JP2019068279A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ルーフレールによる電波の干渉を抑制し、全方位通信を可能とする。【解決手段】アンテナ装置1の本体部20は、ルーフレールを備える車両のルーフにおける後方中央付近に配置される。本体部20内には、電波を送受信するアンテナエレメント21と、アンテナエレメント21を移動させる移動部22とが収容される。制御部40は、移動部22を駆動させて、アンテナエレメント21を周期的に移動させる。アンテナエレメント21の移動により、アンテナエレメント21によって送受信される電波の利得の低下する方位が時間とともに変化する。【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナ装置、特に、ルーフレールを備えた車両に搭載されるアンテナ装置に関する。
特許文献1には、車両のルーフに取り付けられるアンテナ装置が開示されている。特許文献1のアンテナ装置は、車両から突出している高さが低く(例えば、約70mm以下)、先端に行くほど低くなるとともに側面も内側に絞った流線形のアンテナケースにアンテナ部が収容されている。これにより、このアンテナ装置は、車庫入れ時や洗車時にアンテナ部が破損することを防止している。
特許第5237617号公報
ルーフレールを備えた車両のルーフに特許文献1のアンテナ装置を取り付けた場合、アンテナ装置から送受信される電波がルーフレールによって干渉し、アンテナ装置による車両の全方位通信が阻害されるという問題がある。
そこで、本発明は、ルーフレールによる電波の干渉を抑制し、全方位通信が可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のアンテナ装置は、ルーフレールを備える車両に設けられ、電波を送受信するアンテナエレメントと、アンテナエレメントによって送受信される電波の特性を変化させる電波特性切り替え制御部と、を有する。
アンテナエレメントを車両のルーフに平行な面に沿って移動させる移動部を有し、電波特性切り替え制御部は、移動部を駆動させて、アンテナエレメントを周期的に移動させてもよい。
アンテナエレメントを収容する本体部を有し、本体部を車両のルーフに平行な面に沿って移動させる移動部を有し、電波特性切り替え制御部は、移動部を駆動させて、本体部を周期的に移動させることでアンテナエレメントを周期的に移動させてもよい。
アンテナエレメントは、車両のルーフに平行な面に沿って複数設けられており、電波特性切り替え制御部は、複数のアンテナエレメントの中から通信を行うアンテナエレメントを周期的に切り替えてもよい。
本発明によれば、ルーフレールによる電波の干渉を抑制し、全方位通信が可能となる。
第1実施形態によるアンテナ装置が設けられた車両の構成を示す平面概略図である。 アンテナ装置の構成を示す概略図である。 移動部の構成の一例を示す斜視図である。 アンテナエレメントから放射される電波の利得の一例を示す図である。 アンテナエレメントから放射される電波の利得の別の一例を示す図である。 第2実施形態によるアンテナ装置の構成を示す概略図である。 第3実施形態によるアンテナ装置の構成を示す概略図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態によるアンテナ装置1が設けられた車両2の構成を示す平面概略図である。図1では、信号の流れを破線の矢印で示している。以下、車両2を基準として、進行方向を前方向とし、後進方向を後方向とし、進行方向に対して左の方向を左方向とし、進行方向に対して右の方向を右方向とする。
車両2のルーフ3には、2本のルーフレール10L、10Rが設けられている。ルーフレール10L、10Rは、車幅方向に離隔して車両2の前後方向に延在している。ルーフレール10Lは、ルーフ3上において、左側端付近に配置されており、ルーフレール10Rは、ルーフ3上において、右側端付近に配置されている。ルーフレール10L、10Rを区別しないときは、ルーフレール10と表記する。
アンテナ装置1は、本体部20、通信部30および制御部40を含んで構成される。本体部20は、ルーフ3上において、ルーフレール10Lとルーフレール10Rとの間であり、車両2の後方中央付近に配置されている。通信部30および制御部40は、例えば、車両2に搭載される車車間通信ユニット50により構成される。
図2は、アンテナ装置1の構成を示す概略図である。本体部20は、内部に空間が形成されたケースである。本体部20は、前後方向の長さに対して幅が短くなっており、上方の先端および前方の先端に行くほど幅が漸減している。本体部20は、高さ寸法がルーフレール10の高さ寸法よりも小さくなっており、前方の先端に行くほど高さ寸法が漸減している。すなわち、本体部20は、流線形のシャークフィンのような形状となっている。
本体部20内には、アンテナエレメント21および移動部22が収容されている。アンテナエレメント21は、移動部22に連結されている。アンテナエレメント21は、移動部22上で起立している。アンテナエレメント21は、移動部22を介して、通信部30および制御部40に電気的に接続されている。アンテナエレメント21は、電波の送受信を行う。
通信部30は、アンテナエレメント21が受信した電波による信号を受け取るとともに、信号をアンテナエレメント21に出力して電波を送信させる。このようにして、通信部30は、周囲の車両(例えば、先行車両など)と通信を行う。
移動部22は、アンテナエレメント21をルーフ3に平行な面に沿って移動させる。具体的には、移動部22は、アンテナエレメント21を車両2の前後方向に移動させる。
図3は、移動部22の構成の一例を示す斜視図である。移動部22は、筐体23、ベルト24およびモータ25を含んで構成される。筐体23は、内部に空間が設けられた直方体状に形成されている。筐体23は、本体部20内の底面に固定される。筐体23は、長手方向が車両2の前後方向に重なるように配置される。筐体23の上面には、長手方向に延びるスリット26が設けられている。筐体23の内部には、ベルト24およびモータ25が収容されている。ベルト24は、帯状部材の両端が接合されたループ状に形成されており、スリット26に沿って配置される。モータ25は、制御部40からの信号に応じて作動し、ベルト24を回転させる。
アンテナエレメント21は、底部の少なくとも一部がスリット26に挿入され、ベルト24に固定される。このため、アンテナエレメント21は、ベルトの回転に応じて、スリット26に沿って移動可能となっている。図3では、前方寄りに配置された場合のアンテナエレメント21を実線で示し、後方寄りに配置された場合のアンテナエレメント21を破線で示している。
制御部40は、CPU、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成される。
制御部40は、移動部22を駆動させて、アンテナエレメント21を移動させる。具体的には、制御部40は、移動部22のモータ25を駆動させて、ベルト24を回転させる。ベルト24が回転すると、アンテナエレメント21が車両2の前後方向に移動することとなる。
制御部40は、アンテナエレメント21を周期的に移動させる。ここで、アンテナエレメント21が最も前方寄りに移動したときの位置を第1位置とする。また、アンテナエレメント21が最も後方寄りに移動したときの位置を第2位置とする。アンテナエレメント21は、第1位置から第2位置への移動と、第2位置から第1位置への移動とを繰り返す。
具体的には、制御部40は、第1位置と第2位置との距離が約2cmとなるようにアンテナエレメント21を移動させる。第1位置と第2位置との距離は、アンテナエレメント21の移動についての振幅に相当する。また、制御部40は、第1位置から第2位置を経由して再び第1位置に戻るまでの時間が約0.5秒となるようにアンテナエレメント21を移動させる。換言すると、制御部40は、周波数が約2Hz(1周期あたり約0.5秒)となるようにアンテナエレメント21を移動させる。
振幅を約2cmとした理由は以下の通りである。第1位置に配置されたアンテナエレメント21から放射される電波が、ルーフレール10の前方先端に当たる方位を、第1方位とする。また、第2位置に配置されたアンテナエレメント21から放射される電波が、ルーフレール10の前方先端に当たる方位を、第2方位とする。第1位置と第2位置との距離(振幅)は、第1方位と第2方位とが1°ずれるときの値に設定される。ルーフレールの長さを1mとすれば、第1方位と第2方位とが1°ずれるときの第1位置と第2位置との距離(振幅)は、約2cmとなる。第1方位と第2方位とが1°ずれると、第1位置に配置されたアンテナエレメント21から放射される電波の電界強度分布と、第2位置に配置されたアンテナエレメント21から放射される電波の電界強度分布とが異なるものとなる。このように、アンテナエレメント21の移動の振幅は、電界強度分布が変わるような値に決定される。
ここで、アンテナエレメント21から放射された電波の一部は、ルーフレール10に当たる。ルーフレール10に当たった電波は、ルーフレール10によって屈折および反射される。屈折および反射された電波は、アンテナエレメント21から直進する電波と干渉する。屈折および反射された電波の位相が直進する電波の位相から約半波長ずれると、屈折および反射された電波と直進する電波とが互いに打ち消し合うように作用する。これにより、車両2の水平方向のうちの電波が打ち消し合うように作用した方向において、電波の電界強度および利得が低下する。その結果、電波の電界強度および利得が低下する方位の車両に電波が届かないおそれがある。電波が届かなくなると、その車両との通信が途絶することとなる。
図4は、アンテナエレメント21から放射される電波の利得の一例を示す図である。図5は、アンテナエレメント21から放射される電波の利得の別の一例を示す図である。図4は、アンテナエレメント21が第1位置に移動した場合を示す。図5は、アンテナエレメント21が第2位置に移動した場合を示す。図4および図5では、電波の利得が、車両2を中心とした水平方向の全方位について示されている。図4および図5において、0°は、前方向を示し、90°は右方向を示し、180°は後方向を示し、270°は左方向を示す。利得は電界強度を測定して得られるため、図4および図5は、電界強度分布を示すものでもある。
図4の例では、破線で囲まれたエリアA1で示すように、約120°の方向において利得が大幅に低下している。また、図4の例では、破線で囲まれたエリアA2で示すように、約260°の方向において利得が大幅に低下している。第1位置にアンテナエレメント21が配置されているときは、これら約120°の方向および約260°の方向において、通信が途絶する可能性が高い。
これに対し、図5の例では、破線で囲まれたエリアA3で示すように、約75°の方向において利得が大幅に低下している。また、図5の例では、破線で囲まれたエリアA4で示すように、約285°の方向において利得が大幅に低下している。第2位置にアンテナエレメント21が配置されているときは、これら約75°の方向および285°の方向において、通信が途絶する可能性が高い。
図4および図5を比較すれば明らかなように、第1位置に移動したアンテナエレメント21における利得が低下する方向(図4参照)と、第2位置に移動したアンテナエレメント21における利得が低下する方向(図5参照)とが異なる。すなわち、第1位置に移動したアンテナエレメント21を介した通信が途絶する方向と、第2位置に移動したアンテナエレメント21を介した通信が途絶する方向とが異なる。このように、利得が低下する方位(通信が途絶する可能性の高い方位)は、アンテナエレメント21の位置が移動することで変わる。
例えば、120°の方向にいる車両と通信をする場合、アンテナエレメント21が第1位置に移動すると、通信が途絶する可能性が高い。しかし、その後、アンテナエレメント21が第2位置に移動すれば、120°の方向の利得の低下が解消される。これにより、120°の方向にいる車両との通信が回復可能となる。
アンテナエレメント21の移動の周波数は、通信の途絶の発生時間に基づいて決定される。具体的には、アンテナエレメント21の移動の周波数は、500msの通信の途絶を発生させないように決定される。このため、アンテナエレメント21を、500msの時間が経過する前までに、第1位置から第2位置に移動させるようにする。このことから、アンテナエレメント21の移動の周波数を約2Hzとした。
このように、制御部40は、移動部22によってアンテナエレメント21を振幅約2cmおよび周波数約2Hzで移動させる。これにより、電波の利得が低下する方位が変わり、500msの通信の途絶の発生がなくなる。
アンテナ装置1では、瞬間的には、ルーフレール10によって電波が干渉し、電波の利得が低下する方位が生じる。しかし、アンテナ装置1では、電波の利得が低下する方位が時間とともに変化する。このため、アンテナ装置1では、所定の時間(例えば、5秒など)で平均すると、全方位について通信が可能となる。したがって、アンテナ装置1によれば、ルーフレール10による電波の干渉を抑制し、全方位通信が可能となる。
制御部40は、アンテナエレメント21の移動によって、電波の利得が低下する方位を変化させている。このため、制御部40は、アンテナエレメント21によって送受信される電波の特性を変化させる電波特性切り替え制御部として機能する。
なお、移動部22は、アンテナエレメント21を移動可能であればよく、ベルト24を含む構成に限らない。
また、移動部22は、アンテナエレメント21を車両2の前後方向に移動させる態様に限らない。例えば、移動部22は、アンテナエレメント21を車両2の左右方向に移動させてもよい。
また、振幅は約2cmに限らない。例えば、制御部40は、約2cmよりも大きな振幅でアンテナエレメント21を移動させてもよい。また、例えば、アンテナエレメント21を左右方向に移動させる場合、最も左側の位置および最も右側の位置を第1位置および第2位置として、振幅を決定してもよい。
また、周波数は約2Hzに限らない。例えば、制御部40は、約2Hzよりも大きな周波数でアンテナエレメント21を移動させてもよい。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態によるアンテナ装置100の構成を示す概略図である。アンテナ装置100は、移動部22に代えて、移動部122を有する点において第1実施形態のアンテナ装置1と異なる。
移動部122は、本体部20の底部における外部側の面に連結される。移動部122は、ルーフ3に設けられる。移動部122は、本体部20をルーフ3に平行な面に沿って移動させる。具体的には、移動部122は、本体部20を車両2の前後方向に移動させる。移動部122は、例えば、第1実施形態の移動部22と同様な構成となっている。アンテナ装置100では、本体部20の底部の少なくとも一部が、移動部122のベルト24に固定される。また、アンテナエレメント21は、本体部20の底部における内部側の面に固定される。
制御部40は、移動部122を駆動させて、本体部20を移動させる。図6では、後方へ移動後の本体部20の一部を破線で示す。本体部20が移動することで、結果として、アンテナエレメント21が移動することとなる。制御部40は、例えば、移動部122によって本体部20を振幅約2cmおよび周波数約2Hzで移動させる。
アンテナ装置100では、第1実施形態と同様に、電波の利得が低下する方位が時間とともに変化する。このため、アンテナ装置100では、所定の時間で平均すると、全方位について通信が可能となる。したがって、アンテナ装置100によれば、ルーフレール10による電波の干渉を抑制し、全方位通信が可能となる。
制御部40は、本体部20の移動によって、結果的に、アンテナエレメント21を移動させ、電波の利得が低下する方位を変化させている。このため、制御部40は、アンテナエレメント21によって送受信される電波の特性を変化させる電波特性切り替え制御部として機能する。
なお、移動部122は、本体部20を車両2の前後方向に移動させる態様に限らない。例えば、移動部122は、本体部20を車両2の左右方向に移動させてもよい。
また、本体部20の移動の振幅は約2cmに限らない。また、本体部20の移動の周波数は約2Hzに限らない。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態によるアンテナ装置200の構成を示す概略図である。アンテナ装置200は、アンテナエレメント21が複数設けられ、移動部22が設けられない点において第1実施形態のアンテナ装置1と異なる。
複数のアンテナエレメント21は、本体部20の底部における内部側の面に固定される。複数のアンテナエレメント21は、ルーフ3に平行な面に沿って配置される。具体的には、複数のアンテナエレメント21は、車両2の前後方向に並べられる。図7の例では、3個のアンテナエレメント21が車両2の前後方向に等間隔で並べられている。例えば、複数のアンテナエレメント21は、最も前方寄りのアンテナエレメント21の位置(第1位置)と、最も後方寄りのアンテナエレメント21の位置(第2位置)との距離が、約2cmとなるように並べられる。
複数のアンテナエレメント21は、通信部30に電気的に接続される。制御部40は、通信部30に電気的に接続される。
制御部40は、複数のアンテナエレメント21の中から通信を行うアンテナエレメント21を決定する。また、制御部40は、通信を行うアンテナエレメント21を周期的に切り替える。例えば、制御部40は、通信を行うアンテナエレメント21を、第1位置から第2位置に向かう方向に順に切り替える。また、制御部40は、通信を行うアンテナエレメント21を、第2位置から第1位置に向かう方向に順に切り替える。制御部40は、これらを、交互に繰り返す。制御部40は、第1位置から第2位置を経由して再び第1位置に戻るまでの時間が約0.5秒となるように、通信を行うアンテナエレメント21の切り替えを行う。換言すると、制御部40は、周波数が約2Hzとなるようにアンテナエレメント21を切り替える。
アンテナ装置200では、通信を行うアンテナエレメント21が周期的に切り替わる。このため、アンテナ装置200では、アンテナエレメント21が周期的に移動することと同じ作用が生じる。すなわち、アンテナ装置200では、第1実施形態と同様に、電波の利得が低下する方位が時間とともに変化する。このため、アンテナ装置200では、所定の時間で平均すると、全方位について通信が可能となる。したがって、アンテナ装置200によれば、ルーフレール10による電波の干渉を抑制し、全方位通信が可能となる。
制御部40は、通信を行うアンテナエレメント21の切り替えによって、結果的に、アンテナエレメント21を移動させることと同じ作用を生じさせ、電波の利得が低下する方位を変化させている。このため、制御部40は、アンテナエレメント21によって送受信される電波の特性を変化させる電波特性切り替え制御部として機能する。
なお、アンテナエレメント21の数は、3個に限らない。
また、複数のアンテナエレメント21の配列方向は、車両2の前後方向に限らない。例えば、複数のアンテナエレメント21は、車両2の左右方向に並べられてもよい。
また、複数のアンテナエレメント21における第1位置および第2位置の間隔は約2cmに限らない。また、通信を行うアンテナエレメント21の切り替えの周波数は約2Hzに限らない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
各実施形態において、通信部30および制御部40は、車車間通信ユニット50により構成された。しかし、通信部30および制御部40は、車車間通信ユニット50とは別体として設けられてもよい。
各実施形態では、電波の利得が低下する方位という電波の特性が、時間的に変化していた。しかし、制御部40は、その他の電波の特性を変化させてもよい。例えば、制御部40は、電波の指向性を変化させてもよい。また、制御部40は、電波の出力を変化させてもよい。
本発明は、アンテナ装置、特に、ルーフレールを備えた車両に搭載されるアンテナ装置に利用できる。
1 アンテナ装置
20 本体部
21 アンテナエレメント
22 移動部
40 制御部

Claims (4)

  1. ルーフレールを備える車両に設けられ、電波を送受信するアンテナエレメントと、
    前記アンテナエレメントによって送受信される電波の特性を変化させる電波特性切り替え制御部と、
    を有するアンテナ装置。
  2. 前記アンテナエレメントを前記車両のルーフに平行な面に沿って移動させる移動部を有し、
    前記電波特性切り替え制御部は、前記移動部を駆動させて、前記アンテナエレメントを周期的に移動させる請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナエレメントを収容する本体部を有し、
    前記本体部を前記車両のルーフに平行な面に沿って移動させる移動部を有し、
    前記電波特性切り替え制御部は、前記移動部を駆動させて、前記本体部を周期的に移動させることで前記アンテナエレメントを周期的に移動させる請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンテナエレメントは、前記車両のルーフに平行な面に沿って複数設けられており、
    前記電波特性切り替え制御部は、複数の前記アンテナエレメントの中から通信を行うアンテナエレメントを周期的に切り替える請求項1に記載のアンテナ装置。
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CN118554167A (zh) * 2024-07-29 2024-08-27 佛山市粤海信通讯有限公司 一种天线的抗干扰控制方法

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