JP2019061326A - 電子機器及びメモリー制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】製品保証期間を満たせない状態となることを早期に予測する。【解決手段】複数のパーティションを有するたとえばSSD108(不揮発性メモリー)により、予約領域を除いたパーティションにデータを記憶し、設計値管理テーブルにより、製品保証期間を元にした単位期間当たりの書き込み予測量を設計値とし、パーティション毎に管理し、差分管理テーブルにより、設計値の合計とパーティション毎のデータの書き込み量の合計との差分を管理し、システム制御部132により、パーティション毎のデータの書き込み量を単位期間間隔で取得し、差分を差分管理テーブルに登録する。また、システム制御部132は、差分管理テーブルに登録した差分の平均値がプラスになった場合、過剰書き込みと判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性メモリーの管理に適した電子機器及びメモリー制御プログラムに関する。
たとえば、電子機器の一つである、複合機等のMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置においては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、SD(Secure Digital Card)カード、NOR Flash、NAND Flash等の不揮発性メモリーの搭載が可能な機種がある。
ところで、これらの不揮発性メモリーのうち、HDD、及びSSDの場合、S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる自己診断機能が搭載されている。また、自己診断機能が搭載されている不揮発性メモリーの場合、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)インターフェースを使用することで、TBW(Tera Byte Written)と呼ばれる何テラバイトのデータを書き込んだかを示した書き込み量を取得できる。
これに対し、SDカード、NOR Flash、NAND Flash等の不揮発性メモリーの場合、S.M.A.R.T.と呼ばれる自己診断機能が搭載されていないため、TBWと呼ばれる書き込み保証値を取得できない。このように、書き込み保証値を取得できない場合、不揮発性メモリーの寿命を検知することが困難となる。また、書き込み保証値を取得できない不揮発性メモリーが使用中に寿命に達してしまうと、画像形成装置が正常動作を行えなくなってしまうことがある。
このような不具合を解消するものとして、特許文献1では、カウント手段により、書き込み保証値が示す保証回数の少ない第1不揮発性メモリーへのデータ書き込み回数をパーティション単位でカウントし、制御手段により、データを書き込むべき第1不揮発性メモリーのパーティションの書き込み回数が所定回数を超えると、書き込むべきデータを書き換え保証回数が多い第2不揮発性メモリーに記憶させるデータ記憶制御装置を提案している。
特開2011−044207号公報
上述した特許文献1でのデータ記憶制御装置では、書き換え保証回数の少ない第1不揮発性メモリーへのデータ書き込み回数をパーティション単位でカウントし、第1不揮発性メモリーが寿命に達する前に、書き換え保証回数の多い第2不揮発性メモリーにデータを書き込むため、データの信頼性を確保できる。
ところで、SDカード、NOR Flash、NAND Flash等の不揮発性メモリーの寿命は、製品保証年数によってある程度予測ができる。ただし、データの書換え回数、データの書き込み量、データの書き込み間隔等の使用条件によっては、不揮発性メモリーの寿命も変化する。
このため、特許文献1でのデータ記憶制御装置のように、第1不揮発性メモリーの寿命を、第1不揮発性メモリーのパーティションの書き込み回数のみで検知すると、書き込み回数が所定回数を超える前に第1不揮発性メモリーの寿命を検知できないことになる。このように、書き込み回数が所定回数を超える前に第1不揮発性メモリーの寿命を検知できないと、製品保証年数を満たせない状態となることを早期に予測できないという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる電子機器及びメモリー制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、複数の記憶単位を有する不揮発性メモリーと、製品保証期間を元にした単位期間当たりの前記記憶単位毎の書き込み予測量を設計値として管理する設計値管理テーブルと、前記記憶単位毎の前記設計値の合計と前記記憶単位毎のデータの書き込み量の合計との差分を管理する差分管理テーブルと、前記記憶単位毎の前記データの書き込み量を前記単位期間取得し、前記差分を前記差分管理テーブルに登録するシステム制御部とを備え、前記システム制御部は、前記差分管理テーブルに登録した前記差分の前記単位期間当たりの平均値がプラスになった場合、過剰書き込みと判断することを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記差分管理テーブルに対する前記差分の登録回数が特定数に達すると、前記差分管理テーブルに登録した前記差分の前記単位期間当たりの平均値を求めることを特徴とする。
また、前記記憶単位は、パーティションであることを特徴とする。
また、前記記憶単位は、メモリーセルであることを特徴とする。
本発明のメモリー制御プログラムは、複数の記憶単位を有する不揮発性メモリーを搭載する電子機器を制御するコンピューターに実行させるメモリー制御プログラムであって、設計値管理テーブルにより、製品保証期間を元にした単位期間当たりの前記記憶単位毎の書き込み予測量を設計値として管理する工程と、差分管理テーブルにより、前記記憶単位毎の前記設計値の合計と前記記憶単位毎のデータの書き込み量の合計との差分を管理する工程と、前記記憶単位毎の前記データの書き込み量を前記単位期間取得し、前記差分を前記差分管理テーブルに登録する工程と、前記差分管理テーブルに登録した前記差分の前記単位期間当たりの平均値がプラスになった場合、過剰書き込みと判断する工程とを前記コンピューターに実行させることを特徴とする。
本発明の電子機器及びメモリー制御プログラムでは、設計値管理テーブルにより、製品保証期間を元にした単位期間当たりの記憶単位毎の書き込み予測量を設計値として管理し、差分管理テーブルにより、記憶単位毎の設計値の合計と記憶単位毎のデータの書き込み量の合計との差分を管理し、システム制御部により、記憶単位毎の前記データの書き込み量を単位期間取得し、差分を差分管理テーブルに登録し、差分管理テーブルに登録した差分の単位期間当たりの平均値がプラスになった場合、過剰書き込みと判断する。
本発明の電子機器及びメモリー制御プログラムによれば、システム制御部が設計値の合計と記憶単位毎のデータの書き込み量の合計との差分の平均値がプラスになった場合、過剰書き込みと判断するので、製品保証期間を満たせない状態となることを早期に予測できる。
本発明の電子機器をMFPに適用した場合の一実施形態を説明するための図である。 図1のSSDの構成の一例について説明するものであって、図2(a)はSSDが有するパーティションを示す図であり、図2(b)はそれぞれのパーティションを管理するカーネル管理領域を示す図である。 図1の不揮発性メモリーの管理情報を説明するものであって、図3(a)は設計値管理テーブルを示す図であり、図3(b)は差分管理テーブルを示す図である。 図1の管理サーバー側での不揮発性メモリーの寿命予測について説明するための図である。 図1の不揮発性メモリーの管理について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の電子機器の一実施形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての電子機器の一例としては、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能等を搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
まず、図1に示すように、MFP100は、インターネットや社内LAN(Local Area Network)等のネットワーク300を介し、MFP100を管理する管理サーバー200に接続されている。管理サーバー200は、MFP100から受け取った後述の図3(b)に示す差分管理テーブル113の平均値を元に、TBW(Tera Byte Written)と呼ばれる寿命までに何テラバイトのデータを書き込みできるかを示した書き込み保証値を取得できない不揮発性メモリーの寿命予測等を行う。
MFP100は、スキャナー部101、プリンター部102、FAX(Facsimile)部103、I/F(インターフェース)104、DRAM(Dynamic Random Access Memory)105、パネル部106、USB(Universal Serial Bus)メモリー107、SSD(solid state drive)108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110を制御する制御部120を備えている。なお、不揮発性メモリーであるUSBメモリー107は、MFP100の本体に対して挿抜自在となっている。これに対し、不揮発性メモリーであるSSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110は、MFP100の本体に対し、抜き出しできないように装着されている。また、Flashメモリー(登録商標)110は、たとえばNOR Flash、NAND Flash等を示す。また、図示しないHDD(Hard Disk Drive)を設けてもよい。
スキャナー部101は、イメージセンサ(図示省略)によって読み取られる、原稿の画像をデジタルの画像データに変換し、制御部120に入力するデバイスである。プリンター部102は、制御部120から出力される印刷データに基づき、用紙上に画像を印刷するデバイスである。FAX部103は、制御部120から出力されるデータを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからのデータを受信して制御部120に入力するデバイスである。
I/F104は、社内LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークを介し、管理サーバー200、他のユーザー端末、コンテンツサーバー、ウェブサーバー等との通信を受け持つネットワークインターフェースカード等のデバイスである。DRAM105は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、DRAM105は、後述の画像処理部127によって画像処理された印刷データ等を記憶する。パネル部106は、たとえば不揮発性メモリーであるSSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110に対する過剰書き込みの検知結果等を表示する。
USBメモリー107は、各種設定情報や印刷データ等をMFP100に登録したりする際に用いられる。SSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110は、後述の図2に示すユーザーデータやアプリケーションプログラム(以下、アプリという)データ等を記憶するパーティションを有している。なお、SSD108の場合、S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる自己診断機能が搭載されている。また、自己診断機能が搭載されている不揮発性メモリーの場合、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)インターフェースを使用することで、TBW(Tera Byte Written)と呼ばれる何テラバイトのデータを書き込んだかを示した書き込み量を取得できる。これに対し、SDカード109や、Flashメモリー(登録商標)110の場合、S.M.A.R.T.と呼ばれる自己診断機能が搭載されていないため、TBWと呼ばれる書き込み量を取得できない。ただし、本実施形態では、SATAインターフェースを搭載していないため、SSD108からのTBWを取得できないことから、過剰書き込みの検知対象を、不揮発性の半導体メモリー(以降、単に「不揮発性メモリー」と記述する。)であるSSD108、SDカード109、及びFlashメモリー(登録商標)110とする。
制御部120は、画像形成プログラムや制御プログラム等を実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部120は、スキャナー制御部121、プリンター制御部122、FAX制御部123、通信制御部124、DRAM制御部125、ROM(Read-Only Memory)126、画像処理部127、パネル操作制御部128、USBHOST制御部129、SD制御部130、Flash制御部131、システム制御部132を備えている。また、これらは、データバス133に接続されている。
スキャナー制御部121は、スキャナー部101の読み取り動作を制御する。プリンター制御部122は、プリンター部102の印刷動作を制御する。FAX制御部123は、FAX部103によるデータの送受信動作を制御する。通信制御部124は、I/F104を介し、ネットワーク経由でのデータ等の送受信の制御を行う。
DRAM125は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、DRAM125は、画像処理部127によって画像処理された印刷データ等を記憶する。ROM126には、各部の動作チェック等を行う制御プログラムが記憶されている。画像処理部127は、たとえばスキャナー部101が読み取った画像データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。パネル操作制御部128は、パネル部106の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部128は、パネル部106を介し、印刷、コピー、FAX、インターネット経由でのデータ送受信等の開始等を受け付ける。また、パネル操作制御部128は、システム制御部132がたとえば不揮発性メモリーであるSSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110に対する過剰書き込みを検知すると、システム制御部132の指示に従い、過剰書き込みがあることを示す内容等を表示させる。
USBHOST制御部129は、USBメモリー107及びSSD108に対するデータの読み出し及び書き込み等を制御する。SD制御部130は、SDカード109に対するデータの読み出し及び書き込み等を制御する。Flash制御部131は、Flashメモリー(登録商標)110に対するデータの読み出し及び書き込み等を制御する。システム制御部132は、各部の連携動作等を制御する。また、システム制御部132は、詳細については後述するが、後述の図3(a)に示す設計値管理テーブル112と、同図3(b)に示す差分管理テーブル113とを管理し、たとえば不揮発性メモリーであるSSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110に対する過剰書き込みを検知し、パネル操作制御部128を介し、パネル部106に過剰書き込みがあることを示す内容等を表示させる。
次に、図2を参照し、SSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110の構成について説明する。なお、以下では、SSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110の構成がほぼ同じであるため、SSD108を代表させて説明する。
まず、図2(a)に示すSSD108は、記憶単位としてパーティションA〜Eを有している。なお、パーティションA〜Eの数は任意であり、図示のように5個に限定されるものではない。図2(b)に示すカーネル管理領域111は、システム制御部132が管理するものであり、SSD108のパーティションA〜Dを管理する領域を示している。すなわち、システム制御部132は、各パーティションA〜Dに対するマウント処理を実行し、たとえばパーティションAをユーザーデータ領域111aとして管理し、パーティションBをアプリデータ領域111bとして管理し、パーティションCをデータベース領域111cとして管理し、パーティションDをテンポラリ領域111dとして管理し、パーティションEを予約領域111eとして管理する。なお、予約領域111eとして管理されているSSD108のパーティションEは、たとえばいずれかのパーティションA〜Dに過剰書き込みが発生した場合、代替書き込み領域として使用される。
次に、図3を参照し、システム制御部132が管理するSSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110のテーブルについて説明する。なお、以下においては、SSD108がパーティションA〜Eを有し、SDカード109がパーティションA〜Bを有し、Flashメモリー(登録商標)110がパーティションA〜Cを有しているものとする。
まず、図3(a)は、SSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110の設計値管理テーブル112の一例を示している。設計値管理テーブル112は、USBメモリー107及びSSD108に記憶されている。設計値管理テーブル112は、SSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110の製品保証期間としての製品保証年数(たとえば5年)に基づいた単位期間(本実施形態では1日)の書き込み予測量を示す設計値を管理する。すなわち、SSD108の場合、パーティションAを200MB、パーティションBを300MB、パーティションCを150MB、パーティションDを200MB、パーティションEを300MBとした設計値を管理する。SDカード109の場合、パーティションAを50MB、パーティションBを100とした設計値を管理する。Flashメモリー(登録商標)110の場合、パーティションAを100MB、パーティションBを150MB、パーティションCを100MBとした設計値を管理する。なお、単位期間については、日数に限定されるものではなく、任意に変更可能である。また、それぞれのパーティションでの設計値については、図3(a)の容量に限定されるものではなく、任意に変更可能である。
次に、図3(b)は、たとえばSSD108についての10日分のパーティションA〜D全体の設計値に対する差分量の平均値を管理する差分管理テーブル113の一例を示している。差分管理テーブル113は、USBメモリー107及びSSD108に記憶されている。差分管理テーブル113は、それぞれのパーティションA〜Dでのデータの書き込み量の合計と、それぞれのパーティションA〜Dの設計値の合計との差分と、差分の単位期間(1日)当たりの平均値とを管理する。すなわち、SSD108に対するデータの書き込み量は、たとえばMFP100の電源ONに伴うシステム起動開始から2日毎(つまり1日置き)に取得される。つまり、1日目のデータの書き込み量は、システム起動開始日の翌日に取得し、以降1日置きに順次取得する。なお、システム管理部132は、それぞれのパーティションA〜Dへのデータの書き込み発生時の書き込み量をUSBメモリー107及びSSD108に記憶し、単位期間中、パーティションA〜D毎に積算して管理する。
なお、パーティションA〜D全体の設計値に対する差分の単位期間(1日)当たりの平均値の取得は、たとえば特定回数(本実施形態では10回(10日))分のデータの書き込み量の取得があった時点で実行される。また、差分の単位期間当たりの平均値が取得は、単位期間の整数倍の期間毎に行えばよいが、少なくとも特定回数に対応する期間毎には行う必要がある。また、特定回数は、10回(10日)分に限るものではなく、任意に変更可能である。特に、使用状況によってはいずれかのパーティションA〜Dにおいてのデータの書き込み量が一時的に設計値よりさらに高い値を示すことがある。この場合、平均値の取得を10回(10日)分から20回(20日)分のように長くすることで、一時的に高くなったデータの書き込み量による影響を避けることができる。また、データの書き込み量の取得の間隔(取得間隔)は、2日毎(1日置き)に限るものではなく、任意に変更可能である。また、データの書き込み量の取得は、間隔を取らず毎日行われてもよい。また、データの書き込み量の取得開始のタイミングは、電源ONに伴うシステム起動開始に限らず、MFP100が有するシステム時刻に基づいてもよい。
ここで、差分管理テーブル113は、10日分の差分量の合計の平均値が-40030[KB]である場合を示している。このように、平均値がマイナスとなった場合、システム制御部132は製品保証年数を満たすと判断する。これに対し、平均値がプラスとなった場合、システム制御部132は過剰書き込みであると判断する。この場合、製品保証年数を満たせない状態になると予測する。
次に、図4は、MFP100を管理する管理サーバー200による不揮発性メモリーの寿命予測の一例を示している。すなわち、図4は、MFP100から得られる、図3(a)の設計値管理テーブル112で示すパーティションA〜Dの設計値の合計に図3(b)の差分管理テーブル113で示す平均値を加えた値と取得間隔に基づいて算出された値の累積値(すなわち、パーティションA〜Dへの書き込み量の累計)の推移を示している。図4において、直線aは製品保証年数(たとえば5年)を保証する推移を示している。図3(b)の差分管理テーブル113で示す平均値がゼロ又はマイナスで推移する場合、製品保証年数(たとえば5年)が保証されることを示している。これに対し、直線b、cは、製品保証年数(たとえば5年)を満たせない状態となることを予測する推移を示している。つまり、図3(b)の差分管理テーブル113で示す平均値がプラスで推移する場合、直線b、cのような推移となり、製品保証年数(たとえば5年)を満たせない状態となることを予測する。ここで、直線cは、直線bよりも差分管理テーブル113で示す平均値の累積のプラスの値が大きい場合の推移であり、直線bよりさらに製品保証年数(たとえば5年)が短くなることを示している。すなわち、たとえばSSD108の各パーティションA〜Dでの過剰書き込みが多くなると、直線bのように、寿命が4年<α<5年であると予測できる。また、たとえばSSD108の各パーティションA〜Dでの過剰書き込みがさらに多くなると、直線cのように、寿命が2年<β<3年であると予測できる。
次に、図5を参照し、不揮発性メモリーの管理について説明する。なお、以下では、不揮発性メモリーであるSSD108、SDカード109、Flashメモリー(登録商標)110の構成がほぼ同じであるため、SSD108を代表させて説明する。また、SSD108の各パーティションA〜Dの1日の書き込み予測量を定めた設計値は、図3(a)の設計値管理テーブル112で管理されているとする。
(ステップS101)
システム制御部132は、SSD108の各パーティションA〜Dの書き込み量を取得する。
この場合、システム制御部132は、USBHOST制御部129を介し、SSD108の各パーティションA〜Dに書き込まれたデータの書き込み量を取得する。
(ステップS102)
システム制御部132は、SSD108の各パーティションA〜D全体の設計値に対する差分を求める。
この場合、システム制御部132は、たとえば1日目のSSD108の各パーティションA〜Dの書き込み量を取得すると、図3(a)の設計値管理テーブル112が示すSSD108の各パーティションA〜Dの設計値の合計と、取得したSSD108の各パーティションA〜Dの書き込み量の合計とを比較し、設計値の合計と書き込み量の合計との差分を求める。
(ステップS103)
システム制御部132は、求めた差分を記憶させる。
この場合、システム制御部132は、求めた差分を図3(b)の差分管理テーブル113に登録する。
(ステップS104)
システム制御部132は、10日分のデータが得られたかどうかを判断する。
この場合、システム制御部132は、図3(b)の差分管理テーブル113を参照し、10日分の差分が登録されていなければ10日分のデータが得られないと判断し(ステップS104:No)、ステップS101に戻る。
これに対し、システム制御部132は、図3(b)の差分管理テーブル113を参照し、10日分の差分が登録されていれば10日分のデータが得られたと判断し(ステップS104:Yes)、ステップS105に移行する。
(ステップS105)
システム制御部132は、SSD108の各パーティションA〜Dの差分の平均値を求める。
この場合、システム制御部132は、図3(b)の差分管理テーブル113を参照し、10日分の差分の平均値を求め、差分管理テーブル113に登録する。
(ステップS106)
システム制御部132は、平均値がプラスかどうかを判断する。
この場合、システム制御部132は、図3(b)の差分管理テーブル113に登録されている平均値が-40030[KB]であると、平均値がプラスでないと判断し(ステップS106:No)、ステップS101に戻る。
これに対し、システム制御部132は、図3(b)の差分管理テーブル113に登録されている平均値が+*****[KB]であると、平均値がプラスであると判断し(ステップS106:Yes)、ステップS107に移行する。
(ステップS107)
システム制御部132は、過剰書き込みと判断する。
この場合、システム制御部132は、パネル操作制御部128を介し、パネル部106に過剰書き込みがあることを示す内容等を表示させる。
なお、ステップS105において、システム制御部132がSSD108の各パーティションA〜Dの差分の平均値を求めた際、求めた平均値をネットワーク300を介し管理サーバー200に送信する。管理サーバー200側では、上述したように、不揮発性メモリーの寿命を予測する。
また、ステップS107において、システム制御部132が過剰書き込みと判断した場合、パネル部106に過剰書き込みがあることを示す内容等を表示させることで、現在の使用状況では製品保証年数を満たせない状態となることを警告できる。また、ステップS107において、システム制御部132が過剰書き込みと判断した場合、システム制御部132がネットワーク300を介し、管理サーバー200に通知することで、サービスマンによる保守に関わる早期対応が可能となる。また、システム制御部132は、過剰書き込みと判断した場合、データの書き込み量が設計値より多い図2(a)に示すパーティションA〜Dを検出し、以降のデータの書き込みを予約領域111eとなっているパーティションEに変更してもよい。
このように、本実施形態では、複数のパーティションA〜Eを有するたとえばSSD108(不揮発性メモリー)により、予約領域111eを除いたパーティションA〜Dにデータを記憶し、設計値管理テーブル112により、製品保証期間を元にした単位期間当たりの書き込み予測量を設計値とし、パーティションA〜D毎に管理し、差分管理テーブル113により、設計値の合計とパーティションA〜D毎のデータの書き込み量の合計との差分を管理し、システム制御部132により、パーティションA〜D毎のデータの書き込み量を単位期間間隔で取得し、差分を差分管理テーブル113に登録する。また、システム制御部132は、差分管理テーブル113に登録した差分の平均値がプラスになった場合、過剰書き込みと判断する。このように、システム制御部132が設計値の合計とパーティション毎のデータの書き込み量の合計との差分の平均値がプラスになった場合、過剰書き込みと判断するので、製品保証期間を満たせない状態となることを早期に予測できる。
なお、本実施形態では、不揮発性メモリーの記憶単位をパーティションとしたが、不揮発性メモリーを構成するメモリーセルとしてもよい。その場合、「パーティション」を「メモリーセル」に読み替えて、本実施形態を準用すればよい。
なお、本実施形態では、電子機器をMFP100とした場合で説明したが、この例に限らず、多機能プリンターやPC(Personal Computer)等の他の電子機器に適用してもよい。
100 MFP
101 スキャナー部
102 プリンター部
103 FAX部
104 I/F
105 DRAM
106 パネル部
107 USBメモリー
108 SSD
109 SDカード
110 Flashメモリー(登録商標)
111 カーネル管理領域
111a ユーザーデータ領域
111b アプリデータ領域
111c データベース領域
111d テンポラリ領域
111e 予約領域
112 設計値管理テーブル
113 差分管理テーブル
120 制御部
121 スキャナー制御部
122 プリンター制御部
123 FAX制御部
124 通信制御部
125 DRAM制御部
126 ROM
127 画像処理部
128 パネル操作制御部
129 USBHOST制御部
130 SD制御部
131 Flash制御部
132 システム制御部
133 データバス
200 管理サーバー
300 ネットワーク
A〜E パーティション
a〜c 直線

Claims (5)

  1. 複数の記憶単位を有する不揮発性メモリーと、
    製品保証期間を元にした単位期間当たりの前記記憶単位毎の書き込み予測量を設計値として管理する設計値管理テーブルと、
    前記記憶単位毎の前記設計値の合計と前記記憶単位毎のデータの書き込み量の合計との差分を管理する差分管理テーブルと、
    前記記憶単位毎の前記データの書き込み量を前記単位期間取得し、前記差分を前記差分管理テーブルに登録するシステム制御部とを備え、
    前記システム制御部は、前記差分管理テーブルに登録した前記差分の前記単位期間当たりの平均値がプラスになった場合、過剰書き込みと判断する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記システム制御部は、前記差分管理テーブルに対する前記差分の登録回数が特定数に達すると、前記差分管理テーブルに登録した前記差分の前記単位期間当たりの平均値を求めることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記記憶単位は、パーティションであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記記憶単位は、メモリーセルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  5. 複数の記憶単位を有する不揮発性メモリーを搭載する電子機器を制御するコンピューターに実行させるメモリー制御プログラムであって、
    設計値管理テーブルにより、製品保証期間を元にした単位期間当たりの前記記憶単位毎の書き込み予測量を設計値として管理する工程と、
    差分管理テーブルにより、前記記憶単位毎の前記設計値の合計と前記記憶単位毎のデータの書き込み量の合計との差分を管理する工程と、
    前記記憶単位毎の前記データの書き込み量を前記単位期間取得し、前記差分を前記差分管理テーブルに登録する工程と、
    前記差分管理テーブルに登録した前記差分の前記単位期間当たりの平均値がプラスになった場合、過剰書き込みと判断する工程とを前記コンピューターに実行させる
    ことを特徴とするメモリー制御プログラム。
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