JP2019060437A - ダストカバー - Google Patents
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Abstract
Description
軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部と結合する結合部材と、を備えるボールジョイントに用いられるダストカバーにおいて、
中央部が膨らむように構成され、かつ変形可能なゴム状弾性体製の胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定されるゴム状弾性体製の被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられるゴム状弾性体製のシール部と、
を一体に備えるダストカバーであって、
前記被固定部には外周面側から固定部材が締め付けられる環状溝が設けられると共に、
前記被固定部と前記胴体部は、外力が作用していない状態において、内周面と外周面の双方がいずれも円柱面により構成される連結部によって一体的に連結されていることを特徴とする。
図1〜図3を参照して、本発明の実施例に係るダストカバーについて説明する。図1は本発明の実施例に係るボールジョイントの模式的断面図である。なお、図1においては、ボールジョイントに備えられるボールスタッドの軸部の中心軸線を含む面でボールジョイントを切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例に係るダストカバーの模式的断面図である。なお、図2においては、ダストカバーが変形していない状態で、環状のダストカバーの中心軸線を含む面でダストカバーを切断した断面図を示している。図3は、図2の一部拡大図であり、本発明の実施例に係るダストカバーにおける被固定部付近を拡大した模式的断面図である。
特に、図1を参照して、本実施例に係るダストカバーを適用可能なボールジョイントの一例を説明する。ボールジョイントは、ボールスタッド300と、ボールスタッド300を回転かつ揺動自在に支持するソケット200と、ボールスタッド300の軸部310と結合する結合部材としてのナックル400とを備えている。
320の軸受230とを備えている。軸受230は、球形部320の曲率半径と同径の球形状の面で構成された軸受面231を有している。ナックル400は、ナット500によって、軸部310と結合されている。
ダストカバー100の全体構成について、特に図2を参照して説明する。ダストカバー100は、胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられる被固定部120と、胴体部110の他端側に設けられるシール部130とを一体に備えている。これら胴体部110,被固定部120及びシール部130は、いずれもゴム状弾性体(例えば、クロロプレンゴム)により構成されている。胴体部110は、中央部が膨らむように構成され、かつ変形可能に構成されている。つまり、胴体部110は、被固定部120からシール部130側に向かって拡径する部分(便宜上、第1拡径部110aと称する)と、シール部130から被固定部120側に向かって拡径する部分(便宜上、第2拡径部110bと称する)と、これらが繋がる部分とにより構成されている。
被固定部120について、より詳細に説明する。被固定部120は、ソケット200のケース210に設けられた環状の装着溝211に装着される(図1参照)。そして、上記の通り、被固定部120の外周面側に設けられている環状溝121に固定部材160が締め付けられることにより、被固定部120はソケット200のケース210に固定される。本実施例においては、被固定部120の内周面側に、一対の環状のシール突起122a,122bが設けられている。これら一対のシール突起122a,122bが装着溝211の溝底面に密着することで、ソケット200と被固定部120との間の環状隙間が封止される。
本実施例に係るダストカバー100によれば、胴体部110が変形すると、ダストカバー100は、連結部123と胴体部110との境界付近で屈曲する。これにより、被固定部120から離れた位置で屈曲することにより、応力集中を緩和させることができる。すなわち、被固定部120においては、固定部材160によって、ソケット200のケース210にしっかりと固定されているため、被固定部120の付近でダストカバー100が屈曲すると応力が狭い領域に集中してしまう。これに対して、被固定部120から離れた位置においては、屈曲する部分は弾性変形し易いため、応力集中が緩和される。従って、屈曲疲労の蓄積を抑制し、ダストカバー100の耐久性を向上させることができる。
110 胴体部
110a 第1拡径部
110b 第2拡径部
120 被固定部
121 環状溝
122a,122b シール突起
123 連結部
123a 内周面
123b 外周面
130 シール部
131 ダストリップ
132 環状凸部
133a,133b,133c 環状凸部
150 補強環
160 固定部材
200 ソケット
210 ケース
211 装着溝
220 底板
230 軸受
231 軸受面
300 ボールスタッド
310 軸部
320 球形部
400 ナックル
500 ナット
Claims (1)
- 軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部と結合する結合部材と、を備えるボールジョイントに用いられるダストカバーにおいて、
中央部が膨らむように構成され、かつ変形可能なゴム状弾性体製の胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定されるゴム状弾性体製の被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられるゴム状弾性体製のシール部と、
を一体に備えるダストカバーであって、
前記被固定部には外周面側から固定部材が締め付けられる環状溝が設けられると共に、
前記被固定部と前記胴体部は、外力が作用していない状態において、内周面と外周面の双方がいずれも円柱面により構成される連結部によって一体的に連結されていることを特徴とするダストカバー。
Priority Applications (1)
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JP2017186608A JP6899299B2 (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | ダストカバー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017186608A JP6899299B2 (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | ダストカバー |
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JP2019060437A true JP2019060437A (ja) | 2019-04-18 |
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Family Applications (1)
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2017
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Patent Citations (7)
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