JP2019060559A - 空調機システム - Google Patents

空調機システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019060559A
JP2019060559A JP2017186481A JP2017186481A JP2019060559A JP 2019060559 A JP2019060559 A JP 2019060559A JP 2017186481 A JP2017186481 A JP 2017186481A JP 2017186481 A JP2017186481 A JP 2017186481A JP 2019060559 A JP2019060559 A JP 2019060559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
person
control
detection sensor
action
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017186481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6958182B2 (ja
Inventor
恵望 鈴木
Emi Suzuki
恵望 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2017186481A priority Critical patent/JP6958182B2/ja
Publication of JP2019060559A publication Critical patent/JP2019060559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6958182B2 publication Critical patent/JP6958182B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】ユーザーの行動に対応して他の部屋に設置された機器を迅速に制御する空調機システムを安価に提供する。【解決手段】運転指示を送信する室内機10と、指示された運転指示を受信して実行する室内機20や室内機30で空調機システムを構成する。室内機10は、人を検知する人検知センサ11と、人検知センサ11で検知される人物の行動と運転指示を規定した制御パラメータ群を予め記憶する記憶部と、人検知センサ11で検出された人物の行動と制御パラメータ群で規定された人物の行動が一致した時、制御パラメータ群で規定された運転指示を室内機20や室内機30へ送信する親機制御部1を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、空調機システムに係わり、より詳細には、人検知による空気調和機の制御に関する。
従来、空調機システムにおける人検知による空気調和機の制御として、例えば特許文献1に示す構成が開示されている。
この空調機システムでは各ユーザーに固有のIDを備えたRFタグを装着させており、また、各部屋には室内機とRFタグの読み取り装置を備え、さらに各ユーザーの好みの空調運転のパラメータを記憶部に記憶し、各室内機にこのパラメータを送信して空調運転を制御する管理サーバを備えている。
この空調機システムの管理サーバは、RFタグの読み取り装置を介してユーザーのRFタグを検出した場合、このRFタグと対応するパラメータを記憶部から読み出し、RFタグを検出した室内に設置されている室内機にこのパラメータを送信し、これを受信した室内機は、この受信したパラメータ用いて空調運転を実行する。
また、RFタグの読み取り装置を廊下などにも配置し、管理サーバがユーザーの移動を細かく監視することでユーザーの移動先を学習する。そして管理サーバは、この学習結果に基づいてユーザーの移動先を予測して、ユーザーが移動する前に移動先の部屋の室内機をユーザーの好みに合わせて事前に運転させる。
しかしながら、この空調機システムでは、ユーザーが部屋を退室して廊下に出たことを検知してから予測した移動先の室内機を制御するものであり、移動先の部屋を適温に空調する時間が不足する問題があった。さらに、管理サーバや複数のRFタグの読み取り装置が必要であり、非常に高価なシステムになる問題があった。
特開2009−228910号公報(段落番号0032〜0040)
本発明は以上述べた問題点を解決し、ユーザーの行動に対応して他の部屋に設置された機器を迅速に制御する空調機システムを安価に提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
人を検知する人検知センサと、
前記人検知センサの検出結果に基づいて運転指示を送信する親機と、
受信した前記運転指示に従って運転し、前記人検知センサが設置された部屋と異なる部屋に設置された子機と、
予め規定された制御パラメータ群である、人物の行動と前記子機に対する運転指示と同運転指示が送信される前記子機の通信アドレスとを記憶する記憶部とを備え、
前記親機は、
前記人検知センサの検知結果に基づいて検出された人物の行動と前記制御パラメータ群で規定された人物の行動が一致した時、前記制御パラメータ群で規定された運転指示を前記制御パラメータ群で規定された前記通信アドレスを有する前記子機へ送信することで、前記人検知センサの検知結果に基づいて検出された人物の行動に対応して前記子機を制御する親機制御手段を備えたことを特徴とする。
以上の手段を用いることにより本発明による空調機システムによれば、親機制御手段は、検出した人物の行動に対応して、予め定めた他室の子機の運転を制御するため、背景技術で説明したようにユーザーが部屋を退出してから子機を制御するよりも早く、他の部屋に設置された子機を迅速に制御できる。また、管理サーバーや複数の人検知センサやRFタグの読み取り装置が不要であるため、空調機システムを安価に提供することができる。
本発明による空調機システムを備えた部屋の間取図である。 本発明による室内機の制御ブロック図である。 運転テーブルを説明する説明図である。 本発明による子機制御部の制御ブロック図である。 本発明による子機制御部の動作を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空調機システムを備えた部屋の間取図である。一階にはリビングとダイニングキッチンとトイレが備えられている。ダイニングキッチンには室内機(第1子機)30が、また、リビングには室内機(第2子機)20と無線LANルーター40が、また、トイレには温風ヒーター50が、それぞれ備えられている。
一方、二階の寝室には、人検知センサ11を備えた室内機(親機)10が備えられている。そして各室内機には図示しない無線LAN部が備えられており、無線LANルーター40を介してそれぞれの室内機同士が通信接続されている。また、各室内機は他の室内機からの指示により運転の開始や停止などの制御を行うことができる。
なお、各室内機はIPアドレス(通信アドレス)で識別できるようになっており、室内機10は192.168.11.2、室内機30は192.168.11.3、室内機20は192.168.11.4がそれぞれ固定IPアドレスとして割り当てられている。
図2は本発明による室内機10の制御ブロック図である。室内機20と室内機30も室内機10と同じ構成であるため、室内機10を代表として説明する。
室内機10は無線LAN部13と、人検知センサ11と、時計12と、記憶部16と、赤外線信号の受信部15とこれらを制御する制御部17が備えられている。なお、室内機10の付属装置としてリモコン14が備えられている。
制御部17は現在の運転モードや風量、風向などのデータや、受信部15を介してリモコン14から送信された前述のIPアドレスなどの設定データを記憶部16に記憶する。また、制御部17は、人検知センサ11で検出した人検知信号や時計12からの時刻データが入力され、さらに、無線LAN部13を介して他の室内機へ運転指示信号を送信したり、逆に他の室内機からの運転指示信号を受信して、その運転指示を実行する。
一方、リモコン14は室内機10の操作が可能なだけでなく、他の空気調和機を制御するための一連の制御パラメータを設定操作により受け付ける機能が有り、受け付けられた制御パラメータは受信部15と制御部17を介して記憶部16に運転テーブルとして記憶される。なお、運転テーブルについては後で詳細に説明する。
また、制御部17内には、室内機10が親機として機能する場合に動作する親機制御部(親機制御手段)1が備えられており、親機制御部1は記憶部16に記憶された運転テーブルの内容に従って他の空気調和機(子機)を制御する。なお、親機制御部1については後で詳細に説明する。
図3は記憶部16に記憶された運転テーブルの内容を説明する説明図である。運転テーブルの内容は予めユーザーの行動予定に対応して決定されており、前述したリモコン14の設定操作により記憶部16に記憶されるものである。
この運転テーブルは、左から右に向かって制御内容の項番を示す「項」と、「時間帯」と、「対象機器」と、「人物行動」と、「運転指示」の項目が並んでいる。そして、この運転テーブルの縦方向は、それぞれの制御内容が異なる項1〜項3の制御パラメータ群が格納されている。なお、「人物行動」と「運転指示」の項はさらに、「条件1」と「条件2」にそれぞれ区分けされている。
なお、「対象機器」の欄は、制御される機器のIPアドレスの下一桁であり、「人物行動」の欄は、室内機10が設置された部屋に出入りする人物の行動を示すものである。具体的に「人物行動」は本実施例の場合、該当時間帯に人物が何らかの行動を行った結果、室内機10が人を未検出の状態から人を検出した回数を定義する値(検知回数閾値)を示しており、該当時間帯内に人検知センサ11で人物を検出してカウントした回数がこの検知回数閾値になった時、「運転指示」で示された運転が対象機器で実行される。「運転指示」は「0」のデータで該当機器を運転停止に、「1」のデータで運転開始を指示する。
「人物行動」と「運転指示」に2つの条件が格納されている場合は、それぞれの値が「条件1」と「条件2」毎にペアとなり、実際に人検知センサ11で人物を検出してカウントした回数が「人物行動」で指定された「条件1」の回数になると「運転指示」で指定された「条件1」の運転が実行される。そして、次に同じ時間帯で実際に人検知センサ11で人物を検出してカウントした回数が「人物行動」で指定された「条件2」の回数になると「運転指示」で指定された「条件2」の運転が実行される。なお、同じ時間帯内であれば「条件1」と「条件2」が繰り返して順次実行される。
例えば運転テーブルの項1では、22:00〜0:00の時間帯に室内機10が人を2回検出したら、IPアドレスが192.168.11.3の機器(室内機30)と、192.168.11.4の機器(室内機20)に対して運転を停止するように「運転指示」の欄に「0」が格納されている。
また、運転テーブルの項2では、0:00〜6:00の時間帯に室内機10が人を1回検出したら「条件1」により、IPアドレスが192.168.11.3の機器(室内機30)に対して運転を開始し、さらに室内機10が人をもう1回検出したら「条件2」により室内機30の運転を停止するようにデータが格納されている。
また、運転テーブルの項3では、6:00〜8:00の時間帯に室内機10が人を1回検出したらIPアドレスが192.168.11.3の機器(室内機30)に対して運転を開始するように「運転指示」の欄に「1」が格納されている。
なお、本実施例では運転テーブルにおいて、各項毎に時間帯から運転指示の欄まで記載されたデータを制御パラメータ群、また、人物行動と運転指示の欄の組データを指示パラメータと呼称する。
図4は親機制御部1の内部を示すブロック図である。親機制御部1は、人検知信号が入力される第1子機制御部2と第2子機制御部4と、時刻信号と制御パラメータ群が入力される運転指示部3と、入力された2つデータが時間的に重ならないように順次送信する順次送信部5が備えられている。また、運転指示部3から第1子機制御部2と第2子機制御部4に、許可信号と人物行動のデータと運転指示のデータがそれぞれ出力されている。また、第1子機制御部2から第1運転指示信号が、第2子機制御部4から第2運転指示信号がそれぞれ順次送信部5へ出力され、これらが入力された順次送信部5は、これらを運転指示信号として出力する。なお、親機制御部1は、室内機10の制御とは独立して動作するようになっているため、室内機10は対応するリモコン14の指示に従って動作している。ただし、室内機10はリモコン14の指示に従って運転停止中(待機状態)となっても親機制御部1、および、関連するハードウェアは動作している。
運転指示部3はリモコン14によって運転テーブルの内容が設定されると、まず最初に記憶部16から記憶されているすべての制御パラメータ群を読み込む。そして運転指示部3は、入力された時刻信号が入力された制御パラメータ群の時間帯の開始時刻になると、制御パラメータ群の時間帯と対応する対象機器に対して、人物行動と運転指示のデータをセットする。本実施例の場合、対象機器は第1子機制御部2と第2子機制御部4を用いて2つの機器を制御可能であるため、運転指示部3は、制御パラメータ群の時間帯と対応する対象機器の値が「3」であれば第1子機制御部2へ、対象機器の値が「4」であれば第2子機制御部4へ、それぞれ人物行動データと運転指示データからなる指示パラメータをセットする。そして運転指示部3は、対象機器と対応する第1、又は第2子機制御部へ、制御パラメータ群の時間帯で示される期間だけハイレベルの許可信号を出力する。この許可信号がハイレベルの期間に第1子機制御部2又は第2子機制御部4が動作することで子機制御モードが実行される。
そして人物行動と運転指示の指示パラメータがセットされ、許可信号が入力された第1子機制御部2、又は第2子機制御部4、もしくは両方の子機制御部は、人検知センサ11を介して室内の人を監視し、人を検知した回数をカウントし、このカウント値がセットされた人物行動の値になったら、セットされた運転指示に従って対象機器を制御する。なおこの実施例では対象機器の運転開始/運転停止のみを制御しているが、これに限るものでなく、設定温度や風量、風向なども運転テーブルに格納しておき、運転制御と同時に制御するようにしてもよい。
第1子機制御部2は、第1子機である室内機30の運転開始/運転停止を制御するため第1運転指示信号を、第2子機制御部4は、第2子機である室内機20の運転開始/運転停止を制御するため第2運転指示信号を、それぞれ順次送信部5へ出力し、順次送信部5は第1運転指示信号、もしくは、第2運転指示信号の出力タイミングが重ならないように時間調整した後、これらを運転指示信号として制御部17を介して無線LAN部13へ出力する。
なお、順次送信部5は入力信号を内部に一旦バッファリングしており、第1運転指示信号、もしくは、第2運転指示信号のうち先にデータが揃った方の信号を運転指示信号として出力するため、入力信号が重なったタイミングあっても出力信号が競合しない。
図5は本発明による親機制御部1の動作を説明する説明図である。図5の横軸は時間を示しており、縦軸に関して図5(1)は時刻を、図5(2)は図1で説明した寝室に出入りする図示しない第1人物の行動を、図5(3)は図1で説明した寝室に出入りする図示しない第2人物の行動を、図5(4)は人検知信号を、図5(5)は親機制御部1が実行する運転を、図5(6)は運転指示部3が出力する第1子機制御部2の許可信号を、図5(7)は運転指示部3が出力する第1子機制御部2の指示パラメータのセットをそれぞれ示している。なお、図5(2)と図5(3)の各人物の行動は実際に行動した例を示している。
さらに、図5(8)は、運転指示部3が出力する第2子機制御部4の許可信号を、図5(9)は、運転指示部3が出力する第2子機制御部4の指示パラメータのセットを、図5(10)は、順次送信部5が出力する運転指示信号を、図5(11)は第1子機(室内機30)の運転状態を、図5(12)は、第2子機(室内機20)の運転状態をそれぞれ示している。なお、t0〜t18は時刻である。
図5(1)において、t0は21:00を、t3は22:00を、t8は0:00を、t13は6:00を、t18は8:00をそれぞれ示している。t3〜t18は図3で説明した運転テーブルに設定された時間帯である。親機制御部1は、この運転テーブルに設定された制御パラメータ群の人物行動のデータを、図5(2)と図5(3)の人物の行動を検知した図5(4)に示す人検知信号の検知回数と比較して、値が一致した場合に制御パラメータ群で指定された子機に対して制御パラメータ群で指定された運転を指示する。
図5の例では図1の間取りの家屋に夫(第1人物)と妻(第2人物)と赤ん坊が住んでおり、室内機10には図3の運転テーブルが設定されているものとする。図5(2)と図5(3)に示すように、21:00〜22:00の間に第2人物が寝室にt1で入室して布団を敷いたのち、t2で退室している。
一方、第1人物は22:00〜0:00の間に赤ん坊と共にt4で寝室に入室し、t5で就寝している。一方、第2人物は同じ時間帯にt6で寝室に入室し、t7で就寝している。さらに、第2人物は0:00〜6:00の間にt9で赤ん坊の授乳のため起床し、t10で退室した後、ダイニングキッチンへ移動している。また、授乳を終えてt11で寝室に入室し、t12で就寝している。さらに第2人物は6:00〜8:00の間にt14で朝食準備のため起床し、t15で退室した後、ダイニングキッチンへ移動している。その後、第1人物は同じ時間帯にt16で起床し、t17で赤ん坊と共に退室した後、ダイニングキッチンへ移動している。
人検知センサ11は寝室における人物の行動を検知しており、人が室内に居て起きている場合はハイレベルの人検知信号を、人が退室した時、もしくは、人が就寝した時は共に人検知信号がローベルになる。簡易的な就寝の判定方法として本実施例では人物の頭部温度(約30℃以上)の有無で判定している。
具体的には人検知センサ11の下限の検出有効範囲を予め確認しておく、もしくは、下限の検出有効範囲を、人検知センサ11の取り付け角度を上下させることで予め調整しておき、人物の就寝により人物の頭部が人検知センサ11の下限の検出有効範囲外となる位置で就寝する。このようにすることにより、人が退室した時、もしくは、人が就寝した時は共に人検知信号がローベルになる。
なお、正確に判断する場合は人物の活動量を常に監視し、活動量の低下を就寝とし、活動量が検出できなくなったら退室とするとよい。また、人検知センサ11では人物の特定ができないため、人検知センサ11の人検知信号は、図5(4)に示す第1人物と第2人物の行動のいずれかを示す信号となる。
次に図1〜図5を用いて親機制御部1の動作を説明する。
親機制御部1の運転指示部3は、記憶部16から運転データテーブルのすべての制御パラメータ群を前述したように設定操作が終了した後に読み出し、ここに格納されている時間帯と時計12から出力される時刻データを比較し、子機制御モードを実行すべき時間帯になったか監視する。時間帯で指定されている時間は22:00〜8:00までであるため、この時間帯以外の時間において運転指示部3は、図5(6)に示す第1子機制御の許可信号と、図5(8)に示す第2子機制御の許可信号を共にローレベル(禁止)にしている。このため、例えば21:00〜22:00の時間帯において第1子機制御部2と第2子機制御部4は入力された人検知信号を無視して何も実行しない。
一方、運転指示部3は制御パラメータ群で規定されている時間帯の開始(22:00)と時計12から出力される時刻データが一致すると、子機制御モードの実行を開始する。
子機制御モードでは、最初に運転指示部3が制御パラメータ群を参照して、この時間帯(22:00〜0:00)における人物行動の値「2」と運転指示の値「0」、つまり、指示パラメータを読み出す。そして、運転指示部3はこの指示パラメータを制御パラメータ群の対象機器「3」と「4」で示される室内機を制御する制御部、つまり、第1子機制御部2と第2子機制御部4へt3でセットする。同時に運転指示部3は、第1子機制御部2へハイレベル(許可)の第1子機制御の許可信号を、また、第2子機制御部4へハイレベル(許可)の第2子機制御の許可信号をそれぞれ出力する。
第1子機制御部2は動作が許可されたため人検知信号の立ち上がりを監視し、この立ち上がりの回数をカウントする。第1子機制御部2はこのカウント値が指示パラメータとしてセットされた人物行動の値である「2」になると、セットされた運転指示の値「0」つまり、運転停止を子機1である室内機30へ指示する。
図5において第1子機制御部2はt4とt6で人検知信号のパルスの立ち上がりが発生したため、t6で室内機30の運転を停止させる第1運転指示信号を出力する。
一方、第2子機制御部4も第1子機制御部2と同じ値の指示パラメータがセットされており、t6で室内機20の運転を停止させる第2運転指示信号を出力する。このため、順次送信部5は、t6で第1運転指示信号を運転指示信号として出力した後、続けて、第2運転指示信号を運転指示信号として出力する。これらの運転指示信号は無線LAN部13と無線LANルーター40を介して室内機30と室内機20に送信される。この結果、ダイニングキッチンやリビングにいた第1人物と第2人物が寝室に移動することにより、寝室とは別の部屋の室内機30と室内機20の運転が自動的に停止される。
このように、もし仮に室内機30と室内機20に人検知センサが未装着の場合でも、代わりに室内機10の人検知センサ11を利用することができる。また、室内機30と室内機20に人検知センサが装着されている場合でも、人物の退室により自動的に運転を停止するためには再び入室する可能性を考えた場合、一定時間(例えば30分)の監視が必要になるが、本発明では、リビングやダイニングキッチンから寝室に移動するだけで自動的にリビングやダイニングキッチンの室内機の運転を停止させるため、省エネ運転にすることができる。また、部屋の移動によるエアコンの切り忘れを防止することもできる。
さらに、人検知センサを用いないで通常のスケジュール運転で寝室以外の部屋の室内機の運転を制御する場合と比較しても、人がいない時に無駄となるエアコンの運転をなくすことができるため省エネとすることができる。
次に運転指示部3は、制御パラメータ群で規定されている時間帯の開始(0:00)と時計12から出力される時刻データが一致すると、t3で開始した前回の子機制御モードを終了し、新たな子機制御モードの実行を開始する。
子機制御モードでは最初に運転指示部3が制御パラメータ群を参照し、この時間帯(0:00〜6:00)における人物行動の条件1の値「1」と運転指示の条件1の値「1」、つまり、指示パラメータを読み出す。そして、運転指示部3はこの指示パラメータを制御パラメータ群の対象機器「3」で示される室内機を制御する制御部、つまり、第1子機制御部2へt8でセットする。同時に運転指示部3は、第1子機制御部2へハイレベル(許可)の第1子機制御の許可信号をt8で出力する。また、この時間帯における対象機器は「3」のみであるため、第2子機制御部4へローレベル(禁止)の第2子機制御の許可信号を出力する。
第1子機制御部2は動作が許可されたため、人検知信号の立ち上がりを監視し、この立ち上がりの回数をカウントする。第1子機制御部2はこのカウント値が指示パラメータとしてセットされた人物行動の条件1の値である「1」になると、セットされた運転指示のの条件1の値「1」つまり、運転開始を子機1である室内機30へ指示する。
その後、第1子機制御部2は人検知信号の立ち上がりを監視し、この立ち上がりの回数をカウントする。第1子機制御部2はこのカウント値が指示パラメータとしてセットされた人物行動の条件2の値である「1」になると、セットされた運転指示の条件2の値である「0」つまり、運転停止を子機1である室内機30へ指示する。
図5において第1子機制御部2はt9とt11で人検知信号のパルスの立ち上がりが発生したため、t9で室内機30の運転を開始させる第1運転指示信号を、また、t11で室内機30の運転を停止させる第1運転指示信号を出力する。この結果、t9で室内機30が運転を開始し、t11で室内機30が運転を停止する。
このように、寝室で就寝中であっても、規定された時間帯の中であれば、授乳のために人物が起床したタイミングでダイニングキッチンの室内機30を運転開始させることができるため、授乳のために移動する部屋を事前に快適な室温にすることができ、快適性を向上させることができる。また、人物がダイニングキッチンから寝室に帰ると、ダイニングキッチンの室内機30を運転停止にすることができ、切り忘れによる無駄な運転をなくして省エネとすることができる。
なお、前述したように制御パラメータ群において、人物行動と運転指示の欄に「条件1」と「条件2」の値が両方とも格納されている場合は人物行動の監視と運転指示がペアで順次実行される。また、これらの動作は時間帯の中であれば繰り返して実行されるため、授乳のために複数回起床と就寝を繰り返しても、室内機30の運転開始と運転停止を同様に繰り返すことができる。また、該当時間帯内で人物の起床がなければ室内機10は室内機30にお対して何も指示を行わない。
次に運転指示部3は、制御パラメータ群で規定されている時間帯の開始(6:00)と時計12から出力される時刻データが一致すると、t8で開始した前回の子機制御モードを終了し、新たな子機制御モードの実行を開始する。
子機制御モードでは最初に運転指示部3が制御パラメータ群を参照し、この時間帯(6:00〜8:00)における人物行動の値「1」と運転指示の値「1」、つまり、指示パラメータを読み出す。そして、運転指示部3はt13でこの指示パラメータを制御パラメータ群の対象機器「3」で示される室内機を制御する制御部、つまり、第1子機制御部2へセットする。同時に運転指示部3は、第1子機制御部2へハイレベル(許可)の第1子機制御の許可信号をt13で出力する。
第1子機制御部2は動作が許可されたため、人検知信号の立ち上がりを監視し、この立ち上がりの回数をカウントする。第1子機制御部2はこのカウント値が指示パラメータとしてセットされた人物行動の値である「1」になると、セットされた運転指示の値「1」つまり、運転開始止を子機1である室内機30へ指示する。
図5において第1子機制御部2はt14で人検知信号のパルスの立ち上がりが発生したため、t14で室内機30の運転を開始させる第1運転指示信号を出力する。この結果、t14で室内機30が運転を開始する。
このように寝室で就寝中であっても、規定された時間帯の中であれば、朝食の準備のために人物が起床したタイミングでダイニングキッチンの室内機30を運転開始させることができるため、部屋を移動した人物の移動先の部屋における快適性を確保しながら、通常のスケジュール運転では無駄となるエアコンの運転をなくし省エネとすることができる。
以上説明したように、人が在室する寝室の室内機(親機)10で検出した人物の行動に対応して、予め定めた他室の室内機(子機2)20や室内機(子機1)30の運転を親機制御部1が制御するため、背景技術で説明したようにユーザーが部屋を退出してから移動先の室内機を制御するよりも早く、ユーザーが起床したタイミングで他の部屋に設置された室内機を迅速に運転開始させることができる。このため、ユーザーが着替えなどを行っている時間に移動先の部屋を快適な温度にすることができる。
また、背景技術で説明した管理サーバーや複数の人検知センサやRFタグの読み取り装置が不要であるため、空調システムを安価に構成することができる。
なお、本実施例では0:00〜6:00の時間帯で人物が退室/入室した場合、室内機30の運転を開始/停止させる制御にしているがこれに限るものでなく、例えば、室内機30の代わりに無線LAN部13を備えた温風ヒーター50を備えていれば、老人が真冬の夜中にトイレにいく場合、事前にトイレの暖房を行う事ができるため、急激な環境温度変化によるヒートショックを防止することができる。このように、本願の発明によれば、子機としてさまざまな機器を制御することができる。
なお、本実施例では人検知センサ11と親機制御部1を備えた室内機10を親機とし、また、記憶部16をこの室内機10に備えた構成としているが、これに限るものでなく、例えば大規模な空調機システムで使用される集中管理装置やグループリモコンなどを親機制御部1を備えた親機としてもよい。また、記憶部16をこれらの集中管理装置やグループリモコンなどに備え、記憶されたデータを親機に送信するようにしてもよい。さらに、人検知センサ11を特定の室内機に備えるのでなく、独立して空調機システム内に設け、検出データを親機に送信するようにしてもよい。
1 親機制御部(親機制御手段)
2 第1子機制御部
3 運転指示部
4 第2子機制御部
5 順次送信部
10 室内機(親機)
11 人検知センサ
12 時計
13 無線LAN部
14 リモコン
15 受信部
16 記憶部
17 制御部
20 室内機(第2子機)
30 室内機(第1子機)
40 無線LANルーター
50 温風ヒーター

Claims (1)

  1. 人を検知する人検知センサと、
    前記人検知センサの検出結果に基づいて運転指示を送信する親機と、
    受信した前記運転指示に従って運転し、前記人検知センサが設置された部屋と異なる部屋に設置された子機と、
    予め規定された制御パラメータ群である、人物の行動と前記子機に対する運転指示と同運転指示が送信される前記子機の通信アドレスとを記憶する記憶部とを備え、
    前記親機は、
    前記人検知センサの検知結果に基づいて検出された人物の行動と前記制御パラメータ群で規定された人物の行動が一致した時、前記制御パラメータ群で規定された運転指示を前記制御パラメータ群で規定された前記通信アドレスを有する前記子機へ送信することで、前記人検知センサの検知結果に基づいて検出された人物の行動に対応して前記子機を制御する親機制御手段を備えたことを特徴とする空調機システム。

JP2017186481A 2017-09-27 2017-09-27 空調機システム Active JP6958182B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017186481A JP6958182B2 (ja) 2017-09-27 2017-09-27 空調機システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017186481A JP6958182B2 (ja) 2017-09-27 2017-09-27 空調機システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019060559A true JP2019060559A (ja) 2019-04-18
JP6958182B2 JP6958182B2 (ja) 2021-11-02

Family

ID=66176520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017186481A Active JP6958182B2 (ja) 2017-09-27 2017-09-27 空調機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6958182B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112212479A (zh) * 2020-09-22 2021-01-12 广州地铁设计研究院股份有限公司 一种空调控制方法及装置
CN112594899A (zh) * 2020-12-10 2021-04-02 中科朗劢技术有限公司 一种公共卫生间的排风控制系统及方法
CN114183827A (zh) * 2021-12-17 2022-03-15 珠海格力电器股份有限公司 室内机出风控制装置及方法、室内机

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304354A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Toho Gas Co Ltd 機器の予約運転システム
JP2005311735A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Hitachi Ltd ホームネットワークシステム及びこれに用いるホームコントロール装置
JP2007244782A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Aisin Seiki Co Ltd 寝床内温度制御装置
JP2009243724A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Aisin Seiki Co Ltd 室内空調システム
JP2010119791A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Panasonic Electric Works Co Ltd 睡眠状態評価システムおよびこれを用いた照明システム
JP2012133671A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Panasonic Corp ホームネットワークシステム
JP2013213642A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Mitsubishi Electric Corp 室内環境制御システムおよび空気調和機
JP2017106880A (ja) * 2015-06-24 2017-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 検知対象物の検知システム及び検知方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304354A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Toho Gas Co Ltd 機器の予約運転システム
JP2005311735A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Hitachi Ltd ホームネットワークシステム及びこれに用いるホームコントロール装置
JP2007244782A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Aisin Seiki Co Ltd 寝床内温度制御装置
JP2009243724A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Aisin Seiki Co Ltd 室内空調システム
JP2010119791A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Panasonic Electric Works Co Ltd 睡眠状態評価システムおよびこれを用いた照明システム
JP2012133671A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Panasonic Corp ホームネットワークシステム
JP2013213642A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Mitsubishi Electric Corp 室内環境制御システムおよび空気調和機
JP2017106880A (ja) * 2015-06-24 2017-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 検知対象物の検知システム及び検知方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112212479A (zh) * 2020-09-22 2021-01-12 广州地铁设计研究院股份有限公司 一种空调控制方法及装置
CN112594899A (zh) * 2020-12-10 2021-04-02 中科朗劢技术有限公司 一种公共卫生间的排风控制系统及方法
CN114183827A (zh) * 2021-12-17 2022-03-15 珠海格力电器股份有限公司 室内机出风控制装置及方法、室内机

Also Published As

Publication number Publication date
JP6958182B2 (ja) 2021-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230235906A1 (en) Sleep enhancement in an hvac system
US10593184B2 (en) Baby monitoring with intelligent audio cueing based on an analyzed video stream
CN107023943B (zh) 一种具有净化功能的空调器
US9816719B2 (en) Remote control of an HVAC system that uses a common temperature setpoint for both heat and cool modes
US20180321699A1 (en) Hvac schedule with designated off periods
JP2019060559A (ja) 空調機システム
CN106325250A (zh) 基于信息检测的电器联动控制方法及系统
WO2016130316A1 (en) System and methods for correlating sleep data to security and/or automation system operations
KR20140069306A (ko) 입실에 의해 구동되는 환자 병실 환경 제어
TW201542984A (zh) 室內設備控制裝置、控制系統及控制方法
JP2017106880A (ja) 検知対象物の検知システム及び検知方法
US10372093B2 (en) Comfort mapping using wearables
US11849310B2 (en) Synchronized reception in mesh networks
CN103268100A (zh) 一种智能婴儿房监控装置
JP6386842B2 (ja) 空調制御に関わる情報端末の制御方法及びプログラム
KR20160060025A (ko) 주택의 실온조정장치
CN112346348A (zh) 一种室内环境调整系统
TW202114389A (zh) 家電設備系統、控制方法、及控制程式
JP6765059B2 (ja) 空調制御システム、及び空調制御方法
WO2020235100A1 (ja) 端末装置および温度制御システム
KR102587618B1 (ko) 서비스 특화 입출력 방법 및 장치
EP3637203A1 (en) Building automation system and method of its operation
JP2018189329A (ja) 建物の空調システム
WO2023286458A1 (ja) 電子機器制御装置、通信端末および電子機器
CN108141396A (zh) 家庭自动化系统设备功率优化

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210920

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6958182

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151