JP2019050931A - マットレス - Google Patents

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Abstract

【課題】表裏両面に特に留意することなく、ベッド等に設置することができ、しかも、表裏両面のいずれの面にもリネン材等を容易にセットすることのできるマットレスを提供する。【解決手段】表裏両面のいずれの面も使用可能なリバーシブルマットレス10を備え、このリバーシブルマットレス10の周縁部である四隅部25付近における厚さ方向の中間部分に、リバーシブルマットレス10の隅部を斜めに横切ることが可能な固定テープ30をそれぞれ取り付け、各固定テープ30をリバーシブルマットレス10の隅部表面側と隅部裏面側のいずれにも嵌め合わせ可能とする。固定テープ30をリバーシブルマットレス10の四隅部25付近における厚さ方向の中間部分に配設するので、固定テープ30に固定機能を発揮させるため、リバーシブルマットレス10の表裏両面に特に注意してベッドに設置する必要性が少ない。【選択図】図2

Description

本発明は、就寝用のマットレスに関し、より詳しくは、表面のみならず、裏面をも使用することのできるマットレスの改良に関するものである。
マットレス1Aは、コイルタイプ、低反発タイプ、高反発タイプ、リバーシブルタイプ等がある(特許文献1、2参照)が、例えば図7ないし図11に示すように、各種のクッション材を内蔵した肉厚の平面略長方形に構成され、ベッド2上に設置されており、表面にリネン材であるシーツ3が重ねてセットされる(特許文献3参照)。このマットレス1Aの裏面四隅部付近には図10に示すように、シーツ3用の固定ベルト4がそれぞれ斜めに縫製され、各固定ベルト4がシーツ3の隅部をマットレス1Aとの間に挟んで固定するよう機能する。
このようなマットレス1Aにシーツ3をセットしてベッドメイキングする場合には、マットレス1Aの表面にシーツ3を左右均等になるよう広げ、このシーツ3の周縁部をマットレス1Aの裏面側に巻き込むとともに、シーツ3の周縁部をベッド2とマットレス1Aの裏面との間に折り込んで挟み、シーツ3の四隅部をマットレス1Aの裏面四隅部と固定ベルト4との間に挟んで固定すれば、ベッドメイキングしてベッド2を快適な状態に保つことができる。
実開平01‐032664号公報 特開2013‐146486号公報 特開平8‐322678号公報
従来におけるマットレス1Aは、以上のように構成され、裏面四隅部付近に、シーツ3用の固定ベルト4がそれぞれ縫製される場合には、表面にシーツ3がセットされる際、シーツ3の抜けや皺の発生を有効に防ぐことが可能となる。しかしながら、マットレス1Aの裏面四隅部付近に固定ベルト4が縫製される場合には、マットレス1Aの表裏両面に留意してベッド2に設置する必要がある。
この点について詳しく説明すると、マットレス1Aの表面を上向きにしてベッド2に設置する場合には、シーツ3の四隅部を固定することはできるものの、マットレス1Aの裏面を上向きにしてベッド2に設置する場合には、シーツ3の四隅部をマットレス1Aの下向きの表面四隅部と固定ベルト4との間に挟んで固定するのは、構造上不可能である。このようにマットレス1Aの裏面四隅部付近に固定ベルト4が縫製される場合には、固定ベルト4に固定機能を発揮させるため、マットレス1Aの表裏両面に留意してベッド2に設置する必要があるので、設置作業の煩雑化や遅延を招くこととなる。
この点に関し、マットレス1Aが表裏両面のいずれの面も使用可能なリバーシブルマットレス10Aの場合(図11参照)には、リバーシブルマットレス10Aの表裏両面に特に留意することなく、ベッド2に設置することが可能となる。しかしながら、リバーシブルマットレス10Aには、シーツ3用の固定ベルト4が何ら設けられていないので、シーツ3を固定したり、シーツ3の抜けや皺の発生を防ぐことは困難となる。
本発明は上記に鑑みなされたもので、表裏両面に特に留意することなく、ベッド等に設置することができ、しかも、表裏両面のいずれの面にもリネン材等を容易にセットすることのできるマットレスを提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、マットレス本体の周縁部に、マットレス本体の隅部を略斜めに横切ることが可能な固定部材を取り付け、この固定部材をマットレス本体の隅部表面側と隅部裏面側のいずれにも嵌め合わせ可能としたことを特徴としている。
なお、マットレス本体を、表裏両面のいずれの面も使用可能なリバーシブルマットレスとすることができる。
また、マットレス本体の周縁部を、マットレス本体の隅部付近における厚さ方向の中間部分とすることができる。
また、マットレス本体の四隅部付近における厚さ方向の中間部分に、固定部材をそれぞれ取り付け、マットレス本体の表裏両面のうち、いずれかの面にリネン材を重ねる場合に、リネン材の四隅部をマットレス本体と複数本の固定部材とに挟み持たせることもできる。
また、マットレス本体を少なくとも二つ折りに折り畳んで搬送可能とし、固定部材に非伸縮性を付与し、マットレス本体を折り畳んで搬送する場合に、固定部材を取手として用いることが可能である。
また、マットレス本体は、少なくとも弾性を有するクッション材と、このクッション材を覆い包む側地材とを含み、この側地材の周縁部の少なくとも一部分に開閉領域が形成されるとともに、この開閉領域に、開閉用のファスナーが取り付けられ、側地材のファスナーに固定部材の両端部が取り付けられることにより、側地材の隅部付近に、固定部材が側地材隅部の表面側又は裏面側を斜めに横切るよう取り付けられると良い。
また、クッション材は、少なくとも高反発層と、この高反発層に積層される高硬度層と、この高硬度層に積層される低硬度層とを含むことが可能である。このクッション材としては、ウレタン等があげられるが、高反発性等の特性が類似しているのであれば、他の材料(各種エラストマー等)でも良い。
また、側地材は、クッション材に対応する大きさの表面側地と、この表面側地との間に少なくともクッション材を収容する裏面側地とを含み、これら表面側地と裏面側地とが対向してその周縁部同士が接合され、表面側地と裏面側地とに異なる模様が施されると良い。
ここで、特許請求の範囲におけるマットレス本体は、単層構造、二層構造、三層構造、四層構造、五層構造等に積層形成し、各種のベッドや診察台等の支持用具に支持させることができる。このマットレス本体は、その表裏両面の質感や特性等が同一でも良いし、相違しても良い。マットレス本体の「隅部」には、少なくとも二隅部、三隅部、四隅部が含まれる。「隅部付近における厚さ方向の中間部分」は、隅部付近における厚さ方向の両端部以外の部分が該当し、少なくとも隅部付近における厚さ方向の中央部分と、隅部付近における厚さ方向の中央部分とおおよそ認められる部分のいずれもが含まれる。
リネン材には、少なくともシーツや毛布等が含まれる。また、マットレス本体のクッション材は、高反発層と高硬度ウレタン層との間に介在されるウレタン層又はファイバー層を備えると良い。また、高硬度ウレタン層と低硬度層との間に介在されるエラストマー製の高反発層を備えることがより好ましい。さらに、クッション材は、立体網状体を使用しない弾性のマット(ウレタンマット等)でも良い。
本発明によれば、固定部材を、マットレス本体の裏面隅部付近に設けるのではなく、マットレス本体の周縁部に設けてマットレス本体の隅部表面側又は隅部裏面側を略斜めに横切ることができるようにするので、固定部材の固定機能を維持するため、マットレス本体の表裏両面に特に留意してベッド等の支持用具に設置する必要性が少ない。また、例えマットレス本体がリバーシブルマットレスの場合にも、リバーシブルマットレスにリネン材等を固定し、リネン材等の脱落を防ぐことができる。
本発明によれば、固定部材をマットレス本体の隅部表面側と隅部裏面側のいずれにも嵌め合わせ可能とするので、マットレス本体の表裏両面に特に注意することなく、ベッド等の支持用具にマットレス本体を設置することができるという効果がある。
本発明に係るマットレスの実施形態を模式的に示す側面説明図である。 本発明に係るマットレスの実施形態におけるリバーシブルマットレスを模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係るマットレスの実施形態における二つ折りに折り畳まれたリバーシブルマットレスを模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係るマットレスの実施形態におけるリバーシブルマットレスのクッション材を模式的に示す断面説明図である。 本発明に係るマットレスの第2の実施形態を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係るマットレスの第3の実施形態を模式的に示す断面説明図である。 従来におけるベッドとそのマットレスを示す側面説明図である。 シーツがセットされたマットレスを模式的に示す斜視説明図である。 マットレスの表面側を示す斜視説明図である。 マットレスの裏面側と複数本の固定ベルトとを示す斜視説明図である。 従来のリバーシブルマットレスを示す斜視説明図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態におけるマットレス1は、図1ないし図4に示すように、表裏両面のいずれの面も使用可能なリバーシブルマットレス10であり、このリバーシブルマットレス10の周縁部である四隅部25付近における厚さ方向の中間部分に、リバーシブルマットレス10の四隅部25の表面又は裏面を斜めに横切ることが可能な複数本の固定テープ30を配設するとともに、各固定テープ30をリバーシブルマットレス10の隅部表面側と隅部裏面側のいずれにも嵌合可能とし、この固定テープ30により、シーツ3の隅部を挟んで固定するようにしている。
リバーシブルマットレス10は、図1ないし図3に示すように、少なくとも弾性や体圧分散性に優れ、二つ折りに折り畳み可能な平面略長方形のクッション材11と、このクッション材11を表裏両面方向から覆い包む側地材20とを備え、利用者等の様々なニーズに対応することができるよう、クッション材11の表裏両面に異なる質感・特性が付与されており、このクッション材11の表裏両面が選択的に使用される。このリバーシブルマットレス10は、例えば長さ210cm×幅100cm、長さ191cm×幅91cm、長さ191cm×幅83cm程度の大きさに形成され、ベッド2上に設置される。
クッション材11は、特に限定されるものではないが、図4に示すように、体圧分散性と追従性に優れる裏面側の高反発ウレタン層12と、この高反発ウレタン層12上に積層接着されるウレタン層13と、このウレタン層13上に積層接着される高硬度ウレタン層14と、この高硬度ウレタン層14上に積層接着されて動きやすさをサポートする高反発ウレタン層15と、この高反発ウレタン層15上に積層接着される表面側の柔軟な低硬度ウレタン層16とを上下多層構造に備え、側地材20に被覆保護されてベッド2上に水平に設置される。
クッション材11は、その前後両端部に、高反発ウレタン層12と高硬度ウレタン層14との間に介在する硬質のストッパ17がそれぞれ選択的に配設され、左右両側部に図示しない姿勢安定用の硬いサイドエッジがそれぞれ幅広に選択的に配設されており、必要に応じ、上下(表裏)反転して使用される。このクッション材11の表面側の低硬度ウレタン層16は、高反発ウレタン層12が使用されない場合、例えば利用者の体全体を包み込みたい場合に使用される。
これに対し、裏面側の高反発ウレタン層12は、低硬度ウレタン層16が使用されない場合、例えば利用者の体の沈み込みを抑制したい場合に、リバーシブルマットレス10を反転させて使用される。この高反発ウレタン層12は、断面略板形でも良いが、断面視で凹凸構造を有する凹凸構造等でも良い。また、高硬度ウレタン層14は、クッション材11の中間層として、リバーシブルマットレス10の表裏両面に対して背上げ時の底付きを防止するよう機能する。ストッパ17は断面矩形の棒形等に形成され、サイドエッジは表面が凹凸構造の略帯形等に構成される。
側地材20は、図2等に示すように、クッション材11に対応する大きさの表面側地21と、この表面側地21との間に少なくともクッション材11を収容する裏面側地22とを備え、これら表面側地21と裏面側地22とが相対向してその周縁部同士が縫製される。表面側地21と裏面側地22とは、例えばポリエステル、レーヨン、トリコット、木綿等含有の素材によりそれぞれ平面長方形に形成され、クッション材11の表裏両面の判別を容易にする観点から、異なる色付き模様(例えば、橙色と水色、青色と白色等)が施される。表面側地21と裏面側地22とは、表面側地21がクッション材11の低硬度ウレタン層16に対向し、裏面側地22が高反発ウレタン層12に対向する関係とされる。
側地材20の周縁部、換言すれば、表面側地21と裏面側地22との周縁部は、少なくとも隅部を含む一部分が側地材20の交換の便宜を図るため、開閉可能な開閉領域23に形成され、この開閉領域23には、開閉用のファスナー24が周方向に縫製される。開閉領域23は、例えば側地材周縁部の四辺のうち、隣接する二辺、三辺、あるいは三辺と残り一辺の両端部にかけて形成される。また、開閉用のファスナー24は、側地材20がクッション材11を被覆保護する際、クッション材11の周面厚さ方向の中央部分やその近傍に位置するよう縫製される。
各固定テープ30は、図1ないし図3に示すように、特に限定されるものではないが、固定力を増大させる観点から、可撓性と伸縮性を有するエラストマー製のテープ、具体的にはウレタン樹脂をポリエステル樹脂により被覆したゴムテープやクロロプレンゴム等からなり、側地材20のファスナー24に両端部が縫製して一体化されることにより、側地材20の隅部付近に固定部材として位置する。この固定テープ30は、側地材20の隅部の表面側あるいは裏面側を斜めに横切るよう取り付けられ、側地材20の隅部表面側と隅部裏面側のいずれにも上下方向から跨いで嵌合可能とされる。
固定テープ30の幅は、特に制約されるものではないが、手作業の便宜を図る観点から、15mm〜35mm、好ましくは20mm〜30mm、より好ましくは25mm程度に設定される。また、固定テープ30の長さは、シーツ3の隅部を挟んで固定する際、不用意に反対側にひっくり返ることのないよう、クッション材11の硬い隅部の角、例えばクッション材11の硬い高硬度ウレタン層14における隅部の角、あるいは硬いサイドエッジにおける隅部の角を基準に調整される。
この点に鑑み、固定テープ30の最短の長さは、360mm〜380m、好ましくは365mm〜375mm、より好ましくは370mm程度に設定される。なお、固定テープの長さは一例であり、マットレスの厚みに応じて変わるものとする。固定テープ30の端部は、制約されるものではないが、例えばベッドの図示しない付属品であるマットレス止との干渉を回避したい場合には、硬い高硬度ウレタン層14の隅部の角、あるいは硬いサイドエッジにおける隅部の角から200mm程度離れ、ファスナー24の止め位置との干渉を回避するため、斜めに傾斜して縫製される。
このような固定テープ30は、リバーシブルマットレス10の低硬度ウレタン層16側にシーツ3がセットされる場合には、シーツ3の隅部をリバーシブルマットレス10隅部の高反発ウレタン層12側との間に挟み持ち、低硬度ウレタン層16側を被覆するシーツ3を緊張させて固定するよう機能する。これに対し、高反発ウレタン層12側にシーツ3がセットされる場合には、シーツ3の隅部をリバーシブルマットレス10隅部の低硬度ウレタン層16側との間に挟み持ち、高反発ウレタン層12側を被覆するシーツ3を緊張させて固定する。
固定テープ30は、リバーシブルマットレス10が折り畳んで搬送される場合には、操作用の取手として選択的に用いられる。この場合、固定テープ30が伸びると、リバーシブルマットレス10の引張作業や持ち上げ作業に支障を来すおそれがあるので、経年的な弛みを防ぐ観点からも、固定テープ30の材質が変更される。具体的には、殆ど伸縮しない非伸縮性のナイロンテープ、ポリエステルテープ、織物テープ等により帯形に形成される。
上記構成において、ベッド2にリバーシブルマットレス10を単に設置する場合には、ベッド2上にリバーシブルマットレス10を重ねて前後左右の位置を修正すれば、ベッド2にリバーシブルマットレス10をセットすることができる。この際、必要に応じ、ベッド2上に除湿シーツを重ね、この除湿シーツ上にリバーシブルマットレス10を重ねてセットすることができる。また、リバーシブルマットレス10の表裏面の特性に留意して設置したい場合には、側地材20の表面側地21と裏面側地22の異なる色付き模様に注意すれば、表裏面を適切に選択してリバーシブルマットレス10を設置することができる。
次に、表面の低硬度ウレタン層16が上向きのリバーシブルマットレス10にシーツ3をセットしてベッドメイキングする場合には、先ず、リバーシブルマットレス10の四隅部25裏面側、換言すれば、四隅部25の高反発ウレタン層12側に固定テープ30をそれぞれ引き下げて嵌合し、リバーシブルマットレス10表面の低硬度ウレタン層16側にシーツ3を左右均等になるよう広げて重ねる。この際、必要に応じ、リバーシブルマットレス10表面の低硬度ウレタン層16側にマットレスプロテクターとベッドパッドとを順次重ねて積層し、ベッドパッドにシーツ3を左右均等になるよう広げて重ねても良い。
シーツ3を広げて重ねたら、このシーツ3の周縁部をやや持ち上げたリバーシブルマットレス10の裏面側に巻き込むとともに、シーツ3の周縁部をベッド2とリバーシブルマットレス10の裏面側との間に折り込んで挟み、シーツ3の四隅部をリバーシブルマットレス10の四隅部25裏面と固定テープ30との間に挟んで固定すれば、ベッド2を整えてシーツ3の抜けや皺の発生を防止することができる。
これに対し、裏面の高反発ウレタン層12が上向きの反転したリバーシブルマットレス10にシーツ3をセットしてベッドメイキングする場合には、先ず、リバーシブルマットレス10の四隅部25表面側、換言すれば、四隅部25の低硬度ウレタン層16側に固定テープ30をそれぞれ引き下げて嵌合し、リバーシブルマットレス10の高反発ウレタン層12側にシーツ3を左右均等になるよう展開して重ねる。この際にも、リバーシブルマットレス10表面の高反発ウレタン層12側にマットレスプロテクターとベッドパッドとを順次重ねて積層し、ベッドパッドにシーツ3を左右均等になるよう展開して重ねることができる。
シーツ3を展開して重ねたら、このシーツ3の周縁部をやや持ち上げたリバーシブルマットレス10の表面側に巻き込み、シーツ3の周縁部をベッド2とリバーシブルマットレス10の表面側との間に折り込んで挟み、その後、シーツ3の四隅部をリバーシブルマットレス10の四隅部25表面と固定テープ30との間に挟んで固定すれば、ベッドメイキングしてシーツ3の抜けや皺の発生を防止することができる。
上記構成によれば、固定テープ30を、リバーシブルマットレス10の裏面四隅部付近に配設するのではなく、リバーシブルマットレス10の四隅部25付近における厚さ方向の中間部分に配設するので、固定テープ30に固定機能を発揮させるため、リバーシブルマットレス10の表裏両面に特に注意してベッド2に設置する必要がない。したがって、リバーシブルマットレス10の設置作業の簡素化、迅速化、容易化を図ることができる。また、マットレス1がリバーシブルマットレス10の場合にも、従来とは異なり、シーツ3を固定し、シーツ3の抜けや皺の発生を防止することができる。これらの効果は、多数のベッド2を使用する医療施設や介護施設ではきわめて有意義である。
また、利用者やケア従事者等の多様なニーズに対応することができるよう、リバーシブルマットレス10の表裏両面等に異なる特性を付与するので、リバーシブルマットレス10の表裏両面をニーズに応じて使い分けることができる。例えば、クッション材11の高反発ウレタン層12を使用すれば、例えば利用者の身体の沈み込みを抑制し、自然な寝姿勢を保持することができる。これに対し、クッション材11の柔軟な低硬度ウレタン層16を用いれば、利用者の体圧を分散させながら、姿勢が崩れないよう身体全体を包み込むことが可能となる。
また、リバーシブルマットレス10を折り畳んで搬送する場合には、シーツ3用の固定テープ30が操作用の取手として機能するので、リバーシブルマットレス10の周縁部長辺に専用の取手をあえて取り付ける必要がない。したがって、部品点数の削減を通じ、リバーシブルマットレス10の構成の簡素化が大いに期待できる。さらに、固定テープ30を非伸縮性とすれば、固定テープ30の経年劣化を防止することができる他、リバーシブルマットレス10の引張作業や持ち上げ作業等にリバーシブルマットレス10が床面に接触して汚染するおそれを排除することが可能となる。
次に、図5は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、リバーシブルマットレス10を、クッション材11と側地材20とから構成するのではなく、リバーシブルマットレス10の側地材20を省略し、クッション材11の周面四隅部付近における厚さ方向の略中央部分に固定テープ30をそれぞれ直接配設するようにしている。
各固定テープ30は、クッション材11の高硬度ウレタン層14の周面四隅部付近における厚さ方向の略中央部分に直接接着される。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、側地材20の省略により、リバーシブルマットレス10の構成の簡素化やコスト削減が期待できるのは明らかである。
次に、図6は本発明の第3の実施形態を示すもので、この場合には、クッション材11を、体圧分散性と追従性に優れる裏面側の高反発ウレタン層12と、この高反発ウレタン層12上に積層接着されて耐熱性、耐薬品性、体圧分散性等を向上させる立体網状体層18と、この立体網状体層18上に積層接着される高硬度ウレタン層14と、この高硬度ウレタン層14上に積層接着されて動きやすさをサポートする高反発ウレタン層15と、この高反発ウレタン層15上に積層接着される表面側の柔軟な低硬度ウレタン層16とから上下五層の多層構造に構成するようにしている。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、ウレタン層13の代わりに立体網状体層18を採用するので、クッション材11の構成の多様化が期待できるのは明白である。
なお、上記実施形態ではリバーシブルマットレス10と固定テープ30との間にシーツ3の隅部を挟み持たせたが、何らこれに限定されるものではない。例えば、リバーシブルマットレス10と固定テープ30との間に、医療や介護用のベッド2の上下方向に揺動するボトム部を挟み持たせて固定し、ギャッチアップ時の追従性を向上させるようにしても良い。また、マットレス1やリバーシブルマットレス10を、表裏両面の質感・特性・平坦度が同一のエアマットレス等としても良い。
また、クッション材11を、必要に応じ、裏面側の高反発ウレタン層12と、この高反発ウレタン層12上に積層される低硬度ウレタン層16とから二層構造に構成しても良い。また、クッション材11を、必要に応じ、裏面側の高反発ウレタン層12と、この高反発ウレタン層12上に積層される高硬度ウレタン層14と、この高硬度ウレタン層14上に積層される低硬度ウレタン層16とから三層構造に構成することができる。
また同様に、クッション材11を、裏面側の高反発ウレタン層12と、この高反発ウレタン層12上に積層される高硬度ウレタン層14と、この高硬度ウレタン層14上に積層される高反発ウレタン層15と、この高反発ウレタン層15上に積層される表面側の低硬度ウレタン層16とから四層構造に構成することもできる。
また、側地材20には、耐薬品性に優れる清拭タイプ、通気性や通水性に優れる通気タイプ等があるが、いずれのタイプも選択することが可能である。また、固定テープ30の長さを、クッション材11の硬い高硬度ウレタン層14における隅部の角等を基準に調整したが、何らこれに限定されるものではない。例えば、リバーシブルマットレス10の隅部に位置するクッション材11の高硬質層の隅部の角等を基準に調整することも可能である。
また、固定テープ30に関する数値は、所定のベッドやリバーシブルマットレス10を対象とした場合の値であるので、所定のベッド2やリバーシブルマットレス10を対象としない場合には、適宜変更することができる。したがって、所定のベッド2やリバーシブルマットレス10を対象としない場合には、固定テープ30の最短の長さを360mm〜380mの範囲外とすることが可能である。また、固定テープ30の端部を、必要に応じ、高硬度ウレタン層14の隅部の角、あるいは硬いサイドエッジにおける隅部の角から160mm程度、180mm程度、220mm程度、240mm程度離しても良い。
さらに、上述したサイズは、本実施形態における一例であり、適用されるマットレス1等によって変わることは勿論である。例えば、マットレス1の厚みや、固定テープ30の位置に応じて、好ましい長さや幅が変化しても良い。
本発明に係るマットレスは、医療、介護、福祉等の分野で使用される。
1 マットレス
2 ベッド
3 シーツ(リネン材)
10 リバーシブルマットレス(マットレス本体、マットレス)
11 クッション材
12 高反発ウレタン層(高反発層)
13 ウレタン層
14 高硬度ウレタン層(高硬度層)
15 高反発ウレタン層
16 低硬度ウレタン層(低硬度層)
17 ストッパ
18 立体網状体層
20 側地材
21 表面側地
22 裏面側地
23 開閉領域
24 ファスナー
25 四隅部
30 固定テープ(固定部材)

Claims (8)

  1. マットレス本体の周縁部に、マットレス本体の隅部を略斜めに横切ることが可能な固定部材を取り付け、この固定部材をマットレス本体の隅部表面側と隅部裏面側のいずれにも嵌め合わせ可能としたことを特徴とするマットレス。
  2. マットレス本体を、表裏両面のいずれの面も使用可能なリバーシブルマットレスとした請求項1記載のマットレス。
  3. マットレス本体の周縁部を、マットレス本体の隅部付近における厚さ方向の中間部分とした請求項1又は2記載のマットレス。
  4. マットレス本体の四隅部付近における厚さ方向の中間部分に、固定部材をそれぞれ取り付け、マットレス本体の表裏両面のうち、いずれかの面にリネン材を重ねる場合に、リネン材の四隅部をマットレス本体と複数本の固定部材とに挟み持たせるようにした請求項1から3の何れか一項に記載のマットレス。
  5. マットレス本体を少なくとも二つ折りに折り畳んで搬送可能とし、固定部材に非伸縮性を付与し、マットレス本体を折り畳んで搬送する場合に、固定部材を取手として用いるようにした請求項1から4の何れか一項に記載のマットレス。
  6. マットレス本体は、少なくとも弾性を有するクッション材と、このクッション材を覆い包む側地材とを含み、この側地材の周縁部の少なくとも一部分に開閉領域が形成されるとともに、この開閉領域に、開閉用のファスナーが取り付けられ、側地材のファスナーに固定部材の両端部が取り付けられることにより、側地材の隅部付近に、固定部材が側地材隅部の表面側又は裏面側を斜めに横切るよう取り付けられる請求項1から5の何れか一項に記載のマットレス。
  7. クッション材は、少なくとも高反発層と、この高反発層に積層される高硬度層と、この高硬度層に積層される低硬度層とを含んでなる請求項6記載のマットレス。
  8. 側地材は、クッション材に対応する大きさの表面側地と、この表面側地との間に少なくともクッション材を収容する裏面側地とを含み、これら表面側地と裏面側地とが対向してその周縁部同士が接合され、表面側地と裏面側地とに異なる模様が施される請求項6又は7に記載のマットレス。
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