JP2019061498A - 点呼・点検支援装置、点呼・点検支援システム及び点呼・点検支援プログラム - Google Patents

点呼・点検支援装置、点呼・点検支援システム及び点呼・点検支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】運行管理者及びドライバーの点呼及び点検の負担を低減することができる点呼・点検支援装置、点呼・点検支援システム及び点呼・点検支援プログラムを提供する。【解決手段】アルコール情報I1と、体温情報I2と、血圧情報I3と、故障情報I4と、空気圧情報I5とを取得する車載器1と通信接続され、車載器1から、アルコール情報I1と、体温情報I2と、血圧情報I3と、故障情報I4と、空気圧情報I5とを、通信ネットワークNを介して取得する通信部25と、通信部25により取得されたアルコール情報I1と、体温情報I2と、血圧情報I3と、故障情報I4と、空気圧情報I5と、を用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する制御部21と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、点呼・点検支援装置、点呼・点検支援システム及び点呼・点検支援プログラムに関する。
運送業務等においては、車両の運行前後に、ドライバーの点呼及び車両の点検を行うことが義務付けられているところ、運行前後に全てのドライバーの点呼を対面の上で行うのは非常に手間が掛かる。
そこで運行管理者が個々のドライバーと対面して点呼を行うことに加えて、対面することなく点呼を行うことを可能としたシステムが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2015−130109号公報 特開2012−159959号公報
しかし、従来のシステムは、ドライバーから取得した情報に基づいて、各点呼項目について基準を満たすか否かの判断は、運行管理者が個別に行わざるを得ず、運行管理者の負担を十分に低減させることができなかった。
また、点呼のみでなく、車両の点検についても、全ての点検項目をドライバーが個々に確認するのは非常に手間が掛かるが、従来のシステムにおいては、このような点検に係るドライバーの負担は考慮されていなかった。
本発明の課題は、運行管理者及びドライバーの点呼及び点検の負担を低減することができる点呼・点検支援装置、点呼・点検支援システム及び点呼・点検支援プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、点呼・点検支援装置において、
ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と通信接続され、
前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の点呼・点検支援装置において、
所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定するための閾値情報を記憶する閾値情報記憶手段を有し、
前記判定手段は、前記ドライバー状態情報及び前記車両状態情報と、前記閾値情報記憶手段に記憶された閾値情報と、の対比によって、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の点呼・点検支援装置において、
ドライバーが過去に起こした事故に関する事故記録情報を記憶する事故記録情報記憶手段と、
ドライバーの運転適性診断の結果に関する運転適性診断結果情報を記憶する運転適性診断結果情報記憶手段と、
運行日毎の事故の外的要因に関する外的要因情報を記憶する外的要因情報記憶手段と、
前記事故記録情報と、前記運転適性診断結果情報と、に基づいて、ドライバーが起こし易い事故に関する分類群の中から当該ドライバーが該当する分類を特定する第1特定手段と、
前記外的要因情報に基づいて、運行日別に発生し易い事故を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段による特定結果と、前記第2特定手段による特定結果と、に基づいて、ドライバーの運行日別に注意すべき事故を特定する第3特定手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、点呼・点検支援システムにおいて、
ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と、
前記車載器と通信接続され、ドライバーによって管理されるドライバー端末と、
運行管理者によって管理される運行管理者端末と、
を備え、
前記ドライバー端末は、
前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された判定結果を前記運行管理者端末に直接又は外部装置を介して送信する第1送信手段と、を備え、
前記運行管理者端末は、前記判定結果を表示する表示手段と、
運行管理者が運行可否の結果を入力するための入力手段と、
前記入力手段により入力された運行可否の結果を前記ドライバー端末に送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、点呼・点検支援システムにおいて、
ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と、
前記車載器と通信接続され、ドライバーによって管理されるドライバー端末と、
運行管理者によって管理される運行管理者端末と、
前記ドライバー端末と前記運行管理者端末とに通信接続される管理サーバと、を備え、
前記ドライバー端末は、前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する第1取得手段と、
取得した前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを前記管理サーバに送信する第1送信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記ドライバー端末から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する第2取得手段と、
前記第2取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された判定結果を前記運行管理者端末に送信する第2送信手段と、備え、
前記運行管理者端末は、前記判定結果を表示する表示手段と、
運行管理者が運行可否の結果を入力するための入力手段と、
前記入力手段により入力された運行可否の結果を前記ドライバー端末に送信する第3送信手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、
コンピュータを、
ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する取得手段、
前記取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段、
として機能させるための点呼・点検支援プログラムである。
本発明によれば、運行管理者及びドライバーの点呼及び点検の負担を低減することができる点呼・点検支援装置、点呼・点検支援システム及び点呼・点検支援プログラムを提供することができる。
実施形態に係る点呼・点検支援システムの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る点呼・点検支援システムにおける、情報の流れを示すブロック図である。 実施形態に係る点呼・点検支援システムにおける、点呼・点検の実施時の流れを示すフローチャートである。 変形例1に係る点呼・点検支援システムの構成を示すブロック図である。 変形例2に係る点呼・点検支援システムの構成を示すブロック図である。
以下、図1から図3に基づいて、本発明の実施形態である点呼・点検支援システム100について説明する。
[システム構成]
{全体構成}
点呼・点検支援システム100は、図1及び図2に示すように、車載器1と、ドライバー端末2と、運行管理者端末3と、管理サーバ4と、を備える。また、点呼・点検支援システム100を構成する各装置は、図1に示すように、通信ネットワークNを介して接続されている。
{車載器}
車載器1は、主として管理対象車両Cの夫々に取り付けられた、ドライバーDの健康状態に関するドライバー状態情報及び管理対象車両Cの車両状態に関する車両状態情報を取得するための機器であり、アルコールチェッカー11と、生体センサ12と、故障診断機13と、タイヤセンサ14と、を含む。
なお、車載器1は、全てが管理対象車両Cに取り付けられている必要はなく、例えばドライバーDが携帯する等の形で、点呼・点検時にのみ管理対象車両Cの車内に持ち込まれるものが含まれてもよい。例えば、アルコールチェッカー11及び生体センサ12については、管理対象車両Cに取り付けることなくドライバーDが携帯する形として、事務所等車外の場所においても使用できるようにしてもよい。
また、以下においては、各種センサが各々個別に通信部を備え、各通信部から個別にドライバー端末2に検出結果を送信する構成として説明するが、各種センサから一の通信部に有線又は無線で検出結果を一旦送信し、一の通信部が各種センサからの検出結果をまとめてドライバー端末2に送信する構成としてもよい。
(アルコールチェッカー)
アルコールチェッカー11は、管理対象車両Cの運転席の所定の位置に備えられ、図1に示すように、アルコール検出部111と通信部112とを備え、図2に示すように、アルコール検出部111によって検出したドライバーDの呼気に含まれるアルコール濃度に関する情報であるアルコール情報I1を、通信部112からドライバー端末2へと送信する。
なお、アルコールチェッカー11は必ずしも管理対象車両に備えられている必要はなく、例えば、ドライバーDが携帯して、ドライバー端末2に装着して用いるようにしてもよい。
(生体センサ)
生体センサ12は、体温センサ121と、血圧センサ122と、を含み、管理対象車両Cの車内の所定の位置、例えばハンドルに備えられる。
体温センサ121は、図1に示すように、体温検出部1211と通信部1212とを備え、図2に示すように、体温検出部1211によって検出したドライバーDの体温に関する情報である体温情報I2を、通信部1212からドライバー端末2へと送信する。
血圧センサ122は、図1に示すように、血圧検出部1221と通信部1222とを備え、図2に示すように、血圧検出部1221によって検出したドライバーDの血圧に関する情報である血圧情報I3を、通信部1222からドライバー端末2へと送信する。
(故障診断機)
故障診断機13は、故障診断機本体131と、OBDコネクタ132とを含み、管理対象車両Cの運転席の所定の位置に備えられる。
故障診断機本体131は、図1に示すように、診断部1311と、通信部1312とを含み、図2に示すように、OBDコネクタ132を介して取得した管理対象車両Cの故障の有無に関する情報である故障情報I4を、通信部1312からドライバー端末2へと送信する。
故障診断機13は、故障情報I4として、具体的には、例えば以下の情報を取得する。
ブレーキ・ペダル:踏みしろ及びブレーキの効きについて、関連する故障コードの検出の有無。
パーキングブレーキ・レバー:引きしろ(踏みしろ)について、関連する故障コードの検出の有無。
原動機:かかり具合・異音について、チェンジランプの点灯の有無、関連する故障コードの検出の有無。低速・加速の状態について、チェンジランプの点灯の有無、関連する故障コードの検出の有無。
ウィンドウォッシャ:噴射状態について、液量ウォーニングの点灯の有無、関連する故障コードの検出の有無。
ウィンドウォッシャタンク:液量について、液量ウォーニングの点灯の有無。
ブレーキのリザーバタンク:液量について、ブレーキウォーニングの点灯の有無、関連する故障コードの検出の有無。
バッテリ:液量・電圧について、バッテリーウォーニングの点灯の有無、電圧・電流値の異常の有無、関連する故障コードの検出の有無。
ラジエタ等の冷却装置:液量について、冷却水ウォーニングの点灯の有無、関連する故障コードの検出の有無。
潤滑油:液量について、オイル量ウォーニングの点灯の有無、関連する故障コードの検出の有無。
灯火装置方向指示器:点灯・点滅・汚れ・損傷について、球切れ警告の有無、関連する故障コードの検出の有無。
(タイヤセンサ)
タイヤセンサ14は、所定のTPMS(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)が用いられ、図1に示すように、空気圧測定部141と通信部142とを有し、図2に示すように、空気圧測定部141によって空気圧を測定の上、測定結果に関する情報である空気圧情報I5を、通信部142からドライバー端末2へと送信する。
{ドライバー端末}
ドライバー端末2は、管理対象車両Cの運行を行うドライバーDの夫々が携帯するスマートフォン、タブレット等の端末であり、車載器1から情報を受信し、所定の判定処理を行う。
ドライバー端末2は、例えば、制御部21と、操作部22と、表示部23と、記憶部24と、通信部25と、映像取得部26と、を備える。
制御部21は、ドライバー端末2の動作を制御する部分であり、具体的には、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部24に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、ドライバー端末2の各部を統括制御する。
操作部22は、例えば、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーを有するキーボード等を備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部21へと出力する。なお、操作部22は、例えば、表示部23と一体的に形成されたタッチパネル等であってもよい。
表示部23は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイを備え、制御部21から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
記憶部24は、ドライバー端末2の運用に必要となる各種情報が記憶される部分であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリ等により構成され、プログラムデータ、各種設定データ等のデータを、制御部21から読み書き可能に記憶する。
記憶部24には、ドライバー情報記憶部241と、点呼フォーム242と、点検フォーム243と、判定プログラム244と、閾値情報記憶部245と、が備えられている。
ドライバー情報記憶部241には、ドライバー端末2を携帯するドライバーDの氏名、点呼・点検支援システム100へのログインID及びパスワード等が記憶されている。
点呼フォーム242には、例えば、脳・心疾患に係る前兆や自覚症状として、
・左胸、左肩から背中にかけて、痛みや圧迫感、締め付けられている感じがする。
・息切れ呼吸がしにくい。
・脈が飛ぶ、胸部の不快感、動悸、めまいなどを感じる。
・片方の手足、顔半分の麻痺、しびれを感じる。
・言語の障害が発生している。
・片方の目が見えない、物が二重に見える、視野の半分が欠ける。
・強い頭痛がする。
といった項目が記載され、ドライバーDが、問題のある項目がある場合にチェックをつけるようになっている。
さらに、平時の状態との比較として、
・疲れを感じないか。
・気分が悪くないか。
・腹痛、吐き気、下痢がないか。
・眠気を感じないか。
・怪我などで痛みを我慢していないか。
・運転に悪影響を及ぼす薬を服用していないか。
・その他健康状態に関して気になることはないか。
といった項目が記載され、ドライバーDが、問題のある項目がある場合にチェックをつけるようになっている。
点検フォーム243には、例えば、
・ワイパーの拭き取り状態。
・ファンベルトの張り具合、損傷の有無。
・タイヤのディスクホイールの取り付け状態。
・タイヤの亀裂・損傷・摩耗の有無。
・タイヤの溝の深さ。
といった項目が記載され、ドライバーDが問題のある項目がある場合にチェックをつけるようになっている。
判定プログラム244は、所定の点呼項目及び点検項目の充足性の判定の際に用いられるプログラムである。
閾値情報記憶部245は、所定の点呼項目及び点検項目の充足性の判定の際に用いられる閾値情報が記憶されたデータベースである。
通信部25は、車載器1、運行管理者端末3及び管理サーバ4との通信に用いられる部分であり、例えば、通信用IC(Integrated Circuit)及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部21の制御の元、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。
映像取得部26は、ドライバーDの映像を取得する部分であり、例えば、スマートフォンやタブレット等の端末のインカメラが用いられる。
{運行管理者端末}
運行管理者端末3は、運行管理者Mが所在する事務所等に備えられたPC、タブレット等の端末であり、管理サーバ4から受信したデータを、運行管理者Mに表示する。
運行管理者端末3は、例えば、制御部31と、操作部32と、表示部33と、記憶部34と、通信部35と、を備える。
制御部31は、運行管理者端末3の動作を制御する部分であり、具体的には、CPU、ROM、RAM等を備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部34に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、運行管理者端末3の各部を統括制御する。
操作部32は、例えば、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキーボード、マウス等のポインティングデバイス等を備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部31へと出力する。なお、操作部32は、例えば、表示部33と一体的に形成されたタッチパネル等であってもよい。
表示部33は、例えば、LCD等のディスプレイを備え、制御部31から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
記憶部34は、運行管理者端末3の運用に必要となる各種情報が記憶される部分であり、例えば、HDD、半導体メモリ等により構成され、プログラムデータ、各種設定データ等のデータを、制御部31から読み書き可能に記憶する。
記憶部34には、運行管理者情報記憶部341が備えられている。運行管理者情報記憶部341には、運行管理者端末3を使用する運行管理者Mの氏名、点呼・点検支援システム100へのログインID及びパスワード等が記憶されている。
通信部35は、ドライバー端末2及び管理サーバ4との通信に用いられる部分であり、例えば、通信用IC及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部31の制御の元、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。
(管理サーバ)
管理サーバ4は、点呼・点検支援システム100を運用するユーザ企業の本社H等所定の場所に備えられたPC、WS(Work Station)等の情報機器であり、ドライバー端末2から受信した情報を記憶すると共に、これをドライバーDの運行日別の注意すべき事故の特定結果と共に運行管理者端末3へと送信する。
なお、管理サーバ4は、必ずしもユーザ企業自ら保有することを要せず、例えば、クラウドサービスを提供する会社が保有するPC、WS等の情報機器を利用してもよい。
管理サーバ4は、例えば、制御部41と、通信部42と、記憶部43と、を備える。
制御部41は、管理サーバ4の動作を制御する部分であり、具体的には、CPU、ROM、RAM等を備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部43に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、管理サーバ4の各部を統括制御する。
通信部42は、ドライバー端末2及び運行管理者端末3との通信に用いられる部分であり、例えば、通信用IC及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部41の制御の元、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。
記憶部43は、管理サーバ4の運用に必要となる各種情報が記憶される部分であり、例えば、HDD、半導体メモリ等により構成され、プログラムデータ、各種設定データ等のデータを、制御部41から読み書き可能に記憶する。
記憶部43には、判定結果データベース431と、注意事故特定プログラム432と、事故記録データベース433と、運転適性診断結果データベース434と、外的要因データベース435と、が備えられている。
判定結果データベース431は、所定の点呼項目及び点検項目の充足性の判定結果が記憶されるデータベースである。
注意事故特定プログラム432は、制御部41によるドライバーの分類、発生し易い事故の特定及び運行日別の注意すべき事故の特定の際に用いられるプログラムである。
事故記録データベース433には、図2に示すように、ドライバーD毎に、過去に実際に起こした事故の発生状況や原因等に関する情報である事故記録情報I6が記憶されている。なお、事故の発生状況としては、事故現場の状況のみでなく、事故のあった車両の車種及び車型や、当日の搬送荷物の持ち出し個数等、事故車両に関する情報も記憶されている。
また、事故記録情報I6としては、過去にドライバーDが起こした各事故について、事故態様から以下の5類型のいずれかに分類され、分類結果が記憶されている。
1.出会い頭事故
2.自走事故
3.静止物事故
4.バック事故
5.その他事故
運転適性診断結果データベース434には、図2に示すように、ドライバーD毎に、運転適性診断の結果に関する情報である運転適性診断結果情報I7が記憶されている。なお、運転適性診断結果情報I7は、所定の筆記テストやシミュレーターにより、ドライバーの性格、運転態度、認知・処理機能、視覚機能等について、心理及び生理の両面から個人の特性を把握したものである。
具体的には、運転適性診断の診断項目としては以下の29項目があり、運転適性診断結果情報I7として、それぞれの項目についての採点結果が記憶されている。
・性格:1.状況判断力、2.動作の正確さ、3.動作の速さ、4.衝動抑止性、5.神経質傾向、6.気分の変わりやすさ、7.感情高揚性、8.自己主張の強さ、9.協調性、10.自己顕示性、11.情緒安定性
・安全運転態度:12.横着さ、13.衝動性、14.自己中心性、15.自己陶酔性、16.自己顕示性
・危険感受性:17.危険感受性テスト結果
・処理判断検査:18.注意力、19.場面適応力、20.注意の配分
・選択反応検査:21.動作の正確さ、22.動作の早さ、23.反応のムラ
・速度見越検査:24.焦操性、25.遅延反応、26.反応のムラ
・機械検査:27.機械検査総合
・視力:28.視力測定結果
・総合:29.総合結果
外的要因データベース435には、図2に示すように、運行日毎、ドライバーD毎に、事故の要因となる外的要因に関する情報である外的要因情報I8が記憶されている。具体的には、例えば、運行日当日に使用される車種、運行日当日の天気、当該ドライバーDが担当する予定の輸送ルート、輸送量、当該輸送ルートの渋滞状況に係る情報等が記憶されている。
(通信ネットワーク)
通信ネットワークNは、例えば、インターネット、電話回線網、携帯電話通信網、無線LAN通信網等である。
[システム使用時の流れ]
以下、実施形態に係る点呼・点検支援システム100の使用時の流れについて、図2及び3に基づいて説明する。
{ログイン:ステップS1}
管理対象車両CにドライバーDが乗車した状態で、管理対象車両Cが、車庫内等の所定の点呼・点検場所に停車すると、ドライバーDは、所定のログインID及びパスワードを、ドライバー端末2の操作部22を用いて入力することで、システムへのログインを行う。
また、運行管理者Mは、所定のログインID及びパスワードを、運行管理者端末3の操作部32を用いて入力することで、システムへのログインを行う。
{ドライバー状態情報の取得:ステップS2}
続いて、車載器1によって、点呼に必要なドライバー状態情報が取得された上で、ドライバー端末2へと送信される。
具体的には、まず、アルコールチェッカー11は、アルコール検出部111によってドライバーDの呼気に含まれるアルコール濃度に係る情報であるアルコール情報I1を取得の上、通信部112からドライバー端末2へと送信する。
生体センサ12のうち体温センサ121は、体温検出部1211によってドライバーDの体温に係る情報である体温情報I2を取得の上、通信部1212からドライバー端末2へと送信する。
また、生体センサ12のうち血圧センサ122は、血圧検出部1221によってドライバーDの血圧に係る情報である血圧情報I3を取得の上、通信部1222から、ドライバー端末2へと送信する。
また、ドライバーDは、ドライバー端末2の記憶部24に備えられた点呼フォーム242を用いて、上記のような所定の点呼項目について入力する。具体的には、ドライバーDは、点呼フォーム242に記載された所定の項目につき、問題のある項目がある場合に操作部22を用いてチェックをつける形で、所定の点呼項目についての入力を行う。
{車両状態情報の取得:ステップS3}
続いて、車載器1によって、点検に必要な車両状態情報が取得された上で、ドライバー端末2へと送信される。
具体的には、まず、故障診断機13の故障診断機本体131は、診断部1311によって、上記のような所定の管理対象車両Cの故障の有無に関する情報である故障情報I4を取得の上、通信部1312からドライバー端末2へと送信する。
また、タイヤセンサ14は、空気圧測定部141によって管理対象車両Cのタイヤの空気圧に関する情報である空気圧情報I5を取得の上、通信部142からドライバー端末2へと送信する。
また、ドライバーDは、ドライバー端末2の記憶部24に備えられた点検フォーム243を用いて、上記のような所定の点検項目について入力する。具体的には、ドライバーDは、点検フォーム243に記載された所定の項目につき、問題のある項目がある場合に操作部22を用いてチェックをつける形で、所定の点検項目についての入力を行う。
{ドライバー状態情報に基づく判定:ステップS4}
続いて、ドライバー状態情報を通信部25によって取得したドライバー端末2において、ドライバー状態情報に基づく判定がなされる。
具体的には、まずドライバー端末2の制御部21は、記憶部24に備えられた判定プログラム244を用いて、アルコールチェッカー11から通信部25によって取得したアルコール情報I1と、記憶部24に備えられた閾値情報記憶部245に記憶されたアルコール濃度に関する閾値情報と、を対比し、ドライバーDの呼気に含まれるアルコール濃度が所定の閾値を超えていないかを判定する。
続いて、ドライバー端末2の制御部21は、記憶部24に備えられた判定プログラム244を用いて、生体センサ12のうち体温センサ121から通信部25によって取得した体温情報I2と、記憶部24に備えられた閾値情報記憶部245に記憶された体温に関する閾値情報と、を対比し、ドライバーDの体温が、所定の閾値を超えていないかを判定する。
また、ドライバー端末2の制御部21は、記憶部24に備えられた判定プログラム244を用いて、生体センサ12のうち血圧センサ122から通信部25によって取得した血圧情報I3と、記憶部24に備えられた閾値情報記憶部245に記憶された血圧に関する閾値情報と、を対比し、ドライバーDの血圧が、所定の閾値を超えていないかを判定する。
続いて、ドライバー端末2の制御部21は、記憶部24に備えられた判定プログラム244を用いて、ドライバーDによって入力された点呼フォーム242に、チェックがなされた項目がないかについて判定する。
{車両状態情報に基づく判定:ステップS5}
続いて、車両状態情報を通信部25によって取得したドライバー端末2において、車両状態情報に基づく判定がなされる。
具体的には、まずドライバー端末2の制御部21は、記憶部24に備えられた判定プログラム244を用いて、故障診断機13から通信部25によって取得した故障情報I4に基づき、上記のような所定の故障コード、ランプ・ウォーニング等の点灯、異常・警告等が検出されている箇所がないかを判定する。
続いて、ドライバー端末2の制御部21は、記憶部24に備えられた判定プログラム244を用いて、タイヤセンサ14から通信部25によって取得した空気圧情報I5と、記憶部24に備えられた閾値情報記憶部245に記憶されたタイヤの空気圧に関する閾値情報と、を対比し、管理対象車両Cのタイヤの空気圧が基準値の80%以下となっていないかを判定する。
続いて、ドライバー端末2の制御部21は、記憶部24に備えられた判定プログラム244を用いて、ドライバーDによって入力された点検フォーム243にチェックがなされた項目がないかについて判定する。
{管理サーバへの送信:ステップS6}
ステップS4、S5の判定がなされると、ドライバー端末2の制御部21は、ステップS4及びS5における判定結果に係る情報である判定結果情報I9を、ドライバーDの氏名に係る情報と共に、通信部25から、通信ネットワークNを通じて、管理サーバ4へと送信する。
通信部42によって判定結果情報I9を受信した管理サーバ4においては、制御部41が、これを記憶部43の判定結果データベース431に記憶する。
{注意すべき事故の特定:ステップS7}
続いて、管理サーバ4において、ステップS6において判定結果情報I9を受信したドライバーDについて、運行日別の注意すべき事故の特定がなされる。具体的には以下の通りである。
(ドライバーの分類:ステップS7−1)
まず、制御部41は、記憶部43に備えられた注意事故特定プログラム432を用いて、記憶部43の事故記録データベース433に記憶された事故記録情報I6と、運転適性診断結果データベース434に記録された運転適性診断結果情報I7とに基づき、ドライバーDが起こし易い事故に関する分類群の中から、当該ドライバーDが該当する分類を特定する。
ドライバーDが起こし易い事故に関する分類としては、例えば、以下の6つがある。
1.出会い頭事故惹起者
2.自走事故惹起者
3.静止物事故惹起者
4.バック事故惹起者
5.その他事故惹起者
6.非惹起者
具体的には、ドライバーDの分類は以下のようにしてなされる。
すなわち、上記のように、事故記録情報I6には、過去にドライバーDが起こした各事故について、出会い頭事故、自走事故、静止物事故、バック事故、その他事故のいずれの類型に分類されるかについての情報が含まれ、また、運転適性診断結果情報I7には、各ドライバーDについて、29の診断項目についての採点結果が記憶されている。
そこで、制御部41は、運転適性診断結果情報I7に基づいて、各ドライバーDにつき、運転適性診断における29の診断項目のうち、採点結果が平均値以下の項目を抽出の上、当該平均値以下の項目と、事故記録情報I6に含まれる過去にドライバーDが起こした事故の分類結果に基づいて、運転適性診断における平均値以下の項目と、発生した事故の類型との相関関係を統計分析し、過去において、いかなる項目が平均値以下であるドライバーDが、いかなる類型の事故を発生させた場合が多かったかを明らかにする。
続いて制御部41は、ステップS6において判定結果情報I9を受信したドライバーDについて、当該ドライバーDに係る運転適性診断結果情報I7から、運転適性診断における平均値以下の項目を抽出する。その上で、当該抽出結果と、上記における統計分析の結果とから、当該ドライバーが発生させる可能性が高い事故の類型を特定する。
これによって、出会い頭事故を発生させる可能性が高いとされたドライバーDを出会い頭事故惹起者、自走事故を発生させる可能性が高いとされたドライバーDを自走事故惹起者、静止物事故を発生させる可能性が高いとされたドライバーDを静止物事故惹起者、バック事故を発生させる可能性が高いとされたドライバーDをバック事故惹起者、その他事故を発生させる可能性が高いとされたドライバーDをその他事故惹起者に分類し、いずれにも当てはまらなかったドライバーDを非惹起者に分類する。
例えば、上記統計分析において、出会い頭事故について、運転適性診断の項目のうち、処理判断検査、自己顕示性、自己主張の強さの項目において採点結果が平均値以下であるドライバーが起こしている割合が高いという結果が出ている場合において、運転適性診断において同様の結果が出ているドライバーDは、出会い頭事故惹起者に分類されることとなる。
(発生し易い事故の特定:ステップS7−2)
続いて、制御部41は、記憶部43に備えられた注意事故特定プログラム432を用いて、記憶部43の外的要因データベース435に記憶された外的要因情報I8に基づき、外的要因から運行日当日に発生し易い事故につき特定する。
具体的には、発生し易い事故の特定は以下のようにしてなされる。
すなわち、上記のように、事故記録情報I6には、過去にドライバーDが起こした各事故について、事故車両の車両状況を含む当該事故の具体的な発生時の状況と、当該事故が出会い頭事故、自走事故、静止物事故、バック事故、その他事故のいずれの類型に分類されるかについての情報が含まれる。
そこで、制御部41は、事故記録情報I6に基づいて、事故発生時の状況と、発生した事故の類型との相関関係を統計分析し、過去において、いかなる状況において、いかなる類型の事故が発生した場合が多かったかを明らかにする。例えば、事故のあった車両の車種及び車型、当日の搬送荷物の持ち出し個数、当日の天気等の情報に基づいて、特定の状況において発生件数が多い事故の類型が明らかとされる。
続いて制御部41は、ステップS6において判定結果情報I9を受信したドライバーDについて、外的要因情報I8を参照し、当該ドライバーDの次回の運行時において想定される外的要因と、上記における統計分析の結果とに基づいて、外的要因から運行日当日に発生し易い事故の類型を特定する。
例えば、上記統計分析において、特定の車種・車型のトラックについて、100個以上の荷物を持ち出しており、かつ天候が雨の日において、出会い頭事故が発生している割合が高いという結果が出ている場合において、外的要因情報I8として記憶された想定される運行日当日の状況がこれと一致する場合においては、出会い頭事故が、外的要因から発生し易い事故の類型として特定されることとなる。
(運行日別の注意すべき事故の特定:ステップS7−3)
続いて、制御部41は、記憶部43に備えられた注意事故特定プログラム432を用いて、ステップS7−1におけるドライバーDの分類結果と、ステップS7−2における外的要因からの発生し易い事故の特定結果とに基づき、ドライバーDの運行日別の注意すべき事故を特定する。
具体的には、ステップS7−1においてドライバーDが分類された類型と、ステップS7−2において特定された外的要因から発生し易い事故の類型とが一致する場合に、当該類型の事故が運行日別の注意すべき事故として特定される。
例えば、ドライバーDが出会い頭事故惹起者に分類されている場合であり、かつ、外的要因情報I8からも、出会い頭事故が発生し易いと予測された場合においては、交差点等における出会い頭事故が注意すべき事故として特定されることとなる。
また、ステップS7−1においてドライバーDが分類された類型と、ステップS7−2において特定された外的要因から発生し易い事故の類型とが一致しない場合においては、注意すべき事故が特にないものとなる。ただし、この場合には、ステップS7−1においてドライバーDが分類された類型及びステップS7−2において特定された外的要因から発生し易い事故の類型の双方を、運行日別の注意すべき事故として特定するようにしてもよい。
{運行管理者端末への送信:ステップS8}
運行日別の注意すべき事故の特定がなされると、管理サーバ4の制御部41は、判定結果データベース431に記憶された判定結果情報I9と、ステップS7における注意すべき事故の特定結果である特定結果情報I10とを、ドライバーDの氏名に係る情報と共に、通信部42から、通信ネットワークNを通じて、運行管理者端末3へと送信する。判定結果情報I9及び特定結果情報I10を通信部35によって受信した運行管理者端末3においては、制御部31が、表示部33に判定結果情報I9及び特定結果情報I10を表示する。
なお、点呼の際には、通常、運行管理者Mが、点呼記録簿に所定の点呼項目について記載することが必要となるが、記憶部34に点呼記録簿に係るデータを記憶しておき、制御部31によって、判定結果情報I9に基づいて、所定の点呼項目につき、点呼記録簿に自動的に記載されるようにしてもよい。
{点呼の実施:ステップS9}
続いて、運行管理者Mが、運行管理者端末3を通じて点呼を行う。具体的には以下の通りである。
まず、運行管理者Mは、運行管理者端末3から通信ネットワークNを通じてドライバー端末2にアクセスし、ドライバーとの通話状態を確立するとともに、ドライバー端末2の映像取得部26を通じて、ドライバーの映像をリアルタイムで取得できるようにする。
その上で、運行管理者Mは、所定の点呼作業を行うこととなるが、この際には、上記のように既に所定の点呼・点検項目についての判定結果情報I9が表示部33に表示されているため、運行管理者Mは当該項目について逐一ドライバーDに確認すること要しない。したがって、運行管理者Mは、点呼に係る判定結果に、閾値を超えた項目や、ドライバーDによって問題があるものとしてチェックがなされた項目がある場合に、ドライバーDの変更の必要がある旨を操作部32を用いて入力するのみで足りる。操作部32を用いて入力された事項は、通信部35からドライバー端末2へと送信される。
また、点呼の際には、運行管理者端末3の表示部33にドライバーDの運行日別の注意すべき事故の特定結果である特定結果情報I10が表示されており、運行管理者MはドライバーDの運行日別の注意すべき事故の特定結果に基づいて、注意喚起を行うこととなる。
なお、点検に関しては、管理対象車両Cについての整備を統括する所定の整備管理者(図示せず)が、運行管理者端末3に表示された判定結果情報I9を確認の上、点検に係る判定結果に、閾値を超えた項目や、所定の故障コード、ランプ・ウォーニング等の点灯、異常・警告等が検出されている項目や、ドライバーによってチェックがなされた項目がある場合に、管理対象車両Cの修理又は変更の必要がある旨を操作部32を用いて入力することとなる。操作部32を用いて入力された事項は、通信部35からドライバー端末2へと送信される。
[実施形態の効果]
実施形態に係る点呼・点検支援システム100によれば、所定の点呼項目についてシステムによって自動的に判定がなされ、判定結果情報I9が運行管理者端末3の表示部33に表示されることから、運行管理者Mは、全ての項目について逐一ドライバーDに確認する必要がなくなり、点呼の負担を低減することができる。また、運行管理者Mの主観によって判断される部分が減少するため、運行管理者Mの技量や経験に左右され難い正確な点呼が可能となる。
また、点検に関して、ドライバーDが目視で点検しなければならない項目が減少することから、ドライバーDの負担を低減することができる。また、ドライバーDの主観によって判断される部分が減少するため、ドライバーDの技量や経験に左右され難い正確な点検が可能となる。
また、運行管理者端末3に、ドライバーDの運行日別の注意すべき事故の特定結果である特定結果情報I10が表示され、運行管理者Mはこれに基づいて注意喚起を行うことができるため、ドライバーDのタイプや、外的要因から導かれた発生し易い事故に基づいて、的確な注意喚起を行うことが可能となる。
また、点呼の際には、運行管理者Mは、点呼記録簿に所定の点呼項目について記載することが必要となるが、本実施形態によれば、このような点呼記録簿への記載も、運行管理者Mが手作業で行うのではなく、運行管理者端末3において、判定結果情報I9に基づいて自動的になされるようにすることが可能となる。したがって、運行管理者Mによる点呼記録簿への記入漏れを防止することができる。
[変形例]
以下、本実施形態の変形例について、図4及び図5に基づいて説明する。
{変形例1}
図4に示すように、ドライバー端末2の記憶部24に代わって、管理サーバ4の記憶部43に、判定プログラム436及び閾値情報記憶部437を備え、管理サーバ4において、制御部41によって、ステップS4のドライバー状態情報に基づく判定及びステップS5の車両状態情報に基づく判定なされるようにしてもよい。
この場合、ドライバー端末2は、車載器1から受信した情報並びに点呼フォーム242及び点検フォーム243に入力された情報を管理サーバ4へと送信する役割を果たし、管理サーバ4はドライバー端末2を介して車載器1と通信接続されることとなる。
そして、管理サーバ4は、車載器1から、ドライバー端末2及び通信ネットワークNを介して、通信部42によって、アルコール情報I1、体温情報I2、血圧情報I3、故障情報I4及び空気圧情報I5を取得し、通信部42から、通信ネットワークNを介して、運行管理者端末3へと、判定結果情報I9及び特定結果情報I10を送信する。
{変形例2}
図5に示すように、管理サーバ4の記憶部43に代わって、ドライバー端末2の記憶部24が、注意事故特定プログラム246、事故記録データベース247、運転適性診断結果データベース248及び外的要因データベース249を備え、ドライバー端末2の制御部21によって、ステップS7−1のドライバーの分類、ステップS7−2の発生し易い事故の特定及びステップS7−3の運行日別の注意すべき事故の特定がなされるようにしてもよい。
そして、ドライバー端末2の制御部21が、通信部25から、通信ネットワークNを介して、管理サーバ4へと、判定結果情報I9及び特定結果情報I10を送信し、判定結果情報I9及び特定結果情報I10を通信部42によって受信した管理サーバ4においては、制御部41が、通信部42から、通信ネットワークNを介して、運行管理者端末3へと、判定結果情報I9及び特定結果情報I10を送信することとなる。
また、この場合、必ずしも管理サーバ4を備えることを要せず、ドライバー端末2の制御部21が、通信部25から通信ネットワークNを介して、直接運行管理者端末3へと、判定結果情報I9及び特定結果情報I10を送信するようにしてもよい。
100 点呼・点検支援システム
1 車載器
11 アルコールチェッカー
12 生体センサ
13 故障診断機
14 タイヤセンサ
2 ドライバー端末(点呼・点検支援装置)
21 制御部(判定手段、第1特定手段、第2特定手段、第3特定手段)
24 記憶部
245 閾値情報記憶部(閾値情報記憶手段)
247 事故記録データベース(事故記録情報記憶手段)
248 運転適性診断結果データベース(運転適性診断結果情報記憶手段)
249 外的要因データベース(外的要因情報記憶手段)
25 通信部(取得手段、第1取得手段、第1送信手段)
3 運行管理者端末
32 操作部(入力手段)
33 表示部(表示手段)
35 通信部(第2送信手段、第3送信手段)
4 管理サーバ(点呼・点検支援装置)
41 制御部(第1特定手段、第2特定手段、第3特定手段、判定手段)
42 通信部(第2取得手段、第1送信手段、第2送信手段)
43 記憶部
433 事故記録データベース(事故記録情報記憶手段)
434 運転適性診断結果データベース(運転適性診断結果情報記憶手段)
435 外的要因データベース(外的要因情報記憶手段)
437 閾値情報記憶部(閾値情報記憶手段)
C 管理対象車両(車両)
D ドライバー
M 運行管理者
N 通信ネットワーク(通信回線)
I1 アルコール情報(ドライバ―状態情報)
I2 体温情報(ドライバ―状態情報)
I3 血圧情報(ドライバ―状態情報)
I4 故障情報(車両状態情報)
I5 空気圧情報(車両状態情報)
I6 事故記録情報
I7 運転適性診断結果情報
I8 外的要因情報
I9 判定結果情報
I10 特定結果情報
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、点呼・点検支援装置において、
ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と通信接続され、
前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
ドライバーが過去に起こした事故に関する事故記録情報を記憶する事故記録情報記憶手段と、
ドライバーの運転適性診断の結果に関する運転適性診断結果情報を記憶する運転適性診断結果情報記憶手段と、
運行日毎の事故の外的要因に関する外的要因情報を記憶する外的要因情報記憶手段と、
前記事故記録情報と、前記運転適性診断結果情報と、に基づいて、ドライバーが起こし易い事故に関する分類群の中から当該ドライバーが該当する分類を特定する第1特定手段と、
前記外的要因情報に基づいて、運行日別に発生し易い事故を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段による特定結果と、前記第2特定手段による特定結果と、に基づいて、ドライバーの運行日別に注意すべき事故を特定する第3特定手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、点呼・点検支援システムにおいて、
ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と、
前記車載器と通信接続され、ドライバーによって管理されるドライバー端末と、
運行管理者によって管理される運行管理者端末と、
を備え、
前記ドライバー端末は、
前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
ドライバーが過去に起こした事故に関する事故記録情報を記憶する事故記録情報記憶手段と、
ドライバーの運転適性診断の結果に関する運転適性診断結果情報を記憶する運転適性診断結果情報記憶手段と、
運行日毎の事故の外的要因に関する外的要因情報を記憶する外的要因情報記憶手段と、
前記事故記録情報と、前記運転適性診断結果情報と、に基づいて、ドライバーが起こし易い事故に関する分類群の中から当該ドライバーが該当する分類を特定する第1特定手段と、
前記外的要因情報に基づいて、運行日別に発生し易い事故を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段による特定結果と、前記第2特定手段による特定結果と、に基づいて、ドライバーの運行日別に注意すべき事故を特定する第3特定手段と、
前記判定手段により判定された判定結果及び前記第3特定手段により特定された特定結果を前記運行管理者端末に直接又は外部装置を介して送信する第1送信手段と、を備え、
前記運行管理者端末は、
前記判定手段により判定された判定結果及び前記第3特定手段により特定された特定結果を表示する表示手段と、
運行管理者が運行可否の結果を入力するための入力手段と、
前記入力手段により入力された運行可否の結果を前記ドライバー端末に送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、点呼・点検支援システムにおいて、
ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と、
前記車載器と通信接続され、ドライバーによって管理されるドライバー端末と、
運行管理者によって管理される運行管理者端末と、
前記ドライバー端末と前記運行管理者端末とに通信接続される管理サーバと、を備え、
前記ドライバー端末は、
前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する第1取得手段と、
取得した前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを前記管理サーバに送信する第1送信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記ドライバー端末から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する第2取得手段と、
前記第2取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
ドライバーが過去に起こした事故に関する事故記録情報を記憶する事故記録情報記憶手段と、
ドライバーの運転適性診断の結果に関する運転適性診断結果情報を記憶する運転適性診断結果情報記憶手段と、
運行日毎の事故の外的要因に関する外的要因情報を記憶する外的要因情報記憶手段と、
前記事故記録情報と、前記運転適性診断結果情報と、に基づいて、ドライバーが起こし易い事故に関する分類群の中から当該ドライバーが該当する分類を特定する第1特定手段と、
前記外的要因情報に基づいて、運行日別に発生し易い事故を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段による特定結果と、前記第2特定手段による特定結果と、に基づいて、ドライバーの運行日別に注意すべき事故を特定する第3特定手段と、
前記判定手段により判定された判定結果及び前記第3特定手段により特定された特定結果を前記運行管理者端末に送信する第2送信手段と、備え、
前記運行管理者端末は、
前記判定手段により判定された判定結果及び前記第3特定手段により特定された特定結果を表示する表示手段と、
運行管理者が運行可否の結果を入力するための入力手段と、
前記入力手段により入力された運行可否の結果を前記ドライバー端末に送信する第3送信手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、点呼・点検支援システムにおいて、
ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と、
前記車載器と通信接続され、ドライバーによって管理されるドライバー端末と、
運行管理者によって管理される運行管理者端末と、
前記ドライバー端末と前記運行管理者端末とに通信接続される管理サーバと、を備え、
前記ドライバー端末は、
前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する第1取得手段と、
前記第1取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された判定結果を前記管理サーバに送信する第1送信手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記ドライバー端末から、前記判定手段により判定された判定結果を、通信回線を介して取得する第2取得手段と、
ドライバーが過去に起こした事故に関する事故記録情報を記憶する事故記録情報記憶手段と、
ドライバーの運転適性診断の結果に関する運転適性診断結果情報を記憶する運転適性診断結果情報記憶手段と、
運行日毎の事故の外的要因に関する外的要因情報を記憶する外的要因情報記憶手段と、
前記事故記録情報と、前記運転適性診断結果情報と、に基づいて、ドライバーが起こし易い事故に関する分類群の中から当該ドライバーが該当する分類を特定する第1特定手段と、
前記外的要因情報に基づいて、運行日別に発生し易い事故を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段による特定結果と、前記第2特定手段による特定結果と、に基づいて、ドライバーの運行日別に注意すべき事故を特定する第3特定手段と、
前記判定手段により判定された判定結果及び前記第3特定手段により特定された特定結果を前記運行管理者端末に送信する第2送信手段と、を備え、
前記運行管理者端末は、
前記判定手段により判定された判定結果及び前記第3特定手段により特定された特定結果を表示する表示手段と、
運行管理者が運行可否の結果を入力するための入力手段と、
前記入力手段により入力された運行可否の結果を前記ドライバー端末に送信する第3送信手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、
コンピュータを、
ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する取得手段、
前記取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段、
ドライバーが過去に起こした事故に関する事故記録情報を記憶する事故記録情報記憶手段、
ドライバーの運転適性診断の結果に関する運転適性診断結果情報を記憶する運転適性診断結果情報記憶手段、
運行日毎の事故の外的要因に関する外的要因情報を記憶する外的要因情報記憶手段、
前記事故記録情報と、前記運転適性診断結果情報と、に基づいて、ドライバーが起こし易い事故に関する分類群の中から当該ドライバーが該当する分類を特定する第1特定手段、
前記外的要因情報に基づいて、運行日別に発生し易い事故を特定する第2特定手段、
前記第1特定手段による特定結果と、前記第2特定手段による特定結果と、に基づいて、ドライバーの運行日別に注意すべき事故を特定する第3特定手段、
として機能させるための点呼・点検支援プログラムである。

Claims (6)

  1. ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と通信接続され、
    前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする点呼・点検支援装置。
  2. 所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定するための閾値情報を記憶する閾値情報記憶手段を有し、
    前記判定手段は、前記ドライバー状態情報及び前記車両状態情報と、前記閾値情報記憶手段に記憶された閾値情報と、の対比によって、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定することを特徴とする請求項1に記載の点呼・点検支援装置。
  3. ドライバーが過去に起こした事故に関する事故記録情報を記憶する事故記録情報記憶手段と、
    ドライバーの運転適性診断の結果に関する運転適性診断結果情報を記憶する運転適性診断結果情報記憶手段と、
    運行日毎の事故の外的要因に関する外的要因情報を記憶する外的要因情報記憶手段と、
    前記事故記録情報と、前記運転適性診断結果情報と、に基づいて、ドライバーが起こし易い事故に関する分類群の中から当該ドライバーが該当する分類を特定する第1特定手段と、
    前記外的要因情報に基づいて、運行日別に発生し易い事故を特定する第2特定手段と、
    前記第1特定手段による特定結果と、前記第2特定手段による特定結果と、に基づいて、ドライバーの運行日別に注意すべき事故を特定する第3特定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の点呼・点検支援装置。
  4. ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と、
    前記車載器と通信接続され、ドライバーによって管理されるドライバー端末と、
    運行管理者によって管理される運行管理者端末と、
    を備え、
    前記ドライバー端末は、
    前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された判定結果を前記運行管理者端末に直接又は外部装置を介して送信する第1送信手段と、を備え、
    前記運行管理者端末は、前記判定結果を表示する表示手段と、
    運行管理者が運行可否の結果を入力するための入力手段と、
    前記入力手段により入力された運行可否の結果を前記ドライバー端末に送信する第2送信手段と、
    を備えることを特徴とする点呼・点検支援システム。
  5. ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器と、
    前記車載器と通信接続され、ドライバーによって管理されるドライバー端末と、
    運行管理者によって管理される運行管理者端末と、
    前記ドライバー端末と前記運行管理者端末とに通信接続される管理サーバと、を備え、
    前記ドライバー端末は、前記車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する第1取得手段と、
    取得した前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを前記管理サーバに送信する第1送信手段と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記ドライバー端末から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された判定結果を前記運行管理者端末に送信する第2送信手段と、備え、
    前記運行管理者端末は、前記判定結果を表示する表示手段と、
    運行管理者が運行可否の結果を入力するための入力手段と、
    前記入力手段により入力された運行可否の結果を前記ドライバー端末に送信する第3送信手段と、
    を備えることを特徴とする点呼・点検支援システム。
  6. コンピュータを、
    ドライバーの健康状態に関するドライバー状態情報と、当該ドライバーが運転する予定の車両の車両状態に関する車両状態情報と、を取得する車載器から、前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを、通信回線を介して取得する取得手段、
    前記取得手段により取得された前記ドライバー状態情報と前記車両状態情報とを用いて、所定の点呼項目及び点検項目の充足性について判定する判定手段、
    として機能させるための点呼・点検支援プログラム。
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