JP2019068166A - Rfidリーダライタ装置、インピーダンス調整方法、プログラム - Google Patents

Rfidリーダライタ装置、インピーダンス調整方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】RFIDリーダライタ装置のインピーダンスを適切に調整することを目的とする。【解決手段】RFIDリーダライタ装置は、アンテナに送る信号を出力する送信回路と、アンテナから送られた信号を受信する受信回路と、送信回路とアンテナとの間の伝送線路に設けられ、VSWR値を測定するVSWRモニタと、インピーダンスを調整可能な回路を含む調整部と、VSWRモニタからVSWR値を取得し、調整部に、VSWR値に基づいて設定した制御信号を送信することによりインピーダンスを調整する制御部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、RFIDリーダライタ装置、およびインピーダンス調整方法に関する。
近年、RFID(radio frequency identifier)を用いた近距離無線通信技術が用いられている。例えば、RFIDリーダライタ装置が、識別情報が記憶されたタグから送信される電波を受信し、タグの識別情報を認識する。通常、RFIDリーダライタ装置のインピーダンス(アンテナに至る伝送線路のインピーダンス)と、RFIDリーダライタ装置に接続されたアンテナのインピーダンスとが、整合するように設計される。
関連する技術として、アンテナのインピーダンスの変化の軌跡に基づき設定された制御値を、インピーダンス整合回路に反映させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、関連する技術として、キャリアリーク量が最小になるようにインピーダンス調整手段が終端回路のインピーダンスを調整する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、関連する技術として、メカニカルキーの収納の有無に応じてインピーダンス調整手段を制御し、アンテナと送信回路又は受信回路との間のインピーダンスを補正する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2014−241724号公報 特開2014−230608号公報 特開2009−177642号公報
しかしながら、一旦はRFIDリーダライタ装置とアンテナとのインピーダンス整合が取れていても、例えばアンテナ近傍の電気的特性が変動する環境下で運用される場合(例えばアンテナ近傍に何等かの金属や誘電体などが近づいた場合)、RFIDリーダライタ装置とアンテナとの整合がずれて不整合となり、以って送信電力ロスが発生する場合がある。
また、受信回路に接続しているカップラーのディレクティビティが悪化し、これよりキャリアリーク量が増大する場合がある。キャリアリーク量増大により受信性能の劣化が発生する場合がある。
また、RFIDリーダライタの本体に対して、様々なインピーダンス特性を持つ複数のアンテナが接続される構成の場合、RFIDリーダライタ装置のインピーダンスを複数のアンテナの何れかと整合させても、他のアンテナとは整合しないことになる。
本発明は、以上の課題に鑑み、RFIDリーダライタ装置のインピーダンスを適切に調整することを目的とする。
本発明のRFIDリーダライタ装置は、アンテナに送る信号を出力する送信回路と、前記アンテナから送られた信号を受信する受信回路と、前記送信回路と前記アンテナとの間の伝送線路に対応して設けられ、VSWR値を測定するVSWRモニタと、前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整可能な回路を含む第1調整部と、前記VSWRモニタから前記VSWR値を取得し、該取得したVSWR値に基づいて設定した制御信号を前記第1調整部に送信することにより、前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整する制御部とを有する。
本発明によれば、RFIDリーダライタ装置のインピーダンスを適切に調整することができる。
一般的なRFIDリーダライタシステムの構成を示す図である。 第1の実施形態のRFIDリーダライタシステムの構成を示す図である。 カップラー部の構成を示す図である。 インピーダンス調整部に適用される終端回路の第1の構成例を示す図である。 インピーダンス調整部に適用される終端回路の第2の構成例を示す図である。 インピーダンス調整部に適用される終端回路の第3の構成例を示す図である。 第1の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態のRFIDリーダライタシステムの構成を示す図である。 第2の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態のRFIDリーダライタシステムの構成を示す図である。 第3の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
<一般的なRFIDリーダライタシステムの構成>
図1は、一般的なRFIDリーダライタシステムの構成を示す図である。RFIDリーダライタシステムは、RFIDリーダライタ装置100と、アンテナ8とを含む。
RFIDリーダライタ装置100は、CPU1、送信回路20、カップラー6、終端回路6a、アンテナ端7、局部発振器9、ハイブリッド回路10、受信回路30を有する。
CPU1は、RFIDリーダライタ装置100全体の制御を行う。CPU1は、不図示のメモリに記憶されたプログラムに基づいて、以下に説明する各種制御を行う。CPU1は、制御部の一例である。
CPU1は、送信回路20にアンテナ8から発信する電波の元となる信号を送信し、受信回路30から、アンテナ8がRFIDタグから受信した電波に基づく信号を受信する。
送信回路20は、DAC(digital to analog converter)2と送信ベースバンド処理回路3と送信ミキサ4と送信アンプ5とを含む。送信回路20は、アンテナ8に送られる信号を出力する。
DAC2は、CPU1から受信したデジタル信号をアナログ信号に変換し、送信ベースバンド処理回路3へ出力する。
送信ベースバンド処理回路3は、ベースバンド信号中の不要な周波数成分の除去等の信号整形を行い出力する。
送信ミキサ4は、送信ベースバンド処理回路3の出力信号を局部発振器9の出力信号を用いてアップコンバートして出力する。送信アンプ5は、送信ミキサ4から送信される信号を増幅して出力する。送信アンプ5からの出力信号は、カップラー6を介してアンテナ端7に出力される。アンテナ端7は、RFIDリーダライタ装置本体におけるアンテナ8との接続点である。よって、アンテナ8がアンテナ端7に接続されている場合には、上記送信アンプ5からの出力信号は、カップラー6とアンテナ端7を介して、アンテナ8に出力されることになる。
終端回路6aは、抵抗、インダクタ、キャパシタ等を含む回路であり、インピーダンスが所定値(例えば、50Ω)となるような構成である。例えば、本一般例における終端回路6aのインピーダンスは固定値である。
但し、この例に限らず、終端回路6aは、他の例としては、例えば特開2015−230608号公報における終端回路31などと同様に、カップラー6の1つの端子とアース間に接続することにより、カップラー6の本来の性能を保証するための回路であって、特にインピーダンス調整可能に構成された回路であってもよい。
カップラー6は、例えば、送信回路20から出力される送信電力をアンテナ端7へ導き、アンテナ端7から入力されるRFIDからの反射電力を受信回路30へ導くための構成である。アンテナ端7にはアンテナ8が接続される。
アンテナ端7は、RFIDリーダライタ装置100とアンテナ8と接続する接続端子である。アンテナ8は、アンテナ端7を介して受信した信号に基づく電波をRFIDタグに送信し、RFIDタグから送信された電波を受信する。
受信回路30は、分配器11とI−ch受信ミキサ12とQ−ch受信ミキサ13とI−ch受信ベースバンド処理回路14とQ−ch受信ベースバンド処理回路15とI−chADC(analog to digital converter)16とQ−chADC17とを含む。
分配器11は、アンテナ8から送られた信号を、カップラー6を介して受信し、2つの信号に分配し、分配した信号をそれぞれI−ch受信ミキサ12とQ−ch受信ミキサ13に出力する。
ハイブリッド回路10は、局部発振器9から受信した信号を、互いに90°位相のずれた信号として、それぞれ、I−ch受信ミキサ12と、Q−ch受信ミキサ13に出力する。I−ch受信ミキサ12、Q−ch受信ミキサ13は、各々、自己に入力される分配器11からの信号を、局部発振器9からの信号でダウンコンバートして出力する。
I−ch受信ベースバンド処理回路14は、I−ch受信ミキサ12でダウンコンバートされた信号から不要な周波数成分を除去し、復調して、I−chADC16に出力する。I−chADC16は、受信したアナログ信号をデジタル信号に変換し、CPU1に出力する。
Q−ch受信ベースバンド処理回路15は、Q−ch受信ミキサ13でダウンコンバートされた信号から不要な周波数成分を除去し、復調して、Q−chADC17に出力する。Q−chADC17は、受信したアナログ信号をデジタル信号に変換し、CPU1に出力する。
図1に示したシステムにおいて、RFIDリーダライタ装置100のインピーダンス(アンテナ8への伝送線路のインピーダンス)と、アンテナ8のインピーダンスとの、整合が悪化した場合、送信電力ロスが発生する場合があり、さらに、カップラー6のディレクティビティ悪化が発生することにより、キャリアリーク量が増大する場合がある。
<第1の実施形態のシステムの構成>
図2は、第1の実施形態のRFIDリーダライタシステムの構成を示す図である。なお、図2に示すシステムにおいて、図1に示す一般例と同様の構成については、説明を省略する。図2に示すRFIDリーダライタ装置200は、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)モニタ18を更に備える点と、カップラー部6及び終端回路6aの代わりにカップラー部40を備える点で、図1に示す一般例の構成と異なる。
VSWRモニタ18は、送信回路20とアンテナ8との間の伝送線路に対応して設けられ、そのVSWR値を測定する(アンテナ8への伝送線路に係わるVSWR値を測定する)。
VSWRモニタ18は、送信回路20から出力された信号をカップラー部40を介して入力し、アンテナ8が出力した信号を、アンテナ端7を介して入力する。そして、VSWRモニタ18は、送信回路20から入力した信号(進行波)の電圧とアンテナ8から入力した信号(反射波)の電圧との関係を示すVSWR値を測定する。
カップラー部40は、カップラー6と調整部41とを含む。本実施形態におけるカップラー部40の詳細については後述する。
尚、VSWR値を測定する機能自体は、既存技術であるので、ここでは特に説明しないが、VSWRモニタ18は、カップラー部40とアンテナ端7との間の伝送線路上の信号を検出できるようになっている。
CPU1は、VSWRモニタ18から受信したVSWR値に基づいて設定した制御信号を、カップラー部40の調整部41に送信することにより、インピーダンス調整(アンテナ端7への伝送線路のインピーダンスの調整)を行う。
VSWR値は、RFIDリーダライタ装置200とアンテナ8との間のインピーダンス整合性に影響を受ける。例えば、VSWR値が高い場合、RFIDリーダライタ装置200とアンテナ8との間のインピーダンス整合性が低い(不整合である)ことが想定される。従って、CPU1は、VSWR値がより低くなるようにインピーダンスを調整することが好ましい。
図3は、カップラー部40の構成を示す図である。カップラー部40は、カップラー6と調整部41とを含む。調整部41は、インピーダンスを調整可能な回路が適用された第1インピーダンス調整部41a(第2調整部の一例)と第2インピーダンス調整部41b(第1調整部の一例)とを含む。第1インピーダンス調整部41aは、アンテナ8への伝送線路のインピーダンスを調整可能な回路を含む。第2インピーダンス調整部41bは、カップラー6の1つの端子(第3端子)とアース間に接続された、そのインピーダンスを調整可能な回路構成を含む終端回路である。
カップラー6は、入出力端子として、第1端子(Input)、第2端子(Direct)、第3端子(Coupled)および第4端子(Isolated)を含む。第1端子は、送信回路20から出力された信号を入力する。第2端子は、第1端子が入力した信号を、アンテナ端7を介してアンテナ8に出力する。また、第2端子は、アンテナ端7を介してアンテナ8からの反射信号を入力する。第3端子は、第1インピーダンス調整部41aに接続される。第4端子は、第2端子が入力した信号を受信回路30に出力する。
第1インピーダンス調整部41aは、カップラー6のアイソレーションポート(第3端子)に接続された終端回路である。第1インピーダンス調整部41aは、カップラー6のアイソレーションポート(第3端子)とアース間に接続される、カップラー6のアイソレーションポートの終端抵抗等であり、特にインピーダンス調整可能に構成された回路である。
第1インピーダンス調整部41aのインピーダンスは、CPU1から送信される制御信号に基づいて、調整可能である。カップラー6の各端子(第1〜4端子)に接続される各回路のインピーダンスは、通常、所定値(例えば、50Ω)にて設計されているが、カップラー6に繋がっている周辺素子や寄生容量等の影響を受ける。従って、終端回路(第1インピーダンス調整部41a)の容量成分(C)やインダクタンス成分(L)等を調整可能な構成とする事で(インピーダンスを調整可能とすることで)、カップラー6の重要特性(InputポートとCoupledポートへのアイソレーション量)を向上(増加)させることができる。
送信回路20から受信回路30へのアイソレーション量が増えると、RFIDリーダライタ装置200における主要ノイズ発生源である、送信回路20から受信回路30へ流れる信号(キャリアリーク)を低減することができる。なお、第1インピーダンス調整部41aのインピーダンスは、主としてキャリアリーク量に影響を与えるが、VSWR値にも影響を与える。一方、第2インピーダンス調整部41bに係わるインピーダンスは、主としてVSWR値に影響を与えるが、キャリアリーク量にも影響を与える。
第2インピーダンス調整部41bは、カップラー6とアンテナ端7との間に設けられる、インピーダンスを調整可能な回路である。
第2インピーダンス調整部41bは、“アンテナ8への伝送線路に係わるインピーダンス”(“アンテナ端7から見た、カップラー6のインピーダンス”あるいは“アンテナ端7とカップラー6との間のインピーダンス”等と言うこともできる)を、調整する為の構成である。よく知られているように、VSWR値は、“アンテナへの伝送線路に係わるインピーダンス”と“アンテナのインピーダンス”とのマッチング具合を示すものとなる。
“アンテナ8への伝送線路に係わるインピーダンス”を、アンテナ端7に接続されているアンテナ8のインピーダンスに合わせるほど、VSWR値が下がり、送信ロスを抑えることが可能となる。アンテナ8のインピーダンスは、アンテナ8近傍の電気的環境を受けるため、一定ではないことが想定される。なお、第2インピーダンス調整部41bのインピーダンス(≒“アンテナ8への伝送線路に係わるインピーダンス”)は、主としてVSWR値に影響を与えるが、キャリアリーク量にも影響を与える。
以下、第1インピーダンス調整部41aおよび第2インピーダンス調整部41bに適用される終端回路の構成例を説明する。第1インピーダンス調整部41aおよび第2インピーダンス調整部41bを総称して、インピーダンス調整部と記載することがある。なお、第1インピーダンス調整部41aおよび第2インピーダンス調整部41bに適用される回路は、略同様であってもよいし異なっていてもよい。
図4は、第1インピーダンス調整部41aの第1の構成例である。
図4に示す終端回路41−1は、終端抵抗51とインダクタ52と第1のキャパシタ53Aと第2のキャパシタ54Aとを含む。
終端抵抗51は、一方の端子が接地され、他方の端子がインダクタ52に接続される。インダクタ52は、一方の端子がカップラー6と接続され、他方の端子が終端抵抗51と接続される。
第1のキャパシタ53Aは、一方の端子がインダクタ52と接続され、他方の端子が接地される。第1のキャパシタ53Aは、可変コンデンサであり、CPU1から出力される制御信号によって静電容量を制御することが可能である。
第2のキャパシタ54Aは、一方の端子がインダクタ52と接続され、他方の端子が接地される。第2のキャパシタ54Aは、可変コンデンサであり、CPU1から出力される制御信号によって静電容量を制御することが可能である。
図4に示された終端回路41−1は、CPU1から出力された制御信号に基づいて、第1のキャパシタ53Aおよび第2のキャパシタ54Aの静電容量を調整することにより、インピーダンスを調整することができる。
図5は、第1インピーダンス調整部41aの第2の構成例である。
図5に示す終端回路41−2は、終端抵抗51Aとインダクタ52と第1のキャパシタ53と第2のキャパシタ54とを含む。
終端抵抗51Aは、一方の端子が接地され、他方の端子がインダクタ52に接続される。終端抵抗51Aは、可変抵抗であり、CPU1から出力される制御信号によって抵抗値を制御することが可能である。
インダクタ52は、一方の端子がカップラー6と接続され、他方の端子が終端抵抗51Aと接続される。第1のキャパシタ53は、一方の端子がインダクタ52と接続され、他方の端子が接地される。第2のキャパシタ54は、一方の端子がインダクタ52と接続され、他方の端子が接地される。
終端回路41−2は、CPU1から出力される制御信号によって終端抵抗51Aの抵抗値を制御することにより、インピーダンスを調整することができる。
図6は、第1インピーダンス調整部41aの第3の構成例である。
図6に示す終端回路41−3は、終端抵抗51とインダクタ52Aと第1のキャパシタ53と第2のキャパシタ54とを含む。
終端抵抗51は、一方の端子が接地され、他方の端子がインダクタ52Aに接地される。
インダクタ52Aは、一方の端子がカップラー6と接続され、他方の端子が終端抵抗51と接続される。インダクタ52Aは、CPU1から出力される制御信号によりインダクタンス値が変化する。インダクタ52Aは、CPU1から出力される制御信号によって、インダクタンス値が異なる複数のインダクタL1、L2、・・・、Lnの内の1つを選択する。インダクタ52Aは、CPU1から出力される制御信号によってインダクタ52A自体のインダクタンス値を制御してもよい。
第1のキャパシタ53は、一方の端子がインダクタ52Aに接続され、他方の端子が接地される。第2のキャパシタ54は、一方の端子がインダクタ52Aと接続され、他方の端子が接地される。
図6に示す終端回路41−3によれば、CPU1から出力される制御信号によりインダクタ52Aのインダクタンス値を変化させることにより、インピーダンスを調整することができる。
尚、第2インピーダンス調整部41bも、その具体的な構成例は、上記第1インピーダンス調整部41aの具体例(図4、図5、図6)とほぼ同様であってよい。違いとしては、第1インピーダンス調整部41aがカップラー6とアース間に接続されるのに対して、第2インピーダンス調整部41bがカップラー6とアンテナ端7間に接続されるので、これに応じた構成となる点である。
<第1の実施形態の処理>
図7は、第1の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
図2の装置200におけるCPU1が、不図示のメモリに予め記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、例えば図7に示すフローチャート図の処理が実現される。図7の処理は、任意のRFIDタグとの通信が行われる毎に実行される。
図7の処理例では、まず、CPU1は、読み取り対象のRFIDタグと通信するためのキャリアをオンにする(ステップS101)。
そして、CPU1は、VSWRモニタ18から、VSWR値を取得する(ステップS102)。VSWRモニタ18は、定期的にVSWR値をCPU1に送信してもよいし、CPU1からの要求に応じて、VSWR値をCPU1に送信してもよい。
CPU1は、VSWR値が第1基準値(例えば、1.2)以下であるか判定する(ステップS103)。尚、第1基準値は、VSWR値に対応する所定の閾値であり、予め任意の値が設定されている。
VSWR値が第1基準値以下ではない場合(ステップS103,NO)、CPU1は、第2インピーダンス調整部41bに制御信号を送信し、アンテナ8への伝送線路に係わるインピーダンスを調整する(ステップS104)。CPU1は、ステップS104において、例えば、VSWR値をモニタしながら、VSWR値が第1基準値以下となるまで、複数の異なる制御信号を送信する。VSWR値が第1基準値以下となったらステップS105へ移行する。但し、全調整範囲で試して見てもVSWR値が第1基準値以下とならない場合には、VSWR値が最も第1基準値に近くなる値(VSWR値が最も小さくなる値)を採用してステップS105へ移行する。
CPU1は、VSWR値が所定の第1基準値以下の場合であっても、VSWR値が最も小さかったときの制御信号を第2インピーダンス調整部41bに送信するようにしてもよい。
CPU1は、ステップS104において、第2インピーダンス調整部41bだけでなく、第1インピーダンス調整部41aにも制御信号を送信し、インピーダンスを調整してもよい。CPU1は、第1インピーダンス調整部41aおよび第2インピーダンス調整部41bの両方を用いてインピーダンスを調整することで、より高い精度でインピーダンスを調整することができる。
ステップS104の処理後、または、ステップS103でYESの場合、CPU1は、RFIDタグとの通信を実行する(ステップS105)。
以上のように、本実施形態のRFIDリーダライタ装置200は、基本的にはVSWR値に基づいて設定した制御信号により、アンテナ8への伝送線路に係わるインピーダンスを調整する。従って、アンテナ8の周辺環境の影響等によりRFIDリーダライタ装置200とアンテナ8とのインピーダンスとが不整合になった場合でも、適切にインピーダンス調整を行いインピーダンスの整合性を向上させることができる。
<第2の実施形態のシステムの構成>
図8は、第2の実施形態のRFIDリーダライタシステムの構成を示す図である。なお、図8に示すシステムにおいて、図2に示す第1の実施形態のシステムと同様の構成については、説明を省略する。
図8に示すRFIDリーダライタ装置250は、カップラー部40と受信回路30との間にキャリアリークモニタ19を設けている点、及び上記VSWRモニタ18が無い点で、図2に示す第1の実施形態の構成と異なる。キャリアリークモニタ19は、送信回路20から受信回路30へ漏れる電力量であるキャリアリーク量を測定し、CPU1に送信する。キャリアリーク量は、送信回路20からアンテナ8を介さずに受信回路30へ漏れる電力量である。
CPU1は、キャリアリーク量に基づいて設定した制御信号を、基本的には第2インピーダンス調整部41bに送信することにより、インピーダンスを調整する。CPU11は、例えば、キャリアリークモニタ19によって測定される上記キャリアリーク量に基づいて、第2インピーダンス調整部41bのインピーダンス(アンテナ8への伝送線路のインピーダンス)を調整する。
上記の通り、第2インピーダンス調整部41bのインピーダンスは、主としてVSWR値に影響を与えるが、キャリアリーク量にも影響を与える。これより、第2インピーダンス調整部41bのインピーダンスを調整制御することで、キャリアリーク量を調整することができる。
例えば、アンテナ8のインピーダンスが変化した場合、インピーダンス不整合によりカップラー6が本来の性能を発揮できなくなり、キャリアリーク量が増加する。その結果、通信品質が劣化し、RFIDタグを正しく読み取れる確率が低下するおそれがある。これより、キャリアリーク量が増加した場合には、第2インピーダンス調整部41bのインピーダンスを調整制御することで、キャリアリーク量を減少させる。
尚、この例に限るものではなく、例えば、第2インピーダンス調整部41bだけでなくさらに第1インピーダンス調整部41aのインピーダンスも調整制御することで、キャリアリーク量を調整するようにしてもよい。
なお、カップラー部40の構成は、図3に示す構成と同様である。
また、第1インピーダンス調整部41aと第2インピーダンス調整部41bに適用する回路は、図4〜図6に示す回路と略同様であってよいが、この例に限らない。
<第2の実施形態の処理>
図9は、第2の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
図8の装置250におけるCPU1が、不図示のメモリに予め記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、例えば図9に示すフローチャート図の処理が実現される。図9の処理は、任意のRFIDタグとの通信が行われる毎に実行される。
図9に示す例では、CPU1は、まず、読み取り対象のRFIDタグと通信するためのキャリアをオンにする(ステップS151)。
そして、CPU1は、キャリアリークモニタ19から、キャリアリーク量を取得する(ステップS152)。キャリアリークモニタ19は、定期的にキャリアリーク量をCPU1に送信してもよいし、CPU1からの要求に応じて、キャリアリーク量をCPU1に送信してもよい。
CPU1は、キャリアリーク量が第2基準値(例えば、−5dm)以下であるか否かを判定する(ステップS153)。尚、第2基準値は、キャリアリーク量に応じた所定の閾値であり、予め任意の値が設定されている。
キャリアリーク量が第2基準値以下ではない場合、(ステップS153,NO)CPU1は、第2インピーダンス調整部41bに制御信号を送信し、インピーダンスを調整する(ステップS154)。CPU1は、ステップS154において、例えば、キャリアリーク量をモニタしながら、キャリアリーク量が第2基準値以下となるまで、複数の異なる制御信号を送信する。
キャリアリーク量が第2基準値以下となったらステップS155へ移行する。但し、全調整範囲で試して見てもキャリアリーク量が第2基準値以下とならない場合には、キャリアリーク量が最も第2基準値に近くなる値(キャリアリーク量が最も小さくなる値)を採用してステップS155へ移行する。
CPU1は、キャリアリーク量が第2基準値以下の場合であっても、キャリアリーク量がもっとも小さかったときの制御信号を、第2インピーダンス調整部41bに送信するようにしてもよい。
CPU1は、ステップS154において、第2インピーダンス調整部41bだけでなく、第1インピーダンス調整部41aにも制御信号を送信し、インピーダンスを調整してもよい。CPU1は、第1インピーダンス調整部41aおよび第2インピーダンス調整部41bの両方を用いてインピーダンスを調整することで、より高い精度でインピーダンスを調整することができる。
ステップS154の処理後、または、ステップS153でYESの場合、CPU1は、RFIDタグとの通信を実行する(ステップS155)。
以上のように、本実施形態のRFIDリーダライタ装置250は、キャリアリーク量に基づいて設定した制御信号により、主に第2インピーダンス調整部41bに係わるインピーダンスを調整することで(“アンテナ8への伝送線路に係わるインピーダンス”を調整することで)、キャリアリーク量を調整する。
但し、この例に限らず、例えば、第2インピーダンス調整部41bに係わるインピーダンスだけでなく、更に、第1インピーダンス調整部41aに係わるインピーダンスも調整することで、キャリアリーク量を調整するようにしてもよい。
<第3の実施形態のシステムの構成>
図10は、第3の実施形態のRFIDリーダライタシステムの構成を示す図である。なお、図10に示すシステムにおいて、図2に示す第1の実施形態のシステムと同様の構成については、説明を省略する。
図10に示すRFIDリーダライタ装置300は、カップラー部40と受信回路30との間にキャリアリークモニタ19を設けている点で、図2に示す第1の実施形態の構成と異なる。キャリアリークモニタ19は、送信回路20から受信回路30へ漏れる電力量であるキャリアリーク量を測定し、CPU1に送信する。キャリアリーク量は、送信回路20からアンテナ8を介さずに受信回路30へ漏れる電力量である。また、上記VSWRモニタ18も有している。
このように、第3の実施形態のRFIDリーダライタ装置300は、アンテナ8への伝送線路に係わるVSWR値の測定と、キャリアリーク量の測定の両方を行える構成となっている。
CPU1は、測定したVSWR値およびキャリアリーク量に基づいて設定した制御信号を、調整部41に送信することにより、インピーダンスを調整する。このインピーダンス調整は、第1インピーダンス調整部41aと第2インピーダンス調整部41bの何れか一方あるいは両方に係わるインピーダンスを調整するものである。
例えば、アンテナ8のインピーダンスが変化した場合、インピーダンス不整合によりカップラー6が本来の性能を発揮できなくなり、キャリアリーク量が増加する。その結果、通信品質が劣化し、RFIDタグを正しく読み取れる確率が低下するおそれがある。また、RFIDリーダライタ装置300のインピーダンスとアンテナ8のインピーダンスが不整合となった場合、送信電力ロスが発生する場合があり、この場合VSWR値が増加する場合がある。CPU1は、基本的には、キャリアリーク量が増加した場合には第1インピーダンス調整部41aを調整制御し、VSWR値が増加した場合には第2インピーダンス調整部41bを調整制御する。但し、この例に限らない。上記のことから、第1インピーダンス調整部41aの調整はVSWR値にも影響するし、第2インピーダンス調整部41bの調整はキャリアリーク量にも影響することになる。
なお、カップラー部40の構成は、図3に示す構成と同様である。
また、第1インピーダンス調整部41aと第2インピーダンス調整部41bに適用する回路は、図4〜6に示す回路と略同様であってよいが、この例に限らない。
<第3の実施形態の処理>
図11は、第3の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
図10の装置300におけるCPU1が、不図示のメモリに予め記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、例えば図11に示すフローチャート図の処理が実現される。図11の処理は、任意のRFIDタグとの通信が行われる毎に実行される。
図10に示す処理例では、CPU1は、まず、読み取り対象のRFIDタグと通信するためのキャリアをオンにする(ステップS201)。
そして、CPU1は、VSWRモニタ18からVSWR値を取得し、キャリアリークモニタ19からキャリアリーク量を取得する(ステップS202)。VSWRモニタ18は、定期的にVSWR値をCPU1に送信してもよいし、CPU1からの要求に応じて、VSWR値をCPU1に送信してもよい。キャリアリークモニタ19は、定期的にキャリアリーク量をCPU1に送信してもよいし、CPU1からの要求に応じて、キャリアリーク量をCPU1に送信してもよい。
CPU1は、VSWR値が第1基準値(例えば、1.2)以下であり、かつ、キャリアリーク量が第2基準値(例えば、−5dm)以下であるか判定する(ステップS203)。VSWR値とキャリアリーク量の両方が正常値であった場合(各々に応じた基準値以下であった場合)には(ステップS203,YES)、そのまま後述するステップS205に移行して通信を実行する。
VSWR値とキャリアリーク量の何れか一方または両方が、各々に対応する基準値以下ではない場合(ステップS203,NO)、CPU1は、第1インピーダンス調整部41aと第2インピーダンス調整部41bのいずれか一方または両方に制御信号を送信し、これらに係わるインピーダンスを調整する(ステップS204)。
CPU1は、ステップS204において、例えば、VSWR値およびキャリアリーク量をモニタしながら、VSWR値が第1基準値以下となり、かつ、キャリアリーク量が第2基準値以下となるまで、第1インピーダンス調整部41aまたは/及び第2インピーダンス調整部41bに、複数の異なる制御信号を送信する。
尚、本説明中の「または/及び」は、「または、あるいは、及び」の意味である。
VSWR値が第1基準値以下となり、且つ、キャリアリーク量が第2基準値以下となったら、ステップS205へ移行する。但し、VSWR値、キャリアリーク量のどちらか一方あるいは両方ともが、全調整範囲で試して見ても基準値以下とならない場合には、基準値に近くなる値(最も小さくなる値)を採用してステップS205へ移行する。
ステップS204の処理後、または、ステップS203でYESの場合、CPU1は、RFIDタグとの通信を実行する(ステップS205)。
CPU1は、例えば、キャリアリーク量が許容される限界値(第3基準)を超えないように、第1インピーダンス調整部41aのインピーダンスを調整してもよい。
CPU1は、例えば、VSWR値とキャリアリーク量とを合成した値が最小となるように、インピーダンスを調整してもよい。VSWR値とキャリアリーク量とを合成した値は、例えば、以下の式(1)のXのように表される。
X=キャリアリーク量+20log(VSWR値)・・・(1)
この例の場合、例えば上記ステップS204の代わりに、インピーダンス調整器の全調整範囲で様々な制御信号を試して各々の上記合成値Xを求めて、合成値Xがもっとも小さかったときの制御信号を、第1インピーダンス調整部41aと第2インピーダンス調整部41bの何れか一方または両方に送信する処理を行う。
本実施形態のRFIDリーダライタ装置300は、VSWR値およびキャリアリーク量に基づいてインピーダンスを調整する。従って、アンテナ8の周辺環境の影響等によりRFIDリーダライタ装置200とアンテナ8とのインピーダンスが不整合になった場合でも、適切にインピーダンス調整を行いインピーダンスの整合性を向上させることができる。また、RFIDリーダライタ装置300は、VSWR値だけでなくキャリアリーク量も小さくなるようにインピーダンスを調整することができる。
<その他>
本実施形態は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
1 CPU
2 DAC
3 送信ベースバンド処理回路
4 送信ミキサ
5 送信アンプ
6 カップラー
7 アンテナ端
8 アンテナ
9 局部発振器
10 ハイブリッド回路
11 分配器
12 I−ch受信ミキサ
13 Q−ch受信ミキサ
14 I−ch受信ベースバンド処理回路
15 Q−ch受信ベースバンド処理回路
16 I−chADC
17 Q−chADC
18 VSWRモニタ
19 キャリアリークモニタ
20 送信回路
30 受信回路
40 カップラー部
41 調整部
41a 第1インピーダンス調整部
41b 第2インピーダンス調整部
100,200,250,300 RFIDリーダライタ装置

Claims (10)

  1. アンテナに送る信号を出力する送信回路と、
    前記アンテナから送られた信号を受信する受信回路と、
    前記送信回路と前記アンテナとの間の伝送線路に対応して設けられ、VSWR値を測定するVSWRモニタと、
    前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整可能な回路を含む第1調整部と、
    前記VSWRモニタから前記VSWR値を取得し、該取得したVSWR値に基づいて設定した制御信号を前記第1調整部に送信することにより、前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整する制御部と、
    を有することを特徴とするRFIDリーダライタ装置。
  2. 前記制御部は、前記VSWR値が最も小さくなるように前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整することを特徴とする請求項1記載のRFIDリーダライタ装置。
  3. 前記制御部は、前記VSWR値が第1基準値以下となるように前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整することを特徴とする請求項1記載のRFIDリーダライタ装置。
  4. アンテナに送る信号を出力する送信回路と、
    前記アンテナから送られた信号を受信する受信回路と、
    前記送信回路から前記受信回路に漏れる電力量であるキャリアリーク量を測定するキャリアリークモニタと、
    前記アンテナへの伝送線路に係わるインピーダンスを調整可能な回路を含む第1調整部と、
    前記キャリアリークモニタから前記キャリアリーク量を取得し、該取得したキャリアリーク量に基づいて設定した制御信号を、前記第1調整部に送信することにより、前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整することで、前記キャリアリーク量を調整する制御部と、
    を有することを特徴とするRFIDリーダライタ装置。
  5. 前記制御部は、前記キャリアリーク量が第2基準値以下になるように、あるいは前記キャリアリーク量が最も小さくなるように、前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整することを特徴とする請求項4記載のRFIDリーダライタ装置。
  6. アンテナに送る信号を出力する送信回路と、
    前記アンテナから送られた信号を受信する受信回路と、
    前記送信回路と前記アンテナとの間の伝送線路に対応して設けられ、VSWR値を測定するVSWRモニタと、
    前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整可能な回路を含む第1調整部と、
    前記送信回路から前記受信回路に漏れる電力量であるキャリアリーク量を測定するキャリアリークモニタと、
    前記送信回路及び前記受信回路と前記アンテナとの間に設けられるカップラーと、
    該カップラーの1つの端子をインピーダンスを整合する為のインピーダンスを調整可能な回路を含む第2調整部とを有し、
    制御部は、前記VSWRモニタから前記VSWR値を取得し、前記キャリアリークモニタから前記キャリアリーク量を取得し、該取得したVSWR値およびキャリアリーク量に基づいて設定した制御信号を、前記第1調整部または/及び前記第2調整部に送信することにより、インピーダンス調整する
    ことを特徴とするRFIDリーダライタ装置。
  7. 前記制御部は、前記VSWR値が第1基準値以下となり、かつ、前記キャリアリーク量が第2基準値以下となるようにインピーダンスを調整する
    ことを特徴とする請求項6記載のRFIDリーダライタ装置。
  8. 前記制御部は、前記VSWR値と前記キャリアリーク量とを合成した値が最も小さくなるようにインピーダンスを調整する
    ことを特徴とする請求項6記載のRFIDリーダライタ装置。
  9. アンテナに送る信号を出力する送信回路と、前記アンテナから送られた信号を受信する受信回路と、を備えたRFIDリーダライタ装置に用いるインピーダンス調整方法であって、
    前記送信回路と前記アンテナとの間の伝送線路に対応して設けられVSWR値を測定するVSWRモニタから前記VSWR値を取得し、前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整可能な回路を含む第1調整部に、前記VSWR値に基づいて設定した制御信号を送信することにより、前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整する
    ことを特徴とするインピーダンス調整方法。
  10. アンテナに送る信号を出力する送信回路と、前記アンテナから送られた信号を受信する受信回路と、を備えたRFIDリーダライタ装置のコンピュータを、
    前記送信回路と前記アンテナとの間の伝送線路に対応して設けられVSWR値を測定するVSWRモニタから、前記VSWR値を取得するVSWR値取得部と、
    前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整可能な回路を含む第1調整部に、前記VSWR値に基づいて設定した制御信号を送信することにより、前記伝送線路に係わるインピーダンスを調整するインピーダンス調整部、
    として機能させるためのプログラム。
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