JP2019062721A - 電動車両の充電方法とその充電用コンセント - Google Patents

電動車両の充電方法とその充電用コンセント Download PDF

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Abstract

【課題】 電動車両では駆動用のリチウムイオン電池が出発時刻に合わせてフル充電となるように充電されれば、その容量低下が抑制されるとして「タイマー充電」が推奨されているが、電動車両の利用においては必ずしも次の走行時刻が明確であるとは限らない。予定の時刻に合わせて充電する現行の「タイマー充電」では実際の出発時刻に合わせてフル充電に到達せしめることが難しい。【解決手段】 電動車両が次の走行に向けてC時間でフル充電される時には、C=(X+Z)の関係にある充電時間が充電用コンセントと分電盤の間に介在させたタイマー式のスイッチによって前半のX時間と後半のZ時間に分割されて充電されることを特徴とする。それによって、次の走行時刻がそのZ(<C)時間前にさえ明確になれば、駆動用リチウムイオン電池は出発時刻に合わせてフル充電の状態に到達せしめられる。【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン電池で駆動される電動車両の充電方法とその充電用コンセントに関するものである。

通常、電動車両は自宅での充電に際しては、屋外に設置された充電用コンセントに充電ケーブルで接続するだけで充電できる。充電モードとしては直ちに充電を開始する「即時充電」や指定の時間に充電が完了する「タイマー充電」、及び携帯電話やパソコン等から充電開始操作が出来る「リモート充電」などがある。中でも「タイマー充電」は駆動用蓄電池を出発時刻に合わせてフル充電に到達せしめることが出来るので、特にリチウムイオン電池を駆動用蓄電池とする電動車両では駆動用蓄電池の容量低下を抑制する効果的な充電方法としてこの「タイマー充電」が推奨されている。
リチウムイオン電池はフル充電の状態に維持されている時が最も容量低下の進行が速いため、リチウムイオン電池が「タイマー充電」によって出発時刻寸前にフル充電に到達すれば、該リチウムイオン電池はフル充電の状態に維持されている時間が短くなって容量低下が抑制される。
電動車両が「即時充電」で充電される場合には、帰宅時の駆動用リチウムイオン電池が殆ど空の充電状態にあっても暫く充電されれば該電動車両にはある程度のEV走行距離が確保されるので該電動車両の突発的な利用にも対応できる。しかし、「即時充電」では充電後のリチウムイオン電池はフル充電の状態に維持されているので容量低下の進行が速い。なお、以下では電動車両が駆動用蓄電池からの電力供給で走行可能となる距離をEV走行距離と称する。
一方、「タイマー充電」では次の走行時刻が明確であれば出発時刻寸前にフル充電に到達せしめることが出来るので駆動用リチウムイオン電池がフル充電の状態に維持されている時間が短くなる。しかし、駆動用リチウムイオン電池が殆ど空の充電状態にあればタイマーに設定された充電開始時刻までは該電動車両にはEV走行距離は確保されないので突発的な電動車両の利用には対応できない。また、「タイマー充電」は次の走行時刻が明確でない電動車両の利用では実際の出発時刻に合わせて該リチウムイオン電池をフル充電の状態に到達せしめることは難しい。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、電動車両に搭載された駆動用リチウムイオン電池が「即時充電」である程度の充電状態に到達した段階で充電が一旦終了され、実際の出発時刻が近づいた段階で再び充電が開始されて該リチウムイオン電池が出発間際にはフル充電の状態に到達するという充電方法とその充電用コンセントの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、電動車両の充電用コンセントが設定された時間が経過すればOFF状態となるタイマー式のスイッチを介して分電盤に接続されていることを特徴とする。充電用コンセントに専用の充電ケーブルを接続して充電される電動車両においては、該電動車両が次の走行に向けてC時間でフル充電される時には、前記充電用コンセントと分電盤の間に介在させたタイマー式のスイッチがX時間でOFF状態となるように設定されて、C=(X+Z)の関係にある充電時間が前半のX時間と後半のZ時間に分割されて充電されることを特徴とする。
本発明によれば、それぞれはX>0、Y>0、Z>0で、T≧X+Y+Zの関係にあって、電動車両がT時間後の次の走行に向けて(X+Z)時間で充電される時、「即時充電」がX時間だけ実施された時点で前記タイマー式スイッチがOFF状態になって終了される。その後、Y時間が経過すれば前記タイマー式スイッチ又はこれに並列に接続される第2のスイッチがON状態になって再びZ時間の充電が実施される。
本発明によれば、駆動用リチウムイオン電池がX時間だけ「即時充電」で充電されるので、駆動用リチウムイオン電池が殆ど空の充電状態にあってもX時間の充電後では電動車両にはある程度のEV走行距離が確保され、該電動車両はY時間の間の予定外の利用にもEV走行が可能となる。また、該電動車両の出発時刻が明確になればその出発時刻のZ時間前に再び充電が開始されるので、出発時刻に合わせて駆動用リチウムイオン電池をフル充電の状態に到達せしめることが可能となる。
更に、Z<(X+Z)の関係にあるため、該リチウムイオン電池を出発時刻に合わせてフル充電に到達せしめ得る可能性は高くなる。つまり、出発時刻が(X+Z)時間前でなくても、Z時間前にさえ明確になればZ時間の充電は実施可能である。Z時間の充電によってリチウムイオン電池が出発時刻間際にフル充電に到達すれば、該リチウムイオン電池はフル充電の状態に維持されている時間帯が短くなるために容量低下が抑制される。本発明によれば、仮にZ時間の充電が実施出来ない場合でもX時間の充電によってある程度のEV走行距離が既に確保されている。
本発明に係る充電用コンセントと分電盤の接続を示す単線結線図。 タイマー式スイッチと第2スイッチを備えた開閉機能装置と充電用コンセントの単線結線図。 実施例1における駆動用蓄電池のSOCと充電時間及び走行距離の関係図。 実施例2における駆動用蓄電池のSOCと充電時間及び走行距離の関係図。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1には本発明に係る電動車両の充電用コンセントの実施形態を示す。図1において、1は電動車両の充電用コンセントであり、2はタイマー式スイッチ、3は分電盤である。充電用コンセント1にはAC100V又はAC200Vが送電線から分電盤3、タイマー式スイッチ2を経由して導かれるので、電動車両8が次の走行に向けてC時間でフル充電される時には電動車両8(駆動用のリチウムイオン電池を意味する)は専用の充電ケーブル7で充電用コンセント1に充電プラグ6を挿して接続される。
タイマー式のスイッチ2は時間設定をすればON状態となり、設定されたX時間が経過すればOFF状態となる。タイマー式スイッチ2がON状態になれば、電動車両8は「即時充電」で直ちに充電が開始され、X時間が経過すれば充電が一旦終了される。X時間におよぶ充電が終了された後では、再びタイマー式スイッチ2をON状態にすれば充電が開始され、Z時間が経過すればフル充電されて充電は終了される。この場合にはX時間の充電とは異なり、Z時間が経過すれば電動車両サイドで充電が終了されるので、タイマー式スイッチ2はZ時間以上が経過してOFF状態となるように設定されていればよい。
電動車両に搭載されたリチウムイオン電池が専用の充電器で充電される時には、リチウムイオン電池が一定の充電状態(SOC)にあれば一定の充電時間でフル充電となる。なお、蓄電池の充電状態は一般にSOCで表記され、充電可能な全ての電極活物質が充電されている状態を一般に蓄電池が満充電(フル充電)の状態にあるとされ、SOC=100%と表記される。
また、リチウムイオン電池が一定の充電状態(SOC)にあればほぼ一定の開路電圧(OCV)を示す。これを利用して、多くの電動車両ではリチウムイオン電池のOCVからSOCを推定し、常にリチウムイオン電池のSOC(又は充電残量)を表示して残りのEV走行距離の目安としている。
従って、帰宅して電動車両を次の走行に向けて充電する場合には、その時点の充電残量(SOC)からフル充電されるまでの充電時間(C時間)は容易に決定することが出来る。
そこで、本発明では該充電時間(C時間)をC=X+ZとしてX時間とZ時間に分割する。この時、X時間はZ時間を基準にしてX=C−Zによって決定される。
リチウムイオン電池が専用の充電器で充電される時には一定の充電状態(SOC)にあれば一定の充電時間でフル充電される。そこで、基準とするZ時間は一定の充電状態(SOC=z%)からフル充電(SOC=100%)までの充電時間として決定される。従って、Z時間を決定することはZ時間の充電を開始する時点の一定の充電状態(SOC=z%)を決定することに他ならない。
Z時間の充電を開始する時点の充電状態(SOC=z%)はX時間の充電がなされた後のSOCの値である。そのX時間の充電がなされた後のSOCの値(SOC=z%)によって、X時間の充電がなされた後の電動車両に確保されるEV走行距離が決定される。また、Z時間は一定の充電状態(SOC=z%)からフル充電(SOC=100%)までの充電時間として決定されるので、Z時間におよぶ充電が出発時刻のZ時間前に開始されれば出発時刻寸前にSOC=100%に達することになる。
例えば、SOC=80%からSOC=100%まで1時間で充電されるケースでは、Z=1時間と決定すればX時間の充電でSOC=80%に達し、X時間の充電後では電動車両にはSOC=80%相当分のEV走行距離が確保され、その後のZ=1時間の充電ではSOC=100%に達することになる。従って、X時間の充電の後、出発時刻のZ=1時間前に再充電を開始すれば出発時刻の寸前にSOC=100%に達することになる。
図1では開閉機能装置5にはタイマー式スイッチ2が備えられ、X時間の充電が終了された後では、再びタイマー式スイッチ2をON状態にしてZ時間の充電が開始されるが、図2に示すように開閉機能装置5にタイマー式スイッチ2と第2スイッチ4を備えれば、X時間の充電が終了された後のZ時間の充電は第2スイッチ4をON状態にして開始することもできる。また、携帯電話やパソコン等から充電開始操作が出来る「リモート充電」が既に実施されているが、第2スイッチ4をON状態にして開始するZ時間の充電においても「リモート充電」の適用が可能である。
以下実施例により本発明を更に詳しく説明する。
実施例1
本実施例はリチウムイオン電池を搭載するプラグインハイブリッド車(PHV)に本発明が適用される場合である。本実施例では図1に示すように充電用コンセント1と分電盤3の接続には少なくともタイマー式スイッチ2を備えた開閉機能装置5を介在させて実施することが出来る。
PHVは搭載された動力用電池が十分に充電された状態にあればモーターだけのEV走行が可能であり、EV走行が出来なくなればエンジンとモーターのHV走行が可能であり遠距離ドライブにも全く支障がない。
ここで選択されたPHVは搭載されたリチウムイオン電池がSOC=100%の充電状態にあれば約68.2kmのEV走行が可能である。従って、通勤や買い物などの普段の近距離走行では一切COを排出しないEV走行だけでほとんど賄うことが出来るという特徴を有している。しかし、この特徴も搭載されるリチウムイオン電池の容量が低下すれば縮小してしまう。そこで、該PHVにおいてもリチウムイオン電池の容量低下を抑制する充電方法として「タイマー充電」が推奨されている。
しかしながら、PHVの利用は長距離ドライブでは比較的計画な利用となるので「タイマー充電」も選択しやすいが、長距離ドライブではHV走行の比率が高くなるし、PHVを長距離ドライブに利用する頻度自体も一般的には少ない。一方、普段の近距離移動ではPHVの利用頻度も高く、街中での走行が多くなるので主体的にEV走行で利用したいところである。しかし、近距離移動では「ちょっとそこまで」の無計画な利用も多くなり「タイマー充電」は選択し辛い。
つまり、EV走行の無計画な利用にはPHVは何時でもEV走行が可能な状態に維持されている必要があり、「タイマー充電」では充電待機中にはEV走行距離が確保されない。従って、普段の近距離走行でEV走行を多用するためにはどうしても「即時充電」で利用することになる。しかし、「即時充電」では駆動用リチウムイオン電池がSOC=100%の充電状態に維持される時間が相対的に長くなり、リチウムイオン電池の容量低下が促進されてPHVの特長も早期に縮小してしまう。
そこで、本実施例では充電時間(C時間)をC=X+ZとしてX時間とZ時間に分割し、「即時充電」による充電はX時間で終了する。X時間の充電後では駆動用リチウムイオン電池のSOCはやや低く抑えられるのでEV走行距離が多少は少なくなるが、突発的な近距離走行には十分対応出来る。一方、出発時刻が明確である利用では予定時刻のZ時間前に充電を開始して出発時刻の寸前にSOC=100%に到達せしめるので定格のEV走行距離が確保される。更には出発時刻の寸前にSOC=100%に達するので、該リチウムイオン電池はフル充電の状態に維持されている時間が短くなり容量低下が抑制される。
リチウムイオン電池が専用の充電器で充電される時には、一定の充電状態(SOC)にあれば一定の充電時間でフル充電される。本実施例で選択されたPHVでは搭載されたリチウムイオン電池の充電状態(SOC)とフル充電までの充電時間(C時間)は図3の31に示される関係にある。
また、本実施例で選択されたPHVでは搭載されたリチウムイオン電池の充電状態(SOC)とそのSOCで確保されるEV走行距離との間には図3の32にされる関係にある。
図3の31の座標a(80,1.1)に示されるように、本実施例ではZ=1.1時間に決定すれば、80%以下のSOCからはX時間の充電でSOC=80%に達することが解る。従って、X時間の充電後(SOC=80%)では図3の32の関係から約48kmのEV走行距離が確保され、「ちょっとそこまで」の無計画な近距離移動には十分対応することが出来る。しかも、出発時刻が1.1時間前に明確となれば予定時刻のZ=1.1時間前に充電が開始されてその出発時刻の寸前にSOC=100%に到達し、図3の32で示されるようにSOC=100%まで充電されれば68.2kmのEV走行距離が確保される。
また、図3の座標b(65,1.5)に示されるように、本実施例でZ=1.5時間に決定すれば65%以下のSOCからはX時間の充電でSOC=65%に達し、X時間の充電後では約32kmのEV走行距離が確保され、近距離移動には十分対応することが出来る。同じように、出発時刻が1.5時間前に明確となれば出発時刻の1.5時間前に充電が開始されて出発時刻の寸前にSOC=100%に到達し、SOC=100%まで充電されれば、やはり68.2kmのEV走行距離が確保される。
このように、Z時間の選択によってX時間の充電後で確保されるEV走行距離が異なるので、Z時間は近距離移動で利用されるEV走行距離によって選択すればよい。
本実施例で選択されたPHVでは搭載されたリチウムイオン電池が図3の32で示されるように、SOC=34%ではEV走行距離は確保されない。つまり、該リチウムイオン電池のSOC=34%以下の蓄電量はもっぱらHV走行に利用されることを意味している。従って、帰宅した時点で残りのEV走行距離が0の場合には駆動用リチウムイオン電池はSOC=34%以下であり、図3の31に示されるように、SOC=34%以下からフル充電されるまでには2.4時間以上の充電時間が必要となる。
本実施例で選択されたPHVでは帰宅した時点の駆動用リチウムイオン電池のSOCを基に図3の31に示される充電時間がフル充電されるまでの充電時間(C時間)として表示される。従って、本実施例では、その表示される充電時間(C時間)からZ時間を基準にしてX時間がX=C−Zで決定され、図1に示すタイマー式スイッチ2がX時間後にOFF状態となるように設定されて、「即時充電」による充電が開始される。
例えば、帰宅した時点で残されたEV走行距離がほぼ0となれば、駆動用リチウムイオン電池はSOC=34%であり、図3の31に示されるように充電時間は2.4時間である。従って、この場合には本実施例で選択されたPHVではフル充電されるまでの充電時間としてC=2.4時間が表示される。そこで本実施例では、Z=1.1時間、又は1.5時間と決定した場合にはX=2.4−1.1=1.3時間、又はX=0.9時間となり、図1に示すタイマー式スイッチ2は1.3時間後、又は0.9時間後にOFF状態となるように設定され、「即時充電」は1.3時間、又は0.9時間で終了して駆動用リチウムイオン電池はSOC=80%、又は65%に維持される。
駆動用リチウムイオン電池がSOC=80%、又は65%に維持されている場合にはSOC=100%に維持されている場合に比べて容量劣化の進行は約0.29倍、又は0.11倍に低下する。
このように、Z時間の選択によってX時間の充電後に進行する容量劣化のスピードも異なってくるので、Z時間は近距離移動で利用されるEV走行距離と容量劣化スピードの両方を考慮して決定すればよい。
実施例2
本実施例はリチウムイオン電池で駆動する市販の電動バイク(EB)に本発明が適用される場合について説明する。本実施例では図1に示す電動車両8が電動バイク(EB)であり、本実施例でも図1に示す充電用コンセント1と分電盤3の接続においては図1又は図2に示す開閉機能装置5を介在させて実施する。開閉機能装置5にはタイマー式スイッチ2が備えられ、タイマー式のスイッチ2は時間設定をすればON状態となり、設定されたX時間が経過すればOFF状態となる。X時間の充電が終了された後では、再びタイマー式スイッチ2をON状態にして、又は第2スイッチ4をON状態にしてZ時間の充電が開始される
本実施例で選択されたEBには定格容量14(Ah)のリチウムイオン電池とその専用の充電器が搭載されており、該リチウムイオン電池は14個の素電池が直列に接続された公称電圧50.0(V)の集合蓄電池であり、充電器は上限電圧が58.8Vで、充電電流が2.8A(0.2C)程度に設定された定電流定電圧方式の充電器である。
該EBではプラグイン充電方式が採用されており、充電器に接続されている充電ケーブルのプラグを100VAC電源に接続すれば直ちに充電開始され、該リチウムイオン電池のSOCが100%に達すれば充電は自動的に終了される。また、該EBは「即時充電」では約5.5時間の充電でSOC=0%からSOC=100%まで充電され、1回の充電では約43km(30km/h定地走行テスト値)のEV走行距離が確保される仕様となっている。なお、電動車両がEBの場合でも駆動用蓄電池からの電力で走行できる距離はEV走行距離と称される。
該EBでは、駆動用のリチウムイオン電池が殆ど放電された状態であれば、フル充電には5.5時間程度を要するため、次の利用時刻が明確であっても走行する5.5時間前に充電を開始することは一般的には極めて難しい。また、該EBでは適切な時間に充電を開始するタイマー充電の機能も備えていない。従って、通常、該EBは走行後には次の走行に備えて「即時充電」で充電されることになる。つまり、該EBが翌日の午前中早く(午前7〜8時)に使用される場合は当然であるが、翌日の午前中遅く(午前10〜11時)に使用する場合でも前日に充電することになる。
従って、例えば、該EBが1日に1回の頻度で利用される場合には前日の午後7時に充電開始されても翌日の11時に、又は夕方5時に使用される場合には駆動用リチウムイオン電池は約10時間、又は16時間がSOC=100%で放電待機の状態となり、平均では1日13時間がこのような放電待機中にあると考えられる。
更に、平均利用頻度が2日に1回であれば、次の走行に備えて即刻充電されても3日後の夕方5時まで使用されないケースもある。従って、該EBが2日に1回の平均利用頻度で走行される場合には前日の午後7時に充電開始すれば短ければ翌日の11時まで、長ければ3日後の夕方5時まで走行待機状態に置かれることになり、3日後の夕方5時まで放電待機中にあれば駆動用リチウムイオン電池は64時間に亘って放電待機状態となる。つまり、2日に1回の平均利用頻度では該リチウムイオン電池は2日に1回の頻度で平均37時間、1日平均では18.5時間がSOC=100%で放電待機中にあると考えられる。
リチウムイオン電池がSOC=100%に維持されて、4〜5日間放置されてもその間の容量低下(<0.3%)はほとんど測定できないが、1カ月間放置されれば約1〜2%の容量が低下することが確認されている。斯かるリチウムイオン電池の容量低下は電池内部で進行する副反応(主として電解液の分解反応)によるものと考えられるので、1カ月間放置されて急に容量低下するものではなく、放置される時間に比例して容量が低下すると考えるのが妥当である。
従って、リチウムイオン電池がSOC=100%に維持されて1時間放置される場合にも約0.0013〜0.0027%の容量が低下すると考えられ、1日に1回の頻度で利用され、1日13時間がSOC=100%に維持されて放置される場合には1年では約6%〜12%の容量が低下すると考えられる。更に、2日に1回の利用頻度では1年で8%〜17%の容量が低下することになる。
一方、リチウムイオン電池がSOC=88%に維持される場合の容量低下はSOC=100%に維持される場合の半分に低減され、更に、SOC=80%に維持される場合では0.29倍に低減される。従って、1日13時間放置される場合でもSOC=88%に維持されるなら1年間の容量低下は3%〜6%に抑制され、SOC=80%に維持されるなら1年間の容量低下は1.7%〜3.5%に抑制される。同じように、2日に1回の利用頻度でもSOC=80%に維持されるなら1年間の容量が低下は2.3%〜4.9%に抑制される。
そこで、本実施例では充電時間(C時間)をC=X+ZとしてX時間とZ時間に分割し、「即時充電」による充電はX時間で終了して駆動用リチウムイオン電池のSOCをやや低く抑えて走行待機中の容量低下を抑制する。また、Z<Cとすることで出発予定時刻のZ時間前にZ時間の充電を開始することにより、SOC=100%には出発時刻寸前に到達せしめる。つまり、次の利用時刻の5.5時間前に充電を開始することは難しいが1時間〜1.5時間前に充電を開始することは十分可能である。
本実施例で選択されたEBでは搭載されたリチウムイオン電池の充電状態(SOC)とそのSOCで確保されるEV走行距離は図4の42に示した関係にある。また、該リチウムイオン電池の充電状態(SOC)とそのSOCからフル充電までの充電時間(C時間)は図4の41に示した関係にある。本実施例で選択されたEBではメーターパネルに常にリチウムイオン電池の蓄電残量(SOC)が表示されているので、残存走行距離とフル充電までの充電時間(C時間)は常に明らかである。
図4の41の座標a(88,0.96)に示されるように、本実施例ではZ=0.96時間と決定すれば88%以下のSOCからはX時間の充電でSOC=88%に達し、X時間の充電後では約38kmのEV走行距離が確保され、突然の利用にも対応することが出来る。しかも、出発時刻が1時間前に明確となれば出発時刻の0.96時間前に充電が開始されて出発時刻の寸前にSOC=100%に到達する。SOC=100%まで充電されれば43kmのEV走行距離が確保される。
また、図4の41の座標b(80,1.36)に示されるように、本実施例でZ=1.36時間と決定すれば80%以下のSOCからはX時間の充電でSOC=80%に達し、X時間の充電後では約34kmのEV走行距離が確保されるので、突然の利用にも対応することが出来る。同じように、出発時刻が1.4時間前に明確となれば出発時刻の1.36時間前に充電が開始されて出発時刻の寸前にSOC=100%に到達し、SOC=100%まで充電されれば、やはり43kmのEV走行距離が確保される。
本実施例で選択されたEBではメーターパネルに常にリチウムイオン電池の蓄電残量(SOC)が表示されているので、帰宅した時点でフル充電までの充電時間(C時間)が明らかでありZ時間を基準にしてX時間がX=C−Zから決定され、図1に示すタイマー式スイッチ2がX時間後にOFF状態となるように設定されて、「即時充電」による充電が開始される。
例えば、帰宅した時点での蓄電残量(SOC)が20%の場合では、駆動用リチウムイオン電池がフル充電されるまでの充電時間は図4の41からC=4.4時間であることが解る。従って、Z=0.96時間、又は1.36時間と決定した場合にはX=4.4−0.96=3.44時間、又はX=3.04時間となり、図1に示すタイマー式スイッチ2は3.44時間後、又は3.04時間後にOFF状態となるように設定され、「即時充電」がそれぞれ3.44時間、又は3.04時間で終了して駆動用リチウムイオン電池はSOC=88%、又は80%に維持される。
駆動用リチウムイオン電池がSOC=88%に維持される場合には容量低下はSOC=100%に維持される場合の半分に低減され、更に、SOC=80%に維持される場合では0.29倍に低減される。
このように、Z時間の選択によってX時間の充電後に進行する容量劣化のスピードも異なってくるので、Z時間は突然の利用に備えるEBの走行距離と容量劣化のスピードの両方を考慮して決定すればよい。
1 充電用コンセント
2 タイマー式スイッチ
3 分電盤
4 第2スイッチ
5 開閉機能装置
6 充電プラグ
7 充電ケーブル
8 電動車両
9 電線
10 漏電遮断機
31 PHVにおけるSOC(%)とフル充電時間の関係
32 PHVにおけるSOC(%)と走行距離の関係
41 EBにおけるSOC(%)とフル充電時間の関係
42 EBにおけるSOC(%)と走行距離の関係

Claims (2)

  1. リチウムイオン電池で駆動される電動車両の充電用コンセントであって、設定された時間が経過すればOFF状態となるタイマー式のスイッチを介して分電盤に接続されていることを特徴とする電動車両の充電用コンセント。
  2. 充電用コンセントに専用の充電ケーブルを接続して充電される電動車両において、該電動車両が次の走行に向けてC時間でフル充電される時には、前記充電用コンセントと分電盤の間に介在させたタイマー式のスイッチがX時間でOFF状態となるように設定されて、C=(X+Z)の関係にある充電時間が前半のX時間と後半のZ時間に分割されることを特徴とするリチウムイオン電池で駆動される電動車両並びにその充電方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023127065A1 (ja) * 2021-12-27 2023-07-06 株式会社デンソーテン 充電制御装置および充電制御方法

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