JP2019051217A - メッシュ式ネブライザ - Google Patents

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Nobuhiko Kofukugawa
伸彦 小副川
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Abstract

【課題】本体に対するキャップ部材の係合と解除が容易で確実なメッシュ式ネブライザを提供する。【解決手段】この発明のメッシュ式ネブライザは、本体の上部12を開閉可能に覆うキャップ部材30と、本体とキャップ部材30との間に挟まれる弾性体パッキン34とを含み、本体の上部12とキャップ部材30の縁部30Beとの間に設けられ、本体に対して上記キャップ部材30が閉じられると、本体に対してキャップ部材30の縁部30Beが閉じられる一方向に不可逆的に係合する係合部と、キャップ部材30の縁部30Beに設けられ、一方向に対して垂直な面内で外力Pを受けて、キャップ部材30の縁部30Beを外向きに変形させて上記係合部による係合を解除する係合解除部33,33を備える。【選択図】図4

Description

この発明はメッシュ式ネブライザに関し、より詳しくは、振動板とメッシュ部との間に供給された液体を、上記メッシュ部を通して霧化して噴出するメッシュ式ネブライザに関する。
従来、この種のメッシュ式ネブライザとしては、例えば特許文献1(特開2014−4208号公報)に開示されているように、本体とキャップ部材との間に弾性体パッキンを備え、キャップ部材が本体に対して閉じられた状態では、本体の上部側面から側方へ突出した突起とキャップ部材の内周面に設けられた凹部とが係合するものが知られている。これにより、キャップ部材が本体に対して閉じられた状態では、上記弾性体パッキンによって、給液部と振動板とメッシュ部との間に供給された液体が外部へ漏れるのを防止するように意図されている。
特開2014−4208号公報
しかしながら、上記メッシュ式ネブライザでは、確実に外部へ液体が漏れるのを防止しようとすると、弾性体パッキンの反発力に抗して、本体の突起の突出寸法とキャップ部材の凹部の窪み寸法を大きくして両者の係合を強くしなければならない。そのようにした場合、本体からキャップ部材の係合を解除するために、ユーザによる大きな力を必要とする。また、本体からキャップ部材の係合を解除する力の方向が、本体下側から上側方向のため、解除の際、ユーザが力を入れにくい。
そこで、この発明の課題は、本体に対するキャップ部材の係合と解除が容易で確実なメッシュ式ネブライザを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明は、
メッシュ部を通して液体を霧化して噴出するメッシュ式ネブライザであって、
本体と、
上記本体の上部を開閉可能に覆う上記キャップ部材と、
上記本体と上記キャップ部材との間に挟まれる弾性体パッキンとを含み、
上記本体の上部と上記キャップ部材の縁部との間に設けられ、上記本体に対して上記キャップ部材が閉じられると、上記本体に対して上記キャップ部材の縁部が閉じられる一方向に不可逆的に係合する係合部と、
上記キャップ部材の上記縁部に設けられ、上記一方向に対して垂直な面内で外力を受けて、上記キャップ部材の上記縁部を外向きに変形させて上記係合部による係合を解除する係合解除部を含む。
この発明のメッシュ式ネブライザでは、上記本体に対して上記キャップ部材が閉じられると、係合部は、上記本体に対して上記キャップ部材の縁部が閉じられる一方向に不可逆的に係合する。したがって、本体に対するキャップ部材の係合は容易で確実にできる。キャップ部材の係合を解除しようとする際には、係合解除部は、上記一方向に対して垂直な面内で外力を受けて、上記キャップ部材の上記縁部を外向きに変形させて上記係合部による係合を解除する。したがって、本体に対するキャップ部材の係合解除は容易で確実にできる。
なお、本発明とは異なり、図5に示されるような、キャップ部材130の縁部に内向きの突起131を設けるとともに、本体110の外周壁部に、支軸151を中心に本体外側方向に回動する回動押圧部材152を設け、この回動押圧部材152の先端に外向きの突起153を設ける構造が考えられる。この構造によれば、キャップ部材が本体に対して閉じられた状態では、該突起153とキャップ部材130の突起131とが互いに係合するので、確実に外部へ液体が漏れることが防止できる。また、ユーザが回動押圧部材152に僅かな押圧力Qを加えることにより、キャップ部材の係合解除が容易である。しかしながら、この構造では、本体110と回動押圧部材152との間に部品間の隙間Sができ、洗浄が難しい。また、部品点数や組立工数の増加によりコストが増加するという問題がある。これに対して、本発明によれば、本体自体において部品間の隙間はできない。したがって、ユーザにとって、洗浄の手入れが簡単になる。また、部品点数を少なくすることができ、コストの増加を抑制できる。
一実施形態のメッシュ式ネブライザでは、上記キャップ部材の上記一方向に対して垂直な面内での平面形状は、円形または楕円形状であり、
上記係合部は、上記本体の上部と上記キャップ部材の上記縁部の周方向に関して特定の第1の方位に対応する1箇所に設けられ、
上記係合解除部は、上記キャップ部材の上記縁部における、上記第1の方位に対して異なる第2の方位に対応する互いに反対側の2箇所に設けられている。
この一実施形態のメッシュ式ネブライザでは、上記係合解除部は、上記キャップ部材の上記縁部における、上記第1の方位に対して異なる第2の方位に対応する2箇所に設けられている。したがって、ユーザにとって、キャップ部材の縁部の上記2箇所から押圧が可能になり解除がし易くなる。特に、上記2箇所は上記キャップ部材の縁部の互いに反対側の2箇所であるから、ユーザは、自らの手(例えば親指と人差し指)で、上記2箇所を、上記キャップ部材の縁部から上記キャップ部材の中心へ向かって挟むことによって、上記キャップ部材の係合解除が簡単に可能である。
一実施形態のメッシュ式ネブライザでは、
上記キャップ部材の上記縁部の上記第2の方位に設けられた上記係合解除部と、上記本体の上部のうち上記係合解除部に対向する部分との間に、上記係合解除部が上記キャップ部材の中心へ向かって変形するのを許容する隙間が設けられている。
この一実施形態のメッシュ式ネブライザでは、上記本体の上部のうち上記係合解除部に対向する部分との間に、上記係合解除部が上記キャップ部材の中心へ向かって変形するのを許容する隙間が設けられている。したがって、ユーザが上記キャップ部材の縁部を上記キャップ部材の中心へ向かって押圧するとき、上記係合解除部が上記本体の上部の隙間へ向かって変形する。この結果、係合解除がさらに容易になる。
以上より明らかなように、この発明のメッシュ式ネブライザによれば、本体に対するキャップ部材の係合と解除が容易で確実になる。
この発明のメッシュ式ネブライザを示す斜視図である。 図2(A)は、上記メッシュ式ネブライザが組み立てられた状態(組み立て状態)を上方から見たところを示す図である。図2(B)と図2(C)は、図2(A)のメッシュ式ネブライザをそれぞれ前面、右側方から見たところを示す図である。 図3(A)は、図2(B)のメッシュ式ネブライザの本体の上部におけるA−A線断面図である。図3(B)は、上記メッシュ式ネブライザの本体とキャップ部材との間の係合部を拡大して示す図である。 図4(A)は、図2(C)のメッシュ式ネブライザの本体の上部におけるB−B線断面図である。図4(B)は、上記メッシュ式ネブライザの本体に対してキャップ部材の係合が解除される動作を説明する図である。 従来のメッシュ式ネブライザの本体の上部の縦断面図を示す図である。 上記メッシュ式ネブライザの本体に搭載された制御系のブロック構成を示す図である。 上記メッシュ式ネブライザをユーザが使用する態様を例示する図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(メッシュ式ネブライザの構成要素)
図1は、この発明の一実施形態のメッシュ式ネブライザ(全体を符号1で示す。)にキャップ部材30が開かれた状態を斜めから見たところを示している。
図1に示すように、このメッシュ式ネブライザ1は、略楕円柱状の外形をもつ本体の下部11と、この本体の下部11に対して上方から着脱可能に嵌め込んで装着される略楕円柱状の外形をもつ本体の上部12とを備えている。本体の下部11と本体の上部12とが、本体10を構成している。後に詳述するように、キャップ部材30は、本体の上部12の上面のうち後端側の縁に、本体の上部12に対して矢印Cに示すように蝶番38を中心に回動自在に設けられている。このメッシュ式ネブライザ1が組み立てられた状態では、キャップ部材30の縁部の係合突起31と、本体の上部12の係合突起32とが係合し、キャップ部材30が閉じられる。
図1に示すように、本体の下部11の前面には、このメッシュ式ネブライザ1の電源をオン、オフするための電源スイッチ50が設けられている。本体の下部11の内部には、主に後述の制御系が搭載されている。
図3(A)は、図2(B)の上記メッシュ式ネブライザ1の本体の上部12におけるA−A線断面図を示す。本体の上部12のうち前半分の領域に、メッシュ部21と、このメッシュ部21を支持する凹状の支持部22とが設けられている。この支持部22は、本体の上部12の縦軸方向(鉛直方向)に対して傾斜した底板部22bと、この底板部22bに連なり、上方に向かうに連れて次第に開いている側壁部22cとを有している。さらに、本体の上部12に、支持部22の側壁部22cを周方向に取り囲んで接するように、弾性体パッキン34が設けられている。
本体の上部12の内部には、支持部22の直下に対応する位置に、図示しない振動部が設けられている。この振動部は、公知のタイプのものであり、支持部22から下方に離間した位置に配された超音波振動子と、支持部22の底板部22bに相当する位置に水平に配された振動面と、超音波振動子と振動面との間に配され、超音波振動子の振動を増幅するとともに振動面へ伝達するホーンとを含んでいる。
また、図3(A)に示すように、本体の上部12のうち後半分の領域に、略台形の平面形状をもつ貯液部17が設けられている。この貯液部17は、前面側へ向かうにつれて次第に浅くなる底面を有している。また、この貯液部17の前面側部分に連なって、貯液部17から振動部の振動面上へ向けて液体(薬液)を供給するための給液路18が設けられている。貯液部17と給液路18とが、給液部を構成している。図1の状態では、貯液部17は、上方へ向かって開いている。したがって、ユーザは、貯液部17に上方から薬液を入れることができる。
(キャップ部材の構成と動作)
図1に示すように、本体の上部12の上面のうち後端側の縁には、本体の上部12に対して蝶番38を介して回動可能に、蓋をなすキャップ部材30が連結されている。このキャップ部材30は、蝶番38に近い側に配され略台形の平面形状を有する後半部30Aと、この後半部30Aに連なり、環状で略円形の平面形状を有する前半部30Bとを含んでいる。前半部30Bの本体の上部12の上面に対向する側に、2つの円筒形の突起部40,40が設けられている。後半部30A本体の上部12の上面に対向する側に、貯液部17の平面形状と対応する略台形の平面形状を有するメサ部41が設けられている。本体の上部12に対してキャップ部材30が閉じられ、このメッシュ式ネブライザ1が組み立てられた状態では、突起部40は、本体の上部12の支持部22の周りの上縁20に当接して、本体の上部12の縦軸方向(鉛直方向)に関してキャップ部材30を位置決めするために働く。また、メサ部41は、貯液部17の上部を塞いで、貯液部17から薬液が溢れるのを防ぐ。このメッシュ式ネブライザ1が組み立てられた状態では、キャップ部材30の前半部30Bは、図2(A)〜図2(C)に示すようにメッシュ部21の周りを環状に取り囲み、本体の上部12の縦軸方向(鉛直方向)に対して垂直な面内で、略円形の平面形状をもっている。キャップ部材30の前半部30Bの中央は、マウスピース等が取り付けられるべき開口30oになっている。
図1に示すように、キャップ部材30の前半部30Bの略円形の縁部30Beには、この縁部30Beの周方向に関して第1の方位としての前端(蝶番38とは反対側)に相当する1箇所に、内向きに突起した係合突起31が設けられている。また本体の上部12に本体の上部12の前端から外向き(前方)に突出した係合突起32が設けられている。キャップ部材30の前半部30Bの縁部30Be(以下「キャップ部材30の縁部30Be」という。)の係合突起31と本体の上部12の係合突起32とで係合部を構成する。本体の上部12に対してキャップ部材30が閉じられると、キャップ部材30の係合突起31は、本体の上部12の係合突起32と、一方向としての鉛直方向に不可逆的に係合するようになっている。すなわち、図3(B)中に拡大して示すように、キャップ部材30の係合突起31は、下端から内向きに斜め上方へ延在する斜面31aと、この斜面31aの上端に連なり鉛直方向に配された鉛直面31bと、この鉛直面31bの上端に連なり水平方向に配された水平面31cとを有している。一方、本体の上部12の係合突起32は、上端から外向きに斜め下方へ延在する斜面32aと、この斜面32aの下端に連なり鉛直方向に配された鉛直面32bと、この鉛直面32bの上端に連なり水平方向に配された水平面32cとを有している。本体の上部12に対してキャップ部材30が閉じられるときは、キャップ部材30の縁部30Beの前端は、本体の上部12の前端に対して、矢印Vで示すように上方から下方へ鉛直方向に移動する。このとき、係合突起31の斜面31aが、係合突起32の斜面32aに当接して外向きの力を受け、キャップ部材30の縁部30Beが外向きに撓んで変形する。これにより、キャップ部材30の係合突起31が本体の上部12の係合突起32を乗り越えて、係合突起32と係合する。一旦、キャップ部材30の係合突起31が本体の上部12の係合突起32と係合すると、キャップ部材30の縁部30Beの前端が、本体の上部12の前端に対して、下方から上方へ移動しようとしても、係合突起31の水平面31cが係合突起32の水平面32cに当接して、その移動を阻止する。すなわち、キャップ部材30の係合突起31が本体の上部12の係合突起32と、鉛直方向に不可逆的に係合することになる。このようにして、本体に対するキャップ部材の係合は容易で確実にできる。この係合部は、蝶番38とは反対側の本体の上部12とキャップ部材30の縁部30Beの前端の位置に設けられるのが好ましい。
図3(A)に示す、キャップ部材30が本体の上部12に対して閉じられた状態では、キャップ部材30の係合突起31は、本体の上部12の凹部の側面に設けられた弾性体パッキン34の反発力に抗して、本体の上部12の係合突起32と係合する。これにより、確実に外部へ液体が漏れることが防止できる。
図4(A)は、図2(C)のメッシュ式ネブライザの本体の上部におけるB−B線断面図を示す。この図4(A)中に示すように、キャップ部材30の縁部30Beには、縁部30Beの周方向に関して前端とは異なる第2の方位に対応する互いに反対側の2箇所(この例では、左端と右端)に、水平面内で外力を受けるべき係合解除部33,33が設けられている。2箇所の係合解除部33,33と、本体の上部12のうちそれらの係合解除部33,33に対向する部分との間に、それぞれ係合解除部33,33がキャップ部材30の中心へ向かって変形するのを許容する隙間T,Tが設けられている。
本体に対してキャップ部材30を開こうとするユーザは、キャップ部材30の縁部30Beの係合解除部33,33を手で(例えば、親指と人差し指で)挟みキャップ部材30の中心方向に向かって矢印P方向に押圧する。これにより、キャップ部材30の縁部30Beは、本体の上部12の縦軸方向(鉛直方向)に対して垂直な水平面内で外力を受ける。この結果、図4(B)に示すように、係合解除部33が本体の上部12の隙間Tへ向かって変形する。これに伴って、キャップ部材30の縁部30Beの前端は前方(矢印R方向)に変形する。このようにして、係合突起31と係合突起32による係合は容易で確実に解除される。
この例では、ユーザにとって、キャップ部材30の縁部30Beの対応する2箇所から押圧が可能になり解除がし易くなる。特に、ユーザは、自らの手(例えば親指と人差し指)で、対応する2箇所(縁部30Beの左端と右端)を、キャップ部材30の縁部30Beからキャップ部材30の中心へ向かって挟むことによって、簡単に解除が可能である。
この例では、本体10自体において部品間の隙間はできない。したがって、ユーザにとって、洗浄の手入れが簡単になる。また、部品点数を少なくすることができ、コストの増加を抑制できる。
図6は、このメッシュ式ネブライザ1の本体10に搭載された制御系のブロック構成を示している。このメッシュ式ネブライザ1は、操作部61と、報知部62と、制御部63と、発振周波数生成部64と、霧化部65と、電源部66とを備えている。操作部61は、この例では、図1中に示した電源スイッチ50を含んでいる。報知部62は、この例では、図1中に示したLEDランプ51を含んでおり、さらに図示しないブザーを含んでいてもよい。発振周波数生成部64は、制御部63からの制御信号に基づいて、交流の駆動電圧を霧化部65に印加する。この駆動電圧は、例えば、電源スイッチ50が押されてから或る出力時間にわたって出力される。出力時間の計測は、図示しないタイマによって行うこともできる。霧化部65は、図1中に示したメッシュ部21と、既述の振動部とを含んでいる。発振周波数生成部64からの交流駆動電圧は、霧化部65をなす振動部の超音波振動子に印加される。この超音波振動子の振動は、ホーンによって増幅されるとともに振動面へ伝達される。振動面が振動すると、振動面とメッシュ部21との間の隙間に供給された薬液がメッシュ部21を通して霧化されて噴出する。制御部63は、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)を含み、発振周波数生成部64を介して霧化部65に信号を送り、霧化量、連続動作時間等を制御する。また、制御部63は、LEDランプ51の点灯によって電源がオンされたこと、LEDランプ51の点滅によって電池の容量が不足していることなどを報知する。電源部66は、電池(例えば、DC3Vの充放電可能な二次電池)を含み、この制御系の各部に電力を供給する。
(メッシュ式ネブライザの使用)
このメッシュ式ネブライザ1を使用する場合、予め、ユーザは、本体の上部12の貯液部17に薬液を入れておく。そして、図7に示すように、ユーザは、組立状態で、キャップ部材30の開口31oに、例えばマウスピース80を着脱可能に装着する。なお、マウスピース80に代えて、ユーザ99の顔を覆うような吸入マスクを装着してもよい。
図7中に示すように、ユーザがメッシュ式ネブライザ1を少しだけ手前に傾けると、給液部をなす貯液部17から給液路を通して、振動部の振動面上へ向けて薬液が供給される。つまり、振動面とメッシュ部21との間に薬液が供給される。そして、ユーザが電源スイッチ50をオンすると、振動部の超音波振動子に駆動電圧が印加されて振動面が振動される。これにより、メッシュ部21を通して薬液が霧化されて噴出する。
上述の実施形態では、キャップ部材30の縁部30Beの平面形状は、略円形であるものとしたが、これに限られるものではない。キャップ部材30の縁部30Beの平面形状は、略楕円形であってもよいし、さらに略矩形であってもよい。
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した複数の実施の形態は、それぞれ単独で成立し得るものであるが、実施の形態同士の組みあわせも可能である。また、異なる実施の形態の中の種々の特徴も、それぞれ単独で成立し得るものであるが、異なる実施の形態の中の特徴同士の組みあわせも可能である。
1 メッシュ式ネブライザ
10 本体
11 本体の下部
12 本体の上部
17 貯液部
21 メッシュ部
22 支持部
30 キャップ部材
30Be 縁部
31 係合突起
32 係合突起
33 係合解除部
34 弾性体パッキン
38 蝶番

Claims (3)

  1. メッシュ部を通して液体を霧化して噴出するメッシュ式ネブライザであって、
    本体と、
    上記本体の上部を開閉可能に覆うキャップ部材と、
    上記本体と上記キャップ部材との間に挟まれる弾性体パッキンとを含み、
    上記本体の上部と上記キャップ部材の縁部との間に設けられ、上記本体に対して上記キャップ部材が閉じられると、上記本体に対して上記キャップ部材の縁部が閉じられる一方向に不可逆的に係合する係合部と、
    上記キャップ部材の上記縁部に設けられ、上記一方向に対して垂直な面内で外力を受けて、上記キャップ部材の上記縁部を外向きに変形させて上記係合部による係合を解除する係合解除部を含むことを特徴とするメッシュ式ネブライザ。
  2. 請求項1のメッシュ式ネブライザにおいて、
    上記キャップ部材の上記一方向に対して垂直な面内での平面形状は、円形または楕円形状であり、
    上記係合部は、上記本体の上部と上記キャップ部材の上記縁部の周方向に関して特定の第1の方位に対応する1箇所に設けられ、
    上記係合解除部は、上記キャップ部材の上記縁部における、上記第1の方位に対して異なる第2の方位に対応する互いに反対側の2箇所に設けられていることを特徴とするメッシュ式ネブライザ。
  3. 請求項2のメッシュ式ネブライザにおいて、
    上記キャップ部材の上記縁部の上記第2の方位に設けられた上記係合解除部と、上記本体の上部のうち上記係合解除部に対向する部分との間に、上記係合解除部が上記キャップ部材の中心へ向かって変形するのを許容する隙間が設けられていることを特徴とするメッシュ式ネブライザ。
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