JP2019062680A - ステータ及びそのステータを備えたモータ - Google Patents

ステータ及びそのステータを備えたモータ Download PDF

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磊 季
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Abstract

【課題】信頼性を向上できるステータ及びそのステータを備えたモータを提供する。【解決手段】ステータは、筒状のコアバックと、コアバックから径方向に突出して周方向に並んで配置される複数のティースと、を有するステータコアと、各ティースに巻き回されるコイルと、各ティースの軸方向一方側端部及び軸方向他方側端部に配置される第1絶縁部材と、少なくとも各前記ティースの周方向端面に配置されるシート状の第2絶縁部材を有する。コイルは、第1絶縁部材24及び第2絶縁部材を介してティースに巻き回され、少なくとも軸方向一方側の第1絶縁部材24の径方向一方側の端部には、軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第1溝部241が設けられ、第1溝部241の周方向端面には第1開口部241aが設けられ、第2絶縁部材の一部は第1溝部241に収容される。【選択図】図9

Description

本発明は、ステータ及びそのステータを備えたモータに関する。
従来の電機子(ステータ)を備えたモータは、例えば、特許文献1に開示されている。この電機子は、固定子鉄心と、固定子鉄心の両端部を挟んで設けられる絶縁体としての結線側インシュレータおよび反結線側インシュレータと、固定子鉄心の巻線される部分の側壁に設けられる絶縁フィルムとしてのフィルム状の絶縁体とから構成される。
固定子鉄心は、複数連結して略円環状に構成されるバックヨーク部とティース部とからなり、バックヨーク部の中央部からは円環状内側の中心方向にティース部が突設されている。結線側インシュレータはティース部の軸方向上方に配置され、結線側インシュレータの径方向内端部には第1のスリット溝が設けられる。反結線側インシュレータはティース部の軸方向下方に配置され、反結線側インシュレータの径方向内端部には第2のスリット溝が設けられる。第1のスリット溝及び第2のスリット溝は径方向に延び、第1のスリット溝及び第2のスリット溝の径方向内端面には径方向に貫通する開口部が形成される。
フィルム状の絶縁体はバックヨーク部の内周壁およびティース部の側壁を覆う。フィルム状の絶縁体の軸方向一端部及び軸方向他端部はそれぞれ第1のスリット溝及び第2のスリット溝に嵌合する。
特許第5204892号公報
しかしながら、上記特許文献に開示された電機子(ステータ)によると、第1のスリット溝及び第2のスリット溝の径方向内端面が開口している。このため、フィルム状の絶縁体の一部が第1のスリット溝及び第2のスリット溝から径方向内方に突出するおそれがある。これにより、例えば電機子のティース部の径方向内端面に対向してロータを配置した場合に、ロータとフィルム状の絶縁体とが接触するおそれがある。また、電機子の径方向内側に治具等を配置して作業等を行う場合に、フィルム状の絶縁体が治具等に接触するおそれがある。したがって、フィルム状の絶縁体の損傷が生じて絶縁性が低下するおそれがあり、ステータの信頼性が低下する問題があった。
本発明は、信頼性を向上できるステータ及びそのステータを備えたモータを提供することを目的とする。また、本発明は、信頼性を向上できるステータを容易に形成できるステータの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の例示的なステータは、中心軸を中心とする環状のステータであって、前記ステータは、筒状のコアバックと、前記コアバックから径方向に突出して周方向に並んで配置される複数のティースと、を有するステータコアと、各前記ティースに巻き回されるコイルと、各前記ティースの軸方向一方側端部及び軸方向他方側端部に配置される第1絶縁部材と、少なくとも各前記ティースの周方向端面に配置されるシート状の第2絶縁部材と、を有し、前記コイルは、前記第1絶縁部材及び前記第2絶縁部材を介して前記ティースに巻き回され、少なくとも軸方向一方側の前記第1絶縁部材の径方向一方側の端部には、軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第1溝部が設けられ、前記第1溝部の周方向端面には第1開口部が設けられ、前記第2絶縁部材の一部は前記第1溝部に収容される。
本発明の例示的なモータは、上記構成のステータと、前記ステータと径方向に対向して配置されて前記中心軸回りに回転可能なロータと、を有する。
本発明の例示的なステータの製造方法は、上下に延びる中心軸に沿って延びる筒状のコアバックと、前記コアバックから径方向に突出して周方向に並んで配置される複数のティースと、各前記ティースに巻き回されるコイルと、を有するステータの製造方法であって、各前記ティースの軸方向一方側端部及び軸方向他方側端部に配置される第1絶縁部材と、各前記ティースの周方向端面及び径方向端面に配置されるシート状の第2絶縁部材とを介して各前記ティースに巻線を巻き回して前記コイルを形成するコイル形成工程と、前記コイル形成工程後に、前記第2絶縁部材の前記ティースの径方向端面に対向する対向部を周方向に分割する分割工程と、分割された前記対向部の端部を前記コイル側に折り返す折返し工程と、を含み、前記コイル形成工程では、少なくとも軸方向一方側の前記第1絶縁部材の径方向一方側の端部に配置されて軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第1溝部に前記第2絶縁部材の一部を収容し、前記第1溝部の周方向端面には第1開口部が設けられる。
例示的な本発明によれば、信頼性を向上できるステータ及びそのステータを備えたモータを提供することができる。例示的な本発明によれば、信頼性を向上できるステータを容易に形成できるステータの製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るモータを示す平面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るモータのステータを示す斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るモータのステータの一部を拡大した拡大平面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るステータのパーツ部材を示す斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るステータのパーツ部材を示す分解斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るステータのパーツ部材を示す平面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るステータのパーツ部材のインシュレータを取り外した状態を示す平面図である。 図8は、本発明の一実施形態に係るステータのインシュレータを示す斜視図である。 図9は、本発明の一実施形態に係るステータの上端部のインシュレータを下方から見た平面図である。 図10は、本発明の一実施形態のステータの製造工程を示す図である。 図11は、本発明の一実施形態のステータのコイル形成工程を示す斜視図である。 図12は、本発明の一実施形態のステータのコイル形成工程時のコアピースに絶縁紙を配置した状態を示す平面図である。 図13は、本発明の一実施形態のステータのコイル形成工程時のパーツ部材の素材を示す平面図である。 図14は、本発明の一実施形態のコイル形成工程時のパーツ部材の素材を示す平面図である。 図15は、本発明の一実施形態の第1変形例に係るステータの一部を拡大した拡大平面図である。 図16は、本発明の一実施形態の第2変形例に係るステータを備えるモータを示す平面図である。 図17は、本発明の一実施形態の第2変形例に係るステータの製造工程を示す図である。 図18は、本発明の一実施形態の第2変形例に係るステータのコイル形成工程の完了時のコアバック素材を示す平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、モータの中心軸が延びる方向を単に「軸方向」と呼び、モータの中心軸と直交する方向を単に「径方向」と呼び、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を単に「周方向」と呼ぶ。ステータ及びロータの中心軸は、モータの中心軸に一致する。また、本明細書では、説明の便宜上、軸方向を上下方向とし、図1において紙面に直交する方向をステータ、ロータ及びモータの上下方向として各部の形状や位置関係を説明する。なお、上下方向は単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定しない。
また、軸方向において、一方のインシュレータから他方のインシュレータに向かう方向を単に「下方」と呼び、他方のインシュレータから一方のインシュレータに向かう方向を単に「上方」と呼ぶ。また、径方向において、中心軸に向かう方向を単に「内方」(内側)と呼び、中心軸から離れる方向を単に「外方」(外側)と呼ぶ。なお、以上に説明した方向の呼称は、実際の機器に組み込まれた場合での位置関係及び方向などを限定するものではない。
<1.モータの構成>
本発明の例示的な実施形態のモータについて以下説明する。図1は本発明の一実施形態に係るモータを示す平面図である。モータ1は上下に延びる中心軸Cを中心に回転するいわゆるインナーロータ型のモータであり、例えば鉄道車両に搭載された空気調和装置に用いられる。なお、モータ1は、鉄道車両の空気調和装置以外の用途に使用されてもよい。例えば、モータ1は、鉄道車両以外の輸送機械(例えば自動車)、OA機器、医療機器、工具、産業用の大型設備等に搭載されて種々の駆動力を発生させるものであってもよい。
モータ1は例えば金属製の筒状のハウジング(不図示)を有する。ハウジング内にはステータ2及びロータ3が収容される。これにより、ハウジングはステータ2の径方向外側に設けられてステータ2の周面を覆う。
図2は、モータ1のステータ2を示す斜視図である。図3は、ステータ2の一部を拡大した拡大平面図である。中心軸Cを中心とする環状のステータ2はロータ3の径方向外側に配置され、ロータ3と径方向で対向する。ステータ2は後述の複数のパーツ部材200(図4も参照)により構成され、ステータコア20と、複数のコイル23と、複数のインシュレータ24(第1絶縁部材)と、シート状の複数の絶縁紙25(第2絶縁部材)と、を有する。
ステータコア20は複数の電磁鋼板を軸方向に積層して構成され、筒状のコアバック21と、複数のティース22(図5参照)とを有する。複数のティース22は、コアバック21から径方向に突出して周方向に並んで配置される。本実施形態では、複数のティース22はコアバック21の内周面から径方向内方に突出して延びる。また、本実施形態では、ティース22は12個設けられるが、複数であればよい。
ステータコア20は、周方向に並ぶ複数のコアピース29(図5も参照)により構成される。コアピース29は片状部21a及びティース22を有する。片状部21aの形状は軸方向から見て周方向に延びる形状である。片状部21aの外周面は径方向外方に凸に湾曲する曲面であり、片状部21aの内周面は平面である。ティース22は片状部21aの内周面から径方向内方に突出して延びる。ティース22の内周端には周方向両側に突出するアンブレラ部27(図5参照)が設けられる。アンブレラ部27はティース22と同じ磁性鋼板により構成される。
コアバック21は、周方向に並んだ複数の片状部21aから構成される。また、ステータ2は、周方向に隣り合う片状部21aを連結する連結部26を有する。連結部26は凸部26aと、凹部26bとから構成される。凹部26bは片状部21aの周方向の一端面から周方向に凹む。凸部26aは片状部21aの周方向の他端面から周方向に突出し、他の片状部21aの凹部26bに嵌め込まれる。凸部26a及び凹部26bは片状部21aの軸方向一端から軸方向他端にわたって延びる。周方向に隣り合う片状部21aを連結部26を介して連結することによりコアバック21が構成される。
各ティース22にはインシュレータ24及び絶縁紙25が配置される。インシュレータ24及び絶縁紙25を介してティース22に巻線(不図示)を巻き回すことによりコイル23が構成される。すなわち、コイル23は、インシュレータ24及び絶縁紙25を介してティース22に巻き回される。なお、インシュレータ24及び絶縁紙25の詳細については後述する。
図4は、ステータ2のパーツ部材200を示す斜視図である。図5は、パーツ部材200を示す分解斜視図である。図6は、パーツ部材200を示す平面図である。図7は、パーツ部材200のインシュレータ24及びコイル23を取り外した状態を示す平面図である。なお、図4〜図6では、コイル23の図示を省略している。
各パーツ部材200は、1個のコアピース29と、一対のインシュレータ24と、一対の絶縁紙25と、コイル23とから構成される。周方向に並べられたパーツ部材200が連結部26を介して連結されてステータ2が構成される。なお、本実施形態では、インシュレータ24及び絶縁紙25の数はそれぞれ一対であるが、これに限定されない。
各パーツ部材200において、インシュレータ24は、各ティース22の軸方向上端部(軸方向一方側端部)及び軸方向下端部(軸方向他方側端部)に配置される。各パーツ部材200において、絶縁紙25は、各ティース22の周方向両端面と、片状部21aの内周面と、アンブレラ部27の外周面とを覆う。なお、絶縁紙25は、少なくとも各ティース22の周方向両端面に配置されればよい。インシュレータ24及び絶縁紙25は例えば樹脂により構成される。
<1−1.インシュレータ及び絶縁紙の構成>
図8は、上端部のインシュレータ24を上方から見た斜視図である。図9は、上端部のインシュレータ24を下方から見た平面図である。なお、下端部のインシュレータ24も上端部のインシュレータ24と同様に構成されるため、上端部のインシュレータ24を代表して以下説明する。また、上端部のインシュレータ24と下端部のインシュレータ24とは、ティース22の軸方向中央を通って軸方向に垂直な面に対して対称になっている。
インシュレータ24は、覆い部24aと、外周側鍔部24bと、内周側鍔部24cと、を有する。覆い部24aは、径方向に延びる溝部24gを有する樋形状であり、ティース22の軸方向上端部を覆う。覆い部24aは、軸方向上方に凹む。外周側鍔部24bは覆い部24aの径方向外端部に連結され、周方向両側及び軸方向上方に延びる。外周側鍔部24bの一部はコアバック21の上方に配置される。内周側鍔部24cは覆い部24aの径方向内端部に連結され、周方向両側及び軸方向上方に延びる。内周側鍔部24cの一部はアンブレラ部27の上方に配置される。ティース22の軸方向上端部が覆い部24aの溝部24gに嵌め込まれることにより、インシュレータ24はティース22に取り付けられる。
内周側鍔部24cには一対の第1溝部241が設けられ、外周側鍔部24bには一対の第2溝部242が設けられる。一対の第1溝部241は内周側鍔部24cの周方向両側部に配置され、内周側鍔部24cの下端面から軸方向上方に凹んで周方向に延びる。一対の第2溝部242は外周側鍔部24bの周方向両側部に配置され、外周側鍔部24bの下端面から軸方向上方に凹んで周方向に延びる。
第1溝部241の周方向端面には第1開口部241aが設けられる。第1開口部241aは周方向に開口する。第2溝部242の周方向端面には第2開口部242aが設けられる。第2開口部242aは周方向に開口する。
図5に示すように、絶縁紙25は、被覆部25aと、外周部25bと、内周部25cと、を有する。被覆部25aはティース22の周方向端面に沿って配置され、コイル23に覆われる。被覆部25aの軸方向上端部は覆い部24aの溝部24g内に配置される。絶縁紙25の被覆部25aは、インシュレータ24の覆い部24aの上端部の内面に接触する。すなわち、絶縁紙25は、インシュレータ24のティース22と軸方向に対向する面に接触する。外周部25bは、軸方向に延びる折り線90を介して被覆部25aの径方向外端に接続される。外周部25bは片状部21aの内周面に沿って配置され、被覆部25aよりも軸方向上方及び軸方向下方に突出する突出部25dを有する。内周部25cは、折り線90を介して被覆部25aの径方向内端に接続される。内周部25cはアンブレラ部27の外周面に沿って配置され、被覆部25aよりも軸方向上方及び軸方向下方に突出する突出部25eを有する。
突出部25eはインシュレータ24の第1溝部241に収容され、突出部25dはインシュレータ24の第2溝部242に収容される。すなわち、絶縁紙25の一部が第1溝部241及び第2溝部242に収容される。この時、絶縁紙25の一部は第1開口部241a及び第2開口部242aから周方向に突出する。
本実施形態では、上端部のインシュレータ24及び下端部のインシュレータ24の両方に第1溝部241及び第2溝部242の両方が設けられているが、上端部のインシュレータ24及び下端部のインシュレータ24の一方のみに第1溝部241及び第2溝部242の一方または両方が設けられてもよい。また、上端部のインシュレータ24及び下端部のインシュレータ24の両方に第1溝部241及び第2溝部242の一方のみが設けられてもよい。
以上のように、中心軸Cを中心とする環状のステータ2は、筒状のコアバック21と、コアバック21から径方向に突出して周方向に並んで配置される複数のティース22と、を有するステータコア20と、各ティース22に巻き回されるコイル23と、各ティースの軸方向一方側端部及び軸方向他方側端部に配置されるインシュレータ24(第1絶縁部材)と、少なくとも各ティース22の周方向端面に配置されるシート状の絶縁紙25(第2絶縁部材)と、を有する。コイル23は、インシュレータ24及び絶縁紙25を介してティース22に巻き回される。少なくとも軸方向一方側のインシュレータ24の径方向内端部(径方向一方側の端部)には、軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第1溝部241が設けられる。第1溝部241の周方向端面には第1開口部241aが設けられ、絶縁紙25の一部は第1溝部241に収容される。
これにより、絶縁紙25をステータコア20に対して容易に取り付けることができる。この時、絶縁紙25を第1開口部241aから周方向に突出させることができる。これにより、絶縁紙25の大きさにバラツキ等があっても絶縁紙25の一部を円滑に第1溝部241に収容することができる。また、第1開口部241aは周方向に開口するため、例えばステータ2と径方向に対向してロータ3を配置した際にロータ3と絶縁紙25との接触を防止することができる。また、例えばステータ2に対して径方向内側に治具等を配置して作業等を行う場合に、絶縁紙25と治具等との接触を防止することができる。したがって、絶縁紙25の破損を防止でき、絶縁性の低下を防止してステータ2の信頼性を向上させることができる。
絶縁紙25の被覆部25aは、インシュレータ24の覆い部24aの上端部の内面に接触する。すなわち、絶縁紙25は、インシュレータ24のティース22と軸方向に対向する面に接触する。これにより、絶縁紙25の第1溝部241内への配置による位置決めに加え、絶縁紙25をより容易に位置決めでき、絶縁紙25の軸方向の位置ズレをより防止することができる。
絶縁紙25は、第1開口部241aから径方向外側(径方向他方側)に延びる第1延伸部251を有し、第1延伸部251は、周方向に隣り合うコイル23間に配置される。図5に示すように、第1延伸部251は折り線90を介して内周部25cに接続される。これにより、ティース22のロータ3の対向する先端面22aとコイル23との沿面距離を大きくすることができ、ステータ2の絶縁性を向上させることができる。
図3に示すように、コイル間23で周方向に隣り合う第1延伸部251の少なくとも一部は互いに接触する。これにより、周方向に隣り合うコイル23間(スロット間)に第1延伸部251を容易に配置することができる。
少なくとも軸方向一方側のインシュレータ24の径方向外端部(径方向他方側の端部)には、軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第2溝部242が設けられる。第2溝部242の周方向端面には第2開口部242aが設けられ、絶縁紙25の一部は第2溝部242に収容される。これにより、絶縁紙25を径方向外端部でもインシュレータ24により支持することができる。したがって、絶縁紙25の取付性をより向上させることができる。
絶縁紙25は、第2開口部242aから径方向内側(径方向一方側)に延びる第2延伸部252を有し、第2延伸部252は、周方向に隣り合うコイル23間に配置される。図5に示すように、第2延伸部252は折り線90を介して外周部25bに接続される。これにより、コイル23とコアバック21の周面との沿面距離を大きくすることができ、ステータ2の絶縁性をより向上させることができる。
図3に示すように、コイル23間で周方向に隣り合う第2延伸部252の径方向外端部は互いに接触する。これにより、周方向に隣り合うコイル23間に第2延伸部252を容易に配置することができる。なお、コイル23間で周方向に隣り合う第2延伸部252の少なくとも一部が互いに接触すればよい。
コアバック21は、周方向に並んだ複数の片状部21aから構成され、ステータ2は、周方向に隣り合う片状部21aを連結する連結部26を有する。これにより、後述のように、ステータ2の形成の際に、インシュレータ24、絶縁紙25及びコイル23を容易に取り付けることができ、作業性を向上させることができる。
<1−2.ロータの構成>
図1に示すように、ロータ3はステータ2の径方向内側に配置される。ロータ3は筒状のロータコア30及び複数のマグネット(不図示)を有する。複数のマグネットはロータコア30の外周面に配置される。各マグネットの外周面は、ティース22の径方向内端面に対向する。複数のマグネットはN極の磁極面とS極の磁極面とが周方向に交互に並び、周方向に等間隔に配置される。
なお、複数のマグネットに替えて、単一の環状のマグネットを用いてもよい。この場合、マグネットの外周面にN極とS極とが周方向に交互に着磁されていればよい。また、マグネット及びロータコアが磁性体粉を配合した樹脂により一体に成形されてもよい。
ロータコア30は軸方向に延びるシャフト4(図1参照)を保持する。シャフト4は上下の軸受部(不図示)により支持され、中心軸Cを中心としてロータ3とともに回転する。
上下の軸受部は例えばボールベアリングから成る。なお、上下の軸受部は他の方式の軸受(例えば、すべり軸受等)を有してもよい。シャフト4の軸方向一端部または軸方向下端部はハウジングから軸方向に突出し、駆動対象(不図示)に接続される。
<2.モータの動作>
上記構成のモータ1において、回路基板(不図示)等を介してコイル23に電力が供給されると、ステータコア20の複数のティース22に径方向の磁束が生じる。そして、ステータ2に発生した磁束とマグネットの磁束との相互作用により周方向のトルクが発生する。これにより、ステータ2に対してロータ3が中心軸Cを中心として回転する。
モータ1は、ステータ2と、ステータ2と径方向に対向して配置されて中心軸C回りに回転可能なロータと、を有する。これにより、絶縁紙25(第2絶縁部材)とロータ3との接触を防止でき、絶縁紙25の破損等を防止することができる。したがって、モータ1の信頼性を向上させることができる。
<3.ステータの製造方法>
次に、上記構成のステータ2の製造方法について説明する。図10は、ステータ2の製造工程を示す図である。ステータ2の製造工程は、コアピース形成工程、コイル形成工程、分割工程、折返し工程及びコアバック組立工程を含む。
コアピース形成工程では、複数の電磁鋼板を積層してコアピース29(図11参照)を複数形成する。複数のコアピース29は互いに独立している。
図11は、コイル形成工程を示す斜視図である。図12は、コイル形成工程時の絶縁紙25を配置されたコアピース29を示す平面図である。図13は、コイル形成工程完了時のパーツ部材200の素材201を示す斜視図である。図14は、コイル形成工程完了時の素材201を示す平面図である。なお、図13及び図14ではコイル23の図示を省略している。
コイル形成工程では、軸方向一方のインシュレータ24をティース22に配置した後に突出部25e(絶縁紙25の一部)を第1溝部241に収容し、その後に軸方向他方のインシュレータ24をティース22に配置する。すなわち、コイル形成工程では、少なくとも軸方向一方側のインシュレータ24の径方向一方側の端部の軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第1溝部241に絶縁紙25の一部を収容する。これにより、コアピース29に対してインシュレータ24及び絶縁紙25が配置される。
また、コイル形成工程では、少なくとも軸方向一方側のインシュレータ24の径方向他方側の端部の軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第2溝部242に突出部25d(絶縁紙25の一部)を収容する。この時、絶縁紙25は第2開口部242aから周方向に張り出す張出部25hを有する。
コイル形成工程において、各コアピース29では、図12に示すように、一枚の絶縁紙25によって、片状部21aの内周面と、ティース22の周方向両端面と、アンブレラ部27の内周面及び外周面と、ティース22の先端面22aとが覆われる。これにより、絶縁紙25は、ティース22の先端面22a(径方向端面)に対向する対向部25fを有する。対向部25fの軸方向の長さは、コアピース29の軸方向の長さと略同じである。
次に、各ティース22の軸方向一方側端部及び軸方向他方側端部に配置されるインシュレータ24と、各ティース22の周方向端面及び径方向端面に配置される絶縁紙25とを介して各ティース22に巻線(不図示)を巻き回してコイル23を形成する。これにより、図13及び図14に示すパーツ部材200の素材201が形成される。
なお、コイル形成工程において、絶縁紙25をティース22に配置した後に、軸方向両側からインシュレータ24をティース22に同時に配置するとともに突出部25e(絶縁紙25の一部)を第1溝部241に収容してもよい。例えば、絶縁紙25を巻いたロール(不図示)から絶縁紙25を引き出し、ティース22に対して絶縁紙25を押し付けて絶縁紙25をティース22に沿って配置する。
次に、コイル形成工程後の分割工程では、切断刃(不図示)等を用いて、対向部25fの周方向中央で軸方向に沿って延びた切断線CT(図13、図14参照)に沿って対向部25fを切断する。分割工程により、対向部25fは周方向に分割される。
なお、コイル23の形成後で分割工程の前に、第2開口部242aで張出部25hをティース22の先端側(径方向一方側)に折り返す。
次に、分割工程後の折返し工程では、周方向に分割された対向部25fの端部をコイル23側に折り返す。この時、コイル23側へ折り返された2つの対向部25fを互いに接触させる。折り返された対向部25fにより第1延伸部251(図4参照)が構成される。これにより、図4に示すパーツ部材200が形成される。
なお、本実施形態では、分割工程前に第2開口部242aで張出部25hを径方向内側(径方向一方側)に折り返しているが、折返し工程において、第2開口部242aで張出部25hを径方向内側に折り返してもよい。
次に、折返し工程後のコアバック組立工程では、複数のパーツ部材200を周方向に並べ、連結部26を介して周方向に隣り合う片状部21aを連結する。これにより、コアバック21が組み立てられる。以上のステータ2の製造工程により、図2に示すステータ2が形成される。
本実施形態のステータ2の製造方法は、コイル形成工程と、分割工程と、折返し工程と、を含む。これにより、絶縁紙25(第2絶縁部材)の破損を防止して信頼性を向上できるステータ2を容易に形成することができる。
また、コイル形成工程において、軸方向一方のインシュレータ24(第1絶縁部材)をティース22に配置した後に絶縁紙25(第2絶縁部材)の一部を第1溝部241に収容し、その後に軸方向他方のインシュレータ24をティース22に配置する。これにより、コイル形成工程を容易に行うことができる。
なお、コイル形成工程において、絶縁紙25をティース22に配置した後に、軸方向両側のインシュレータ24をティース22に同時に配置するとともに絶縁紙25の一部を第1溝部241に収容してもよい。この場合でもコイル形成工程を容易に行うことができる。
また、折返し工程後において、隣り合うコイル23間へ折り返された2つの対向部25fを互いに接触させる。これにより、折り返された2つの対向部25fが互いに周方向に押し合い、コイル23間に2つの対向部25fを安定して配置することができる。なお、折返し工程後の対向部25fは第1延伸部251に相当する。
コイル形成工程では、少なくとも軸方向一方側のインシュレータ24の径方向他方側の端部に配置されて軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第2溝部242に絶縁紙25の一部を収容する。これにより、絶縁紙25をインシュレータ24により容易に取り付けることができる。
<4.第1変形例>
図15は、本実施形態の第1変形例に係るステータ2の一部を拡大した拡大平面図である。各インシュレータ24(第1絶縁部材)において第1開口部241a及び第2開口部242aはティース22に対して周方向の同じ側に配置される。絶縁紙25(第2絶縁部材)は、第1開口部241aから径方向外側(径方向他方側)に延びる第1延伸部251と、第2開口部242aから径方向内側(径方向一方側)に延びる第2延伸部252と、を有する。そして、第1延伸部251と第2延伸部252とは互いに接触する。これにより、コアバック21の周面とコイル23との絶縁性、及びティース22のロータ3に対向する面(先端面22a)とコイル23との絶縁性をより向上させることができる。
本変形例において、上記の折返し工程では、第2開口部242aで張出部25hを径方向一方側に折返し、折り返された対向部25fと張出部25hとを接触させる。その後に、上記のコアバック組立工程を行う。これにより、図15に示すステータ2が形成される。
<5.第2変形例>
図16は、本実施形態の第2変形例に係るステータ2を備えるモータ1を示す平面図である。本変形例では、周方向に隣り合う片状部21aは折曲部21cにより連結される。折曲部21cは径方向に切り欠いた切欠部21dを有する。また、折曲部21cは周方向に隣り合う片状部21aの電磁鋼板の一部により構成される。すなわち、折曲部21cと片状部21aとは単一の部材により構成される。折曲部21cにより連結部が構成される。
図17は、本変形例のステータ2の製造工程を示す図である。ステータ2の製造工程は、素材形成工程、上記のコイル形成工程、上記の分割工程、上記の折返し工程及びコアバック形成工程を含む。
素材形成工程では、各々にティース22を配した複数の片状部21aを線状に連結してコアバック21のコアバック素材210(素材)を形成する。具体的には、図18に示すように、隣り合う片状部21aを折曲部21cにより連結する。すなわち、複数のコアピース29を折曲部21cを介して線状に連結し、いわゆるストレートコアであるコアバック素材210を形成する。また、コアバック素材210の一端の片状部21aに凸部26aを形成し、他端の片状部21aに凹部26bを形成する。
図18は、コイル形成工程の完了時のコアバック素材210を示す平面図である。図18では、コイル23の図示を省略している。コアバック素材210に対して、上記のように、コイル形成工程、分割工程、折返し工程を順に行う。
本変形例のステータ2の製造工程は、折返し工程の後に、コアバック組立工程に替えてコアバック形成工程を有する。コアバック形成工程では、コアバック素材210を環状に成形してコアバック21を形成する。これにより、図16に示すステータ2が形成される。
なお、本変形例では、コアバック素材210は複数の片状部21aを直接連結して構成されているが、片状部21aとは異なる部材を介して連結して構成されてもよい。例えば、片状部21aはインシュレータ24を介して連結されてもよい。また、隣り合う片状部21aを溶接により連結してもよい。この場合、インシュレータ24または溶接部分が連結部になる。
なお、本実施形態ではモータ1はインナーロータ型のモータであるが、いわゆるアウターロータ型のモータでもよい。すなわち、複数のティース22はコアバック21の外周面から径方向外方に突出して延びてもよい。
また、本実施形態において、予め環状に形成されたコアバック21に対して、上記のコイル形成工程、上記の分割工程及び上記の折返し工程を順に行ってステータ2を形成してもよい。
<6.その他>
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上記実施形態やその変形例は適宜任意に組み合わせることができる。
本発明によると、例えばステータ及びモータに利用することができる。
1・・・モータ、2・・・ステータ、200・・・パーツ部材、201・・・単位体素材、20・・・ステータコア、21・・・コアバック、21a・・・片状部、21c・・・折曲部、21d・・・切欠き部、210・・・コアバック素材(素材)、22・・・ティース、22a・・・先端面、23・・・コイル、24・・・インシュレータ(第1絶縁部材)、24a・・・覆い部、24b・・・外周側鍔部、24c・・・内周側鍔部(径方向対向部)、24g・・・溝部、241・・・第1溝部、241a・・・第1開口部、242・・・第2溝部、242a・・・第2開口部、25・・・絶縁紙(第2絶縁部材)、25a・・・被覆部、25b・・・外周部、25c・・・内周部、25d・・・突出部、25e・・・突出部、25f・・・対向部、25h・・・張出部、251・・・第1延伸部、252・・・第2延伸部、26・・・連結部、26a・・・凸部、26b・・・凹部、27・・・アンブレラ部、29・・・コアピース、3・・・ロータ、30・・・ロータコア、4・・・シャフト、90・・・折り線、C・・・中心軸、CT・・・切断線

Claims (17)

  1. 中心軸を中心とする環状のステータであって、
    前記ステータは、
    筒状のコアバックと、前記コアバックから径方向に突出して周方向に並んで配置される複数のティースと、を有するステータコアと、
    各前記ティースに巻き回されるコイルと、
    各前記ティースの軸方向一方側端部及び軸方向他方側端部に配置される第1絶縁部材と、
    少なくとも各前記ティースの周方向端面に配置されるシート状の第2絶縁部材と、
    を有し、
    前記コイルは、前記第1絶縁部材及び前記第2絶縁部材を介して前記ティースに巻き回され、
    少なくとも軸方向一方側の前記第1絶縁部材の径方向一方側の端部には、軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第1溝部が設けられ、
    前記第1溝部の周方向端面には第1開口部が設けられ、
    前記第2絶縁部材の一部は前記第1溝部に収容される、ステータ。
  2. 前記第2絶縁部材は、前記第1絶縁部材の前記ティースと軸方向に対向する面に接触する、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記第2絶縁部材は、前記第1開口部から径方向他方側に延びる第1延伸部を有し、
    前記第1延伸部は、周方向に隣り合う前記コイル間に配置される、請求項1または請求項2に記載のステータ。
  4. 前記コイル間で周方向に隣り合う前記第1延伸部の少なくとも一部が互いに接触する、請求項3に記載のステータ。
  5. 少なくとも軸方向一方側の前記第1絶縁部材の径方向他方側の端部には、軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第2溝部が設けられ、
    前記第2溝部の周方向端面には第2開口部が設けられ、
    前記第2絶縁部材の一部は前記第2溝部に収容される、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のステータ。
  6. 前記第2絶縁部材は、前記第2開口部から径方向一方側に延びる第2延伸部を有し、
    前記第2延伸部は、周方向に隣り合う前記コイル間に配置される、請求項5に記載のステータ。
  7. 前記コイル間で周方向に隣り合う前記第2延伸部の少なくとも一部が互いに接触する、請求項6に記載のステータ。
  8. 各前記第1絶縁部材において前記第1開口部及び前記第2開口部は前記ティースに対して周方向の同じ側に配置され、
    前記第2絶縁部材は、
    前記第1開口部から径方向他方側に延びる第1延伸部と、
    前記第2開口部から径方向一方側に延びる第2延伸部と、
    を有し、
    前記第1延伸部と前記第2延伸部とは互いに接触する、請求項5に記載のステータ。
  9. 前記コアバックは、周方向に並んだ複数の片状部から構成され、
    前記ステータは、周方向に隣り合う前記片状部を連結する連結部を有する、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のステータ。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載のステータと、
    前記ステータと径方向に対向して配置されて前記中心軸回りに回転可能なロータと、
    を有する、モータ。
  11. 上下に延びる中心軸に沿って延びる筒状のコアバックと、前記コアバックから径方向に突出して周方向に並んで配置される複数のティースと、各前記ティースに巻き回されるコイルと、を有するステータの製造方法であって、
    各前記ティースの軸方向一方側端部及び軸方向他方側端部に配置される第1絶縁部材と、各前記ティースの周方向端面及び径方向端面に配置されるシート状の第2絶縁部材とを介して各前記ティースに巻線を巻き回して前記コイルを形成するコイル形成工程と、
    前記コイル形成工程後に、前記第2絶縁部材の前記ティースの径方向端面に対向する対向部を周方向に分割する分割工程と、
    分割された前記対向部の端部を前記コイル側に折り返す折返し工程と、
    を含み、
    前記コイル形成工程では、
    少なくとも軸方向一方側の前記第1絶縁部材の径方向一方側の端部に配置されて軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第1溝部に前記第2絶縁部材の一部を収容し、
    前記第1溝部の周方向端面には第1開口部が設けられる、ステータの製造方法。
  12. 前記コイル形成工程において、
    軸方向一方の前記第1絶縁部材を前記ティースに配置した後に前記第2絶縁部材の一部を前記第1溝部に収容し、その後に軸方向他方の前記第1絶縁部材を前記ティースに配置する、請求項11に記載のステータの製造方法。
  13. 前記コイル形成工程において、
    前記第2絶縁部材を前記ティースに配置した後に、
    軸方向両側の前記第1絶縁部材を前記ティースに同時に配置するとともに前記第2絶縁部材の一部を前記第1溝部に収容する、請求項11に記載のステータの製造方法。
  14. 前記折返し工程後において、
    隣り合う前記コイル間へ折り返された2つの前記対向部を互いに接触させる、請求項11〜請求項13のいずれかに記載のステータの製造方法。
  15. 前記コイル形成工程では、
    少なくとも軸方向一方側の前記第1絶縁部材の径方向他方側の端部に配置されて軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹んで周方向に延びる第2溝部に前記第2絶縁部材の一部を収容し、
    前記第2溝部の周方向端面には第2開口部が設けられる、請求項11〜請求項14のいずれかに記載のステータの製造方法。
  16. 前記第2絶縁部材は前記第2開口部から周方向に張り出す張出部を有し、
    前記折返し工程において、
    前記第2開口部で前記張出部を径方向一方側に折り返し、
    折り返された前記対向部と前記張出部とを接触させる、請求項15に記載のステータの製造方法。
  17. 各々に前記ティースを配した複数の片状部を線状に連結して前記コアバックの素材を形成する素材形成工程と、
    前記素材を環状に成形して前記コアバックを形成するコアバック形成工程と、
    をさらに含み、
    前記素材形成工程の後に前記コイル形成工程を行い、
    前記折返し工程の後に前記コアバック形成工程を行う、請求項11〜請求項16のいずれかに記載のステータの製造方法。
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