JP2019060437A - ダストカバー - Google Patents

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【課題】屈曲疲労を軽減させることにより耐久性の向上を図ることのできるダストカバーを提供する。【解決手段】中央部が膨らむように構成され、かつ変形可能なゴム状弾性体製の胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられ、ソケット200に固定されるゴム状弾性体製の被固定部120と、胴体部110の他端側に設けられるゴム状弾性体製のシール部130と、を一体に備えるダストカバー100であって、被固定部120には外周面側から固定部材160が締め付けられる環状溝121が設けられると共に、被固定部120と胴体部110は、外力が作用していない状態において、内周面と外周面の双方がいずれも円柱面により構成される連結部によって一体的に連結されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両などの各種装置に備えられるボールジョイントに用いられるダストカバーに関する。
従来、車両などの各種装置に備えられるボールジョイントにおいては、ジョイント部への水やダストなどの侵入を防止し、かつジョイント部からのグリースの流出を防止するためにダストカバーが用いられている。図4及び図5を参照して、従来例に係るボールジョイントに用いられるダストカバーについて説明する。図4は従来例に係るダストカバーの模式的断面図である。図5は図4の一部拡大図である。
従来例に係るダストカバー700は、胴体部710と、胴体部710の一端側に設けられる被固定部720と、胴体部710の他端側に設けられるシール部730とを一体に備えている。これらはいずれもゴム状弾性体により構成されている。そして、胴体部710は、中央部が膨らむように構成され、かつ変形可能に構成されている。被固定部720には外周面側からクランプやバンドなどの固定部材(不図示)が締め付けられる環状溝721が設けられている。この環状溝721に固定部材が締め付けられることで、被固定部720は、不図示のボールジョイントのソケットに固定される。
以上のように構成されるダストカバー700においては、不図示のボールジョイントのボールスタッドの揺動動作に伴って、胴体部710は変形する。上記の通り、環状溝721に固定部材が締め付けられることにより、被固定部720はソケットにしっかりと固定されている。従って、胴体部710が変形すると、ダストカバー700は、被固定部720と胴体部710との境界付近(図5中Xで示す付近)で屈曲するため、当該付近に応力が集中し、屈曲疲労が蓄積しやすい。これにより、ダストカバー700の耐久性が低下してしまう原因となっている。特に、近年、ボールジョイントのコンパクト化が進んでおり、ソケット及び被固定部720の径が小さくなる傾向にあることから、上記のような問題が顕在化しつつある。
特開2013−221551号公報 特開昭63−88378号公報
本発明の目的は、屈曲疲労を軽減させることにより耐久性の向上を図ることのできるダストカバーを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のダストカバーは、
軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部と結合する結合部材と、を備えるボールジョイントに用いられるダストカバーにおいて、
中央部が膨らむように構成され、かつ変形可能なゴム状弾性体製の胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定されるゴム状弾性体製の被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられるゴム状弾性体製のシール部と、
を一体に備えるダストカバーであって、
前記被固定部には外周面側から固定部材が締め付けられる環状溝が設けられると共に、
前記被固定部と前記胴体部は、外力が作用していない状態において、内周面と外周面の双方がいずれも円柱面により構成される連結部によって一体的に連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、被固定部と胴体部は、外力が作用していない状態において、内周面と外周面の双方がいずれも円柱面により構成される連結部によって一体的に連結されている。そのため、胴体部が変形する場合には、ダストカバーは、胴体部と連結部との境界付近で屈曲する。これにより、ダストカバーは、被固定部から離れた位置で屈曲することにより、応力集中を緩和させることができる。従って、屈曲疲労の蓄積を抑制し、ダストカバーの耐久性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、耐久性を向上させることができる。
図1は本発明の実施例に係るボールジョイントの模式的断面図である。 図2は本発明の実施例に係るダストカバーの模式的断面図である。 図3は図2の一部拡大図である。 図4は従来例に係るダストカバーの模式的断面図である。 図5は図4の一部拡大図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1〜図3を参照して、本発明の実施例に係るダストカバーについて説明する。図1は本発明の実施例に係るボールジョイントの模式的断面図である。なお、図1においては、ボールジョイントに備えられるボールスタッドの軸部の中心軸線を含む面でボールジョイントを切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例に係るダストカバーの模式的断面図である。なお、図2においては、ダストカバーが変形していない状態で、環状のダストカバーの中心軸線を含む面でダストカバーを切断した断面図を示している。図3は、図2の一部拡大図であり、本発明の実施例に係るダストカバーにおける被固定部付近を拡大した模式的断面図である。
<ボールジョイント>
特に、図1を参照して、本実施例に係るダストカバーを適用可能なボールジョイントの一例を説明する。ボールジョイントは、ボールスタッド300と、ボールスタッド300を回転かつ揺動自在に支持するソケット200と、ボールスタッド300の軸部310と結合する結合部材としてのナックル400とを備えている。
ボールスタッド300は、軸部310の一端に球形部320を有している。ソケット200は、環状のケース210と、ケース210の底側に固定される底板220と、球形部
320の軸受230とを備えている。軸受230は、球形部320の曲率半径と同径の球形状の面で構成された軸受面231を有している。ナックル400は、ナット500によって、軸部310と結合されている。
そして、ジョイント部への水やダストなどの侵入を防止し、かつジョイント部からのグリースの流出を防止するためにダストカバー100が用いられている。
<ダストカバー>
ダストカバー100の全体構成について、特に図2を参照して説明する。ダストカバー100は、胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられる被固定部120と、胴体部110の他端側に設けられるシール部130とを一体に備えている。これら胴体部110,被固定部120及びシール部130は、いずれもゴム状弾性体(例えば、クロロプレンゴム)により構成されている。胴体部110は、中央部が膨らむように構成され、かつ変形可能に構成されている。つまり、胴体部110は、被固定部120からシール部130側に向かって拡径する部分(便宜上、第1拡径部110aと称する)と、シール部130から被固定部120側に向かって拡径する部分(便宜上、第2拡径部110bと称する)と、これらが繋がる部分とにより構成されている。
被固定部120には外周面側からクランプやバンドなどの固定部材160(図1参照)が締め付けられる環状溝121が設けられている。この環状溝121に固定部材160が締め付けられることで、被固定部120は、ボールジョイントのソケット200に固定される。
シール部130の内部には、PTFE,ナイロン,ポリアミド等の樹脂製の補強環150が設けられている。なお、本実施例においては、樹脂製の補強環150を成形後、この補強環150に接着剤を塗布した上で、金型内にセットして、ゴム材料を金型内に射出し、シール本体(上述した胴体部110,被固定部120及びシール部130)を加硫成形することにより、ダストカバー100を得ることができる。なお、補強環150の材料として、金属を用いても良い。また、本発明に係るダストカバーにおいては、補強環が備えられていないタイプのものにも適用され得る。
本実施例に係るシール部130は、ボールスタッド300の軸部310の外周表面に対して摺動自在な複数の環状凸部133a,133b,133cを有する内周シール部と、ナックル400の端面に対して摺動自在なダストシール部とを備えている。なお、本実施例に係るダストシール部は、径方向外側に設けられるダストリップ131と、径方向内側に設けられる環状凸部132とを備えている。ダストリップ131は、径方向外側かつナックル400の表面側に向かって伸びるように構成されている。本実施例においては、内周シール部が、ボールスタッド300の軸部310の外周表面に対して直接摺動する場合の構成を示している。ただし、ボールジョイントにおいては、ボールスタッドの軸部にリテーナが固定されて、ダストカバーにおける内周シール部がリテーナに対して摺動する構成も知られている。本発明は、このような場合も含まれる。
以上のように構成されるダストカバー100においては、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動すると(図1中、矢印S参照)、胴体部110が変形する。また、ソケット200に対してボールスタッド300が回転すると(図1中、矢印T参照)、シール部130はボールスタッド300の軸部310とナックル400に対してそれぞれ摺動する。以上のように、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動しても回転しても、ダストカバー100によってシール機能が発揮される。
<被固定部>
被固定部120について、より詳細に説明する。被固定部120は、ソケット200のケース210に設けられた環状の装着溝211に装着される(図1参照)。そして、上記の通り、被固定部120の外周面側に設けられている環状溝121に固定部材160が締め付けられることにより、被固定部120はソケット200のケース210に固定される。本実施例においては、被固定部120の内周面側に、一対の環状のシール突起122a,122bが設けられている。これら一対のシール突起122a,122bが装着溝211の溝底面に密着することで、ソケット200と被固定部120との間の環状隙間が封止される。
そして、被固定部120と胴体部110は、連結部123によって、一体的に連結されている。この連結部123は、外力が作用していない状態において、内周面123aと外周面123bの双方がいずれも円柱面により構成されている(図3参照)。これにより、連結部123における被固定部120とは反対側の端部から胴体部110における第1拡径部110aに繋がるため、円柱状の部分(連結部123)からシール部130に向けて拡径するように構成される。従って、胴体部110が変形すると、ダストカバー100は、連結部123と胴体部110との境界付近(図3中Yで示す付近)で屈曲する。
<本実施例に係るダストカバーの優れた点>
本実施例に係るダストカバー100によれば、胴体部110が変形すると、ダストカバー100は、連結部123と胴体部110との境界付近で屈曲する。これにより、被固定部120から離れた位置で屈曲することにより、応力集中を緩和させることができる。すなわち、被固定部120においては、固定部材160によって、ソケット200のケース210にしっかりと固定されているため、被固定部120の付近でダストカバー100が屈曲すると応力が狭い領域に集中してしまう。これに対して、被固定部120から離れた位置においては、屈曲する部分は弾性変形し易いため、応力集中が緩和される。従って、屈曲疲労の蓄積を抑制し、ダストカバー100の耐久性を向上させることができる。
100 ダストカバー
110 胴体部
110a 第1拡径部
110b 第2拡径部
120 被固定部
121 環状溝
122a,122b シール突起
123 連結部
123a 内周面
123b 外周面
130 シール部
131 ダストリップ
132 環状凸部
133a,133b,133c 環状凸部
150 補強環
160 固定部材
200 ソケット
210 ケース
211 装着溝
220 底板
230 軸受
231 軸受面
300 ボールスタッド
310 軸部
320 球形部
400 ナックル
500 ナット

Claims (1)

  1. 軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部と結合する結合部材と、を備えるボールジョイントに用いられるダストカバーにおいて、
    中央部が膨らむように構成され、かつ変形可能なゴム状弾性体製の胴体部と、
    該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定されるゴム状弾性体製の被固定部と、
    該胴体部の他端側に設けられるゴム状弾性体製のシール部と、
    を一体に備えるダストカバーであって、
    前記被固定部には外周面側から固定部材が締め付けられる環状溝が設けられると共に、
    前記被固定部と前記胴体部は、外力が作用していない状態において、内周面と外周面の双方がいずれも円柱面により構成される連結部によって一体的に連結されていることを特徴とするダストカバー。
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