JP2019054398A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リミッタを備えたRFタグのマッチング回路のインピーダンスをより良好に調整できる無線通信システムを提供する。【解決手段】無線通信システムのリーダライタは、アンテナから所定強度の電波を放射させることによりRFタグと通信を行う通信手段と、アンテナから放射される電波の強度を前記通信手段による通信時の電波強度よりも低く制御して、調整処理の実行指示コマンドを送信することによりRFタグの制御部に、整流回路の出力電圧が最大となるようにマッチング回路のインピーダンスを調整する調整処理を行わせるRFタグ調整手段と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、RFタグとリーダライタとを含む無線通信システムに関する。
近年、RFタグの発展は目覚ましく、本来の個体識別用途以外にも無線電力伝送機能を応用してワイヤレス電子部品の実装に用いられている。このような応用においてワイヤレス電子部品にはCPUやセンサなどの電気的負荷が含まれており、これら負荷の動作には、安定的に電力が供給されるよう、RFタグにおいて受け取る電力をより大きくすることが好ましい。上記効果を実現するRFタグとして、インピーダンスが可変なマッチング回路(可変インピーダンス回路)を整流回路の前段に設けたものが知られている。
そのようなRFタグは、マッチング回路のインピーダンスの最適値からのずれが大きいと、環境変動により、整流回路の出力電圧(以下、電源電圧とも表記する)がRFタグ内の各回路の動作下限電圧以下になり易くなる。具体的には、マッチング回路のインピーダンスが最適値に調整されているため、7dBの給電余裕度があるRFタグを考える。なお、給電余裕度とは、電源電圧(整流回路の出力電圧)が動作下限電圧まで下がる、入力電力のdB単位での低下量のことである。
上記RFタグへの入力電力が、環境変動(障害物の出現・アンテナへの水付着等)により、6dB低下した場合、図1Aに示したように、電源電圧は、低下するが、動作下限電圧までは下がらない。従って、RFタグは、動作し続ける。
一方、マッチング回路のインピーダンスが最適値に調整されていないが故に、RFタグの給電余裕度が4dBしかなかった場合には、図1Bに示したように、入力電力が6dB低下すると電源電圧が動作下限電圧以下となる。その結果、RFタグは動作しなくなる。
このように、マッチング回路のインピーダンスの最適値からのずれが大きいと、環境変動により、電源電圧がRFタグ内の各回路の動作下限電圧以下となり易くなる。そのため、RFタグ内のマッチング回路のインピーダンスを良好に調整できることが望まれる。
さて、RFタグ内のマッチング回路のインピーダンスは、通常、整流回路の出力電圧が最大となるように調整されている(例えば、特許文献1参照)。整流回路の出力電圧をそのまま検出できる場合には、上記調整処理により、マッチング回路のインピーダンスを最適値に調整することができる。ただし、図2に示したように、各回路への過電圧の印加防止等のためのリミッタを備えたRFタグでは、電源電圧がリミッタにより制限される。そのため、上記調整処理では、このRFタグのマッチング回路のインピーダンスを最適値に調整することができなかった。
具体的には、マッチング回路としては、通常、2つのインダクタと可変容量コンデンサとを組み合わせた回路(図5A参照)が採用されている。また、調整処理としては、通常、マッチング回路内の可変容量コンデンサの容量Cを、或る値Cまで下げてから、電源電圧が変化しなくなるまで容量Cを増加させるという処理が行われている。従って、リミッタを備えたRFタグのマッチング回路のインピーダンスを当該調整処理にて調整した場合、図3に模式的に示してあるように、電源電圧が飽和電圧(リミッタ電圧)まで上昇した段階で、マッチング回路のインピーダンス(可変容量コンデンサの容量C)の調整が終了してしまうため、マッチング回路のインピーダンスを最適値に調整することができなかった。
特開平7−111470号公報
本発明は、上記現状に鑑みなされたものであり、リミッタを備えたRFタグのマッチング回路のインピーダンスをより良好に調整できる無線通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信システムは、第1アンテナからの交流信号を整流して直流電圧を出力する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を所定電圧以下に制限するリミッタと、前記第1アンテナと前記整流回路との間に配置された、インピーダンスが可変なマッチング回路と、前記第1アンテナからの交流信号を復調する復調回路と、前記第1アンテナからの交流信号を変調して前記リーダライタに通知すべき情報を含む無線信号を前記第1アンテナに送信させる変調回路と、前記復調回路による前記交流信号の復調結果が入力される制御部であって、当該復調結果が所定の第1コマンドであった場合に、前記整流回路の出力電圧が大きくなるように前記マッチング回路のインピーダンスを調整するインピーダンス調整処理を行う制御部と、を備えるRFタグと、前記RFタグへのワイヤレス給電を行うリーダライタであって、第2アンテナから所定強度の電波を放射させることにより前記RFタグと通信を行う通信手段と、前記第2アンテナから放射される電波の強度を前記通信手段による通信時の電波強度よりも低く制御して前記第1コマンドを送信することにより前記RFタグの前記制御部に前記インピーダンス調整処理を行わせるRFタグ調整手段と、を備えるリーダライタと、を含む。
すなわち、RFタグ側で行われる“前記整流回路の出力電圧が大きくなるように前記マッチング回路のインピーダンスを調整するインピーダンス調整処理”は、入力電力が小さくなるほど、インピーダンスの調整結果が最適値に近づく処理である。そして、本発明の無線通信システムのリーダライタは、『第2アンテナから放射される電波の強度を前記通信手段による通信時(つまり、通常の通信時)の電波強度よりも低く制御して前記第1コマンドを送信することにより前記RFタグの前記制御部に前記インピーダンス調整処理を行わせるRFタグ調整手段』を備えている。従って、本発明によれば、リミッタを備えたRFタグのマッチング回路のインピーダンスを、従来よりも良好に(インピーダンスの調整結果が従来よりも最適値に近づく形で)、調整することができる。
本発明の無線通信システムに、前記RFタグの制御部は、前記復調回路による前記交流信号の復調結果が所定の第2コマンドであった場合には、前記変調回路を制御することにより前記整流回路の出力電圧を前記リーダライタに通知し、前記リーダライタの前記RFタグ調整手段は、前記第2アンテナから放射される電波の強度を低下させてから前記第1コマンドを送信し、当該第1コマンドの送信により開始された前記インピーダンス調整処理の完了後の前記整流回路の出力電圧を前記第2コマンドの送信により取得するRFタグ調整処理を、前記所定電圧以下の出力電圧が取得されるまで繰り返す構成を採用しておいてもよい。なお、この構成を採用した本発明の無線通信システムによれば、RFタグのマッチング回路のインピーダンスを最適値に調整することが可能となる。
本発明の無線通信システムに、『前記RFタグの制御部は、前記復調回路による前記交流信号の復調結果が所定の第2コマンドであった場合には、前記変調回路を制御することにより前記整流回路の出力電圧を前記リーダライタに通知し、前記リーダライタの前記R
Fタグ調整手段は、前記第2アンテナから放射される電波の強度を低下させてから前記第1コマンドを送信し、当該第1コマンドの送信により開始された前記インピーダンス調整処理の完了後の前記整流回路の出力電圧を前記第2コマンドの送信により取得するRFタグ調整処理を、前記第2アンテナから放射される電波の強度が所定強度を下回るまで繰り返す』構成を採用しても良い。また、本発明の無線通信システムに、『前記RFタグの制御部は、前記復調回路による前記交流信号の復調結果が所定の第2コマンドであった場合には、前記変調回路を制御することにより前記整流回路の出力電圧を前記リーダライタに通知し、前記リーダライタの前記RFタグ調整手段は、前記第2アンテナから放射される電波の強度を低下させてから前記第1コマンドを送信し、当該第1コマンドの送信により開始された前記インピーダンス調整処理の完了後の前記整流回路の出力電圧を前記第2コマンドの送信により取得するRFタグ調整処理を、所定回数、又は所定時間が経過するまで繰り返す』構成を採用しても良い。このような構成を採用しておいても、RFタグのマッチング回路のインピーダンスを従来よりも良好に調整できる無線通信システムを得ることができる。
また、RFタグ調整手段が実行するRFタグ調整処理を、『前記第2コマンドの送信により取得される前記整流回路の出力電圧が前記所定電圧未満の電圧となるまで前記第2アンテナから放射される電波の強度を低下させてから前記第1コマンドを送信し、当該第1コマンドの送信により開始された前記インピーダンス調整処理の完了後の前記整流回路の出力電圧を前記第2コマンドの送信により取得する処理』としておいてもよい。RFタグ調整処理を、そのような処理としておけば、マッチング回路のインピーダンス調整に要する時間を短縮することができる。
本発明によれば、リミッタを備えたRFタグのマッチング回路のインピーダンスをより良好に調整できる無線通信システムを提供することができる。
図1Aは、マッチング回路のインピーダンスが最適値に調整されているRFタグの電源電圧の環境変動時における時間変化パターンの説明図である。 図1Bは、マッチング回路のインピーダンスが最適値に調整されていないRFタグの電源電圧の環境変動時における時間変化パターンの説明図である。 図2は、リミッタを備えたRFタグの構成図である。 図3は、従来の調整処理の問題点を説明するための図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成の説明図である。 図5Aは、実施形態に係るRFタグが備えるマッチング回路の構成の説明図である。 図5Bは、マッチング回路内の可変容量コンデンサの構成の説明図である。 図6は、実施形態に係るRFタグが備える整流回路の構成の説明図である。 図7は、RFタグが備えるインピーダンス調整制御回路の構成の説明図である。 図8は、RFタグ内の制御部が実行する調整処理の流れ図である。 図9は、実施形態に係るリーダライタのハードウェア構成の説明図である。 図10は、リーダライタ内の制御部が実行するRFタグ調整処理の流れ図である。 図11は、RFタグ調整処理の説明図である。 図12は、RFタグ調整処理によりマッチング回路のインピーダンスを最適値に調整できる理由を説明するための図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
図4に、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成を示す。
図示してあるように、本実施形態に係る無線通信システムは、RFタグ10と、RFタグ10へのワイヤレス給電を行うリーダライタ(R/W)100とを含むシステムである。
まず、RFタグ10の構成及び機能を説明する。
RFタグ10は、マッチング回路11、復調回路12、整流回路13、変調回路14、インピーダンス調整制御回路15、リミッタ16、ADC(Analog to Digital Converter)17、制御部18及び負荷25を備える。
マッチング回路11は、アンテナ20とRFタグ10内の回路とのインピーダンスを整合させるための可変インピーダンス回路である。本実施形態に係るRFタグ10が備えるマッチング回路11は、図5Aに示したように、2つのインダクタ51及び52と、外部からの制御信号により容量を変更可能な可変容量コンデンサ53とで構成された回路である。また、マッチング回路11は、可変容量コンデンサ53として、互いに容量の異なるコンデンサC〜CとスイッチSC1〜SC5とを図5Bに示したように組み合わせた回路を使用したものとなっている。ただし、マッチング回路11は、外部からの制御信号によりインピーダンスを可変な回路であれば、他の回路構成を有する回路(例えば、インダクタの容量を変更可能なように構成された回路)であっても良い。
復調回路12(図4)は、マッチング回路11を介して入力されるアンテナ20の出力を復調することにより、アンテナ20が受信した電波からリーダライタ100(上位装置90)が送信したコマンドを取り出す回路である。変調回路14は、リーダライタ100から送信される搬送波の反射波にリーダライタ100に通知すべき情報に応じた変調を施すことにより、リーダライタ100に情報を伝送するための回路である。
整流回路13は、電波を受信したアンテナ20が出力する交流電力を整流することにより、負荷25(センサ、LED、IC、マイコン等)及びRFタグ10内の各部(復調回路12、変調回路14等)を動作させるための直流電力を生成する回路である。この整流回路13としては、例えば、図6に示した構成を有する回路、すなわち、2つのダイオードD(DとD等)とコンデンサC(CとC等)とにより構成された単位整流回路55をN段接続したダイオードチャージポンプが使用される。なお、整流回路13は、負荷25用の電圧と、負荷25以外の回路用の電圧とを出力できる回路であってもよい。
リミッタ16(図4)は、整流回路13の出力電圧を、所定電圧(以下、リミッタ電圧VLIMとも、飽和電圧とも表記する)以下に制限する回路である。ADC17は、整流回路13の出力電圧をデジタル化するADコンバータである。
インピーダンス調整制御回路15は、マッチング回路11のインピーダンスを指定する制御信号(本実施形態では、可変容量コンデンサ53(図4B)の容量を指定する制御信号)を出力する回路である。本実施形態に係るRFタグ10には、図6に示した構成を有するインピーダンス調整制御回路15が使用されている。
このインピーダンス調整制御回路15の全体的な動作については後述するが、アップカウンタ61は、Resetパルスが入力されたときに、カウント値を“0”クリアし、UPパルスが入力されたときに、カウントアップするカウンタである。このアップカウンタ
61のカウンタ値は、マッチング回路11のインピーダンス(可変容量コンデンサ53(図4B)の容量)を指定する制御信号として使用されている。
比較器62は、電源電圧(整流回路13の出力電圧)VOUTとコンデンサ63の電圧との比較結果を出力する回路である。この比較器62の出力は、CMP_OUT信号線により制御部18に入力されている。スイッチ64は、Ctrl信号線を介して制御部18によってON/OFF制御されるスイッチである。
制御部18は、プロセッサ(CPU等)から構成された、復調回路12により取り出されたコマンドに、変調回路14等を制御することにより応答するユニットである。この制御部18は、以下の機能を有している。
制御部18は、復調回路12により取り出されたコマンドが、所定の電源電圧確認コマンドであった場合には、変調回路14を制御することにより、電源電圧(正確には、電源電圧のADC17によるデジタル化結果)をリーダライタ100に伝送する。また、制御部18は、復調回路12により取り出されたコマンドが、インピーダンス調整コマンドであった場合には、図8に示した手順のインピーダンス調整処理を実行する。
すなわち、インピーダンス調整コマンドが送られてきた場合、制御部18は、まず、Resetパルスを出力する(ステップS101)。これにより、インピーダンス調整制御回路15(図7参照)内のアップカウンタ61のカウント値が“0”にリセットされ、マッチング回路11内の可変容量コンデンサ53(図5A)の容量が最低容量Cに調整される。
次いで、制御部18は、Ctrlパルスを出力する(ステップS102)。すなわち、制御部18は、スイッチ64をONとすることにより、コンデンサ63の電圧(比較器62の−端子への入力電圧)を、その時点における電源電圧VOUTと一致させてから、スイッチ64をOFFとすることにより、コンデンサ63の電圧をホールドする。
その後、制御部18は、UPパルスを出力(ステップS103)してから、比較器62の出力CMP_OUTがローであるか否かを判断する(ステップS104)。
UPパルスが入力されると、アップカウンタ61のカウント値がカウントアップされるため、マッチング回路11内の可変容量コンデンサ53の容量が増加する。可変容量コンデンサ53の容量が増加すると、マッチング回路11のインピーダンスが適正値とはなっておらず、且つ、リミッタ16により電源電圧が制限されていない場合には、電源電圧が上昇する。一方、マッチング回路11のインピーダンスが適正値となっていた場合及びリミッタ16により電源電圧が制限されている場合には、可変容量コンデンサ53の容量が増加しても、電源電圧は殆ど変化しない。従って、CMP_OUTが、ローである場合には、マッチング回路11のインピーダンスの調整が完了していることになり、CMP_OUTが、ハイである場合には、マッチング回路のインピーダンスの調整が完了していないことになる。
そのため、制御部18は、比較器62の出力CMP_OUTがハイであった場合(ステップS104;NO)には、ステップS103以降の処理を再び開始する。そして、制御部18は、比較器62の出力CMP_OUTがローとなったとき(ステップS104;YES)に、このインピーダンス調整処理(図8の処理)を終了する。
次に、リーダライタ100の構成及び機能を説明する。
図9に、リーダライタ100のハードウェア構成を示す。図示してあるように、リーダライタ100は、制御部102、通信インターフェイス(I/F)104、記憶部106、計時部108、表示部110及び発振器112を備える。また、リーダライタ100は、DAC(Digital to Analog Converter)121、PLL(Phase Locked Loop)122、ミキサ123,Z変換回路124、可変ゲインパワーアンプ125及びZ変換回路126、分離回路127を備える。さらに、リーダライタ100は、BPF(Band Pass Filter)141、LNA(Low Noise Amplifier)142、LPF(Low Pass Filter)143、ミキサ144及びADC(Analog to Digital Converter)145を備える。
通信インターフェイス104は、上位装置90との間でデータを授受するためのインターフェイス回路である。この通信インターフェイス104は、どのような通信プロトコルにより通信を行うものであってもよい。
記憶部106は、制御部102が実行するプログラムを記憶した記憶装置である。記憶部106は、RFタグ10から収集されたデータ等を記憶しておくためにも使用される。計時部108は、現在時刻を制御部102に知らせるユニット(いわゆるリアルタイムクロック)である。表示部110は、制御部102からの指示に従って各種情報を表示するユニットであり、発振器112は、所定周波数の信号を制御部102に供給するユニットである。
PLL122は、搬送波の元となる高周波パルス(以下、“キャリア信号”とも表記する)を出力する回路である。PLL122からのキャリア信号は、ミキサ123およびミキサ144へ供給される。
DAC121は、制御部102からのコマンド(デジタル信号)をアナログのコマンド信号に変換する回路である。ミキサ123は、DAC121からのコマンド信号を、PLL122からのキャリア信号により無線信号の周波数帯域に周波数変換(アップコンバート)する回路である。Z変換回路124及び126は、インピーダンス整合処理を行うための回路である。可変ゲインパワーアンプ125は、Z変換回路126及び分離回路127を介してアンテナ80に供給される信号を増幅するための、ゲインが調整可能なパワーアンプである。
分離回路127は、Z変換回路126からの信号をアンテナ80に供給し、アンテナ80からの信号をBPF141に供給する回路である。BPF141は、受信信号中に含まれるノイズを除去するためのフィルタである。LNA142は、ノイズが除去された受信信号を増幅するためのアンプであり、LPF143は、LNA142の出力から高周波成分が除去するためのフィルタである。ミキサ144は、受信信号を、PLL122からのキャリア信号によりベースバンド信号の周波数帯域に周波数変換(ダウンコンバート)するための回路である。ADC145は、ミキサ144の出力をデジタル信号に変換する回路である。
制御部102は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサとその周辺機器
とを組み合わせたユニットである。RFタグ10内のマッチング回路11のインピーダンスを最適値に調整できるようにするために、この制御部102は、図10に示した手順のRFタグ調整処理を実行可能なように構成(プログラミング)されている。
なお、図10及び以下の説明において、R/W電力とは、アンテナ80から電波として出力される電力のことであり、基準電力とは、RFタグ調整処理を行っていない場合におけるR/W電力のことである。また、このRFタグ調整処理(図10)の実行タイミングは、特に限定されない。従って、例えば、受信信号強度が既定強度以下となったときにR
Fタグ調整処理を実行するように制御部102を構成しておいても、上位装置90からRFタグ調整処理の実行指示が入力されたときにRFタグ調整処理を実行するように制御部102を構成しておいてもよい。
図10に示してあるように、RFタグ調整処理を開始した制御部102は、まず、インピーダンス調整コマンドを送信(ステップS201)してから、所定時間の経過を待機する(ステップS202)。
既に説明したように、RFタグ10内の制御部18は、インピーダンス調整コマンドを受信すると、インピーダンス調整処理(図8)を開始する。ステップS202の処理及び後述するステップS207の処理は、インピーダンス調整処理の完了を待機するための処理である。従って、各処理における“所定時間”としては、インピーダンス調整処理の完了に要する最大時間以上の時間が使用される。
ステップS202の処理を終えた制御部102は、電源電圧確認コマンドを送信することにより、RFタグから電源電圧VOUTを取得する(ステップS203)。次いで、制御部102は、取得した電源電圧VOUTが電圧VREF以下であるか否かを判断する(ステップS204)。ここで、電圧VREFとは、予め設定されている、リミッタ電圧VLIM未満の電圧のことである。
電源電圧VOUTが電圧VREF以下ではなかった場合(ステップS204;NO)、制御部102は、R/W電力を所定量減少させるための処理(ステップS205)を行う。より具体的には、制御部102は、可変ゲインパワーアンプ125のゲインを所定量低下させる処理を行う、そして、制御部102は、ステップS203以降の処理を再び実行する。
制御部102は、電源電圧VOUTが電圧VREF以下となった場合(ステップS204;YES)には、インピーダンス調整コマンドを送信(ステップS206)してから、所定時間の経過(インピーダンス調整処理の終了)を待機する(ステップS207)。
その後、制御部102は、電源電圧確認コマンドを送信することにより、RFタグから電源電圧VOUTを取得する(ステップS208)。そして、制御部102は、取得した電源電圧VOUTがリミッタ電圧VLIM未満であるか否かを判断する(ステップS209)。
電源電圧VOUTがリミッタ電圧VLIM未満ではなかった場合(ステップS209;NO)、制御部102は、ステップS205以降の処理を再び実行する。
そして、制御部102は、以上のような処理を繰り返した結果として、電源電圧VOUTがリミッタ電圧VLIM未満となったとき(ステップS209;YES)に、R/W電力を、基準電力に戻す処理(ステップS210)を行ってから、RFタグ調整処理(図10の処理)を終了する。
制御部102が実行可能なRFタグ調整処理は、上記手順の処理となっている。従って、電源電圧がリミッタ電圧VLIM未満となっている状態でRFタグ調整処理が開始された場合には、図11に示したように、まず、リーダライタ100からRFタグ10へインピーダンス調整コマンドが送信される。インピーダンス調整コマンドを受信すると、RFタグ10内の制御部18は、調整処理を実行するため、電源電圧が上昇する。
調整処理が完了すると(インピーダンス調整コマンドの送信後、所定時間が経過すると
)、リーダライタ100(制御部102)は、電源電圧確認コマンドの送信により電源電圧を確認しながら、R/W電力を基準電力P1から低下させていく。そして、リーダライタ100(制御部102)は、R/W電力をP2まで低下させたときに電源電圧がVREF以下となった場合には、R/W電力をP2に維持した状態で、インピーダンス調整コマンドを再度送信する。
その後、リーダライタ100(制御部102)は、電源電圧確認コマンドを送信することにより、RFタグ10から調整処理完了後の電源電圧を取得する。そして、リーダライタ100(制御部102)は、電源電圧がリミッタ電圧VLIM未満であった場合には、R/W電力を基準電力P1に戻してRFタグ調整処理を終了する。
調整処理完了後の電源電圧が、リミッタ電圧VLIM未満となっているということは、マッチング回路11のインピーダンスが最適値となっているということである。具体的には、図12に示してあるように、リミッタ16が設けられていない場合における電源電圧・容量カーブ(破線)は、R/W電力の低下に伴い、頂点電圧がより低いものへと変化していく。調整処理は、電源電圧が最大となる容量に可変容量コンデンサ53の容量を調整する処理である。従って、調整処理完了後の電源電圧がリミッタ電圧VLIM未満となるようにRFタグ10が制御される本実施形態に係る無線通信システムによれば、RFタグ10のマッチング回路11のインピーダンスを最適値に調整することができる。
《変形形態》
上記した実施形態に係る無線通信システムは、各種の変形を行えるものである。例えば、RFタグ調整処理(図10)を、ステップS201〜S205の処理が行われず、VOUTがVLIM未満ではなかった場合(ステップS209;NO)に、R/W電力を所定量減少させるための処理が行われてから、ステップS206以降の処理が行われる処理に変形してもよい。また、RFタグ調整処理のステップS209の判断を、R/W電力が既定電力を下回っている(アンテナ80から放射される電波の強度が所定強度を下回っている)か否か、ステップS209の実行回数が所定回数となっているか否か、RFタグ調整処理の開始後、所定時間が経過しているか否かの判断に変更しても良い。RFタグ調整処理のステップS209にて、VOUT<VLIMの判断に加えて、上記判断のいずれか又は全てが行われるようにしておいても良い。
また、無線通信システムを、RFタグ10が、電源電圧がリミッタにより制限されているか否かを示す情報をリーダライタ100に通知する機能を有し、リーダライタ100(制御部102)が、RFタグ10から通知された当該情報に基づき、マッチング回路11のインピーダンス調整が完了したか否かを判断するシステムに変形してもよい。なお、無線通信システムのそのようなシステムへの変形は、例えば、以下のようにすることにより実現できる。(1)リミッタ16として、電源電圧を制限しているか否かを示す情報を出力可能なものを用いて、当該情報が制御部18に入力されるようにする。(2)RFタグ調整処理を、ステップS201〜S205の処理の代わりに、R/W電力を所定電力まで低下させる処理が行われ、ステップS208にて上記情報が取得され、ステップS209にて、取得された当該情報に基づきインピーダンスの調整が完了したか否かが判断され、インピーダンスの調整が完了していなかった場合(ステップS209;NO)には、R/W電力を所定量減少させるための処理が行われてからステップS206以降の処理が行われる処理に変形する。
また、RFタグ10に、マッチング回路11のインピーダンスの調整をその時点におけるインピーダンスから開始する第2調整処理(ステップS101の処理が行われない調整処理)を実行する機能を付与しておくと共に、RF制御処理を、ステップS206にて第2調整処理の実行を指示するコマンドが送信される処理に変形しても良い。
また、無線通信システムのリーダライタ100を、RFタグ調整処理の代わりに、R/W電力を基準電力よりも下げてインピーダンス調整コマンドを送信する処理を行う装置に変形してもよい。リーダライタ100を、そのような装置に変形すると、マッチング回路11のインピーダンスを最適値に調整できない場合が生じ得る。ただし、リーダライタ100を、そのような装置に変形しても、単にインピーダンス調整コマンドを送信することで制御部18にマッチング回路11のインピーダンスを調整させる場合よりも、マッチング回路11のインピーダンスを良好に(インピーダンスの調整結果が従来よりも最適値に近づく形で)、調整することができる。
また、上記したインピーダンス調整処理は、可変容量コンデンサ53(図5A)の容量を単調増加させる線形探索により、マッチング回路11のインピーダンスが最適値となる可変容量コンデンサ53の容量(以下、最適容量と表記する)を探索する処理であったが、インピーダンス調整処理は、可変容量コンデンサ53の容量を単調減少させる線形探索で、可変容量コンデンサ53の最適容量を探索する処理であってもよい。また、インピーダンス調整処理は、二分探索、木探索等の他の探索アルゴリズムで可変容量コンデンサ53の最適容量を探索する処理であってもよい。マッチング回路11が、インダクタの容量変更によりインピーダンスを調整可能な回路であるRFタグ10におけるインピーダンス調整処理としても、同様に、様々な探索アルゴリズムを用いた処理を採用することができる。
10 RFタグ
11 マッチング回路
12 復調回路
13 整流回路
14 変調回路
15 インピーダンス調整制御回路
16 リミッタ
17、145 ADC
18、102 制御部
20、80 アンテナ
25 負荷
51、52 インダクタ
53 可変容量コンデンサ
55 単位整流回路
61 アップカウンタ
62 比較器
63 コンデンサ
64 スイッチ
90 上位装置
100 リーダライタ
104 通信インターフェイス
106 記憶部
108 計時部
110 表示部
112 発振器
121 DAC
122 PLL
123、144 ミキサ
124、126 Z変換回路
125 可変ゲインパワーアンプ
127 分離回路
141 BPF
142 LNA
143 LPF

Claims (5)

  1. RFタグと、前記RFタグへのワイヤレス給電を行うリーダライタとを含む無線通信システムであって、
    前記RFタグは、
    第1アンテナからの交流信号を整流して直流電圧を出力する整流回路と、
    前記整流回路の出力電圧を所定電圧以下に制限するリミッタと、
    前記第1アンテナと前記整流回路との間に配置された、インピーダンスが可変なマッチング回路と、
    前記第1アンテナからの交流信号を復調する復調回路と、
    前記第1アンテナからの交流信号を変調して前記リーダライタに通知すべき情報を含む無線信号を前記第1アンテナに送信させる変調回路と、
    前記復調回路による前記交流信号の復調結果が入力される制御部であって、当該復調結果が所定の第1コマンドであった場合に、前記整流回路の出力電圧が大きくなるように前記マッチング回路のインピーダンスを調整するインピーダンス調整処理を行う制御部と、
    を備え、
    前記リーダライタは、
    第2アンテナから所定強度の電波を放射させることにより前記RFタグと通信を行う通信手段と、
    前記第2アンテナから放射される電波の強度を前記通信手段による通信時の電波強度よりも低く制御して前記第1コマンドを送信することにより前記RFタグの前記制御部に前記インピーダンス調整処理を行わせるRFタグ調整手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記RFタグの前記制御部は、前記復調回路による前記交流信号の復調結果が所定の第2コマンドであった場合には、前記変調回路を制御することにより前記整流回路の出力電圧を前記リーダライタに通知し、
    前記リーダライタの前記RFタグ調整手段は、前記第2アンテナから放射される電波の強度を低下させてから前記第1コマンドを送信し、当該第1コマンドの送信により開始された前記インピーダンス調整処理の完了後の前記整流回路の出力電圧を前記第2コマンドの送信により取得するRFタグ調整処理を、前記所定電圧以下の出力電圧が取得されるまで繰り返す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記RFタグの前記制御部は、前記復調回路による前記交流信号の復調結果が所定の第2コマンドであった場合には、前記変調回路を制御することにより前記整流回路の出力電圧を前記リーダライタに通知し、
    前記リーダライタの前記RFタグ調整手段は、前記第2アンテナから放射される電波の強度を低下させてから前記第1コマンドを送信し、当該第1コマンドの送信により開始された前記インピーダンス調整処理の完了後の前記整流回路の出力電圧を前記第2コマンドの送信により取得するRFタグ調整処理を、前記第2アンテナから放射される電波の強度が所定強度を下回るまで繰り返す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記RFタグの前記制御部は、前記復調回路による前記交流信号の復調結果が所定の第2コマンドであった場合には、前記変調回路を制御することにより前記整流回路の出力電圧を前記リーダライタに通知し、
    前記リーダライタの前記RFタグ調整手段は、前記第2アンテナから放射される電波の強度を低下させてから前記第1コマンドを送信し、当該第1コマンドの送信により開始さ
    れた前記インピーダンス調整処理の完了後の前記整流回路の出力電圧を前記第2コマンドの送信により取得するRFタグ調整処理を、所定回数、又は所定時間が経過するまで繰り返す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記RFタグ調整処理が、前記第2コマンドの送信により取得される前記整流回路の出力電圧が前記所定電圧未満の電圧となるまで前記第2アンテナから放射される電波の強度を低下させてから前記第1コマンドを送信し、当該第1コマンドの送信により開始された前記インピーダンス調整処理の完了後の前記整流回路の出力電圧を前記第2コマンドの送信により取得する処理である、
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の無線通信システム。
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