JP2019051832A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器を迂回する迂回路を有し、冷房機能および暖房機能を備えた車両用空調装置の冷凍サイクル装置において、熱交換器の内部に滞留した潤滑オイルを確実に回収する。
【解決手段】車両用空調装置に適用される冷凍サイクル装置1は、圧縮機2と、圧縮機から吐出された冷媒が通流する放熱部3と、放熱部を流出した冷媒が通流する室外熱交換器4と、室外熱交換器を流出した冷媒が通流する蒸発器5と、蒸発器を流出した冷媒を貯留するアキュムレータ6と、室外熱交換器を迂回する第1バイパス流路10と、第1バイパス流路に備えられ閉塞可能な第1開閉弁10aとを備え、外部電源によりバッテリーへの充電が行われるときに、第1開閉弁10aを閉塞し、圧縮機2を稼働する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両用空調装置に適用される冷凍サイクル装置に関する。
従来、車両の室内を冷却する機能だけでなく、暖房する機能も備えた蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置が知られている。
例えば、特許文献1は、圧縮機、車室内の空気を加熱する放熱器、車外の空気と熱の交換をする室外熱交換器、車室内の空気を冷却する蒸発器、冷媒を貯留するアキュムレータ、圧縮機を、配管により順次連結した冷凍サイクル装置を備える車両用空調装置を開示する。
この特許文献1が開示する車両用空調装置の冷凍サイクル装置は、さらに、室外熱交換器を迂回する迂回路およびこの迂回路を開閉する開閉弁と、蒸発器を迂回する迂回路およびこの迂回路を開閉する開閉弁と、を備える。
そして、圧縮機から流出した冷媒を室外熱交換器で冷却し、蒸発器に通流することで車内の空気を冷却する冷房運転モード、圧縮機から流出した冷媒を放熱器に通流することで車内の空気を加熱する暖房運転モード、減圧した冷媒を蒸発器に通流して空気を冷却するとともに圧縮機から流出した冷媒を放熱器に通流して空気を加熱することで車内の空気を除湿する除湿運転モードを、開示する。
また、特許文献1は、暖房運転モードや除湿暖房運転モードのときに室外熱交換器を蒸発器として使用することで当該室外熱交換器に付着する霜を、車両走行用の電力を蓄えるバッテリーに充電する時間を利用して取り除く運転を行う技術を、開示する。
一方、特許文献2は、圧縮機、冷媒流路の切換弁、車室内の空気を加熱する放熱器、車外の空気と熱の交換をする室外熱交換器、車室内の空気を冷却する蒸発器、圧縮機を、配管により連結した冷凍サイクル装置を備える車両用空調装置を開示する。そして、この特許文献2の冷凍サイクル装置も、車両の室内を冷却する機能だけでなく、暖房する機能も備えたものとなっている。
また、特許文献2の車両用空調装置が備える冷凍サイクル装置は、暖房運転モードのときに、圧縮機から流出した潤滑オイルが室外熱交換器に貯留する場合があることを示している。本来は圧縮機の内部に滞留すべき潤滑オイルが圧縮機から流出する冷媒とともに流出し、暖房運転モードのときに室外熱交換器に滞留して圧縮機に戻らないことが有り得るところ、特許文献2で示される技術はオイル回収運転を実施するもので、室外熱交換器に滞留した潤滑オイルを圧縮機に戻すことができるとしている。またオイル回収運転においては、高温高圧の冷媒を室外熱交換器に通流し、オイルの粘度を低下させて、効率的に潤滑オイルを回収できる、としている。
特開2015-039999号公報 特開昭59−086873号公報
特許文献1は、車両走行用の電力を蓄えるバッテリーに充電する時間を利用して、冷凍サイクル装置を車両の室内の空調運転とは異なる目的で運転することを開示する。特許文献2は、冷房機能および暖房機能を備えた車両用空調装置の冷凍サイクル装置において、車室外熱交換器に滞留した潤滑オイルを圧縮機に戻す技術を開示する。
冷凍サイクル装置において暖房運転モードでは、車外の空気から吸熱するために室外熱交換器で冷媒を蒸発させるので、室外熱交換器の温度が摂氏0度近傍となり、潤滑オイルの粘性が上昇する。このため、室外熱交換器に潤滑オイルが滞留する場合が有り、室外熱交換器に高温高圧の冷媒を通流し回収することは、有意義である。
一方、冷房運転モードでは、室内の空気を冷却する蒸発器にて冷媒を蒸発させるので、蒸発器に潤滑オイルが滞留する可能性が有る。よって、室外熱交換器に高温高圧の冷媒を通流するだけでは、潤滑オイルを十分に回収できないおそれがある。
さらに、特許文献1に示される車両用空調装置のように、放熱器、室外熱交換器、吸熱器などの熱交換器群を迂回する迂回路を備えた冷凍サイクル装置では、ある特定の熱交換器を迂回して冷媒を通流することが可能となっている。すなわち、迂回路を備えた冷凍サイクル装置にて潤滑オイルの回収運転を実施する際に、冷媒の流路を適切に設定しないと、冷媒の通流が迂回された熱交換器に潤滑オイルが滞留していた場合に、潤滑オイルを回収できないおそれがある。
本発明は、熱交換器を迂回する迂回路を有し、冷房機能および暖房機能を備えた車両用空調装置の冷凍サイクル装置において、熱交換器の内部に滞留した潤滑オイルを確実に回収する技術を提供することを目的とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、車両走行用モータの電力を蓄えるバッテリーを有する車両に搭載され、送風空気を温度調和して前記車両の室内に吹出す車両用空調装置に適用される冷凍サイクル装置であって、吸入した冷媒を圧縮し吐出する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された冷媒の熱を前記送風空気に放熱可能な放熱部と、前記放熱部を流出した冷媒と車両の外気との熱を交換可能な室外熱交換器と、前記室外熱交換器を流出した冷媒を蒸発して前記放熱部よりも上流側の送風空気から熱を吸収可能な蒸発器と、前記蒸発器を流出した冷媒を貯留して気相の冷媒を流出するアキュムレータと、前記室外熱交換器に流入する冷媒を減圧可能な第1絞り弁と、前記蒸発器に流入する冷媒を減圧可能な第2絞り弁と、前記放熱部を流出した冷媒を前記第1絞り弁と前記室外熱交換器とを迂回して前記第2絞り弁の上流に通流可能な第1バイパス流路と、前記第1バイパス流路に備えられ当該第1バイパス流路を閉塞可能な第1開閉弁と、を備え、外部電源により前記バッテリーへの充電が行われるときに、前記第1開閉弁を閉塞し、前記圧縮機を稼働することを特徴とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置の放熱部は、具体的には、前記圧縮機から吐出された冷媒が流入し前記送風空気に放熱可能な冷媒放熱器である。
本発明に係る冷凍サイクル装置の放熱部は、前記圧縮機から吐出された冷媒の熱を冷媒とは異なる液状熱媒体に伝える水コンデンサと、前記液状熱媒体を循環する循環装置と、前記液状熱媒体が流入し前記送風空気に放熱する熱媒体放熱器と、を備えるものであってもよい。冬季に車両が長時間停車し液状水媒体の温度が低下することで、水コンデンサに潤滑オイルが滞留することがあったとしても、潤滑オイルを確実に回収することができる。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、前記室外熱交換器を流出した冷媒を前記第2絞り弁と前記蒸発器とを迂回して前記アキュムレータの上流に通流可能な第2バイパス流路と、前記第2バイパス流路に備えられ当該第2バイパス流路を閉塞可能な第2開閉弁と、を備え、外部電源により前記バッテリーへの充電が行われるときに、前記第2開閉弁を閉塞するものであってもよい。
本発明によれば、車両走行用モータの電力を蓄えるバッテリーを有する車両に搭載され、送風空気を温度調和して車両の室内に吹出す車両用空調装置に適用される冷凍サイクル装置について、吸入した冷媒を圧縮し吐出する圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒の熱を送風空気に放熱可能な放熱部と、放熱部を流出した冷媒と車両の外気との熱を交換可能な室外熱交換器と、室外熱交換器を流出した冷媒を蒸発して放熱部よりも上流側の送風空気から熱を吸収可能な蒸発器と、蒸発器を流出した冷媒を貯留して気相の冷媒を流出するアキュムレータと、室外熱交換器に流入する冷媒を減圧可能な第1絞り弁と、蒸発器に流入する冷媒を減圧可能な第2絞り弁と、放熱部を流出した冷媒を第1絞り弁と室外熱交換器とを迂回して第2絞り弁の上流に通流可能な第1バイパス流路と、第1バイパス流路に備えられ当該第1バイパス流路を閉塞可能な第1開閉弁と、を備え、外部電源によりバッテリーへの充電が行われるときに、第1開閉弁を閉塞し、圧縮機を稼働するようにしたので、熱交換器を迂回する迂回路を有していても冷媒が迂回することなく熱交換器を通流し、熱交換器に滞留した潤滑オイルを確実に回収することができる。
本発明の第一実施形態に係る冷凍サイクル装置を適用した車両用空調装置の概略図である。 第一実施形態に係る冷凍サイクル装置を適用した車両用空調装置により、車両の室内を冷房する場合を説明する概略図である。 第一実施形態に係る冷凍サイクル装置を適用した車両用空調装置により、車両の室内を暖房する場合を説明する概略図である。 第一実施形態に係る冷凍サイクル装置を適用した車両用空調装置により、車両の室内を除湿暖房する場合を説明する概略図である。 第一実施形態に係る冷凍サイクル装置を適用した車両用空調装置により、潤滑オイルの回収運転を説明する概略図である。 第二実施形態に係る冷凍サイクル装置を適用した車両用空調装置により、車両の室内を暖房する場合を説明する概略図である。 第二実施形態に係る冷凍サイクル装置を適用した車両用空調装置により、潤滑オイルの回収運転を説明する概略図である。 第三実施形態に係る冷凍サイクル装置を適用した車両用空調装置により、車両の室内を暖房する場合を説明する概略図である。 第三実施形態に係る冷凍サイクル装置を適用した車両用空調装置により、潤滑オイルの回収運転を説明する概略図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の一態様を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において同一の符号が付してある構成要素は、相互に同一のものを示している。また、本発明の作用効果を奏する限り、種々の形態変更をしてもよい。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係る車両用空調装置100を示している。本実施形態の車両用空調装置100は、車両走行用モータの電力を蓄えるバッテリーを有する図示しない車両に搭載され、冷凍サイクル装置1と、送風空気Aを温度調和して車両の室内Rに吹出す空調ユニット80とを有する。
冷凍サイクル装置1は、吸入した冷媒を圧縮し吐出する圧縮機2と、圧縮機2から吐出された冷媒の熱を送風空気Aに放熱可能な放熱部3と、放熱部3を流出した冷媒と車両の外気Fとの熱を交換可能な室外熱交換器4と、室外熱交換器4を流出した冷媒を蒸発して放熱部3よりも上流側の送風空気Aから熱を吸収可能な蒸発器5と、蒸発器5を流出した冷媒を貯留して気相の冷媒を流出するアキュムレータ6と、室外熱交換器4に流入する冷媒を減圧可能な第1絞り弁4aと、蒸発器5に流入する冷媒を減圧可能な第2絞り弁5aと、放熱部3を流出した冷媒を第1絞り弁4aと室外熱交換器4とを迂回して第2絞り弁5aの上流に通流可能な第1バイパス流路10と、第1バイパス流路10に備えられ当該第1バイパス流路を閉塞可能な第1開閉弁10aと、を備えるよう構成されている。また、冷凍サイクル装置1は、図1に示されるように、適宜配管によって接続されて、冷媒が内部に封入されている。なお、図1の配管に示される黒点は、冷媒流路の分岐点または合流点である。
空調ユニット80は車両の室内Rに配置されるもので、送風部B、温度調和部C、吹出部Dを有する。送風部B、温度調和部C、吹出部Dは、それぞれ別個の装置として構成される。あるいは、一体的に構成される。
送風部Bは、内部に空気が流れるとともに車両の室内Rに開口する内気導入口82と外気Fを導入可能な外気導入口83とが形成されたブロワケース81、内気導入口82と外気導入口83を開閉する内外気切換ドア84、モータ85、モータ85の回転軸に固定されブロワケース81に収容されたファン86、を備える。ファン86は、シロッコファンが用いられることが好ましい。モータ85を駆動してファン86を回転することで、内気導入口82または外気導入口83のいずれかまたは両方からブロワケース81の内部に空気を吸引し、温度調和部Cに向けて送風空気Aを送風する。
温度調和部Cは、内部に送風空気Aが通流するハウジング87、冷凍サイクル装置1の一部でありハウジング87の内部に配置される蒸発器5および放熱部3、放熱部3の上流に配置されたミックスドア88、を備える。図1に示されるように、放熱部3はハウジング87の断面方向において一部を占有するように配置され、蒸発器5を流出した送風空気Aは、放熱部3を通流する領域と、放熱部3を迂回する領域とを通流可能となっている。ミックスドア88の位置を適宜変更することで、蒸発器5を流出した送風空気Aの、放熱部3に通流する空気と放熱部3を迂回する空気との比率を調整することができる。
吹出部Dは、内部に送風空気Aが流れるハウジング89、ハウジング89に形成された吹出口90、91、92、吹出口の開度を調整する配風ドア90a、91a、92a、を備える。蒸発器5、ミックスドア88、放熱部3により温度された空気を、車両の室内Rへ、所望する吹出口から吹出すことができる。
圧縮機2は、駆動されることで、アキュムレータ6を流出した気相の冷媒を吸引し、高温高圧に圧縮して、吐出する。圧縮機2は電力により駆動可能とされている。
本実施形態において放熱部3は、圧縮機2から吐出された冷媒が流入し、送風空気Aの一部または全部と熱交換することができる室内冷媒放熱器3aである。アルミニウム合金または金属にて構成され、内部を冷媒が通過する複数のチューブと、チューブの間に配置されて冷媒の熱を送風空気Aに放熱する複数のフィンとを備える。
室外熱交換器4は、放熱部3を流出した冷媒が流入し、外気Fと熱交換することができる熱交換器である。アルミニウム合金または金属にて構成され、内部を冷媒が通過する複数のチューブと、チューブの間に配置される複数のフィンとを備える。室外熱交換器4に流入する冷媒を第1絞り弁4aにて減圧することで、室外熱交換器の内部で冷媒を蒸発させて、外気Fから熱を冷媒に吸収することができる。すなわち、吸熱器として使用することができる。室外熱交換器4に流入する冷媒を第1絞り弁4aにて減圧しないことで、相対的に高温高圧の冷媒を室外熱交換器4に流入させて、外気Fに冷媒の熱を放つことができる。すなわち、放熱器として使用することができる。
蒸発器5は、室外熱交換器4を流出した冷媒が流入し、送風空気Aと熱交換することができる冷却用熱交換器である。アルミニウム合金または金属にて構成され、内部を冷媒が通過する複数のチューブと、チューブの間に配置されて送風空気Aを冷却する複数のフィンとを備える。蒸発器5に流入する冷媒を第2絞り弁5aにて減圧することで、蒸発器の内部で冷媒を蒸発させて、送風空気Aから熱を冷媒に吸収することができる。すなわち、吸熱器として使用することができる。
アキュムレータ6は、蒸発器5を流出した冷媒が流入し、内部で気相と液相とを分離して、気相の冷媒を流出する。液相として冷媒を貯留することで、冷凍サイクル装置1の作動を安定化する。気相を流出する際には、従来周知の方法や構成で、液相の冷媒に混入、沈降、または分離した潤滑オイルを、流出する気相の冷媒に含めることができる。
第1絞り弁4aは、弁の開度を調整可能な電子式膨張弁である。これにより冷媒流路を絞ることでできる。さらに、冷媒流路を閉じることができることが好ましい。
第2絞り弁5aは、弁の開度を調整可能な電子式膨張弁である。あるいは、蒸発器5から流出する冷媒の温度または圧力を感知することで弁の開度を調整する従来の膨張弁である。これにより冷媒流路を絞ることでできる。
<冷房運転モード>
図2は、本発明の第一実施形態に係る車両用空調装置100を稼働して、車両の室内Rを冷房する場合を説明する概略図である。冷媒流路のうち冷媒が通流する部分が、太線を用いて示されている。また、冷媒の通流する方向が矢印で示されている。
空調ユニット80ではモータ85を駆動してファン86を回転するとともに、内外気切換ドア84により外気導入口83を開いて、ブロワケース81の内部に外気を導入する。ブロワケース81に導入された外気は、送風空気Aとして温度調和部Cに向けて送風される。
冷凍サイクル装置1では圧縮機2を駆動して、高温高圧の冷媒を吐出する。吐出された冷媒は、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)に流入する。このときミックスドア88は、放熱部3の上流面を閉塞する位置とされて、蒸発器5を流出した送風空気Aのすべてを、放熱部3を迂回する領域に導く。このため、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)と送風空気Aとは熱交換を行わず、送風空気Aが加熱されることはない。
放熱部3(室内冷媒放熱器3a)を流出した冷媒は、高温高圧の状態のまま第1絞り弁4aを通過して、室外熱交換器4に流入する。このとき第1絞り弁4aは、冷媒を減圧しない。また、第1開閉弁10aを閉塞する。これにより、高温高圧の冷媒は高温高圧のまま室外熱交換器4に流入し、外気Fとの熱交換により冷却されて、エネルギ(エンタルピ)が減少する。
室外熱交換器4を流出した冷媒は、第2絞り弁を通過して、蒸発器5に流入する。このとき第2絞り弁5aは、冷媒を減圧する。これにより、エネルギが減少した冷媒は減圧膨張されて蒸発器5に流入し、送風空気Aと熱交換する。そして、蒸発器5の内部で蒸発した冷媒は送風空気Aから熱を吸収し、送風空気Aが冷却される。
蒸発器5を流出した冷媒は、アキュムレータ6に流入し、気相冷媒と液相冷媒とに分離される。そして、気相冷媒がアキュムレータ6から流出し、圧縮機2に再び吸引される。
蒸発器5にて冷却された送風空気Aは、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)にて加熱されることなく、吹出口のいずれかを通過して、車両の室内Rに供給される。図2では、ベント吹出口に相当する吹出口91を通過して、車両の室内Rに供給される様子が示されている。
<暖房運転モード>
図3は、本発明の第一実施形態に係る車両用空調装置100を稼働して、車両の室内Rを暖房する場合を説明する概略図である。冷媒流路のうち冷媒が通流する部分が、太線を用いて示されている。また、冷媒の通流する方向が矢印で示されている。
空調ユニット80ではモータ85を駆動してファン86を回転するとともに、内外気切換ドア84により内気導入口82を開いて、ブロワケース81の内部に内気を導入する。ブロワケース81に導入された内気は、送風空気Aとして温度調和部Cに向けて送風される。
冷凍サイクル装置1では圧縮機2を駆動して、高温高圧の冷媒を吐出する。吐出された冷媒は、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)に流入する。このときミックスドア88は、放熱部3の上流面を開放する位置とされて、蒸発器5を流出した送風空気Aのすべてを、放熱部3を通流する領域に導く。このため、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)と送風空気Aとで熱交換が行われて、送風空気Aが加熱される。
放熱部3(室内冷媒放熱器3a)を流出した冷媒は、圧力は高圧であるものの温度が低下した状態で第1絞り弁4aを通過して、室外熱交換器4に流入する。このとき第1絞り弁4aは、冷媒を減圧する。また、第1開閉弁10aを閉塞する。これにより、冷媒は減圧膨張されて室外熱交換器4に流入し、外気Fと熱交換する。そして、室外熱交換器4の内部で蒸発した冷媒は外気Fから熱を吸収する。
室外熱交換器4を流出した冷媒は、第2絞り弁を通過して、蒸発器5に流入する。このとき第2絞り弁5aは、冷媒を減圧しない。蒸発器5に流入する冷媒は、室外熱交換器4にて外気Fと熱交換されたものであるが、そのエネルギは依然として少なく、蒸発器5に流入した冷媒は送風空気Aと熱交換する。そして、蒸発器5を通流する冷媒は送風空気Aから熱を吸収し、送風空気Aが冷却される。
蒸発器5を流出した冷媒は、アキュムレータ6に流入し、気相冷媒と液相冷媒とに分離される。そして、気相冷媒がアキュムレータ6から流出し、圧縮機2に再び吸引される。
蒸発器5にて冷却された送風空気Aは、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)にて加熱され、吹出口のいずれかを通過して、車両の室内Rに供給される。図3では、フット吹出口に相当する吹出口90を通過して、車両の室内Rに供給される様子が示されている。
ここで、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)が送風空気Aを加熱する熱量Q3は、室外熱交換器4が外気Fから吸収した熱量Q4、蒸発器が送風空気Aから吸収した熱量Q5の合計となっている。送風空気Aが蒸発器5で冷却されたとしても、熱量Q4がより多く与えられるため、結果として送風空気Aは加熱される。
<除湿運転モード>
図4は、本発明の第一実施形態に係る車両用空調装置100を稼働して、車両の室内Rを除湿する場合を説明する概略図である。冷媒流路のうち冷媒が通流する部分が、太線を用いて示されている。また、冷媒の通流する方向が矢印で示されている。
空調ユニット80ではモータ85を駆動してファン86を回転するとともに、内外気切換ドア84により外気導入口83を開いて、ブロワケース81の内部に外気を導入する。ブロワケース81に導入された外気は、送風空気Aとして温度調和部Cに向けて送風される。
冷凍サイクル装置1では圧縮機2を駆動して、高温高圧の冷媒を吐出する。吐出された冷媒は、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)に流入する。このときミックスドア88は、放熱部3の上流面を開放する位置とされて、蒸発器5を流出した送風空気Aのすべてを、放熱部3を通流する領域に導く。このため、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)と送風空気Aとで熱交換が行われて、送風空気Aが加熱される。
第1絞り弁4aを閉じ、または絞り、第1開閉弁10aを開放することで、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)を流出した冷媒は、第1バイパス流路10を通流する。すなわち、第1絞り弁4aと室外熱交換器4とを迂回して、第2絞り弁5aへと流れる。第2絞り弁5aへと流れる冷媒は、圧力は高圧であるものの温度が低下した状態で第2絞り弁5aに到達する。第2絞り弁5aを絞ることで、冷媒を減圧する。冷媒は減圧膨張されて蒸発器5に流入し蒸発して、送風空気Aから熱を吸収する。
蒸発器5を流出した冷媒は、アキュムレータ6に流入し、気相冷媒と液相冷媒とに分離される。そして、気相冷媒がアキュムレータ6から流出し、圧縮機2に再び吸引される。
蒸発器5にて冷却された送風空気Aは、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)にて加熱され、吹出口のいずれかを通過して、車両の室内Rに供給される。図3では、フット吹出口に相当する吹出口90およびベント吹出口に相当する吹出口91を通過して、車両の室内Rに供給される様子が示されている。
ここで、放熱部3(室内冷媒放熱器3a)が送風空気Aを加熱する熱量Q3は、蒸発器が送風空気Aから吸収した熱量Q5と略同じとなっている。送風空気Aが蒸発器5で冷却されたとしても、略同じ熱量Q5が与えられるため、結果として送風空気Aの温度変化は無いか少なく、蒸発器5にて冷却される際に除湿されて、車両の室内Rに供給される。
<熱交換器への潤滑オイルの滞留>
図3で示される暖房運転モードのとき、室外熱交換器4は外気Fの熱を吸収し、冷媒へ伝熱する。このとき、暖房運転が必要なほど外気Fの温度も低く(例えば摂氏5度以下)、このため室外熱交換器4を通流する冷媒に潤滑オイルが含まれていると潤滑オイルの粘性が上昇し、滞留するおそれがある。
そこで、外部電源によりバッテリーへの充電が行われるときに、潤滑オイルの回収運転を実行する。具体的には、制御装置によって外部電源によりバッテリーへの充電が開始されたことが認識されると、図5に示されるように、第1開閉弁10aを閉塞し、次に圧縮機2を稼働して、冷凍サイクル装置1に冷媒を循環させる。バッテリーへの充電が実行されているときは、車両が停止しているときであって、車両の走行時に比べて車両の室内を空調する必要性が低下するときであり、潤滑オイルの回収運転を行うのに好適である。潤滑オイルの回収運転のとき、冷凍サイクル装置1が有する各熱交換(加熱用熱交換器3、室外熱交換器4、蒸発器5)は、車両の室内の空調運転のときとは異なる目的で利用される。このため、潤滑オイルの回収運転は、モータ85の駆動を停止して送風空気Aが流れない状態で行われることが望ましい。
潤滑オイルは、室外熱交換器4に滞留することが予見されるため、高温高圧の冷媒を室外熱交換器4に供給することが望ましい。このため、第1絞り弁4aは絞らない。一方、第2絞り弁5aを絞ることが望ましい。圧縮機2から第2絞り弁5aまでの冷媒流路における冷媒を高温高圧の状態にできるので、室外熱交換器4に滞留した潤滑オイルを効率よく回収できる。
潤滑オイルの回収運転は、バッテリーの充電時間よりも短い時間で完了することが好ましい。具体的には、50秒〜120秒間、行うことが好ましい。これよりも運転時間が短いと、十分に潤滑オイルを回収できないおそれがある。また、これよりも運転時間を長くしても、潤滑オイルの回収量に実質的な変化が無い。
潤滑オイルの回収運転が実行されているときに、バッテリーの充電が中止された場合は、車両が走行する可能性があるとして、潤滑オイルの回収運転も停止されることが好ましい。潤滑オイルの回収運転に優先して、車両の室内の空調運転を実施することができる。
<第二実施形態>
図6は、本発明の第二実施形態に係る車両用空調装置200における、暖房運転モードを示している。第一実施形態とは、放熱部3の構成が異なっている。そこで、放熱部3を中心に説明し、その他、第一実施例と同じ符号が付与されている部分の説明は省略する。
本実施形態において放熱部3は、圧縮機2から吐出された冷媒が流入する水コンデンサ3b、水などの液状熱媒体の熱を送風空気Aに放熱する温水式熱交換器3c、温水式熱交換器3cと接続された温水流路3w、温水流路3wの温水を循環する送水装置P、を有する。水コンデンサ3bは温水流路3wの一部でもあり、冷媒と温水流路3wの水とを熱交換することができる熱交換器である。
空調ユニット80ではモータ85を駆動してファン86を回転するとともに、内外気切換ドア84により内気導入口82を開いて、ブロワケース81の内部に内気を導入する。ブロワケース81に導入された内気は、送風空気Aとして温度調和部Cに向けて送風される。
冷凍サイクル装置1aでは圧縮機2を駆動して、高温高圧の冷媒を吐出する。吐出された冷媒は、放熱部3の一部である水コンデンサ3bに流入し、温水流路3wに放熱する。温水流路3wの温水は送水装置Pによって循環され、温水は温水式熱交換器3cに流入する。このときミックスドア88は、温水式熱交換器3cの上流面を開放する位置とされて、蒸発器5を流出した送風空気Aのすべてを、温水式熱交換器3cを通流する領域に導く。このため、温水式熱交換器3cと送風空気Aとで熱交換が行われて、送風空気Aが加熱される。
水コンデンサ3bを流出した冷媒は、図3で示される第一実施形態の暖房運転モードと同様にして、第1絞り弁4a、室外熱交換器4、第2絞り弁5a、蒸発器5、アキュムレータ6の順に流れ、圧縮機2に再び吸引される。
<熱交換器への潤滑オイルの滞留>
図6で示される暖房運転モードのとき、室外熱交換器4は外気Fの熱を吸収し、冷媒へ伝熱する。このとき、暖房運転が必要なほど外気Fの温度も低く(例えば摂氏5度以下)、このため室外熱交換器4を通流する冷媒に潤滑オイルが含まれていると潤滑オイルの粘性が上昇し、滞留するおそれがある。
これとは別に、気温が低いときに車両用空調装置200が停止されると、水コンデンサ3b、温水式熱交換器3c、送水装置P、および温水流路3wの内部の温水が放熱し、冷水となる。そして、日射などにより気温が上昇すると冷凍サイクル1aの温度の上昇速度に対し、熱容量が大きいために冷水の温度の上昇が緩やかとなる。このため水コンデンサ3b近傍に存在する潤滑オイルの粘性が上昇し、滞留するおそれがある。
そこで、外部電源によりバッテリーへの充電が行われるときに、潤滑オイルの回収運転を実行する。具体的には、制御装置によって外部電源によりバッテリーへの充電が開始されたことが認識されると、図7に示されるように、第1開閉弁10aを閉塞するとともに送水装置Pを停止し、次に圧縮機2を稼働して、冷凍サイクル装置1aに冷媒を循環させる。バッテリーへの充電が実行されているときは、車両が停止しているときであって、車両の走行時に比べて車両の室内を空調する必要性が低下するときであり、潤滑オイルの回収運転を行うのに好適である。潤滑オイルの回収運転のとき、冷凍サイクル装置1aが有する各熱交換(温水式熱交換器3、室外熱交換器4、蒸発器5)は、車両の室内の空調運転のときとは異なる目的で利用される。このため、潤滑オイルの回収運転は、モータ85の駆動を停止して送風空気Aが流れない状態で行われることが望ましい。
潤滑オイルは、水コンデンサ3bおよび/または室外熱交換器4に滞留することが予見されるため、高温高圧の冷媒を水コンデンサ3bおよび室外熱交換器4に供給することが望ましい。このため、第1絞り弁4aは絞らない。一方、第2絞り弁5aを絞ることが望ましい。圧縮機2から第2絞り弁5aまでの冷媒流路における冷媒を高温高圧の状態にできるので、水コンデンサ3bおよび/または室外熱交換器4に滞留した潤滑オイルを効率よく回収できる。
<第三実施形態>
図8は、本発明の第三実施形態に係る車両用空調装置300における、暖房運転モードを示している。第二実施形態とは、冷凍サイクル1bの構成が異なっている。より具体的には、室外熱交換器4を流出した冷媒を、第2絞り弁5aおよび蒸発器5を迂回してアキュムレータ6に通流可能な第2バイパス流路11を備えている。第2バイパス流路11は、当該第2バイパス流路を閉塞可能な第2開閉弁11aを備えている。また、室外熱交換器4と第2バイパス流路11との合流点との間には、冷媒の逆流を防止する逆止弁12が備えられている。そこで、冷凍サイクル1bを中心に説明し、その他、第二実施例と同じ符号が付与されている部分の説明は省略する。
本実施形態において冷凍サイクル1bは、室外熱交換器4を流出した冷媒を、第2絞り弁5aおよび蒸発器5を迂回してアキュムレータ6に通流可能な第2バイパス流路11を備えている。第1開閉弁10aを閉、第2開閉弁11aを開として、次に圧縮機2を稼働すると、圧縮機1を吐出した高温高圧の冷媒は水コンデンサ3b、第1絞り弁4a、室外熱交換器4、第1開閉弁11a、アキュムレータ6の順に流れ、圧縮機2に再び吸引される。このとき、第1絞り弁4aで冷媒流路を絞ることで、冷媒は水コンデンサ3にて温水流路3wに熱を放ち(放熱し)、室外熱交換器4で外気Fから熱を吸収(吸熱)することができる。そして、モータ85を稼働して送風空気Aを流すとともにミックスドア88を温水式熱交換器3cの上流面を開放する位置として、蒸発器5にて除湿することなく送風空気Aを温風とすることができる。
気温が低いときに車両用空調装置300が停止されると、水コンデンサ3b、温水式熱交換器3c、送水装置P、および温水流路3wの内部の温水が放熱し、冷水となる。そして、日射などにより気温が上昇すると冷凍サイクル1aの温度の上昇速度に対し、熱容量が大きいために冷水の温度の上昇が緩やかとなる。このため水コンデンサ3b近傍に存在する潤滑オイルの粘性が上昇し、滞留するおそれがある。
そこで、外部電源によりバッテリーへの充電が行われるときに、潤滑オイルの回収運転を実行する。具体的には、制御装置によって外部電源によりバッテリーへの充電が開始されたことが認識されると、図9に示されるように、第1開閉弁10aおよび第2開閉弁11aを閉塞するとともに送水装置Pを停止し、次に圧縮機2を稼働して、冷凍サイクル装置1bに冷媒を循環させる。潤滑オイルの回収運転のとき、冷凍サイクル装置1bが有する各熱交換(温水式熱交換器3、室外熱交換器4、蒸発器5)は、車両の室内の空調運転のときとは異なる目的で利用される。このため、潤滑オイルの回収運転は、モータ85の駆動を停止して送風空気Aが流れない状態で行われることが望ましい。
潤滑オイルは、水コンデンサ3bおよび/または室外熱交換器4に滞留することが予見されるため、高温高圧の冷媒を水コンデンサ3bに供給することが望ましい。このため、第2絞り弁5aを絞ることが望ましい。圧縮機2から第2絞り弁5aまでの冷媒流路における冷媒を高温高圧の状態にできるので、水コンデンサ3bおよび/または室外熱交換器4に滞留した潤滑オイルを効率よく回収できる。
<その他の実施形態>
以上、第一実施形態、第二実施形態および第三実施形態を示し、本発明を採用する送風機を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではないことは明らかである。例えば、図1で示される冷凍サイクル1において、圧縮機2から吐出された冷媒を室内冷媒放熱器3aを迂回して第1絞り弁4aに通流可能とする第3バイパス流路(図示せず)、および第3バイパス流路の途中に設けられた当該第3バイパス流路を開閉可能な第3開閉弁(図示せず)が設けられたとしても、外部電源によりバッテリーへの充電が行われるときに行われる潤滑オイルの回収運転では、第1開閉弁10aと第3開閉弁のずれも閉じ、次に圧縮機2を稼働する。これにより、圧縮機2から吐出された冷媒は、室内冷媒放熱器3aと室外熱交換器4とを通流して、滞留した潤滑オイルを確実に回収することができる。
本発明に係る送風機は、工業的に製造することができ、とりわけ車両用空調装置に好適に利用することができる。
1、1a、1b 冷凍サイクル装置
2 圧縮機
3 放熱部
3a 室内冷媒放熱器
4 室外熱交換器
4a 第1絞り弁
5 蒸発器
5a 第2絞り弁
6 アキュムレータ
10 第1バイパス流路
10a 第1開閉弁
11 第2バイパス流路
11a 第2開閉弁
80 空調ユニット
81 ブロワケース
82 内気導入口
83 外気導入口
84 内外気切換ドア
85 モータ
86 ファン
87 ハウジング
88 ミックスドア
89 ハウジング
90、91、92 吹出口
90a、91a、92a 配風ドア
100、200、300 車両用空調装置
A 送風空気
B 送風部
C 温度調和部
D 吹出部
F 外気
R 車両の室内

Claims (4)

  1. 車両走行用モータの電力を蓄えるバッテリーを有する車両に搭載され、送風空気(A)を温度調和して前記車両の室内(R)に吹出す車両用空調装置(100、200、300)に適用される冷凍サイクル装置(1、1a、1b)であって、
    吸入した冷媒を圧縮し吐出する圧縮機(2)と、
    前記圧縮機から吐出された冷媒の熱を前記送風空気に放熱可能な放熱部(3)と、
    前記放熱部を流出した冷媒と車両の外気(F)との熱を交換可能な室外熱交換器(4)と、
    前記室外熱交換器を流出した冷媒を蒸発して前記放熱部よりも上流側の送風空気から熱を吸収可能な蒸発器(5)と、
    前記蒸発器を流出した冷媒を貯留して気相の冷媒を流出するアキュムレータ(6)と、
    前記室外熱交換器に流入する冷媒を減圧可能な第1絞り弁(4a)と、
    前記蒸発器に流入する冷媒を減圧可能な第2絞り弁(5a)と、
    前記放熱部を流出した冷媒を前記第1絞り弁と前記室外熱交換器とを迂回して前記第2絞り弁の上流に通流可能な第1バイパス流路(10)と、
    前記第1バイパス流路に備えられ当該第1バイパス流路を閉塞可能な第1開閉弁(10a)と、を備え、
    外部電源により前記バッテリーへの充電が行われるときに、前記第1開閉弁(10a)を閉塞し、前記圧縮機(2)を稼働することを特徴とする冷凍サイクル装置(1)。
  2. 前記放熱部(3)は、前記圧縮機から吐出された冷媒が流入し前記送風空気に放熱可能な室内冷媒放熱器(3a)であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記放熱部(3)は、前記圧縮機から吐出された冷媒の熱を冷媒とは異なる液状熱媒体に伝える水コンデンサと、前記液状熱媒体を循環する循環装置と、前記液状熱媒体が流入し前記送風空気に放熱する熱媒体放熱器と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置(1a)。
  4. 前記室外熱交換器を流出した冷媒を前記第2絞り弁と前記蒸発器とを迂回して前記アキュムレータの上流に通流可能な第2バイパス流路(11)と、
    前記第2バイパス流路に備えられ当該第2バイパス流路を閉塞可能な第2開閉弁(11a)と、を備え、
    外部電源により前記バッテリーへの充電が行われるときに、前記第2開閉弁を閉塞することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置(1b)。
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