JP2015102994A - 学習・生活支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】独自の意欲喚起指導が可能な学習・生活支援システムの提供を目的とする。
【解決手段】本発明の学習・生活支援システムは、学習・生活支援サーバ2が、アバター管理部21と、ユーザ情報管理部22と、テキスト分析部23とを備え、アバターコメントに対するユーザコメントが、ユーザ情報記憶部27aに記憶され、ユーザコメントが、テキスト分析部23により分析および抽出され、キーワードとしてユーザ情報記憶部27aに記憶され、記憶されたキーワードに基づいて、アバターコメントが選択され、キーワードに応じたアバターコメントがユーザ端末に出力され、入力されたユーザ情報またはユーザコメントにユーザのスケジュールが含まれている場合に、アバター管理部21がユーザ端末にアバターを介してスケジュール確認を行うことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、学習・生活支援システムに関する。さらに詳しくは、独自の意欲喚起指導(EMS:Educational Method of Self-motivation)が可能な学習・生活支援システムに関する。
近年、パーソナルコンピュータやタブレットなどを用いて、コンピュータ上で講師による講義を視聴することにより、受講生・生徒が学習したり、講師と受講生・生徒とが、または受講生・生徒同士がコミュニケーションを取る方法が基調となっている(たとえば、特許文献1参照)。このようなシステムを用いることにより、受講生・生徒は学習に対するモチベーションを高めて、学習効率を上げている。
実用新案登録第3139277号公報
一方、講師と受講生・生徒とが、または受講生・生徒同士がコミュニケーションを取っている最中のモチベーションの向上だけでなく、受講生・生徒個人が一人だけでコンピュータ上で学習をする場合にも、学習への意欲を高めることが求められている。
そこで、コンピュータ上に本システムのインターフェイスとなるアバター(ユーザを象徴するキャラクタ)を表示し、受講生・生徒、すなわち本システムに加入している一般・社会人等のユーザが、独自(一人)での学習時だけでなく、日常生活時においても役立つ学習・生活支援システムを提供することを目的とする。たとえば、ユーザが学生の場合、アバターから送られたメッセージメール等は、単なるアラーム機能ではなく、目標、行動内容に即したアバターコメントとして送られ、ユーザ本人が、目標達成するための短期長期の設定目標の乖離や進捗具合の管理ツールとしてシステムを活用し、ユーザは、計画、実践、検証、振り返り、動機付けを手軽にでき、ユーザ自身が設定したスケジュールの達成に向けての学習意欲を維持向上させることが可能な学習・生活支援システムの提供を目的とする。一方では、各種学校、通信講座等、社内教育等を含む、資格やライセンス取得を目指すために自らが「なりたい自己像」「めざす姿」「プラス思考イメージの形成」を前述と同様の方法を用いて動機付けし、これらを段階的に具現化することにより「自己成長」を促進向上させる学習・生活支援システムを提供することを目的とする。
本発明の学習・生活支援システムは、ネットワークを介して接続された学習・生活支援サーバとユーザ端末とを備え、アバターとユーザとの対話によりユーザの学習を支援する学習・生活支援システムであって、該学習・生活支援サーバが、前記アバターを管理し、前記ユーザ端末へ前記アバターからのアバターコメントを出力するアバター管理部と、ユーザ端末から入力されたユーザ情報を管理するユーザ情報管理部と、入力された前記ユーザ情報を分析し、ユーザ情報に応じてキーワードを抽出するテキスト分析部とを備え、前記アバター管理部により出力されたアバターコメントに対するユーザコメントが、前記ユーザ情報管理部により、前記学習・生活支援サーバに設けられたユーザ情報記憶部に記憶され、前記ユーザ情報記憶部に記憶されたユーザコメントが、前記テキスト分析部により分析および抽出され、キーワードとして前記ユーザ情報記憶部に記憶され、記憶された前記キーワードに基づいて、前記アバター管理部により、前記学習・生活支援サーバのアバターコメント記憶部に予め記憶された複数のアバターコメントのうちの1つのアバターコメントが選択され、前記キーワードに応じたアバターコメントが前記ユーザ端末に出力され、前記ユーザ端末から入力されたユーザ情報、または、アバターコメントに対するユーザコメントに、ユーザのスケジュールが含まれている場合に、前記アバター管理部が前記ユーザ端末に前記アバターを介してスケジュール確認を行うことを特徴とする。
また、前記アバター管理部が、前記ユーザ端末に、前記キーワードに関連するウェブサイトのリンクを出力し、前記リンク先のウェブサイトが前記ユーザ端末において閲覧された場合には、前記ウェブサイト上のテキストを前記テキスト分析部が分析し、新たなキーワードを抽出し、該抽出された新たなキーワードが、前記ユーザ情報記憶部に記憶されることが好ましい。
また、前記ユーザのスケジュールが日時および学習目標を含む長期的学習目標を含み、前記長期的学習目標を含むスケジュールが前記ユーザ端末により入力された場合、前記アバター管理部が、前記ユーザ端末に対して、日時および学習内容を含む短期的学習目標の入力を要求するアバターコメントを出力し、前記ユーザ端末により入力された短期的学習目標に基づいて、前記スケジュール確認が行われることが好ましい。
また、前記長期的学習目標および/または短期的学習目標における日時の経過後に、前記長期的学習目標における学習目標が達成されたか、および/または、前記短期的学習目標における学習内容が達成されたかに関するアバターコメントが、前記アバター管理部により前記ユーザ端末に出力されることが好ましい。
また、前記長期的学習目標における学習目標が未達成であった場合、前記アバター管理部が、新たに設定された長期学習目標に対応する前記短期的学習目標が達成されたかに関するアバターコメントの出現頻度を向上させることが好ましい。
また、前記ユーザ情報記憶部が、前記長期的学習目標および前記短期的学習目標を含むユーザ目標情報記憶部と、前記ユーザコメントおよび前記ユーザコメントから抽出されたキーワードが記憶されるユーザコメント記憶部とを備え、前記ユーザコメント記憶部に記憶される前記ユーザ端末から抽出されたキーワードが、ユーザ端末により入力されたユーザの嗜好情報に関するキーワードを含み、前記ユーザの嗜好情報に関するキーワードに基づいて、前記アバター管理部が嗜好情報に関するアバターコメントを前記ユーザ端末に出力することが好ましい。
また、前記アバター管理部による前記スケジュール確認に対して、前記ユーザ端末から入力がない場合、または前記スケジュールが達成されていないことを示す入力がなされた場合、前記アバター管理部が、前記ユーザ端末に対して、スケジュールの変更入力を要求することが好ましい。
また、前記ユーザ端末が位置情報解析部を備え、前記アバター管理部が、前記ユーザ情報または前記ユーザコメントに入力された場所と、前記位置情報解析部との位置情報から得られた場所とが関連付けられた場合、現在位置に関するアバターコメントを前記ユーザ端末に出力することが好ましい。
また、前記ユーザコメント記憶部に記憶されるキーワードのうち、現在から所定期間内のキーワードを用いるようにキーワードが更新され、更新後のキーワードに基づいてアバターコメントが前記ユーザ端末に出力されることが好ましい。
また、前記学習・生活支援システムが複数のユーザ端末を備え、前記ユーザ情報記憶部に複数のユーザ端末のユーザ情報が記憶され、一のユーザ端末により入力されたユーザ情報と他のユーザ端末により入力されたユーザ情報とが関連する場合、前記アバター管理部が、前記一のユーザ端末に、前記他のユーザ端末に関するアバターコメントを出力することが好ましい。
本発明によれば、学習・生活支援システムにおいて、学習・生活支援システムのユーザに特有のアバターコメントが各ユーザに向かって出されるため、学習・生活支援システムを定期的に利用する動機付けとなる。さらに、ユーザのスケジュールがユーザから入力された情報に含まれている場合は、そのスケジュールの内容に基づいて、アバターからスケジュール確認が行われ、単なるアラーム機能ではなく、スケジュールの内容に即してアバターからアバターコメントが送られる。したがって、ユーザは、自己が設定したスケジュールの達成に向けての学習意欲が高まる。
本発明の学習・生活支援システムの全体構成を示す図である。 本発明の学習・生活支援システムに用いられる学習・生活支援サーバを示す概略ブロック図である。 本発明の学習・生活支援システムに用いられるユーザ端末の表示部の一例を示す図である。 本発明の学習・生活支援システムの概略フローチャートである。 本発明の学習・生活支援システムのコメント選択プロセスのフローチャートである。
以下、添付図面を参照し、本発明の学習・生活支援システムを詳細に説明する。以下では、本発明の学習・生活支援システムを、学習塾における例をあげて説明するが、本発明は学習塾に限定されるものではなく、資格やライセンスを含む各種学校、通信講座等、社内教育等、学習システム一般において用いることができる。本実施形態の場合、後述するユーザは、講義、授業等を受ける受講生・生徒を想定しているが、後述する本発明の機能を利用する利用者であれば、特に受講生・生徒に限定されるものではない。
本発明の学習・生活支援システム1は、図1に示されるように、ネットワークNを介して接続された学習・生活支援サーバ2とユーザ端末3とを備え、図2に示すアバター4とユーザとの対話によりユーザの学習を支援するシステムである。アバター4は、図2においては、ユーザ端末3の一部にユーザ端末3のユーザのものだけが示されているが、アバター4は、他のユーザのアバターと同じ仮想空間内に位置するようにしてもよい。また、アバター4は、ユーザを象徴するキャラクタとして他のユーザと仮想空間内で会話できるように構成してもよい。また、アバター4は、ユーザの設定により、服装や髪形などの容姿を変更することができるようにしても構わない。
ユーザ端末3は、図2に示した実施形態では、通信が可能なタブレット型端末として示しているが、ユーザ端末3は、ネットワークNを介して学習・生活支援サーバ2と接続することができるものであれば特に限定されるものではなく、他の通信端末、たとえば携帯電話、スマートフォン、ノート型パソコンなどの携帯型端末であってもよいし、家庭用パソコンなど携帯型ではない端末を用いてもよい。なお、本発明におけるユーザ端末3は、ユーザが家にいるときには家庭用パソコンを用い、外出時にはタブレット型端末を持ち出して、外出先からログインして使用する場合など、使用状態によって端末自体が変更される場合も含む。
なお、学習・生活支援システム1は、図1においては2つのユーザ端末3がネットワークNを介して学習・生活支援サーバ2に接続されているが、接続されるユーザ端末3の数は特に限定されるものではない。つぎに、図3に示されるように、学習・生活支援サーバ2は、アバター4を管理し、ユーザ端末3へアバター4からのアバターコメントを出力するアバター管理部21と、ユーザ端末3から入力されたユーザ情報を管理するユーザ情報管理部22と、入力されたユーザ情報を分析し、ユーザ情報に応じてキーワードを抽出するテキスト分析部23とを備えている。図3に示す実施形態では、さらにネットワークNを介して情報を収集するための情報収集部24と、学習・生活支援システム1の他の機能、たとえば、学習にあたって授業等を配信する講師と受講生・生徒との間での双方向の教育システムなど、学習に関するコンテンツを管理するコンテンツ管理部25とを備え、アバター管理部21、ユーザ情報管理部22、テキスト分析部23、情報収集部24、コンテンツ管理部25とが制御部として構成されている。制御部は、少なくとも1つのCPU等を備え、ROM等に予め記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、アバター管理部21、ユーザ情報管理部22、テキスト分析部23、情報収集部24、コンテンツ管理部25等の機能を実行することが可能である。なお、制御部としては、ユーザ端末3に他の機能を提供することが可能な他の機能を持たせてもよい。また、図3に示した実施形態では、1つの学習・生活支援サーバ2に複数の機能を持たせているが、各機能を別々のサーバに持たせて、サーバの負荷を分散させてもよい。
また、図3に示されるように、学習・生活支援サーバ2は、ユーザ端末3とネットワークNを介して接続するために、通信制御部26を備えている。また、学習・生活支援サーバ2は、1つのユーザ端末3だけでなく、複数のユーザ端末と双方向で通信することができる。また、詳細は後述するが、学習・生活支援サーバ2は、記憶部を備えている。記憶部は、たとえばRAMやフラッシュメモリ、ハードディスク等の記憶装置により構成され、各種情報を記憶することができる。図示した実施形態では、学習・生活支援サーバ2内に各種情報が記憶されるように構成されているが、外部メモリ等により、学習・生活支援サーバ2の外部で記憶してもよいし、ユーザ端末3に各種情報を記憶してもよい。本実施形態では、図3に示されるように、記憶部は、ユーザ基本情報記憶部U1、ユーザ嗜好情報記憶部U2、ユーザ目標情報記憶部U3、ユーザコメント記憶部U4を含むユーザ情報記憶部27aと、アバター情報記憶部27bと、アバターコメント記憶部27c、収集情報記憶部27dと、コンテンツ記憶部27eとを備えている。これらの記憶部については後述する。
つぎに、図3に示した制御部の各種機能について説明する。
アバター管理部21は、アバター4の動作、容姿、アバター4からユーザに対するコメントであるアバターコメントのユーザ端末3への出力など、アバター4に関する制御部として機能する。ユーザ端末3からアバター4の容姿などの変更の指令があった場合には、アバター管理部21により、アバター4の容姿などが変更され、変更後のアバター4の容姿などは、記憶部のアバター情報記憶部27bに記憶される。アバター4は、あるユーザ端末3のユーザの分身として仮想空間上など、ユーザ端末3の表示部上に表示される。アバター4は、アバター管理部21により管理され、アバター4を介して他のユーザ等とのコミュニケーションを取ることができるが、本発明では、主にアバター4は分身の元となる自己のユーザ自身にコメントし、会話をすることを主題としている。なお、コメントおよび会話は、テキストで行ってもよいし、音声により行ってもよい。アバター4とユーザ自身との会話は、アバターコメント記憶部27cに予め記憶された複数のアバターコメントをベースとして行われ、アバター管理部21がアバターコメント記憶部27cにアクセスし、後述するようにユーザ端末3に入力された情報に応じてアバター管理部21により選択され、ユーザ端末3に出力される。
ユーザ情報管理部22は、ユーザ情報記憶部27aに記憶されるユーザの基本情報、ユーザの嗜好情報、ユーザの目標情報、ユーザ端末からのコメントであるユーザコメントなど、ユーザに関する情報を管理する。より具体的には、ユーザ情報管理部22は、ユーザ端末3から入力された情報を、ユーザ基本情報、ユーザ嗜好情報、ユーザ目標情報、ユーザコメントのいずれかを判断して分類し、ユーザ基本情報記憶部U1、ユーザ嗜好情報記憶部U2、ユーザ目標情報記憶部U3、ユーザコメント記憶部U4に分類して記憶する。分類は、たとえば、ユーザ端末3において行われた操作や、アバター4からのアバターコメントの内容に基づいて分類することができる。この分類は、情報の内容に応じてさらに細分化しても構わない。なお、上記情報の記憶は、ユーザ情報管理部22が情報の内容を判別できる方法で記憶することができれば、特に情報毎に分類する必要はない。
テキスト分析部23は、ユーザ端末3から入力されたテキストまたは音声を分析し、そのテキストまたは音声によるユーザコメントや、ユーザ端末3からの入力情報から、キーワードを抽出する。テキスト分析部23により、ユーザ端末3から入力された情報、すなわち、ユーザの学習における目標、ユーザが興味を持っている内容、ユーザが考えている内容などが情報として把握され、キーワードにより把握された内容に基づいて、アバター4からユーザ端末3に出力されるアバターコメントが選択される。なお、テキスト分析部23は、ユーザ端末3により入力されたテキストや音声などを分析し、その中から単語などのキーワードを抽出することができるものであればよく、公知のテキスト解析アプリケーションまたは音声解析アプリケーションなどを用いることができる。たとえば、キーワードの抽出は形態素解析により名詞等の品詞を判別して抽出する公知の形態素解析エンジンを用いることができる。テキスト分析部23により抽出されたキーワードは、たとえばユーザコメント記憶部U4などに記憶される。なお、ユーザ端末3により入力されたテキスト、音声などは、一度ユーザコメント記憶部U4に記憶されてからキーワードが抽出されてもよいし、キーワードが抽出されてからユーザコメント記憶部U4に記憶されてもよい。また、ユーザコメントの全てとキーワードの両方をユーザコメント記憶部U4に記憶してもよい。
情報収集部24は、ユーザへ様々な情報を提供するために、情報を収集し、収集情報記憶部27dに記憶される。収集される情報としては、ユーザ端末3からの入力情報に基づいて、たとえば抽出されたキーワードに基づいて、ウェブ上からキーワードに関連するウェブページを収集し、ウェブページのリンク情報を収集情報記憶部27dに記憶する。なお、情報収集部24により収集情報記憶部27dに記憶される情報は、通信制御部26、ネットワークNを介してインターネット上のウェブページから収集してもよいし、学習・生活支援システム1のコンテンツ提供者が自ら収集したものであってもよいし、他のユーザから提供された情報であってもよい。
コンテンツ管理部25は、ユーザへ様々なコンテンツを提供するために、コンテンツ記憶部27e等に記憶されたコンテンツを提供する。本実施形態では、コンテンツとしては、各種学校、通信講座等、社内教育等、学習システム一般において用いられる双方向通信学習システムに用いられるコンテンツがあげられる。より具体的には、学習の指導側、たとえば講師の端末(図示せず)と、受講生・生徒との端末(ユーザ端末3)がネットワークNを介して接続され、ユーザ端末3の表示部3a(図2参照)に、講師および複数の受講生・生徒の映像またはアバターを表示して、双方向でリアルタイムの講義を行うことができるコンテンツなどが提供される。また、そのような双方向でのリアルタイムでの講義以外に、ユーザが個人で学習するときの学習コンテンツなどがコンテンツ記憶部27eに記憶することもでき、様々な学習コンテンツを記憶して、コンテンツ管理部25によりユーザが学習することができる。また、学習以外の連絡事項や、情報交換のためのチャットなどのコミュニケーションツールや、ウェブログなどを動作させるアプリケーションをコンテンツ記憶部27eに記憶して、コンテンツ管理部25により動作させても構わない。
本発明の学習・生活支援システム1は、上述したように、アバター管理部21により出力されたアバターコメントに対するユーザコメントが、ユーザ情報管理部22により、学習・生活支援サーバ2に設けられたユーザ情報記憶部27aに記憶され、ユーザ情報記憶部27aに記憶されたユーザコメントが、テキスト分析部23により分析および抽出され、キーワードとしてユーザ情報記憶部27aに記憶される。そして、記憶されたキーワードに基づいて、アバター管理部21により、学習・生活支援サーバ2のアバターコメント記憶部27cに予め記憶された複数のアバターコメントのうちの1つのアバターコメントが選択され、キーワードに応じたアバターコメントがユーザ端末3に出力され、ユーザ端末3から入力されたユーザ情報、または、アバターコメントに対するユーザコメントに、ユーザのスケジュールが含まれている場合に、アバター管理部21がユーザ端末3にアバター4を介してスケジュール確認を行う。学習・生活支援システム1が、このように構成されていることにより、ユーザにより入力された情報に基づいて、学習・生活支援サーバ2がユーザに関心のあるキーワードを抽出して、その関心のあるキーワードに応じて、さらにアバター4からユーザ端末3に対して、すなわちユーザに対してさらに質問(アバターコメント)をなげかける。これにより、アバター4からのアバターコメントは、ユーザに関心のある事項に対するものとなり、さらにユーザとアバター4との継続した会話(アバターコメントとユーザコメント)を続けるにつれて、アバター4からのアバターコメントは、そのユーザの関心のある事項や、ユーザの目標などに応じて変化する。したがって、単に機械から同じような質問がされるといったことはなくなり、自己の分身であるかのように、ユーザによって特有のアバターコメントが出されるようになり、学習・生活支援システム1を定期的に利用する動機付けとなる。さらに、ユーザのスケジュールがユーザコメントに含まれている場合は、そのスケジュールの内容に基づいて、アバター4からスケジュール確認が行われ、単なるアラーム機能ではなく、スケジュールの内容に即したアバターコメントが送られる。したがって、ユーザは、自己が設定したスケジュールの達成に向けての学習意欲も高まる。
ユーザのスケジュールとしては、学習のスケジュール以外にも、日常生活でのスケジュールが含まれていてもよいが、ユーザのスケジュールは、日時および学習目標を含む長期的学習目標を含むことが好ましい。そして、長期的学習目標を含むスケジュールがユーザ端末3により入力された場合、アバター管理部21が、ユーザ端末3に対して、日時および学習内容を含む短期的学習目標の入力を要求するアバターコメントを出力し、ユーザ端末3により入力された短期的学習目標に基づいて、スケジュール確認が行われる。ここで、長期的学習目標とは、短期的学習目標に対して長期であることを意味するものであり、長期とは必ずしも数ヶ月以上などの期間的な長さを意味するものではない。すなわち、長期的学習目標は、たとえば「1ヶ月後の英語のテストで90点以上を取る」といったようなユーザの達成目標であり、短期的学習目標は、たとえば「毎日午後10時から午後10時半まで、教科書1頁分の、覚える単語と文章をノートに書き出す」など、そのユーザの達成目標(長期的学習目標)を達成するために実行すべき計画をいう。このような長期的学習目標および短期的学習目標は、アバター4からのアバターコメントに対してユーザ端末3からのユーザコメントとして入力してもよいし、アバターコメントに対する返信の形ではなく、ユーザが主体的に目標設定画面からユーザ端末3により入力したものであってもよい。このように、長期的学習目標および短期的学習目標を設定し、そのスケジュール確認がアバター4により行われるので、アバター4によらずに一人で学習する場合と比較して、短期的学習目標の達成確率が向上する。短期的学習目標の達成確率が向上するので、長期的学習目標の達成確率も向上する。なお、これらの長期的学習目標および短期的学習目標は、ユーザ目標情報記憶部U3に記憶され、長期的学習目標では、日時および達成すべき学習目標が関連付けて記憶され、短期的学習目標では、実行すべき計画を行う日時および学習目標を達成するための計画が関連付けて記憶される。
また、長期的学習目標および/または短期的学習目標における予定日時の経過後に、長期的学習目標における学習目標が達成されたか、および/または、短期的学習目標における学習内容が達成されたかに関するアバターコメントが、アバター管理部21によりユーザ端末3に出力されてもよい。これにより、長期的学習目標の予定日時が経過した後に、目標が達成できたかどうかを確認することができ、ユーザが、自身が設けた目標が達成できたか否かを確実に認識することができる。目標が達成できた場合には、アバター4からユーザに対して目標達成を称賛するアバターコメントを出すことにより、次回以降の目標設定にあたって、ユーザは目標達成への意欲が喚起される。短期的学習目標についても、ユーザは自身が設けた目標が達成できたか否かを確実に認識することができ、学習内容が達成できた場合に、アバター4からユーザに対して学習内容を完了していることに対して称賛するアバターコメントを出すことにより、長期的学習目標を達成するうえでの毎日の学習への意欲が喚起される。
また、長期的学習目標における学習目標が未達成であった場合、アバター管理部が、新たに設定された長期学習目標に対応する短期的学習目標が達成されたかに関するアバターコメントの出現頻度を向上させることもできる。すなわち、「1ヶ月後の英語のテストで90点以上を取る」という長期的学習目標を立てた場合で、実際にはテストの点数が80点であった場合には、次回以降長期的学習目標を達成できるように、アバター4からのアバターコメントが頻繁にユーザ端末3に送られるようにすることにより、ユーザは長期的学習目標の再確認の機会を多く得ることができる。さらに、長期的学習目標を達成するために必要な短期的学習目標を忘れずに実行することができるようになるため、長期的学習目標が達成しやすくなる。
また、本実施形態では、ユーザ情報記憶部27aが、長期的学習目標および前記短期的学習目標を含むユーザ目標情報記憶部U3と、ユーザコメントおよびユーザコメントから抽出されたキーワードが記憶されるユーザコメント記憶部U4とを備え、ユーザコメント記憶部U4に記憶されるユーザ端末3から抽出されたキーワードが、ユーザ端末3により入力されたユーザの嗜好情報に関するキーワードを含み、ユーザの嗜好情報に関するキーワードに基づいて、アバター管理部21が嗜好情報に関するアバターコメントをユーザ端末3に出力してもよい。すなわち、本実施形態では、学習のための意欲を喚起するために、学習内容に沿ったアバターコメントだけでなく、趣味や習慣、交友関係などについてもアバター4からユーザに話しかけることにより、学習・生活支援システム1に飽きることがなく、学習・生活支援システム1を利用する方向への意識付けを行う。これにより、学習への意欲喚起を含め、学習システムを用いることへの意欲喚起も行うことができ、より学習への効果が高まる。なお、本明細書における「嗜好情報」とは、ユーザの趣味、行きたい場所、習慣、家族・友人などの交友関係など、ユーザの日常生活に関連する情報をいうが、上述した例に限定されるものではない。なお、この嗜好情報は、ユーザ嗜好情報記憶部U2に記憶される。
また、ユーザ端末3が位置情報解析部(図示せず)を備え、アバター管理部21が、ユーザ情報またはユーザコメントに入力された場所と、位置情報解析部との位置情報から得られた場所とが関連付けられた場合、現在位置に関するアバターコメントをユーザ端末3に出力してもよい。これにより、嗜好情報の行きたい場所として、たとえば「伊勢神宮」についた場合には、アバター4から「ついに伊勢神宮に来ましたね」といったアバターコメントがユーザ端末3に出力される。これにより、外出先などでも、アバターコメントにより、学習・生活支援システム1を利用する方向への意欲喚起を行うことができる。このように嗜好情報により、学習・生活支援システム1の利用を促進して、ユーザへの意欲喚起を行うとともに、学習関連のアバターコメントも送ることにより、ユーザが飽きることなく、学習・生活支援システム1を利用することができ、より学習への意欲を向上させることができる。
つぎに、本発明の学習・生活支援システム1を、図4および図5に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、以下に説明するフローチャートにおける説明は、あくまで一例であり、一部の工程は省略することができるし、各工程間の順序が変わっても構わない。また、フローチャートに記載した以外の工程が入ったものであってもよい。
図4は、本発明の学習・生活支援システム1の全体的な動作を示すフローチャートである。まず、学習・生活支援システム1をユーザ端末3において立ち上げると、学習・生活支援サーバ2のユーザ情報管理部22からユーザ端末3に対してユーザ情報の入力を求められる。具体的には、ユーザの生年月日、性別、職業(学年)、ニックネーム、住所、起床・就寝時間、趣味、行きたい場所、習慣などのユーザ情報の入力が求められる。ユーザ端末3により、ユーザ情報が入力されると(S1)、それぞれの内容に応じて、入力された内容がユーザ基本情報記憶部U1、ユーザ嗜好情報記憶部U2、ユーザ目標情報記憶部U3に分類されて記憶される。また、このユーザ情報の入力(S1)の前または後に、ユーザ端末3によりアバター4が作成され、そのアバター4の容姿等の情報がアバター情報記憶部27bに記憶される。
つぎに、アバター管理部21により、ユーザ端末3へアバター4を介してアバターコメントが出力される(S2)。具体的には、「AAさん、おはよう」といったようなアバターコメントがユーザ端末3に出力される。このアバターコメントは、一方向のコメントであっても、双方向を意図した質問形式のもののいずれであってもよい。また、アバターコメントを出すタイミングとしては、前回のログイン時から所定の時間が経過した後や、ユーザにより入力されたユーザ情報から把握することができる日時に送るようにすることができる。たとえば、初期状態では、ユーザから入力されるユーザ情報は限られているので、初期に入力された起床・就寝時間や、習慣として入力された「歯を磨く(朝8時)」、「英語の教科書の音読(夜8時)」といったようなユーザ基本情報に記載された時間をもとに、その時間にアバターコメントを出力することができる。
つぎに、ユーザ端末3からユーザの学習目標についての目標設定が入力される(S3)。ここでは、上述した長期的学習目標が入力された場合について説明する。本実施形態では、目標設定の入力は、1)日時、2)場所、3)目標の3項目の入力が求められる。ユーザの長期的学習目標として、1)日時:1ヶ月後、2)場所:学校、3)目標:英語のテストで90点以上とる、と入力されたとする。その場合、これらの長期的学習目標は、ユーザ情報管理部22によりユーザ目標情報記憶部U3に記憶される。アバター管理部21は、ユーザ目標情報記憶部U3およびアバターコメント記憶部27cを参照し、ユーザに対して、スケジュールについて質問するアバターコメントをユーザ端末3に出力する(S4)。具体的には、アバターコメント記憶部27cのうち、長期的学習目標が設定された場合の基本コメントを用いて、長期的学習目標としてユーザ目標情報記憶部U3に記憶された情報を抜き出し、「英語のテストで90点以上とるために、スケジュールを入力してください」というアバターコメントがアバター管理部21によりアバター4を介して出される。なお、この場合、「3)目標」だけが引用されているが、「1)日時」も引用して、「1ヶ月後に英語のテストで90点以上とるために、スケジュールを入力してください」というアバターコメントを出すようにしてもよい。
このアバターコメントに対して、ユーザ端末3からスケジュールが入力される(S5)。具体的には、長期的学習目標を達成するためのユーザのスケジュールとなる、短期的学習目標がユーザ端末3から入力される。ここでは、1)日時、2)場所、3)学習内容の入力が求められたとし、ユーザにより、1)日時:毎日夜10時〜10時半、2)場所:家、3)学習内容:教科書1頁分、覚える英単語と英文をノートに書き出すと入力されたとする。この場合、短期的学習目標は、ユーザ情報管理部22によりユーザ目標情報記憶部U3に記憶される。なお、長期的学習目標と短期的学習目標は、ユーザ目標情報記憶部U3内でそれぞれ別々の場所に分類して記憶することができる。また、長期的学習目標および短期的学習目標は、それぞれ1つずつの目標であってもよいし、それぞれ複数の目標であってもよい。
つぎに、アバター管理部21は、現在の日時を計時装置などにより把握し、ユーザ情報記憶部27aを参照して、所定期間内にスケジュールがあるか否かを確認する(S6)。ここでは、長期的学習目標、短期的学習目標以外に、日常的なスケジュール(たとえば、「歯を磨く」)を含めてスケジュールを確認することができる。スケジュールがある場合には、S7においてアバター管理部21により、アバターがユーザ端末3においてスケジュール確認のためのアバターコメントを出し(S7)、スケジュールが特にない場合には、何もアバターコメントを出さずに、S6を繰り返すか、またはスケジュールに関連しない他のアバターコメントを出すことができる。スケジュール確認のアバターコメントとしては、「もうすぐ夜10時です。教科書1頁分、覚える英単語と英文をノートに書き出す、を実行しましょう」などのアバターコメントを、アバターコメント記憶部27cと、ユーザ目標情報記憶部U3を参照して作成して、ユーザ端末3に出力する。
また、S7においては、スケジュールの予定時間の前には確認をせずに、スケジュールの予定時間の経過後に確認をしてもよいし、予定時間の前および後の両方で確認をしてもよい。スケジュールの予定時間の経過後に確認をする場合、たとえば、「夜10時半になりました。教科書1頁分、覚える英単語と英文をノートに書き出す、は完了しましたか」などのアバターコメントを、アバターコメント記憶部27cと、ユーザ目標情報記憶部U3を参照して作成して、ユーザ端末3に出力する。ユーザはユーザ端末3から、「完了したよ」や、「終わった」などスケジュールが完了したことを示すユーザコメントを入力する(S8)。または、ユーザ端末3からのユーザコメントが未入力のままであるか、「まだ」、「できてないよ」など、スケジュールが完了していないユーザコメントが入力される。
S8において、ユーザコメントが入力されるか、またはユーザコメントが未入力の場合、アバター管理部21により、スケジュールが実行されたか否かの確認がされる(S9)。具体的には、予めスケジュールが完了したことを示す用語についての類語のリストをデータベース内に格納しておき、スケジュールが完了したことを示す用語がユーザ端末3に入力された場合に、スケジュールが完了したことが確認される。一方、予めスケジュールが完了していないことを示す用語についての類語のリストをデータベース内に格納しておいき、スケジュールが完了していないことを示す用語がユーザ端末3に入力された場合に、スケジュールが未完了であることが確認される。また、ユーザ端末3からのユーザコメントが未入力の場合も、スケジュールが未完了であると確認するか、再度アバターコメントにより確認する。
スケジュールの実行が確認された場合には、S10において、「よくがんばったね」とか、「明日もがんばってね」などのアバターコメントが、アバター4を介してユーザ端末3に出力される。一方、スケジュールが未完了であることが確認されると、アバター4から「スケジュールが未完了だよ。代わりのスケジュールを入力してね」など、スケジュールの修正を依頼するアバターコメントが出される(S11)。これに対して、ユーザは、その日の分の修正したスケジュールを出力する(S12)。たとえば、「じゃあ、今からやるよ」とか、「あと、30分たったらやる」とか出力された場合には、ユーザ目標情報記憶部U3内で短期的学習目標が更新され、更新された短期的学習目標に基づいて、再度アバター管理部21が、所定の時間経過後に再度ユーザにスケジュールの確認を行う(S9)。
また、スケジュールの確認は、短期的学習目標だけでなく、長期的学習目標や、日常生活の目標にも適用することができる。たとえば、長期的学習目標として、「1ヶ月後の英語のテストで90点以上とる」という目標があった場合、1ヶ月後に「英語のテストはどうだった?」というアバターコメントが出され、ユーザコメントとして、「94点だったよ!」と入力されると、アバターコメントとして、「すごいね!」とコメントするようにすることができる。逆にユーザコメントとして、「63点・・・」と入力された場合、「残念。」などのアバターコメントとともに、次回の目標とスケジュールの入力を要求するように構成してもよい。
なお、スケジュールの予定時間となると、アバター4から場所を確認するアバターコメント、たとえば「ここはどこですか」などというアバターコメントを出し、ユーザからのユーザコメントで、「おばあちゃんの家」など、目標において入力した「家」とは違う場所にいる場合、「夜10時ですが、家にいないようです。今日、教科書1頁分、覚える英単語と英文をノートに書き出す予定を修正してね」というアバターコメントを出してもよい。また、ユーザ端末3が位置情報解析部を備え、位置情報により「家」にいないと判断された場合に、「夜10時ですが、家にいないようです。今日、教科書1頁分、覚える英単語と英文をノートに書き出す予定を修正してね」というアバターコメントを出すこともできる。このように、アバターコメントに対するユーザコメントにより、スケジュールにおいて予定された場所とは異なる場所にユーザがいると判断された場合や、位置情報解析部により得られた位置情報と、スケジュールにおいて予定された場所とが異なる場合に、スケジュールを修正するように求めることにより、確実なスケジュールの実行が可能となる。
つぎに、図5のフローチャートを用いて、アバター4からのアバターコメントの選択プロセスについて説明する。アバター4からのアバターコメントは、基本的には予めアバターコメント記憶部27cに記憶されたアバターコメントを用いて出されるが、ユーザからのユーザコメントに応じて、制御部により、どの文面のアバターコメントをベースとするかが決定される。これにより、ユーザからのユーザコメントが蓄積されていくに従い、アバターコメントは、ユーザの学習内容や、嗜好に沿った内容となる。なお、図5のフローチャートの各工程についても、図4と同様に一例を示したものであり、各工程の順序などは変更が可能である。また、図5の工程のうちの一部を省略したり、他の工程を追加することも可能である。
まず、ユーザの基本情報など、ユーザ情報が入力される(S101)。S101で入力されたユーザ情報に基づいて、アバターコメントが出される(S102)。このアバターコメントに対して、ユーザからユーザコメントが出されると(S103)、出されたユーザコメントは、ユーザコメント記憶部U3に記憶される。記憶されたユーザコメントは、テキスト分析部23により分析され、キーワードが抽出される(S104)。テキスト分析部23による分析は、上述したように、形態素解析により名詞等の品詞を判別して抽出する形態素解析エンジンを用いることができ、キーワードがユーザコメント記憶部U4に、アバターコメントの内容と関連付けて記憶され、蓄積される(S105)。また、そのキーワードを抽出した日時についても記憶される。
抽出されたキーワードに基づいて、さらにアバターコメントを出すこともできるが、ユーザの関心のある内容を正確に把握するために、キーワードが所定数蓄積された後に、キーワードに基づくアバターコメントを出すようにしてもよい(S106、S107)。すなわち、アバターコメントを複数回ユーザ端末3に出力した後、所定数、たとえばキーワードが10個以上蓄積されたかどうかを判断し(S106)、キーワードが10個以上蓄積されている場合に、一番数の多いキーワードに関連するアバターコメントを選択するようにすることができる(S107)。これにより、ユーザがその時点で一番関心のある事項に関連するアバターコメントを出すことができ、ユーザがアバター4との会話を楽しんだり、学習への関心をより高めたりできる。なお、キーワードはユーザの入力の仕方により様々な表現となる可能性があるため、予めデータベース内に類語として登録された(または手動・自動での更新がされた)分類により、同じ分類に属するキーワードは同じキーワードとして扱うことができる。たとえば、「スマートフォン」と「スマホ」は同じキーワードとして扱われ、「PC」と「パソコン」は同じキーワードで扱うようにする。
また、アバター管理部21により、ユーザ端末3に、キーワードに関連するウェブサイトのリンクを出力することもできる(S107)。そして、リンク先のウェブサイトが閲覧されたかを判断し(S108)、リンク先のウェブサイトがユーザ端末3において閲覧された場合には、ウェブサイト上のテキストをテキスト分析部23が分析し、新たなキーワードを抽出し、抽出された新たなキーワードが、ユーザ情報記憶部27a(ユーザコメント記憶部U4またはユーザ嗜好情報記憶部U2など)に記憶されるようにしてもよい(S109)。同様に、キーワードに基づくアバターコメントにユーザから回答があったか否かを判断し(S108)、回答があった場合に、新たなキーワードの抽出を行うことができる(S109)。新たなキーワードは、ユーザコメント記憶部U4に記憶され、次のアバターコメント、リンクの表示に用いることができる(S110)。
なお、ユーザコメント記憶部U4に記憶されるキーワードのうち、現在から所定期間内のキーワードを用いるようにキーワードが更新され、更新後のキーワードに基づいてアバターコメントがユーザ端末3に出力されるようにしても構わない。たとえば、用いるキーワードを現在の日時から3ヶ月以内のものだけを用いるようにすれば、半年以上前のキーワードは用いられないため、既に関心がなくなったキーワードが用いられることがなく、最近のユーザに関心のあるアバターコメントを送るようにすることができる。
なお、学習・生活支援システム1は、複数のユーザ端末3を備え、ユーザ情報記憶部27aに複数のユーザ端末3のユーザ情報が記憶され、一のユーザ端末3により入力されたユーザ情報と他のユーザ端末3により入力されたユーザ情報とが関連する場合、アバター管理部21が、一のユーザ端末に、他のユーザ端末に関するアバターコメントを出力するように構成してもよい。たとえば、一のユーザ端末3のユーザであるA君が、長期的学習目標として、「英語のテストで90点以上をとる」と入力しており、他のユーザ端末3のユーザであるB君が、ユーザコメントとして「英語のテストで94点だったよ」と入力した場合に、A君のユーザ端末3において、アバター4から「B君が英語のテストで94点だったらしいよ」というアバターコメントをだすようにすることもできる。このようにすることにより、同じ目標を共有したり、ライバル意識により学習意欲の向上を図ることができる。
また、本発明の学習・生活支援システム1は、学習時や日常生活などにおいて出てきた話題や会話、重要事項など、学習情報、生活情報、重要情報などを記録して呼び出すことが可能な記録・呼び出し機能を備えることもできる。この記録・呼び出し機能は、学習や日常生活に関する情報の備忘機能として役立ち、ユーザ端末3のメニュー画面に新たに別の機能として表示させることができる。たとえば、日常生活において、テレビを見ているときに、「昆布は完全に沸騰する前に取り出す」というアドバイスがされ、その内容を記録したい場合、ユーザはユーザ端末3を用いてそのアドバイスを録音するか、または録音が間に合わない場合は、ユーザがユーザ端末3に「昆布は完全に沸騰する前に取り出す」という内容を復唱して録音する。この内容は、ユーザ端末3を介して、学習・生活支援サーバ2の収集情報記憶部27dまたは他の記憶部に記憶され、未分類のグループに記憶される。後にユーザが未分類のグループから、認識された音声またはテキストデータを表示し、「料理」というグループに分類する。翌日、スーパーで買い物をするときに学習・生活支援システム1を起動して、ユーザ端末3におけるメニューから記録・呼び出し機能を立ち上げ、「料理」、「昆布」と入力する。入力すると、それ以前に記録されていた「Aスーパーで利尻昆布が安い」というデータとともに、「昆布は完全に沸騰する前に取り出す」というデータが出力される。音声やテキストによりユーザ端末3から出力される際に、アバター4から音声、テキストにより出力することもできる。この記録・呼び出し機能により、ユーザはAスーパーで実際に商品を確認することを思い出し、日常生活での必要事項を思い出すことができる。このときに、ユーザがAスーパーで実際に商品を確認して、記録した情報が誤りであった場合には、記録した情報を消去する。また、ユーザが「昆布は完全に沸騰する前に取り出す」を「コツ」というグループにも分類することができ、その場合、「料理 コツ」と入力すると、「昆布は完全に沸騰する前に取り出す」が収集情報記憶部27dから抽出される。また、同様に、学習に関する内容で、「記憶を定着させるためには、2週間以内にもう一度記憶する」というアドバイスがあった場合に、その内容を音声またはテキストにより入力する。この場合も、「学習」や「コツ」というグループに分類して、後に呼び出すことができる。
また、この記録・呼び出し機能は、アバター4により紹介されたウェブページの記載内容を記録できるように構成してもよい。たとえば、ユーザの趣味がゴルフであった場合、アバター4から「ゴルフパットの心掛け」というページが紹介された場合について説明する。まず、上述したように、記憶されたキーワードなどに基づいてアバター4からウェブページのリンクが出力される。そのウェブページが表示され、ユーザがそのページの中から「肩の上下動だけでストロークする」という点と、「前傾を深く構える」という点を記憶したいと考えた場合、ユーザは記録・呼び出し機能を用いて、テキストをコピー、ペーストして、ウェブページ上の内容を記録できるようにすることができる。この入力された2つのテキストデータを、ユーザがユーザ端末3を用いて、「ゴルフ」、「パット」、「コツ」に分類する。ゴルフコンペがユーザのスケジュールとして記録されている場合、ゴルフコンペの当日の朝、アバター4からアバターコメントが出される。このとき、ユーザが記録・呼び出し機能において記録したテキストが参照され、アバター4からスケジュールに関連したアバターコメントを出すことができる。具体的には、スケジュールであるアバター4から「ゴルフ、パット、コツです。肩の上下動だけでストロークしてください」とか、「前傾を深く構えてください」と音声またはテキストで出力することができる。なお、ゴルフ場のグリーン上で、「コツ」とだけ入力すると、「コツ」に関する記録情報の全てが(上述の例では、ゴルフのパットに関するもの以外に、「昆布は完全に沸騰する前に取り出す」という内容も含めて)出力される。また、このとき、記録・呼び出し機能を、選択的に場所と関連付けて記録することを可能にしておけば、その場所で適切な情報を呼び出すことができる。たとえば、「昆布」に関する記憶情報を「自宅」と指定しておけば、ゴルフ場で出力されることがなくなる。逆に場所と関連付けずに記録した場合は、友人の家などで、「昆布」に関する記憶情報を出力することができる。
1 学習・生活支援システム
2 学習・生活支援サーバ
21 アバター管理部
22 ユーザ情報管理部
23 テキスト分析部
24 情報収集部
25 コンテンツ管理部
26 通信制御部
27a ユーザ情報記憶部
27b アバター情報記憶部
27c アバターコメント記憶部
27d 収集情報記憶部
27e コンテンツ記憶部
3 ユーザ端末
3a 表示部
4 アバター
N ネットワーク
U1 ユーザ基本情報記憶部
U2 ユーザ嗜好情報記憶部
U3 ユーザ目標情報記憶部
U4 ユーザコメント記憶部

Claims (10)

  1. ネットワークを介して接続された学習・生活支援サーバとユーザ端末とを備え、アバターとユーザとの対話によりユーザの学習を支援する学習・生活支援システムであって、該学習・生活支援サーバが、
    前記アバターを管理し、前記ユーザ端末へ前記アバターからのアバターコメントを出力するアバター管理部と、
    ユーザ端末から入力されたユーザ情報を管理するユーザ情報管理部と、
    入力された前記ユーザ情報を分析し、ユーザ情報に応じてキーワードを抽出するテキスト分析部とを備え、
    前記アバター管理部により出力されたアバターコメントに対するユーザコメントが、前記ユーザ情報管理部により、前記学習・生活支援サーバに設けられたユーザ情報記憶部に記憶され、
    前記ユーザ情報記憶部に記憶されたユーザコメントが、前記テキスト分析部により分析および抽出され、キーワードとして前記ユーザ情報記憶部に記憶され、
    記憶された前記キーワードに基づいて、前記アバター管理部により、前記学習・生活支援サーバのアバターコメント記憶部に予め記憶された複数のアバターコメントのうちの1つのアバターコメントが選択され、前記キーワードに応じたアバターコメントが前記ユーザ端末に出力され、
    前記ユーザ端末から入力されたユーザ情報、または、アバターコメントに対するユーザコメントに、ユーザのスケジュールが含まれている場合に、前記アバター管理部が前記ユーザ端末に前記アバターを介してスケジュール確認を行うことを特徴とする学習・生活支援システム。
  2. 前記アバター管理部が、前記ユーザ端末に、前記キーワードに関連するウェブサイトのリンクを出力し、前記リンク先のウェブサイトが前記ユーザ端末において閲覧された場合には、前記ウェブサイト上のテキストを前記テキスト分析部が分析し、新たなキーワードを抽出し、該抽出された新たなキーワードが、前記ユーザ情報記憶部に記憶されることを特徴とする請求項1記載の学習・生活支援システム。
  3. 前記ユーザのスケジュールが日時および学習目標を含む長期的学習目標を含み、前記長期的学習目標を含むスケジュールが前記ユーザ端末により入力された場合、前記アバター管理部が、前記ユーザ端末に対して、日時および学習内容を含む短期的学習目標の入力を要求するアバターコメントを出力し、前記ユーザ端末により入力された短期的学習目標に基づいて、前記スケジュール確認が行われることを特徴とする請求項1または2記載の学習・生活支援システム。
  4. 前記長期的学習目標および/または短期的学習目標における日時の経過後に、前記長期的学習目標における学習目標が達成されたか、および/または、前記短期的学習目標における学習内容が達成されたかに関するアバターコメントが、前記アバター管理部により前記ユーザ端末に出力されることを特徴とする請求項3記載の学習・生活支援システム。
  5. 前記長期的学習目標における学習目標が未達成であった場合、前記アバター管理部が、新たに設定された長期学習目標に対応する前記短期的学習目標が達成されたかに関するアバターコメントの出現頻度を向上させることを特徴とする請求項4記載の学習・生活支援システム。
  6. 前記ユーザ情報記憶部が、前記長期的学習目標および前記短期的学習目標を含むユーザ目標情報記憶部と、前記ユーザコメントおよび前記ユーザコメントから抽出されたキーワードが記憶されるユーザコメント記憶部とを備え、
    前記ユーザコメント記憶部に記憶される前記ユーザ端末から抽出されたキーワードが、ユーザ端末により入力されたユーザの嗜好情報に関するキーワードを含み、前記ユーザの嗜好情報に関するキーワードに基づいて、前記アバター管理部が嗜好情報に関するアバターコメントを前記ユーザ端末に出力することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の学習・生活支援システム。
  7. 前記アバター管理部による前記スケジュール確認に対して、前記ユーザ端末から入力がない場合、または前記スケジュールが達成されていないことを示す入力がなされた場合、前記アバター管理部が、前記ユーザ端末に対して、スケジュールの変更入力を要求する請求項1〜6のいずれか1項に記載の学習・生活支援システム。
  8. 前記ユーザ端末が位置情報解析部を備え、前記アバター管理部が、前記ユーザ情報または前記ユーザコメントに入力された場所と、前記位置情報解析部との位置情報から得られた場所とが関連付けられた場合、現在位置に関するアバターコメントを前記ユーザ端末に出力する請求項1〜7のいずれか1項に記載に学習・生活支援システム。
  9. 前記ユーザコメント記憶部に記憶されるキーワードのうち、現在から所定期間内のキーワードを用いるようにキーワードが更新され、更新後のキーワードに基づいてアバターコメントが前記ユーザ端末に出力される請求項1〜8のいずれか1項に記載の学習・生活支援システム。
  10. 前記学習・生活支援システムが複数のユーザ端末を備え、前記ユーザ情報記憶部に複数のユーザ端末のユーザ情報が記憶され、一のユーザ端末により入力されたユーザ情報と他のユーザ端末により入力されたユーザ情報とが関連する場合、前記アバター管理部が、前記一のユーザ端末に、前記他のユーザ端末に関するアバターコメントを出力する請求項1〜9のいずれか1項に記載の学習・生活支援システム。
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