JP2019054356A - 携帯型通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定した防水性を備える携帯型通信装置を提供する。【解決手段】 アンテナ64と、このアンテナ64と接続される回路基板62と、回路基板62の機能を切り替えるスイッチ素子622と、アンテナ64、回路基板62及びスイッチ素子622を収納するケース61と、ケース61に設けられる開口部612fと、ケース61に開口部612fに沿って移動可能に保持されスイッチ素子622を操作する操作部66と、を備えた携帯型通信装置6であって、操作部66は、ケース61に保持される第1部材661と、第1部材661を覆う第2部材662と、第1部材661と第2部材662とで挟持される基部663aと基部663aから突出してその先端がケース61に接触している突出部663bとを有するシール部材663と、を備えてなる。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯型通信装置に関し、例えば、プラントや工場などの防爆が必要な場所で使用可能な携帯型通信装置に関する。
従来、携帯型通信装置は、機器状態収集システムの一部を構成するものであった。このような携帯型通信装置に関する従来技術として、特許文献1に開示されるものがある。
特開2016−139227号公報
従来の技術に示されるような携帯型通信装置は、プラントや工場などの危険な場所において使用される事が想定されることが必要である。危険場所とは、プラントや工場などにおいて、可燃性ガスが空気と混合して爆発下限界以上の危険雰囲気を生成するおそれのある場所をいう。危険場所での使用が想定される通信装置は、本質安全防爆要件(JIS C60079)に適合させる必要がある。また、かかる通信装置には、安定した防水性が望まれる。
そこで本発明の目的は、前述の課題に着目し、安定した防水性を備えた携帯型通信装置を提供することにある。
本発明の携帯型通信装置は、前述の課題を解決するために、アンテナと、このアンテナと接続される回路基板と、前記回路基板の機能を切り替えるスイッチ素子と、前記アンテナ、前記回路基板及び前記スイッチ素子を収納するケースと、前記ケースに設けられる開口部と、前記ケースに前記開口部に沿って移動可能に保持され前記スイッチ素子を操作する操作部と、を備えた携帯型通信装置であって、
前記操作部は、前記ケースに保持される第1部材と、前記第1部材を覆う第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とで挟持される基部と前記基部から突出してその先端が前記ケースに接触している突出部とを有するシール部材と、を備えてなる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、安定した防水性を備えた携帯型通信装置を提供することができる。
本発明の実施形態である携帯端末が用いられたプラント機器状態収集システムを模式的に示した図である。 図1に示された携帯端末の分解斜視図である。 図1に示された携帯端末の(a)正面図及び(b)A−A線の断面図である。 図3(a)に示された携帯端末のB−B線の要部拡大断面図である。 図3(b)に示された携帯端末の要部拡大断面図である。 図3(b)に示された携帯端末の要部拡大断面図である。
本発明の実施形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1を参照する。図1には、石油化学系のプラントにおけるプラント機器状態収集システム1が示されている。石油化学系のプラントは、非常に広大である。このため、各機器を検出装置10(通信装置10)により検出し、検出された情報をデータ記憶管理装置5において管理している。
より詳細に説明する。検出装置10は、プラント内の各機器に取り付けられることにより、危険場所DA内に複数配置されている。これらの検出装置10において検出された情報は、中継器3を介してあるいは検出装置10から直接ネットワーク構築装置4に送信され、データ記憶管理装置5に送信される。プラントの管理者は、データ記憶管理装置5に記憶された情報をノートパソコン7(管理端末7)を用いて確認することができる。
図1には3つの検出装置10が示されているが、検出装置10は、4個以上であってもよく、1又は2個であってもよい。
検出装置10が検出する状態としては、温度、振動等が挙げられる。管理者は、状態の異常を認識すると、異常を検知した検出装置10まで作業者を向かわせ、機器の確認を行わせる。
作業者は、異常が発生した機器に対して修繕等の作業を行った後、作業完了をデータ記憶管理装置5に送信するために携帯端末6(携帯型通信装置6)を検出装置10にかざして通信を行う。携帯端末6と検出装置10との通信には、近距離無線通信であるNFC(Near Field Communication)規格を採用することができる。例えば、近距離無線通信によって携帯端末6から検出装置10に書き込みされた作業内容は、検出装置10から中継器3を介しあるいは検出装置10から直接ネットワーク構築装置4に送信され、さらにネットワーク構築装置4からデータ記憶管理装置5に送信される。また、携帯端末6は、検出装置10の設置の際に近距離無線通信によって検出装置10に認証情報や動作条件などの各種情報を書き込みしてもよい。
図2から図6を参照する。携帯端末6は、ケース61と、回路基板62と、スペーサ63と、アンテナ64と、電池65と、電源スイッチノブ66と、アクティブスイッチボタン67と、第1パッキン68と、意匠パネル69と、から構成されている。
ケース61は、3つの分割体で構成されており、第1分割体が第1ケース611であり、第2分割体が第2ケース612であり、第3分割体が電池カバー613である。第1ケース611と第2ケース612と電池カバー613は、ビスB1などの締結部材によって固定されている。ケース61は、回路基板62、スペーサ63、アンテナ64、電池65及び第1パッキン68を収納する。電源スイッチノブ66と、アクティブスイッチボタン67とは、ケース61に移動可能なように装着されている。
第1ケース611は、ケース本体であり、前側から見て略矩形状に形成されるベース部611aに、第1収納部611bと第2収納部611cとが設けられてなる。第1収納部611bは、前側が開放された凹形状であり、回路基板62、スペーサ63、アンテナ64を収納する。第2収納部611c(電池収納部の一例)は、後側が開放された凹形状であり、電池65を収納する。
第1ケース611は、アンテナ64と近接して対向する分割体である。第1ケース611の材質は、電気絶縁性を有する樹脂であり、カーボンなどの導電性を有する材料を含まない合成樹脂からなる。本実施形態で好適な合成樹脂は、ABS樹脂やポリアセタールである。本実施形態では、ABS樹脂である。アンテナ64と近接して対向する第1ケース611を電気絶縁性の材質としたことにより、通信への影響を抑えることができる。本実施形態では、所定の防爆要件を満たすために、ケース61のうち電気絶縁性の樹脂の表面積は、10000mm以下である。より具体的には、ケース61の表面のうち、第1ケース611と電源スイッチノブ66とからなる部分の面積は、10000mm以下である。
第2ケース612は、第1ケース611の前側を覆うケースカバーであり、前板部612aと側壁部612bとを有する。
前板部612aは、第1ケース611のベース部611aと対向し、前側から見て略矩形状に形成される。前板部612aの前面には第1凹部612cが形成されており、第1凹部612cの底面の略中央には第1開口部612dが形成されている。第1凹部612cには意匠パネル69が配置される。第1開口部612dは、アクティブスイッチボタン67に応じて形成され、第1開口部612dからアクティブスイッチボタン67が露出している。第1開口部612dは意匠パネル69によって塞がれており、アクティブスイッチボタン67は意匠パネル69の裏面と接触している。
側壁部612bは、前板部612aの周縁から後側に向かって延設され、第1ケース611のベース部611aの周縁と重なる。側壁部612bの左側には第2凹部612eが形成されており、第2凹部612eの右側面の略中央には第2開口部612f(本発明の開口部の一例)が形成されている。第2開口部612fの上下辺の略中央にはそれぞれ係止突部612gが形成されており、電源スイッチノブ66が第2開口部612fに沿って上下方向に移動可能に保持されている。
第2ケース612の材質は、カーボンなどの導電性を有する材料を混入した導電性樹脂からなる。導電性樹脂の合成樹脂としては、ABS樹脂やポリアセタールが好適であり、本実施形態では、ABS樹脂である。この導電性樹脂の導電率は、相対湿度50±5%の環境下で109Ω未満、または相対湿度30±5%の環境下で1011Ω未満であることが好ましい。第2ケース612の材質を導電性を有する材質としたことにより、第2ケース612の静電気の蓄積を抑えることができる。
電池カバー613は、第1ケース611の第2収納部611cの裏側を覆うカバーであり、第1ケース611のベース部611aの一部に応じた平板状に形成されてなる。また、電池カバー613は、第2収納部611cの開口形状に応じた内壁部613aを有する。内壁部613aは第2収納部611cに嵌まり込む。内壁部613aの外周にはシリコンが主成分の弾性体からなるリング状の第3パッキン613bが配置され、第2収納部611cの密閉性を高めている。電池カバー613は、第2ケース612と同様の導電性を有する材質からなる。電池カバー613を導電性を有する材質とすることで、ケース61の表面のうちの電気絶縁性の材質からなる部分を小さくすることができ、通信の影響を抑えつつ、要求の高い防爆要件に対応することができる。図3(b)及び図6に示すように、電池カバー613と電池65との間には、電気絶縁性でありかつ柔軟性を有するポリウレタンを原料とする多孔性の合成ゴムからなる第2クッション材613c(第2の緩衝材の一例)が設けられている。これにより、導電性を有する材質である電池カバー613と電池65との間の絶縁を確保することができる。
回路基板62は、ガラス繊維入り樹脂からなる硬質の基材に、所定の配線パターンが施された板状のものであり、押しボタンスイッチ素子621、スライドスイッチ素子622、光源623、コネクタ624及びコネクタ625やその他の図示しない電子部品などが実装されている。
スペーサ63は、合成樹脂、本実施形態ではABS樹脂からなり、回路基板62とアンテナ64との間に配置されるものである。スペーサ63は、テーブル状であり、平板部631と脚部632と柱部633とを備える。脚部632と柱部633とは回路基板62の後面と接し、平板部631はアンテナ64を第1ケース611(第1収納部611bの底面)に押し当てる。図3(b)及び図5に示すように、平板部631とアンテナ64との間には、例えば電気絶縁性でありかつ柔軟性を有するポリウレタンを原料とする多孔性の合成ゴムからなる第1クッション材634(第1の緩衝材の一例)が設けられており、第1クッション材634を介してアンテナ64が第1ケース611に押し当てられる。スペーサ63により、アンテナ64を第1ケース611に近接配置して回路基板62の前記配線パターンから一定の距離を保ち、絶縁距離を確保することができる。また、第1クッション材634により、アンテナ64を第1ケース611に近接配置しつつ、接着する場合と比較して分解が容易となる。また、スペーサ63の寸法誤差を第1クッション材634で吸収することができる。
アンテナ64は、ポリイミドやポリエチレンテレフタレートなどの可撓性を有する絶縁材、本実施形態では絶縁性の板形状体の基材の片面に所定のアンテナパターンが印刷形成されたものである。アンテナパターンは、例えば矩形の基材の外周近傍を二重に囲むように形成したものである。上記のアンテナパターンの形状とすることで、前記基材上にコイルを形成することができる。なお、アンテナ64は、接続片641を備えており、この接続片641を回路基板62に実装したコネクタ624に接続し、電気的接続を行う。
アンテナ64は、前記基材の前記アンテナパターンを設けた側(後側)を表面とすると、反対側(前側)の裏面に図示しない磁性シートが貼り付けられている。この磁性シートは、焼結体フェライトからなり、通信周波数帯では透磁率が高く、損失が少ない特性となるように調整してあり、磁気シールド機能を有する。アンテナ64で発生した電波が前記磁性シート側を透過せずに反射されて、前記アンテナパターンを設けた側に反射することによって、電波が、アンテナ64の裏面側の回路基板62の影響を受けずアンテナ64の表面側に発信され、さらに、損失が少ないことから通信距離を伸ばすことが可能となる。なお、前記アンテナパターンは、前記アンテナパターンを保護するために、図示しない保護材によって覆われている。
電池65は、回路基板62に形成された図示しない回路やアンテナ64などに電力を供給するものであり、本実施形態では、リチウム1次電池を2本並列に接続したバッテリーパックであり、回路基板62に接続される。具体的には、電池65のコネクタ651が回路基板62のコネクタ625に接続される。
電源スイッチノブ66は、回路基板62に設けたスライドスイッチ素子622を操作するものである。スライドスイッチ素子622は、回路基板62の機能としてメイン電源のオンオフを切り替えるものである。作業者は、この電源スイッチノブ66を上下方向にスライド操作することによって、携帯端末6のメイン電源のオンオフを操作する。
電源スイッチノブ66は、被保持部材661(第1部材の一例)と、カバー部材662(第2部材の一例)と、第2パッキン663(シール部材の一例)と、を備え、被保持部材661とカバー部材662とで第2パッキン663を挟持してなる。
被保持部材661は、第1ケース611と同様の電気絶縁性を有する樹脂からなり、図2及び図4に示すように、第2ケース612の第2凹部612eと同様の外形(角を丸めた矩形状)で大きさが小さく形成される平板状の基部661aと基部661aのケース61内側の面(右側面)にケース61内側に向かって延設される2つの舌部661bを有する。舌部661bにはそれぞれスリット部661cが形成されている。なお、被保持部材661は、導電性を有する樹脂からなるものであってもよい。
カバー部材662は、第1ケース611と同様の電気絶縁性を有する樹脂からなり、図2及び図4に示すように、被保持部材661の基部661aと同様の外形で大きさが一回り大きく形成され、ケース61外側(左側)から見て被保持部材661を覆う。カバー部材662の外側の面は、電源スイッチノブ66のスライド操作の際に作業者の指などが接触する操作面662aとなる。操作面662aの略中央には突起部662bが設けられ、操作性を向上させている。なお、カバー部材662は、導電性を有する樹脂からなるものであってもよい。
第2パッキン663は、シリコンが主成分の弾性体からなり、図2及び図4に示すように、B−B線の断面形状(横断面)が略逆コの字状であり、被保持部材661とカバー部材662とで挟持される平板状の基部663aと基部663aからケース61内側に向かって(右方向に)突出する突出部663bとを備える。突出部663bは被保持部材661の基部661aの外周を覆うように設けられ、突出部663bの先端は、第2ケース612の第2開口部612fを囲むようにして第2凹部612eに接触している。
電源スイッチノブ66は、図4に示すように、被保持部材661の舌部661bを第2ケース612の第2開口部612fに挿入し、係止突部612gがスリット部661cで左右方向に係止されることで、第2開口部612fに沿って上下方向(第1方向)に移動可能に保持される。なお、電源スイッチノブ66が移動可能なように、スリット部661cの上下方向の大きさは係止突部612gよりも大きく設けられる。言い換えると、電源スイッチノブ66は、スリット部661cの大きさの分だけ上下方向にスライド移動可能である。また、このとき、第2パッキン663の突出部663bは、カバー部材662と第2凹部612eとに挟まれて右方向(第1方向と略直交(ちょうど直交する場合を含む)する第2方向)に圧縮された状態でその先端が第2凹部612eの底部に接触する。これにより、電源スイッチノブ66は、常時第2パッキン663が右方向に圧縮された状態でケース61に接触するので、上下方向にスライド移動する際にも安定した防水性を保持することができる。なお、第2パッキン663の突出部663bが圧縮した状態でケース61に接触するように、第2パッキン663は、基部663aの厚さと突出部663bの左右方向の長さの合計が電源スイッチノブ66をケース61に保持した状態におけるカバー部材662の裏面と第2凹部621eとの間の長さLよりも若干長くなるように設けられる。
被保持部材661の舌部661bは、ケース61内に収納される操作プレート664の表面(左側の面)に上下及び後方向を囲むように形成される3つの壁部664aの内側に嵌め込まれる。操作プレート664は、図4に示すように、さらに裏面(右側の面)にスライドスイッチ素子622のノブ622aが挿入される筒状部664bを備える。電源スイッチノブ66の移動に伴って、操作プレート664も上下方向に移動し、操作プレート664の移動に伴ってスライドスイッチ素子622のノブ622aが移動する。これによって、スライドスイッチ素子622が操作される。なお、操作プレート664を介さずに、被保持部材661が直接スライドスイッチ素子622のノブ622aと接続されてもよい。
アクティブスイッチボタン67は、合成樹脂からなり、回路基板62に設けた押しボタンスイッチ素子621を操作するものである。押しボタンスイッチ素子621は、回路基板62の機能として、通信機能のオンオフを操作する。アクティブスイッチボタン67は、図3(b)に示すように、第2ケース612の裏側に設けられる図示しない保持部により、押しボタンスイッチ素子621と前後方向に対向する位置に、前後方向に移動可能に保持されている。作業者は、意匠パネル69を介してアクティブスイッチボタン67を前後方向に押下操作することによって、押しボタンスイッチ素子621を操作し携帯端末6の通信機能をオンオフ操作することができる。すなわち、アクティブスイッチボタン67を押下した状態で携帯端末6は通信状態となる。
第1パッキン68は、シリコンが主成分の弾性体からなり、第1ケース611の前面と第2ケース612の後面との間に設けられ、両者の間の防水のための枠状部材である。
意匠パネル69は、印刷などにより表面(前側の面)に所定の意匠が形成されたシート状部材である。意匠パネル69は、第2ケース612の第1凹部612cの底面に接着などで固定され、第1開口部612dを覆う。意匠パネル69のアクティブスイッチボタン67と対向する個所にはアクティブスイッチボタン67の位置を示す意匠である隆起部691が形成される。また、意匠パネル69には、携帯端末6の動作状態を報知する図示しない動作表示部が形成される。この動作表示部は、回路基板62上に実装された発光ダイオードなどの光源623からの光が図示しない拡散部材を通して視認可能である。この拡散部材は、光が透過可能な乳白色のインクが印刷され、光源73の光を拡散するものであり、光源73の光を直視できないようになっている。なお、本実施形態では、動作表示部は作業者の認証情報(ID情報)や作業内容などの各種情報を読み込み可能な状態であるか、所定情報を書込み可能な状態であるかなどを報知するために3つ設けられる。第2ケース612の裏側には、各動作表示部に対応して照明室を構成する図示しない筒体が3つ備えられている。この筒体を設けたことにより、各動作表示部は、光源73の光が、他の動作表示部に漏れて表示に影響を与えることがない。
以上のように、携帯端末6が構成されている。
本実施形態の携帯端末6は、アンテナ64と、このアンテナ64と接続される回路基板62と、回路基板62の機能を切り替えるスイッチ素子622(スライドスイッチ素子622)と、アンテナ64、回路基板62及びスイッチ素子622を収納するケース61と、ケース61に設けられる開口部612f(第2開口部612f)と、ケース61に開口部612fに沿って移動可能に保持されスイッチ素子622を操作する操作部66(電源スイッチノブ66)と、を備えた携帯型通信装置6であって、
操作部66は、ケース61に保持される第1部材661(被保持部材661)と、第1部材661を覆う第2部材662(カバー部材662)と、第1部材661と第2部材662とで挟持される基部663aと基部663aから突出してその先端がケース61に接触している突出部663bとを有するシール部材663(第2パッキン663)と、を備えてなる。
このようにしたから、操作部66をスライド移動させる際にも、安定した防水性を備えることができる。
また、アンテナ64は、ケース61に第1の緩衝材634(第1クッション材634)を介して押し当てられている。
このようにしたから、アンテナ64をケース61に近接配置して回路基板62から一定の絶縁距離を確保しつつ、分解が容易である。
また、ケース61は、回路基板62に電力を供給する電池65を収納する電池収納部611c(第2収納部611c)と、電池収納部611cを覆う導電性の電池カバー613と、電池カバー613と電池65との間に設けられる電気絶縁性の第2の緩衝材613c(第2クッション材613c)と、を備えてなる。
このようにしたから、導電性を有する材質である電池カバー613と電池65との間の絶縁を確保することができる。
なお、本実施形態では、ケース61は、第1ケース611と第2ケース612と電池カバー613の三分割に形成したが、三分割に限定されるものではなく、二分割であっても四分割以上であってもよい。
また、防爆要件を満たすために、ケース61のうち電気絶縁性の樹脂の表面積は、前記実施形態に限定されるものではなく、要求される防爆要件によって、任意に変更可能である。
また、本実施形態では、操作部66は回路基板62の機能としてメイン電源のオンオフを切り替えるものであったが、本発明の操作部は、回路基板の機能として例えば通信機能のオンオフを切り替えるものであってもよい。
本発明は、プラントや工場などの危険場所で用いられる携帯型通信装置として好適である。
1 プラント機器状態収集システム
3 中継器
4 ネットワーク構築装置
5 データ記憶管理装置
6 携帯端末(携帯型通信装置)
10 検出装置
61 ケース
611 第1ケース
611c 第2収納部(電池収納部)
612 第2ケース
612f 第2開口部(開口部)
613 電池カバー
613c 第2クッション材(第2緩衝材)
62 回路基板
621 押ボタンスイッチ素子
622 スライドスイッチ素子(スイッチ素子)
623 光源
63 スペーサ
634 第1クッション材(第1緩衝材)
64 アンテナ
65 電池
66 電源スイッチノブ(操作部)
661 被保持部材(第1部材)
662 カバー部材(第2部材)
663 第2パッキン(シール部材)
663a 基部
663b 突出部
67 アクティブスイッチボタン
68 第1パッキン
DA 危険場所

Claims (3)

  1. アンテナと、このアンテナと接続される回路基板と、前記回路基板の機能を切り替えるスイッチ素子と、前記アンテナ、前記回路基板及び前記スイッチ素子を収納するケースと、前記ケースに設けられる開口部と、前記ケースに前記開口部に沿って移動可能に保持され前記スイッチ素子を操作する操作部と、を備えた携帯型通信装置であって、
    前記操作部は、前記ケースに保持される第1部材と、前記第1部材を覆う第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とで挟持される基部と前記基部から突出してその先端が前記ケースに接触している突出部とを有するシール部材と、を備えてなる、
    ことを特徴とする携帯型通信装置。
  2. 前記アンテナは、前記ケースに第1の緩衝材を介して押し当てられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型通信装置。
  3. 前記ケースは、前記回路基板に電力を供給する電池を収納する電池収納部と、前記電池収納部を覆う導電性の電池カバーと、前記電池カバーと前記電池との間に設けられる電気絶縁性の第2の緩衝材と、を備えてなる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯型通信装置。
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