JP2019066217A - 超音波を用いた埋設物深さ測定装置及び方法 - Google Patents

超音波を用いた埋設物深さ測定装置及び方法 Download PDF

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Yoshiaki Nagashima
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Abstract

【課題】超音波を用いた埋設物深さ測定装置において、超音波が伝搬する媒質の音速を特定して、埋設物深さを測定する装置及び方法を提供する。【解決手段】超音波を用いた埋設物深さ測定装置において、埋設物が埋設された媒質に超音波を送信する超音波センサ1と、前記超音波センサに接続される超音波送受信器5と、前記超音波送受信器からの信号をデジタル信号に変換するA/D変換器6と、前記A/D変換器からのデジタルデータを基に減衰係数と粒径を算出する減衰係数算出・粒径算出部7aと、算出した粒径データを基に媒質厚さ算出する媒質厚さ算出部7bを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、超音波を用いて媒質中に埋設された埋設物の深さを非破壊で測定する装置及び方法に関する。
産業・社会インフラの老朽化に伴い、発電・化学プラントや道路・上下水などの社会インフラでは、地下に埋設された配管やタンクなどの主に金属製の物体(以下、埋設物)の位置を、土を掘削せずに把握するニーズが高まりつつある。特に古い時代の埋設物では、その施工図面が残っていない場合がある。仮に残っていても、埋設作業中に現場合わせで変更される場合があって、必ずしも施工図面が正確である保証は無い。すなわち、施工図面の有無に関わらず、土を掘削せずに非破壊で埋設物の位置を正確に測定する技術が求められる。
埋設物の位置を測定する技術として、電磁波や超音波(音響)を使う方法が知られている。電磁波は、水分含有量の大きな土質や地下の電気伝導度が大きな場所では、減衰が大きくなる傾向がある。一方で、超音波は、水分含有量の大きな土質でむしろ減衰が少ない傾向がある。特に水分含有量の大きな土に埋設された構造物の深さを超音波を用いて測定する場合、深さが超音波の伝搬速度(以下、音速)と超音波の伝搬時間から算出されるため、音速を正確に把握することが重要となる。
音速を変化させる要因の一つに、土砂の粒径があることが知られている。例えば、「海底堆積物の音響研究」(非特許文献1)のFig.3には、音速が、土砂の粒径と超音波周波数に依存して、約1480m/sから約1800m/sまで変化することが記載されている。
超音波が伝搬する媒質の音速がわからない課題を解決するための従来技術として、特開2006−78243号公報(特許文献1)に開示された非破壊形状診断方法およびその装置がある。この方法では埋没物体の音速Vが不明な場合に、土中から露出している部分の距離Laと反射波の到達時間Tを実測することにより、V=T×2/Laから音速Vを求める。
特開2006−78243号公報
木村正雄、「海底堆積物の音響研究」、海洋音響学会誌、特定非営利活動法人 海洋音響学会、2015年12月22日、第40巻、3号、p.165
しかしながら、上記従来技術には次のような問題点がある。すなわち、特許文献1に記載の埋没物体の非破壊形状診断方法およびその装置は、埋没物体の音速Vが不明な場合に、土中から露出している部分の距離Laと反射波の到達時間Tを実測することにより、V=T×2/Laから音速Vを求めるが、露出部分を用いて音速を測定できない場合、例えば、埋没物体の土中から露出している部分が平面状や凹面状である場合には、実際の測定で用いる波動と同じモードの波動を距離Laの間で伝搬させることができないため、音速を測定できない。また、埋没物体の音速が均一でない場合も、露出部分を用いて測定した音速と実際に測定する位置の音速に違いが生じるため、深さ測定の精度が悪化することになる。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであり、超音波が伝搬する媒質の音速を特定して、埋設物深さを測定する装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、超音波を用いた埋設物深さ測定装置において、埋設物が埋設された媒質に超音波を送信する超音波センサと、前記超音波センサに接続される超音波送受信器と、前記超音波送受信器からの信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器からのデジタルデータを基に減衰係数と粒径を算出する減衰係数算出・粒径算出部と、算出した粒径データを基に媒質厚さ算出する媒質厚さ算出部を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明は、超音波を用いた埋設物深さ測定方法において、周波数を掃引して超音波の伝搬時間を測定して仮定した音速から減衰係数を算出し、減衰係数測定結果から媒質の粒径を推定し、推定した粒径における超音波周波数と音速の関係を参照して媒質厚さを求めることを特徴とする。
埋設物が音速不明な媒質に埋設されている場合でも、媒質の減衰係数を測定し、その測定結果から媒質の粒径を推定し、粒径から音速を推定することで、埋設物深さを精度良く測定することが可能になる。
実施例1による超音波を用いた埋設物深さ測定装置の概略構造を示す図である。 実施例1の超音波を用いた埋設物深さ測定装置の動作を示すフローチャートである。 コンピュータ7が表示部8に出力する画面の表示例である。 超音波を用いた埋設物深さ測定装置の減衰係数算出・粒径算出部7aに格納されたデータ(粒径毎の周波数と減衰係数の関係)を説明する図である。 実施例1による超音波を用いた埋設物深さ測定装置の媒質厚さ算出部7bに格納されたデータ(粒径毎の周波数と音速の関係)を説明する図である。 実施例2による超音波を用いた埋設物深さ測定装置の動作を説明するフローチャートである。 実施例3によるコンピュータ7が表示部8に出力する画面の表示例を説明する図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。なお、下記はあくまでも実施の例であり、発明の内容を下記具体的態様に限定することを意図する趣旨ではない。発明自体は、特許請求の範囲に記載された内容に即した限りにおいて種々の態様で実施することが可能である。
以下、実施例1を図1乃至図5を用いて説明する。図1は、実施例1による超音波を用いた埋設物深さ測定装置の概略構造を示す図である。なお、検査対象も合わせて示している。
超音波を用いた埋設物深さ測定装置は、伝達媒質2を介して埋設媒質3に超音波4を送信する超音波センサ1、超音波センサ1に送信信号波形を印加するとともに超音波センサ1からの受信信号波形を受信するバースト波送受信器5、バースト波送受信器5が出力する受信信号波形をデジタル信号波形に変換するA/D変換器6、超音波の減衰係数を算出して埋設媒質3の粒径を算出する減衰係数算出・粒径算出部7a、埋設媒質3の粒径から埋設媒質3の厚さを算出する媒質厚さ算出部7bを備えたコンピュータ7、及び表示部8を備える。
超音波センサ1は、水などの伝達媒質2に対して効率的に超音波を送受信可能なように音響インピーダンスマッチングされた市販の超音波センサなどを利用可能であり、バースト波送受信器5と同軸ケーブルで接続される。
バースト波送受信器5は、超音波センサ1に送信信号波形を印加するとともに超音波センサ1からの受信信号波形を受信し、受信した受信信号波形を増幅して、A/D変換器6に同軸ケーブルを介して出力するもので、市販の超音波バースト波パルサレシーバを利用できる。
A/D変換器6は、アナログ信号である超音波の受信波形をテジタル信号であるテジタル信号波形に変換する機能を有する。A/D変換器6は、例えば、市販の外付けA/D変換器、またはコンピュータ組み込み式のボードタイプのA/D変換器が利用される。
コンピュータ7は市販のコンピュータで構成でき、後述する計算アルゴリズムを組み込んだ減衰係数算出・粒径算出部7aと媒質厚さ算出部7bを有する。
表示部8は、コンピュータ7から出力を表示するものであり、市販の液晶モニタ等を利用できる。
実施例1の埋設物深さ測定装置の動作を、図2乃至図5を用いて以下に説明する。図2は実施例1の超音波を用いた埋設物深さ測定装置の動作を示すフローチャート、図3はコンピュータ7が表示部8に出力する画面の表示例、図4は超音波を用いた埋設物深さ測定装置の減衰係数算出・粒径算出部7aに格納されたデータ(粒径毎の周波数と減衰係数の関係)を説明する図、図5は実施例1による超音波を用いた埋設物深さ測定装置の媒質厚さ算出部7bに格納されたデータ(粒径毎の周波数と音速の関係)を説明する図である。
図2のステップS101において、埋設物深さ測定装置のオペレータは、コンピュータ7を操作し、送信する超音波の周波数とサイクル数を選択する。具体的には、オペレータは、図3の周波数設定ウィンドウ811に値を入力するか選択することで周波数を設定し、さらに、図3のサイクル数設定ウィンドウ812に値を入力するか選択することでサイクル数を設定する。コンピュータ7は、設定された周波数とサイクル数の制御信号をバースト波送受信器5に送るとともに、その送信信号波形を送信信号波形表示ウィンドウ813に表示する。バースト波送受信器5は、ある一定の繰り返し周期で超音波センサ1に送信信号波形(バースト波)を印加し続けているが、媒質厚さ算出部7bからの制御信号によって、印加する送信信号波形(バースト波)の周波数とサイクル数を変更する。
印加された送信信号波形(バースト波)によって、超音波センサ1は超音波4を送信する。超音波4は、伝達媒質2と埋設媒質3の境界面、埋設媒質3と埋設物9の境界面で反射し、各々反射波4a、4bとして再び超音波センサ1で受信される。受信された反射波4a、4bは、受信信号波形に変換され、バースト波送受信器5で増幅された後に、A/D変換器6に出力される。A/D変換器6からデジタル信号波形としてコンピュータ7の減衰係数算出・粒径算出部7aのメモリに格納される。コンピュータ7は、デジタル信号波形を受信信号波形表示ウィンドウ814に表示する。
ステップS102において、減衰係数算出・粒径算出部7aは、メモリに格納されたデジタル信号波形を読み出し、反射波4aの受信信号波形Saと、反射波4bの受信信号波形Sbの伝搬時間差Δtを算出する。伝搬時間差Δtは、ピーク間の時間差、ゼロクロス点間の時間差などで算出できる。
ステップS103において、減衰係数算出・粒径算出部7aは、伝搬時間差Δtとオペレータがウィンドウ816に入力した仮の音速c=1480m/sから、式L=c×Δt/2によって、仮の片道伝搬距離Lを算出する。ここで算出した片道伝搬距離Lは、仮の音速c=1480m/sを用いて算出した埋設物9の深さに相当するものであり、音速誤差を含んでいる。
ステップS104において、減衰係数算出・粒径算出部7aは、受信信号波形Saの振幅Vaと、受信信号波形Sbの振幅Vbの比を求め、その比の仮の片道伝搬距離Lから減衰係数を算出し、表示部8の減衰係数表示ウィンドウ817に表示する。ここで算出した減衰係数には、実際は、吸収・散乱減衰など埋設媒質3の性質に依存する減衰係数と、超音波4の指向性や埋設物9の形状に依存する拡散による減衰係数が含まれるが、超音波4の指向性を極力狭くし、埋設物9の反射位置の形状で平面に近い箇所を選べば、ほぼ吸収・散乱減衰など埋設媒質3の性質に依存する減衰係数として取り扱うことができる。
ステップS105において、減衰係数算出・粒径算出部7aは、粒径毎の周波数と減衰係数の関係のデータ815aを参照し、ステップS101でオペレータが設定した周波数とステップS104で算出した減衰係数の交点から、粒径を算出し、表示部8の粒径表示ウィンドウ818に表示する。図4は、粒径毎の周波数と減衰係数の関係のデータにおいて、周波数30kHzと減衰係数30dB/mの交点から、粒径を22μmと算出した例を示している。実際の粒径毎の周波数と減衰係数の関係のデータは、図4に例示したように、粒径22μm、88μm、354μmだけでなく、さらに多くの粒径に対するデータを準備しておく。
ステップS106において、媒質厚さ算出部7bは、粒径毎の周波数と音速の関係のデータ815bを参照し、ステップS101でオペレータが設定した周波数と、ステップS105で算出した粒径から、音速c1を推定し、表示部8の推定音速表示ウィンドウ819に表示する。図5は、粒径毎の周波数と音速の関係のデータにおいて、周波数30kHzと粒径22μmの音速を示す実線の交点から音速を1525m/sと推定した例を示している。粒径毎の周波数と音速の関係のデータは、図5に例示したように、粒径22μm、88μm、354μmだけでなく、さらに多くの粒径に対するデータを準備しておく。
ステップS107において、媒質厚さ算出部7bは、音速c1と伝搬時間差Δtから埋設物深さを算出し、表示部8の埋設物深さ表示ウィンドウ820に表示する。
以上のように構成した実施例1の効果を説明する。従来技術としては、例えば、埋没物体の音速Vが不明な場合に、土中から露出している部分の距離Laと反射波の到達時間Tを実測することにより、V=T×2/Laから音速Vを求める技術があった。しかしながら、上記従来技術には次のような問題点があった。すなわち、露出部分を用いて音速を測定できない場合、例えば、埋没物体の土中から露出している部分が平面状や凹面状である場合には、実際の測定で用いる波動と同じモードの波動を距離Laの間で伝搬させることができないため、音速を測定できない。また、埋没物体の音速が均一でない場合も、露出部分を用いて測定した音速と実際の測定位置の音速に違いが生じるため、深さ測定の精度が悪化することになる。
これに対して、実施例1においては、超音波を用いた埋設物深さ測定装置において、埋設物が埋設された媒質に超音波を送信する超音波センサと、前記超音波センサに接続される超音波送受信器と、前記超音波送受信器からの信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器からのデジタルデータを基に減衰係数と粒径を算出する減衰係数算出・粒径算出部と、算出した粒径データを基に媒質厚さ算出する媒質厚さ算出部を有する手段を備えたので、埋設物が音速不明な媒質に埋設されている場合でも、媒質の減衰係数を測定し、その測定結果から媒質の粒径を推定し、粒径から音速を推定することで、埋設物深さを精度良く測定することが可能になる。
実施例2を図6を用いて説明する。図6は、実施例2による超音波を用いた埋設物深さ測定装置の動作を説明するフローチャートである。
ステップS201からS202は、実施例1のステップS101からS102と同じであるので、説明を省略する。
ステップS203において、減衰係数算出・粒径算出部7aは、変数iにゼロを代入する。
ステップS204において、減衰係数算出・粒径算出部7aは、音速cに1480(m/s)を代入する。
ステップS206からS210は、ステップS205の条件が成立するまで要求される繰り返しループである。ここで、ステップS206からS209は、実施例1のステップS103からS106と基本的に同じであって、0をiに、1をi+1に置き換えたものである。また、ステップS210は、i+1をiに代入する手続きである。このループは、音速の推定値cとci−1の差が、しきい値aよりも大きい間は、繰り返される。
音速の推定値cとci−1の差が、しきい値aよりも小さくなったらループを抜け、ステップS211で、媒質厚さ算出部7bは、音速cと伝搬時間差Δtから埋設物深さを算出し、表示部8の埋設物深さ表示ウィンドウ820に表示する。
以上のように構成した実施例2の効果を説明する。
実施例2においては、超音波を用いた埋設物深さ測定方法において、超音波を送信して超音波の伝搬時間を測定し、次のステップ、すなわち、仮定した音速から減衰係数を算出し、減衰係数測定結果から媒質の粒径を推定し、推定した粒径における超音波周波数と音速の関係を参照して音速を推定するステップを繰り返し、音速変化があらかじめ定めた数値以下になった段階で、音速と伝搬時間から媒質厚さを求めるので、媒質の音速の推定精度が高くなり、埋設物深さをさらに精度良く測定することが可能になる。
実施例3を図7を用いて説明する。図7は、実施例3によるコンピュータ7が表示部8に出力する画面の表示例を説明する図である。
実施例3では、表示部8に、開始周波数設定ウィンドウ831、終了周波数設定ウィンドウ832、ステップ周波数設定ウィンドウ833を備える。開始周波数設定ウィンドウ831に入力または選択した周波数から、終了周波数設定ウィンドウ832に入力または選択した周波数まで、ステップ周波数設定ウィンドウ833に入力または選択した周波数のステップで、複数の周波数の送信信号波形(バースト波)を変更しながら、実施例1と同じ動作を繰り返す。これによって、図4の粒径毎の周波数と減衰係数の関係のデータにおいて、周波数と減衰係数に複数の交点ができ、それら複数の交点に対して、誤差が最小になるように粒径を算出する。また、図5の粒径毎の周波数と音速の関係のデータにおいて、複数の周波数毎に対して音速を推定して埋設物深さを算出し、それらの平均値を算出することで、埋設物深さの測定精度を向上することができる。
以上のように構成した実施例3の効果を説明する。
実施例3においては、超音波を用いた埋設物深さ測定方法において、送信する超音波の周波数を複数とするので、媒質の粒径の推定精度が高くなり、埋設物深さをさらに精度良く測定することが可能になる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、算出部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
1:超音波センサ
2:伝達媒質
3:埋設媒質
4:超音波
4a、4b:反射波
5:バースト波送受信器
6:A/D変換器
7:コンピュータ
7a:減衰係数算出・粒径算出部
7b:媒質厚さ算出部
8:表示部
9:埋設物
811:周波数設定ウィンドウ
812:サイクル数設定ウィンドウ
813:送信信号波形表示ウィンドウ
814:受信信号波形表示ウィンドウ
815a、815b:データ
816:ウィンドウ
817:減衰係数表示ウィンドウ
818:粒径表示ウィンドウ
819:推定音速表示ウィンドウ
820:表示ウィンドウ
831:開始周波数設定ウィンドウ
832:終了周波数設定ウィンドウ
833:周波数設定ウィンドウ

Claims (8)

  1. 超音波を用いた埋設物深さ測定装置において、
    埋設物が埋設された媒質に超音波を送信する超音波センサと、
    前記超音波センサに接続される超音波送受信器と、
    前記超音波送受信器からの信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器からのデジタルデータを基に減衰係数と粒径を算出する減衰係数算出・粒径算出部と、
    算出した粒径データを基に媒質厚さ算出する媒質厚さ算出部を有することを特徴とする埋設物深さ測定装置。
  2. 請求項1における埋設物深さ測定装置において、
    前記減衰係数算出・粒径算出部は、第一の受信信号波形の振幅と、第二の受信信号波形の振幅の比を求め、その比から仮の片道伝搬距離を用いて減衰係数を算出することを特徴とする埋設物深さ測定装置。
  3. 請求項2における埋設物深さ測定装置において、
    前記減衰係数算出・粒径算出部は、粒径毎の周波数と減衰係数の関係のデータベースを参照し、オペレータが設定した周波数と前記算出した減衰係数の交点から、粒径を算出することを特徴とする埋設物深さ測定装置。
  4. 請求項3における埋設物深さ測定装置において、
    前記媒質厚さ算出部は、粒径毎の周波数と音速の関係のデータベースを参照し、オペレータが設定した周波数と、前記算出した粒径から、音速を推定し、前記音速と伝搬時間差から埋設物深さを算出する埋設物深さ測定装置。
  5. 請求項4における埋設物深さ測定装置において、
    前記減衰係数、前記粒径、前記埋設物深さを表示する表示部を備えた埋設物深さ測定装置。
  6. 超音波を用いた埋設物深さ測定方法において、
    超音波を送信して超音波の伝搬時間を測定し、
    仮定した音速から減衰係数を算出し、
    減衰係数測定結果から媒質の粒径を推定し、
    推定した粒径における超音波周波数と音速の関係を参照して媒質厚さを求めることを特徴とする超音波を用いた埋設物深さ測定方法。
  7. 超音波を用いた埋設物深さ測定方法において、
    超音波を送信して超音波の伝搬時間を測定し、
    仮定した音速から減衰係数を算出し、
    減衰係数測定結果から媒質の粒径を推定し、
    推定した粒径における超音波周波数と音速の関係を参照して音速を推定するステップを繰り返し、
    音速変化があらかじめ定めた数値以下になった段階で、音速と伝搬時間から媒質厚さを求めることを特徴とする超音波を用いた埋設物深さ測定方法。
  8. 請求項6又は7に記載の超音波を用いた埋設物深さ測定方法において、
    前記送信する超音波の周波数を複数とすることを特徴とする超音波を用いた埋設物深さ測定方法。
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