JP2019063743A - 液体用フィルタ及びこの液体用フィルタを用いた液体濾過装置 - Google Patents

液体用フィルタ及びこの液体用フィルタを用いた液体濾過装置 Download PDF

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Abstract

【課題】上下に並ぶ外側頂部同士の間隔が接近することなく、効率的に液体を濾過することができ、ひいては、フィルタケースの内圧を正常な内圧にすることができる新規な液体用フィルタ及びこの液体用フィルタを用いた液体濾過装置を提供する。【解決手段】中央には液体流入空間3aが形成され、外部には複数の外側頂部3bが高さ方向に並列して露出され、液体流入空間3a側には複数の内側頂部が高さ方向に並列してなるとともに、上記複数の内側頂部は、上記液体流入空間3aに接近してなる近接内側頂部3cと、この近接内側頂部3cと近接内側頂部3cとの間であって該液体流入空間3aよりも外側に離間した位置に配置されてなる1又は複数の離間内側頂部3dと、から構成されてなる。【選択図】 図11

Description

本発明は、例えば、オイル等の液体に含まれたスラッジ等の異物を濾過するためにフィルタケース内に収容されて使用される液体用フィルタ及びこの液体用フィルタを用いた液体濾過装置に関し、特に、シート体が折曲されることによって、外周には高さ方向と直交する方向に複数の外側頂部が露出し、内周には複数の内側頂部が露出してなる液体用フィルタ及びこの液体用フィルタを用いた液体濾過装置に関するものである。
上記液体用フィルタとしては、これまで多種多様なものが提案されているが、例えば、実開平6−72610号公報(特許文献1)に開示された液体用フィルタは、方形状に切断された布帛がプリーツ状に折曲され両側が互いに固定されることにより全体形状が円筒状に成形されてなるものであり、外周側には外側頂部(山部)が露出し、液体が流入する流入空間とされた内周側には内側頂部(谷部)が露出してなるものである。なお、上記外側頂部及び内側頂部はそれぞれ該液体用フィルタの高さ方向と同じ方向に長さを有している。また、上記液体用フィルタの上部には上部円盤体が固定され、下部には下部円盤体が固定されている。そして、上記液体用フィルタ、上部円盤体及び下部円盤体が構成要素とされたフィルタエレメントは、ケーシング内に収容され、上記液体用フィルタの中央に形成された流入空間内に液体が流入し、その後該液体が液体用フィルタを通過すると、該液体に含まれたスラッジ等の異物が液体用フィルタの内周面において捕捉され、異物が濾過された液体が該液体用フィルタの外側に排出される。
また、実開平5−56205号公報(特許文献2)に開示された液体用フィルタは、フィルタケース内に収容されてなるものであって、内側に上記液体が流入する流入空間が形成された蛇腹状に成形されており、該液体用フィルタの外周には多数の外側頂部(山部)が形成されている。そして、これらの外側頂部の長さ方向は、該液体用フィルタの高さ方向とは直交する方向(又は、周回り方向)とされている。したがって、この液体用フィルタにおいても、上記流入空間内に流入した液体に含まれた異物は、上記液体用フィルタの内周面に捕捉され、異物が濾過された液体が該液体用フィルタの外側に排出される。なお、上記それぞれの液体用フィルタを含む装置全体を、以下では液体濾過装置と言う。
実開平6−72610号公報 実開平5−56205号公報
ところで、上記特許文献1,2に開示されたフィルタケースを有する液体濾過装置では、所定のコンテナに収容し、船やトラック又は貨車等により輸送又は輸出する際、単位容積当たりに収容する数は限られてしまう。そこで、液体濾過装置として使用される前に輸送等を行う場合には、輸送コストや保管コスト等を圧縮するため、その減容化が求められている。そこで、上記液体濾過装置を構成するフィルタケースと、液体用フィルタとを互い分離するとともに、該フィルタケースを折り畳み可能とし又は組み立て可能とするとともに、上記フィルタは該フィルタケースの高さ方向に圧縮可能な構成とすることにより、上記減容化を図ることが想定される。
しかしながら、輸送時や保管時において、一旦圧縮された上記液体用フィルタを、上記フィルタケース内に収容して内部に液体を流入させるとともに該液体用フィルタを通過させて異物を濾過する場合、互いに並ぶ内側頂部や外側頂部との間が接近し、効率良く液体が内部に流入することなく上記フィルタケース内における液体の圧力が高まり、場合によっては該液体用フィルタを通過することなく、フィルタケースの外部に漏出してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、上述した従来の液体用フィルタやこの液体用フィルタを用いた液体濾過装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、互いに並ぶ外側頂部との間が接近することなく、効率的に液体を濾過することができ、ひいては、フィルタケースの内圧を正常な内圧にすることができフィルタケースの外部に濾過されていない液体が漏出することを有効に防止することができる新規な液体用フィルタ及びこの液体用フィルタを用いた液体濾過装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、フィルタに係るものであり、略方形状のシート体が折曲されてなるとともにフィルタケース内に収容される液体用フィルタであって、中央には液体が流入し平面視において方形状とされた液体流入空間が形成され、それぞれ高さ方向と直交する方向に長さを有してなるとともに高さ方向に並列して外部に露出してなる複数の外側頂部と、それぞれ高さ方向とは直交する方向に長さを有してなるとともに高さ方向に並列してなり上記液体流入空間側に位置してなる複数の内側頂部と、を備え、上記複数の内側頂部は、上記液体流入空間に接近してなる近接内側頂部と、この近接内側頂部の高さ位置と近接内側頂部の高さ位置との間であって該液体流入空間よりも外側に離間した位置に配置されてなる1又は複数の離間内側頂部と、から構成されてなることを特徴とするものである。
この第1の発明に係る液体用フィルタでは、内側に形成された上記液体流入空間に濾過される液体が流入され、この液体が液体用フィルタの外側に流出する過程において、該液体用フィルタの内側に異物が捕捉され、この異物が濾過された液体が外側に流出される。すなわち、上記液体流入空間内に流入した液体は、この液体用フィルタにより濾過された状態で該液体用フィルタの外側に流出される。そして、この発明に係る液体用フィルタでは、外側に複数の外側頂部(山部)が形成され、内側には複数の内側頂部(谷部)が形成されていることから、上記液体流入空間内に流入した液体は、上記個々の内側頂部の上方及び下方から外側頂部方向に流入するとともに、該液体用フィルタを通過して外側に流出する。また、この発明に係る液体用フィルタは、上記外側頂部や内側頂部が形成された折曲状態から展開されることにより、略方形状のシート体とされる。
そして、この発明では、上記複数の内側頂部は、上記液体流入空間に接近してなる近接内側頂部と、この近接内側頂部の高さ位置と近接内側頂部の高さ位置との間であって該液体流入空間よりも外側に離間した位置に配置されてなる1又は複数の離間内側頂部と、から構成されている。換言すれば、上記外側頂部と外側頂部との間には、上記液体流入空間に接近してなる近接内側頂部が形成されてなる部位と、上記離間内側頂部が形成されてなる部位を備えている。なお、上記接近内側頂部の高さ位置と接近内側頂部の高さ位置との間に形成された離間内側頂部の数は特に限定されるものではない。この発明に係る液体用フィルタにおいて、上記離間内側頂部が1つ形成されている場合には、特定の接近内側頂部が形成された高さ位置の下方には、上記外側頂部が形成され、この外側頂部が形成された高さ位置の下方には上記離間内側頂部が形成され、この離間内側頂部が形成された高さ位置の下方には外側頂部が形成され、この外側頂部が形成された高さ位置の下方には接近内側頂部が形成されている。
なお、上述した構成に係る液体用フィルタ、すなわち、A)略方形状のシート体が折曲されてなり、B)中央には平面視において方形状とされた液体流入空間が形成され、C)上記高さ方向に並列して外部に露出してなる複数の外側頂部を有し、D)上記液体流入空間側に位置してなる複数の内側頂部を備えた液体用フィルタは、全体の外形形状が直方体状に成形されてなるものであり、後述する発明の実施の形態を示す図11又は図12に表されているように、正面と背面(又は右側面と左側面)の形状はそれぞれ同一であり、右側面と左側面(又は正面と背面)の形状は同一とされたものである。そして、上記外側頂部は、上記正面及び背面並びに右側面及び左側面にそれぞれ高さ方向に並んで形成されており、また、それぞれ外側頂部の高さ位置や内側頂部の高さ位置は同一の高さ位置とされている。但し、上記正面と背面(又は右側面と左側面)の形状と、上記右側面と左側面(又は正面と背面)の形状とは、それぞれ異なる。上記正面と背面(又は右側面と左側面)には、この液体用フィルタの幅と同じ幅を有する外側頂部が高さ方向に並んで位置し、これら外側頂部と外側頂部との間に上記内側頂部を構成する接近内側頂部又は離間内側頂部が位置している。一方、上記右側面と左側面(又は正面と背面)には、液体用フィルタの幅と同じ幅を有する外側頂部が高さ方向に並んで位置しているが、これら外側頂部と外側頂部との間の左右両側には、上記正面と背面(又は右側面と左側面)に露出している上記接近内側頂部又は離間内側頂部の一部が互いに対向している。
したがって、この発明に係る液体用フィルタによれば、上記外側頂部と内側頂部とを介して高さ方向に亘って伸縮自在とされ、フィルタケース内に複数収容されることにより圧縮されるものの、上記近接内側頂部の高さ位置と近接内側頂部の高さ位置との間には、該液体用フィルタの外側に近い位置に上記離間内側頂部が配置されていることから、例えば、交互に反対方向に折曲された板バネのように全体としては弾性力が付与され、このフィルタがフィルタケースに収容された際には、高さ方向に並ぶ接近内側頂部同士や外側頂部同士がそれぞれ互いに離間し、この結果、液体流入空間内に流入した液体は、この液体用フィルタをスムーズに浸透して異物が濾過されながら外部に流出することとなり、該液体用フィルタの中央付近(或いはフィルタケース内)の内圧が必要以上に上昇することを有効に防止することができる。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、正面及び背面又は左側面及び右側面の外側には、高さ方向に並列した前記外側頂部同士の間隔を所定長さ離間させる外側間隔保持部材が固定され、この外側間隔保持部材は、上記外側頂部同士が互いに接近するよう圧縮する圧縮操作に伴って圧縮自在とされてなるとともに、該圧縮操作が解除され前記フィルタケース内に収容された場合には、互いに接近した各外側頂部同士の間隔を所定長さ離間させるものであることを特徴とするものである。
この第2の発明では、上記離間内側頂部を構成要素とするばかりではなく、さらに上記外側間隔保持部材が固定されている。この外側間隔保持部材は、上記圧縮操作に伴って圧縮自在とされてなることから、液体用フィルタ全体を圧縮した際においても当該圧縮操作を阻害するものではないばかりか、該圧縮操作が解除されフィルタケース内に収容された場合には、互いに接近していた外側頂部同士は所定長さ離間させられ、各外側頂部から内側頂部(接近内側頂部又は離間内側頂部)までに到る部位の傾斜角度は広がることとなり、この結果、中央から流入した液体は、この液体用フィルタをスムーズに浸透して異物が濾過されて外部に流出することとなり、該液体用フィルタの中央付近(或いはフィルタケース内)の内圧が必要以上に上昇することをさらに防止することができる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第2の発明において、前記外側間隔保持部材は、前記外側頂部の長さ方向と同じ方向に幅を有してなるとともに、それぞれ上記幅方向に長さを有してなる外側折曲部と内側折曲部とが上端側から下端側に亘って交互に形成されてなるとともに、該外側折曲部と内側折曲部を介して伸縮方向に弾性変形自在となされた樹脂製長尺板であって、この樹脂製長尺板は、上記外側折曲部が前記外側頂部の何れかに固定手段を介して固定されてなることを特徴とするものである。
この第3の発明に係る液体用フィルタを構成する外側間隔保持部材は、外側折曲部と内側折曲部とがそれぞれ交互に形成された樹脂製長尺板であり、上記外側折曲部と外側頂部の何れかに固定手段により互いに固定されている。なお、上記固定手段は、接着剤による接着であっても良いし、ステープラを用いたステープル(針)であっても良い。また、上記外側間隔保持部材は、該外側間隔保持部材を構成する複数の外側折曲部が全ての外側頂部に固定されている必要はなく、上下に並ぶ複数の外側頂部に対して一つ置きに固定されているものであっても良い。こうした構成に係る外側間隔保持部材を固定した液体用フィルタによれば、上記第2の発明と同じように、より一層液体を内側から外側に浸透・通過させることができ、該液体用フィルタの中央付近(或いはフィルタケース内)の内圧が必要以上に上昇することをさらに防止することができる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、前記第1、第2又は第3の発明の何れかにおいて、上端縁には、前記フィルタケースの上端縁の全周に亘って接着されるフィルタ側接着片が形成されてなることを特徴とするものである。
この第4の発明に係る液体用フィルタの上端縁に形成されたフィルタ側接着片は、この液体用フィルタが収容されるフィルタケースの上端縁の全周に亘って接着される部位であり、該フィルタ側接着片がフィルタケースに接着されることにより、該液体用フィルタ内に流入した液体による内圧が上昇した場合であっても、該内圧はこの液体用フィルタを通過して外部に流出する圧力として作用し、この結果、濾過されない液体がフィルタケースから外部に漏出することを有効に防止することができる。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、液体濾過装置に係るものであって、前記第1、第2、第3又は第4の発明の何れかに係る液体用フィルタと、方形状に成形された底板と、下面がこの底板の上面に対向してなり方形状に成形され中央には円形状の液体流入用開口が形成された蓋板と、上記底板と蓋板との間に配置された4つの側板と、を備え、内部には上記液体用フィルタを収容するフィルタ収容空間が形成されてなるフィルタケースと、を備えてなる液体濾過装置であり、上記フィルタケースは、上記蓋板、底板、側板がそれぞれ分解可能又は折り畳み可能とされてなることを特徴とするものである。
この液体濾過装置は、上記液体用フィルタとフィルタケースとを備えてなるものであり、上記フィルタケースは、方形状に成形された底板と、下面がこの底板の上面に対向してなり方形状に成形され中央には円形状の液体流入用開口が形成された蓋板と、上記底板と蓋板との間に配置された4つの側板と、を備え、上記蓋板、底板、側板がそれぞれ分解可能又は折り畳み可能とされてなるものである。ここで、分解可能とは、上記蓋板、底板、側板がそれぞれ分離し組み立て可能な構造を言い、また、上記折り畳み可能とは、これらの部材(構成要素)の全部又は一部が折り畳まれ、折り畳まれた部材がフィルタケースとして又は側板等として復元可能な構造を言う。したがって、上記分解構造や折り畳み構造は限定されるものではない。
したがって、上記第5の発明に係る液体濾過装置によれば、フィルタケースを減容化することができ、輸送コストや保管コスト等を圧縮することができるとともに、該フィルタケース内に収容される液体用フィルタも圧縮することにより減容化することができ、さらに、分解又は折り畳まれた(減容化された)フィルタケースを復元するとともに、それまで圧縮されていた液体用フィルタをフィルタケース内に収容することにより、該液体用フィルタは、接近内側頂部よりも外側に位置する(外側頂部に近い位置に形成された)上記離間内側頂部を備えていることから、該液体用フィルタ自身の弾性力により、上下に並ぶ上記外側頂部同士や内側頂部同士の間隔が離間し、この結果、スムーズに液体を濾過することが可能となり、フィルタケースの内圧の過度な上昇による不具合を有効に解消することができる。
また、第6の発明(請求項6記載の発明)は、前記第4の発明に係る液体用フィルタと、方形状に成形された底板と、下面がこの底板の上面に対向してなり方形状に成形され中央には円形状の液体流入用開口が形成された蓋板と、上記底板と蓋板との間に配置された4つの側板と、を備え、内部には上記液体用フィルタを収容するフィルタ収容空間が形成されてなるフィルタケースと、を備えてなる液体濾過装置であって、上記フィルタケースは、上記蓋板、底板、側板がそれぞれ分解可能又は折り畳み可能とされてなるとともに、上記フィルタケースを構成する側板の上端には、前記フィルタ側接着片が接着されるケース側接着片が形成されてなることを特徴とするものである。
この第6の発明に係る液体濾過装置では、上記液体用フィルタにはフィルタ側接着片が形成されている一方、側板の上端には、このフィルタ側接着片が接着されるケース側接着片が形成されていることから、該フィルタ側接着片とケース側接着片とが互いに接着されることにより、フィルタケース内の液体の内圧が上昇した場合であっても、該内圧はこの液体用フィルタを通過して外部に流出する圧力として作用し、この結果、濾過されない液体がフィルタケースから外部に漏出することを有効に防止することができる。
また、第7の発明(請求項7記載の発明)は、上記第5又は第6の発明の何れかにおいて、前記液体用フィルタの中央には、該液体用フィルタの上方から挿入された後に回転操作される内側間隔保持部材が配置されてなり、この内側間隔保持部材には、液体が流入する液体流入空間と、該液体流入空間内の液体が流出する流出用開口とが形成されてなるとともに、前記回転操作により、該液体用フィルタに形成された近接内側頂部と近接内側頂部との間に先端側が挿入される複数の板状のスペーサが上方から下方に亘ってそれぞれ平行に形成されてなることを特徴とするものである。
この第7の発明に係る液体濾過装置では、上記内側間隔保持部材を構成するそれぞれのスペーサの先端側が近接内側頂部と近接内側頂部との間に挿入されていることから、該近接内側頂部同士の間隔が強制的に離間される。したがって、この発明に係る液体濾過装置によれば、より一層フィルタケース内の液体の内圧が上昇した場合であっても、該内圧はこの液体用フィルタを通過して外部に流出する圧力として作用し、この結果、濾過されない液体がフィルタケースから外部に漏出することを有効に防止することができる。
また、第8の発明(請求項8記載の発明)は、上記第7の発明において、前記内側間隔保持部材は、前記液体用フィルタやフィルタケースの長さ方向に長さを有し内側には前記液体流入空間が形成されてなる管部と、この管部の外周面に固定された前記複数のスペーサと、を備え、上記管部には、上記液体流入空間内に流入した液体を外側に流出させる流出用開口が該管部の上端側から下端側に亘って複数形成され、これらの流出用開口の開口面積は、該管部の下端側から上端側に亘って徐々に広いものとされてなることを特徴とするものである。
この第8の発明に係る液体濾過装置では、上記管部に形成された流出用開口の開口面積は、該管部の下端側から上端側に亘って徐々に広いものとされている。したがって、この第8の発明に係る液体濾過装置によれば、液体用フィルタの上端側から中途部に偏って液体が集中し、こうした液体の集中により下側に位置する部位が押されて内側頂部同士の間隔が密着され、ひいてはフィルタケース内の液体の内圧を異常に上昇する危険性を有効に防止することができる。
また、第9の発明(請求項9記載の発明)は、上記第8の発明において、前記管部は平面視において方形状に成形され、前記流出用開口は該管部の周回り方向に4つ形成されてなるとともに、これら4つの流出用開口は、前記液体用フィルタの内側に位置するコーナー部にそれぞれ対向していることを特徴とするものである。
この第9の発明では、管部に形成された4つの流出用開口は、液体用フィルタの内側に位置するコーナー部にそれぞれ対向していることから、上記流出用開口から流出した液体は上記各コーナー部に向かって流出される。したがって、この第9の発明に係る液体濾過装置によれば、上記各接近内側頂部から外側頂部にかけて万遍なく液体が移動し、より濾過効率を高めることができる。
上記第1の発明(請求項1記載の発明)に係る液体用フィルタによれば、上記外側頂部と内側頂部とを介して高さ方向に亘って伸縮自在とされ、フィルタケース内に複数収容されることにより圧縮されるものの、上記近接内側頂部の高さ位置と近接内側頂部の高さ位置との間には、上記離間内側頂部が配置されていることから、例えば、交互に反対方向に折曲された板バネのように全体としては弾性力が付与され、フィルタケースに収容された際には、高さ方向に並ぶ接近内側頂部同士や外側頂部同士がそれぞれ互いに離間し、この結果、液体流入空間内に流入した液体は、スムーズに該液体用フィルタに浸透して異物が濾過されながら外部に流出することとなり、該液体用フィルタの中央付近(或いはフィルタケース内)の内圧が必要以上に上昇することを有効に防止することができる。
また、上記第2の発明(請求項2記載の発明)に係る液体用フィルタでは、上記外側間隔保持部材を構成要素とし、該外側間隔保持部材は、圧縮操作に伴って圧縮自在とされてなることから、液体用フィルタ全体を圧縮した際においても当該圧縮操作を阻害するものではないばかりか、該圧縮操作が解除されフィルタケース内に収容された場合には、互いに接近していた外側頂部同士は所定長さ離間させられ、各外側頂部から内側頂部(接近内側頂部又は離間内側頂部)までに到る部位の傾斜角度は広がることとなり、この結果、液体流入空間内に流入した液体は、スムーズに該液体用フィルタに浸透して異物が濾過されながら外部に流出することとなり、該液体用フィルタの中央付近(或いはフィルタケース内)の内圧が必要以上に上昇することを有効に防止することができる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)に係る液体用フィルタによれば、上記第2の発明と同じように、より一層液体を内側から外側に浸透・濾過させることができ、該液体用フィルタの中央付近(或いはフィルタケース内)の内圧が必要以上に上昇することをさらに防止することができる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)に係る液体用フィルタによれば、上記フィルタ側接着片がフィルタケースの上端縁の全周に亘って接着されることにより、該液体用フィルタ内に流入した液体による内圧が上昇した場合であっても、該内圧はこの液体用フィルタを通過して外部に流出する圧力として作用し、この結果、濾過されない液体がフィルタケースから外部に漏出することを有効に防止することができる。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)に係る液体濾過装置によれば、フィルタケースを減容化することができ、輸送コストや保管コスト等を圧縮することができるとともに、該フィルタケース内に収容される液体用フィルタも圧縮することにより減容化することができ、さらに、分解又は折り畳まれた(減容化された)フィルタケースを復元するとともに、それまで圧縮されていた液体用フィルタをフィルタケース内に収容することにより、該液体用フィルタは、接近内側頂部よりも外側に位置する(外側頂部に近い位置に形成された)上記離間内側頂部を備えていることから、該液体用フィルタ自身の弾性力により、上下に並ぶ上記外側頂部同士や内側頂部同士の間隔が離間し、この結果、スムーズに液体を濾過することが可能となり、フィルタケースの内圧の過度な上昇による不具合を有効に解消することができる。
また、第6の発明(請求項6記載の発明)に係る液体濾過装置では、フィルタ側接着片とケース側接着片とが、フィルタケースの上端縁の全周に亘って接着されてなることから、フィルタケース内の液体の内圧が上昇した場合であっても、該内圧はこの液体用フィルタを通過して外部に流出する圧力として作用し、この結果、濾過されない液体がフィルタケースから外部に漏出することを有効に防止することができる。
また、第7の発明(請求項7記載の発明)に係る液体濾過装置によれば、液体用フィルタの上端側から中途部に偏って液体が集中し、こうした液体の集中により下側に位置する部位が押されて内側頂部同士の間隔が密着され、ひいてはフィルタケース内の液体の内圧を異常に上昇する危険性を有効に防止することができる。
また、第8の発明(請求項8記載の発明)に係る液体濾過装置によれば、液体用フィルタの上端側から中途部に偏って液体が集中し、こうした液体の集中により下側に位置する部位が押されて内側頂部同士の間隔が密着され、ひいてはフィルタケース内の液体の内圧を異常に上昇する危険性を有効に防止することができる。
また、第9の発明(請求項9記載の発明)に係る液体濾過装置によれば、上記各接近内側頂部から外側頂部にかけて万遍なく液体が移動し、より濾過効率を高め、フィルタケース内における液体の内圧が過度に高められることを防止することができる。
液体濾過装置を示す分解斜視図である。 液体濾過装置を示す平面図である。 蓋板を示すA−A断面図である。 蓋板を示す底面図である。 底板を示す平面図である。 液体濾過装置を示す正面図である。 側板を示す平面図である。 液体濾過装置を示す左側面図である。 液体用フィルタの展開図である。 液体用フィルタの一部を示す斜視図である。 図10に示す液体用フィルタの側断面図である。 図10に示す液体用フィルタの正断面図である。 液体用フィルタ内に内側間隔保持部材を挿入した状態を示す平面図である。 図13に示す状態から内側間隔保持部材を45度回転させた後の状態を示す平面図である。 側板を折り畳んだ状態を示す平面図である。 折り畳まれた側板と蓋板と底板とを重ね合わせた状態を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態に係る液体濾過装置を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態に係る液体濾過装置1は、図1に示すように、フィルタケース(符号は省略する。)と、このフィルタケース内に収容された複数の液体用フィルタ(以下、「フィルタ」と言う。)3と、を備えている。そこで、先ず、上記フィルタケースに関して詳細に説明し、その後に上記フィルタ3に関して説明する。
上記フィルタケースは、図1に示すように、蓋板4と、側板5と、底板6とを備えている。上記蓋板4は、図2、図3又は図4に示すように、正方形状に成形された上側平板部4aと、この上側平板部4aの周端から垂下してなる第1ないし第4の垂下板部4b・・・4eと、を備えている。そして、上記上側平板部4aの中央には、図3に示すように、円形状の開口(符号は省略する。)が形成され、該上側平板部4aの裏面には、この開口と連通してなる座付きナット8が溶接されており、また該上側平板部4aの上面には上記座付きナット8に螺着されたボルト部(符号は省略する。)が下端に形成され該ボルト部が上記座付きナット8に螺着されることにより上側平板部4aの上面に下面が圧接される台座部7aが形成された液体流入管7が固定されている。この液体流入管7の上端側は、上記上側平板部4aの上面よりも上方に突出してなるとともに、濾過される液体をこの液体濾過装置1内に供給する図示しないチューブ等の管体の先端が接続される部位である。
また、上記蓋板4を構成する上側平板部4aの裏面には、第1ないし第4の垂下板部4b・・・4eにより囲まれ正方形状に成形された上側パッキン11が接着されている(図3参照)。この上側パッキン11は、ゴム又は軟質樹脂からなる液体漏出防止用の弾性板体であり、後述するように、側板5の上端とこの蓋板4の裏面に接着された上側パッキン11とによりフィルタ3に形成された後述するフィルタ側接着片を挟持するように構成されている。そして、上記蓋板4を構成する上記第2の垂下板部4cの外側面の左右両側には、図1、図2又は図4に示すように、第1の上側係止片13と第2の上側係止片14とがそれぞれ固定され、上記第4の垂下板部4eの外側面には、第3の上側係止片15dと第4の上側係止片16とがそれぞれ固定されている。なお、上記第1ないし第4の上側係止片13・・・16は、後述するキャッチクリップに形成された係止杆に係止される部位である。
また、上記底板6は、図1又は図5に示すように、上記蓋板4を構成する上側平板部4aと同一の形状に成形された下側平板部6aと、この下側平板部6aの周端から起立してなる第1ないし第4の起立板部6b・・・6eと、を備えている。また、この底板6を構成する下側平板部6aの上面には、上記第1ないし第4の起立板部6b・・・6eにより囲まれ正方形状に成形された下側パッキン18が接着されている。そして、上記底板6を構成する上記第2の起立板部6cの外側面の左右両側には、図1又は図5に示すように、第1の下側係止片19と第2の下側係止片20とがそれぞれ固定され、上記第4の起立板部6eの外側面には、図5に示すように、第3の下側係止片21と第4の下側係止片22とがそれぞれ固定されている。
また、上記側板5は、図1又は図7に示すように、正面側板部材25と、この正面側板部材25に対向してなる背面側板部材26と、左側板部材27と、この左側板部材27に対向してなる右側板部材28とから構成されている。そして、図7に示すように、上記左側板部材27は、一方の左側板半体29と他方の左側板半体30とから構成され、上記右側板部材28は、一方の右側板半体31と他方の左側板半体32とから構成されている。
そして、上記正面側板部材25は、略正方形状に成形された正面主板部25aと、この正面主板部25aの左端から直角に折曲されてなる一方の左折曲板部25bと、上記正面主板部25aの右端から直角に折曲され上記一方の左折曲板部25bに対向してなる一方の右折曲板部25cとを有している。なお、上記正面主板部25aには、フィルタ3により濾過された液体がこのフィルタケース内から外部に排出される多数の透孔25fが穿設されている。また、上記正面主板部25aの上端には、(後述する最も上方に配置された)フィルタ3に形成されたフィルタ側接着片3eの一部が接着される第1の接着板部25dが形成されている。また、上記正面主板部25aの上端側の左側には、図1又は図6に示すように、先に説明した第1の上側係止片13に係合する係合部(符号は省略する。)を有する第1のキャッチクリップ35が固定され、該正面主板部25aの上端側の右側には、先に説明した第2の上側係止片14に係合する係合部(符号は省略する。)を有する第2のキャッチクリップ36が固定されている。また、上記正面主板部25aの下端側の左側には、先に説明した第1の下側係止片19に係合する係合部(符号は省略する。)を有する第3のキャッチクリップ37が固定され、上記正面主板部25aの下端側の右側には、先に説明した第2の下側係止片20に係合する係合部(符号は省略する。)を有する第4のキャッチクリップ38が固定されている。なお、第1及び第2のキャッチクリップ35,36は、それぞれ回動操作される操作片(符号は省略する。)とこの操作片の回動操作により位置が変更されるとともに上記蓋板4に固定された第1又は第2の上側係止片13,14に係合する係止杆(符号は省略する。)を備え、また、上記第3及び第4のキャッチクリップ37,38は、上記操作片を備えてなるとともに、上記底板6に固定された第1又は第2の下側係止片21,22に係止される係止杆(符号は省略する。)を備えたものである。
また、上記背面側板部材26は、上記正面側板部材25と同一の構成からなるものであり、図1又は図7に示すように、略正方形状に成形された背面主板部26aと、この背面主板部26aの左端から直角に折曲されてなる他方の左折曲板部26bと、上記背面主板部26aの右端から直角に折曲され上記他方の左折曲板部26bに対向してなる他方の右折曲板部26c(図7参照)とを有している。なお、上記背面主板部26aには、フィルタ3により濾過された液体がこのフィルタケース内から外部に排出される図示しない多数の透孔が穿設されている。また、上記背面主板部26aの上端には、(後述する最も上方に配置された)フィルタ3に形成されたフィルタ側接着片3gの一部が接着される第2の接着板部26dが形成されている。また、上記背面主板部26aの上端側の左側には、図7に示すように、先に説明した第3の上側係止片15に係合する係合部(符号は省略する。)を有する第5のキャッチクリップ39が固定され、該背面主板部26aの上端側の右側には、先に説明した第4の上側係止片16に係合する係合部(符号は省略する。)を有する第6のキャッチクリップ40が固定されている。また、上記背面主板部26aの下端側の左側には、先に説明した第3の下側係止片21に係合する係合部(符号は省略する。)を有する第7のキャッチクリップ41(図8参照)が固定されている。また、上記背面主板部26aの下端側の右側には、先に説明した第4の下側係止片22に係合する係合部(符号は省略する。)を有する図示しない第8のキャッチクリップが固定されている。なお、第5ないし第8のキャッチクリップ39・・・41は、それぞれ回動操作される操作片(符号は省略する。)とこの操作片の回動操作により位置が変更されるとともに、上記底板6に固定された第5ないし第8の下側係止片15,16,21,22の何れかに係止される係止杆(符号は省略する。)を備えたものである。
また、上記側板5を構成する上記左側板部材27は、図8に示すように、一方の左側板半体29と他方の左側板半体30とから構成されている。これら一方及び他方の左側板半体29,30は、互いに同一の形状に成形され、それぞれ高さ方向に長さを有する長方形状の板体である。また、これら一方及び他方の左側板半体29,30には、フィルタ3により濾過された液体がこのフィルタケース内から外部に排出される多数の透孔29a,30aが穿設され、それぞれの上端には、(後述する最も上方に配置された)フィルタ3に形成されたフィルタ側接着片3hの一部が接着される第3及び第4の接着板部29b,30b(図7参照)がそれぞれ形成されている。なお、上記一方の左側板半体29には、以下に説明する第1の蝶番45を介して外側に折り曲げられる力が作用した際に、上記他方の左側板半体30に当接する回動規制片29e(図14参照)が固定されている。そして、上記一方の左側板半体29と他方の左側板半体30とは、第1の蝶番45と第2の蝶番46とにより互いに折り畳み自在に連結されている。なお、上記第1の蝶番45と第2の蝶番46とは、上記一方の左側板半体29と他方の左側板半体30の外側面にそれぞれ取り付けられている。また、図8に示すように、上記一方の左側板半体29と上記背面側板部材26を構成する他方の左折曲板部26bとは、第3の蝶番47と第4の蝶番48とにより回動自在に連結されている。また、上記他方の左側板半体30と上記正面側板部材25を構成する一方の左折曲板部25bとは、第5の蝶番49と第6の蝶番50とにより回動自在に連結されている。なお、これら第3ないし第6の蝶番47・・・50は、上記一方及び他方の左側板半体29,30並びに上記他方の左折曲板部26b及び一方の左折曲板部25bの内側面にそれぞれ取り付けられている。
また、上記右側板部材28は、上記左側板部材27と同一の構成からなるものであり、図7に示すように、一方の右側板半体31と他方の右側板半体32とから構成されている。これら一方及び他方の右側板半体31,32は、互いに同一の形状に成形され、それぞれ高さ方向に長さを有する長方形状の板体である。また、これら一方及び他方の右側板半体31,32には、フィルタ3により濾過された液体がこのフィルタケース内から外部に排出される多数の図示しない透孔が穿設され、それぞれの上端には、(後述する最も上方に配置された)フィルタ3に形成されたフィルタ側接着片3fの一部が接着される第5及び第6の接着板部31b,32b(図7参照)がそれぞれ形成されている。なお、上記一方の右側板半体31には、以下に説明する第7の蝶番55を介して外側に折り曲げられる力が作用した際に、上記他方の右側板半体32に当接する回動規制片31e(図7参照)が固定されている。そして、上記一方の右側板半体31と他方の右側板半体32とは、第7の蝶番55と第8の蝶番56(図6参照)とにより互いに折り畳み自在に連結されている。なお、上記第7の蝶番55と第8の蝶番56とは、上記一方の右側板半体31と他方の右側板半体32の外側面にそれぞれ取り付けられている。また、上記一方の右側板半体31と上記背面側板部材26を構成する他方の右折曲板部26cとは、第9の蝶番57と図示しない第10の蝶番とにより回動自在に連結されている。また、上記他方の右側板半体32と上記正面側板部材25を構成する一方の右折曲板部25cとは、第11の蝶番59と図示しない第12の蝶番とにより回動自在に連結されている。なお、これら第9ないし第12の蝶番49・・・59は、上記一方及び他方の右側板半体31,32並びに上記他方の右折曲板部26c及び一方の右折曲板部25cの内側面にそれぞれ取り付けられている。
次に、上述した構成に係るフィルタケース内のフィルタ収容空間内に収容されるフィルタ3について説明する。本実施の形態では、上記フィルタ3は、上記フィルタ収容空間内に収容されてなるものであり、後述するように、上記フィルタケースを構成する上記底板6に側板5が取り付けられた後に収容されるものである。そして、上記フィルタ3は、アクリル繊維等の合成繊維等からなる濾紙(不織布)であって、通水性・透水性を有するとともに液体に含まれた異物を捕捉するものであり、図1又は図10に示されるように、外形形状が略立方体状に成形されてなるものである。換言すれば、これらのフィルタ3は、図9に示す略長方形状に成形された1枚の濾紙65が、図9において一点鎖線で示す折曲線において、山折又は谷折されるとともに左右両側が接着又は溶着されることにより、中央には平面視において正方形状の液体流入空間3aが形成されてなるものである。
また、上記フィルタ3の正面、背面、左側面及び右側面のそれぞれには、該フィルタ3の高さ方向と直交する方向に長さを有し高さ方向に並列してなる複数の外側頂部3bが形成されてなるとともに、上記液体流入空間3a側には、該フィルタ3の高さ方向とは直交する方向に長さを有し高さ方向に並列してなる複数の内側頂部(後述する接近内側頂部3cと離間内側頂部3d)が形成され、全体として高さ方向に圧縮自在とされている。なお、このフィルタ3の上部には、図1又は図9に示すように、外周を取り囲むように形成されたフィルタ側接着片3e,(3f,3g)3hが形成されている。これらのフィルタ側接着片3e,3f,3g,3hは、図9に示す濾紙65を参照しながら説明すると、符号3e,3f,3g,3hで示す部位であり、該フィルタ側接着片3eは、上記正面主板部25aの上端に形成された第1の接着板部25dに接着される部位であり、該フィルタ側接着片3fは、上記一方の右側板半体31の上端に形成された第5の接着板部31b及び他方の左側板半体32の上端に形成された第6の接着板部32bに接着される部位であり、フィルタ側接着片3g,3gは、上記背面主板部26aの上端に形成された第2の接着板部26dに接着される部位であり、該フィルタ側接着片3hは、上記一方の左側板半体29の上端に形成された第3の接着板部29b及び上記他方の左側板半体30の上端に形成された第4の接着板部30bに接着される部位である。
そして、この実施の形態に係るフィルタ3では、図11又は図12に示すように、上記内側頂部は、上記液体流入空間3aに接近してなる近接内側頂部3cと、この近接内側頂部3cの高さ位置と近接内側頂部3cの高さ位置との間であって該液体流入空間3aよりも外側に離間した位置に配置されてなる離間内側頂部3dと、から構成されている。すなわち、このフィルタ3の正面(及び背面)において、上端側から下端側にかけて順番に配置された上記外側頂部3b、接近内側頂部3c,離間内側頂部3dの配置位置を説明すると、特定の外側頂部3bの高さ位置の下方に上記接近内側頂部3cが位置し、この接近内側頂部3cの高さ位置下方に上記特定の外側頂部3bに並ぶ他の外側頂部3bが位置し、この他の外側頂部3bの高さ位置の下方に上記離間内側頂部3dが位置し、この離間内側頂部3dの高さ位置の下方にさらに他の外側頂部3bが位置する。本実施の形態に係るフィルタ3では、上記順番で外側頂部3b、接近内側頂部3c,離間内側頂部3dが形成されている。なお、こうした外側頂部3b、接近内側頂部3c,離間内側頂部3dの順番は、図12に示すように、このフィルタ3の左側面及び右側面においても(正面及び背面とは左右の形状が異なるが)同様である。
なお、このフィルタ3は、平面視における外形形状が正方形状に成形(折曲)されてなるとともに、上記蓋板4の上側平板部4aや底板6の下側平板部6aの形状もそれぞれ正方形状に成形され、また上記側板5の内側に形成されたフィルタ収容空間も立方体状であることから、該フィルタ3の収容方向は特に限定されるものではないが、図1に示したフィルタ3の位置関係に基づいて説明すれば、図9中、符号「65a」を付した部位はフィルタ3の正面に位置する部位であり、符号「65b」を付した部位は右側面に位置する部位であり、符号「65c」を付した部位は、左側面に位置する部位である。また、上記濾紙65の左右両側に形成されそれぞれ符号「65d」,「65d」を付した部位は、それぞれ背面に位置する部位である。また、図9に示す濾紙65の左端と右端とにそれぞれ形成され符号「65e」,「65e」は、それぞれ重なり合わせられる部位である。また、この濾紙65の縦方向に形成されたそれぞれの折曲線65jは、該濾紙65を山折される部位であり、また、上記それぞれフィルタ側接着片3e,3f,3g,3hとされる部位の下方において横方向に形成された折曲線65kは谷折される部位であり、該折曲線65kの下方において該折曲線65kと平行に形成された折曲線65lも谷折される部位であり、フィルタ3の接近内側頂部3cとされる部位である。そして、この折曲線65lの下方に形成された折曲線65mは、山折される部位でありフィルタ3の外側頂部3bとされる部位である。また、この折曲線65mの下方に形成された折曲線65nは、谷折される部位でありフィルタ3の離間内側頂部3dとされる部位である。また、この折曲線65nの下方に形成された折曲線65pは、山折される部位でありフィルタ3の外側頂部3bとされる部位である。また、この折曲線65pの下方に形成された折曲線65qは、谷折される部位でありフィルタ3の接近内側頂部3cとされる部位である。すなわち、上記濾紙65には、上記接近内側頂部3cとされる折曲線、外側頂部3bとされる折曲線、離間内側頂部3dとされる折曲線、外側頂部3bとされる折曲線、接近内側頂部3cとされる折曲線が、上記順番により繰り返されて形成されている。また、フィルタ3の右側面又は左側面とされる部位となり、上記符号「65b」や符号「65c」で示した部位において、傾斜した状態で形成された折曲線65r,65s,65t,65uは、それぞれ各外側頂部3bから上記接近内側頂部3c又は離間内側頂部3dに到る部位として折曲される部位である。
そして、上記フィルタ3には、本発明を構成する外側間隔保持部材として、図1又は図10に示すように、第1ないし第6の樹脂製長尺板67・・・72がそれぞれ固定されている。上記第1の樹脂製長尺板67は上記フィルタ3の正面の左側中途部に、上記第2の樹脂製長尺板68は該フィルタ3の正面の右側中途部に、上記第3の樹脂製長尺板69は該フィルタ3の背面の左側中途部に、上記第4の樹脂製長尺板70は該フィルタ3の背面の右側中途部に固定(図12参照)されてなるものである。また、上記第5の樹脂製長尺板71は該フィルタ3の左側面の中央に、上記第6の樹脂製長尺板72は該フィルタ3の右側面の中央に固定(図11参照)されているものである。そして、これら第1ないし第6の樹脂製長尺板67・・・72は、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂を素材としてなるものであって、上記幅方向と同じ方向に長さを有する(山折とされた)外側折曲部67a・・・72aと(谷折とされた)内側折曲部67a・・・72aとが交互に形成されている。なお、この実施の形態では、上記外側折曲部67a・・・72aは、上記フィルタ3に形成された外側頂部3bにステープル81により固定された部位(外側折曲部)と、この部位よりもやや内側に形成され該外側頂部3bには固定されていない部位(外側折曲部)とを備えている。すなわち、本実施の形態における上記外側折曲部67a・・・72aと内側折曲部67b・・・72bとの位置関係を説明すると、上記ステープル81により固定された外側折曲部(符号は省略する。)の高さ位置より下方には、上記内側折曲部(符号は省略する。)が位置し、該内側折曲部の高さ位置より下方には、上記ステープル81により固定されていない外側折曲部が位置し、この外側折曲部の高さ位置より下方には上記内側折曲部が位置し、この内側折曲部の高さ位置より下方には、再び上記ステープル81により固定された外側折曲部が形成されている。したがって、これら第1ないし第6の樹脂製長尺板67・・・72単体はそれぞれ弾性を有し、それぞれの外側折曲部67a・・・72a同士が、またそれぞれの上記内側折曲部67b・・・72bが互いに接近するように圧縮させることができるとともに、伸長させることもでき、上記フィルタケース内に積層された状態で収容された(圧縮操作が解除された)上記フィルタ3は、上記第1ないし第6の樹脂製長尺板67・・・72の弾性作用により、該フィルタ3に形成された外側頂部3bと外側頂部3bとが互いに離間する方向に付勢される。
また、上述したフィルタケース内には、内側間隔保持部材78が収容されている。この内側間隔保持部材78は、図1又は図13若しくは図14に示すように、高さ方向に長さを有し上記フィルタ3に形成された液体流入空間3a内に挿入される角パイプ78aと、この角パイプ78aの上端に基端が固定され該フィルタ3の上面に載置される正方形状の載置板78bと、上記角パイプ78aの上端側中途部から下端に亘ってそれぞれ平行に固定された13枚のスペーサ78cとから構成されている。上記角パイプ78aは、それぞれ長方形状に成形された4つの側板部(符号は省略する。)により外形形状が直方体状に成形されているとともに、上記蓋板4を構成する上側平板部4aの下面から上記底板6を構成する下側平板部6aの上面までの長さよりもやや短い長さとされている。また、上記それぞれのスペーサ78cは、それぞれ正方形状に成形された平板であって、中央の開口(符号は省略する。)を形成する内側端部において上記角パイプ78aに溶接されている。なお、上記各スペーサ78cの各辺の長さは、上記フィルタ3の中央に形成された平面視が正方形状の液体流入空間3aの各辺の長さよりも若干短いものとされている。そして、上記角パイプ78aを構成する各側板部であって上記載置板78bとスペーサ78cとの間及び各スペーサ78c同士の間には、内部に流入した液体が流出する円形状の流出用開口78dがそれぞれ形成されてなるとともに、これらの流出用開口78dの開口面積は、最も下方から上方に亘って徐々に広い面積とされている。そして、この内側間隔保持部材78は、上記フィルタ3がフィルタケース内に収容された後に、図13に示すように、該フィルタ3の上方から挿入された後に、図14に示すように45度回転操作されることにより、上記各スペーサ78cの角部側は、上記フィルタ3に形成され高さ方向に並ぶ接近内側頂部3cと接近内側頂部3cとの間に強制的に挿入される。
以下では、上記液体濾過装置1を構成する上記フィルタケース、フィルタ3及び内側間隔保持部材78(以下、これらを部品という事がある。)を輸送又は保管等する形態と、これらの部品から液体濾過装置1として組み付ける方法について説明する。
先ず、上記各部品を輸送又は保管する形態について説明すると、上記フィルタケースは、図1に示すように、蓋板4、側板5及び底板6をそれぞれ別個の状態とし、該側板5は、上記一方の左側板半体29と他方の左側板半体30との間と、上記一方の右側板半体31と他方の右側板半体32との間をそれぞれ内側に押圧操作し、該一方及び他方の左側板半体29,30と一方及び他方の右側板半体31,32を上記第1ないし第4の蝶番43・・・46を介して内側に折り畳むと同時に、上記第5ないし第12の蝶番45・・・48を介して折り畳む。この結果、この側板5は、図8に示す状態から図15に示す状態に折り曲げられる。したがって、上記構成に係る側板5によれば大きく減容化することができる。また、上記蓋板4、底板6及び折り畳まれた上記側板5を、例えば、図16に示すように積み重ねることも可能となる。また、上記フィルタ3は圧縮することにより減容化され、上記内側間隔保持部材78は、図示しない包装箱その他の容器に収納する等して、上記蓋板4、底板6及び折り畳まれた側板5やフィルタ3とともに保管し又は輸送すれば良い。
また、上述した蓋板4、底板5及び折り畳まれた上記側板5、フィルタ3、内側間隔保持部材78を用いて液体濾過装置1として組み立てる場合には、例えば、以下の順序により行えば良い。先ず、上記底板6に上記側板5を組み付けるとともに、上記第5ないし第8のキャッチクリップ39・・・41を用いて該底板6と側板5とを連結する。こうした作業が終了すると、次いで、上記フィルタ3を上記側板5内に収容する。そして、上記フィルタ3に形成された各フィルタ側接着片3e,3f,3g,3hを、上記第1ないし第6の接着板部25d,26d,29b,30b,31b,32bに接着する。上記作業が終了すると、次いで、上記フィルタ3の中央に、上記内側間隔保持部材78を上方から挿入するとともに、先に説明した要領で該内側間隔保持部材78を45度回転させる。次に、上記蓋板4の上面に上記液体流入管7を取り付ける。そして、最後に上記蓋板4を側板5に被せ、上記第1ないし第4のキャッチクリップ35・・・38を用いて互いを連結させる。なお、このように上記第1ないし第4のキャッチクリップ35・・・38を用いて蓋板4と側板5とを連結すると、蓋板4の上側平板部4aの裏面に接着された上側パッキン11は、上記第1ないし第6の接着板部25d,26d,29b,30b,31b,32bと共同して、該第1ないし第6の接着板部25d,26d,29b,30b,31b,32bに接着されたフィルタ3のフィルタ側接着片3e,3f,3g,3hが挟持される。したがって、この液体濾過装置1によれば、上記構成により、フィルタ3の内部に流入した液体の内圧が上昇した場合であっても上記フィルタ3によりスラッジ等の異物が濾過されない状態で外部に漏出することが防止される。
また、上記フィルタ3が上記フィルタケース内に収容される(圧縮された状態が解除される)と、該フィルタ3には、上述した(本発明を構成する)離間内側頂部3dが形成されているとともに、該フィルタ3の外側には、本発明を構成する外側間隔保持部材としての第1ないし第6の樹脂製長尺板67・・・72が固定されていることから、該第1ないし第6の樹脂製長尺板67・・・72の弾性力により、それまで接近していた外側頂部3b同士の間隔が離間する。さらに、上記フィルタ3の内側には、45度回転させられた内側間隔保持部材78を構成する各スペーサ78cの4つの角部は、該フィルタ3に形成され高さ方向に並ぶ接近内側頂部3cと接近内側頂部3cとの間に強制的に挿入されていることから、該内側頂部3c同士は互いに離間されている。そして、上記液体流入管7を介して濾過される液体がこの液体濾過装置1内に流入すると、該液体は上記角パイプ78aに形成された各流出用開口78dからフィルタ3に液体が流入し、該液体はフィルタ3を通過して、上記側板5に形成された各透孔25f,29a,30aを通過して該液体濾過装置1の外部に流出される。したがって、上述した実施の形態に係る液体濾過装置1によれば、上記異物を含んだ液体を濾過するフィルタ3は、その外側においては各外側頂部3bが離間され、その内側においては各接近内側頂部3cが離間させられることから、該フィルタ3内に流入した液体を効率良く通過させることができ、その内圧が過度に高められることを有効に防止することができる。
なお、上記実施の形態に係る液体濾過装置1では、上記側板5を構成する正面側板部材25、背面側板部材26、左側板部材27、右側板部材28の内で、上記左側板部材27と右側板部材28を、それぞれ一方及び他方の左側板半体29,30や一方及び他方の右側板半体31,32にそれぞれ分割し、これらが折り畳まれる構造としたが、本発明は、上記正面側板部材25と背面側板部材26とをそれぞれ図示しない一方及び他方の正面側板半体、一方及び他方の背面側板半体として分割し、これらが折り畳まれる構造としたものであってもよい。
また、上記実施の形態に係る液体濾過装置1を構成するフィルタケースでは、第1ないし第8のキャッチクリップ35・・・41により上記側板5と蓋板4又は底板6を互いに連結したものを図示して説明したが、これらのキャッチクリップは更に数を増加して強固に該側板5と蓋板4又は底板6を互いに連結したものであっても良い。
1 液体濾過装置
3 フィルタ
3a 液体流入空間
3b 外側頂部
3c 接近内側頂部
3d 離間内側頂部
3e・・・3h フィルタ側接着片
4 蓋板
5 側板
6 底板
25 正面側板部材
25d 第1の接着板部
26 背面側板部材
26d 第2の接着板部
27 左側板部材
28 右側板部材
29 一方の左側板半体
29b 第3の接着板部
30 他方の左側板半体
30b 第4の接着板部
31 一方の右側板半体
31b 第5の接着板部
32 他方の左側板半体
32b 第6の接着板部
67・・・72 第1ないし第6の樹脂製長尺板(外側間隔保持部材)
67a・・・72a 外側折曲部
67b・・・72b 内側折曲部
78 内側間隔保持部材
78a 角パイプ
78c スペーサ

Claims (9)

  1. 略方形状のシート体が折曲されてなるとともにフィルタケース内に収容される液体用フィルタであって、
    中央には液体が流入し平面視において方形状とされた液体流入空間が形成され、それぞれ高さ方向と直交する方向に長さを有してなるとともに高さ方向に並列して外部に露出してなる複数の外側頂部と、それぞれ高さ方向とは直交する方向に長さを有してなるとともに高さ方向に並列してなり上記液体流入空間側に位置してなる複数の内側頂部と、を備え、
    上記複数の内側頂部は、上記液体流入空間に接近してなる近接内側頂部と、この近接内側頂部の高さ位置と近接内側頂部の高さ位置との間であって該液体流入空間よりも外側に離間した位置に配置されてなる1又は複数の離間内側頂部と、から構成されてなることを特徴とする液体用フィルタ。
  2. 正面及び背面又は左側面及び右側面の外側には、高さ方向に並列した前記外側頂部同士の間隔を所定長さ離間させる外側間隔保持部材が固定され、この外側間隔保持部材は、上記外側頂部同士が互いに接近するよう圧縮する圧縮操作に伴って圧縮自在とされてなるとともに、該圧縮操作が解除され前記フィルタケース内に収容された場合には、互いに接近した各外側頂部同士の間隔を所定長さ離間させるものであることを特徴とする請求項1記載の液体用フィルタ。
  3. 前記外側間隔保持部材は、前記外側頂部の長さ方向と同じ方向に幅を有してなるとともに、それぞれ上記幅方向に長さを有してなる外側折曲部と内側折曲部とが上端側から下端側に亘って交互に形成されてなるとともに、該外側折曲部と内側折曲部を介して伸縮方向に弾性変形自在となされた樹脂製長尺板であって、
    この樹脂製長尺板は、上記外側折曲部が前記外側頂部の何れかに固定手段を介して固定されてなることを特徴とする請求項2記載の液体用フィルタ。
  4. 上端縁には、前記フィルタケースの上端縁の全周に亘って接着されるフィルタ側接着片が形成されてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の何れかの液体用フィルタ。
  5. 前記請求項1ないし4記載の何れかの液体用フィルタと、
    方形状に成形された底板と、下面がこの底板の上面に対向してなり方形状に成形され中央には円形状の液体流入用開口が形成された蓋板と、上記底板と蓋板との間に配置された4つの側板と、を備え、内部には上記液体用フィルタを収容するフィルタ収容空間が形成されてなるフィルタケースと、を備えてなる液体濾過装置であって、
    上記フィルタケースは、上記蓋板、底板、側板がそれぞれ分解可能又は折り畳み可能とされてなることを特徴とする液体濾過装置。
  6. 前記請求項4記載の液体用フィルタと、
    方形状に成形された底板と、下面がこの底板の上面に対向してなり方形状に成形され中央には円形状の液体流入用開口が形成された蓋板と、上記底板と蓋板との間に配置された4つの側板と、を備え、内部には上記液体用フィルタを収容するフィルタ収容空間が形成されてなるフィルタケースと、を備えてなる液体濾過装置であって、
    上記フィルタケースは、上記蓋板、底板、側板がそれぞれ分解可能又は折り畳み可能とされてなるとともに、上記フィルタケースを構成する側板の上端には、前記フィルタ側接着片が接着されるケース側接着片が形成されてなることを特徴とする液体濾過装置。
  7. 前記液体用フィルタの中央には、該液体用フィルタの上方から挿入された後に回転操作される内側間隔保持部材が配置されてなり、この内側間隔保持部材には、液体が流入する液体流入空間と、該液体流入空間内の液体が流出する流出用開口とが形成されてなるとともに、前記回転操作により、該液体用フィルタに形成された近接内側頂部と近接内側頂部との間に先端側が挿入される複数の板状のスペーサが上方から下方に亘ってそれぞれ平行に形成されてなることを特徴とする請求項5又は6記載の何れかの液体濾過装置。
  8. 前記内側間隔保持部材は、前記液体用フィルタやフィルタケースの長さ方向に長さを有し内側には前記液体流入空間が形成されてなる管部と、この管部の外周面に固定された前記複数のスペーサと、を備え、
    上記管部には、上記液体流入空間内に流入した液体を外側に流出させる流出用開口が該管部の上端側から下端側に亘って複数形成され、これらの流出用開口の開口面積は、該管部の下端側から上端側に亘って徐々に広いものとされてなることを特徴とする請求項7記載の液体濾過装置。
  9. 前記管部は平面視において方形状に成形され、前記流出用開口は該管部の周回り方向に4つ形成されてなるとともに、これら4つの流出用開口は、前記液体用フィルタの内側に位置するコーナー部にそれぞれ対向していることを特徴とする請求項8記載の液体濾過装置。
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