JP2019051533A - 減容装置 - Google Patents
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Abstract
Description
一般的な空容器回収装置は、投入口から投入されたPETボトル等の空容器を、適宜、減容して装置内の容器収容部に収容する。
また、物品の減容処理を行う減容装置は、物品を確実に潰すために、最も大きい(硬い)物品を想定した大きいトルクで減容処理を行っている。
減容装置は、投入口から投入される減容対象の物品を特定する特定手段と、
前記特定手段による特定結果に基づいて、前記物品を減容する減容部の駆動制御を異ならせる減容制御手段と、を有することを特徴とする。
また、詳細には、減容装置は、投入口から投入される減容対象の物品を特定する特定手段と、特定手段による特定結果に基づいて、前記物品を減容する減容部の駆動制御を異ならせる減容制御手段とを有する。例えば、減容制御手段は、大型の空容器と比較して、減容部の圧縮ローラを備える回転軸、圧縮ローラを備える回転軸を高速回転、且つ、小回転量(回転角度)となるように駆動制御する。
また、物品回収装置100の装置本体部100Bは、容器収容部140を載置した引出し100Cを有し、正面側には引出用取手100eや、鍵孔100rが設けられており、鍵を鍵孔100rに差込み施解錠可能に構成されている。
また、装置本体部100Bの側面部には、搬送時に用いられる移動用取手100gが設けられている。
尚、キャップ用通路72は、キャップと、キャップよりも小さなものを仕分けする機構を有してもよい。具体的には、キャップ用通路72が分岐されて、分岐部に網の目状の部材にて、飲み残し吸い殻、雨水等は別経路で排出、蓄積し、キャップのみキャップ収容部145へ収まるようにしてもよい。
また、載置部116は、載置面116gの表面に表面処理が施され凹凸部が形成されており、投入された物品が載置部に貼りつくことを防止する構造を有する。物品回収装置が容器回収装置である場合、容器が濡れていたとしても、容器表面と載置部の凹凸形状の表面との接触面積が比較的小さいので濡れによる表面張力が小さくなり、容器が容器収容部140側へ容易に移動する。すなわち、濡れている容器が容器収容部側へ落ちないといった不具合を防ぐことができる。
内扉112は、載置部116と減容部120との間の通路71に設けられている。内扉駆動部6は、内扉112を開閉自在に駆動する。この内扉112には、空容器の載置状態を案内する案内部112Dが設けられている。案内部112Dは、露出され装置本体部から視認可能な位置に設けられている。案内部112Dは、物品(PETボトルなどの空容器等)を規定の向き、規定の位置(例えば、350ml、500ml、2000mlなど)に載置するように情報として案内表示されている。この案内部112Dは、内扉112の表面に設けられた凹部、凸部、ステッカー、LED表示部、LCDなどであってもよい。
また、物品回収装置は、撮像部などの検出センサにより、案内部112Dにより示された載置位置に、正しく物品が載置されているかを判定するための判定手段を備えていてもよい。また、撮像処理や光学センサなどの検知部により、載置向き及び位置が正しくない場合は、報知などを行うこともできる。
扇形状の外扉用支持部S111には、内扉112の回転軸C112が貫通する孔部S111hが設けられている。
すなわち、物品回収装置100は、外扉111に設けられた第1の制限部K111と、内扉112に設けられた第2の制限部K112を有するので、機械的に簡単な構造で、外扉111と内扉112それぞれの開閉状態に応じて、各扉の開閉動作を制限することができる。
詳細には、本実施形態では、物品回収装置100は、外扉111が開状態の場合、内扉112が閉状態のまま、開状態となることを制限するように構成されている。すなわち、外扉111が開口状態で、投入された物が載置部116に載置された時には、内扉112は閉状態であり、開状態とはならず、載置部116に載置された物が、回収対象物、又は非回収対象物であるに関わらず、装置本体部100B内の容器収容部140にそれを収容しないように構成されている。すなわち、この状態では、内扉112に物品(回収対象物、又は非回収物)が当接した状態であり、内扉112は載置部の一部を兼ねる構造となっている。
また、減容部120の上方には、板形状の規制部材61、規制部材62が、空容器Aを減容部120の中心へ導くように、互いに逆方向に傾斜して設けられており、空容器Aがそれ以外の箇所へ移動することを規制する。
一方の回転軸に設けられた圧縮ローラの外周部が、他方の回転軸に設けられた圧縮ローラの間に配置されており、当該他方の回転軸に設けられた当該圧縮ローラの間に設けられたスペーサsに対して所定の距離LPだけ離れた位置に配置されている。
よって、圧縮ローラ81と圧縮ローラ91が干渉することがなく、ローラの刃こぼれや破損による不具合等が起きないようになっている。
また、図8に示したように、回転軸811の端部には大径の歯車811nが設けられている。歯車811nは、モータ等の駆動部40の回転軸40pに設けられた歯車40nにチェーン等の動力伝達体41を介して動力を伝達可能に接続されている。
駆動時、駆動部40の回転軸40p、歯車40nが回転し、動力伝達体41により動力が回転軸811、回転軸911に伝達されることにより、回転軸811、回転軸911が互いに逆方向に回転する。
減容装置は、投入口から投入された減容対象の空容器Aを、回転軸811、911の間を通って、上方から下方へ移動させるように、回転軸811、911が所定の方向に回転するように構成されている。
また、羽根部52の先端部には、複数の凸部が設けられている。その凸部は、回転軸811に所定間隔に設けられた圧縮ローラ81の間の位置(スペーサsの位置)に対応した位置を通過可能に形成されている。
回転軸811に設けられた圧縮ローラ81の基部81bは、対向する回転軸911に設けられた圧縮ローラ91の基部91bと重ならないように構成されている。また、回転軸911に設けられた圧縮ローラ91の基部91bは、対向する回転軸811に設けられた圧縮ローラ81の基部81bと重ならないように構成されている。
詳細には、回転軸811の軸方向から視認した場合、圧縮ローラ81の複数の押圧部は、スペーサsを介して軸方向に隣接する他の圧縮ローラの複数の押圧部の間に配置されている。
回転軸911に設けられた圧縮ローラ91の押圧部についても同様である。
すなわち、簡単な構成で、空容器にきれいに凹凸部を形成することができ、且つ、空容器の一部分に所定間隔でスリット状に切断部を形成することができる。且つ、略平坦な減容物を形成することができる。つまり、空容器の胴部等の側面を押圧して扁平形状に押し潰すとともに、扁平形状の空容器の胴部等が重なった状態で、スリット状に形成された切断部分が噛合状態(係止状態)となり、減容後の容積が小さく略平坦形状の減容状態を維持し続けることができる。
複数の圧縮ローラ81(91)の間に剥離部30の先端部が設けられているので、簡単な構造で、減容された空容器を減容部120の圧縮ローラ81(91)から剥離させることができる。
また、支持部材871の内側面から、回転軸811の側面側に配置された圧縮ローラ81までの距離LCは、空容器Aの首部Abの長さLAbよりも長くなるように構成されている。
また、本実施形態では、距離LCは、回転軸811の側面側に配置されたスペーサws(s)の軸方向の長さよりも長く設定されている。スペーサws(s)の軸方向の長さ(厚み)は、他のスペーサの軸方向の長さLsと比較して約2倍の長さに設定されている。
つまり、空容器Aの首部Abと、肩部や胴部Agと切り離されないように、回転軸811に設けられた支持部材871側の圧縮ローラが、支持部材871の側面から所定距離だけ離れた位置に配置されている。すなわち、減容部120は、容器減容時に、空容器Aの首部Abが、肩部や胴部Agと繋がった状態で減容する構造となっている。
図10に示したように、減容装置(物品回収装置100)は、制御部1(CPU)、記憶部2、表示操作部3、送受信部4、外扉駆動部5、内扉駆動部6、計量部7、金属センサ8、光センサ9、扉位置センサ10、扉ロック部11、減容駆動部15(駆動モータ等)、収容部開閉センサ(物品収容部用の検知部)、汚れセンサ17等を有する。各構成要素は、信号線等により電気的に接続されている。
また、計量部7は、容器投入部110の載置部116に載置された容器内の飲み残し等を検出することで、回収可否を判断するセンサとして利用される。また、計量部7は、回収可と判断した容器の重量値を積算することで、容器収容部140に収容されている総重量を特定することも可能に構成されている。この機能により、容器収容部140に計量部を設ける必要がなく、大きな容量の容器収容部140を確保することができ、かつ計量部7自体を小さくすることができる。計量する対象が比較的小さいため、大きな計量部7を設ける必要がない。
制御部1は、容器投入部の載置部に載置された透光性の空容器を透過して受光した光を、光センサ9で検出し、その光センサ9からの検出信号に基づいて、回収対象の空容器であるか否かを判別する。
一方、本発明の実施形態に係る物品回収装置は、装置の投入口にあたる載置部に回収要否を判定するセンサ類が設けられているため、装置内に回収対象物を取り込む必要がない構成となっている。よって、排出口を設ける必要がなく、小型の物品回収装置を提供することができる。
収容部開閉センサ16(物品収容部用の開閉検知部)は、容器収容部140の開放(開状態)や閉状態を検知し、検知結果を制御部1へ出力する。本実施形態では、容器収容部140の開放(開状態)とは、容器収容部140が物品回収装置の本体部から引き出された状態に相当する。
また、収容部開閉センサ16は、物品回収装置の本体部、又は容器収容部140(物品収容部)に設けられている。
また、減容制御部107は、特定手段による特定結果に基づいて、少なくとも減容部120の回転軸811,911の回転量(回転角度)又は回転速度のいずれか一方を制御する。
また、ステップST3において、制御部1は、例えば、「容器を投入してください」などと表示操作部3の表示部に表示する処理を行う。
なお、制御部1は、検出処理の結果、例えば、載置部116に載置された物品が空容器であると判断した場合であっても、例えば、容器内に飲み残しの液体が所定量存在することを検出したとき、異物を含んでいると判断してもよい。
また、制御部1は、ST5において検出した物品の情報に基づいて、重量異常なので「飲み残し報知」、金属を検出したので「ペットボトル以外放置」、光学センサがペットボトルを検出できなかったので「ペットボトルは潰さずに報知」など、検出された結果に基づき、所定のメッセージに切り替えて報知処理を行ってもよい。なお、報知方法としては、画面表示や音声出力などであってもよい。また、報知処理としては、メッセージを表示する処理に限定されず、イラストや動画で物品回収を促す報知を行ってもよい。
例えば、比較例として、長尺の物品をその物品の長手方向が正面視縦方向と平行となるように、縦長の回収用穴を備えた回収装置では、一度、容器を回収用穴に入れてしまうと、手で物品を回収する際に、物品に触れる面積が確保できないため、当該回収用穴に向かって物品を逆送して回収装置外に排出する機構を設けたり、一度、回収装置内に物品を取り込み、別の開口からその物品を排出して、物品を操作者へ返却する機構を設けることを要する。
本発明の実施形態に係る減容装置は、横幅方向に長い横長の投入口を備えており回収容易な構造となっているため、上記比較例の回収装置のような特別な機構を設ける必要がなく、減容装置全体の小型化を実現することができる。
また、本発明の実施形態に係る減容装置は、投入口が横幅方向に長い横長形状に形成され、かつ、投入口の長手方向に平行となるように減容部が設けられているため、詳細には、減容部の回転軸811、911の軸方向が、投入口の長手方向に平行となるように形成されているので、物品の減容に要する時間が物品の短手方向分(ペットボトルであれば、胴部の径幅)のみとなり、減容に要する処理時間が短い。
例えば、回収物品がペットボトルであり、仮に、小径の投入口から投入された、縦長のペットボトルを底部側から頭部側へ、又は頭部側から底部側へ減容する減容部を備えた減容装置(比較例)では、比較的長い減容処理時間を要する。
また、制御部1の報知処理としては、外部端末装置(不図示)に対して上記報知を行ってもよい。外部端末装置は、例えば、店舗に設置されているPOS端末、店員やシステム管理者により携帯される携帯型端末装置、上位サーバー等である。制御部1は、送受信部4により、外部端末装置に対して無線式または有線式の通信路を介して上記報知(ポップアップ画面表示、ランプ点灯、音出力など)を行ってもよい。また、制御部1は、直接各端末装置で報知できるようにエラー出力してもよいし、上位サーバーにエラー出力しそのサーバーを介してPOS端末等が上記報知を行ってもよい。また、制御部1は、その他のエラー情報(満杯検知、消耗部品の交換サイン、その他故障エラーなど)についても同様に報知するようにしてもよい。
なお、ステップST74の処理の後、容器の回収者を特定する場合、容器の回収者を特定しない場合を詳細に説明する。
回収者を特定する場合、前記報知を受けた店員などが、管理者用の識別情報が付されたICカード(ICカードの記憶部に管理者用の識別情報が記憶されている)等を送受信部4にかざす又はタッチする(または近づける)と、制御部は、管理者に関し正しく認証処理が行われたことを確認した後、外扉111を開状態とする制御を行う。外扉111が開状態となり店員などが非回収物を取り除くことができる。すなわち、限られた人間にだけエラー時の外扉を開ける権限を与えることにより、更なる異物の投入やいたずらを防止することができる。
回収者を特定しない場合、ステップST72、ST73にて外扉111が閉じて、異物が投入不可の状態であっても、送受信部4でICカード等から識別情報を読み出されると、制御部1は、管理者であるか否かを問わず、外扉111を開状態とする処理を行ってもよい。これにより当該物品回収装置を利用したい利用客に非回収対象物を取り除いてもらうことができる。すなわち、店員等が来て非回収対象物を取り除くまで物品回収装置を利用できないという、チャンスロスを防ぐことができる。
なお、ステップST11において、制御部1は、例えば、「リサイクル中です 容器○○本」などと表示操作部3の表示部に表示する処理を行う。後述するように、容器の連続投入処理の場合、制御部1は、容器の本数をカウントアップし、表示部にそれを表示する処理を行う。また、連続投入でない場合、制御部は、容器1本と表示部に表示する処理を行う。
なお、上述したようにステップST5に進むことで、容器の連続投入処理を行うことができる。具体的には、減容部が空容器を減容処理している最中に、新しい容器を載置部に投入可能な状態となっているため、載置部のセンサ(検出部)による検出処理と減容部による減容処理とを並行処理することができる。すなわち、物品回収装置は、効率的に空容器の減容を行うことができる。
また、連続投入処理でない場合であっても、減容処理の際、内扉112が閉状態となっており、載置部と減容部120とが分離した状態(区切られた状態)となっているので、減容部による減容処理により容器等の破片などが飛散したとしても、その破片などが載置部へ到達しない。
すなわち、投入された容器に見合った減容処理を行うため、時間当たりの処理能力が高い減容装置を提供することができる。
例えば、物品として、小型で軽量の空容器を減容部120により減容する場合、減容制御手段は、大型の空容器と比較して、減容部の圧縮ローラ81を備える回転軸811、圧縮ローラ91を備える回転軸911を高速回転、且つ、小回転量(回転角度)となるように駆動制御するので、例えば、小型で軽量の空容器を含む複数の空容器を続けて減容する場合、時間当りの処理能力が高い減容装置を提供することができる。
すなわち、例えば、小型で軽量の空容器を含む複数の空容器を続けて減容する場合、時間当りの処理能力が高い減容装置を提供することができる。
すなわち、減容装置は、ペットボトル等の容器を横向き姿勢で減容処理することができるので、小型の減容装置を提供することができる。
詳細には、本実施形態では、特定手段(特定部106)により、物品が減容部120の減容処理にとって低負荷であると特定した場合、減容制御手段(減容駆動部15、制御部1の減容制御部107)は、減容部120の回転速度を上げ、かつ、減容部120の回転量を減らす制御を行う。つまり、連続して低負荷の物品を減容するとき、減容処理時間が短く、時間当りの減容個数が多い減容装置を提供することができる。
また、特定手段(特定部106)により、物品が減容部120の減容処理にとって高負荷であると特定した場合、減容制御手段は、減容部120の回転速度を下げ、かつ、減容部120の回転量を増やす制御を行う。つまり、連続して高負荷の物品を減容するとき、時間当りの減容個数が比較的少ないが、高トルクで確実に高負荷の物品を減容することができる減容装置を提供することができる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
例えば、外扉閉状態,内扉閉状態で検出処理を行ってもよい。また、例えば、外扉閉状態,内扉閉状態で特定処理を行ってもよい。
2…記憶部
3…表示操作部
7…計量部(検出手段)
8…金属センサ(検出手段)
9…光センサ(検出手段)
15…減容駆動部(駆動モータ等;減容制御手段)
100…物品回収装置(減容装置、空容器回収装置、回収装置、又は容器減容装置)
100B…装置本体部
106…特定部(特定手段)
107…減容制御部(減容制御手段)
110…容器投入部(物品投入部)
111…外扉
112…内扉
116…載置部
120…減容部(減容機構)
140…容器収容部(収容部又は物品収容部)
TS…投入口
Claims (5)
- 投入口から投入される減容対象の物品を特定する特定手段と、
前記特定手段による特定結果に基づいて、前記物品を減容する減容部の駆動制御を異ならせる減容制御手段と、
を有することを特徴とする減容装置。 - 前記物品の特徴を検出する検出手段を備え、
前記減容制御手段は、前記検出手段による検出結果に基づいて前記物品を特定し、少なくとも前記減容部の回転量又は回転速度のいずれか一方を制御することを特徴とする請求項1に記載の減容装置。 - 前記減容部は、物品を投入する投入口の長手方向と平行となるように備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の減容装置。
- 前記検出手段は、物品の質量を検出し、
前記特定手段により、前記物品の質量が設定値を超えていると特定した場合、前記減容制御手段は、前記減容部による前記物品の減容を行わないことを特徴とする請求項2に記載の減容装置。 - 前記特定手段が低負荷であると特定した場合、前記減容制御手段は、前記減容部の回転速度を上げ、かつ、前記減容部の回転量を減らし、
前記特定手段が高負荷であると特定した場合、前記減容制御手段は、前記減容部の回転速度を下げ、かつ、前記減容部の回転量を増やす
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の減容装置。
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