JP5998122B2 - 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、内部に現像剤を収容する現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、内部に現像剤を収容する現像剤収容容器として、特許文献1に記載されたようなトナーコンテナが知られている。当該トナーコンテナは、トナー排出口と、回転する攪拌部材とを備える。攪拌部材が回転することでトナー排出口からトナーが排出される。
また、特許文献2には、内部に現像剤を収容する廃トナー容器が開示されている。廃トナー容器は、円筒状の容器本体と、容器本体の外周部に形成された螺旋溝とを備える。容器本体が回転されると、回収されたトナーが螺旋溝に沿って容器本体の一端側に搬送される。
特開2003−280344号公報 特開2009−265395号公報
特許文献1に記載されたトナーコンテナでは、搬送部材の回転力が及ばない領域にトナーが残留するため、内部に収容されたトナーを使い切ることが困難であった。また、特許文献2に記載された廃トナー容器の技術がトナーコンテナに適用された場合も、溝に付着したトナーが容器本体とともに回転しつづけるため、容器本体内にトナーが残留するという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、使用終了時に、容器本体の内部に残留する現像剤の量を減少させるとともに、現像剤を安定して排出可能な現像剤収容容器、およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る現像剤収容容器は、第1方向に沿って筒状に延びた内周部と、前記内周部によって画定される内部空間と、を備える容器本体と、前記容器本体の下端部に配置され、前記第1方向に沿って前記内部空間に連通され現像剤が搬送される搬送路を内部に備える現像剤搬送部と、前記搬送路に連通して前記現像剤搬送部の下面部に開口され、前記現像剤が排出される現像剤排出口と、前記現像剤搬送路に配置され、回転駆動され、前記現像剤排出口に向かって前記現像剤を搬送する現像剤搬送部材と、前記容器本体の前記内周部に密接して配置された外周部と、前記容器本体の前記内周部とともに前記現像剤が収容される収容空間を画定する搬送面とを備え、前記収容空間の前記現像剤を搬送しながら、前記内部空間内を前記第1方向の一端側に設定された初期位置から他端側の前記現像剤排出口の上方に至るまで移動する移動壁と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、移動壁の外周部は、容器本体の内周部に密接して配置される。また、移動壁が第1方向の一端側から他端側へ移動することで、収容空間の現像剤が現像剤排出口の上方まで搬送される。この際、移動壁の移動に伴って、収容空間が徐々に縮小される。この結果、使用終了時に、容器本体の収容空間に残留する現像剤の量が減少される。また、収容空間の下方では、回転駆動される現像剤搬送部材が現像剤排出口に向かって現像剤を搬送する。このため、現像剤搬送部材の回転によって、現像剤排出口から安定して現像剤を排出することができる。
上記の構成において、前記容器本体は、前記第1方向の端部に配置され、前記内部空間の端面を画定する壁部を備え、前記容器本体の前記第1方向のうち前記壁部とは反対側の端部に装着され、前記内部空間を塞ぐ蓋部と、前記内部空間において前記第1方向に延びるように前記壁部および前記蓋部に支持されるシャフト部と、を更に有し、前記移動壁は、前記シャフト部に沿って移動することが望ましい。
本構成によれば、移動壁の外周部が容器本体の内周部に密接して配置された状態で、シャフト部が移動壁の移動をガイドすることができる。
上記の構成において、前記シャフト部は、外周面に雄螺旋部を備え、前記壁部および前記蓋部に回転可能に支持され、前記シャフト部に回転駆動力を伝達する駆動伝達部と、前記移動壁を保持し、内周面に前記雄螺旋部と係合する雌螺旋部を備え、前記シャフト部が挿通される軸受部と、を更に有することが望ましい。
本構成によれば、雄螺旋部と雌螺旋部との係合によって、移動壁を移動させることができる。
上記の構成において、前記容器本体は略円筒形状からなり、前記現像剤搬送部は前記容器本体よりも小径の略円筒形状からなることが望ましい。
本構成によれば、移動壁の移動に伴って、収容空間の現像剤を下方に配置された搬送路に流入させることができる。
上記の構成において、前記現像剤搬送部材は、軸部と、前記軸部まわりに配設されたスパイラル羽根と、を備えることが望ましい。
本構成によれば、現像剤搬送部材の回転によって、現像剤排出口から更に安定して現像剤を排出することができる。
上記の構成において、前記現像剤搬送部の前記搬送路は、前記初期位置に配置された前記移動壁の下方から前記現像剤排出口に至るまで、前記第1方向に沿って延設されていることが望ましい。
本構成によれば、移動壁が移動する際に僅かな現像剤が移動壁よりも移動方向上流側に残存した場合であっても、前記現像剤は下方の搬送路に落下し、現像剤搬送部材によって搬送される。このため、収容空間に収容される現像剤を余すことなく現像剤排出口から排出することができる。
本発明の他の実施形態に係る画像形成装置は、上記の何れか1に記載の現像剤収容容器と、表面に静電潜像が形成されるとともに、現像剤像を担持する像担持体と、前記現像剤収容容器から前記現像剤が補給され、前記像担持体に前記現像剤を供給する現像装置と、前記像担持体からシートに前記現像剤像を転写する転写部と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、移動壁が第1方向に沿って移動することで、収容空間の現像剤が現像剤排出口から排出される。この際、移動壁の移動に伴って収容空間が徐々に縮小される。この結果、使用終了時に、容器本体の収容空間に残留する現像剤の量が減少される。したがって、現像剤収容容器の現像剤が効率的に使用されながら、シートに画像が形成される。更に、現像剤搬送部材の回転によって、現像装置に安定して現像剤を補給することができる。
上記の構成において、前記移動壁を移動させる移動力を発生する第1駆動部と、前記現像剤搬送部材を回転させる回転駆動力を発生する第2駆動部と、前記第1駆動部および前記第2駆動部を制御する第1制御部と、を更に有し、前記第1制御部は、前記移動壁の前記第1方向への移動と、前記現像剤搬送部材の回転駆動とを個別に制御することが望ましい。
本構成によれば、現像剤排出口の上方の現像剤の分布に応じて移動壁を単独で移動させることができる。したがって、収容空間内の現像剤が現像剤排出口の上方に向かって過剰に押圧されることが防止される。また、現像剤の排出の必要性に応じて現像剤搬送部材を回転駆動させ、現像剤排出口から現像剤を排出することができる。
上記の構成において、前記現像剤収容容器は、前記現像剤排出口の上方において、前記容器本体または前記現像剤搬送部に配置され、前記収容空間または前記搬送路の現像剤を検知する第1検知センサーを備え、前記現像装置は、ハウジングと、前記ハウジングに形成され現像剤が循環搬送される貯留空間と、前記貯留空間の前記現像剤を検知する第2検知センサーと、を備え、前記第1制御部は、前記第1検知センサーの出力結果に応じて、前記移動壁の前記第1方向への移動を制御するとともに、前記第2検知センサーの出力結果に応じて、前記現像剤搬送部材の回転駆動を制御することが望ましい。
本構成によれば、第1検知センサーが現像剤排出口の上方の現像剤の分布を精度よく検知した上で、移動壁を移動させることができる。また、第2検知センサーが現像装置の現像剤の残量を精度よく検知した上で、現像剤搬送部材の回転によって現像装置に現像剤を補給することができる。
上記の構成において、前記移動壁を移動させる移動力および前記現像剤搬送部材を回転させる回転駆動力を発生する第3駆動部と、前記第3駆動部を制御する第2制御部とを更に有し、前記第2制御部は、前記移動壁の前記第1方向への移動と、前記現像剤搬送部材の回転駆動とを同期して制御することが望ましい。
本構成によれば、単一の駆動部を利用して、移動壁の移動および現像剤搬送部材の回転を実現することができる。
上記の構成において、前記現像装置は、ハウジングと、前記ハウジングに形成され現像剤が循環搬送される貯留空間と、前記貯留空間の前記現像剤を検知する第3検知センサーと、を備え、前記第2制御部は、前記第3検知センサーの出力結果に応じて、前記移動壁の前記第1方向への移動および前記現像剤搬送部剤の回転駆動を制御することが望ましい。
本構成によれば、第3検知センサーが現像装置の現像剤の残量を精度よく検知した上で、現像剤搬送部材の回転によって現像装置に現像剤を補給することができる。また、移動壁の移動に伴って、常に現像剤排出口の上方に現像剤を分布させることができる。
上記の構成において、前記第3駆動部は、第1回転方向および前記第1回転方向とは逆の第2回転方向に回転可能なモーターであって、前記第3駆動部に連結され、前記第3駆動部の前記第1回転方向への回転に伴って前記移動壁を前記第1方向へ移動させるとともに前記現像剤搬送部材を回転駆動させ、前記第3駆動部の前記第2回転方向への回転に伴って、前記移動壁を停止させた状態で前記現像剤搬送部材を回転駆動させる伝達機構を更に有することが望ましい。
本構成によれば、第3駆動部の回転方向を切り替えることで、現像剤搬送部材の回転駆動に対応して、移動壁の移動を切り替えることができる。したがって、収容空間内の現像剤が現像剤排出口の上方に向かって過剰に押圧されることが防止される。
本発明によれば、使用終了時に、容器本体の内部に残留する現像剤の量を減少させるとともに、現像剤を安定して排出可能な現像剤収容容器、およびこれを備える画像形成装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一部が開放された状態の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置の内部構造を示す模式的な平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る現像剤収容容器の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る現像剤収容容器の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る現像剤収容容器の(A)平面図、(B)正面図および(C)側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る現像剤収容容器の内部の様子を示す透視斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る現像剤収容容器の移動壁の斜視図(A)、(B)である。 本発明の第1の実施形態に係る現像剤収容容器の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る現像剤収容容器において移動壁が移動する様子を示す断面図(A)、(B)および(C)である。 本発明の第2の実施形態に係る現像剤収容容器の内部の様子を示す透視斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。図1及び図2は、本発明の一実施形態に係るプリンター100(画像形成装置)の斜視図である。図3は、図1および図2に示されるプリンター100の内部構造を概略的に示す断面図である。図1乃至図3に示される画像形成装置としてのプリンター100は、いわゆるモノクロプリンター機であるが、他の実施形態において、画像形成装置は、カラープリンター、ファクシミリ装置、これらの機能を備える複合機やトナー画像をシートに形成するための他の装置であってもよい。尚、以下の説明で用いられる「上」や「下」、「前」や「後」、「左」や「右」といった方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、画像形成装置の原理を何ら限定するものではない。
プリンター100は、シートSに画像を形成するための様々な装置を収容する筐体101を備える。筐体101は、筐体101の上面を規定する上壁102と、筐体101の底面を規定する底壁103(図3)と、上壁102と底壁103との間の本体後壁105(図3)と、本体後壁105の前方に位置する本体前壁104と、を含む。筐体101は、各種の装置が配置される本体内部空間107を備える。筐体101の本体内部空間107には、シートSが所定の搬送方向に搬送されるシート搬送路PPが延設されている。また、プリンター100は、筐体101に対して開閉自在に装着される開閉カバー100Cを備える。
開閉カバー100Cは、本体前壁104の上方部分である前壁上方部104Bと、上壁102の前方部分である上壁前方部102Bとから構成される。また、開閉カバー100Cは、左右方向の両端部に配置された一対のアーム部108に配置される不図示のヒンジ軸を支点として、上下方向に開閉可能とされる(図2)。開閉カバー100Cの開状態において、本体内部空間107の上方が外部に開放される。一方、開閉カバー200Cの閉状態において、本体内部空間107の上方が、閉塞される。
上壁102の中央部には、排紙部102Aが配置される。排紙部102Aは、上壁102の前方部分から後方部分にかけて、下方に傾斜した傾斜面からなる。排紙部102Aには、後記の画像形成部120において、画像が形成されたシートSが排出される。また、本体前壁104の上下方向の中央部には、手差しトレイ104Aが配置される。手差トレイ104Aは、下端を支点として、上下に回動可能である(図3の矢印DT)。
図3を参照して、プリンター100は、カセット110と、ピックアップローラー112と、第1給紙ローラー113と、第2給紙ローラー114と、搬送ローラー115と、レジストローラー対116と、画像形成部120と、定着装置130とを備える。
カセット110は、内部にシートSを収容する。カセット110は、リフト板111を備える。リフト板111は、シートSの先頭縁を押し上げるように傾斜する。カセット110は、筐体101に対して、前方に引き出し可能とされる。
ピックアップローラー112は、リフト板111によって押し上げられたシートSの先頭縁上に配置される。ピックアップローラー112が回転すると、シートSはカセット110から引き出される。
第1給紙ローラー113は、ピックアップローラー112の下流に配設され、シートSを更に下流に送り出す。第2給紙ローラー114は、手差しトレイ104Aの支点の内側(後側)に配設され、手差トレイ104A上のシートSを筐体101内に引き込む。
搬送ローラー115は、第1給紙ローラー113、第2給紙ローラー114のシート搬送方向(以下、単に搬送方向ともいう)の下流(以下、単に下流ともいう)に配設される。搬送ローラー115は、第1給紙ローラー113、第2給紙ローラー114によって送り出されたシートSを更に下流へ搬送する。
レジストローラー対116は、シートSの斜め搬送を矯正する機能を有する。これにより、シートS上に形成される画像の位置が調整される。レジストローラー対116は、画像形成部120による画像形成のタイミングに合わせて、シートSを画像形成部120に供給する。
画像形成部120は、感光体ドラム121(像担持体)と、帯電器122と、露光装置123と、現像装置20と、トナーコンテナ30(現像剤収容容器)と、転写ローラー126(転写部)と、クリーニング装置127とを備える。
感光体ドラム121は、円筒形状を有する。感光体ドラム121は、静電潜像が形成される表面を有するとともに、前記表面に該静電潜像に応じたトナー画像(現像剤像)を担持する。帯電器122は、所定の電圧が印加され、感光体ドラム121の周面を略一様に帯電させる。
露光装置123は、帯電器122によって帯電された感光体ドラム121の周面に、レーザー光を照射する。該レーザー光は、プリンター100に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部装置(図示せず)から出力された画像データに従って、照射される。この結果、感光体ドラム121の周面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。
現像装置20は、静電潜像が形成された感光体ドラム121の周面にトナーを供給する。トナーコンテナ30は、現像装置20へトナーを補給する。トナーコンテナ30は、現像装置20に対して着脱自在に配設されている。現像装置20がトナーを感光体ドラム121に供給すると、感光体ドラム121の周面に形成された静電潜像が現像(可視化)される。この結果、感光体ドラム121の周面に、トナー画像(現像剤像)が形成される。
転写ローラー126は、感光体ドラム121の下方においてシート搬送路PPを挟んで感光体ドラム121に対向して配置される。転写ローラー126は、感光体ドラム121との間で転写ニップ部Nを形成し、トナー画像をシートSに転写させる。
クリーニング装置127は、シートSへトナー画像が転写された後に、感光体ドラム121の周面に残るトナーを除去する。
定着装置130は、画像形成部120よりも搬送方向下流側に配置され、シートS上のトナー画像を定着させる。定着装置130は、シートS上のトナーを溶融させる加熱ローラー131と、シートSを加熱ローラー131に密着させる圧力ローラー132と、を備える。
プリンター100は、定着装置130の下流に配設された搬送ローラー対133と、搬送ローラー対133の下流に配設された排出ローラー対134と、を更に備える。シートSは、搬送ローラー対133によって上方に搬送され、最終的に、排出ローラー対134によって、筐体101から排出される。筐体101から排出されたシートSは、排紙部102A上に積み重ねられる。
<現像装置について>
図4は、現像装置20の内部構造を示す平面図である。現像装置20は、一方向(現像ローラー21の軸方向、左右方向)に長尺の箱形形状を有する現像ハウジング210(ハウジング)を備える。該現像ハウジング210は、貯留空間220を有する。貯留空間220には、現像ローラー21と、第1攪拌スクリュー23および第2攪拌スクリュー24と、トナー補給口25とが配設されている。本実施形態では、一成分現像方式が適用され、この貯留空間220には、トナーが現像剤として充填されている。一方、二成分現像方式の場合、トナーと磁性体からなるキャリアとが混合されたものが、現像剤として充填される。トナーは、貯留空間220内において攪拌搬送され、静電潜像を現像するために、逐次現像ローラー21から感光体ドラム121に供給される。
現像ローラー21は、現像ハウジング210の長尺方向に延設される円筒形状を有し、外周に回転駆動されるスリーブ部分を有する。
現像ハウジング210の貯留空間220は、不図示の天板によって覆われるとともに、左右方向に延びる仕切り板22によって、左右方向に長尺の第1搬送路221と第2搬送路222とに区画されている。仕切り板22は、現像ハウジング210の左右方向の幅よりも短く、仕切り板22の左端及び右端には、第1搬送路221と第2搬送路222とをそれぞれ連通させる第1連通路223及び第2連通路224が備えられている。これにより、貯留空間220には、第1搬送路221、第2連通路224、第2搬送路222及び第1連通路223に至る循環経路が形成される。トナーは、該循環経路内を図4において反時計回りに搬送される。
トナー補給口25は、前記天板に穿孔された開口部であり、第1搬送路221の左端付近の上方に配置されている。トナー補給口25は、上記の循環経路に対向して配置され、トナーコンテナ30から補給される補給トナー(補給現像剤)を貯留空間220に受け入れる機能を備える。
第1攪拌スクリュー23は、第1搬送路221に配設されている。第1攪拌スクリュー23は、第1回転軸23aと、この第1回転軸23aの周上にスパイラル状に突設された第1螺旋羽根23b(スクリュー羽根)とを含む。第1攪拌スクリュー23は、第1回転軸23a回り(矢印R2)に回転駆動されることで、図4の矢印D1方向にトナーを搬送する。第1攪拌スクリュー23は、トナー補給口25が第1搬送路221に対向する位置を通過するように現像剤を搬送する。これにより、第1攪拌スクリュー23は、トナー補給口25から流入する新しいトナーと、第2搬送路222側から第1搬送路221に搬入されたトナーとを混合しながら搬送する機能を有する。第1攪拌スクリュー23のトナー搬送方向(D1方向)下流側には、第1パドル23cが配設されている。第1パドル23cは、第1回転軸23a上に配設された板状部材である。第1パドル23cは、第1回転軸23aと共に回転され、図4の矢印D4方向に向かって、第1搬送路221から第2搬送路222に、トナーを受け渡す。
第2攪拌スクリュー24は、第2搬送路222に配設されている。第2攪拌スクリュー24は、第2回転軸24aと、この第2回転軸24aの周上にスパイラル状に突設された第2螺旋羽根24bとを含む。第2攪拌スクリュー24は、第2回転軸24a回り(矢印R1)に回転駆動されることで、図4の矢印D2方向にトナーを搬送しながら、現像ローラー21にトナーを供給する。第2攪拌スクリュー24のトナー搬送方向(D2方向)下流側には、第2パドル24cが配設されている。第2パドル24cは、第2回転軸24aと共に回転され、図4の矢印D3方向に向かって、第2搬送路222から第1搬送路221に、トナーを受け渡す。
トナーコンテナ30(図3)は、現像ハウジング210のトナー補給口25の上方に配置されている。トナーコンテナ30は、トナー排出口319(図4)を備える。トナー排出口319は、現像装置20のトナー補給口25に対応して、トナーコンテナ30(図5)に配設されている。トナー排出口319から落下したトナーは、トナー補給口25から現像装置20に補給される。
更に、現像装置20は第1ハウジングセンサー26(第2検知センサー)を備える。第1ハウジングセンサー26は、第1搬送路221に対向するように現像ハウジング210の壁部に配置されている。第1ハウジングセンサー26は、圧力センサーからなり、第1搬送路221のトナーを検知する。第1ハウジングセンサー26は、第1搬送路221を搬送されるトナーの量に応じて異なる電圧を出力する。第1ハウジングセンサー26が出力する電圧は、後記の制御部50によって参照される(図8参照)。
<トナーコンテナの構造について>
次に、図5乃至図10を参照して、本発明の第1の実施形態に係るトナーコンテナ30(現像剤収容容器)について説明する。図5および図6は、本実施形態に係るトナーコンテナ30の斜視図である。図7は、トナーコンテナ30の(A)平面図、(B)正面図および(C)側面図である。図8は、トナーコンテナ30の内部の様子を示した透視斜視図である。図8は、後記のコンテナ本体31を透明にして示した図である。また、図9は、トナーコンテナ30の移動壁34の斜視図(A)、(B)である。図10は、トナーコンテナ30の断面図である。
トナーコンテナ30は、略円筒体形状からなる。トナーコンテナ30は、内部に補給トナー(現像剤)を収容する。トナーコンテナ30は、コンテナ本体31(容器本体)と、トナー搬送部31Lと、コンテナスクリュー31Mと、攪拌ディスク32と、シャフト33(シャフト部)と、移動壁34と、スポンジシール36(図10)と、蓋部37と、回転ギア38(駆動伝達部)と、カバー39と、スクリュー40(図7(C))とを備える。
コンテナ本体31は、略円筒体形状からなるトナーコンテナ30の本体部分である。コンテナ本体31は、内周部31Kと、内部空間31H(図8、図11)と、を備える。内周部31Kは、コンテナ本体31の内周面であって、トナーコンテナ30の長手方向(第1方向、図5、図6および図10の矢印DA方向)に沿って筒状に延びている。
また、コンテナ本体31は、底部311と、天板312と、前壁313と、後壁314と、左壁315(壁部)と、フランジ部316と、を備える。底部311は、コンテナ本体31の底部分であって、下方に向かって突出した半円筒形状からなる。換言すれば、前記第1方向と交差する断面視において、底部311は円弧形状からなる。前壁313および後壁314は、底部311の側端から上方に向かって立設された一対の側壁である。天板312は、底部311の上方に配置され内部空間31Hの上方を覆う。左壁315は、底部311、前壁313、後壁314および天板312の第1方向の一端側(左端側)に連設され、コンテナ本体31を塞ぐ壁部である。なお、内部空間31Hは、底部311、天板312、前壁313、後壁314および左壁315に加え、後記の蓋部37よって形成されている。また、内部空間31Hのうち、左壁315と後記の移動壁34との間の領域が、収容空間31S(図11(A)、(B))とされる。収容空間31Sは、トナーコンテナ30の内部において、トナーが収容される空間である。
なお、図10に示すように、コンテナ本体31のうち左壁315の第1方向の反対側は開口されている。フランジ部316は、該開口部を形成するとともに、コンテナ本体31の第1方向の他端部の外径が拡大された領域である。フランジ部316には、後記の蓋部37が装着される。
また、コンテナ本体31は、第1ガイド部318(図6)を備える。第1ガイド部318は、左壁315の外側において、上下方向に延設される突出部である。第1ガイド部318は、後記の第2ガイド部392とともに、トナーコンテナ30の筐体101への装着をガイドする。
トナー搬送部31Lは、コンテナ本体31の下端部に配置されている。トナー搬送部31Lは、内部にトナー搬送路31L1(図8、図10)を備える。トナー搬送路31L1は、第1方向に沿って内部空間31Hに連通され、トナーが搬送される搬送路である。図5乃至図8に示すように、トナー搬送部31Lは、略円筒形状からなる。そして、トナー搬送部31Lの内径は、コンテナ本体31の内径よりも小さく設定されている。換言すれば、トナー搬送路31L1は、内部空間31Hの下端部が下方に向かって部分的に突出して形成される。なお、本実施形態では、トナー搬送部31Lは、コンテナ本体31と一体的に樹脂成型される。更に、トナー搬送部31Lは、トナー排出口319を備える。
トナー排出口319は、トナー搬送路31L1に連通してトナー搬送部31Lの下面部に開口されている。また、図5に示すように、トナー排出口319は、トナーコンテナ30の左側端部に配置されている。トナー排出口319は、左右に所定の幅をもって、かつ、トナー搬送部31Lの周面の円弧形状に沿って開口されている。トナー排出口319を介して、収容空間31Sおよびトナー搬送路31L1のトナーが現像装置20に向かって排出される。なお、トナー排出口319の外側には不図示のシャッターが配置されている。前記シャッターは、ユーザーによってスライド移動可能とされる。シャッターは、トナー排出口319をコンテナ本体31の外側から塞ぐ(封止する)とともに、トナー排出口319を外部に露出させる。
コンテナスクリュー31Mは、トナー搬送路31L1に配置され、後記の第2モーターM2によって回転駆動される。コンテナスクリュー31Mは、トナー排出口319に向かってトナーを搬送する。本実施形態では、コンテナスクリュー31Mは、図8に示すように、軸部と、軸部まわりに配設されたスパイラル羽根と、を備える。スパイラル羽根の回転によって、トナー排出口319から安定してトナーを排出することができる。また、図10を参照して、コンテナスクリュー31Mの右端部には、スクリューギア31M1が固定されている。トナーコンテナ30がプリンター100に装着されると、スクリューギア31M1が第2モーターM2(図8)に連結される。この結果、第2モーターM2の回転駆動力が、コンテナスクリュー31Mに伝達される。
攪拌ディスク32(図8、図10)は、円板形状からなる板部材である。攪拌ディスク32は、後記のシャフト33の第2シャフト端部332に固定され、シャフト33と一体回転する。攪拌ディスク32は、コンテナ本体31の収容空間31Sにおいて、左壁315に沿って配置される。攪拌ディスク32は、トナー排出口319の上方に配置されるトナーを攪拌する機能を備える。
シャフト33は、内部空間31Hにおいて第1方向に延びるようにコンテナ本体31および後記の蓋部37に回転可能に支持されている。シャフト33は、第1シャフト端部331と、第2シャフト端部332と、雄螺旋部333と、移動壁停止部334(図10)と、を備える。
第1シャフト端部331(図10)は、シャフト33の第1方向の一方の端部である。第1シャフト端部331は、後記の蓋部37の蓋軸穴部37Jに軸支される。第2シャフト端部332は、シャフト33の第1方向の他方の端部である。第2シャフト端部332は、コンテナ本体31の左壁315に形成された本体軸受部31J(図10)に軸支されている。雄螺旋部333は、内部空間31Hにおいてシャフト33の外周面に形成された螺旋状のねじ部である。本実施形態では、雄螺旋部333は、図11に示すようにシャフト33のうちフランジ部316が対向する領域からトナー排出口319の直前の領域まで配置されている。移動壁停止部334は、雄螺旋部333よりも第1方向先端側に配置されている。移動壁停止部334は、シャフト33のうち雄螺旋部333が配置されていない軸部分のみの領域である。移動壁停止部334は、トナー排出口319の上方に配置されている。
移動壁34は、コンテナ本体31の内部において第1方向に面して配置される壁部である。移動壁34は、収容空間31S(図11)の第1方向の一方の端面(右端面)を画定する。なお、収容空間31Sの第1方向の他方の端面(左端面)は、左壁315および攪拌ディスク32によって画定されている。また、移動壁34は、トナーコンテナ30の使用開始時から使用終了時までの間、収容空間31Sのトナーを搬送しながら、内部空間31H内を右端側に設定された初期位置から左端側のトナー排出口319の上方まで移動する機能を備える。なお、移動壁34は後記の第1モーターM1によって左方向だけに向かって移動可能とされている。
図9を参照して、移動壁34は、搬送壁部340と、外周壁部341と、内壁シール342と、シャフトシール343と、補給孔キャップ344と、移動壁軸穴部34Jと、外周部34Kと、を備える。
搬送壁部340は、コンテナ本体31の内周部31Kとともに収容空間31Sを画定する壁部である。特に、搬送壁部340は、シャフト33に垂直な搬送面340Sを備える。搬送面340Sは、移動壁34の移動に伴って、収容空間31S内のトナーを押圧しながら搬送する。搬送壁部340は、更に、軸受部340Aと、トナー補給孔340Bと、円筒部340Cとを備える。軸受部340Aは、搬送壁部340の略中央部に形成された軸受部である。軸受部340Aは移動壁34を保持しながら第1方向に沿って移動する。前述のシャフト33は、この軸受部340Aに挿通される。トナー補給孔340Bは、軸受部340Aの上方において、第1方向に沿って搬送壁部340を貫通するように形成される。移動壁34がコンテナ本体31に装着されると、トナー補給孔340Bは収容空間31Sに連通する。トナーコンテナ30が製造される際に、トナー補給孔340Bから収容空間31Sに補給トナーが充填される。
円筒部340Cは、搬送壁部340のうち搬送面340Sとは反対側の面から第1方向に沿って突設される円筒部分である。円筒部340Cは、軸受部340Aの一部を形成する。円筒部340Cは、雌螺旋部340Dを備える。雌螺旋部340Dは、円筒部340Cの内周面に形成された螺旋状のねじ部である。雌螺旋部340Dは、シャフト33の雄螺旋部333と係合することで、移動壁34を第1方向に沿って移動させる機能を備える。この際、円筒部340Cの内壁とシャフト33の外周部との接触によって、移動壁34の姿勢が維持される。このため、シャフト33に対して移動壁34の搬送壁部340が傾斜することが防止される。
外周壁部341は、搬送壁部340の外周縁から収容空間31Sとは反対側、すなわち、移動壁34の移動方向上流側に向かって突設されている。外周壁部341は、コンテナ本体31の内周部31Kに対向して配置される。外周壁部341は、リブ341Aと、排出口封止部341Bとを備える。リブ341Aは、外周壁部341において第1方向に沿って延設されたリブ部材である。リブ341Aは、外周壁部341の周方向に間隔をおいて複数配置されている。リブ341Aは、内周部31Kに僅かに接触し、コンテナ本体31の内部において移動壁34が第1方向に対して傾斜することを防止する機能を備える。排出口封止部341Bは、外周壁部341の下端部に相当し、トナー排出口319の上方を覆うサイズを有する。
内壁シール342は、外周壁部341の搬送壁部340側において、搬送壁部340の周囲を覆うように配置されるシール部材である。図9(A)に示すように、内壁シール342の第1シール端部342Aが、搬送壁部340の上部に固定された後、内壁シール342が搬送壁部340の回りに巻きつけられながら固定される。そして、内壁シール342の第2シール端部342Bが第1シール端部342Aに重なるように固定される。内壁シール342は、コンテナ本体31の内周部31Kと移動壁34との間で圧縮変形する。また、内壁シール342は、移動壁34の外周部34Kを形成する。外周部34Kは、コンテナ本体31の内周部31Kに密接して配置される。内壁シール342によって、収容空間31Sのトナーが、コンテナ本体31の内周部31Kと移動壁34との間から、移動壁34よりも移動方向上流側に流出することが防止される。
シャフトシール343は、軸受部340Aにおいて雌螺旋部340Dよりも移動壁34の移動方向先端側に配置されている(図9(B)、図10)。シャフトシール343は、移動壁34の移動に伴って、シャフト33の雄螺旋部333と接触する。この際、シャフトシール343は、雌螺旋部340Dよりも先に雄螺旋部333に接触し、雄螺旋部333に付着したトナーを清掃する。したがって、トナーが雄螺旋部333からほぼ除去された状態で、雄螺旋部333が雌螺旋部340Dに係合する。このため、雄螺旋部333と雌螺旋部340Dとの間でトナーが凝集することが抑止され、移動壁34の移動が安定して実現される。また、シャフトシール343はリング形状を有するため、シャフト33の周方向全体に亘ってシャフト33に密着する。このため、収容空間31Sのトナーが軸受部340Aを通って移動壁34よりも移動方向上流側に流出することが防止される。リング状のシャフトシール343および円筒部340Cの径方向内側に、シャフト33が挿入される移動壁軸穴部34Jが形成される。
補給孔キャップ344は、図9(B)に示すように、外周壁部341の内側を介してトナー補給孔340Bに装着され、トナー補給孔340Bを封止する。トナー補給孔340Bから補給トナーが収容空間31Sに充填された後、補給孔キャップ344がトナー補給孔340Bに装着される。この結果、トナー補給孔340Bからトナーが漏れ出すことが防止される。
スポンジシール36(図10)は、シャフト33と蓋部37との間に配置される。スポンジシール36は、蓋部37がコンテナ本体31に固定された状態で、蓋部37の蓋軸穴部37Jからトナーが漏れ出すことを防止する。
蓋部37(図10)は、コンテナ本体31のフランジ部316に固定され、コンテナ本体31の開口部を封止する。蓋部37は、蓋軸穴部37Jを備える。蓋軸穴部37Jは、シャフト33の第1シャフト端部331側を回転可能に軸支する。
回転ギア38は、シャフト33の第1シャフト端部331に固定される回転ギアである。第1シャフト端部331の先端部は軸方向と交差する断面視でD面形状を備え、回転ギア38の中心部には、該D面形状に係合する不図示のD穴が開口されている。回転ギア38は、シャフト33とともに一体回転可能とされる。回転ギア38は、外周ギア部381(図10)を備える。外周ギア部381は、回転ギア38の外周面に形成されたギア部である。なお、各図では、外周ギア部381のギア歯の図示を省略している。回転ギア38は、プリンター100の筐体101に配置された第1モーターM1(図7(B)、図8)に連結される。第1モーターM1から回転駆動力が入力されると、回転ギア38は、シャフト33に前記回転駆動力を伝達し、移動壁34を第1方向に移動させる。
カバー39は、トナーコンテナ30の端部に配置されるカバー部材である。図7(C)を参照して、カバー39は、回転ギア38の半円部分を覆う形状からなる。換言すれば、カバー39が蓋部37を介してコンテナ本体31に固定されると、回転ギア38の半円部分がトナーコンテナ30の外部に露出する。カバー39は、軸カバー部391と、第2ガイド部392とを備える。軸カバー部391は、カバー39の中央部に形成された円筒部である。軸カバー部391は、回転ギア38から突出した第1シャフト端部331の端部を覆うカバー部分である。第2ガイド部392は、軸カバー部391の後方において、上下方向に延設された突起部である。軸カバー部391は、トナーコンテナ30がプリンター100に装着されることをガイドする機能を備える。
スクリュー40は、蓋部37およびカバー39に開口された不図示のねじ穴に挿通された後、コンテナ本体31のフランジ部316に締結される。この結果、コンテナ本体31の内部空間31Hに攪拌ディスク32、シャフト33および移動壁34が配置された上で、コンテナ本体31、蓋部37、回転ギア38およびカバー39が一体とされる。
更に、トナーコンテナ30は、トナーセンサー31T(第1検知センサー)を備える(図6、図7(A)、(B)、図10)。トナーセンサー31Tは、トナー排出口319の上方においてコンテナ本体31の天板312に配置されるセンサーである。トナーセンサー31Tは、透磁率センサーもしくは圧電素子からなるセンサーである。トナーセンサー31Tが圧電素子からなる場合、トナーセンサー31Tのセンサー部分は収容空間31Sに露出している。トナーセンサー31Tは、収容空間31Sのトナーに押圧されることで、HIGH信号(+5V)を出力する。また、トナーセンサー31Tの直下にトナーが存在しない場合には、トナーセンサー31TはLOW信号(0V)を出力する。トナーセンサー31Tの出力信号は、後記の第1制御部50によって参照される(図8参照)。なお、トナーセンサー31Tが透磁率センサーの場合、センサーが直接トナーに接触する必要がない。このため、他の実施形態において、トナーセンサー31Tは、コンテナ本体31の外壁に対向するようにプリンター100の筐体101側に配置されてもよい。更に、トナーセンサー31Tの配置は、天板312に限定されるものではない。他の実施形態において、トナーセンサーは、コンテナ本体31の底部311、前壁313および後壁314のいずれかに配置されてもよい。更に、他の実施形態において、トナーセンサー31Tは、トナー排出口319の上方においてトナー搬送部31Lに配置されてもよい。この場合、トナーセンサー31Tは、トナー排出口319近傍のトナー搬送路31L1のトナーを検知する。
<トナーコンテナの機能について>
前述のとおり、トナーコンテナ30は、現像装置20に対して着脱可能とされる。図2を参照して、筐体101の開閉カバー100Cが上方に開放されると、本体内部空間107の一部であるコンテナ収容部109が筐体101の外部に露出する。本実施形態では、トナーコンテナ30はコンテナ収容部109に対して上方から装着される(図5および図6の矢印DC参照)。この際、トナーコンテナ30のカバー39がコンテナ収容部109の右側部分に配置され、トナーコンテナ30の左壁315が、コンテナ収容部109の左側部分に配置される。プリンター100は、ガイド溝109Aを備える(図2)。ガイド溝109Aは、コンテナ収容部109において上下方向に延設される溝部分である。なお、図2では、右側のガイド溝109Aのみが現れているが、コンテナ収容部109の左側部分にも、同様に、ガイド溝109Aが配置されている。
第1ガイド部318および第2ガイド部392が一対のガイド溝109Aに挿通されながら、トナーコンテナ30がユーザーによってコンテナ収容部109に装着される。トナーコンテナ30がコンテナ収容部109に装着されると、ユーザーによって、または、不図示の開閉機構によって、前述のシャッターがスライド移動され、トナー排出口319が開放される。この結果、トナー排出口319がトナー補給口25の上方に対向して配置される(図4)。
図8を参照して、プリンター100は、第1モーターM1と、第2モーターM2と、第1制御部50とを備える。第1モーターM1は、移動壁34を移動させる移動力を発生するモーターである。第2モーターM2は、コンテナスクリュー31Mを回転させる回転駆動力を発生するモーターである。第1制御部50は、第1モーターM1および第2モーターM2を制御する。第1制御部50は、トナーセンサー31Tおよび第1ハウジングセンサー26に電気的に接続されている。そして、本実施形態では、第1制御部50は、移動壁34の第1方向への移動と、コンテナスクリュー31Mの回転駆動とを個別に制御する。特に、第1制御部50は、トナーセンサー31Tの出力結果に応じて、移動壁34の第1方向への移動を制御するとともに、第1ハウジングセンサー26の出力結果に応じて、コンテナスクリュー31Mの回転駆動を制御する。
図11は、トナーコンテナ30において移動壁34が移動する様子を示す断面図(A)、(B)および(C)である。図11(A)は、移動壁34が初期位置に配置された様子を示し、図11(B)は、移動壁34が初期位置から第1方向に沿って移動された様子を示している。また、図11(C)は、移動壁34が最終位置に配置された様子を示している。なお、図11の各図では、トナー搬送部31Lおよびコンテナスクリュー31Mの図示を省略している。
図11(A)に示すように、ユーザーによって新たなトナーコンテナ30がプリンター100に装着された場合、移動壁34は、蓋部37に沿った初期位置に配置されている。トナーコンテナ30の製造時に収容空間31Sにトナーが満充填された際でも、収容空間31Sには僅かな空間が残されている。トナーコンテナ30の使用が開始されるにあたり、収容空間31Sに収容されたトナーに所定の流動性を付与するためには、上記の空間が必要とされる。しかしながら、この場合、収容空間31Sに収容されるトナーの喫水面(上面)は天板312から所定の間隔をもって下方に存在するため、トナーセンサー31Tは収容空間31Sに収容されたトナーを精度良く検出することができない。
このため、新しいトナーコンテナ30がプリンター100に装着されると、第1制御部50(図8)は、第1モーターM1を駆動させ、回転ギア38およびシャフト33を回転駆動する。この結果、雄螺旋部333と雌螺旋部340Dとの係合によって、移動壁34が第1方向に沿ってトナー排出口319に向かって移動する。やがて、図11(A)に示された初期位置から僅かに左方に移動壁34が移動すると、収容空間31Sがトナーで充満され、トナーセンサー31Tが収容空間31Sのトナーを検出する。第1制御部50は、トナーセンサー31Tから出力されたHIGH信号を受けて、移動壁34の移動を停止させる。
なお、本実施形態では、第1方向と交差する断面視において、コンテナ本体31の内周部31Kおよび移動壁34の外周部34K(外周壁部341)は、非真円形状からなる。このため、雄螺旋部333と雌螺旋部340Dとの係合によって、移動壁34に対してシャフト33回りの回転力が付与された場合であっても、移動壁34がコンテナ本体31に対して回転することが防止される。この結果、第1モーターM1の回転駆動力によって、移動壁34を安定して第1方向に沿って移動させることができる。また、上記のように、雄螺旋部333と雌螺旋部340Dとの係合によって、移動壁34の外周部34Kがコンテナ本体31の内周部31Kに密接して配置された状態で、移動壁34を第1方向に沿って安定して移動させることができる。
前述のように、本実施形態では、図4に示すように、現像装置20が第1ハウジングセンサー26を備える。現像装置20の貯留空間220のトナーが減少すると、第1ハウジングセンサー26が前記トナー量に応じた電圧を出力する。この結果、第1制御部50によってコンテナスクリュー31Mが回転され、トナー排出口319からトナー補給口25を介して現像装置20にトナーが流入する。やがて、現像装置20の貯留空間220のトナーが増加すると、第1ハウジングセンサー26が前記トナー量に応じた電圧を出力する。この電圧の変化によって、第1制御部50はコンテナスクリュー31Mの回転を停止する。このように、本実施形態では、コンテナスクリュー31Mの回転によって、トナー排出口319から安定してトナーを排出することができる。
コンテナスクリュー31Mによるトナーの補給が繰り返されると、トナーコンテナ30の収容空間31Sでは、トナーセンサー31Tの下方部分のトナーが消失するため、トナーセンサー31TがLOW信号を出力する。該信号を受けて、第1制御部50は、トナーセンサー31TがHIGH信号を出力するまで、第1モーターM1を駆動させ、移動壁34をトナー排出口319に向かって移動させる(図11(B))。この際、収容空間31Sの先端側に配置された攪拌ディスク32がシャフト33とともに回転するため、トナー排出口319の上方のトナーが攪拌される。このため、前記トナーの流動性が増し、トナーがトナー排出口319周辺に貯留されるとともに、該トナーがコンテナスクリュー31Mの回転に応じてトナー排出口319からスムーズに落下する。
トナーコンテナ30の収容空間31Sのトナーが使用され続けると、やがて移動壁34は図11(C)に示す最終位置に至る。移動壁34が、トナー排出口319に対向する最終位置に至ると、移動壁34の排出口封止部341B(図9(B))がトナー排出口319の上方を覆う。このように、移動壁34が第1方向に沿って徐々に移動していくことで、収容空間31Sのトナーが移動壁34に押圧されながら、トナー排出口319の上方まで搬送される。この際、移動壁34がトナー排出口319の上方に至るまでの間、収容空間31Sが徐々に縮小されていく。したがって、トナーコンテナ30の内部において、トナーが残留する空間自体が徐々に消失される。そして、図11(C)に示す最終位置では、移動壁34が攪拌ディスク32に当接し、収容空間31Sがほぼ消失される。この結果、収容空間の容積が変化しない従来のトナーコンテナと比較して、使用終了時に、コンテナ本体31の収容空間31Sに残留するトナー量が減少される。
また、本実施形態では、上記のように、底部311、前壁313、後壁314および天板312によってコンテナ本体31の内部空間31Hが形成されている。そして、内部空間31Hの下方には、コンテナ本体31よりも小径のトナー搬送部31Lが配置される。収容空間31S内のトナーは、トナーの自重によってトナー搬送路31L1に落下する。このため、移動壁34によって搬送されるトナーを効率的にトナー搬送路31L1に流入させた後、コンテナスクリュー31Mによってトナー排出口319から排出させることができる。
また、トナー搬送部31Lのトナー搬送路31L1は、初期位置に配置された移動壁34の下方からトナー排出口319に至るまで、第1方向に沿って延設されている。このため、移動壁34が移動する際に僅かなトナーが移動壁34よりも移動方向上流側に残存した場合であっても、前記トナーは下方のトナー搬送部31Lに落下し、コンテナスクリュー31Mによって搬送される。このため、収容空間31Sに収容されるトナーを余すことなくトナー排出口319から排出することができる。
更に、第1制御部50が移動壁34の移動とコンテナスクリュー31Mの回転駆動とを個別に制御するため、トナー排出口319の上方のトナーの分布に応じて移動壁34を移動させることができる。したがって、収容空間31S内のトナーがトナー排出口319の上方に向かって過剰に押圧されることが防止される。この結果、収容空間31S内でトナーが凝集することが防止される。更に、現像装置20におけるトナーの必要性に応じてコンテナスクリュー31Mを回転駆動させ、トナー排出口319からトナーを排出することができる。特に、トナーセンサー31Tがトナー排出口319の上方に配置されているため、収容空間31Sのうちトナー排出口319の上方部分のトナーが不足した状態で、コンテナスクリュー31Mが回転することを抑止することが可能となる。
また、前述のように、本実施形態では、トナーコンテナ30の製造段階で収容空間31Sにトナーを充填するためのトナー補給孔340Bが移動壁34に配置されている。このため、トナー排出口319に加えて、コンテナ本体31側に充填口を形成する必要がない。したがって、コンテナ本体31の形状が簡易に成形される。
更に、図10に示すように、本実施形態に係るトナーコンテナ30は、移動壁停止部334を備えている。移動壁停止部334は、前述のように、シャフト33のうち雄螺旋部333が配置されていない領域であって、トナー排出口319に対向して配置されている。このため、移動壁34が図11(C)に示す最終位置に到達する直前で、移動壁34の雌螺旋部340D(図9(B))は、雄螺旋部333から脱離され、移動壁停止部334に対向して配置される。換言すれば、移動壁34がひとたび図11(C)の最終位置に配置されると、雌螺旋部340Dと雄螺旋部333とが再び係合することが防止される。この結果、誤って回転ギア38が逆回転された場合であっても、移動壁34が蓋部37側に向かって逆行することがない。
また、図11(C)に示す最終位置では、移動壁34の内壁シール342がトナーコンテナ30の内周部31Kを内側から弾性力をもって径方向に付勢している。このため、移動壁34が最終位置に安定してロックされ、移動壁34の逆行が一層防止される。
次に、図12を参照して、本発明の第2の実施形態に係るトナーコンテナ30Pおよびトナーコンテナ30Pが装着されるプリンターについて説明する。図12は、トナーコンテナ30Pの斜視図である。なお、図12において、先の第1の実施形態に係るトナーコンテナ30の部材と同じ機能を備える部材については、末尾にPを付して示している。また、本実施形態では第1の実施形態に係るトナーコンテナ30と比較して、移動壁34Pおよびコンテナスクリュー31MPの駆動制御において相違するため、該相違点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
トナーコンテナ30Pは、コンテナ本体31Pと、シャフト33Pと、移動壁34Pと、トナー搬送部31LPと、コンテナスクリュー31MPとを備える。また、トナーコンテナ30Pが装着されるプリンターは、第3モーターM3(第3駆動部)と、第2制御部50Pと、第2ハウジングセンサー26P(第3検知センサー)とを備える。
シャフト33Pには、先の第1の実施形態の回転ギア38と同様のギア(不図示)が固定されている。また、コンテナスクリュー31MPの右側端部には、先の第1の実施形態のスクリューギア31M1と同様のギア(不図示)が固定されている。そして、シャフト33Pのギアとコンテナスクリュー31MPのギアとは互いに係合されている。したがって、シャフト33Pとコンテナスクリュー31MPとは同時に駆動回転される。
一方、第3モーターM3は、移動壁34Pを移動させる移動力、およびコンテナスクリュー31MPを回転させる回転駆動力を発生する。第2ハウジングセンサー26Pは、第1ハウジングセンサー26と同様に、プリンターの現像装置内のトナー量に応じて異なる電圧を出力する。
本実施形態では、第2制御部50Pは、移動壁34Pの第1方向への移動と、コンテナスクリュー31MPの回転駆動とを同期して制御する。したがって、単一の駆動部を利用して、移動壁34Pの移動およびコンテナスクリュー31MPの回転を実現することができる。また、制御部50Pは、第2ハウジングセンサー26Pの出力結果に応じて、第3モーターM3を制御する。このため、第2ハウジングセンサー26Pが現像装置のトナーの残量を精度よく検知した上で、コンテナスクリュー31MPの回転によって現像装置にトナーを補給することができる。この際、コンテナスクリュー31MPとともに移動壁34Pが第1方向(図12の矢印DA)に移動するため、常にトナー排出口319Pの上方にトナーを分布させることができる。
以上、本発明の実施形態に係るトナーコンテナ30、30Pおよびこれらを備えたプリンター100について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を採用することができる。
(1)上記の第1の実施形態では、プリンター100としてモノクロプリンターをもって説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。特に、プリンター100がタンデム式のカラープリンターの場合には、プリンター100の開閉カバー100C(図2)が開放された後、複数色のトナーに対応してそれぞれのトナーコンテナ30が上方から隣接するように筐体101に装着されてもよい。
(2)また、上記の実施形態では、トナー搬送部31Lがコンテナ本体31の一端側から他端側にかけて延設される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。トナー搬送部31Lは、コンテナ本体31の第1方向の中央部からトナー排出口319に至るまで延設されてもよい。また、トナー搬送部31Lは、コンテナ本体31の第1方向の端部(左壁315)よりも突出するように配設されてもよい。
(3)また、上記の第2の実施形態では、第2制御部50Pが、移動壁34Pの移動と、コンテナスクリュー31MPの回転駆動とを同期して制御する態様にて説明した。本発明は、これに限定されるものではない。プリンターは不図示のモーターと伝達機構とを備える態様でもよい。モーターは、第1回転方向および第1回転方向とは逆の第2回転方向に回転可能なモーターである。そして、伝達機構は、プリンターに配設され、モーターに連結される。更に、伝達機構は、トナーコンテナがプリンターに装着されると、トナーコンテナの回転ギアおよびコンテナスクリューに連結される。伝達機構は、ワンウェイクラッチを含む。そして、伝達機構は、モーターの第1回転方向への回転に伴って、移動壁を第1方向へ移動させるとともにコンテナスクリューを回転駆動させる。一方、伝達機構は、モーターの第2回転方向への回転に伴って、移動壁を停止させた状態でコンテナスクリューを回転駆動させる。このような構成によれば、モーターの回転方向を切り替えることで、コンテナスクリューの回転駆動に対応して、移動壁の移動を切り替えることができる。すなわち、現像装置へのトナー補給が必要な場合には、不図示の制御部がモーターを第2回転方向に回転させることで、コンテナスクリューだけを回転駆動させることができる。一方、コンテナスクリューが回転されるにも関わらず、現像装置のトナー量が増加しない場合には、前記制御部がモーターを第1方向に回転させることで、コンテナスクリューを回転させるとともに移動壁を移動させることができる。このため、必要な場合だけ、移動壁を移動させることが可能となり、トナーコンテナの収容空間内のトナーがトナー排出口の上方に向かって過剰に押圧されることが防止される。
100 プリンター(画像形成装置)
109 コンテナ収容部
121 感光体ドラム(像担持体)
126 転写ローラー(転写部)
20 現像装置
25 トナー補給口
26 第1ハウジングセンサー(第2検知センサー)
26P 第2ハウジングセンサー(第3検知センサー)
30、30P トナーコンテナ(現像剤収容容器)
31 コンテナ本体(容器本体)
311 底部
312 天板
313 前壁
314 後壁
315 左壁(壁部)
316 フランジ部
319、319P トナー排出口(現像剤排出口)
31H 内部空間
31J 本体軸受部
31K 内周部
31S 収容空間
31T トナーセンサー(第1検知センサー)
32 攪拌ディスク
32J ディスク軸穴部
33 シャフト(シャフト部)
331 第1シャフト端部
332 第2シャフト端部
333 雄螺旋部
334 移動壁停止部
34、34P 移動壁
340 搬送壁部
340A 軸受部
340B トナー補給孔
340C 円筒部
340D 雌螺旋部
340S 搬送面
341 外周壁部
342 内壁シール
343 シャフトシール
344 補給孔キャップ
34J 移動壁軸穴部
34K 外周部
36 スポンジシール
37 蓋部
37J 蓋軸穴部
38 回転ギア(駆動伝達部)
381 外周ギア部
38J ギア軸穴部
39 カバー
40 スクリュー
50 第1制御部
50P 第2制御部
M1 第1モーター(第1駆動部)
M2 第2モーター(第2駆動部)
M3 第3モーター(第3駆動部)

Claims (12)

  1. 第1方向に沿って筒状に延びた内周部と、前記内周部によって画定される内部空間と、を備える容器本体と、
    前記容器本体の下端部に配置され、前記第1方向に沿って前記内部空間に連通され現像剤が搬送される搬送路を内部に備える現像剤搬送部と、
    前記搬送路に連通して前記現像剤搬送部の下面部に開口され、前記現像剤が排出される現像剤排出口と、
    前記現像剤搬送路に配置され、回転駆動され、前記現像剤排出口に向かって前記現像剤を搬送する現像剤搬送部材と、
    前記容器本体の前記内周部に密接して配置された外周部と、前記容器本体の前記内周部とともに前記現像剤が収容される収容空間を画定する搬送面とを備え、前記収容空間の前記現像剤を搬送しながら、前記内部空間内を前記第1方向の一端側に設定された初期位置から他端側の前記現像剤排出口の上方に至るまで移動する移動壁と、
    を有することを特徴とする現像剤収容容器。
  2. 前記容器本体は、前記第1方向の端部に配置され、前記内部空間の端面を画定する壁部を備え、
    前記容器本体の前記第1方向のうち前記壁部とは反対側の端部に装着され、前記内部空間を塞ぐ蓋部と、
    前記内部空間において前記第1方向に延びるように前記壁部および前記蓋部に支持されるシャフト部と、
    を更に有し、
    前記移動壁は、前記シャフト部に沿って移動することを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容容器。
  3. 前記シャフト部は、外周面に雄螺旋部を備え、前記壁部および前記蓋部に回転可能に支持され、
    前記シャフト部に回転駆動力を伝達する駆動伝達部と、
    前記移動壁を保持し、内周面に前記雄螺旋部と係合する雌螺旋部を備え、前記シャフト部が挿通される軸受部と、
    を更に有することを特徴とする請求項2に記載の現像剤収容容器。
  4. 前記容器本体は略円筒形状からなり、前記現像剤搬送部は前記容器本体よりも小径の略円筒形状からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の現像剤収容容器。
  5. 前記現像剤搬送部材は、軸部と、前記軸部まわりに配設されたスパイラル羽根と、を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の現像剤収容容器。
  6. 前記現像剤搬送部の前記搬送路は、前記初期位置に配置された前記移動壁の下方から前記現像剤排出口に至るまで、前記第1方向に沿って延設されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の現像剤収容容器。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の現像剤収容容器と、
    表面に静電潜像が形成されるとともに、現像剤像を担持する像担持体と、
    前記現像剤収容容器から前記現像剤が補給され、前記像担持体に前記現像剤を供給する現像装置と、
    前記像担持体からシートに前記現像剤像を転写する転写部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記移動壁を移動させる移動力を発生する第1駆動部と、
    前記現像剤搬送部材を回転させる回転駆動力を発生する第2駆動部と、
    前記第1駆動部および前記第2駆動部を制御する第1制御部と、
    を更に有し、
    前記第1制御部は、前記移動壁の前記第1方向への移動と、前記現像剤搬送部材の回転駆動とを個別に制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記現像剤収容容器は、前記現像剤排出口の上方において、前記容器本体または前記現像剤搬送部に配置され、前記収容空間または前記搬送路の現像剤を検知する第1検知センサーを備え、
    前記現像装置は、ハウジングと、前記ハウジングに形成され現像剤が循環搬送される貯留空間と、前記貯留空間の前記現像剤を検知する第2検知センサーと、を備え、
    前記第1制御部は、前記第1検知センサーの出力結果に応じて、前記移動壁の前記第1方向への移動を制御するとともに、前記第2検知センサーの出力結果に応じて、前記現像剤搬送部材の回転駆動を制御することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記移動壁を移動させる移動力および前記現像剤搬送部材を回転させる回転駆動力を発生する第3駆動部と、
    前記第3駆動部を制御する第2制御部と、を更に有し、
    前記第2制御部は、前記移動壁の前記第1方向への移動と、前記現像剤搬送部材の回転駆動とを同期して制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  11. 前記現像装置は、ハウジングと、前記ハウジングに形成され現像剤が循環搬送される貯留空間と、前記貯留空間の前記現像剤を検知する第3検知センサーと、を備え、
    前記第2制御部は、前記第3検知センサーの出力結果に応じて、前記移動壁の前記第1方向への移動および前記現像剤搬送部剤の回転駆動を制御することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第3駆動部は、第1回転方向および前記第1回転方向とは逆の第2回転方向に回転可能なモーターであって、
    前記第3駆動部に連結され、前記第3駆動部の前記第1回転方向への回転に伴って前記移動壁を前記第1方向へ移動させるとともに前記現像剤搬送部材を回転駆動させ、前記第3駆動部の前記第2回転方向への回転に伴って、前記移動壁を停止させた状態で前記現像剤搬送部材を回転駆動させる伝達機構を更に有することを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成装置。
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