JP2019053213A - 現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019053213A
JP2019053213A JP2017177765A JP2017177765A JP2019053213A JP 2019053213 A JP2019053213 A JP 2019053213A JP 2017177765 A JP2017177765 A JP 2017177765A JP 2017177765 A JP2017177765 A JP 2017177765A JP 2019053213 A JP2019053213 A JP 2019053213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developer
container
moving wall
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017177765A
Other languages
English (en)
Inventor
徹 中山
Toru Nakayama
徹 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2017177765A priority Critical patent/JP2019053213A/ja
Publication of JP2019053213A publication Critical patent/JP2019053213A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】現像剤を搬送する移動壁を内部に備えた現像剤収容容器において、前記移動壁の初期位置を簡易に設定できるようにする。
【解決手段】トナーコンテナ30は、コンテナ本体31、移動壁34及びスリーブ7を含む。コンテナ本体31は、第1方向DAに沿って筒状に延びる内部空間31Hを画定する内周面31Aと、トナーが排出されるトナー排出口30Pとを含む。移動壁34は、内周面31Aに対向して配置される外周面34Rと、内周面31Aとともにトナーが収容される収容空間31Sを画定する搬送面34Sとを含み、収容空間31S内のトナーをトナー排出口30Pに向かって搬送しながら第1方向DAに移動する。スリーブ7は、移動壁34が、収容空間31Sへのトナーの充填量に応じて予め定められる移動初期位置に存在する状態において、当該移動壁34の第1方向DAとは逆方向の移動を規制する。
【選択図】図12

Description

本発明は、現像剤を現像剤排出口に向けて搬送する移動壁を備えた現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
シートにトナー画像を形成する画像形成装置は、感光体ドラム、現像装置及び現像剤収容容器を備える。前記現像剤収容容器は、前記現像装置に現像剤を補給する。特許文献1には、現像剤を現像剤排出口に向けて搬送する移動壁を備えた現像剤収容容器が開示されている。前記移動壁は、前記現像剤収容容器の容器本体内に収容された現像剤の消費に応じて、前記現像剤排出口に接近するように移動される。
前記現像剤収容容器において、前記容器本体の内周面と前記移動壁の搬送面とで区画される空間が、現像剤を収容する収容空間となる。前記移動壁の前記移動の初期位置は、前記収容空間内への現像剤の初期充填量に応じて設定される。すなわち、現像剤を使用初期段階から安定的に現像剤排出口に向けて供給するためには、前記収容空間の全容積に対して現像剤が一定割合の容積(例えば全容積の80%)を占める状態を形成しておく必要がある。従って、このような現像剤による前記収容空間の占積状態を形成できるように、前記移動壁の初期位置が設定される。
特開2015−125333号公報
前記収容空間への現像剤の初期充填量は、画像形成装置の機種、販売地域などの仕様によってまちまちに設定される。このため、前記移動壁の初期位置も仕様に応じて異なる位置に設定する必要がある。ここで、前記移動壁が前記初期位置に位置決めされるよう、つまり前記移動壁が前記初期位置を越えて前記収容空間を拡張する方向に移動しないよう、前記移動壁の移動可能範囲を制限する必要がある。
例えば、前記移動壁を移動させる構造として、前記移動壁の一部が容器本体内に架設されたスクリューシャフト部の螺旋状突起と係合し、前記スクリューシャフト部の軸回りの回転によって前記移動壁が所定方向に移動する構造が採用される。この場合、前記移動壁の移動可能範囲を制限する手法として、前記スクリューシャフト部における前記螺旋状突起の形成範囲を、前記移動壁の初期位置に応じて変更する手法が挙げられる。しかし、この手法では、各々の仕様に合致した螺旋状突起を備えた複数種類のスクリューシャフト部を製作する必要があり、コストアップを招来してしまう。
本発明の目的は、現像剤を搬送する移動壁を内部に備えた現像剤収容容器において、前記移動壁の初期位置を簡易に設定できるようにすることにある。
本発明の一の局面に係る現像剤収容容器は、第1方向に沿って筒状に延びる内部空間を画定する内周面と、前記内部空間に連通するように開口され現像剤が排出される現像剤排出口と、を含む容器本体と、前記容器本体の前記内周面に対向して配置される外周面と、前記容器本体の前記内周面とともに前記現像剤が収容される収容空間を画定する搬送面とを含み、前記収容空間内の前記現像剤を前記現像剤排出口に向かって搬送しながら、前記内部空間内を前記第1方向に移動する移動壁と、前記移動壁が、前記収容空間への前記現像剤の充填量に応じて予め定められる前記移動の初期位置に存在する状態において、当該移動壁の前記第1方向とは逆方向の移動を規制する規制部材と、を備えることを特徴とする。
この現像剤収容容器によれば、規制部材によって移動壁を、容器本体の内部空間において所定の初期位置に位置させることができる。例えば、前記容器本体が非透明で前記移動壁の位置が視認出来なくとも、前記規制部材の規制によって前記移動壁を前記初期位置に容易に位置させることが可能となる。また、前記移動壁の移動機構とは別離して、前記規制部材にて前記移動壁の移動を規制可能であるので、前記移動機構自体は画像形成装置の各種仕様に拘わらず共通とすることができ、コストアップを防止できる。
上記の現像剤収容容器において、さらに、前記内部空間において前記第1方向に延びるように配置されるシャフト部を備え、前記移動壁は、前記シャフト部に沿って前記第1方向に移動し、前記規制部材は、前記シャフト部に装着され、前記移動壁と直接又は間接的に干渉することで前記第1方向とは逆方向の移動を規制することが望ましい。
この現像剤収容容器によれば、規制部材がシャフト部に装着されるため、前記規制部材の組み付けを容易に行わせることができる。また、前記規制部材は、移動壁の移動軸となる前記シャフト部上において前記移動壁と干渉することによって前記移動を規制するので、確実且つ正確に前記移動壁を初期位置へ位置決めさせることができる。
上記の現像剤収容容器において、前記容器本体は、前記第1方向の上流側に位置する第1側壁と、下流側に位置する第2側壁とを含み、前記シャフト部は前記第1側壁及び前記第2側壁により軸支され、前記規制部材は、前記シャフト部に挿通可能なパイプ状のスリーブであり、前記スリーブは、前記第1側壁と直接又は間接的に接触する第1端部と、前記初期位置に存在する前記移動壁と直接又は間接的に接触する第2端部とを含むことが望ましい。
この現像剤収容容器によれば、スリーブの第1方向における長さを画像形成装置の仕様に応じて選択し、これをシャフト部に挿通するだけで、移動壁を所定の初期位置に位置決めすることができる。また、前記スリーブは、パイプ形状の単純な構造体であるので、切断などの処理が簡単に行うことができ、前記第1方向の長さ選択も容易である。
この場合、前記スリーブは、前記第1方向において複数に分割された分割片からなることが好ましい。この構成によれば、前記分割片を用いる数を調整することで、スリーブの第1方向長さを自在に設定でき、切断などの加工処理を省くことができる。
上記の現像剤収容容器において、前記規制部材は、前記シャフト部に機械的に係止される係止片からなり、前記係止片は、前記初期位置に存在する前記移動壁と直接又は間接的に接触する当たり面を含むことが望ましい。
この現像剤収容容器によれば、係止片のシャフト部への係止という作業だけで、規制部材としての役目を果たす部材の組み付けが完了するので、組み付け作業の簡素化を図ることができる。
上記の現像剤収容容器において、前記規制部材は、前記容器本体の内周面に装着され、前記移動壁の前記外周面付近の部分と干渉することで前記第1方向とは逆方向の移動を規制する構造とすることができる。
この現像剤収容容器によれば、移動壁の外周面付近が規制部材と干渉する構造であるので、前記規制部材による前記移動の規制時に、前記移動壁に傾きが生じ難くすることができる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、静電潜像が形成される周面を備えた像担持体と、前記静電潜像の現像のため、前記像担持体の周面に現像剤を供給する現像装置と、前記現像装置に前記現像剤を補給する、上記の現像剤収容容器と、を備える。
本発明によれば、現像剤を搬送する移動壁を内部に備えた現像剤収容容器において、前記移動壁の初期位置を簡易に設定できる現像剤収容容器、及び、当該現像剤収容容器を用いた画像形成装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図2は、前記画像形成装置の筐体の一部が開放された状態の斜視図である。 図3は、前記画像形成装置の内部構造を示す概略的な断面図である。 図4は、前記画像形成装置に装着される現像装置の内部構造を示す概略的な平面図である。 図5は、前記現像装置に体積補給方式により現像剤が補給される様子を示す模式的な断面図である。 図6は、前記画像形成装置に装着されるトナーコンテナ(現像剤収容容器)の平面図である。 図7は、前記トナーコンテナの分解斜視図である。 図8は、図7のVIII−VIII線断面図である。 図9は、前記トナーコンテナの移動壁の初期位置の一例を示す断面図である。 図10は、前記トナーコンテナの移動壁の初期位置の他の例を示す断面図である。 図11は、比較例に係るトナーコンテナの断面図である。 図12(A)は、本発明の第1実施形態に係るトナーコンテナの断面図、図12(B)は、スリーブ(規制部材)の斜視図、図12(C)は、分割スリーブ(規制部材)の斜視図である。 図13(A)は、本発明の第2実施形態に係るトナーコンテナの断面図、図13(B)は、クリップ(係止片/規制部材)の装着部分の拡大図である。 図14(A)は、本発明の第3実施形態に係るトナーコンテナの断面図、図14(B)は、係止リング(規制部材)の装着部分の拡大断面図、図14(C)は、変形例に係る係止リングを示す断面図である。
<画像形成装置の全体構成>
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンター100(画像形成装置)の外観を示す斜視図、図2は、プリンター100の筐体101の一部が開放された状態の斜視図、図3は、プリンター100の内部構造を示す概略的な断面図である。ここで画像形成装置の一例として示すプリンター100は、いわゆるモノクロプリンター機であるが、他の実施形態において、画像形成装置は、カラープリンター、ファクシミリ装置、これらの機能を備える複合機やトナー画像をシートに形成するための他の装置であってもよい。尚、以下の説明で用いられる「上」や「下」、「前」や「後」、「左」や「右」といった方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、画像形成装置の原理を何ら限定するものではない。
プリンター100は、シートSに画像を形成するための様々な装置を収容する筐体101を備える。筐体101は、筐体101の上面を規定する上壁102と、筐体101の底面を規定する底壁103と、上壁102と底壁103との間に立設された本体後壁105と、本体後壁105の前方に位置する前カバー104と、を含む。筐体101は、各種の装置が配置される本体内部空間106を備える。本体内部空間106には、シートSが所定の搬送方向に搬送されるシート搬送路PPが延設されている。
上壁102の中央部には、排紙部102Aが配置されている。排紙部102Aは、上壁102の前方部分から後方部分にかけて、下方に傾斜した傾斜面からなる。排紙部102Aには、後記の画像形成部120において、画像が形成されたシートSが排出される。前カバー104には、手差しトレイ104Aが配置されている。排紙部102Aの前方側は、上方へ開放可能な上カバー102Bによって構成されている。手差トレイ104Aは、下端を支点として、上下に回動可能である(図3の矢印DT)。手差しトレイ104Aに加え、上壁102の上カバー102Bが開放されると、図2に示す通り本体内部空間106内に装着されているトナーコンテナ30が露出し、当該トナーコンテナ30の着脱が可能となる。
図3を参照して、プリンター100の内部構造を説明する。プリンター100は、給紙カセット110、ピックアップローラー112、第1給紙ローラー113、第2給紙ローラー114、搬送ローラー115、レジストローラー対116、画像形成部120及び定着装置130を備える。
給紙カセット110は、筐体101に対して前方に引き出し可能であり、内部にシートSを収容する。カセット110は、シートSの先頭縁を押し上げるリフト板111を備える。ピックアップローラー112は、リフト板111によって押し上げられたシートSの先頭縁上に配置されている。ピックアップローラー112が回転すると、シートSは給紙カセット110から引き出される。第1給紙ローラー113は、ピックアップローラー112の下流に配設され、シートSを更に下流に送り出す。第2給紙ローラー114は、手差しトレイ104Aの支点の内側(後側)に配設され、手差トレイ104A上のシートSを筐体101内に引き込む。
搬送ローラー115は、第1給紙ローラー113、第2給紙ローラー114のシート搬送方向の下流に配設され、シートSを更に下流へ搬送する。レジストローラー対116は、シートSの斜め搬送を矯正する機能を有する。これにより、シートS上に形成される画像の位置が調整される。レジストローラー対116は、画像形成部120による画像形成のタイミングに合わせて、シートSを画像形成部120に供給する。
画像形成部120は、感光体ドラム121(像担持体)、帯電器122、露光装置123、現像装置20、トナーコンテナ30(現像剤収容容器)、転写ローラー124及びクリーニング装置125を備える。
感光体ドラム121は、静電潜像及び該静電潜像に応じたトナー画像(現像剤像)を担持する周面を有する。帯電器122は、所定の帯電バイアスが印加され、感光体ドラム121の周面を略一様に帯電させる。露光装置123は、帯電器122によって帯電された感光体ドラム121の周面を、画像データで変調されたレーザー光で走査する。この走査により、感光体ドラム121の周面には、前記画像データに対応する静電潜像が形成される。露光装置123は、筐体101の内部に配置された支持フレームで支持されている。
現像装置20は、静電潜像が形成された感光体ドラム121の周面にトナーを供給する。トナーコンテナ30は、現像装置20へトナーを補給する。トナーコンテナ30は、現像装置20に対して着脱自在に配設されている。現像装置20がトナーを感光体ドラム121に供給すると、感光体ドラム121の周面に形成された静電潜像が現像(可視化)される。この結果、感光体ドラム121の周面に、トナー画像が形成される。
転写ローラー124は、感光体ドラム121との間で転写ニップ部を形成し、ドラム周面に担持されたトナー画像をシートSに転写させる。クリーニング装置125は、シートSへトナー画像が転写された後に、感光体ドラム121の周面に残るトナーを除去する。
定着装置130は、画像形成部120よりも搬送方向下流側に配置され、シートS上のトナー画像を定着させる。定着装置130は、シートS上のトナーを溶融させる加熱ローラー131と、シートSを加熱ローラー131に密着させる圧力ローラー132とを備える。
プリンター100は、定着装置130の下流に配設された搬送ローラー対133と、搬送ローラー対133の下流に配設された排出ローラー対134と、を更に備える。シートSは、搬送ローラー対133によって上方に搬送され、最終的に、排出ローラー対134によって、筐体101から排出される。筐体101から排出されたシートSは、排紙部102A上に積み重ねられる。
<現像装置について>
図4は、現像装置20の内部構造を示す平面図である。現像装置20は、現像ローラー21と、現像ハウジング200と、この現像ハウジング200に収容される第1攪拌スクリュー23及び第2攪拌スクリュー24と、現像ハウジング200に開口されたトナー補給口25とを備えている。
現像ローラー21は、円筒形状を有し、左右方向に延びるローラー軸と、外周部に配置され回転駆動されるスリーブ部分とを有する。現像ハウジング200は、現像ローラー21の軸方向に長尺の箱形形状を有し、その内部空間に現像剤搬送路26及び仕切り板22を備える。現像剤搬送路26は、現像剤が充填されると共に、当該現像剤が循環搬送される通路である。本実施形態では一成分現像方式が適用されており、現像剤搬送路26にはトナーが現像剤として充填される。二成分現像方式が適用される他の実施形態では、現像剤搬送路26にはトナーと磁性体キャリアとの混合物が現像剤として充填される。トナーは、現像剤搬送路26内において攪拌搬送され、静電潜像を現像するために、逐次現像ローラー21から静電潜像の形成された感光体ドラム121の周面に供給される。
現像剤搬送路26は、第1搬送路261及び第2搬送路262を備える。第1搬送路261では、現像剤が現像ローラー21の軸方向に沿った矢印D1方向に搬送される。第2搬送路262は、現像ローラー21と第1搬送路261との間に配置されている。第2搬送路262では、現像剤が第1搬送方向とは反対の矢印D2方向に搬送される。現像剤搬送路26の上方は、図略のハウジング天板によって覆われる。
仕切り板22は、現像ハウジング200内に、左右方向に延びるように配置されている。仕切り板22は、左右の両端部において第1搬送路261と第2搬送路262とを連通させるように、現像ローラー21の軸方向に沿って第1搬送路261と第2搬送路262とを仕切っている。このため、仕切り板22は、現像ハウジング200の左右方向の幅よりも短く設定されている。これにより、現像剤搬送路26は、矢印D1、D2、D3、D4で示す通り、第1搬送路261、第1連通路263、第2搬送路262及び第2連通路264に至る循環経路とされている。
トナー補給口25は、現像ハウジング200の天板に開口された開口部である。トナー補給口25は、第1搬送路261の右端付近の上方において上記の循環経路に対向して配置されており、トナーコンテナ30から補給される補給トナー(補給現像剤)を現像剤搬送路26に受け入れる(流入させる)開口である。
第1攪拌スクリュー23は、第1搬送路261に配設され、第1スクリュー軸23Aと、この第1スクリュー軸23Aの周上にスパイラル状に突設された螺旋羽根23Bとを含む。第1スクリュー軸23Aは、現像ローラー21と平行に左右方向に延びている。第1攪拌スクリュー23は、第1スクリュー軸23Aを回転軸として回転され(矢印R2)、図4の矢印D1方向にトナーを搬送する。第1攪拌スクリュー23は、トナー補給口25の下方を通過するように、第1搬送路261において現像剤を搬送する。これにより、第1攪拌スクリュー23は、トナー補給口25から流入する新しいトナーと、第2搬送路262側から第1搬送路261に搬入されたトナーとを、互いに混合しながら搬送する。
第1攪拌スクリュー23のトナー搬送方向(D1方向)下流側には、パドル23Cが配設されている。パドル23Cは、第1スクリュー軸23A上に配設された板状部材である。パドル23Cは、第1スクリュー軸23Aと共に回転され、図2の矢印D4方向に向かって、第1搬送路261から第2搬送路262に、第1連通路263を通してトナーを受け渡す。
第2攪拌スクリュー24は、第2搬送路262に配設され、左右方向に延びる第2スクリュー軸24Aと、この第2スクリュー軸24Aの周上にスパイラル状に突設された螺旋羽根24Bとを含む。第2攪拌スクリュー24は、第2スクリュー軸24Aを回転軸として回転され(矢印R1)、図4の矢印D2方向にトナーを搬送しながら、現像ローラー21にトナーを供給する。第2攪拌スクリュー24のトナー搬送方向(D2方向)下流側には、パドル24Cが配設されている。パドル24Cは、第2スクリュー軸24Aと共に回転され、図2の矢印D3方向に向かって、第2搬送路262から第1搬送路261に、第2連通路264を通してトナーを受け渡す。
トナーコンテナ30は、現像ハウジング200のトナー補給口25の上方に配置されている(図2、図3参照)。トナーコンテナ30は、トナー排出口30P(図4)を備える。トナー排出口30Pは、現像装置20のトナー補給口25に対向して、トナーコンテナ30の底部に配設されている。トナー排出口30Pから落下したトナーは、トナー補給口25から現像装置20に補給される。
本実施形態のプリンター100には、図2、図3に示すように、トナーコンテナ30内に収容されたトナーを検出するため、つまり、トナーコンテナ30の後述する収容空間31S内に所定量のトナーが存在しているか否かを検出するためのトナーセンサー60が備えられている。トナーセンサー60は、検知対象物の透磁率を検出する透磁率センサーである。トナーセンサー60は、前カバー104の内壁側に取り付けられており、前カバー104が筐体101に対して閉じた状態とされると、トナーコンテナ30の外周に設定されたセンサー接触面30Aと接触した状態となる。
<トナー補給について>
次に、トナー補給口25から新たに補給されるトナーの流れについて詳しく説明する。図5は、現像装置20に配設されたトナー補給口25及びトナーコンテナ30に配設されたトナー排出口30P付近の模式的な断面図である。トナー排出口30Pからトナー補給口25へ供給された補給トナーT2は、第1搬送路261に落下して既存のトナーT1と混合され、第1攪拌スクリュー23により矢印D1方向に搬送される。この際、トナーT1、T2は攪拌され、帯電される。
第1攪拌スクリュー23は、トナー補給口25よりトナー搬送方向下流側に、当該第1攪拌スクリュー23のトナーの搬送能力を部分的に抑制するための搬送能力抑制部28を備える。本実施形態では、搬送能力抑制部28は、第1攪拌スクリュー23の隣接する螺旋羽根23B間に配置された板状のパドルを例示している。搬送能力抑制部28が第1スクリュー軸23A回りに回転することで、搬送能力抑制部28よりも上流側から搬送されるトナーは滞留し始める。そして、これらのトナーの滞留は、搬送能力抑制部28の直ぐ上流側であって、トナー補給口25が第1搬送路261に対向する位置まで累積していく。この結果、トナー補給口25が対向する領域には、トナーの滞留部29が形成される。
トナー補給口25から補給トナーT2が補給され、現像剤搬送路26内のトナー量が増大すると、この滞留部29で滞留するトナーがトナー補給口25を下方から封止し、それ以上のトナーの補給を抑制する。その後、現像剤搬送路26内のトナーが現像ローラー21から消費され滞留部29で滞留するトナー量が減少すると、トナー補給口25を塞いでいたトナーが減り、滞留部29とトナー補給口25との間に隙間が生じる。この結果、再び補給トナーT2がトナー補給口25から現像剤搬送路26(第1搬送路261)に流入する。このように、本実施形態では、滞留部29に滞留するトナーの減少に伴って、補給トナー量の受入量が調整される体積補給方式のトナー補給形態が取られている。
<トナーコンテナの構造について>
次に、図6乃至図8を参照して、トナーコンテナ30の構造を詳述する。図6は、トナーコンテナ30の平面図、図7は、トナーコンテナの分解斜視図、図8は、図6のVIII−VIII線断面図である。トナーコンテナ30は、左から右へ向かう方向(図8の矢印DA方向、以下、本明細書では「第1方向DA」という)に延びる筒状体からなり、内部に補給トナー(現像剤)を収容する。トナーコンテナ30は、コンテナ本体31、コンテナシャッター32、シャフト部33、移動壁34、回転体35、第1ギア部材36及び第2ギア部材37を備える。
トナーコンテナ30は、筐体101内の現像装置20に対して着脱可能であって、コンテナ本体31(容器本体)とコンテナシャッター32とを備えている。コンテナ本体31は、トナーコンテナ30の本体を構成する筒状の部分であって、内部にトナーを収容している。コンテナシャッター32は、コンテナ本体31の右端付近の周上に取り付けられている。
コンテナ本体31の左端側は開口端であって、これを閉止するために前記左端側には蓋部311が取り付けられている。コンテナ本体31の右端側は、後述する第1ギア部材36及び第2ギア部材37を含む駆動入力部が配置され、これを覆うために前記右端側にはカバー部313が取り付けられている。トナーコンテナ30の現像装置20への装着を案内するために、蓋部311の左側面には左ガイド部312が、カバー部313の右側面には右ガイド部314が、各々突設されている。
コンテナ本体31は、第1方向DAに沿って筒状に延びる内部空間31Hを画定する内周面31A(図8)と、この内部空間31Hに連通するようにコンテナ本体31の壁面に開口されトナーが排出されるトナー排出口30P(図6、図8)とを含む。コンテナ本体31の左端側(第1方向DAの上流側)には上述の蓋部311(第1側壁)が配置され、右端側(第1方向DAの下流側)には右壁316(第2側壁)が配置されている。すなわち、内部空間31Hは、内周面31A、蓋部311及び右壁316よって閉鎖された空間である。
右壁316は、コンテナ本体31と一体の部分である。右壁316には、シャフト部33の右端側を軸支するための本体軸受部31Jが形成されている。蓋部311の内側面には、シャフト部33の左端側を軸支するための軸支部311Aが備えられている。蓋部311は、シャフト部33、移動壁34及び回転体35を内部空間31H内に組み付けた後に、超音波溶着によってコンテナ本体31の左開口を塞ぐように溶着される。トナー排出口30Pは、右壁316に近い位置において、第1方向に沿って所定の長さをもって、かつ、コンテナ本体31の底部の円弧形状に沿って周方向に所定の幅をもって、矩形形状に開口されている。
コンテナシャッター32は、コンテナ本体31に対して周方向にスライド移動可能に支持され、コンテナ本体31のトナー排出口30Pを封止および開放する機能を備える。コンテナシャッター32は、シャッター本体321、ロック部322及びロック解除部323を有する(図6)。シャッター本体321は、トナー排出口30Pを封止および開放する機能を備えるプレートである。ロック部322は、シャッター本体321に対して揺動可能に支持され、コンテナ本体31に対するシャッター本体321のスライド移動を許容又は規制する機能を備えている。ロック解除部323は、ロック部322に備えられた突片である。ロック解除部323が押圧されると、ロック部322に備えられた不図示のロック片がコンテナ本体31に形成された係合部から脱離され、シャッター本体321の前記スライド移動を許容する。
シャフト部33は、内部空間31Hにおいて第1方向に延びるように配置され、移動壁34の移動軸、及び回転体35の回転軸となるシャフトである。シャフト部33は、第1端部331、第2端部332、雄螺旋部333、移動壁停止部334、支持リング部335及びフランジ部336を備える。第1端部331は、本体軸受部31Jを貫通して右側に突出したシャフト部33の右端部である。第1端部331の周面には、一対のDカット面が形成されている。第2端部332は、シャフト部33の左端部であって、蓋部311の軸支部311Aにて軸支されている。
雄螺旋部333は、シャフト部33の外周面に、第1方向DAに螺旋状に延在するねじ部である。雄螺旋部333は、シャフト部33のうち蓋部311に隣接する領域から、トナー排出口30Pよりも第1方向DAの上流側の領域まで形成されている。移動壁停止部334は、雄螺旋部333の第1方向DAの下流側に連続して配置された、シャフト部33において周方向突起の存在しない軸部分のみの領域である。支持リング部335は、移動壁停止部334の右方に隣接して配置され、雄螺旋部333と略同一の径方向の外径を備えたリング状の突起が、第1方向に複数個連なる領域である。フランジ部336は、第1端部331と支持リング部335との間に配置された、円板状の部分である。
移動壁34は、コンテナ本体31の内部(内部空間31H)において第1方向DAに面して配置される壁部である。移動壁34は、コンテナ本体31の内周面31Aに対向して配置される外周面34Rと、内周面31Aとともに補給トナーが収容される収容空間31Sを画定する搬送面34Sとを含む。つまり、内部空間31Hのうち、右壁375の内面と移動壁34の内面である搬送面34Sとの間の領域が、トナーが実際に収容される収容空間31Sである。移動壁34は、シャフト部33を貫通させる貫通孔を、径方向の中央付近に備えている。移動壁34は、収容空間31S内のトナーをトナー排出口30Pに向かって搬送しながら、シャフト部33に沿って、内部空間31H内を第1方向DAに移動する。
図8を参照して、移動壁34は、壁プレート341、シール部材342及び壁本体部343の、左右方向に並ぶ3枚の板状部材の組立体からなる。この組立体は、押圧部材344によって押圧され、第1方向へ移動する。壁プレート341は、移動壁34において第1方向DAの下流側に配置され、樹脂成型によって形成されたプレートである。壁プレート341の右側面は、上述の搬送面34Sである。搬送面34Sは、移動壁34の第1方向DAへの移動に伴って、収容空間31S内のトナーを押圧しながら搬送する。
シール部材342は、壁プレート341と壁本体部343とに挟まれる位置に配置され、第1方向DAに所定の厚みを有するウレタン材料によって形成された部材である。シール部材342の外周部は、上述した移動壁34の外周面34Rを構成する。壁本体部343は、移動壁34のうち最も第1方向DAの上流側に配置され、樹脂成型によって形成されたプレートである。壁プレート341、シール部材342及び壁本体部343が一体的に組み立てられると、シール部材342の外周部が最も径方向外側に配置される。この結果、シール部材342の外周部分(移動壁34の外周面34R)がコンテナ本体31の内周面31Aによって圧縮変形される。これにより、収容空間31Sのトナーが、内周面31Aと外周面34Rとの間から、移動壁34よりも第1方向DAの上流側に流出することが防止される。
押圧部材344は、移動壁34の第1方向上流側に配置され、シャフト部33に外嵌される筒状部材である。押圧部材344は、その内周面に、シャフト部33の雄螺旋部333に歯合される雌螺旋部345を備える。シャフト部33の軸回りの回転に伴って、押圧部材344は第1方向DAに進行する。押圧部材344は、移動壁34の壁本体部343と係合しており、押圧部材344がシャフト部33に沿って進行することで、移動壁34を第1方向DAに押圧し、第1方向DAに沿って移動させる機能を有する。つまり、シャフト部33が軸回りに回転すると、押圧部材344及び移動壁34が第1方向DAに移動する。
回転体35は、収容空間31S内において、トナー排出口30Pの上方であって、右壁316に隣接して配置されている。回転体35は、シャフト部33の軸回りに回転可能に、シャフト部33によって支持されている。回転体35は、右端側に回転駆動力の入力を受ける係合部351を備えている。詳細説明は省くが、回転体35は、
(1)コンテナ本体31の収容空間31Sを区画する内周面31Aの一部であって、トナーセンサー60による検知領域となるトナー検知面(図2のセンサー接触面30Aの内面側)を清掃する機能、
(2)収容空間31S内のトナーを攪拌する機能、及び、
(3)コンテナ本体31(トナーコンテナ30)が筐体101内に存在していることを検知させる機能、を奏する。
回転体35は、平板部35Aと、平板部35Aの径方向中央付近から左方に突出した筒状ボス部35Bと、同右方に突出した裏面ボス部35Cとを備える。平板部35Aの外周縁付近に、上記(1)の清掃のための清掃フィルム、上記(2)の攪拌のためのリブ、上記(3)の検知のための金属テープの支持板が配置されている。筒状ボス部35Bの内部には中空部が備えられ、この中空部をシャフト部33の第1端部331付近が貫通する態様で、筒状ボス部44がシャフト部33に外嵌されている。シャフト部33は、裏面ボス部35Cも貫通している。裏面ボス部35Cの右端部分は、後述する第2ギア部材37の連結部373(図9)と係合する係合部351である。筒状ボス部35B、裏面ボス部35Cの内部には、それぞれ第1シール352、第2シール353が収容され、トナーの漏洩防止が図られている。
第1ギア部材36は、シャフト部33に回転駆動力を伝達する。第1ギア部材36は、円板状部材の外周面に形成されたギア部361と、前記円板状部材の径方向中心から左方に突設された円筒部362とを備える。円筒部362の左端には係合部362Aが突設されている。この第1ギア部材36に対して、シャフト部33に一方向の回転力だけを伝達させるために、ラチェットギア363及びラチェットシャフト364からなるラチェット機構が組み付けられている。ラチェットシャフト364の左端部には、D面形状を内部に備えた連結部365が備えられている。この連結部365に対し、シャフト部33の前記Dカット面を有する第1端部331が嵌合されている。一方、ラチェットシャフト364の中央部分はラチェットギア363に挿通されると共に、その右端部は、第1ギア部材36の円筒部362に挿通されている。
ギア部361には、現像装置20が具備する伝達ギアを介して、第1モーターM1(図6)の回転駆動力が入力される。この回転駆動力により第1ギア部材36が所定の回転方向に回転され、上記ラチェット機構を通してシャフト部33が軸回りに回転される。このシャフト部33の回転により、押圧部材344が第1方向DAへ進行し、移動壁34を第1方向へ移動させる。なお、前記所定の回転方向は、雄螺旋部333の螺旋方向にもよるが、移動壁34を第1方向DAへ移動させる回転方向である。これとは逆の回転駆動力がギア部361に与えられた場合は、上記ラチェット機構によって前記逆の回転駆動力はシャフト部33に伝達されない(ラチェットギア363が空転する)。
第2ギア部材37は、回転体35に回転駆動力を伝達する。第2ギア部材37は、円板状部材の外周面に形成されたギア部371と、前記円板状部材の径方向中心から左方に突設された円筒部372とを備える。円筒部372の左端は、回転体35の係合部351と係合する凹部を備えた連結部373とされている。ギア部371には、現像装置20が具備する伝達ギアを介して第2モーターM2(図6)の回転駆動力が入力される。本実施形態では、第2ギア部材37は、現像装置20の現像ローラー21、第1、第2攪拌スクリュー23、24と同期して回転駆動される。第2ギア部材37が回転駆動されると、連結部373と係合部351との係合部を介して回転体35に回転駆動力が伝達され、回転体35がシャフト部33の軸回りに回転される。
カバー部313は、コンテナ本体31の右端側に取り付けられる。カバー部313は、第1、第2ギア部材36、37の周方向の一部を外部に露出させる開口部315(図10)を備える。トナーコンテナ30が現像装置20に装着された状態では、この開口部315において、第1ギア部材36のギア部361、第2ギア部材37のギア部371と、受略の現像装置20の伝達ギアとが歯合する。
コンテナ本体31の右壁316には、トナーを収容空間31S内に充填するためのトナー充填孔を事後的に閉塞する閉止蓋317が取り付けられている。トナーの収容空間31Sへの充填に際しては、カバー部313が装着されていない状態で、前記トナー充填孔を通して充填ノズルによってトナーが収容空間31S内に充填される。充填後、前記トナー充填孔に閉止蓋317が嵌合されると共に溶着され、カバー部313がコンテナ本体31の右端側に取り付けられる。
<移動壁の移動について>
トナーコンテナ30は、ユーザーによって現像装置20に装着される。この装着の際、コンテナシャッター32が回動され、トナー排出口30Pが開放される。これにより、トナー排出口30Pがトナー補給口25の上方に対向して配置される(図4、図5)。このように、新しいトナーコンテナ30がプリンター100に装着されると、制御部50(図6)は、第1モーターM1を駆動させ、第1ギア部材36を介してシャフト部33を回転駆動させる。この結果、シャフト部33の雄螺旋部333と押圧部材344の雌螺旋部345との係合によって、押圧部材344が第1方向DAに移動する。押圧部材344の移動に伴い、移動壁34が押圧され、移動壁34はトナー排出口30Pに向かって移動する。この際、搬送面34Sがトナーを押し、収容空間31Sにおけるトナーの喫水レベルを高めて行く。
やがて、移動壁34が初期位置から右方に所定の距離だけ移動すると、トナーの喫水レベルがトナー検知面(センサー接触面30A;図2)の高さ位置を越える。すると、トナーセンサー60がトナーを検出し、所定の検知信号(例えばHIGH信号)を出力する。制御部50は、トナーセンサー60から出力されたHIGH信号を受けて、シャフト部33の回転を停止させ移動壁34の移動を停止させる。
図5に基づき説明したように、本実施形態では、体積補給型のトナー補給形式が採用されている。このため、現像装置20側のトナーの滞留部29(図5)がトナー補給口25を下方から封止している場合、トナーコンテナ30から補給トナーT2は落下しない。一方、現像ローラー21から感光体ドラム121にトナーが供給され、滞留部29のトナーが減少すると、トナー排出口30Pからトナー補給口25を介して現像装置20にトナーが流入する。この結果、トナーコンテナ30の収容空間31Sでは、前記トナー検知面の周辺のトナーが消失するため、トナーセンサー60が所定の非検知信号(例えばLOW信号)を出力する。このLOW信号を受けて、制御部50は、トナーセンサー60がHIGH信号を出力するまで、第1モーターM1を駆動させ、移動壁34をトナー排出口30Pに向かって更に移動させる。
現像装置20における現像動作に応じて、制御部50は、第2モーターM2を駆動し、現像ローラー21などを回転駆動させる。この回転動作に連動して、第2ギア部材37を介して、回転体35がシャフト部33回りに回転される。回転体35は、収容空間31Sにおいてトナー排出口30P及び前記トナー検知面が存在する位置に対応して配置されている。回転体35の回転により、前記トナー検知面が清掃され、トナー排出口30P付近のトナーが攪拌によって解され、さらにはトナー排出口30Pにトナーを押し込む動作が実行される。これにより、トナーセンサー60によるトナー検出が的確に実行され、また、トナーの流動性が増して、トナーが安定してトナー排出口30Pから落下する。
印字動作が繰り返され、トナーコンテナ30の収容空間31Sのトナーが使用され続けると、やがて移動壁34はトナー排出口30Pの手前の最終位置に至る。このように、移動壁34が第1方向DAに徐々に移動していくことで、収容空間31S内のトナーが移動壁34に押圧されながら、トナー排出口30Pまで搬送される。移動壁34が最終位置に至るまでの間、収容空間31Sが徐々に縮小されていく。つまり、トナーコンテナ30の内部において、トナーが存在する空間自体が徐々に消失されてゆく。この結果、収容空間31Sの容積が変化しない従来のトナーコンテナと比較して、使用終了時に、コンテナ本体31に残留するトナーの量を減少させることができる。
なお、本実施形態では、移動壁34はトナー排出口30Pよりも僅かに第1方向DAの上流側の最終位置で停止する。詳しくは、移動壁34の移動に伴って押圧部材344の雌螺旋部345が移動壁停止部334に至ると、雄螺旋部333と雌螺旋部345との係合が解除される。この結果、シャフト部33から押圧部材344への移動力の伝達が失われ、移動壁34が最終位置において停止する。このとき、移動壁34は、シャフト部33上において支持リング部335に到達し、当該支持リング部33によって安定的に支持された状態となる。
[移動壁の初期位置について]
トナーコンテナ30において、実際にトナーを収容する空間は、既述の通り収容空間31Sである。移動壁34の搬送面34Sは、コンテナ本体31の内周面31Aと共に、この収容空間31Sを区画している。移動壁34のシャフト部33上における移動の初期位置は、収容空間31S内へのトナーの初期充填量に応じて設定される。すなわち、トナーを使用初期段階から安定的にトナー排出口30Pへ供給するためには、収容空間31Sの全容積に対してトナーが一定割合の容積(例えば全容積の80%)を占める状態を形成しておく必要がある。従って、このようなトナーによる収容空間31Sの占積状態を形成できるように、移動壁34の初期位置が設定される。
収容空間31Sへのトナーの初期充填量は、画像形成装置の機種、販売地域などの仕様によってまちまちに設定される。例えば、コンテナ本体31の内部空間31Hをフル活用して可及的に広い収容空間31Sを作り、そのような収容空間31Sにトナーを初期充填する場合(フル充填)や、内部空間31Hの半分程度を利用した収容空間31Sを作ってトナーを初期充填する場合(ハーフ充填)する場合が例示される。このため、移動壁34のシャフト部33上における初期位置も、前記仕様に応じて異なる位置に設定する必要がある。
図9及び図10は、トナーコンテナ30の移動壁34の初期位置の一例を示す断面図である。図9は、上記の「フル充填」の場合の移動壁34の初期位置を示している。「フル充填」の場合、移動壁34(搬送面34S)は、シャフト部33上の移動可能範囲において最も左側に位置する状態が、初期位置A1として選択される。また、移動壁34が右壁316に最も接近する位置(押圧部材344が移動壁停止部334に到達する位置)が、移動の最終位置Bとなる。初期位置A1から最終位置Bまでが、「フル充填」の場合における移動壁34の移動幅C1となる。
図10は、上記の「ハーフ充填」の場合の移動壁34の初期位置を示している。「ハーフ充填」の場合移動壁34(搬送面34S)は、シャフト部33上の移動可能範囲において、概ね中央に位置する状態が、初期位置A2として選択される。最終位置Bは、上記と同じである。初期位置A2から最終位置Bまでが、「ハーフ充填」の場合における移動壁34の移動幅C2となる。移動壁34が、初期位置A1又はA2のいずれに位置付けられる場合でも、各々作られる収容空間31Sの容積に対してトナーが例えば80%の割合を占めるように、トナーが充填される。これにより、収容空間31S内に、安定的にトナー排出口30Pへトナーを供給可能なトナー喫水面が形成されるものである。ここでは、「フル充填」と「ハーフ充填」とを例示したが、仕様によっては、「1/4充填」や「3/4充填」、或いはより細かい充填度合いが選択される場合がある。
ここで、移動壁34が仕様に応じた所定の初期位置に位置決めすることが必要となる。すなわち、「フル充填」の場合を除いては、移動壁34の初期位置は、シャフト部33の軸方向の所定の中間位置に設定される。この所定の中間位置に移動壁34が位置付けられるよう、つまり移動壁34が初期位置を越えて収容空間31Sを拡張する方向に移動しないよう、移動壁34の移動可能範囲(移動幅)を制限する必要がある。
例えば、図10において、移動壁34が初期位置A2よりも左方に位置してしまうと、収容空間31Sが拡張されてしまい、80%の充填率を見込んでトナーを充填した場合でも、当該収容空間31S内には所要の高さのトナー喫水面が形成されないこととなる。既述の通り、シャフト部33の軸回りの回転によって移動壁34は移動されるが、コンテナ本体31が非透明の場合には移動壁34の位置を目視で把握することができない。従って、移動壁34を前記所定の中間位置に位置付けることには困難性を伴う。
図11は、比較例に係るトナーコンテナ300の断面図であって、図10の「ハーフ充填」の初期位置A2に移動壁34が位置付けられる例を示している。このトナーコンテナ300では、移動壁34のシャフト部33上における移動可能範囲を制限するために、シャフト部33にフラット部33Aを形成している。フラット部33Aは、シャフト部33上において雄螺旋部333が形成されない平坦なシャフト部分である。フラット部33Aは、シャフト部33の左端から右方へ所定長さ、つまり、移動壁34の移動可能範囲を移動幅C2に制限する長さを有している。
上記のトナーコンテナ300によれば、シャフト部33上における雄螺旋部333の軸方向の形成長さが移動壁34の初期位置A2に応じて制限されているので、移動壁34は初期位置A2よりも左方には物理的に移動することができない。このため、移動可能範囲を確実に制限することができる。しかし、このような比較例の手法では、各々の仕様に合致した長さの雄螺旋部333を備えた複数種類のシャフト部33を製作する必要がある。つまり、上掲の「ハーフ充填」用、或いは「1/4充填」用、「3/4充填」用、というように、各々の仕様に応じた雄螺旋部333を備えたシャフト部33を用意することが必要となる。このため、シャフト部33の製造についてコストアップを招来してしまう。
[移動壁の位置決め構造]
以下、上記の問題が生じることのない、移動壁34の位置決め構造の各種実施形態を例示する。本実施形態では、移動壁34が、収容空間31Sへのトナー充填量に応じて予め定められる初期位置に存在する状態において、当該移動壁34の第1方向DA(図8)とは逆方向の移動を規制する規制部材が具備されたトナーコンテナ30を示す。
<第1実施形態>
図12(A)は、本発明の第1実施形態に係るトナーコンテナ30の断面図、図12(B)は、前記規制部材として機能するスリーブ7の斜視図である。ここで例示するトナーコンテナ30は、図10の「ハーフ充填」の場合の初期位置A2に移動壁34が位置付けられる例を示している。スリーブ7を除くトナーコンテナ30の構造は、先に図6〜図8に基づき説明した通りであるので、ここでは説明を省く。
スリーブ7は、シャフト部33に装着され、移動壁34と押圧部材344を介して間接的に干渉することで、当該移動壁34の第1方向DAとは逆方向の移動を規制する。なお、移動壁34自体がシャフト部33の雄螺旋部333と係合する他の実施形態では、スリーブ7は移動壁34の一部と直接的に干渉することで、移動壁34の移動を規制する。
スリーブ7は、シャフト部33に挿通可能なパイプ状のスリーブである。スリーブ7は、左端側のパイプ端部である第1端部71と、右端側のパイプ端部である第2端部72と、シャフト部33が挿通される中空部7Hと、を含む。第1端部71は、蓋部311(第1側壁)と直接的(間接的であっても良い)に接触する。第2端部72は、初期位置A2に存在する移動壁34と押圧部材344を介して間接的に接触する。中空部7Hは、シャフト部33の雄螺旋部333が形成されている部分の外径と略同じ内径、若しくは前記外径よりも大きい内径を有している。このスリーブ7としては、汎用の硬質樹脂製パイプを所定長に切断したものを用いることができる。
シャフト部33は、上述の「フル充填」に対応可能なよう、シャフト部33の左端近傍まで雄螺旋部333を有している。スリーブ7は、内部空間31H内において、つまり移動壁34の左面側において、シャフト部33に挿通されている。この挿通は、スリーブ7がシャフト部33に密に嵌合する態様、或いは、遊びを持って挿入される態様のいずれであっても良い。換言すると、スリーブ7はシャフト部33と共回りしても、空転しても良い。この挿通状態において、第1端部71は蓋部311の内面(右側面)と接触(乃至は至近距離で近接)し、第2端部72は、押圧部材344の左端面と接触(乃至は至近距離近接)している。つまり、スリーブ7の軸方向長さは、第1端部71及び第2端部72の上記接触が確保出来る長さに選択される。
上記の通りスリーブ7がシャフト部33に装着されているので、雄螺旋部333は存在するものの、移動壁34は初期位置A2よりも左方には移動することはできない。すなわち、移動壁34に対して初期位置A2よりも左方に移動させる移動力が作用しても、スリーブ7の第1端部71と押圧部材344とが干渉するので、その移動は阻止される。従って、自ずと移動壁34の移動範囲は、「ハーフ充填」に応じた移動幅C2に規制される。
このように、第1実施形態によれば、スリーブ7によって移動壁34を、コンテナ本体31の内部空間31Hにおいて所定の初期位置A2に位置させることができる。このため、コンテナ本体31が非透明で移動壁34の位置が視認出来なくとも、スリーブ7の規制によって移動壁34を初期位置A2に容易且つ確実に位置させることができる。また、移動壁34の移動機構(シャフト部33)とは別離して、スリーブ7にて移動壁34の移動が規制されるので、雄螺旋部333付きのシャフト部33については、プリンター100の各種仕様(トナー充填量)に拘わらず共通とすることができる。つまり、各々の仕様に応じた雄螺旋部333を備えたシャフト部33を準備する必要はない。従って、コストアップを防止できる。
また、スリーブ7はシャフト部33を利用して装着されるため、規制部材としてのスリーブ7の組み付けを容易に行わせることができる。加えて、スリーブ7は、移動壁34の移動軸となるシャフト部33上において移動壁34と干渉することによってその移動を規制する。このため、確実且つ正確に移動壁34を初期位置A2へ位置決めさせることができる。さらに、スリーブ7は、パイプ形状の単純な構造体であるので、切断などの簡易処理によってスリーブ7の第1方向DAにおける長さを仕様に応じて選択し、これをシャフト部33に挿通するだけで良く、製造工数を増加させることもない。
この第1実施形態において、スリーブ7を第1方向DA(軸方向)において複数に分割された分割片からなる分割スリーブとしても良い。図12(C)は、第1実施形態の変形実施例に係る分割スリーブ7A(規制部材)の斜視図である。分割スリーブ7Aは、短尺のパイプ状の分割片70が複数個軸方向に配列された集合体からなる。各分割片70は中空部70Hを有している。このような分割スリーブ7Aを用いれば、分割片70の使用個数を調整することで、分割スリーブ7Aの軸方向長さを自在に設定できる。従って、プリンター100の仕様に応じてスリーブ長さを選択するに際し、スリーブの切断などの加工処理を省くことができる。
<第2実施形態>
図13(A)は、本発明の第2実施形態に係るトナーコンテナ30の断面図、図13(B)は、前記規制部材として機能するクリップ7B(係止片)の装着部分の拡大図である。ここで例示するトナーコンテナ30も、図10の「ハーフ充填」の場合の初期位置A2に移動壁34が位置付けられる例を示している。クリップ7Bを除くトナーコンテナ30の構造は、先述の通りである。
クリップ7Bは、シャフト部33に機械的に係止される係止片であり、バネによる付勢力、或いはカシメ等による締め付け力でシャフト部33に対する係止力を発揮する汎用の金属又は樹脂製のクリップ部材を用いることができる。クリップ7Bは、シャフト部33の雄螺旋部333に噛み込む係止爪73と、右側面に位置する当たり面731とを含む。クリップ7Bは、係止爪73によって、シャフト部33の軸方向の所定位置に固定されている。その固定位置は、トナー充填量に応じて選択される。
クリップ7Bは、シャフト部33に装着された状態で、初期位置A2に存在する移動壁34と、押圧部材344を介して間接的に干渉することで、当該移動壁34の第1方向DAとは逆方向の移動を規制する。具体的には、当たり面731が押圧部材344の左端面と接触することで、移動壁34の初期位置A2よりも左方への移動を規制する。従って、移動壁34の移動範囲は、「ハーフ充填」に応じた移動幅C2に規制される。なお、移動壁34自体がシャフト部33の雄螺旋部333と係合する他の実施形態では、クリップ7Bの当たり面731は、移動壁34の一部と直接的に干渉することで、移動壁34の移動を規制する。
第2実施形態によれば、クリップ7Bのシャフト部33への係止という作業だけで、規制部材としての役目を果たす部材の組み付けが完了する。従って、組み付け作業の簡素化を図ることができる。また、クリップ7Bの規制によって移動壁34を初期位置A2に容易且つ確実に位置させることができる。
<第3実施形態>
図14(A)は、本発明の第3実施形態に係るトナーコンテナ30の断面図、図14(B)は、前記規制部材として機能する係止リング7Cの装着部分(図14(A)の部分a)の拡大断面図である。ここで例示するトナーコンテナ30も、図10の「ハーフ充填」の場合の初期位置A2に移動壁34が位置付けられる例を示している。係止リング7Cを除くトナーコンテナ30の構造は、先述の通りである。
係止リング7Cは、コンテナ本体31の内周面31Aに装着され、移動壁34の外周面34R付近の部分と干渉することで、当該移動壁34の第1方向DAとは逆方向の移動を規制する。詳しくは、係止リング7Cは、内周面31Aに沿う形状を備えたリング状の部材であり、内周面31Aに圧着・固定される外周面74を備えている。外周面74を、接着剤等で内周面31Aに固定する態様としても良い。
図14(B)に示されているように、係止リング7Cには、初期位置A2に存在する移動壁34の壁本体部343の左端縁である環状面343Aが当接する。係止リング7Cは、環状面343Aを全周に亘って受け止めることになる。このように、第3実施形態では、移動壁34の外周面34R付近が係止リング7Cと干渉する構造であるので、係止リング7Cによる移動壁34の移動規制時に、当該移動壁34に傾きが生じ難くすることができる。
図14(C)は、変形例に係る係止リング7Dを示す断面図である。係止リング7Dは、内周面31Aに沿う形状を備えたリング状の部材であり、内周面31Aに密着する外周面75と、リングの内周面側に設けられた傾斜受け面76とを備えている。傾斜受け面76は、左方から右方へ向けて径大となるテーパ面である。一方、移動壁34の壁本体部343Bには、傾斜受け面76と対向する傾斜面346が備えられている。傾斜面346は、壁本体部343Bの左端側に設けられ、傾斜受け面76と同様に左方から右方へ向けて径大となるテーパ面である。
移動壁34が第1方向DAとは逆方向である矢印b方向(右方から左方)へ移動した場合、壁本体部343Bが係止リング7Dに嵌り込むようになる。すなわち、傾斜面346が傾斜受け面76を押圧するようになり、これにより係止リング7Dには矢印cで示す径方向外側の力が作用する。従って、係止リング7Dの外周面75が内周面31Aに圧接されるようになり、係止リング7Dの内周面31Aに対する固着性が高められる。このため、係止リング7Dの内周面31Aからの所定位置からの左方への位置ズレを抑止することができる。
以上説明した本実施形態に係るトナーコンテナ30によれば、移動壁34が、収容空間31Sへのトナー充填量に応じて予め定められる移動初期位置に存在する状態において、当該移動壁34の第1方向DAとは逆方向の移動を規制する規制部材(スリーブ7、分割スリーブ7A、クリップ7B若しくは係止リング7C、7D)を備える。このため、たとえコンテナ本体31が非透明で移動壁34の位置が視認不能であっても、前記規制部材によって移動壁34を、所定の初期位置に正確に位置させることができる。また、比較例のように、雄螺旋部333の軸方向の形成長さが異なる複数のシャフト部33を準備する必要はなく、シャフト部33はプリンター100の各種仕様に拘わらず共通とすることができ、コストアップを防止できる利点がある。
100 プリンター(画像形成装置)
121 感光体ドラム(像担持体)
20 現像装置
30 トナーコンテナ(現像剤収容容器)
30P トナー排出口(現像剤排出口)
31 コンテナ本体(容器本体)
31A 内周面
31H 内部空間
31S 収容空間
311 蓋部(第1側壁)
316 右壁(第2側壁)
33 シャフト部
34 移動壁
34S 搬送面
34R 外周面
7 スリーブ(規制部材)
7A 分割スリーブ(規制部材)
70 分割片
71 第1端部
72 第2端部
7B クリップ(係止片/規制部材)
731 当たり面
7C、7D 係止リング(規制部材)
DA 第1方向

Claims (7)

  1. 第1方向に沿って筒状に延びる内部空間を画定する内周面と、前記内部空間に連通するように開口され現像剤が排出される現像剤排出口と、を含む容器本体と、
    前記容器本体の前記内周面に対向して配置される外周面と、前記容器本体の前記内周面とともに前記現像剤が収容される収容空間を画定する搬送面とを含み、前記収容空間内の前記現像剤を前記現像剤排出口に向かって搬送しながら、前記内部空間内を前記第1方向に移動する移動壁と、
    前記移動壁が、前記収容空間への前記現像剤の充填量に応じて予め定められる前記移動の初期位置に存在する状態において、当該移動壁の前記第1方向とは逆方向の移動を規制する規制部材と、
    を備える現像剤収容容器。
  2. 請求項1に記載の現像剤収容容器において、さらに、
    前記内部空間において前記第1方向に延びるように配置されるシャフト部を備え、
    前記移動壁は、前記シャフト部に沿って前記第1方向に移動し、
    前記規制部材は、前記シャフト部に装着され、前記移動壁と直接又は間接的に干渉することで前記第1方向とは逆方向の移動を規制する、現像剤収容容器。
  3. 請求項2に記載の現像剤収容容器において、
    前記容器本体は、前記第1方向の上流側に位置する第1側壁と、下流側に位置する第2側壁とを含み、前記シャフト部は前記第1側壁及び前記第2側壁により軸支され、
    前記規制部材は、前記シャフト部に挿通可能なパイプ状のスリーブであり、
    前記スリーブは、前記第1側壁と直接又は間接的に接触する第1端部と、前記初期位置に存在する前記移動壁と直接又は間接的に接触する第2端部とを含む、現像剤収容容器。
  4. 請求項3に記載の現像剤収容容器において、
    前記スリーブは、前記第1方向において複数に分割された分割片からなる、現像剤収容容器。
  5. 請求項2に記載の現像剤収容容器において、
    前記規制部材は、前記シャフト部に機械的に係止される係止片からなり、
    前記係止片は、前記初期位置に存在する前記移動壁と直接又は間接的に接触する当たり面を含む、現像剤収容容器。
  6. 請求項1に記載の現像剤収容容器において、
    前記規制部材は、前記容器本体の内周面に装着され、前記移動壁の前記外周面付近の部分と干渉することで前記第1方向とは逆方向の移動を規制する、現像剤収容容器。
  7. 静電潜像が形成される周面を備えた像担持体と、
    前記静電潜像の現像のため、前記像担持体の周面に現像剤を供給する現像装置と、
    前記現像装置に前記現像剤を補給する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像剤収容容器と、
    を備える画像形成装置。
JP2017177765A 2017-09-15 2017-09-15 現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置 Pending JP2019053213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017177765A JP2019053213A (ja) 2017-09-15 2017-09-15 現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017177765A JP2019053213A (ja) 2017-09-15 2017-09-15 現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019053213A true JP2019053213A (ja) 2019-04-04

Family

ID=66014824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017177765A Pending JP2019053213A (ja) 2017-09-15 2017-09-15 現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019053213A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015098960A1 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP6159675B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備える画像形成装置
JP6159674B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP2015125333A (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP6481796B1 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP6089120B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5970619B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP2018205597A (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5830579B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP2019053213A (ja) 現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置
JP6287884B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
CN109426116B (zh) 显影剂收容容器以及具备该显影剂收容容器的图像形成装置
JP5919256B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP6199829B2 (ja) 画像形成装置
JP6182516B2 (ja) 画像形成装置
JP2019078804A (ja) 現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置
US10268140B2 (en) Developer storage container and image forming apparatus including the same
JP2019086645A (ja) 現像剤収容容器、及びこれを備えた画像形成装置
JP6729503B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP6213490B2 (ja) 現像剤収容容器、および、これを備えた画像形成装置
JP2019015881A (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5830578B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5830580B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP6186317B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5998122B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置