JP2019064739A - 透明両面導電性カバーテープと帯電防止層用樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
1.キャリアテープ用の透明両面導電性カバーテープであって、
前記両面導電性カバーテープは、帯電防止層と、基材層と、帯電防止ヒートシール層とを有し、
前記帯電防止層と帯電防止ヒートシール層は、前記両面導電性カバーテープの最表面層であり、
前記帯電防止層は、バインダー樹脂と帯電防止剤と滑剤とを含み、
前記バインダー樹脂は、ポリエステル系樹脂を含み、
前記帯電防止剤は、導電性ポリマーを含み、
前記滑剤の含有量は、前記帯電防止層中に1質量%以上、10質量%以下であり、
前記帯電防止層の表面抵抗率は、1×104Ω/□以上、1×1010Ω/□未満であり、
帯電防止ヒートシール層の表面抵抗率は、1×104Ω/□以上、1×1010Ω/□未満である、
透明両面導電性カバーテープ。
2.前記導電性ポリマーが、ポリエチレンジオキシチオフェンと、ポリスチレンスルホン酸系の化合物とを含むことを特徴とする、上記1記載の透明両面導電性カバーテープ。
3.前記帯電防止層中の、
前記導電性ポリマーの含有量が、3質量%以上、50質量%以下であり、
前記ポリエステル系樹脂の含有量が、15質量%以上、96質量%以下である、
上記1または2に記載の透明両面導電性カバーテープ。
4.前記滑剤が、リン酸エステルである、上記1〜3の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
5.前記帯電防止層の表面の、20℃〜120℃における、鏡面真鍮との静止摩擦係数は、0.1以上、0.4未満である、上記1〜4の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
6.前記帯電防止ヒートシール層が、酸化錫系または酸化亜鉛系の導電微粒子を含む、上記1〜5の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
7.前記帯電防止層の厚みが、0.01μm以上、2μm以下であり、
前記帯電防止ヒートシール層の厚みが、0.3μm以上、2.5μm以下である、
上記1〜6の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
8.前記導電性カバーテープが、前記基材層と前記帯電防止ヒートシール層との間に、更
に、クッション層を有し、
前記クッション層は、密度が0.900〜0.940g/cm3のポリオレフィンで形成された層である、
上記1〜7の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
9.前記導電性カバーテープが、前記基材層と前記帯電防止ヒートシール層との間に、更に、クッション層を有し、
前記クッション層は、密度0.900〜0.940g/cm3のエチレン−α・オレフィン共重合体と、スチレン/ブタジエンの質量比が50/50〜90/10であるスチレン−ブタジエンブロック共重合体とを含み、
且つ、前記エチレン−α・オレフィン共重合体と前記スチレン−ブタジエンブロック共重合体の質量比が20/80〜80/20である、
上記1〜8の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
10.前記帯電防止ヒートシール層が、ガラス転移温度−10〜100℃のアクリル系樹脂を含む、上記1〜9の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
11.前記ポリエステル系樹脂が、熱によって架橋する官能基を有する樹脂を含有する、熱硬化性ポリエステル系樹脂組成物である、上記1〜10の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
12.前記バインダー樹脂は、更に、グリシジル基を有するアクリル系樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂に含まれる前記ポリエステル系樹脂は、水酸基及び/またはカルボキシル基を有するポリエステル樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂は、熱硬化性樹脂組成物である、
上記1〜11の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
13.キャリアテープ用のカバーテープの帯電防止層用樹脂組成物であって、
前記帯電防止層用樹脂組成物は、バインダー樹脂と帯電防止剤と滑剤とを含み、
前記バインダー樹脂は、ポリエステル系樹脂を含み、
前記帯電防止剤は、導電性ポリマーを含み、
前記滑剤の含有量は、前記帯電防止層用樹脂組成物の全固形分中に、1質量%以上、10質量%以下である、
前記帯電防止層用樹脂組成物から作製されたフィルムの表面抵抗率は、1×104Ω/□以上、1×1010Ω/□未満である、帯電防止層用樹脂組成物。
14.前記導電性ポリマーが、ポリエチレンジオキシチオフェンと、ポリスチレンスルホン酸系の化合物とを含むことを特徴とする、上記13記載の帯電防止層用樹脂組成物。
15.前記帯電防止層用樹脂組成物の全固形分中に、
前記導電性ポリマーの含有量が3質量%以上、50質量%以下であり、
前記ポリエステル系樹脂の含有量が、15質量%以上、96質量%以下である、
上記13または14に記載の帯電防止層用樹脂組成物。
16.前記滑剤が、リン酸エステルである、上記13〜15の何れかに記載の帯電防止層用樹脂組成物。
17.前記ポリエステル系樹脂が、熱によって架橋する官能基を有する樹脂を含有する、熱硬化性ポリエステル系樹脂組成物である、上記13〜16の何れかに記載の帯電防止層用樹脂組成物。
18.前記バインダー樹脂は、更に、グリシジル基を有するアクリル系樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂に含まれる前記ポリエステル系樹脂は、水酸基及び/またはカルボキシル基を有するポリエステル樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂は、熱硬化性樹脂組成物である、
上記13〜17の何れかに記載の帯電防止層用樹脂組成物。
19.前記帯電防止層用樹脂組成物は、更に、導電性向上剤を含む、
上記13〜18の何れかに記載の帯電防止層用樹脂組成物。
20.前記導電性向上剤が、水と相溶または混和する液体であり、1気圧における沸点が150℃以上、250℃以下である、
上記19に記載の帯電防止層用樹脂組成物。
21.前記帯電防止層用樹脂組成物中の前記導電性向上剤の含有量が、
全固形分に対して、1質量%以上、300質量%以下である、
上記19または20に記載の帯電防止層用樹脂組成物。
22.前記帯電防止層用樹脂組成物は、更に、溶剤を含む、
上記13〜21の何れかに記載の帯電防止層用樹脂組成物。
23.前記溶剤が、水、または、有機溶剤と水との混合物であり、
前記有機溶剤は、1気圧における沸点が、50℃以上、150℃未満であり、水に相溶または混和するものである、
上記13〜22の何れかに記載の帯電防止層用樹脂組成物。
24.前記導電性向上剤が、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、グリセリン、ジエチレングリコール、プロピレングリコールなる群から選択される、1種または2種以上である、
上記13〜23の何れかに記載の透明両面導電性カバーテープ。
25.前記導電性向上剤が、ジメチルスルホキシドであり、
前記溶剤が、水とイソプロピルアルコールとの混合物である、
上記13〜24の何れかに記載の帯電防止層用樹脂組成物。
<本発明の透明導電性カバーテープの層構成>
図1は、本発明の透明導電性カバーテープを示す概略的断面図である。
本発明の透明導電性カバーテープは、図1に示されるように、帯電防止層1と、基材層2と、帯電防止ヒートシール層3とを有し、帯電防止層1と帯電防止ヒートシール層3は、両面導電性カバーテープの最表面層である。
構成に対してクッション層4を、基材層2と帯電防止ヒートシール層3との間に有する層構成である。
クッション層4は、組成の異なるクッション層4aと4b等の多層からなっていてもよい。
また更には、図示はしないが、クッション層以外の、各種機能層を有することもできる。
本発明において、帯電防止層は、バインダー樹脂と帯電防止剤と滑剤とを含む層であり、透明両面導電性カバーテープの片側の最表面に積層された層である。
帯電防止層の表面抵抗率は、1×104Ω/□以上、1×1010Ω/□未満が好ましく、1×105Ω/□以上、1×109Ω/□未満がより好ましく、1×105Ω/□以上、1×108Ω/□未満が更に好ましい。この範囲よりも小さいと、外部からの電気を通電する可能性が高くなり、好ましくない。この範囲よりも大きいと、帯電防止効果が十分に発揮され難くなり易い。
帯電防止層に含まれるバインダー樹脂は、ポリエステル系樹脂を含み、好ましくは、更に、熱硬化性を有する樹脂を含むことができる。
応であってもよい。
帯電防止層に滑剤を含むことによって、ヒートシール作業時の走行安定性が増すという効果が得られる。
帯電防止層は、帯電防止剤として、導電性ポリマーを含む。
帯電防止層用樹脂組成物は、帯電防止層を形成する樹脂組成物であり、上記帯電防止層を構成する成分と、更に、粘度や作業性を調製するための溶剤や、導電性向上剤を含有することができる。
各固形分の好ましい含有比率は、帯電防止層における含有比率と同じである。
帯電防止層用樹脂組成物に含有される溶剤としては、水、または、水に相溶または混和する有機溶剤と水との混合物が好ましい。該有機溶剤は、1気圧における沸点が、50℃以上、150℃未満のものがより好ましく、60℃以上、100℃以下のものが更に好ましい。
溶剤は、帯電防止層用樹脂組成物の各固形分を溶解させるものでなくてもよく、帯電防止層用樹脂組成物はエマルジョン型であってもよい。
有機溶剤は、1種または2種以上を混合して用いることができる。
溶剤としては、水/イソプロピルアルコールの混合物を、特に好ましく用いることができる。水/イソプロピルアルコールの混合比は、固形分の分散性や消泡性、帯電防止層用樹脂組成物の塗布対象である基材への濡れ性を鑑みて、適宜調製することができる。
導電性向上剤は、水と相溶または混和する液体であり、1気圧における沸点が、水よりも高いものが好ましく、150℃以上、250℃以下のものがより好ましい。
沸点が上記範囲よりも低いと充分な導電性向上効果を得ることが困難になり易く、上記範囲よりも高いと帯電防止層形成時の乾燥性が悪化して作業性が低下し易い傾向になる。
また、導電性向上剤は、導電性ポリマーと親和性の高いものが好ましいが、帯電防止層用樹脂組成物中の各固形分を溶解させるものでなくてもよい。
上記の中でも、特に、DMSOが、帯電防止層の導電性向上効果に優れ、また、帯電防止層形成時の泡立ちが少なくて作業性にも優れる。
本発明の透明両面導電性カバーテープを構成する基材層フィルムには、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリプロピレン
等のポリオレフィン、ナイロン等のポリアミド、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂よりなるフィルムを、一軸又は二軸方向に延伸してなるフィルムを使用することができる。
<帯電防止ヒートシール層>
本発明において、帯電防止ヒートシール層は、前記両面導電性カバーテープの最表面層である。
度が得られない。
また、帯電防止ヒートシール層の密着性を強くする為に、プライマー層を介して積層することもできる。
帯電防止ヒートシール層に含まれるアクリル系樹脂は、アクリル単量体の単独重合体及び共重合体を包含する。アクリル単量体としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
帯電防止ヒートシール層に含まれるアクリル系樹脂のガラス転移温度は−10〜100℃が好ましく、20〜90℃がより好ましい。
帯電防止ヒートシール層中に分散される導電性微粒子は、酸化錫系または酸化亜鉛系の粒子が好ましく、アルミニウムドーピング酸化亜鉛やアルミニウムドーピング酸化錫の粒子がより好ましい。
本発明の透明両面導電性カバーテープは、基材層と帯電防止ヒートシール層との間に、更に、クッション層を有することができる。
ましい。
クッション層は、第一のクッション層と第二のクッション層のように、多層からなる層であってもよい。
第一のクッション層は、基材フィルム側に位置するクッション層である。
エチレン・α−オレフィン共重合体としては、ポリエチレン系樹脂がより好ましく、シール強度を担保し、製膜安定性を高める機能を十分に発揮し、カバーテープに良好な柔軟性及び透明性を付与するためには、直鎖状低密度ポリエチレンが更に好ましい。
第二のクッション層は、帯電防止ヒートシール層側に位置するクッション層である。この層は、帯電防止ヒートシール層と安定した層間接着強度を発揮し、密封性と易剥離性との両立に寄与することができる。
第二のクッション層は、上記の方法によって、帯電防止ヒートシール層との層間接着強度を制御し、所望の易剥離性及び密封性を両立することが好ましい。
本発明の透明両面導電性カバーテープを構成する各層間は、接着剤層を介して積層することができる。例えば、基材層フィルムの一方の面に、接着剤層を介して、帯電防止ヒートシール層や、クッション層を貼合する。ここで、接着剤としては、任意のドライラミネート用接着剤を使用することができる。
ができる。
安定させるのに必要な剛性をもたせることができない。
ぎて、透明両面導電性カバーテープに亀裂を生ずることがある。
機能層は、必要に応じて、種々の機能を透明両面導電性カバーテープに付与する層であり、基材層と帯電防止ヒートシール層との間に設けられる。
本発明の透明両面導電性カバーテープは、全光線透過率が70%以上、且つヘイズ値が30%以下となるような透明性を有している。
1mmを超えると、カバーテープを剥離する際にキャリアテープが振動して内容物が飛び出す恐れがあり好ましくない。
本発明の透明両面導電性カバーテープを適用するキャリアテープの材質としては、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、ABS等が挙げられるが、ポリスチレン及びポリカーボネートが特に好ましい。
導電性ポリマー1:総研化学(株)社製VERAZOL WED−SM。
導電性ポリマー2:総研化学(株)社製VERAZOL IW−1035。ポリエステル樹脂を含有し、固形分中の導電性ポリマー含有量は4〜50質量%。
ポリエステル樹脂1:高松油脂(株)社製ペスレジン、A−645GH、アクリル樹脂含有。熱硬化性。
ポリエステル樹脂2:互応化学工業(株)社製、プラスコート、Z−565、熱可塑
性。
ポリエステル樹脂3:高松油脂(株)社製ペスレジン、A−684G、カルボキシル基含有熱硬化性。
ポリナフタレン樹脂1:互応化学工業(株)社製、プラスコート PENグレード、
Z−592。
滑剤1:第一工業製薬(株)社製プライサーフA212C。リン酸エステル系。
滑剤2:第一工業製薬(株)社製プライサーフA219B。リン酸エステル系。
導電性向上剤1:DMSO(ジメチルスルホキシド)。沸点189℃。
導電性向上剤2:NMP(N−メチル−2−ピロリドン)。沸点204℃。
導電性向上剤3:GBL(γ−ブチロラクトン)。沸点204℃。
導電性向上剤4:プロピレングリコール。沸点188℃。
溶剤1:水/IPA混合品(質量比1/1)
ポリオレフィン系樹脂1:(株)プライムポリマー製エボリューSP2520、直鎖状低密度ポリエチレン。密度0.925。
ポリオレフィン系樹脂2:(株)プライムポリマー製ウルトゼックス2021L、直鎖状低密度ポリエチレン。密度0.919。
ポリオレフィン系樹脂3:旭化成ケミカルズ(株)製アサフレックス810、スチレン・ブタジエンブロック共重合体。スチレン含有率65質量%。
二軸延伸PETフィルムA:東洋紡製、E5100。12μm厚。
接着剤A:ロックペイント(株)社製、RU−40/H−4。
アクリレート系樹脂1:三菱ケミカル(株)社製、商品名ダイヤナールLRシリーズ
。
導電性微粒子1:石原産業(株)社製、FSS−10M。アンチモンをドーピングした酸化錫の針状粒子を68質量%含有するスラリー。
導電性微粒子2:三井金属鉱業(株)社製、商品名パストランAZO。アルミニウム
をドーピングした酸化亜鉛の球状粒子を72質量%含有するスラリー。
下記原料を混合し、液状の帯電防止層用樹脂組成物を得た。
導電性ポリマー1、ポリエステル樹脂1および滑剤1の固形分量が下記分量になるように各原料を混合し、導電性向上剤および溶剤1は固形分100質量部に対して下記分量を混合した。
導電性ポリマー1 3質量部
ポリエステル樹脂1 92質量部
滑剤1 5質量部
導電性向上剤 125質量部
溶剤1 1863質量部
得られた帯電防止層用樹脂組成物を二軸延伸PETフィルムA上に塗布乾燥して、厚み0.05μmの帯電防止層を形成して、ヘイズ値測定用試験片を作製した。
次に、エボリューSP2520が第一のクッション層(厚み20μm)、ウルトゼックス2021L/アサフレックス810混合物(60/40質量比、ビカット軟化点85℃)が第二のクッション層(厚み10μm)となるように、共押出により製膜し、総厚み30μmのクッション層積層フィルムを得た。
導電性微粒子1 71.4質量部
そして、上記のクッション層積層フィルムの二軸延伸PETフィルムAとは反対面に、上記で調製した帯電防止ヒートシール材をロールコート法によって塗布、乾燥し、透明両面導電性カバーテープ前駆体を得た。
表1の配合に従って、実施例1と同様に、液状の帯電防止層用樹脂組成物と帯電防止ヒートシール材を調整し、クッション層積層フィルムを作製し、透明両面導電性カバーテープを得て、評価した。評価結果を下記の表1に示した。
実施例1〜13は、好適な全光線透過率、ヘイズ、表面抵抗率、密着性、静止摩擦係数を示した。
(表面抵抗率)
透明両面導電性カバーテープを試験片にして、22℃、40%RH下において、三菱化学アナリテック(株)製のハイレスタUPにて測定した。
(ヘイズ値及び全光線透過率)
ヘイズ値測定には、作成した帯電防止層(0.05μm厚)/二軸延伸PETフィルムA(12μm厚)の試験片を、全光線透過率測定には作成したカバーテープ試験片を用いて、(株)東洋精機製作所製のヘイズガードIIにて測定した。
(剥がれ有無(密着性))
透明両面導電性カバーテープ試験片をキャリアテープにヒートシールし、剥がれている部分の有無を確認した。
(静止摩擦係数)
図4に記載のSUS製治具(滑り片)を、図5に記載のように、カットした透明両面導電性カバーテープの非帯電防止層側の面上に乗せて、透明両面導電性カバーテープの端を上に折って前記治具の上部で両面テープにより透明両面導電性カバーテープを固定した。そして、透明両面導電性カバーテープを貼り付けた治具を、ヒーターによって所定の温度に調節された鏡面真鍮板上に置き、更に前記治具の上に錘を置いた。
最大荷重を過ぎて最低を示したところからの、荷重値の積算平均をチャートから読み取り、これをFdとした。
μs=Fs/Fp
μd=Fd/Fp
μs:静止摩擦係数
μd:動摩擦係数
Fs:静止摩擦力
Fd:動摩擦力
Fp:接触力(本測定においては、1133gfである。)
測定は個々に5回行い、その平均値を求めた。
詳細条件は下記の通り。
イマダ製デジタルフォースゲージ ZP−5N。ロードセル500g。
イマダ製縦型電動計測スタンド MX−500N。
イマダ製摩擦係数測定治具(滑り片及び鏡面真鍮板等一式) COF−10N−V。
鏡面真鍮板サイズ:幅70mm×長さ800mm×厚さ4mm
鏡面真鍮板温度:20℃、120℃
SUS製治具(滑り片)重量:133gf
帯電防止フィルムサイズ:長手方向に10cm、幅方向に10cm
錘重量:1000gf
テンシロン引っ張りスピード:50mm/分
鏡面真鍮板温度:25℃、または120℃
合否判定基準:0.1以上、0.4未満を合格とした。
2.基材層
3.帯電防止ヒートシール層
4.クッション層
4a.クッション層a
4b.クッション層b
5.キャリアテープ
6.キャリアテープポケット部
11.滑り片
12.フィルム
13.錘
14.鏡面真鍮板
15.ヒーター
16.滑車
17.フォースゲージ
18.縦型電動計測スタンド
Claims (25)
- キャリアテープ用の透明両面導電性カバーテープであって、
前記両面導電性カバーテープは、帯電防止層と、基材層と、帯電防止ヒートシール層とを有し、
前記帯電防止層と帯電防止ヒートシール層は、前記両面導電性カバーテープの最表面層であり、
前記帯電防止層は、バインダー樹脂と帯電防止剤と滑剤とを含み、
前記バインダー樹脂は、ポリエステル系樹脂を含み、
前記帯電防止剤は、導電性ポリマーを含み、
前記滑剤の含有量は、前記帯電防止層中に1質量%以上、10質量%以下であり、
前記帯電防止層の表面抵抗率は、1×104Ω/□以上、1×1010Ω/□未満であり、
帯電防止ヒートシール層の表面抵抗率は、1×104Ω/□以上、1×1010Ω/□未満である、
透明両面導電性カバーテープ。 - 前記導電性ポリマーが、ポリエチレンジオキシチオフェンと、ポリスチレンスルホン酸系の化合物とを含むことを特徴とする、請求項1記載の透明両面導電性カバーテープ。
- 前記帯電防止層中の、
前記導電性ポリマーの含有量が、3質量%以上、50質量%以下であり、
前記ポリエステル系樹脂の含有量が、15質量%以上、96質量%以下である、
請求項1または2に記載の透明両面導電性カバーテープ。 - 前記滑剤が、リン酸エステルである、請求項1〜3の何れか1項に記載の透明両面導電性カバーテープ。
- 前記帯電防止層の表面の、20℃〜120℃における、鏡面真鍮との静止摩擦係数は、0.1以上、0.4未満である、請求項1〜4の何れか1項に記載の透明両面導電性カバーテープ。
- 前記帯電防止ヒートシール層が、酸化錫系または酸化亜鉛系の導電微粒子を含む、請求項1〜5の何れか1項に記載の透明両面導電性カバーテープ。
- 前記帯電防止層の厚みが、0.01μm以上、2μm以下であり、
前記帯電防止ヒートシール層の厚みが、0.3μm以上、2.5μm以下である、
請求項1〜6の何れか1項に記載の透明両面導電性カバーテープ。 - 前記導電性カバーテープが、前記基材層と前記帯電防止ヒートシール層との間に、更に、クッション層を有し、
前記クッション層は、密度が0.900〜0.940g/cm3のポリオレフィンで形成された層である、
請求項1〜7の何れか1項に記載の透明両面導電性カバーテープ。 - 前記導電性カバーテープが、前記基材層と前記帯電防止ヒートシール層との間に、更に、クッション層を有し、
前記クッション層は、密度0.900〜0.940g/cm3のエチレン−α・オレフィン共重合体と、スチレン/ブタジエンの質量比が50/50〜90/10であるスチレン−ブタジエンブロック共重合体とを含み、
且つ、前記エチレン−α・オレフィン共重合体と前記スチレン−ブタジエンブロック共重合体の質量比が20/80〜80/20である、
請求項1〜8の何れか1項に記載の透明両面導電性カバーテープ。 - 前記帯電防止ヒートシール層が、ガラス転移温度−10〜100℃のアクリル系樹脂を含む、請求項1〜9の何れか1項に記載の透明両面導電性カバーテープ。
- 前記ポリエステル系樹脂が、熱によって架橋する官能基を有する樹脂を含有する、熱硬化性ポリエステル系樹脂組成物である、請求項1〜10の何れか1項に記載の透明両面導電性カバーテープ。
- 前記バインダー樹脂は、更に、グリシジル基を有するアクリル系樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂に含まれる前記ポリエステル系樹脂は、水酸基及び/またはカルボキシル基を有するポリエステル樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂は、熱硬化性樹脂組成物である、
請求項1〜11の何れか1項に記載の透明両面導電性カバーテープ。 - キャリアテープ用のカバーテープの帯電防止層用樹脂組成物であって、
前記帯電防止層用樹脂組成物は、バインダー樹脂と帯電防止剤と滑剤とを含み、
前記バインダー樹脂は、ポリエステル系樹脂を含み、
前記帯電防止剤は、導電性ポリマーを含み、
前記滑剤の含有量は、前記帯電防止層用樹脂組成物の全固形分中に、1質量%以上、10質量%以下である、
前記帯電防止層用樹脂組成物から作製されたフィルムの表面抵抗率は、1×104Ω/□以上、1×1010Ω/□未満である、帯電防止層用樹脂組成物。 - 前記導電性ポリマーが、ポリエチレンジオキシチオフェンと、ポリスチレンスルホン酸系の化合物とを含むことを特徴とする、請求項13記載の帯電防止層用樹脂組成物。
- 前記帯電防止層用樹脂組成物の全固形分中に、
前記導電性ポリマーの含有量が3質量%以上、50質量%以下であり、
前記ポリエステル系樹脂の含有量が、15質量%以上、96質量%以下である、
請求項13または14に記載の帯電防止層用樹脂組成物。 - 前記滑剤が、リン酸エステルである、請求項13〜15の何れか1項に記載の帯電防止層用樹脂組成物。
- 前記ポリエステル系樹脂が、熱によって架橋する官能基を有する樹脂を含有する、熱硬化性ポリエステル系樹脂組成物である、請求項13〜16の何れか1項に記載の帯電防止層用樹脂組成物。
- 前記バインダー樹脂は、更に、グリシジル基を有するアクリル系樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂に含まれる前記ポリエステル系樹脂は、水酸基及び/またはカルボキシル基を有するポリエステル樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂は、熱硬化性樹脂組成物である、
請求項13〜17の何れか1項に記載の帯電防止層用樹脂組成物。 - 前記帯電防止層用樹脂組成物は、更に、導電性向上剤を含む、請求項13〜18の何れか1項に記載の帯電防止層用樹脂組成物。
- 前記導電性向上剤が、水と相溶または混和する液体であり、1気圧における沸点が150℃以上、250℃以下である、
請求項19に記載の帯電防止層用樹脂組成物。 - 前記帯電防止層用樹脂組成物中の前記導電性向上剤の含有量が、全固形分に対して、1質量%以上、300質量%以下である、請求項19または20に記載の帯電防止層用樹脂組成物。
- 前記帯電防止層用樹脂組成物は、更に、溶剤を含む、請求項13〜21の何れか1項に記載の帯電防止層用樹脂組成物。
- 前記溶剤が、水、または、有機溶剤と水との混合物であり、
前記有機溶剤は、1気圧における沸点が、50℃以上、150℃未満であり、水に相溶または混和するものである、
請求項13〜22の何れか1項に記載の帯電防止層用樹脂組成物。 - 前記導電性向上剤が、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、グリセリン、ジエチレングリコール、プロピレングリコールなる群から選択される、1種または2種以上である、
請求項13〜23の何れか1項に記載の帯電防止層用樹脂組成物。 - 前記導電性向上剤が、ジメチルスルホキシドであり、
前記溶剤が、水とイソプロピルアルコールとの混合物である、
請求項13〜24の何れか1項に記載の帯電防止層用樹脂組成物。
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