前記上部上側に、前記ノズル接触部を覆わない態様で第2の断熱材が設けられていてもよい。
ノズル接触部と、
前記ノズル接触部から内部に延びるスプルーとを有するスプルーブッシュであって、
前記スプルーのうち、前記ノズル接触部を始点とした一定の長さ部分の形状が、テーパのない円柱状であることを特徴とする。
なお、バンドヒーター50及び温度センサ52の電源ケーブル等は、固定側取付板22にケーブル引き回し用の溝(図示せず)を形成して、射出成形用金型10の外部に引き回している。
なお、第1の断熱材の材質としては、バンドヒーター50のの熱が固定側コアプレート24に伝わりにくくできるものであれば特に限定されず、一般的に断熱材として使用されている公知のものを適宜採用できるが、機械的性質、熱的性質、耐久性等の観点から、ガラス繊維、ケイ酸系バインダ等が好ましい。
型締め工程では、固定側金型20に対して可動側金型60を移動させて型締めする。
次に、型締めされた金型内に樹脂材料を注入するため、図示しない射出装置のシリンダーノズルを、スプルーブッシュ30のノズル接触部36に接触させる。なお、本実施形態では、成形開始時にノズルタッチ工程を行った後は、次回以降のショットを行う際には、ノズルを離さず、タッチしたままの状態とする。本実施形態では、スプルーブッシュ30の上部32が加熱されているため、スプルーブッシュ30の上面等で材料樹脂が固化してしまうことがない。従って、シリンダーノズルをタッチさせたまま連続ショットが可能となる。その結果、ショットのサイクル時間を短縮することが可能となる。ただし、本発明においては、これに限定されず、各ショットごとにシリンダーノズルをノズル接触部36から離してもよい。
次に、射出装置のシリンダーノズルから溶融樹脂を射出する。溶融樹脂は、スプルー37を通過し、次に、ランナやゲートを経て、キャビティ76内に注入される。
本実施形態に係る射出成形用金型10では、スプルーブッシュ30の上部32の外周面35にバンドヒーター50が設けられているため、固定側コアプレート24に入る直前まで樹脂を加熱することができる。従って、よりキャビティ76に近い部分まで樹脂の温度低下を抑制することができる。
次に、キャビティ76内に射出された樹脂を、固定側コアプレート24や可動側コアプレート64により冷却固化させる。なお、冷却工程においてもバンドヒーター50は、スプルー上部32を一定の温度範囲内となるように加熱している。従って、スプルー上部37a内の樹脂は、固化せず、溶融したままである。一方、スプルー下部37b内の樹脂は、固化する。
次に、可動側金型60を固定側金型20から離れる方向に移動させて型開きする。このとき、成形品は可動側コアプレート64側に密着している。
次に、エジェクタピン70で成形品を突き出し、可動側コアプレート64側から成形品を取り外す。以上により、成形品が得られる。
スプルー上部のうちの上側にヒーターが設けられ、スプルー上部のうちの下側にはヒーターが設けられていない構成。
この場合、スプルーブッシュに形成されているスプルーのうち、ヒーターが設けられている箇所の内部、すなわち、スプルー上部のうちの上側の形状が、テーパのない円柱状であり、スプルー上部のうちの下側は、当該上側から径が拡大されていくテーパを有する形状である。このような形態であっても、よりキャビティに近い部分まで樹脂の温度低下を抑制することができ、且つ、安定して良好な成形品を得られる。
この場合、スプルーブッシュに形成されているスプルーのうち、ヒーターが設けられている箇所の内部、すなわち、スプルー上部とスプルー下部のヒーターが設けられている部分までの形状が、テーパのない円柱状であり、スプルー下部のうちのヒーターが設けられている部分よりも下側は、当該部分から径が拡大されていくテーパを有する形状である。このような形態であっても、よりキャビティに近い部分まで樹脂の温度低下を抑制することができ、且つ、安定して良好な成形品を得られる。
20 固定側金型
22 固定側取付板
23 スプルーブッシュ挿入孔
24 固定側コアプレート
24a 固定側コアベース
24b 固定側コア
25 孔
26 凹部
30 スプルーブッシュ
32 上部
34 下部
35 外周面
36 ノズル接触部
37 スプルー
37a スプルー上部
37b スプルー下部
39 上面
50 バンドヒーター
52 温度センサ
54 第1の断熱材
56 ロケートリング
58(58a、58b) 第2の断熱材
60 可動側金型
62 可動側取付板
64 可動側コアプレート
64a 可動側コアベース
64b 可動側コア
76 キャビティ
Claims (4)
- スプルーブッシュと、
前記スプルーブッシュの上部が配置されるスプルーブッシュ挿入孔を有する固定側取付板と、
前記固定側取付板に固定され、前記スプルーブッシュの下部が配置される孔を有する固定側コアプレートとを備える射出成形用金型であって、
前記スプルーブッシュの前記上部外周面にヒーターが設けられており、
前記スプルーブッシュに形成されているスプルーのうち、前記ヒーターが設けられている箇所の内部の形状が、テーパのない円柱状であることを特徴とする射出成形用金型。 - 前記ヒーターの下側と前記固定側コアプレートとの間に第1の断熱材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形用金型。
- 前記スプルーブッシュは、ノズル接触部を有しており、
前記スプルーブッシュの前記上部上側に、前記ノズル接触部を覆わない態様で第2の断熱材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形用金型。 - ノズル接触部と、
前記ノズル接触部から内部に延びるスプルーとを有するスプルーブッシュであって、
前記スプルーのうち、前記ノズル接触部を始点とした一定の長さ部分の形状が、テーパのない円柱状であることを特徴とするスプルーブッシュ。
Priority Applications (1)
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JP2017196829A JP2019069555A (ja) | 2017-10-10 | 2017-10-10 | 射出成形用金型、及び、スプルーブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017196829A JP2019069555A (ja) | 2017-10-10 | 2017-10-10 | 射出成形用金型、及び、スプルーブッシュ |
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JP2017196829A Pending JP2019069555A (ja) | 2017-10-10 | 2017-10-10 | 射出成形用金型、及び、スプルーブッシュ |
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2017
- 2017-10-10 JP JP2017196829A patent/JP2019069555A/ja active Pending
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