JP2019063026A - 椅子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】枢軸回りに支基本体21に回動可能に支持された背凭れ5と、支基本体21の上方に配置され、基本位置と基本位置よりも上方に位置する半立位位置との間で回動可能に、背凭れ5に支持された座4と、支基本体21に支持され、少なくとも基本位置に位置する座4を支持するとともに基本位置から半立位位置まで座4の移動を許容するリンクアーム23と、を備え、座4とリンクアーム23との間には、基本位置でリンクアーム23により座4が支持された状態で、背凭れ5の枢軸回りの回動に伴い座4の前後方向への移動を許容するガイド部55が設けられている。
【選択図】図6
Description
一方、シートアッセンブリをピボットロッド回りの上方に回動させると、フランジが上方を向くとともに、基本姿勢での座面高さから座面の奥行方向の長さ分、フランジ部が上昇する。これにより、フランジを第2着座面とすることができ、着座者が浅く腰掛けた状態で、着座者の臀部をフランジにより支持可能であると考えられる(上述した半立位姿勢)。
しかしながら、上述した特許文献1の構成では、バックアッセンブリがペデスタルに固定されているため、快適性を向上させた上で、執務姿勢の多様化に対応する点で未だ改善の余地があった。
この構成によれば、座が第1着座位置及び第2着座位置に変化することで、例えば基本姿勢と半立位姿勢との双方で着座者を支持することができる。
特に、本態様によれば、座が背凭れに支持されているため、第1軸線回りの背凭れの回動に応じて座が第1軸線回りに移動しようとする。このとき、座の奥行方向への移動が可変支持部により許容されているため、座が背凭れの回動動作に追従して、奥行方向に移動する。
その結果、快適性を向上させた上で、執務姿勢の多様化に対応することができる。
この構成によれば、第1着座位置では、第1座体及び第2座体の座面が一体となって第1着座面を構成するため、着座者の臀部から大腿部に至る部分を安定して支持することができる。
一方、第2着座位置では、第2座体の着座高さが、第1座体の奥行長さにより決定されるので、例えば座の全体を回動させる場合に比べて、第2着座位置での座面高さを低くすることができる。これにより、第2位置において、膝が軽く曲がった状態で着座者の臀部を安定して支持できる。したがって、第1位置及び第2位置の双方で適正な着座姿勢を得ることができる。
また、第1座体の奥行長さによって第2着座位置での座面高さを調整できるので、設計及びデザイン面での自由度を向上させることができる。
この構成によれば、第1着座位置において、大腿部における膝寄りの部位が傾斜部に支持される。これにより、第2座体の座面が平坦面に形成されている場合に比べて、大腿部における膝寄りの部位が圧迫されるのを抑制できる。
一方、第2着座位置では、大腿部における臀部寄りの部位が傾斜部に支持される。これにより、第2座体の座面が平坦面に形成されている場合に比べて、大腿部における臀部寄りの部位が圧迫されるのを抑制できる。このように、第1着座位置及び第2着座位置の双方において、傾斜部によって着座者の大腿部が圧迫されるのが抑制される。
この構成によれば、把持部を把持して椅子を移動させることで、所望の場所に椅子を簡単に持ち運ぶことができる。これにより、場所を問わずに(例えば、自席以外の場所であっても)、所望の着座姿勢で執務等を行うことができる。
この構成によれば、第1着座位置及び第2着座位置間での座の移動に座支持部材を追従させることができるので、座支持部材によって座を常に安定して支持できる。
[椅子]
図1は、椅子1を左前方向から見た斜視図である。
図1に示すように、椅子1は、脚部2と、支基3と、座4と、背凭れ5と、肘掛6と、を備えている。
多岐脚7の各脚部には、フロア上を走行可能なキャスタ9が取り付けられている。
脚柱8には、ロッド10を昇降可能とする昇降機構であるガススプリング(不図示)が内蔵されている。すなわち、ガススプリングによってロッド10が昇降することで、座4、背凭れ5及び肘掛6が一体で昇降する。
座4は、支基3に下方から支持されている。座4は、着座者の臀部等を下方から支持する。
背凭れ5は、座4の後方において、支基3に傾動可能に接続されている。背凭れ5は、着座者の腰部及び背部を後方から支持する。
肘掛6は、座4の左右両側において、背凭れ5に固定されている。肘掛6は、着座者の腕等を下方から支持する。
図2は、椅子1を下方から見た斜視図である。
図2に示すように、支基3は、支基本体21と、リンクアーム23と、を主に備えている。なお、支基3には、上述した昇降機構を操作する操作部(不図示)等も搭載される。
ベース部25は、ロッド10の上端部に固定されている。
ベースアーム26は、ベース部25における左右方向の両端部から後方に延設されている。
図3は、椅子1を左側から見た側面図である。
図1、図3に示すように、上述した背凭れ5は、背凭れフレーム31と、背凭れフレーム31に設けられた張材32と、背凭れフレーム31から延設された延設部33と、延設部33と支基3とを接続するトーションユニット34と、を主に備えている。
背凭れフレーム31は、前方から見た正面視で矩形枠状に形成されている。背凭れフレーム31は、着座者の荷重を支持するにあたり、強度部材として機能する。具体的に、背凭れフレーム31は、左右両側に位置して上下方向に延びる一対の側フレーム31aと、側フレーム31aの上端部同士を接続する連結フレーム31bと、を有している。
横架部31dは、上下方向から見た平面視で後方に向けて凸の湾曲形状をなしている。
上述した連結フレーム31bは、張材32から上方に突出している。連結フレーム31bの横架部31dは、張材32から後方に離間している。横架部31dは、張材32の上端縁と連結フレーム31bとで画成された空間に手等を差し入れた状態で把持可能な把持部として機能する。すなわち、着座者は、横架部31dを把持して椅子1を移動させることで、所望の場所に椅子1を簡単に持ち運ぶことができる。これにより、場所を問わずに(例えば、自席以外の場所であっても)、所望の着座姿勢で執務等を行うことができる。
図4に示すように、トーションユニット34は、枢軸41と、ゴムトーション42(弾性部材)と、ハウジング43と、を主に有している。
ゴムトーション42は、枢軸41の周囲を囲繞する筒状に形成されている。ゴムトーション42の内周面は、枢軸41の外周面に固定されている。
ハウジング43は、ゴムトーション42の周囲を囲繞する筒状に形成されている。ハウジング43の内周面には、ゴムトーション42の外周面に固定されている。ハウジング43の後端部には、延設部33(図2参照)が連結されている。なお、ハウジング43と支基本体21との間には、ハウジング43の回動範囲を規定する回動規制部材(不図示)が設けられている。なお、背凭れ5のリクライニング機構は、トーションユニット34に限られない。
座4は、後方に位置する後側座体61と、後側座体61の前方に位置する前側座体62と、に分割構成されている。
後側座体61は、後側本体部63と、背凭れ連結部64と、後側座体連結部65と、を備えている。
後側本体部63は、骨格部をなす基板に対してクッション材や張材が取り付けられて構成されている。
前側本体部71は、後側本体部63と同様に、骨格部をなす基板に対してクッション材や張材が取り付けられて構成されている。本実施形態において、前側本体部71の前後方向の長さは、後側本体部63の前後方向の長さに比べて短くなっている。但し、前側本体部71の長さは、後側本体部63よりも短くても、後側本体部63と等しくても構わない。なお、本実施形態の前側本体部71の前部は、前側本体部71の前端縁に向かうに従い下方に向けて傾斜する傾斜部71aをなす。なお、傾斜部71aは、前側本体部71の少なくとも前部に形成されていればよく、前側本体部71の全体が傾斜部71aとしてもよい。
図3、図5に示すように、本実施形態の座4は、基本位置(図3参照)と、基本位置よりも着座位置が高い半立位位置(図5参照)と、に切替可能に構成されている。具体的に、図3に示す基本位置では、後側座体61及び前側座体62が同じ高さで前後方向に並び、かつ後側座体61及び前側座体62の座面(上面)が面一に配置されている。すなわち、後側座体61及び前側座体62の両方の座面が、基本位置での着座面として機能する。基本位置では、着座者が座4に深く腰掛けた状態で、着座者の臀部から大腿部に至る部分が後側座体61及び前側座体62の座面に支持される。この際、大腿部における膝寄りの部位は、前側座体62(前側本体部71)に傾斜部71aに支持される。これにより、前側座体62の座面が平坦面に形成されている場合に比べて、大腿部における膝寄りの部位が圧迫されるのを抑制できる。
各係合凹部92,93は、ベースアーム26において左右方向の外側に向けて開口している。各係合凹部92,93は、リンクアーム23の回動に伴う貫通孔91の移動軌跡上に間隔をあけて形成されている。具体的に、第1係合凹部92は、左右方向から見た側面視において、基本位置で貫通孔91と重なり合う位置に形成されている。図5に示すように、第2係合凹部93は、左右方向から見た側面視において、半立位位置で貫通孔91と重なり合う位置に形成されている。
係合ピン95は、半立位位置において、貫通孔91を通じて第2係合凹部93内に進入可能に構成されている。これにより、ベースアーム26に対するリンクアーム23の回動動作が規制される。なお、係合ピン95は、例えばリンクアーム23に対してスライド可能に支持されていても、リンクアーム23やベースアーム26とは別体で設けられていても構わない。
<リクライニング動作>
次に、上述した椅子1の作用として、まずリクライニング動作について説明する。図6は、リクライニング動作の説明図であって、図3に対応する側面図である。以下の説明では、座4の基本位置でのリクライニング動作について説明する。なお、以下の説明では、図3に示す状態(背凭れ5が最も起き上がった状態)を初期位置とする。
図3、図6に示すように、着座者が背凭れ5に凭れ掛かると、背凭れ5に作用する荷重に応じて、背凭れ5がトーションユニット34のハウジング43とともに枢軸41回りの後方に回転する。枢軸41に対してハウジング43が回転すると、ゴムトーション42が捩れる。これにより、背凭れ5は、ゴムトーション42による復元力がハウジング43を介して付与された状態で、後方に傾動する(後傾位置)。
一方、着座者が背凭れ5から離れると、ゴムトーション42の復元力によって背凭れ5がハウジング43とともに枢軸41回りの前方に回転する。これにより、背凭れ5が後傾位置から初期位置に起き上がる。
次に、座面高さの切替方法について説明する。以下の説明では、基本位置から半立位位置への切替方法について主に説明する。
まず、図3に示すように、係合ピン95を第1係合凹部92から抜き出し、ベースアーム26とリンクアーム23との係合を解除する。続いて、例えば後側座体61を把持した状態で、座4を上方に持ち上げる。
図7に示すように、座4を上方に持ち上げると、後側座体61が軸線Ob回りの上方に向けて回動するとともに、リンクアーム23が軸線Oa回りの上方に向けて回動する。これに伴い、前側座体62が上方に移動しながら、後方に移動する。この際、前側座体62は、後側座体61に対して軸線Oc回りの下方に向けて回動することで、前側回動軸76がガイド部55内をスライドしながら、リンクアーム23に対して軸線Od回りの下方(枢軸41に接近する方向)に向けて回動する。その後、貫通孔91を通じて第2係合凹部93内に係合ピン95を進入させる。これにより、図5に示すように、座4が半立位位置に保持さる。なお、基本位置から半立位位置に移行する際、座体連結ピン75の上方への移動に伴い、ガスダンパ80のロッド82がシリンダ81に対して伸長する。
特に、本実施形態によれば、後部座体61が背凭れ5に支持されているため、背凭れ5の傾動に応じて座4が前後方向に移動しようとする。すると、前側回動軸76がガイド部55内を枢軸41に接近離間する方向に変位することで、座4が背凭れ5の傾動動作に追従する。
その結果、快適性を向上させた上で、執務姿勢の多様化に対応することができる。
この構成によれば、基本位置では、後側座体61及び前側座体62の座面が一体となって着座面を構成するため、着座者の臀部から大腿部に至る部分を安定して支持することができる。
一方、半立位位置の着座高さが、後側座体61の前後長さにより決定されるので、従来のように座の全体を回動させる場合に比べて、半立位位置での座面高さを低くすることができる。これにより、半立位位置において、膝が軽く曲がった状態で着座者の臀部を安定して支持できる。したがって、基本姿勢及び半立位姿勢の双方で適正な着座姿勢を得ることができる。
また、後側座体61の前後長さによって半立位位置での座面高さを調整できるので、設計及びデザイン面での自由度を向上させることができる。
この構成によれば、基本位置及び半立位位置間での座4の移動にリンクアーム23を追従させることができるので、リンクアーム23によって座4を常に安定して支持できる。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。図8は、第2実施形態に係る椅子100の側面図である。なお、以下の説明では、上述した第1実施形態で対応する部材には、同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示す椅子100において、トーションユニット34のハウジング43には、ハウジングブラケット101が形成されている。ハウジングブラケット101は、ハウジング43から上方に突設されている。
第1リンクアーム110の前端部は、左右方向に延びる第1前側リンク軸131を介してアーム連結部113に連結されている。具体的に、第1前側リンク軸131は、第1ガイド部121を通じてアーム連結部113に支持されている。この場合、第1リンクアーム110は、前端部が左右方向に沿う軸線Oq回りに回動可能に構成されるとともに、第1前側リンク軸131の第1ガイド部121内での移動に伴いアーム連結部113に対して前後方向にスライド可能に構成されている。
第2リンクアーム111の前端部は、左右方向に延びる第2前側リンク軸141を介してアーム連結部113に連結されている。具体的に、第2前側リンク軸141は、第2ガイド部122を通じてアーム連結部73に支持されている。この場合、第2リンクアーム111は、前端部が左右方向に沿う軸線Os回りに回動可能に構成されるとともに、第2前側リンク軸141の第2ガイド部122内での移動に伴いアーム連結部73に対して前後方向にスライド可能に構成されている。
図9に示すように、本実施形態の椅子100は、後側座体61がハウジングブラケット101に連結されているため、例えば背凭れ5が初期位置から後方に傾動する場合、背凭れ5の後方への変位に伴い座4が後方に引っ張られる。これにより、背凭れ5の傾動に追従するように座4が後方に移動する。
図8、図10に示すように、座4を上方に持ち上げると、後側座体61が軸線Ob回りの上方に向けて回動する。これに伴い、各リンクアーム110,111が軸線Op、Or回りの上方に向けて回動する。これにより、前側座体62が上方に移動しながら、後方に移動する。さらに、前側座体62が軸線Oq,Os回りの下方に向けて回動する。その結果、前側座体62が後側座体61よりも上方に位置し、かつ前側座体62の座面が上方を向いた半立位位置に保持される。
特に、本実施形態では、半立位位置において、後側座体61、各リンクアーム110,111によって前側座体62を下方から支持できるので、堅牢性の向上を図ることができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態に係る椅子200の概略側面図である。
図11に示す椅子200では、背凭れ5が左右方向に延びる枢軸203を介して支基3(支基本体21)に回動可能に支持されている。
次に、本発明に係る第4実施形態について説明する。図13は、第4実施形態に係る椅子300を左前方から見た斜視図である。以下の説明では、上述した各実施形態で対応する部材には、同一の符号を付して、説明を適宜省略する。
図13に示す椅子300において、背凭れ5は、上述した実施形態と同様に、矩形枠状の背凭れフレーム31に張材32が取り付けられて構成されている。張材32のうち、各側フレーム31aに架け渡された部分は、着座者の着座時において、背中からの荷重を支持する荷重支持面として機能する。
図14、図15に示すように、背凭れフレーム31の横架部31dは、張材32の荷重支持面に対して後方に離間した把持部として機能する。
本実施形態において、前側本体部71の前後方向の長さは、後側本体部63の前後方向の長さに比べて長くなっている。
図16に示すように、前側本体部71の後面は、後方に向けて凸の湾曲面とされている。具体的に、前側本体部71の後面は、背凭れ5の前面(背凭れ5の前面のうち、半立位位置での前側本体部71の後面との対向面)に倣って形成されている。これにより、半立位位置(図16における二点鎖線)において、前側本体部71の後面が背凭れ5の前面に近接又は当接する。
一方、後側本体部63の前面は、後方に向けて凸の湾曲面とされている。具体的に、後側本体部63の前面は、前側本体部71の後面に倣って形成されている。これにより、基本位置(図16における実線)において、前側本体部71の後面が後側本体部63の前面に近接又は当接する。
前側本体部71の長さを後側本体部63の長さに比べて長くすることで、半立位位置での座面面積を確保できる。
しかも、本実施形態では、後側座体連結部65を前側本体部71の下方まで延設させることで、後側座体連結部65と前側座体連結部72との連結部分よりも後方に前側本体部71を突出させることができる。これにより、半立位位置において、前側本体部71における後端部を背凭れ5に接近させることができる。
上述した実施形態では、後側座体61及び前側座体62が座体連結ピン75を介して連結された構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、図17に示すように、後側座体61及び前側座体62を屈曲変形可能な連結部材330を介して連結してもよい。連結部材330は、例えば蛇腹状に形成されている。本変形例に係る座4は、基本位置と半立位位置との間を移行する際、連結部材330が屈曲することで、後側座体61及び前側座体62が左右方向に沿う軸線C1回りに回動する。なお、本実施形態の座4は、後側座体61及び前側座体62が一枚の張材331により一体で覆われている。張材331は、例えば伸縮可能な材質により形成されていることが好ましい。
例えば、上述した実施形態では、リンクアーム23や支持アーム220にガイド部(長孔)を形成した場合について説明したが、この構成のみに限られない。座と、リンクアーム23や支持アーム220と、がリンクアーム23や支持アーム220に形成されたピンを介して連結される構成であっても構わない。
例えば第1実施形態において、前側回動軸76の外周をゴム等の弾性部材で覆ってもよい。この場合、前側回動軸76とリンクアーム23との間に弾性部材が介在する。そのため、前側座体62への着座荷重入力時に、弾性部材が弾性変形することで、前側座体62が軸線Oc回りに回動する。これにより、着座荷重に応じて前側座体62の角度を変更できる。
上述した実施形態では、背凭れ5が背凭れフレーム31と張材32とを備える構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、荷重支持面として機能するクッション体と、クッション体の後方を覆うカバー部材と、で背凭れを構成してもよい。この場合、例えばカバー部材の上端部に、後方又は上方に突出する把持部を設けてもよい。
4,211…座
5…背凭れ
21…支基本体(支持構造体)
23…リンクアーム(座支持部材)
31d…横架部(把持部)
41,203…枢軸(第1軸線)
55,225…ガイド部(可変支持部)
61…後側座体(奥側領域)
62…前側座体(手前側領域)
71a…傾斜部
212…基本座体(奥側領域)
213…半立位座体(手前側領域)
Oa…軸線(第4軸線)
Ob…軸線(第2軸線)
Oc…軸線(第3軸線)
Od…軸線(第5軸線)
Claims (5)
- 支持構造体と、
幅方向に沿う第1軸線回りに前記支持構造体に回動可能に支持された背凭れと、
前記支持構造体の上方に配置され、第1着座面を構成する第1着座位置と前記第1着座面よりも上方に位置する第2着座面を構成する第2着座位置との間で回動可能に、前記背凭れに支持された座と、
前記支持構造体に支持され、少なくとも前記第1着座位置に位置する前記座を支持するとともに前記第1着座位置から前記第2着座位置まで前記座の移動を許容する座支持部材と、を備え、
前記座と前記座支持部材との間には、前記第1着座位置で前記座支持部材により前記座が支持された状態で、前記背凭れの前記第1軸線回りの回動に伴い前記座の奥行方向への移動を許容する可変支持部が設けられていることを特徴とする椅子。 - 前記座は、
前記奥行方向の奥側に位置するとともに、前記幅方向に沿う第2軸線回りに前記背凭れに回動可能に支持された第1座体と、
前記第1座体に対して前記奥行方向の手前側に位置するとともに、前記幅方向に沿う第3軸線回りに回動可能に前記第1座体に支持された第2座体と、を有し、
前記第1着座位置において、前記第1座体の座面及び前記第2座体の座面が連なって第1着座面を構成し、
前記第2着座位置において、前記第1座体が前記第2軸線から上方へと延びて配置され、前記第2座体が前記第1座体の上方に位置し、前記第2座体の座面により第2着座面を構成することを特徴とする請求項1に記載の椅子。 - 前記第2座体の座面は、前記奥行方向の手前側端縁に向かうに従い下方に向けて傾斜する傾斜部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
- 前記背凭れは、
着座者の荷重を支持する荷重支持面と、
前記荷重支持面に対して前記奥行方向の奥側に離間する把持部と、を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の椅子。 - 前記座支持部材は、
前記幅方向に沿う第4軸線回りに回動可能に前記支持構造体に連結された第1端部と、
前記第4軸線よりも前記奥行方向の手前側に位置し、かつ前記幅方向に沿う第5軸線回りに回動可能に前記座に連結された第2端部と、を有し、
前記可変支持部は、前記第1着座位置及び前記第2着座位置間の前記座の移動に伴い、前記第1軸線に接近離間する方向への前記第5軸線の変位を許容することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の椅子。
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