JP2019066914A - システム、精算機およびボックス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配達される物品を一時的に格納し、受取人が安心して利用可能なボックス装置を低コストで設置する。【解決手段】パーキングエリア内に、利用料金の精算処理を制御する料金授受制御部32を有する精算機1と、荷物を収納する収納部21−1・・・21−nを有するボックス装置2とが設置される。精算機1は、パーキングエリアでの利用に関する操作入力を受ける操作入力部11と、操作入力部11を用いた利用者の操作入力を受け、荷物を預け入れる場合または荷物を受け取る場合に、ボックス装置2の収納部21−1・・・21−nの解錠または施錠を指令する制御信号を、ボックス装置2に送信する通信部38とを備える。ボックス装置2は、通信部38により送信された制御信号を受信する通信部51と、通信部51により受信された制御信号に基づいて、収納部21−1・・・21−nの解錠または施錠を制御する施錠・解錠制御部52とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、システム、精算機およびボックス装置に関する。
自宅等の玄関先まで、指定の荷物を配達するサービスが広く利用されている。従来、自宅等に物品を配達する場合には、受取を行う受取人が在宅している必要があった。受取人が不在であると、配達を行う業者は、配達先まで物品を輸送したとしても、配達を完了することができないため、再度の配達を行う必要がある。このように、受取人が在宅していないために発生する再配達は、受取人にも配達を行う業者にも大きな負担となる。
そこで、近年、再配達を減少させるため、コンビニエンスストアでの受取や、宅配ボックスなどが利用されている。
しかしながら、宅配ボックスは、着払いの配達、すなわち、物品を受け取る際に料金(物品の購入代金や配達料金等)を支払わなければ配達が完了しない場合に対応することができない。そこで、宅配ボックスやロッカー等を配達先として利用する場合に、着払いでの配達を可能とする技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2016−88687号公報
このように、受取人が在宅しているか否かにかかわらず配達を完了することができる宅配ボックスやロッカー等は、受取人にも配達を行う業者にも多大なメリットがある。しかしながら、これらの宅配ボックスやロッカーの設置数が少ないと、多くの受取人や配達を行う業者にメリットを与えられることができない。しかしながら、これらの宅配ボックスやロッカーは、大型であるため、設置場所が限られてしまう。
また、このような宅配ボックスやロッカーなどを数多く設置するには、多大なコストがかかる。したがって、コストをできるだけかけずに、宅配ボックスやロッカーなどの設置数を増加することが求められている。
そこで、本発明は、上記課題を解決すること、すなわち、配達される物品を一時的に格納し、受取人が安心して利用可能なボックス装置を低コストで設置することができるシステム、精算機およびボックス装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のシステムの一側面は、駐車スペースまたは駐輪スペースを時間単位で貸し出すパーキングエリア内に設置され、利用料金の精算処理を制御する精算処理制御部を有する精算機と、パーキングエリア内に設置され、物品を収納する収納部を有するボックス装置とを有し、精算機は、パーキングエリアでの利用に関する操作入力を受ける操作入力部と、ボックス装置の収納部に物品を預け入れる、または、収納部に収納された物品を受け取る利用者の、操作入力部を用いた操作入力に基づいて、収納部の解錠または施錠を指令する制御信号を、ボックス装置に送信する第1の通信部とを有し、ボックス装置は、第1の通信部により送信された制御信号を受信する第2の通信部と、第2の通信部により受信された制御信号に基づいて、収納部の扉の解錠または施錠を制御する施錠・解錠制御部とを有することを特徴とする。
また、上述したシステムは、精算機は、利用者の認証を実行する認証処理部と、物品を収納部に預け入れることが許可されていることを示す認証情報を保持し、物品の預け入れに関する処理を制御する預け入れ処理制御部とを有し、預け入れ処理制御部は、操作入力部から入力される利用者の認証情報に基づいて、認証処理部による認証処理を制御し、正しく認証された場合、第1の通信部を制御して、ボックス装置の収納部の解錠を指令する制御信号を、ボックス装置に送信することができる。
本発明の一側面は、精算機に関するものである。すなわち、本発明の精算機は駐車スペースまたは駐輪スペースを時間単位で貸し出すパーキングエリアの利用料金の精算処理を制御する精算処理を実行する精算機であって、精算機は、物品を預け入れるための収納部を有するボックス装置と通信可能に構成され、パーキングエリアでの利用に関する操作入力を受ける操作入力部と、ボックス装置の収納部に物品を預け入れる、または、収納部に収納された物品を受け取る利用者の、操作入力部を用いた操作入力に基づいて、収納部の解錠または施錠を指令する制御信号を、ボックス装置に送信する通信部とを有することを特徴とする。
本発明の一側面は、ボックス装置に関するものである。すなわち、本発明のボックス装置は、物品を預け入れるための収納部を有するボックス装置であって、ボックス装置は、駐車スペースまたは駐輪スペースを時間単位で貸し出すパーキングエリアの利用料金の精算処理を制御する精算処理を実行する精算機と通信可能に構成され、精算機から送信された制御信号を受信する通信部と、通信部により受信された前記制御信号に基づいて、前記収納部の解錠または施錠を制御する施錠・解錠制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、配達される物品を一時的に格納し、受取人が安心して利用可能なボックス装置を低コストで設置することができるシステム、精算機およびボックス装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態のシステムの概要を示す図である。 図1に示す精算機およびボックス装置の設置例について説明するための図である。 図1に示す精算機およびボックス装置の機能構成例を示す図である。 預け入れ処理ついて説明するためのフローチャートである。 受け取り処理について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態のシステムについて、図1〜図5を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態のシステムの概要を示す図である。図2は、図1に示す精算機およびボックス装置の設置例について説明するための図である。図1および図2に示すように、本システムには、精算機1と、ボックス装置2と、サーバ3とが含まれている。本システムでは、時間単位で貸し出す、いわゆるコインパーキングとしての機能に加えて、宅配ボックス機能(荷物の預け入れ機能および荷物の受け取り機能)とを有している。精算機1およびボックス装置2は、図2に示されるように、例えば、駐車スペースを時間単位で貸し出すパーキングエリアに設置されている。精算機1は、従来のパーキングエリアにおける精算機の設置場所にそのまま設置可能である。ボックス装置2は、精算機1と離れた場所に設置してもよいため、パーキングエリアの空き領域に設置可能である。なお、ボックス装置2の設置場所は、パーキングエリアの近辺であれば、必ずしもパーキングエリア内でなくてもよい。
(本システムの宅配ボックスの利用方法について)
本システムの宅配ボックスの利用方法について説明する。本システムでは、運送会社の配達員がボックス装置2へ荷物の預け入れを行う。荷物の預け入れの際には、運送会社の配達員はICカード7を精算機1にて読み取らせる。このICカード7は、コインパーキングを運営する管理会社が正当な権限を有する運送会社に対して発行されるものであり、このICカード7に記録されている情報に基づいて認証処理を行う。さらに、運送会社の配達員は、受取人の電話番号を入力してボックス装置2に荷物の預け入れを行う。精算機1は、ボックス装置2への預け入れが完了すると、ショートメールサービスを利用して受取人の電話番号に基づいて、荷物の受取番号を通知する。受取人は、荷物の受け取る際には、精算機1に受取番号を入力すると、自分宛の荷物が入ったボックスが開錠され、荷物を受け取ることができるようになる。以下、これらの一連の処理を実現する構成等について詳細に説明する。
精算機1は、駐車場や駐輪場など駐車スペースや駐輪スペースを時間単位で貸し出すパーキングエリアに設置され、利用料金を精算するための機器である。精算機1は、さらに、運送会社の配達員および受取人の認証処理を実行し、ボックス装置2の収納部21の扉の開閉を制御し、必要に応じて料金を精算するための機能を有している。なお、精算機1の機能を実現する各部については後述する。
ボックス装置2は、パーキングエリア内に設置され、ボックス装置2内部に荷物を預け入れおよび荷物の受け取りを行うことができる装置である。ボックス装置2は、複数の収納部21を有している。複数の収納部21の施錠および解錠は、精算機1の制御に基づいて行われる。また、ボックス装置2は、強度や耐水性など、野外の設置に適したものである。
サーバ3は、コインパーキングの管理会社が保有している、または、サーバ運営会社が集約して管理し、コインパーキングの管理会社が使用している情報処理装置である。また、サーバ3は、ボックス装置2の利用契約を締結した運送会社に関する情報および荷物の受取人に関する情報を管理する情報処理装置である。なお、図示しないが、サーバ3は、少なくとも、運送会社に関する情報および荷物の受取人に関する情報を記憶する記憶部、運送会社に関する情報および荷物の受取人に関する情報を精算機1へと送信する送信部を有している。
図1に戻り、荷物の配送および受け取りの流れについて説明する。まず、運送会社に配達依頼された荷物に対して、管理会社に登録された受取人宛の荷物であるか否かが判断される。具体的には、運送会社は、上位のEC業者などから通知されている配達依頼主の電話番号は、管理会社に登録済みの受取人の電話番号であるか否かを、管理会社に問い合わせる。管理会社に登録されている電話番号は、携帯端末4などの電話番号である。
上述した問い合わせにより、管理会社に登録された受取人宛であると判断された荷物(以下、荷物5−1と称する)以外の荷物、すなわち、登録されていない受取人への荷物(以下、荷物5−2と称する)は、指定された受取人の自宅等へ配送される。荷物5−2の受取人が不在である場合、運送会社の配達員は、不在連絡票などを投函する。これにより、受取人は、配送されるべき荷物5−2があることの通知を受ける。不在連絡票などを受け取った受取人は、多くの場合、運送会社の配達員の携帯端末6、または、運送会社の事務所等に電話し、不在連絡票などを受け取ったことを連絡する。このとき、受取人は、携帯端末4などの電話番号を通知することにより、自宅等ではなく、受取人が指定するパーキングエリアに設置されているボックス装置2へ荷物5−2を配送することが可能であることを伝えられる。受取人が希望した場合、荷物5−2は、自宅等ではなく、ボックス装置2へ配送される。また、この時、運送会社は、受取人に対して、携帯端末4などの電話番号を管理会社に登録することにより、次回から、自宅への配送ではなく、ボックス装置2への配送が可能になることを伝える。
運送会社の配達員は、登録済みの受取人への荷物5−1およびボックス装置2への配送を希望した受取人への荷物5−2を、ボックス装置2に格納する。以下、荷物5−1と荷物5−2を特に区別する必要のない場合、荷物5と総称する。荷物5は、物品に対応する。運送会社の配達員は、所定の認証情報が記録されたICカード7を精算機1に読み取らせることにより認証処理を行う。また、管理会社が、運送会社に対して、ICカード7の配布に代わって、例えば、暗証番号の通知を行っていた場合、運送会社の配達員は、暗証番号を精算機1に入力することにより認証処理を行う。管理会社と契約した運送会社、すなわち、ボックス装置2に荷物5を格納することを許可された運送会社の配達員であることが認証された場合、配達員は、精算機1の操作入力部11に、利用するボックスを指定し、精算機1が発行する暗証番号の送信先となる、受取人の携帯端末4の電話番号を入力する。また、荷物5が着払いで配送されるものであるとき、配達員は、精算機1に、着払いの荷物5を受け取るために必要な料金を入力する。
図2を用いて説明したように、ボックス装置2は、パーキングエリアの空き領域(または、パーキングエリアの近辺)に設置されるので、精算機1から離れている場合がある。そこで、精算機1は、ボックス装置2との距離によって決まる所定の時間(例えば、5m離れている場合には5秒など)だけ経過したのち、配達員により指定された収納部21の扉を解錠する。これにより、配達員が精算機1に対する操作入力を行い、ボックス装置2に移動する間に、第三者に、解錠された収納部21を悪用されることを防ぐことができる。
荷物5が配達員により収納部21に格納され、扉が閉じられると、ボックス装置2は、その扉を施錠し、施錠したことを精算機1に通知する。精算機1は、受取人へ送付するための暗証番号を生成し、携帯電話の基地局や通信網等を経由して、配達員により入力された携帯端末4の電話番号に、ショートメールで送付する。暗証番号は、例えば、乱数など、容易に第三者に認識されることのないものであれば、いかなる手法の暗証番号であっても構わない。精算機1が、暗証番号が記された携帯端末4に宛てて送付することにより、配達員は、従来通り、受取人の電話連絡先を認識するにとどまり、荷物5をボックス装置2から受け取るために必要な暗証番号を認識することはない。すなわち、配達員であっても、預け入れられた荷物5をボックス装置2から持ち去ることはできない。このため、受取人は、このシステムを安心して利用することが可能である。精算機1は、運送会社の配達員に対して、預け入れの詳細を記したレシートを印字出力するとともに、預け入れ処理の詳細を内部に記録する。
受取人は、荷物5を受け取る場合、精算機1の操作入力部11に対して、ショートメールにより送付された暗証番号を入力する。精算機1は、暗証番号による認証処理を実行し、正しく認証された場合、必要に応じて精算処理を行い、精算機1とボックス装置2との距離によって決まる所定の時間(例えば、5m離れている場合には5秒など)だけ経過したのち、対応する収納部21の扉を解錠する。これにより、受取人が精算機1に対する操作入力を行い、ボックス装置2に移動する間に、第三者に、解錠された収納部21から荷物5を持ち出されることを防ぐことができる。
荷物5の受け取りにおける精算処理は、着払いの配達のみならず、管理会社または運送会社があらかじめ受取人に対して提示している料金に対して実行される。荷物5の受け取りにおける精算は、例えば、荷物5の受け取り時に一律の利用料金が請求されるものであっても、荷物5の預け入れから所定時間が経過後、所定の単位時間ごとに利用料金が請求されるものであってもよい。
受取人により荷物5が収納部21から取り出され、扉が閉じられた時、ボックス装置2は、その扉を施錠し、施錠したことを精算機1に通知する。精算機1は、受け取り処理の詳細を内部に記録する。また、精算機1は、預け入れられた荷物5が受取人により受け取られたことを通知するショートメールを生成し、携帯電話の基地局や通信網等を経由して、運送会社の配達員が保有する携帯端末6へ送信する。
ボックス装置2は、パーキングエリアの空き領域に設置することが可能であり、また、精算機1も、従来利用されていた精算機の機能を多く含んでいる。このため、精算機1およびボックス装置2を、できるだけ少ないコストで設置することができる。
図3は、本発明の一実施例であるシステムに含まれる、精算機1およびボックス装置2の機能構成を示す機能ブロック図である。
精算機1は、操作入力部11、料金授受部12、表示部13、印字処理部14、駐車場管理処理部31、料金授受制御部32、印字制御部33、表示制御部34の各部の機能を含んで構成されている。これらは、パーキングエリアの入出庫と料金の授受を管理するとともに、荷物5の預け入れ時および受け取り時においても機能する。精算機1は、さらに、荷物5の預け入れおよび受け取りを管理するための、預け入れ処理制御部35、受け取り処理制御部36、認証処理部37、通信部38、暗証番号生成部39、ショートメール送信部40およびログ管理部41の機能を含んで構成されている。
操作入力部11は、例えば、タッチパネル、ボタン、ICカード等の読み取り機などを含んで構成され、パーキングエリア利用者、運送会社の配達員および荷物5の受取人からの操作入力を受ける。操作入力部11は、操作入力がパーキングエリアの駐車または駐輪の利用に関するものである場合、入力された操作に関する情報を、駐車場管理処理部31に供給する。操作入力部11は、操作入力が荷物5の預け入れに関するものである場合、入力された操作に関する情報を、預け入れ処理制御部35に供給する。また、操作入力部11は、操作入力が荷物5の受け取りに関するものである場合、入力された操作に関する情報を、受け取り処理制御部36に供給する。
料金授受部12は、紙幣や貨幣の挿入口または排出口、ICカードやクレジットカード等の読み取り部を含んで構成され、料金授受制御部32の制御に基づいて動作する。
表示部13は、例えば、タッチパネルや液晶ディスプレイなどで構成され、表示制御部34の制御に基づいて、利用者への通知内容を表示する。
印字処理部14は、印字制御部33の制御に基づいて、レジロール紙などの所定の用紙に、それぞれの利用者に対する利用内容を印字出力する。
駐車場管理処理部31は、従来のコインパーキング等の図示しない車止めの上下動などの動作制御や、料金精算などに関する処理を実行する。駐車場管理処理部31は、操作入力部11から供給されたパーキングエリア利用者の操作入力を受け、表示制御部34に、利用者への通知内容を示す情報を供給する。また、駐車場管理処理部31は、印字制御部33に、利用者へ印字出力する内容を通知する。また、駐車場管理処理部31は、料金授受制御部32に、料金に関する情報を供給する。さらに、駐車場管理処理部31は、図示しない車止めの上下動などの動作を制御するための制御信号を生成し、対応する各部(不図示)に供給する。
料金授受制御部32は、駐車場管理処理部31から、パーキングエリア利用料金に関する情報の供給を受け、料金授受部12による料金の授受を制御する。また、料金授受制御部32は、受け取り処理制御部36から、ボックス装置2の利用料金に関する情報の供給を受け、料金授受部12による料金の授受を制御する。また、料金授受制御部32は、ICカードやクレジットカードを用いた料金精算のために、必要に応じて、ICカードやクレジットカードの使用を管理する所定の管理サーバ等と情報を授受する機能を有している。料金授受制御部32は、精算処理制御部に対応する。
印字制御部33は、駐車場管理処理部31から、パーキングエリア利用に関する情報の供給を受け、印字処理部14を制御して、レジロール紙などの所定の用紙に、パーキングエリアの利用者に対する利用明細を印字出力させる。また、印字制御部33は、預け入れ処理制御部35から、荷物5を預け入れた運送会社、使用されたボックスの番号および使用開始時刻などの荷物預け入れに関する情報の供給を受け、印字処理部14を制御して、レジロール紙などの所定の用紙に、荷物5の預け入れの明細を印字出力させる。また、印字制御部33は、受け取り処理制御部36から、荷物5が取り出されたボックスの番号および取り出された時刻、ならびに、必要に応じて精算処理情報など、荷物受け取りに関する情報の供給を受け、印字処理部14を制御して、レジロール紙などの所定の用紙に、それぞれの利用者に対する利用内容を印字出力させる。
表示制御部34は、駐車場管理処理部31から、パーキングエリア利用に関する情報の供給を受け、表示部13によるパーキングエリア利用者への通知内容の表示を制御する。また、表示制御部34は、預け入れ処理制御部35から、荷物5を預け入れる運送会社の配達員に対する通知内容の指令を受け、表示部13による配達員への通知内容の表示を制御する。また、表示制御部34は、受け取り処理制御部36から、荷物5を受け取る受取人に対する通知内容の指令を受け、表示部1による受取人への通知内容の表示を制御する。
預け入れ処理制御部35は、操作入力部11から供給される荷物5の預け入れに関する情報に基づいて、預け入れ処理に関して各部を制御する。具体的には、預け入れ処理制御部35は、後述するボックス装置2の空き検出センサ54−1〜54−nから、収納部21−1〜21−nのいずれが空いているかを示す情報を、通信部38を介して供給される。また、預け入れ処理制御部35は、表示制御部34による荷物5の預け入れに関する表示の制御を指令する。また、預け入れ処理制御部35は、図示しない通信処理部の処理により、管理会社のサーバ3と通信することにより、運送業者を認証するための認証情報を、あらかじめ取得して、記憶しており、認証処理部37による運送業者の配達員の認証処理を指令する。また、預け入れ処理制御部35は、ボックス装置2への制御信号を生成して通信部38に供給し、ボックス装置2に送信させるとともに、通信部38を介して、ボックス装置2から送信された情報を受ける。
また、預け入れ処理制御部35は、印字制御部33を制御して、運送業者の配達員に発行する預け入れ処理に関するレシートの印字出力を実行させる。また、預け入れ処理制御部35は、暗証番号生成部39を制御して、荷物5の受取人に送信する暗証番号の生成と、入力された携帯電話番号へのショートメールの送信を実行させるとともに、生成された暗証番号の供給を受け、受け取り処理制御部36に供給する。そして、預け入れ処理制御部35は、ログ管理部41を制御して、預け入れ処理に関するログを記録させるとともに、必要に応じて、ログ管理部41により記録されたログを参照する。
受け取り処理制御部36は、操作入力部11から供給される荷物5の受け取りに関する情報に基づいて、受け取り処理に関して各部を制御する。具体的には、受け取り処理制御部36は、表示制御部34による荷物5の受け取りに関する表示の制御を指令する。また、受け取り処理制御部36は、受取人に送信された暗証番号を認証処理部37に供給し、受取人の認証処理を指令する。また、受け取り処理制御部36は、料金授受制御部32を制御して、必要な精算処理を実行させる。また、受け取り処理制御部36は、ボックス装置2への制御信号を生成して通信部38に供給し、ボックス装置2に送信させるとともに、通信部38を介して、ボックス装置2から送信された情報を受ける。
また、受け取り処理制御部36は、印字制御部33を制御して、受取人に発行する受け取り処理に関するレシートの印字出力を実行させる。また、受け取り処理制御部36は、登録された運送業者の配達員が保有する携帯端末6の電話番号を保有しており、ショートメール送信部40を制御して、ボックス装置2の収納部21に預け入れられた荷物5が受取人に受け取られたことを通知するための情報を、運送業者の配達員が保有する携帯端末6に、ショートメールにて送信させる。そして、受け取り処理制御部36は、ログ管理部41を制御して、受け取り処理に関するログを記録させるとともに、必要に応じて、ログ管理部41により記録されたログを参照する。
認証処理部37は、預け入れ処理制御部35の制御に基づいて、運送業者の配達員の認証処理を実行する。具体的には、認証処理部37は、預け入れ処理制御部35から供給された配達員の認証に関する情報と、操作入力部11から入力された、運送業者の配達員の認証に関する情報を用いて、荷物5の預け入れを行おうとしているのが、管理会社と契約している運送業者の配達員であるか否かの認証処理を実行する。また、認証処理部37は、受け取り処理制御部36の制御に基づいて、受取人の認証処理を実行する。具体的には、認証処理部37は、受け取り処理制御部36から供給された受取人に送信された暗証番号と、操作入力部11から入力された暗証番号を用いて、荷物5の受け取りを行おうとしているのが、正しい受取人であるか否かの認証処理を実行する。
通信部38は、預け入れ処理制御部35、または、受け取り処理制御部36の制御に基づいて、ボックス装置2と情報を授受する。通信部38は、第1の通信部または通信部に対応する。
暗証番号生成部39は、預け入れ処理制御部35の制御に基づいて、受取人が荷物5を受け取る際に用いる暗証番号を生成し、ショートメール送信部40に、受取人の携帯端末4の番号とともに供給する。暗証番号生成部39により生成される暗証番号は、例えば、受取人の携帯端末4の番号を用いて生成された乱数であると好適である。
ショートメール送信部40は、暗証番号生成部39により生成された暗証番号を、指定された受取人の電話番号宛てに、すなわち、受取人の携帯端末4に、ショートメールにて送信する。また、ショートメール送信部40は、受け取り処理制御部36の制御に基づいて、ボックス装置2の収納部21に預け入れられた荷物5が受取人に受け取られたことを通知するための情報を、運送業者の配達員が保有する携帯端末6に、ショートメールにて送信する。ショートメール送信部40は、送信部に対応する。
ログ管理部41は、預け入れ処理制御部35、または、受け取り処理制御部36の制御に基づいて、処理に関する情報を記録する。
次に、ボックス装置2は、収納部21−1〜21−n、通信部51、施錠・解錠制御部52、およびロック機構53−1〜53−n、および、空き検出センサ54−1〜54−nを含んで構成されている。
収納部21−1〜21−n(nは整数)は、荷物5を格納するために複数設けられたスペースであり、雨や風等の悪天候や、高温又は低温の状態から、格納された荷物5を保護する機能を有している。以下、収納部21−1〜21−nを特に区別する必要がない場合、収納部21と総称する。
通信部51は、精算機1と情報を授受するものである。通信部51は、第2の通信部または通信部に対応する。ここでは、1つの通信部51が備えられているものとして図示しているが、通信部51は、収納部21−1〜21−nに対して、1対1となるように、通信部51−1〜51−nとして構成してもよい。
施錠・解錠制御部52は、通信部51を介して供給された制御信号に基づいて、収納部21それぞれの扉に取り付けられたロック機構53−1〜53−nの施錠または解錠を制御するための制御信号を生成し、対応するロック機構53−1〜53−nに供給する。
ロック機構53−1〜53−n(nは整数)は、施錠・解錠制御部52の制御に従って、収納部21それぞれの扉の施錠または解錠を実行する。以下、ロック機構53−1〜53−nを特に区別する必要がない場合、ロック機構53と総称する。
空き検出センサ54−1〜54−nは、収納部21それぞれの扉が閉められた時、または、所定の一定間隔で、収納部21内部に荷物5が存在しているか否かを検出し、通信部51を介して、精算機1に送信する。
なお、以上においては、精算機1が1つのボックス装置2の扉の開閉を制御するものとして説明したが、1つの精算機1を用いて、2つ以上のボックス装置2の扉の開閉を同様にして制御することが可能である。
このように、駐車スペースまたは駐輪スペースを時間単位で貸し出すパーキングエリア内に、利用料金の精算処理を制御する精算処理制御部である料金授受制御部32を有する精算機1と、荷物5を収納する収納部21を有するボックス装置2とが設置され、精算機1は、パーキングエリアでの利用に関する操作入力を受ける操作入力部11と、荷物5を預け入れる、または、荷物5を受け取る利用者による操作入力部11を用いた操作入力に基づいて、ボックス装置2の収納部21の解錠または施錠を指令する制御信号をボックス装置2に送信する第1の通信部である通信部38とを備え、ボックス装置2は、通信部38により送信された制御信号を受信する第2の通信部である通信部51と、通信部51により受信された制御信号に基づいて、収納部21の解錠または施錠を制御する施錠・解錠制御部52とを備えることにより、1つの精算機1を、パーキングエリア用の精算機能、ならびに、荷物の預け入れ処理および受け取り処理の、いずれの処理においても利用することが可能となる。これにより、システムを安価に提供することが可能となる。
次に、図4のフローチャートを参照して、精算機1およびボックス装置2が実行する預け入れ処理について説明する。
ステップS1:預け入れ処理制御部35は、操作入力部11から供給される情報に基づいて、認証情報が記録されたICカード7を操作入力部11に読み取らせ、運送業者の配達員から、荷物5の預け入れのための認証が求められたか否かを判断する。荷物5の預け入れのための認証が求められていないと判断された場合、荷物5の預け入れのための認証が求められたと判断されるまで、ステップS1の処理が繰り返される。
ステップS2:預け入れ処理制御部35は、ステップS1において、荷物5の預け入れのための認証が求められたと判断した場合、認証処理部37に、登録された運送業者の認証に関する情報を供給し、運送業者の配達員の認証処理を指令する。認証処理部37は、預け入れ処理制御部35から供給された登録された運送業者の認証に関する1つまたは複数の情報に、操作入力部11から供給される認証に関する情報を照会し、運送業者の認証処理を実行する。
ステップS3;認証処理部37は、荷物5の預け入れのための認証を求めたのが、登録された運送業者であるか否かを判断し、判断結果を預け入れ処理制御部35に供給する。
ステップS4:預け入れ処理制御部35は、ステップS3において、荷物5の預け入れのための認証を求めたのは、登録された運送業者ではないと判断された場合、表示制御部34を制御して、表示部13にエラーメッセージを表示させ、処理が終了される。このとき、預け入れ処理制御部35は、異常操作履歴をログ管理部41に記録させるものとしてもよい。
ステップS5:預け入れ処理制御部35は、ステップS3において、荷物5の預け入れのための認証を求めたのは、登録された運送業者であると判断された場合、表示制御部34を制御して、表示部13に、空いている収納部21の番号の表示とともに、利用される収納部21の指定および暗証番号の送信先となる受取人の携帯端末4の電話番号、さらに必要があれば、着払いの荷物5の支払金額の入力を促すためのメッセージの表示を指令する。表示制御部34は、表示部13を制御して、利用される収納部21の指定および暗証番号の送信先、さらに必要があれば、着払いの荷物5の支払金額の入力を促すためのメッセージを表示させる。預け入れ処理制御部35は、操作入力部11を介して、利用される収納部21の指定および暗証番号の送信先の入力を受ける。
ステップS6:預け入れ処理制御部35は、配達員の操作入力から所定時間経過後に指定された収納部21を解錠させるための制御信号を生成し、通信部38を介して、ボックス装置2に送信する。ボックス装置2の通信部51は、精算機1から送信された制御信号を、施錠・解錠制御部52に供給する。施錠・解錠制御部52は、配達員の操作入力から所定時間経過後に、指定された収納部21のロック機構53を制御して、解錠する。空の収納部21に荷物5が格納され、収納部21の扉が閉じられたとき、施錠・解錠制御部52は、ロック機構53を制御して施錠し、収納部21の扉が閉じられたことを通知するための信号を生成して、通信部51および通信部38を介して、預け入れ処理制御部35に供給する。
ステップS7:預け入れ処理制御部35は、通信部38から供給された信号に基づいて、収納部21の扉が閉じられたか否かを判断する。ステップS7において、収納部21の扉が閉じられていないと判断された場合、収納部21の扉が閉じられたと判断されるまで、ステップS7の処理が繰り返される。
ステップS8:預け入れ処理制御部35は、ステップS7において、収納部21の扉が閉じられたと判断した場合、暗証番号生成部39に、暗証番号の生成を指令するとともに、受取人の携帯端末4の番号および使用された収納部21の番号を通知する。暗証番号生成部39は、所定の方法で、暗証番号を生成し、受取人の携帯端末4の番号および使用された収納部21の番号とともに、ショートメール送信部40に供給する。ショートメール送信部40は、供給された暗証番号および使用された収納部21の番号を、電話番号で指定される送信先に、ショートメールにより送付する。
ステップS9:預け入れ処理制御部35は、印字制御部33に、運送業者の配達員に発行する預け入れ処理に関するレシートの印字出力の実行を指令する。印字制御部33は、印字処理部14を制御して、例えば、運送業者の業者名、荷物5の預け入れ日時、利用された収納部21の個別番号、着払いにおける支払料金などを含む預け入れ処理に関するレシートの印字出力を実行させる。
ステップS10:預け入れ処理制御部35は、ログ管理部41に、運送業者の連絡先、使用された収納部21、利用開始時間および送付された暗証番号を含むログを記録させる。ログ管理部41は、運送業者の連絡先、使用された収納部21、利用開始時間、着払いにおける支払料金および送付された暗証番号を含むログを記録し、処理が終了される。
これにより、運送業者は、再配達の手間を削減することができる。また、運送業者の配達員には、従来通り、受取人の電話番号しか知られないため、受取人は、安心してこのシステムを利用することができる。
次に、図5のフローチャートを参照して、精算機1およびボックス装置2が実行する受け取り処理について説明する。
ステップS21:受け取り処理制御部36は、操作入力部11から供給される情報に基づいて、例えば、収納部21の番号と暗証番号が操作入力部11により入力され、受取人から、荷物5の受け取りのための認証が求められたか否かを判断する。ステップS21において、荷物5の受け取りのための認証が求められていないと判断された場合、荷物5の受け取りのための認証が求められたと判断されるまで、ステップS21の処理が繰り返される。
ステップS22:受け取り処理制御部36は、ステップS21において、荷物5の受け取りのための認証が求められたと判断した場合、認証処理部37に、受取人に送付された暗証番号を供給し、受取人の認証処理を指令する。認証処理部37は、受け取り処理制御部36から供給された、現在ボックス装置2のいずれかの収納部21に預け入れられている荷物5を受け取るべき受取人に送付された1つまたは複数の暗証番号に、操作入力部11から供給された暗証番号を照会し、荷物5の受け取りのための認証処理を実行する。
ステップS23:認証処理部37は、認証は正しく行われたか否かを判断し、判断結果を受け取り処理制御部36に供給する。
ステップS24:受け取り処理制御部36は、ステップS23において、認証処理が正しく行われていないと判断された場合、表示制御部34を制御して、表示部13にエラーメッセージを表示させ、処理が終了される。このとき、受け取り処理制御部36は、異常操作履歴をログ管理部41に記録させるものとしてもよい。
ステップS25:受け取り処理制御部36は、ステップS23において、認証処理が正しく行われたと判断された場合、ログ管理部41に記録されているログを参照し、例えば、着払いの荷物5に対する支払料金や、ボックス装置2の利用時間に対する精算など、対応する荷物5の受け取りには入金が必要であるか否かを判断する。ステップS25において、入金が必要ではないと判断された場合、処理は、後述するステップS28に進む。
ステップS26:受け取り処理制御部36は、ステップS25において、入金が必要であると判断した場合、表示制御部34を制御して、表示部13に、荷物5の受取のために必要な金額と、入金操作を促すためのメッセージを表示させるとともに、料金授受制御部32を制御して、受取人からの料金の挿入、または、それに代わるICカードまたはクレジットカードに関する操作入力に関する処理を実行させる。料金授受制御部32は、入金に関する処理が正しく実行されたことを、受け取り処理制御部36に通知する。
ステップS27:受け取り処理制御部36は、料金授受制御部32からの通知に基づいて、入金処理が終了したか否かを判断する。ステップS27において、入金処理が終了していないと判断された場合、入金処理が終了したと判断されるまで、ステップS27の処理が繰り返される。
ステップS28:受け取り処理制御部36は、ステップS25において、入金が必要ではないと判断した場合、または、ステップS27において、入金処理が終了したと判断した場合、受取人の操作入力から所定時間経過後に指定された収納部21を解錠させるための制御信号を生成し、通信部38を介して、ボックス装置2に送信する。ボックス装置2の通信部51は、精算機1から送信された制御信号を、施錠・解錠制御部52に供給する。施錠・解錠制御部52は、配達員の操作入力から所定時間経過後に、指定された収納部21のロック機構53を制御して、解錠する。収納部21に格納された荷物5が取り出され、収納部21の扉が閉じられたとき、施錠・解錠制御部52は、ロック機構53を制御して施錠し、収納部21の扉が閉じられたことを通知するための信号を生成して、通信部51および通信部38を介して、預け入れ処理制御部35に供給する。
ステップS29:受け取り処理制御部36は、通信部38から供給された信号に基づいて、収納部21の扉が閉じられたか否かを判断する。ステップS29において、収納部21の扉が閉じられていないと判断された場合、収納部21の扉が閉じられたと判断されるまで、ステップS29の処理が繰り返される。
ステップS30において、受け取り処理制御部36は、ステップS29において、収納部21の扉が閉じられたと判断した場合、印字制御部33に、受取人に発行する受け取り処理に関するレシートの印字出力の実行を指令する。印字制御部33は、印字処理部14を制御して、例えば、運送業者の業者名、荷物5の受け取り日時、利用された収納部21の個別番号、料金の支払いに関する情報などを含む受け取り処理に関するレシートの印字出力を実行させる。
ステップS31:受け取り処理制御部36は、ログ管理部41に、使用された収納部21、利用終了時間および料金処理結果を含むログを記録させる。ログ管理部41は、使用された収納部21、利用終了時間および料金処理結果を含むログを記録する。
ステップS32:受け取り処理制御部36は、ショートメール送信部40を制御して、達業者の配達員が保有する携帯端末6へ、ボックス装置2の収納部21に預け入れられた荷物5の受取の完了を通知するショートメールを送信させて、処理が終了される。
これにより、受取人は、自分の都合の良い時間に荷物5を受け取ることができる。また、荷物5が着払いである場合にも、このシステムは利用可能である。
このようなシステムが提供されることにより、運送業者には、再配達の手間がなくなり、受取人は、自分の都合の良い時間に荷物5を受け取ることができる。また、運送業者の配達員には、従来通り、受取人の電話番号しか知らされないため、受取人は、安心してこのシステムを利用することができる。
また、精算機1およびボックス装置2はパーキングエリアに設置される。精算機1は、従来のパーキングエリアに設置されていたものと共用される部分が多く、ボックス装置2は、パーキングエリアの空きスペース(または、パーキングエリア周辺であってもよい)に設置される。これにより、システムを安価に提供することが可能となる。
さらに、精算機1とボックス装置2が離れていても、ボックス装置2の収納部21の解錠は、精算機1とボックス装置2との距離によって定められる一定時間遅延して行われるため、配達員や受取人が精算機1に対して操作入力をしてからボックス装置2に移動するまでの間に、第三者に収納部21を利用されたり、荷物5を持ち去られるようなことを防ぐことが可能である。
なお、以上の説明においては、ボックス装置2に荷物5を預け入れるときに、配達員が、ショートメールを受信可能な受取人の携帯端末4の番号を、精算機1の操作入力部11に入力し、その番号に対して、ショートメール送信部40により暗証番号が送信されるものとして説明したが、サーバ3に、受取人の携帯端末4の番号とともにメールアドレスをあらかじめ登録しておくことにより、管理会社に登録済みの受取人に対しては、所定のアドレス宛に暗証番号が送信されるようにしてもよい。この場合、預け入れ処理制御部35は、受取人の携帯端末4の番号の入力を受け、サーバ3に、この番号に対応するメールアドレスが登録されているか否かを問い合わせる。そして、預け入れ処理制御部35は、その回答として、サーバ3より、この番号に対応するメールアドレスの情報が供給された場合、生成された暗号を、供給されたメールアドレス宛てに送信させる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1…精算機、 2…ボックス装置、 4,6…携帯端末、 7…ICカード、 11…操作入力部、 12…料金授受部、 13…表示部、 14…印字処理部、 21…収納部、 31…駐車場管理処理部、 32…料金授受制御部、 33…印字制御部、 34…表示制御部、 35…預け入れ処理制御部、 36…受け取り処理制御部、 37…認証処理部、 38…通信部、 39…暗証番号生成部、 40…ショートメール送信部、41…ログ管理部、 51…通信部、 52…施錠・解錠制御部、 53…ロック機構

Claims (4)

  1. 駐車スペースまたは駐輪スペースを時間単位で貸し出すパーキングエリア内に設置され、利用料金の精算処理を制御する精算処理制御部を有する精算機と、
    前記パーキングエリア内に設置され、物品を収納する収納部を有するボックス装置と
    を有し、
    前記精算機は、
    前記パーキングエリアでの利用に関する操作入力を受ける操作入力部と、
    前記ボックス装置の前記収納部に前記物品を預け入れる、または、前記収納部に収納された前記物品を受け取る利用者の、前記操作入力部を用いた操作入力に基づいて、前記収納部の解錠または施錠を指令する制御信号を、前記ボックス装置に送信する第1の通信部とを有し、
    前記ボックス装置は、
    前記第1の通信部により送信された前記制御信号を受信する第2の通信部と、
    前記第2の通信部により受信された前記制御信号に基づいて、前記収納部の扉の解錠または施錠を制御する施錠・解錠制御部とを有する
    ことを特徴とするシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記精算機は、
    利用者の認証を実行する認証処理部と、
    前記物品を前記収納部に預け入れることが許可されていることを示す認証情報を保持し、前記物品の預け入れに関する処理を制御する預け入れ処理制御部とを有し、
    前記預け入れ処理制御部は、前記操作入力部から入力される利用者の認証情報に基づいて、前記認証処理部による認証処理を制御し、正しく認証された場合、前記第1の通信部を制御して、前記ボックス装置の前記収納部の解錠を指令する制御信号を、前記ボックス装置に送信する
    ことを特徴とするシステム。
  3. 駐車スペースまたは駐輪スペースを時間単位で貸し出すパーキングエリアの利用料金の精算処理を制御する精算処理を実行する精算機であって、
    前記精算機は、物品を預け入れるための収納部を有するボックス装置と通信可能に構成され、
    前記パーキングエリアでの利用に関する操作入力を受ける操作入力部と、
    前記ボックス装置の前記収納部に前記物品を預け入れる、または、前記収納部に収納された前記物品を受け取る利用者の、前記操作入力部を用いた操作入力に基づいて、前記収納部の解錠または施錠を指令する制御信号を、前記ボックス装置に送信する通信部と
    を有することを特徴とする精算機。
  4. 物品を預け入れるための収納部を有するボックス装置であって、
    前記ボックス装置は、駐車スペースまたは駐輪スペースを時間単位で貸し出すパーキングエリアの利用料金の精算処理を制御する精算処理を実行する精算機と通信可能に構成され、
    前記精算機から送信された制御信号を受信する通信部と、
    前記通信部により受信された前記制御信号に基づいて、前記収納部の解錠または施錠を制御する施錠・解錠制御部と
    を有することを特徴とするボックス装置。
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