JP2019058442A - ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インペラとハウジングの間の動圧力を均等化させたポンプ装置を提供する。【解決手段】ポンプ装置は、本体側ハウジング32と、インペラ14とを備える。本体側ハウジング32には、インペラ14の回転に伴い動圧力を生じさせて、本体側ハウジング32に対しインペラ14を非接触で回転させる動圧軸受45が設けられる。動圧軸受45は、第1溝部80と第2溝部82とを、インペラ14の回転軸Oを中心とした周方向回りに交互に並べて構成される。また、第2溝部82の長手方向長さは、第1溝部80の長手方向長さよりも短く形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、流体を流動させるポンプ装置に関する。
ポンプ装置は、人工心肺装置において血液(流体)を流動させる血液循環機器として使用されている。例えば、特許文献1に開示されているポンプ装置は、ハウジング内でインペラ(羽根車)を回転させ、この回転に伴う遠心力によりハウジング内に血液を引き込むと共に、ハウジングから血液を排出する。
特に、特許文献1記載のポンプ装置は、ハウジングと相対的にインペラを非接触で回転させる動圧軸受を備える。例えば、特許文献1に開示の動圧軸受は、インペラのスラスト方向でハウジングに対向する面に設けられた複数の螺旋状の溝によって構成され、流体の流動時の動圧力を利用して、ハウジングに対しインペラを離間させて回転させる。これにより、ハウジングとインペラの機械的摩耗、及び血栓や溶血の発生が低減される。
特開2013−212218号公報
ところで、上記のような溝状の動圧軸受は、インペラとハウジングの間にかかる動圧力の分布が均等的であることが望ましい。仮に、動圧力の分布が不均等であると、インペラは、回転姿勢が不安定となり、ハウジングに接触する可能性が高まる。そのため、溝幅が充分に細い溝部を多数並べた動圧軸受とすることで、動圧力を均等化することが考えられる。しかしながら、ポンプ装置を用いて血液を流動させる場合には、溝部の溝幅が細いと血液が詰まり易くなり、その為に動圧力が低下する等の不都合が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成によって、インペラとハウジングの間の動圧力を均等化させて、インペラをより安定的に回転させることが可能なポンプ装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係るポンプ装置は、流体を流入及び流出させるハウジングと、前記ハウジング内に回転自在に収容されたインペラと、を備え、前記ハウジングと前記インペラが相互に対向する面の少なくとも一方には、前記インペラの回転に伴い前記ハウジングに対して該インペラが非接触となる動圧力を生じさせる環状の動圧軸受が設けられ、前記動圧軸受は、内側から外側に向かって延在する第1溝部と第2溝部とを、前記インペラの回転軸を中心とした周方向回りに交互に並べて構成され、前記第2溝部の延在方向の長さが、前記第1溝部の延在方向の長さよりも短いことを特徴とする。
上記によれば、ポンプ装置は、第1溝部と、第1溝部よりも延在方向の長さが短い第2溝部とを周方向回りに交互に並べて動圧軸受を構成していることで、インペラとハウジングの間の動圧力を均等化することができる。すなわち、第2溝部は、第1溝部同士の間で隙間が広い部分を埋めて、適度な動圧力を生じさせて、動圧力が疎になる部分を減少させる。従って、動圧軸受は、均等的な動圧力によりインペラを非接触状態で安定的に回転させ、溶血や血栓の発生を抑制して血液を円滑に流動させることが可能となる。
また、前記第2溝部が前記第1溝部の外側部間に配置されていることが好ましい。
ポンプ装置は、第2溝部が第1溝部の外側部間に配置されていることで、環状の動圧軸受において動圧力が低くなり易い径方向外側の動圧力を高めることができる。
さらに、前記第2溝部の前記延在方向の長さは、前記第1溝部の前記延在方向の長さに対して0.3倍〜0.7倍であるとよい。
ポンプ装置は、第2溝部の延在方向の長さが第1溝部の延在方向の長さの0.3倍〜0.7倍であることで、動圧力を充分に生じさせつつ、第1溝部同士の間に第2溝部を簡単に配置することができる。
ここで、前記第2溝部は、径方向外側の端部から前記回転軸側の端部に向かって溝幅が徐々に漸減している構成であるとよい。
動圧軸受は、回転軸側の端部に向かって第2溝部の溝幅が徐々に漸減していることで、第1溝部同士が隣接し合う回転軸寄りにおいて、第1溝部同士の隙間を狭めることができる。よって、回転軸寄りにおいても、均等的な動圧力を良好に得ることができる。
そして、前記第2溝部の溝幅は、前記第1溝部の同一径方向位置の溝幅に対して0.6倍〜1.0倍であることが好ましい。
第2溝部の溝幅が第1溝部の同一径方向位置の溝幅の0.6倍〜1.0倍であれば、充分な幅が確保されるので、例えば、流体が血液の場合に血液の詰まり等を抑制することができる。
また、前記第1及び第2溝部の各々は、径方向外側の端部から前記回転軸側の端部に向かって円弧状に湾曲しているとよい。
動圧軸受は、円弧状に湾曲している第1及び第2溝部によって構成されることで、インペラの回転に伴い径方向に沿って適度に分散された動圧力を得ることができる。
さらにまた、前記第1溝部と前記第2溝部の間の隙間が、一定の幅で延在していることが好ましい。
ポンプ装置は、第1溝部と第2溝部の間の隙間が一定の幅で延在していることで、溝部同士を適度に離間させて配置することができ、径方向外側寄りにおいて均等的な動圧力が得られる。
前記第1及び第2溝部の径方向外側の縁部と前記回転軸側の縁部とが、平坦状に形成されていることが好ましい。
動圧軸受は、第1及び第2溝部の径方向外側の縁部と回転軸側の縁部が平坦状に形成されていることで、例えば、流体が血液の場合に径方向外側や回転軸側の縁部に血液が滞ることを良好に抑制することができる。
そして、前記第1溝部の径方向外側は、前記動圧軸受の縁部に連なり、前記第2溝部の径方向外側及び前記回転軸側は、前記動圧軸受の縁部に連なっていない構成でもよい。
ポンプ装置は、第1溝部の径方向外側が動圧軸受の縁部に連なっていることで、内部空間に流入した流体が径方向外側から第1溝部に入ることができる。これにより、第1溝部は、流体から動圧力をスムーズに得ることが可能となる。
本発明によれば、ポンプ装置は、簡単な構成によって、インペラとハウジングの間の動圧力を均等化させて、インペラをより安定的に回転させることができる。
本発明の一実施形態に係るポンプ装置の斜視図である。 図1のポンプ本体と駆動装置が分離した状態を示す側面断面図である。 底部側動圧軸受を有する下側ハウジング部の平面図である。 図4Aは、第1溝部と第2溝部を拡大して示す平面図であり、図4Bは、図4AのIVB−IVB線の断面斜視図である。 図5Aは、本実施形態に係る動圧軸受により生じる動圧力の分布をシミュレーションした図であり、図5Bは、従来の動圧軸受により生じる動圧力の分布をシミュレーションした図である。
以下、本発明に係るポンプ装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係るポンプ装置10は、患者の心肺機能を補助する(又は心肺を代替する)人工心肺装置12において、患者の血液を体外に脱血させ、また体内に送血する動力源として用いられる。図1に示すように、ポンプ装置10は、インペラ14を装置内に有し、インペラ14の回転に伴う遠心力によって流体を流動させる遠心ポンプに構成されている。
人工心肺装置12は、脱血チューブ18及び送血チューブ20をポンプ装置10に接続して、患者との間で血液を循環する循環回路を形成している。脱血チューブ18は、脱血ルーメン18aを内部に有し、その先端開口が所望の生体器官(例えば、心臓の左心室)に留置されて、脱血ルーメン18aを通して患者の血液を吸引する。送血チューブ20は、送血ルーメン20aを内部に有し、その先端開口が所望の生体器官(例えば、鎖骨下動脈)に留置されて、送血ルーメン20aを通してポンプ装置10の血液を送血する。なお、人工心肺装置12は、ポンプ装置10の他にリザーバ、人工肺等(共に不図示)を循環回路(脱血チューブ18や送血チューブ20)の途中位置に接続した構成でもよい。これにより、人工心肺装置12は、体外に脱血した血液の異物の除去や酸素化等を行い、この血液を患者の体内に戻すことができる。
そして、本実施形態に係るポンプ装置10は、図2に示すように、上記のインペラ14が収容されたポンプ本体22と、インペラ14を回転させる駆動装置24と、駆動装置24の駆動を制御する制御部26と、を備える。また、ポンプ装置10のハウジング30は、ポンプ本体22を構成する本体側ハウジング32と、駆動装置24を構成する駆動側ハウジング60とを有する。
ハウジング30は、本体側ハウジング32と駆動側ハウジング60を着脱自在に構成し、使用時に相互に組み付けることで、駆動装置24の駆動力をインペラ14に伝達可能とする。そして使用後に、ポンプ本体22は駆動装置24から取り外されて廃棄される。つまり、ポンプ本体22は、1回の使用毎に取り替えられて、使い捨て又は滅菌処理されるディスポーザブルタイプに構成される。その一方で、駆動装置24は、リユースタイプに構成され、次の使用機会において、新たなポンプ本体22が取り付けられてこのポンプ本体22のインペラ14を動作させる。
ポンプ本体22の本体側ハウジング32は、駆動装置24に装着可能な外観に形成されている。この本体側ハウジング32の内部には、インペラ14が回転自在に収容されると共に、血液の流入及び排出がなされる内部空間36が設けられている。
本体側ハウジング32は、略円錐状の上側ハウジング部33と、上側ハウジング部33の下部に連なり駆動装置24に装着される筒状の下側ハウジング部34と、を有する。内部空間36は、上側ハウジング部33と下側ハウジング部34の両方にわたって形成されている。上側ハウジング部33と下側ハウジング部34は、相互に分割可能に構成され、インペラ14を取り出せるようになっている。
図1及び図2に示すように、上側ハウジング部33は、脱血チューブ18に接続される血液流入ポート38と、送血チューブ20に接続される血液流出ポート40とを有する。血液流入ポート38は、上側ハウジング部33の天井部33a且つ中心に設けられて上方向に突出し、その内部には、上側ハウジング部33の内部空間36(以下、上空間36aという)に連通する流入路38aが設けられている。血液流出ポート40は、上空間36aの側部から接線方向に突出し、その内部には、上空間36aに連通する流出路40aが設けられている。
上空間36aは、上側ハウジング部33の外形に応じた形状で、所定の容積を有するように形成される。上空間36aには、インペラ14の上側のフィン部46が配置される。上空間36aを覆う天井部33aには、インペラ14の回転時にインペラ14を非接触に回転させる天井側動圧軸受41(スラスト方向の動圧軸受)が設けられている。
上空間36aを囲う壁部のうち底壁の中心部には、下側ハウジング部34の中央上部が配置され、この中央上部は血液流入ポート38の流入路38aを臨む円錐状の山形部35aとなっている。山形部35aは、側面断面視で、弓形に湾曲形成され、フィン部46の流通孔50に血液を円滑に流動させる。
下側ハウジング部34は、上側ハウジング部33の下方向に突出し、上空間36aの中心と同軸の軸心を有する円筒状に形成されている。下側ハウジング部34の中心には、インペラ14を軸支する軸筒部35が設けられている。この軸筒部35は、上記の山形部35aと、山形部35aの周縁且つ下側に連なる内周部35bとで構成され、その内側に、下端側が開口した挿入穴42を有している。
また、下側ハウジング部34の内部には、上空間36aに連通する下空間36b(内部空間36の一部)が形成されている。下空間36bは、下側ハウジング部34の円筒状に応じて挿入穴42の側方を周回し、インペラ14の従動回転構造部48を回転自在に収容する。下空間36bを構成する底部34aには、インペラ14を非接触に回転させる底部側動圧軸受43(スラスト方向の動圧軸受)が設けられている。この底部側動圧軸受43及び上述の天井側動圧軸受41の具体的な構成については後に詳述する。
図1及び図2に示すように、インペラ14は、貫通孔15を内側に有する円筒状に形成されている。インペラ14は、下側ハウジング部34の軸筒部35を貫通孔15に挿入して本体側ハウジング32に収容される。インペラ14の上部にはフィン部46が設けられる一方で、インペラ14の下部には従動回転構造部48が設けられている。なお、図2中のインペラ14は、別部材に形成されたフィン部46と従動回転構造部48を相互に固着した構成となっているが、これに限定されず、フィン部46と従動回転構造部48が一体成形されたものでもよい。
フィン部46は、上空間36aに配置され、回転に伴い遠心力を血液に付与する。フィン部46は、貫通孔15とフィン部46の径方向外側とを連通する流通孔50を備えている。流通孔50は、上側のシュラウド50aと、シュラウド50aに連なり下方に突出する複数の側壁部50bと、従動回転構造部48の上面48aと、に囲われている。
シュラウド50aは、天井側動圧軸受41により上側ハウジング部33の天井部33aに対し非接触に回転する流通孔50の屋根であり、天井部33aの形状に応じて、径方向外側に向かって下方向に傾斜している。また、上面48aも、シュラウド50aと略平行となるように斜めに傾斜している。
複数の側壁部50bは、インペラ14の回転状態(回転方向や回転速度等)に応じて、適宜の遠心力を生じる傾きや湾曲形状に設計される。なお、フィン部46の形状は、上記に限定されず、例えば、シュラウド50aが設けられておらず羽状の壁(側壁部50b)が複数突出形成された構成でもよい。
従動回転構造部48は、インペラ14の径方向に厚みを有する円筒状に形成され、ポンプ本体22と駆動装置24の装着状態で、駆動装置24の回転力が伝達されて回転する。この従動回転構造部48の内部には、従動磁石54が設置されている。
従動磁石54は、ポンプ本体22と駆動装置24の装着状態で、駆動装置24の駆動磁石64と同一高さ位置に配置され、駆動磁石64との間で磁気カップリング機構を形成する。例えば、従動磁石54は、インペラ14の回転軸Oに対し一定の半径で周回する従動側多極着磁リング55に構成されている。従動側多極着磁リング55は、複数のN極及びS極が周方向に沿って交互に並ぶように着磁されている。従動磁石54(従動側多極着磁リング55)を構成する材料としては、例えば、アルニコ、フェライト、ネオジム等の硬質磁性材料があげられる。
一方、ポンプ装置10の駆動装置24は、駆動側ハウジング60と、駆動側ハウジング60内に収容されるモータ機構62とを備える。さらに、駆動装置24は、モータ機構62に設けられ、インペラ14の従動磁石54との間で磁気カップリング機構を構成する駆動磁石64を有する。
駆動側ハウジング60は、上部側の中心部に中央凸部60aを有する。そして、ポンプ本体22の本体側ハウジング32と、駆動装置24の駆動側ハウジング60とは、相互に着脱自在に位置決め固定可能な係合構造44を有する。本実施形態において、係合構造44は、下側ハウジング部34の挿入穴42に、中央凸部60aを挿入及び嵌合する構造となっている。なお、係合構造44は、種々の構成を採用してよいことは勿論である。
駆動側ハウジング60の内部には、モータ機構62のモータ本体70が設けられている。モータ本体70は、制御部26の制御下に軸部72を適宜の回転速度で回転させる。軸部72は、中央凸部60aの内側に挿入されており、ポンプ本体22と駆動装置24の装着状態で、インペラ14の回転軸Oと軸部72の軸心(回転軸O)が相互に重なる。この軸部72の周面には駆動磁石64が固着されている。
駆動磁石64は、例えば、軸部72の回転軸Oに対し従動磁石54よりも短い半径で周回する駆動側多極着磁リング65に構成されている。駆動側多極着磁リング65は、従動磁石54と同様に、複数のN極及びS極が周方向に沿って交互に並ぶように着磁されている。駆動磁石64を構成する材料も、従動磁石54であげた材料を適宜選択し得る。
また、ポンプ装置10の制御部(Controller)26は、図示しない入出力インタフェース、メモリ及びプロセッサを有する周知のコンピュータにより構成され、モータ機構62の駆動を制御する。制御部26の外面には、図示しないモニタ、スピーカ、操作ボタン等が設けられており、医師や看護士等のユーザは、操作ボタンを操作することで、ポンプ装置10の駆動内容を設定する。制御部26は、ユーザの設定情報に基づき、バッテリの電力の供給を制御して、例えば0〜10000rpmの範囲で軸部72を回転させる。
次に、インペラ14のスラスト方向の軸受を構成する動圧軸受45(天井側動圧軸受41及び底部側動圧軸受43)について、図3、図4A及び図4Bを参照して説明する。図3は、底部側動圧軸受43を有する下側ハウジング部34の平面図であり、動圧軸受45の説明では、以下、この底部側動圧軸受43について代表的に述べていく。天井側動圧軸受41は、傾斜している上側ハウジング部33の天井部33aに設けられているものの、基本的には、底部側動圧軸受43の溝形状と対称の溝形状に形成されており、同じ作用効果を得ることが可能である。
本実施形態に係る動圧軸受45は、インペラ14の回転軸Oを中心とする周方向回りに沿って、形状の異なる第1溝部80と第2溝部82を交互に並べて全体的に環状の溝群を構成している。この第1及び第2溝部80、82は、動圧軸受45の内側から外側に向かって延在している。そして、第2溝部82の延在方向に沿った長手方向長さ(延在方向の長さ)L2が、第1溝部80の延在方向に沿った長手方向長さ(延在方向の長さ)L1よりも短く形成されている。
詳細には、複数の第1溝部80は、平面視で、径方向外側の端部80aから回転軸O側の端部80bに向かって円弧状に湾曲した略台形状に形成されている。すなわち、各第1溝部80は、平坦状の径方向外側縁部81aと、平坦状の回転軸側縁部81bと、これら径方向外側縁部81aと回転軸側縁部81bの間を繋ぐ第1湾曲縁部81c及び第2湾曲縁部81dとで構成されている。径方向外側縁部81aは、図3中の2点鎖線で示すように、動圧軸受45の縁部(下側ハウジング部34の底部34aと外周壁34bの境界)と連なっていてもよい。
径方向外側縁部81aと回転軸側縁部81bは、下側ハウジング部34の周方向にオフセットした位置にあり、これらの縁部の両端に連なる第1及び第2湾曲縁部81c、81dは、径方向に延在しつつ周方向に湾曲している。なお、径方向外側縁部81a、回転軸側縁部81b、第1湾曲縁部81c及び第2湾曲縁部81dの各々が連結し合う4つの角部81eは、適宜の角度に設定され、且つ丸角(R状)に形成されている。
同様に、複数の第2溝部82も、平面視で、径方向外側の端部82aから回転軸O側の端部82bに向かって円弧状に湾曲した略台形状に形成されている。すなわち、各第2溝部82も、平坦状の径方向外側縁部83aと、平坦状の回転軸側縁部83bと、第1湾曲縁部83c及び第2湾曲縁部83dとで構成されている。
径方向外側縁部83aと回転軸側縁部83bは、下側ハウジング部34の周方向にオフセットした位置にあり、これらの縁部の両端に連なる第1及び第2湾曲縁部83c、83dは、径方向に延在しつつ周方向に湾曲している。なお、径方向外側縁部83a、回転軸側縁部83b、第1湾曲縁部83c及び第2湾曲縁部83dの各々が連結し合う4つの角部83eも、適宜の角度に設定され、且つ丸角(R状)に形成されている。
このため、動圧軸受45を構成する各溝は、平面視で、全体的に螺旋状(渦巻状)を呈している。また、径方向外側縁部81a、83aは、動圧軸受45の径方向外側において、回転半径の接線方向に延在している。同様に、回転軸側縁部81b、83bも、下側ハウジング部34の径方向内側において、回転半径の接線方向に延在している。径方向外側縁部81a、83aに対して、回転軸側縁部81b、83bは、所定角度傾いている(非平行となっている)。
そして、動圧軸受45は、第1溝部80の径方向外側の端部80a(径方向外側縁部81a)と第2溝部82の径方向外側の端部82a(径方向外側縁部83a)を、回転軸Oから同一距離に配置している。つまり、第2溝部82は、第1溝部80の外側部(径方向外側の端部80a)間に配置されている。
動圧軸受45の径方向外側において、各第1溝部80の径方向外側の端部80aと各第2溝部82の径方向外側の端部82aは、周方向に沿って等間隔の第1隙間84を挟んで並んでいる。第1隙間84は、隣り合う第1湾曲縁部81cと第2湾曲縁部83dとの間、又は第2湾曲縁部81dと第1湾曲縁部83cとの間において、一定の幅で延在している。その一方で、動圧軸受45の径方向内側は、第2溝部82が存在しておらず、各第1溝部80の回転軸O側の端部80bが周方向に沿って等間隔の第2隙間86を挟んで並んでいる。
本実施形態において、第2溝部82の長手方向長さL2は、第1溝部80の長手方向長さL1の略0.5倍(1/2)に設定されている。なお、長手方向長さL1とは、径方向外側縁部81aと回転軸側縁部81bの各中心を結び、径方向に沿って周方向に若干湾曲した中心線の寸法である。同様に、長手方向長さL2とは、径方向外側縁部83aと回転軸側縁部83bの各中心を結び、径方向に沿って周方向に若干湾曲した中心線の寸法である。そのため、第2溝部82の回転軸O側の端部82b(回転軸側縁部83b)は、第1溝部80の延在方向の略中間位置に配置されている。
第2溝部82の長手方向長さL2は、特に限定されるものではないが、第1溝部80の長手方向長さL1に対して0.3倍〜0.7倍の範囲(0.3×L1≦L2≦0.7×L1)であることが好ましい。これにより、第2溝部82は、流体の動圧力を安定的に生じさせることができる。仮に、L2<0.3×L1の場合には、第2溝部82が小さくなり過ぎて、流体の動圧力が得難くなる。逆にL2>0.7×L1の場合には、第2溝部82の回転軸O側の端部82bが、回転軸Oに寄り過ぎて、第1溝部80の回転軸O側の端部80b同士の第2隙間86が広くなり動圧力の分布が均等化し難くなる。
また、第1及び第2溝部80、82の各々は、径方向外側の端部80a、82aから回転軸側の端部80b、82bに向かって溝幅W1、W2(短手方向長さ)が徐々に漸減している。第1及び第2溝部80、82の溝幅W1、W2が漸減していることで、第1溝部80は、第2溝部82が隣接する径方向外側の端部80aから、第2溝部82が存在しない回転軸O側の端部80bに位置しても、第2隙間86の幅が充分に狭くなる。さらに、第2溝部82の溝幅W2は、同一径方向位置(回転軸Oからの同一半径距離)の第1溝部80の溝幅W1に対して0.6倍〜1.0倍の範囲(0.6×W1≦W2≦1.0×W1)に設定されることが好ましい。
またさらに、本実施形態に係る第1溝部80と第2溝部82とは、図4Bに示すように、底部34aの表面から同程度の深さで切り欠かれている。第1及び第2溝部80、82の深さD1、D2としては、例えば、0.01mm〜1mmの範囲に設定されるとよい。なお、第1溝部80と第2溝部82の深さD1、D2は、同一であることに限定されず、例えば、適宜の動圧力が得られるように、第1溝部80よりも第2溝部82を深くする等、相互に異なっていてもよい。
次に、ポンプ装置10の作用について説明する。
ポンプ装置10を含む人工心肺装置12は、心肺機能を補助する患者に対して構築される。人工心肺装置12の構築時に、ユーザは、ポンプ本体22に脱血チューブ18及び送血チューブ20を接続する。そして図2に示すように、駆動装置24に対しポンプ本体22を装着することで、ポンプ装置10を組み立てる。この際、ユーザは、下側ハウジング部34を挿入穴42に差し込み、係合構造44によりポンプ本体22と駆動装置24を相互に位置決め固定する。
装着状態では、回転軸Oから径方向外側に向かって、従動磁石54と駆動磁石64が同一の高さ位置に配置される。そして、径方向に隣接する従動磁石54(従動側多極着磁リング55)と駆動磁石64(駆動側多極着磁リング65)は、異なる極性同士を相互に対向させて磁気カップリング機構を形成する。すなわち、従動側多極着磁リング55と駆動側多極着磁リング65は、磁気カップリング力(磁気的結合力)を生じさせ、回転体74の回転力をインペラ14に伝達可能とする。
従って、駆動装置24のモータ機構62が、軸部72を回転させると、インペラ14も連れ回りする。そして、インペラ14は、回転時に、スラスト方向の動圧軸受45(天井側動圧軸受41、底部側動圧軸受43)によって、本体側ハウジング32の上下に対して非接触に回転する。
具体的には、動圧軸受45は、第1溝部80と第2溝部82が下側ハウジング部34の周方向に沿って交互に並ぶことで、図5Aに示すような動圧力の分布を示すようになる。なお、図5Aは、インペラ14の回転時に、動圧軸受45により生じる動圧力の分布をシミュレーションした図である。色の濃い部分(高濃度領域90)は、動圧力が高い箇所を示しており、この高濃度領域90は、第1及び第2溝部80、82の第1湾曲縁部81c、83c側に生じている。その一方で、色の薄い部分(低濃度領域92)は、動圧力が低い箇所を示しており、この低濃度領域92は、第1及び第2溝部80、82の第2湾曲縁部81d、83d側に生じている。
ここで、従来の動圧軸受100を例示すると、図5Bに示すように、同一に形成された円弧状の溝部102が、下側ハウジング部34の周方向に沿って複数並んで構成されている。このような溝部102が周方向に並ぶ構造では、径方向内側において各溝部102同士の隙間104が狭まる一方で、径方向外側において各溝部102同士の隙間104が広がる。よって、動圧軸受100の動圧力の分布は、径方向内側において高濃度領域106が密になる一方で、径方向外側において高濃度領域106が疎になる。従って、動圧軸受100は、動圧力の分布が不均等となり、インペラ14の回転が不安定になり易い。
これに対し、本実施形態に係る動圧軸受45は、第1溝部80よりも短い第2溝部82が、第1溝部80の疎の部分を補って動圧力を生じさせる。特に、第2溝部82は、動圧力が低下し易い径方向外側寄りに設けられていることで、この径方向外側寄りの動圧力を高めることができる。その結果、高濃度領域90が、本体側ハウジング32の底部34a(天井部33a)の周方向と径方向の全体に満遍なく分布するようになり、動圧軸受45は、本体側ハウジング32からインペラ14を安定的に離間させる。
つまり、ポンプ装置10は、スラスト方向の動圧軸受45(天井側動圧軸受41と底部側動圧軸受43)により、本体側ハウジング32に対しインペラ14を非接触で安定駆動させる。そして、インペラ14のフィン部46は、遠心力を生じさせて、流入路38a、内部空間36、流通孔50、流出路40aの順に血液を流すことで、人工心肺装置12において血液を円滑に流動させることができる。
上述したように、本実施形態に係るポンプ装置10は、以下の効果を奏する。
ポンプ装置10は、第1溝部80と、第1溝部80の長手方向長さL1よりも長手方向長さL2が短い第2溝部82とを周方向回りに交互に並べた動圧軸受45を有している。これにより、第2溝部82は、第1溝部80同士の間で隙間が広い部分を埋めて、適度な動圧力を生じさせて、動圧力が疎になる部分を減少させる。従って、動圧軸受45は、均等的な動圧力によりインペラ14を非接触状態で安定的に回転させ、溶血や血栓の発生を抑制して血液を円滑に流動させることが可能となる。
また、ポンプ装置10は、第1溝部80の径方向外側の端部80aと第2溝部82の径方向外側の端部82aが回転軸Oから同一距離に配置されることで、第2溝部82が径方向外側の動圧力を高めることができる。しかも、第1及び第2溝部80、82が周方向に沿って等間隔に並ぶことで、径方向外側寄りにおいて均等的な動圧力が得られる。さらに、第2溝部82の長手方向長さL2が第1溝部80の長手方向長さL1の0.3倍〜0.7倍であることで、動圧力を充分に生じさせつつ、第1溝部80同士の間に第2溝部82を簡単に配置することができる。
ここで、動圧軸受45は、溝幅W1、W2が徐々に回転軸O側の端部80b、82bに向かって徐々に漸減していることで、第1溝部80と第2溝部82の間の第1隙間84の幅を変えずに、第1溝部80同士が隣接し合う回転軸O寄りにおいて、第1溝部80同士の第2隙間86を狭めることができる。よって、回転軸O寄りにおいても、均等的な動圧力を良好に得ることができる。
そして、第2溝部82は、その溝幅W2が第1溝部80の溝幅W1の0.6倍〜1.0倍であることで溝幅W2が充分に確保され、血液の詰まり等を抑制することができる。また、動圧軸受45は、円弧状に湾曲している第1及び第2溝部80、82によって、インペラ14の回転に伴い径方向に沿って適度に分散された動圧力を得ることができる。さらにまた、動圧軸受45は、第1及び第2溝部80、82の径方向外側縁部81a、83aと回転軸側縁部81b、83bが平坦状に形成されていることで、血液が滞ることを良好に抑制することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、種々の応用例や変形例をとり得る。例えば、動圧軸受45は、本体側ハウジング32側に形成されるだけでなく、インペラ14の本体側ハウジング32に対向する面に形成されてもよい。要するに、動圧軸受45は、インペラ14とハウジング30が相互に対向する面の少なくとも一方に設けられていればよい。
また、動圧軸受45を構成する第1及び第2溝部80、82の形状や形成数は、特に限定されるものではない。例えば、第1及び第2溝部80、82は、径方向外側縁部81a、83aや回転軸側縁部81b、83bを半円状に形成してもよい。さらに、第2溝部82の径方向外側の端部82aは、第1溝部80の径方向外側の端部80aに対して径方向にオフセットした位置にあってもよい。
またさらに、図3中の2点鎖線に示したように、第1溝部80の径方向外側は、動圧軸受45の縁部に連なり、第2溝部82の径方向外側及び前記回転軸O側は、動圧軸受45の縁部に連なっていない構成でもよい。これにより、ポンプ装置10は、動圧軸受45の縁部に連なる第1溝部80の径方向外側から第1溝部80に血液をスムーズに導くことができ、血液から動圧力を容易に得ることが可能となる。特に、第1及び第2溝部80、82の回転軸側縁部81b、83bは、インペラ14の内周面よりも径方向外側にある(底部34aと軸筒部35の境界に連なっていない)構成であることで、第1及び第2溝部80、82の回転軸O側の血液の流動空間が狭くなる。その結果、第1及び第2溝部80、82は、血液が容易に抜けず、動圧力を良好に発生することができる。
そして、動圧軸受45は、図3に示したように第1溝部80と第2溝部82とを周方向に沿って1つずつ交互に並べた構成の他、種々の法則性をもった配列を採用してよい。例えば、動圧軸受45は、第1溝部80が周方向に2つ隣接した第1溝部群(不図示)と、第2溝部82が周方向に2つ隣接した第2溝部群(不図示)とを、周方向に沿って交互に配置した構成とすることができる。また例えば、動圧軸受45は、第1溝部80が周方向に2つ隣接した第1溝部群と、1つの第2溝部82とを、周方向に交互に配置した構成としてもよい。或いは、動圧軸受45は、1つの第1溝部80と、第2溝部82が周方向に2つ隣接した第2溝部群とを、周方向に交互に配置した構成としてもよい。
なお、上記の第1溝部群を構成する第1溝部80の数、又は第2溝部群を構成する第2溝部82の数は、2つに限定されず、3以上であってもよいことは勿論である。例えば、動圧軸受45は、第1溝部80が周方向に3つ隣接した第1溝部群と、第2溝部82が周方向に2つ隣接した第2溝部群とを、周方向に沿って交互に配置した構成でもよい。
10…ポンプ装置 12…人工心肺装置
14…インペラ 22…ポンプ本体
24…駆動装置 30…ハウジング
32…本体側ハウジング 41…天井側動圧軸受
43…底部側動圧軸受 45…動圧軸受
54…従動磁石 64…駆動磁石
80…第1溝部 80a、82a…径方向外側の端部
80b、82b…回転軸側の端部 81a、83a…径方向外側縁部
81b、83b…回転軸側縁部 82…第2溝部
84…第1隙間 86…第2隙間

Claims (9)

  1. 流体を流入及び流出させるハウジングと、
    前記ハウジング内に回転自在に収容されたインペラと、を備え、
    前記ハウジングと前記インペラが相互に対向する面の少なくとも一方には、前記インペラの回転に伴い前記ハウジングに対して該インペラが非接触となる動圧力を生じさせる環状の動圧軸受が設けられ、
    前記動圧軸受は、内側から外側に向かって延在する第1溝部と第2溝部とを、前記インペラの回転軸を中心とした周方向回りに交互に並べて構成され、
    前記第2溝部の延在方向の長さが、前記第1溝部の延在方向の長さよりも短い
    ことを特徴とするポンプ装置。
  2. 請求項1記載のポンプ装置において、
    前記第2溝部が前記第1溝部の外側部間に配置されている
    ことを特徴とするポンプ装置。
  3. 請求項1又は2記載のポンプ装置において、
    前記第2溝部の前記延在方向の長さは、前記第1溝部の前記延在方向の長さに対して0.3倍〜0.7倍である
    ことを特徴とするポンプ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記第2溝部は、径方向外側の端部から前記回転軸側の端部に向かって溝幅が徐々に漸減している
    ことを特徴とするポンプ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記第2溝部の溝幅は、前記第1溝部の同一径方向位置の溝幅に対して0.6倍〜1.0倍である
    ことを特徴とするポンプ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記第1及び第2溝部の各々は、径方向外側の端部から前記回転軸側の端部に向かって円弧状に湾曲している
    ことを特徴とするポンプ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記第1溝部と前記第2溝部の間の隙間が、一定の幅で延在している
    ことを特徴とするポンプ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記第1及び第2溝部の径方向外側の縁部と前記回転軸側の縁部とが、平坦状に形成されている
    ことを特徴とするポンプ装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記第1溝部の径方向外側は、前記動圧軸受の縁部に連なり、
    前記第2溝部の径方向外側及び前記回転軸側は、前記動圧軸受の縁部に連なっていない
    ことを特徴とするポンプ装置。
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