JP2019061491A - 対話形発想支援方法および対話形発想支援装置 - Google Patents

対話形発想支援方法および対話形発想支援装置 Download PDF

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【課題】 本実施形態では、メンバーの発想活動後に充分な発想成果を確保できる対話形発想支援方法または対話形発想支援装置を提供する。【解決手段】 本実施形態における対話形発想支援装置を用いた発想の支援方法は、1以上のステップから構成される。初期のステップで、一人以上で構成される参加メンバー全員に最終ゴールを確認する。対話を用いて得られた参加メンバーの発想内容を可視化し、ステップ毎に可視化結果(マイルストーン・アウトプットの内容)が確認されるとともに評価される。その評価結果に基づいて参加メンバーへの次のアプローチ方法(発想誘導方法)が変化する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、対話しながらの発想を支援する方法およびその装置に関する。
従来から、多くの問題解決技法あるいはユーザの気づきや発見、発明を促進する多くの技法が提案されている。その創造発想支援方法の一例として、下記の手法が提案されている。
特開2005−284548号公報
特許文献1に記載された創造発想支援方法では“課題分析⇒アイデア創出⇒実現へ向けたシナリオ作成”の手順に従って検討が進められ、ステップ毎に所定の電子的テンプレートへの記入を行う。
しかし、上記の方法では電子的テンプレートへの記入自体に主眼が置かれ易く、ステップ毎の達成度評価がプロセスに含まれない。従って、最終的に得られる成果レベルに大きな変動が生じ易いと言う問題がある。
そこで本実施形態では、メンバーの発想活動後に充分な成果を確保できる対話形発想支援方法および対話形発想支援装置を提供することを目的とする。
本実施形態における発想の支援方法は、1以上のステップから構成される。初期のステップで、対話形発想支援装置を通じて一人以上で構成される参加メンバー全員に最終ゴールを確認する。対話を用いて得られた参加メンバーの発想内容は対話形発想支援装置を通じて可視化され、ステップ毎に可視化結果(マイルストーン・アウトプットの内容)が確認されるとともに評価される。そして、その評価結果に基づき、対話形発想支援装置を通じて次のステップの発想誘導が実行される。
なお、上記処理の一部は、対話形発想支援装置から一人以上の人間(支援者)に置き換えることが可能である。
図1は実施形態の対話形発想支援装置を用いたシステム形態の一例を示す図である。 図2は対話形発想支援方法の概略手順を示す説明図である。 図3はメンバー発想の支援活動に関する詳細手順の説明図である。 図4は発想障壁除去を含めたメンバー間でのベクトル合わせ誘導方法の説明図である。 図5はマイルストーン・アウトプット一例(サービス提供チャート)の説明図である。 図6はマイルストーン・アウトプットの他実施例(実現シナリオ・マップ)の説明図である。 図7は実施形態の対話形発想支援方法の適用対象場面例を示す説明図である。 図8は本実施形態で実行されるプロセス評価とステップ評価の特徴説明図である。 図9は本実施形態における評価ルーチン内(プログラム)構成を示す説明図である。
本実施形態の対話形発想支援装置を用いたシステム形態の一例を図1に示す。本システム形態の一例では、一人以上で構成されるメンバー2と、このメンバー2の発想を支援する対話形発想支援装置4と、可視化メディア6(閲覧・確認手段も含む)から構成される。
この対話形発想支援装置4は、メンバー2との対話を利用して発想支援を行う。また、この発想支援の一環として、対話形発想支援装置4はメンバー2間の対話の促進も図る。具体例として、メンバー2に対する最終ゴールの確認10やメンバー2間のベクトル合わせ12、発想障壁の除去14および、発想誘導または問いかけ16などを実施する。
本実施形態例では対話形発想支援装置4としているが、一人以上の人間(支援者)が、この対話形発想支援装置4の役割を担ってもよい。また他の応用例では、対話形発想支援装置4の役割あるいはその一部を支援者が処理してもよい。
例えば、対話形発想支援装置4からメンバー2全員に対して発想を誘導する問いかけ16の処理を行うと、それに呼応してメンバー2が発想内容を意識22する。その発想内容が対話を通じて他のメンバー2に伝えられると、それをきっかけとして次の発想内容が意識22される。
それらの発想内容の可視化30の過程で、メンバー2間の対話による発想内容の取捨選択24が行われる。そしてメンバー2が重要と認識した発想内容のみが、可視化30される。
この発想内容の可視化30の具体的な形態の一例として、後述するマイルストーン・アウトプット20の作成(各枠内への情報記入)を行っても良い。このマイルストーン・アウトプット20の作成はメンバー2が直接に実施しても良い。また、それに限らずメンバー2間の対話内容を基礎にして、対話形発想支援装置4が自発的に記載内容候補をメンバー2に提示しても良い(支援者によって代行される場合もある)。
このマイルストーン・アウトプット20には、予め複数種類のフォーマットが準備され、メンバー2のキャリアやメンバー発想の履歴に応じて使用フォーマットの切り替え38が行われる。また、それに限らずメンバー2の発想活動の進捗内容に応じて適宜フォーマットの修正38を行っても良い。
メンバー2が思いついた発想内容(あるいはマイルストーン・アウトプット20への記載内容)は、可視化メディア6に順次記録される。そして、可視化メディア6に記録された発想内容は、対話形発想支援装置4を通じた閲覧あるいは内容確認が可能となっている。
対話形発想支援装置4は、可視化メディア6に記録された発想内容を内容確認42し、その内容を評価44する。そして、その評価44の結果に基づき、対話形発想支援装置4は、次のアプローチ方法の検討46を行う。この評価44の過程で、現状での発想到達レベルが予め定められた所定基準に達しているか否かの判定を行う。
もし未達の場合には、対話形発想支援装置4は、メンバー2に対して別の視点からの発想誘導や問いかけ16を行い、メンバー2に対して再度同一の発想ステップの繰り返し作業を誘導しても良い。
なお、本実施形態では評価44や次のアプローチ方法の検討46は、対話形発想支援装置4の代わりに、支援者である一人以上の人間によって行われてもよい。また、その応用例として、全プロセスの一部を支援者である人間が行い、少なくとも一部の残ったプロセス(評価44や次のアプローチ方法の検討46など)を対話形発想支援装置4で自動的に処理するようにしてもよい。なお、その方法については後述する。
対話形発想支援装置4からメンバー2へのアプローチを起点とし、メンバー2が発想(または応答)した内容の評価44に至る上述した一連の繋がりを“1ステップ”(発想支援の1単位)とみなす。そして、本実施形態の対話形発想支援方法では、1以上のステップを積み重ねて、所望の最終成果が得られるように対話形発想支援装置4がメンバー2を誘導する。
その途中に予め設定されたマイルストーン(発想活動の節目)毎に、進捗状況が対話形発想支援装置4に評価44される。その評価結果44に基づいた次のアプローチ方法が検討されるので、メンバー2による発想活動の終了後に高い発想成果を確保できる効果が生まれる。
発想支援の初期ステップの段階で、対話形発想支援装置4はメンバー2全員に対する最終ゴールの確認10とメンバーのベクトル合わせ12に向けた働きかけを行う。それにより、最終ゴールへ向けた効率良い発想を誘導できる。
図2と図3を用いて、対話形発想支援装置4が行う対話形発想支援方法の概要を説明する。最初にメンバー2全員に最終ゴールを確認し(S3)、メンバー2間でのベクトル合わせを誘導(S5)した後に、発想支援活動(S6)を行う。
この発想支援活動(S6)は、1以上のステップから構成される。ここで、次ステップに進むに従って発想レベルが向上し、S8の最終ゴールに近づくようにプログラミングされている。そして、最終ステップにおいてメンバー2の発想成果が最終ゴールに到達する(S8)まで、メンバー発想の支援活動(S6)が繰り返される。このようにステップ毎の達成基準が規定されるので、最終ゴールでの成果が保証される。
また、このメンバー2間でのベクトル合わせ誘導(S5)期間内と発想支援活動(S6)期間内は、必要に応じてタイムリーな発想障壁の除去操作(S7)が行われる。
そして、発想支援活動(S6)内はステップ毎に、メンバー2が発想・立案(S33)した内容に基づいた取捨選択結果(S34)の可視化(S35)が繰り返される。この可視化(S35)の具体的な一例として、作成されたマイルストーン・アウトプット20を可視化メディア6に提示または保存しても良い。
ここで可視化メディア6とは、対話形発想支援装置4(支援者による代行も含む)が閲覧または内容確認が可能な媒体を意味する。具体的には模造紙や付箋紙などの手書き媒体でも良いし、ディスプレー(表示)媒体、あるいは電子ファイル記憶媒体でも良い。
そして、各ステップの節目(マイルストーン)毎に対話形発想支援装置4は、可視化メディア6に提示または保存された可視化情報を内容確認42して評価44する(S36)。この評価ルーチン40の中では、評価(S36)の結果が予め設定された所定基準を超えているか否かの判定を行う(S37)。
本実施形態例では、評価ルーチン40を実行する対話形発想支援装置4の代わりに、支援者である一人以上の人間によって行なわれても良い。また、他の応用例として、評価ルーチン40が対話形発想支援装置4に代わって支援者によって処理されても良い。この処理内容については、後述する。
S37で所定基準を超える(Yes)と判定された場合には、次のステップへの移行(S31)が行われる。一方では、S37で所定基準を超えて無い(No)と判定されると、対話形発想支援装置4はメンバー2に対して別の視点からの発想誘導(S32)を行い、同一ステップ内での発想活動を繰り返すように導く。
ここで、図1における最終ゴール確認10およびメンバーのベクトル合わせ12、発想障壁の除去14を実行する各ステップは、図2のS3およびS5、S7にそれぞれ対応する。また、図1の発想誘導または問いかけ16および発想内容の意識22、発想内容の取捨選択24、発想内容の可視化30、評価44を実行するステップは、図3のS32およびS33、S34、S35、S36にそれぞれ対応する。
図2が示すように、メンバー2間でのベクトル合わせ誘導(S5)と並行して発想障壁の除去操作(S7)を行う。特に、メンバー2について、多種多様なキャリア(経歴)を持つ複数の者が初めて発想支援を受ける場合、異なるキャリアを持つ他のメンバー2間で戸惑いが多発し易い。対話中に発語される単語の意味が、別の専門分野間で異なる場合も多い。従って、初期ステップの段階でメンバー間のベクトル合わせを対話形発想支援装置4が誘導(S5)すると、発想の支援活動(S6)がスムーズにかつ効率的に進められる効果が生まれる。
事前に面識を持たないメンバー2間では特に、初期ステップの段階で相互の対話が弾まない危険性が大きい。その対策として、対話形発想支援装置4がベクトル合わせ(S5)の段階から発想障壁の除去操作(S7)を開始して、メンバー2が発言し易くし、メンバー2間の対話を促進させる。さらに、メンバー発想の支援活動期間中(S6)もタイムリーに、対話形発想支援装置4が発想障壁の除去操作(S7)を繰り返し、メンバー2が一層発言し易い環境構築を行う。
ここで、発想障壁の除去操作(S7)と並行してメンバー間のベクトル合わせ誘導(S5)を行う詳細な内容について、図4を用いて説明する。始めに、S11でメンバー内の自己紹介をしてもらい、自己紹介者のベース(経歴やキャリア)を他のメンバーに認知してもらう。次に、対話形発想支援装置4がテーマ設定(S12)した内容に沿って、S13では各メンバー2に体験談を話してもらう。
初期ステップの段階での多くのメンバー2は、自分の発言内容を否定される事に恐怖を抱き易い。この感情が“発想障壁”を発生させる要因となる。その要因を取り除く操作が、発想障壁の除去操作(S7)に該当する。
具体的には、メンバーの心のタガを外し、『何を発言しても許容される』という安心感と自信を身につけてもらう操作を意味する。それには、対話形発想支援装置4がメンバー2に対して絶えず繰り返し「正解は有りません(S23)」とか「何を言っても良いです(S21)」などの言葉を発する。さらにメンバーの体験談を褒めたり(S22)、インスピレーション内容を褒める(S24)ことで、メンバー2に自信をつけてもらう。
また、その次のステップとして対話形発想支援装置4がメンバー2に対して問いかけ(S14)を行い、S15に示すようにメンバー2にインスピレーション内容の発言を繰り返してもらう。
図3と同様の評価ルーチン40では、対話形発想支援装置4が、ベクトル合わせレベルが所定基準に到達したかを判定(S16)する。そして、所定基準に到達するまで、メンバー2への問いかけ(S14)とインスピレーションの引き出し(S15)を繰り返す。
発想内容の可視化と評価の効率向上を目指して使用するマイルストーン・アウトプット20のフォーマット例を図5と図6に示す。図5のサービス提供チャート80(マイルストーン・アウトプット)は、サービス提供内容毎に必要経費94と顧客満足度92が算出できる。それを利用して、効率の良いサービス提供方法の探索に役立つ。
すなわち、メンバー2が準備ステージ82と目標達成ステージ84、継続・拡大ステージ86毎の行動・活動候補(すること、したいこと)88を横の欄に記載し、それに対応したサービス選択肢90を縦の欄に記入する。そして、メンバー2は顧客満足度92に合致する交点(セル)に“○印”を付す。さらに、メンバー2はそれに対応して発生する必要経費を必要経費欄94内に記載する。
なお、図5では顧客満足度92欄の該当箇所に“○印”を付したが、その代わりに顧客満足度の数値を該当箇所に記入しても良い。
また、マイルストーン・アウトプット20の他実施例である実現シナリオ・マップ50を図6に示す。メンバー2に将来ビジョンとその時点での独自性を明確に意識してもらうためのものである。そして、その実現化に向けたシナリオをメンバー2に可視化してもらう。この実現シナリオ・マップ50作成を通して、将来ビジョンへ向けたシナリオ発想の支援を対話形発想支援装置4はメンバー2に対して行う。
例えば、最終ターゲット時期を2022年末に設定する。メンバー2は、その時の望ましい姿(ありたい姿)を明記欄70a〜70cに記載する。また、それと並行して、その時の独自性(他との差別化内容/武器)をコアバリュー内容記載欄60に記載する。
図6ではその対象として、特定の地域Xでの例を示している。しかし地域Xの代わりに例えば、メンバー2が所属する特定組織名/団体名を対象としても良い。またマイルストーン時期の例として図6では、2017年末と2019年半ば、2020年末を設定している。
各マイルストーン時期毎の実現シナリオ策定の具体的方法は、66−1から66−4に示す立案・検討(ワーク)手順に沿って進める。
まず、メンバー2はマイルストーン毎の実現すべき望ましい状態をそれぞれの記入欄62a〜62cに記入する。メンバー2にはこの記入時に、将来の望ましい姿(ありたい姿)70a〜70cから逆算(バックキャスト)して実現すべき状態を想定(発想)して貰う。
次に、メンバー2はその記入内容毎の実現すべき状態達成時の顧客とその満足内容(誰の何が嬉しいか?)を各記入欄64a〜64dに記入する。そしてそれに基づく優先的な実行内容(基本的シナリオ)を記載欄68a〜68cに記載する。
そして、メンバー2は基本的なシナリオ記載内容68a〜68cに沿って顧客に提供するサービス名を記載欄78a〜78h内に記載する。なお、これらのサービス78a〜78hでは、将来発生する社会的イベント54や地域X周辺で発生するイベント56との関連性も意識する必要がある。
対話形発想支援方法(対話形発想支援装置4)の適用場面内容を図7に分類して表示する。メンタルケア/業務改善の場面では、所定組織メンバー内で業務面や精神面での問題点抽出とその対策の相談に利用できる。
また、子供(あるいは子供達)の現在の勉強方法を聞き出し、その勉強法の問題点の抽出を行った後に改善方法の提案(子供の勉強方法改善指導)にも、対話形発想支援方法(対話形発想支援装置4)を適用できる。
特定地域に関係した多様なキャリアを持つ人達が集まって新規ビジネスモデルの立案や実行計画作成を行う新規ビジネスモデルの立案・計画に適用しても良い。
それ以外に観光場所の訪問者やホテル/旅館の宿泊者との対話を通じて顧客の潜在ニーズを聞き出し、新規サービスと開拓する宿泊者や観光客の潜在ニーズ抽出にも適用できる。
さらに、この対話形発想支援方法を通じて蓄積されたデータの活用方法については、可視化メディア6内に蓄積されたデータを解析し、市場ニーズの抽出を行ったり新規ビジネスモデルを創生する場面に本実施形態における対話形発想支援方法(対話形発想支援装置4)を適用しても良い。
なお、上述の説明において、メンバー間のベクトル合わせ誘導(図4のS5)処理やメンバー発想の支援活動内各ステップ(図3のS36とS37)で、対話形発想支援装置4は評価ルーチン40を実施している。このように、ステップ毎に行う評価ルーチンを40をステップ評価SEと記す。また、それと並行して、同一ステップ内の各プロセス実行段階で適宜必要に応じて、対話形発想支援装置4は評価ルーチン40(プロセス評価PE)の実施も可能である。このステップ評価SEとプロセス評価PEの比較を図8に示す。
プロセス評価PEにより、“メンバーの発想が出ない状況”や“期待しない方向へ対話が脱線する状況”、“発想を抑制する発言が連発する状況”などの不具合状態を発見できる。一方、ステップ評価SEにより、“ステップ毎の期待された成果が出ない状況”などの不具合状態を把握できる。いずれの不具合が発生した場合でも、不適合時の対応方法が予め設定されている。
ここでステップ評価SEとしては、抽出した単語間の連結状況を分析し、
A〕連結単語間が別の分類に帰属する事を確認する“独自性判定”
B〕単語の意味が地域の特性や対象顧客の嗜好性に合致するか否かの“適合性判定”
C〕対策実行時の納期とコスト及び技術的難易度を示す“実施可能性判定”
の3種類の判定を行うことができる。
本実施形態の応用例では、対話形発想支援装置4が行う役割の少なくとも一部を支援者が担うことができるが、対話形発想支援装置4において評価ルーチン40を自動的に実施する仕組みを図9に具体的な一例として示す。ここで図9の各部は、専用的なハードウェアもしくは処理プログラムに対応する。
評価ルーチン40を実行する対話形発想支援装置4は、6スレッド並列のマルチスレッドまたは6コアCPU(図9内の丸印1〜丸印6が対応)で構成されていることを前提とする。
評価ルーチン40を実行する前に、各種リスト/辞書の管理制御部(プログラム)170が必要なリスト/辞書194〜226を事前に作成する。そして、それらは各種リスト/辞書記憶部190内に事前に保存されている。
実際の評価ルーチン40では、データ入力制御部(プログラム)100が獲得した各種データを入力データ関連記憶部106に一時記憶する。次に、入力データ関連記憶部106からのデータをデータ解析部(プログラム)110が読み取り、データ解析を実行する。そこで得られた解析結果を評価履歴記憶部126に保存する。
図1の評価44に相当する処理は、評価部(プログラム)120で実行される。ここでは、データ解析部(プログラム)110から得られた解析結果を利用して評価処理44が行われる。また、その評価履歴も適宜、評価履歴記憶部126に保存される。
図3及び図4の評価ルーチン40で示されるように、評価部(プログラム)120では“評価結果が基準に到達したか否か?”の判定を行う。ここで、“評価結果が基準に未到達”と判定されると、未到達の原因が不適合原因解析部(プログラム)130で解析される。その結果に基づき対策方法選択部(プログラム)140で最適な対策方法が自動選択され、発想誘導または問いかけ制御部(プログラム)150の処理が実行される。
この発想誘導または問いかけ制御部(プログラム)150からの実行内容が、図1の発想誘導または問いかけ16の内容(すなわち図3のS32のメンバーへの発想誘導(問い掛けやきっかけ提示など))に対応する。
データ入力制御部(プログラム)100から不適合原因解析部(プログラム)140に至る各部では、各種リスト/辞書記憶部190に予め記録されているリスト/辞書194〜226を適宜参照する。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 メンバー(一人以上で構成)
4 支援者(対話形発想支援装置)
6 可視化メディア(閲覧・確認手段含む)
10 最終ゴール確認
12 メンバーのベクトル合わせ
14 発想障壁の除去
16 発想誘導または問いかけ
20 マイルストーン・アウトプット
22 発想内容を意識
24 発想内容の取捨選択
30 発想内容の可視化(マイルストーン・アウトプットの作成)
34 発想内容の理解
38 マイルストーン・アウトプットのフォーマットの切り替え/修正
40 評価ルーチン
42 閲覧
44 評価
46 次のアプローチ方法を検討
50 実現シナリオ・マップ(マイルストーン・アウトプット)
52 経過時間(経過年)記入欄
54 将来発生する社会的なイベント記入欄
56 将来発生する$$周辺で発生するイベント記入欄
60 2022年末時点で想定される$$のコアバリュー内容記載欄
62a、62b、62c マイルストーン毎に実現すべき望ましい状態の記載欄
64a、64b、64c、64d 実現すべき状態達成時の顧客とその満足内容記載欄
(誰の何が嬉しいか?)
66−1〜−4 対話形発想活動時の立案・検討(ワーク)手順
68a、68b、68c マイルストーン間での優先的な実行内容(基本的シナリオ)記載欄
70a、70b、70c 2022年末時点での地域Xがありたい姿の明記欄
78a〜78h 顧客に提供するサービス名記載欄
80 サービス提供チャート(マイルストーン・アウトプット)
82 準備ステージ
84 目標達成ステージ
86 継続・拡大ステージ
88 行動・活動候補(すること、したいこと)
90 サービス選択肢
92 顧客満足度
94 必要経費
100 データ入力制御部(プログラム)
106 入力データ関連記憶部
110 データ解析部(プログラム)
120 評価部(プログラム)
126 評価履歴記憶部
130 不適合原因解析部
140 対策方法選択部(プログラム)
150 発想誘導または問い掛け制御部(プログラム)
160 インターネット通信制御部(プログラム)
170 各種リスト/辞書の管理制御部(プログラム)(事前生成と更新処理)
180 統合的管理/制御部(プログラム)
190 各種リスト/辞書記憶部
192 不適合時の対応方法選択肢と選択条件リスト
194 単語感情極性対応表
196 単語分類辞書
198 類似語辞書
200 単語間関連度辞書
210 適合性判定辞書
212 地域毎の適合性辞書
214 顧客分類毎の嗜好性辞書
220 可能性判定辞書
222 実施納期見積もり辞書
224 技術毎の実現難易度辞書
226 技術達成毎のコスト見積り辞書

Claims (2)

  1. 対話形発想支援装置を用いた対話形発想支援方法において、
    所定のメンバー全員に最終ゴールを確認するステップと、
    前記メンバーの間でのベクトル合わせを誘導するステップと、
    前記メンバーの発想を支援するステップから構成され、
    前記発想を支援するステップでは、発想もしくは立案内容に対する取捨選択後の可視化結果がマイルストーン・アウトプットに記載され、前記マイルストーン・アウトプットでの記載の内容が前記対話形発想支援装置で評価され、
    その評価結果に基づいて前記対話形発想支援装置による次の発想誘導が行われる対話形発想支援方法。
  2. 所定のメンバーに対して最終ゴールの確認とベクトル合わせ、発想誘導または問いかけの各処理を実施する処理部と、
    前記メンバーの発想内容が可視化されたマイルストーン・アウトプットを確認する確認部と、
    その確認の結果に基づく評価を実施する評価部と、
    この評価の結果に基づいて次の発想誘導または問いかけを実施する発想誘導部と
    を有する対話形発想支援装置。
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