JP2019053053A - 音響放射膜、および音響膜を備えている時打時計 - Google Patents

音響放射膜、および音響膜を備えている時打時計 Download PDF

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Abstract

【課題】時計ケース内部の打撃機構の動作過程で良好な音響性能を得ることが可能な、音響放射膜を備えた時打時計または報音時計を提供する。【解決手段】時打時計または報音時計1は、時計ケースを備え、時計ケースは、ケース中央部4と、ケース中央部4に気密かつ脱着可能に装着された背面5と、時計ケースを気密に閉鎖するガラス蓋2と、時計ケースの内部に保持され、音または音楽を発生させるために特定期間にわたって作動するように意図した音波振動発生機を備えている時計ムーブメント12または時計の電子モジュールとを備え、少なくとも部分的に木材または木質複合材料で作製され、音波振動発生機によって生じた音をケースの外側に向けて放射するためにケースの一部に装着される音響放射膜10を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、時打時計または報音時計用の音響放射膜に関する。
本発明は、少なくとも1つの音響放射膜を備えている時打時計または報音時計にも関する。本時計は、ケース中央部と、ケース中央部に気密かつ脱着可能に装着された背面とを本質的に有する時計ケースを備えている。ケース中央部の反対側にはガラス蓋が配置されてこのケースを気密に閉鎖する。時計ケース内には、時計ムーブメントまたは時計の電子モジュールが気密に保持されている。時計ムーブメントでは、打撃機構を特定の期間にわたって作動させて音または音楽を生み出すことができる。打撃機構または時計の電子モジュールが生み出した音をケース外部に向けて放射させるために、ケースには少なくとも1つの音響膜が装着されている。
時計製造の分野では、従来の設計を利用してムーブメントが作製され、このムーブメントも打撃機構を備えていることがある。時打時計を従来通りに作製するにあたり、例えば予定通りのアラームまたはミニッツリピータを示すためにこのような打撃機構を特定の期間にわたって作動させることができ、打撃機構は、少なくとも1つのゴングを備えていることがある。このゴングは、一般に円形の金属ワイヤであり、時計フレーム内部の時計ムーブメントの一部を取り囲んでいることがある。このゴングは、通常は時計プレートと一体化しているゴング保持部に装着されている。ゴングの振動は、少なくとも1つのハンマーまたはその均等物を特定の期間にわたってゴングに打ち付けることによって生じる。
報音時計の場合、音は、打撃機構のピンバレルの舌片の振動によって生じる。
打撃機構または報音機構によって時計ケース内部で発生した音を効果的に外部に向けて放射できるようにするために、振動から音への変換に加えて音響型の膜を利用してよい。この音響膜は、好ましくは時計ケースの背面とケース中央部との間に、特にケース中央部の一部と時計ケースの背面との間に挟むことにより気密に装着される。背面は、振動膜の音を時計ケースの外部に向けて伝達させるための1つまたは複数の孔をさらに有していてよい。
音響膜は通常、鋼、またはアモルファス金属もしくは金属ガラス、またはポリマー、または何からの他の金属材料で作製される。また、この種の材料は、湿気または水分などの環境ストレスへの耐性を考慮して選択される。時計ケース内部にこのような種類の音響膜があると、振動膜の音響放射は一般に十分ではなく、これが欠点となる。
ベルギー国特許第414646A号から時打時計または打鐘時計が知られている。この打撃機構または打鐘機構は、大理石製のケースに装着された木製ケース内に配置されている。木製ケースの面は、打撃機構または打鐘機構による音の発生に続いて自由に共鳴する。しかしながら、このような構成は寸法が大きく、腕時計型の時打時計または報音時計を構築することはできず、これが欠点となる。
ベルギー国特許第414646A号
よって本発明の目的は、音響放射膜を備えている時打時計または報音時計を提供して時計ケース内部の打撃機構の動作過程で良好な音響性能を得ることによって、先行技術の欠点に対処することである。
そのために、本発明は、独立請求項1に記載の際立った特徴を備えている時打時計または報音時計用の音響放射膜に関する。
音響放射膜の特定の実施形態は、従属請求項2〜14に記載されている。
本発明による音響放射膜の1つの利点は、時計ケース内部にあるこの音響膜が、少なくとも部分的に、木材または木質複合材などの複合材料、好ましくは無垢の木材またはマホガニーなどの貴重もしくは高級な木材で作製されている点にある。膜を湿気または水分などの環境条件から保護するために、保護層またはラッカーが木製膜に施されるかこの膜に含浸されていてよい。
楽器の分野では、木材は、その音響特性が優れ、特に大部分の音響スペクトルの振動を空気中に放射する能力が優れているため、数世紀にわたって重宝されている材料である。しかしながら、打撃動作によって時計ケース内部で発生した音を効果的に放射させるために木製の構造または膜を使用することは、最高級クラスの時打時計または報音時計の設計では検討されていなかった。
このような目的から、本発明は、音響膜を備え、かつ独立請求項15に記載の際立った特徴を備えている時打時計または報音時計にも関する。
時打時計または報音時計の実施形態は、従属請求項16〜27に記載されている。
音響膜は、有利には、時計ケース内部に二重の背面として取り付けられてよく、背面には1つ以上の側孔を設けて膜への通路を作り、振動膜の音を時計ケースの外部に向けて良好に伝達させてよい。この膜は、接着接合材を介して時計ケースのケース中央部の内面に取り付けられてもよいし、例えばケースの金属部品どうしの間に圧着されてもよい。
有利には、音響膜は、時計文字盤の高さに文字盤の代わりとして取り付けられてもよいし、あるいは従来の文字盤の上または下に取り付けられてもよい。音響膜は、時計のガラス蓋を固定しているベゼルに装着されてよく、ベゼルに1つ以上の側孔を設けて膜への通路を作り、振動膜の音を時計ケースの外部に向けて良好に伝達させてよい。
有利には、音響膜は、文字盤の一部と組み合わせた状態で、好ましくは同じ平面上に取り付けられてよい。膜は半月形であってもよいが、文字盤の部分は、組み合わせた状態で円形の文字盤を形成するように、膜の形と相補する半月形である。文字盤が長方形で、膜が長方形部分を構成して文字盤の残りの部分に接続しているものを検討してもよい。
有利には、木材または木質複合材でできた複数の音響膜を時計ケース内部に設けてもよい。文字盤の高さに第1の膜を設けてもよく、かつ時計ケースの背面の上に第2の膜を二重の背面として設けてもよい。複数の音響膜を互いに離して、または重ねて取り付けることを構想してもよい。
音響放射膜およびこの音響放射膜を含んでいる時打時計または報音時計の目的、利点および際立った特徴は、図面に示した非排他的な実施形態に基づいた以下の説明からさらに容易に理解されるであろう。
本発明による音響膜を備えている時打時計または報音時計の第1の実施形態の部分断面図を簡略的に描いた図である。 本発明による音響膜を備えている時打時計または報音時計の第1の実施形態の一変形例の部分断面図を簡略的に描いた図である。 本発明による音響膜を備えている時打時計または報音時計の第2の実施形態の部分断面図を簡略的に描いた図である。 本発明による音響膜を備えている時打時計または報音時計の第3の実施形態の部分上面図を簡略的に描いた図である。
少なくとも1つの音響膜を備えていて、かつこの技術分野の当業者に周知である時打時計または報音時計の部品はすべて、以下の説明では簡略的に記載しているに過ぎない。
図1は、音響膜10を有する時打時計または報音時計1の第1の実施形態の部分断面図を簡略的に描いたものである。本時計は、本質的に時計ケースを備え、時計ケースは、ケース中央部であって、片側にはベゼル3がシールガスケット18を用いて気密に装着されるケース中央部4と、ケース中央部4の反対側に装着される背面5とで構成される。背面5は、公知の手段を介してシールガスケット9を用いて脱着可能なようにケース中央部4に取り付けられる。時計ケースを気密に閉鎖するために、ベゼル3には特に接合材19を介して時計のガラス蓋2が装着される。ケース中央部4の縁には文字盤13が保持され、時計のガラス蓋2の下に配置される。機械式の時打時計または報音時計1の場合、時間を示す針(図示せず)が文字盤13上に設けられ、文字盤には一般に、その周囲に沿って時間の指標がある。
時打時計または報音時計1は、時計ムーブメント12または時計の電子モジュールも備え、これは通常プレート上に取り付けられる。プレートには縁部分が装着され、この縁部分は時計のフレームを画定している。プレートと縁部分は両方とも、通常は、最高級クラスの機械式時計でよく用いられる金属材料で作製される。
時計ムーブメント12または時計の電子モジュールは、所定時間にわたって音または音楽を発生させる音波振動発生機を備えている。時計ムーブメント12の場合、音波振動発生機は打撃機構であり、これは図示していない。この打撃機構は、プレートに装着されたゴング保持材に取り付けられた少なくとも1つのゴングと、特定の期間にわたってこのゴングを打つためにプレート上を回転するように取り付けられた少なくとも1つのハンマーとを備えていてよい。一般に円形であるゴングは、時計ムーブメントの特定の部分を取り囲んでいてよい。このような打撃機構は、例えば予定通りのアラームまたはミニッツリピータを示すために提供される。
改良した報音時計の一実施形態では、打撃機構は、末端部に装着された一連の舌片を有するピンバレルを備えていてよく、末端部はプレートに装着される。音または連続した音色は、ピンバレルの舌片の振動によって発生する。各舌片は、特定の音を発生させるように構成されている。例えば予定通りの期間にわたって音楽を鳴らすため、ピンバレルの舌片は、プレート上の筒体または回転ディスクと一体化しているピンによって持ち上げられてから解放される。1つ1つの作動している舌片は、その舌片の第1の固有周波数で振動する。作動している舌片によって生じた振動は、時計の外側部分に伝達され、この外側部分が、振動している各舌片によって生じた音を音響的に放射させるものである。
電子式の時打時計または報音時計1の場合、時計の電子モジュールの音波振動発生機は、少なくとも1つの音または音楽を発生させ、この音は、専用のメモリに記憶されてよい。音波振動発生機は、従来の方法では、所定時間にわたって音または音楽を拡散するために圧電要素または拡声器を備えていてよい。
機械式または電子式の時打時計または報音時計1は、打撃機構などの音波振動発生機によって生じた音の音響性能を高めるために、本質的に少なくとも1つの音響膜10を備えている。本発明の目的のため、音響膜10は、有利には木材または複合材料で作製され、複合材料は、例えば木質複合材であってもよいがこれに限定されない。膜の厚みは、約1mmであってよい。
複合材料という表現は、全体を通して、フレーム構造または強化材と称する基材であって、機械的安定性を実現する繊維を全体的に含んでいてよい基材と、マトリクスと称する接合剤とで構成される材料を指すのに使用していることに注意されたい。この接合剤は、多くの場合は熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂などのプラスチック材料であり、構造の結束力および強化材に対する力の伝達を実現するものである。本発明の場合、複合材料は、1つまたは複数のポリマーのマトリクスも含んでいてよく、このマトリクスの中に、1つまたは複数の天然繊維または合成繊維および/または任意の種類の粒子が導入される。これは、木材製のマトリクスであってもよく、その中に樹脂および/または任意の種類の粒子が導入される。
音響膜10の材料も同じく、音響放射特性が優れていることが知られているマホガニーまたはオークまたはカバなどの貴重または高級な木材で作製されていてよい。一般にバイオリンやギターの設計に使用されるトウヒまたはメープルまたはローズウッドまたはシタンまたはサクラまたはコクタンのなかから選択されてもよい。その他の木材、例えばポプラ、ヤナギ、ウォールナット、モミ、さらには何らかの果樹などのなかから選択されてもよい。
木材は、特にその構造特性の点で比較的湿気に弱い材料である。典型的には、乾燥した木材を水に浸漬すると、2〜10%の伸張が見られることがある。この好ましくない作用は、適切な設計が採用されている時計であれば許容され得るが、理想としてはこの作用は、例えば浸透処理させるか表面層を処理して最小に抑えなければならないものである。
音響膜は、一旦製造されれば、その後に追加で着色したり、保護層または保護ラッカーでコーティングしたり、保護物質を含浸させたりして、湿気や水分などの環境条件から膜を保護してよい。ナノセルロースは、木製膜の機械特性を強化、かつ変化する環境(温度および相対湿度)での寸法の一貫性を高める、あるいは湿気の吸収を防止するのに利用し得る新たな材料である。
このような木製の膜を製造するために、音響特性が相補的である複数種の木材を同じ放射膜に使用することもできる。緻密で均質な木材を使用している軽量かつ極めて頑丈な木材を使用してよい。接合技術が存在し、この特定の事例ではそれを適用してよい。このように組み合わせたものは、強化材の形態であってもよいし、同じ膜内で例えば直線状であったり同心であったりというように異なる立体形状で厚みが少なくてもよい。使用する木材は、スイスのビエンヌ市にある木工高等専門学校(Higher Technical School of Wood)の技術によって音響放射特性を向上させるために緻密化することもできる。
例えば様々な種類の木材を用いて、互いに重なり合った複数の層からなる集合体または接着接合体を有する膜を製造してよい。少なくとも1つの層は、明確な配向に従って配置した天然繊維または合成繊維で構成されることを提案してよい。ロゼットおよび弦楽器の音孔から着想した孔を膜に設けることもできるが、この場合、時計ムーブメントまたは時計の電子モジュールを保護するために時計ケースの内部に保護膜も設けなければならない。
天然繊維または合成繊維の少なくとも1つの層の場合、膜内での繊維の配向は、時計ケース内部にある膜の位置に左右されることがあり、ゴング保持体の配置または機械式打撃機構用のピンバレルの基部の配置によって異なることがある。1つ以上の重なり合った層は、木材繊維または炭素繊維も含んでいてよい。
比較するために、マホガニー製の膜に対して試験を行い、これを従来の構造と比較した。これらの試験から、マホガニー製の膜では従来の設計と比較して4〜5dBAの音響放射の改善が可能であることが明らかになったが、これは振動膜から30cmの距離にいる使用者にとっては有意なことである。その共鳴も同じく増大する。
さらに、音の調和も改善されることに注意されたい。打撃を受けたゴングによって生じた周波数はすべて、特に7kHz未満の低周波数は、実質的に同等のレベルで放射されるが、金属製またはセラミック製の膜に基づいた従来の対策では、例えば鋭いおよそ6.8kHzのゴングのモードを選択し、他のモードをわずかしか放射しない傾向がある。その結果、木製の膜、特にマホガニー製の膜を使用した場合、より豊かで調和の取れた音が放射される。これは心理音響学の研究でも確認されている。
マホガニー製の膜は、音の「強度」に寄与する低周波数の放射と、「輝かしさ」を改善する高周波ドライバの両方を改善することにも注目できる。
図1に描いた第1の実施形態では、音響膜10は皿状であり、その上縁は、ケースの背面5の内側環状縁部に、環状シールガスケット8を介して気密に取り付けられている。この皿の直径は、時計のガラス蓋2の直径と同等であってよく、20〜40mmの範囲内であってよい。環状の支持体11が、縁部分を有するプレートを片側で支持し、音響膜10の上縁に載っている。ケース中央部4を時計ケースの背面5に装着するとき、支持体11および音響膜10の周縁は、圧着されるか、ケース中央部4と背面5の縁部との間で接着接合される。
音響膜の中央部は、支持体11および背面5の内面とは接触していない。そのため、ケース内部には、音響膜が自由に振動したり音響的に放射したりできる十分な空間7が設けられる。よって、音響膜10と背面5との組立体が二重の背面となる。打撃機構によって生じた音を音響膜10で外部に向けて放射させるために、背面5の側面全体に1つまたは複数の側孔6も設けられる。
打撃機構の動作過程で、この打撃機構によって生じた音は、音響膜10に直接伝達されて音響膜を振動させる。音響膜10への振動伝達は、環状支持体11などの接続部品を介して音響膜の縁にも及ぶ。音響膜10は木材または複合材料でできているため、例えば金属またはアモルファス金属またはセラミックでできている従来の音響膜と比較して、打撃機構によって発生した音を外部に向けてより強力に放射することができる。
図2は、図1に関する上記の第1の実施形態の一変形例を描いたものである。この実施変形例では、木材または複合材料でできた木質複合材などの音響膜10は、例えば平坦な円形である。この音響膜10は、特に接着接合材によって音響膜を装着させるように角の形状になっている内縁を有する支持体11に装着する。この支持体11は、金属材料で製造されてよい。
支持体11の周縁は、ケース中央部4とこのケース中央部4に装着している背面5との間でシールガスケット9を用いて圧着することで保持される。背面5には1つまたは複数の孔6が設けられ、音響膜10と背面の内面との間の時計ケース内部には、十分な空間7が残っている。
図3は、音響膜10’を有する時打時計1の第2の実施形態を簡略化した部分断面図を描いたものである。この第2の実施形態は、例えば接合材19を介してベゼル3に装着しているガラス蓋2の下で、音響膜10’が時計の文字盤として配置されている点が第1の実施形態とは異なる。この場合の膜は、平坦なディスク形状である。ベゼルも同じく、ケース中央部4上でシールガスケット18を用いて気密に取り付けられてよい。このように、音響膜10’は、このような時計の従来の文字盤の代用となり得るが、従来の文字盤の下または好ましくは上に配置されてもよい。
この第2の実施形態では、音響膜10’へ通じる1つまたは複数の側孔16をベゼルにさらに設けてよい。これらの側孔16は、振動膜の音を時計ケースの外部に向けて伝達するために設けられる。一方、音響膜10’が文字盤の高さのみに配置されている場合は、時計ケースの背面5にはもはや孔がない。背面5は、公知の手段によって脱着可能にシールガスケット9を用いてケース中央部4に取り付けられ、打撃動作を伴う時計ムーブメント12を支持している環状支持体11を維持するために別のシールガスケット8も備えてよい。
音響膜10が二重背面の状態になっている実施形態と、別の音響膜10’が文字盤の高さにある実施形態との上記2つの実施形態を組み合わせることを検討してもよいことに注意されたい。図示した事例では、音を時計ケースの外部に向けて伝達するために、背面5の高さおよびベゼル3全体に側孔6、16があることが必要である。
図4に示したのは、音響膜10’を有する時打時計1の第3の実施形態である。この第3の実施形態は第2の実施形態と似ているが、唯一の相違点は、半月形の音響膜10’が、同じ平面上で文字盤13の一部である半月部分に装着されているという点である。音響膜10’および文字盤13のこの部分は、ベゼル3に装着されているガラス蓋2の下に見えている文字盤全体を構成する。時計の針は、簡略化するために描かれてはおらず、ベゼルにある1つ以上の側孔も同様である。この音響膜は、文字盤13の一部に設けられるか取り付けられてよい。
膜の一部を時計のガラス蓋の中に組み入れることを検討することも可能であるが、この実施形態は前述した実施形態よりも複雑になる。
音響膜は、ばらばらで不均一な厚みに製造されてもよいし、円形以外の形状に製造されてもよい。中心から外側に向けて円錐状または起伏状であってもよいし、溝を含んでいてもよい。音響膜は、木材を炭素またはポリマー(樹脂)の層と結合させた層を複合材料としてさらに含んでいてよい。この2つの層は、接着接合材または何らかの他の形成プロセスによって結合されてよい。音響膜は、金属層または酸化物層などの無機層を含んでいる少なくとも1つの保護層でコーティングされるかこの保護層で含浸されてもよい。
膜は、繊維および/または木材の粒子が中に導入されているポリマーマトリクスを含んでいる木質複合材で作製することが可能である。木材の粒子は、天然植物繊維などの有機粒子、またはグラフェンもしくはカーボンナノチューブの粒子などの無機粒子と結合し得る。膜はさらに、複数の層が重ね合わさっていて、連続している各層間の様々な繊維が相対的な配向にある組立体または接着接合材であってよい。膜はさらに、複数の層が重ね合わさっていて、そのうちの少なくとも1つの層が木製で、グラフェンまたは天然繊維またはガラス繊維でできた他の層と結合している組立体または接着接合材であってよい。
上記の説明に基づき、当業者は、請求項に記載の本発明の範囲を逸脱しない限り、音響放射膜および同膜を含む時打時計または報音時計の複数の実施変形例を構想し得る。この木製音響膜は、時計ケース内のケース中央部の高さに位置していて、振動している音響膜の音を放射させるようにケース中央部を貫通する孔があってもよい。複数の音響膜を時計ケースの内部の複数の場所に配置する、あるいは重ねることを提案することもできる。フレームに張って装着した皮革で音響膜を製造して、音波振動発生機によって発生した音を放射することを提案することもできる。
1 時打時計または報音時計
2 ガラス蓋
3 ベゼル
4 ケース中央部
5 背面
6 側孔
7 十分な空間
8 環状シールガスケット
9 シールガスケット
10、10’ 音響膜
11 支持体
12 時計ムーブメント
13 文字盤
16 側孔
18 シールガスケット
19 接合材

Claims (27)

  1. 時打時計または報音時計(1)用の音響放射膜であって、前記時打時計または報音時計のケース内に取り付けるように意図した音響放射膜において、前記音響膜の少なくとも一部は、木材または木質複合材料で作製されることを特徴とする、音響放射膜(10、10’)。
  2. 前記膜は、マホガニー、オークまたはカバなどの無垢の木材で作製されることを特徴とする、請求項1に記載の音響放射膜(10、10’)。
  3. 前記膜は、1つに結合した複数種類の木材を含んでいる木質複合材で作製されることを特徴とする、請求項1に記載の音響放射膜(10、10’)。
  4. 前記膜は、緻密で均質な木材を使用している軽量かつ非常に頑丈な木材で作製されることを特徴とする、請求項3に記載の音響放射膜(10、10’)。
  5. 前記膜は、木材の繊維および/または粒子が中に導入されているポリマーマトリクスを含んでいる木質複合材で作製されることを特徴とする、請求項1に記載の音響放射膜(10、10’)。
  6. 木材の前記粒子は、天然植物繊維などの有機粒子、またはグラフェンもしくはカーボンナノチューブの粒子などの無機粒子と結合していることを特徴とする、請求項5に記載の音響放射膜(10、10’)。
  7. 前記膜は、複数の層が重なり合っている組立体または接着接合材であることと、前記層は、様々な種類の木材を含んでいることとを特徴とする、請求項1に記載の音響放射膜(10、10’)。
  8. 前記膜は、複数の層が重ね合わさって、連続している各層間の前記様々な繊維が相対的な配向にある組立体または接着接合材であることを特徴とする、請求項1に記載の音響放射膜(10、10’)。
  9. 前記膜は、複数の層が重なり合っている組立体または接着接合材であることと、少なくとも1つの前記層は木製で、グラフェンまたは天然繊維またはガラス繊維でできた他の層と結合していることを特徴とする、請求項1に記載の音響放射膜(10、10’)。
  10. 保護層または保護ラッカーは、前記音響膜上に施されて前記音響膜を環境条件から保護することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の音響放射膜(10、10’)。
  11. 前記音響膜は、保護物質が含浸されて前記音響膜を環境条件から保護することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の音響放射膜(10、10’)。
  12. 前記音響膜は、ナノセルロースが含浸されて前記音響膜の機械特性を強化することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の音響放射膜(10、10’)。
  13. 前記音響膜は、着色されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の音響放射膜(10、10’)。
  14. 前記音響膜は、金属層または酸化物層などの無機層を含んでいる少なくとも1つの保護層でコーティングされるか保護層で含浸されていることを特徴とする、請求項1に記載の音響放射膜(10、10’)。
  15. 時計ケースを備えている時打時計または報音時計であって、前記時計ケースは、ケース中央部(4)と、前記ケース中央部に気密かつ脱着可能に装着された背面(5)と、前記ケースを気密に閉鎖するガラス蓋(2)と、前記時計ケースの内部に保持され、音または音楽を発生させるために特定期間にわたって作動するように意図した音波振動発生機を備えている時計ムーブメント(12)または時計の電子モジュールと、請求項1〜14のいずれか一項に記載の少なくとも1つの音響放射膜であって、少なくとも部分的に木材または木質複合材料で作製され、音波振動発生機によって生じた音を前記ケースの外側に向けて放射するために前記ケースの一部に装着される音響放射膜(10、10’)とを備えている、時打時計または報音時計(1)。
  16. 前記音波振動発生機は、少なくとも1つのハンマーで打撃するように意図した少なくとも1つのゴングを備えているか、一連の舌片を有する少なくとも1つのピンバレルを備えている打撃機構であり、前記舌片は、筒体または回転ディスクと一体化しているピンによって持ち上げられてから解放されてよいことを特徴とする、請求項15に記載の時打時計または報音時計(1)。
  17. 前記音響膜(10、10’)は、前記時計ケース内部で、前記ケースの前記背面(5)と前記音波振動発生機を有する前記時計ムーブメント(12)または前記時計の電子モジュールとの間に配置されて、前記時計ケースの二重の背面を構成することを特徴とする、請求項15に記載の時打時計または報音時計(1)。
  18. 前記音響膜(10、10’)は、前記ケースの前記背面(5)の内縁および前記ケース中央部(4)の一部に保持されることを特徴とする、請求項17に記載の時打時計または報音時計(1)。
  19. 前記時計ムーブメント(12)または前記時計の電子モジュールは、環状支持体(11)上に配置されることと、前記音響膜(10、10’)の周縁は、前記ケース中央部(4)と前記ケースの前記背面(5)の内縁との間で前記支持体の周縁で圧着されることとを特徴とする、請求項18に記載の時打時計または報音時計(1)。
  20. 前記音響膜(10、10’)は皿状であり、前記音響膜の上縁は、前記ケース中央部(4)と前記ケースの前記背面(5)の内側環状縁部との間で、前記環状支持体で圧着され、前記背面(5)の縁と前記膜の前記環状縁との間には環状シールガスケット(8)が配置されることと、前記音響膜の中央部は、自由に振動できる空間(7)を画定するために、前記支持体(11)および前記ケースの前記背面(5)の内面とは接触していないこととを特徴とする、請求項19に記載の時打時計または報音時計(1)。
  21. 前記音響膜は、平坦な円形であり、接着接合材によって前記音響膜を装着させるように角の形状になっている内縁を有する支持体(11)に装着されることと、前記支持体(11)の周縁は、前記ケース中央部(4)と前記背面(5)との間でシールガスケット(9)を用いて圧着することで保持されることとを特徴とする、請求項17に記載の時打時計または報音時計(1)。
  22. 前記ケースの前記背面(5)は、側部または前記背面に少なくとも1つの孔(6)を有し、前記振動音響膜が前記時計ケースの外部に向けて音の放射を起こすようにすることを特徴とする、請求項17に記載の時打時計または報音時計(1)。
  23. 複数の音響膜(10、10’)は、前記時計ケースに装着され、互いに離れているか重なっていることを特徴とする、請求項17に記載の時打時計または報音時計(1)。
  24. 前記ガラス蓋(2)は、前記時計ケースのベゼル(3)に装着され、前記ベゼルは、前記時計ケースの前記ケース中央部(4)に気密に取り付けられることと、前記音響膜(10、10’)は、時計文字盤の形態で取り付けられるか、従来の時計の文字盤(13)の上または下に取り付けられることとを特徴とする、請求項15に記載の時打時計または報音時計(1)。
  25. 前記ガラス蓋(2)は、前記時計ケースのベゼル(3)に装着され、前記ベゼルは、前記時計ケースの前記ケース中央部(4)に気密に取り付けられることと、前記音響膜は、前記時計の文字盤(13)の一部に作製されるか取り付けられることとを特徴とする、請求項15に記載の時打時計または報音時計(1)。
  26. 前記音響膜は、半月形で、半月形の前記文字盤(13)の一部に装着されることを特徴とする、請求項25に記載の時打時計または報音時計(1)。
  27. 前記ベゼル(3)は、前記振動音響膜が前記時計ケースの外部に向けて音の放射を起こすように少なくとも1つの側孔(16)を有することを特徴とする、請求項24〜26のいずか一項に記載の時打時計または報音時計(1)。
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