JP2019050698A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却性能を保つことができるとともに、製造工程において溶接の工数を削減でき、製造コストが低減できる回転電機を提供する。【解決手段】固定子10の固定子コア11が軸方向に分割されたパケット111と、パケット111の間のダクト112と、円環状部材1133と内周部材1131と外周部材1132を備える第1ダクトコア113と、円環状部材1143と内周部材1141を備える第2ダクトコア114を備える。内周部材1131は、円環状部材1133の内周部に設けられ、径方向内側への突出部を備える。外周部材1132は、円環状部材1133の外周部に設けられ、径方向外側への突出部を備える。内周部材1141は、円環状部材1143の内周部に設けられ、径方向内側への突出部を備える。ダクトコア113、114は、ダクト112に互いに隣り合って配置されている。円環状部材1133の外径は、円環状部材1143の内径よりも小さい。【選択図】図4
Description
本発明は、電動機などの回転電機に関する。
近年、コンプレッサ駆動用などの用途で、従来のガスタービンに代わり電動機が使用されている。コンプレッサ駆動用などに用いられる電動機には、例えば、回転子コアのスロットに設けられた複数の回転子導体が回転子コアの端面においてエンドリング(短絡環)で連結された回転子を備える誘導電動機や、回転子コアの外周表面または回転子コア内に設けられた溝に永久磁石が配置された永久磁石同期電動機がある。誘導電動機と永久磁石同期電動機では、通常、固定子コアや回転子コアは、透磁率の高い電磁鋼板を積層して形成される。
電動機が運転すると、回転子コア、回転子導体、及び永久磁石に遠心力が働き、回転子の各部に応力が発生する。この応力によって、回転子の各部が変形または破断する恐れがある。そこで、この応力を低減するために、外径ができるだけ小さくて、回転軸方向(以下、「軸方向」とも呼ぶ)に長い形状の回転子が利用される。
一方、電動機には電気的な損失に伴って熱が発生するが、回転子の長尺化に伴い、電動機の軸方向の中心部での冷却性能が低下し、発熱に伴う温度上昇が大きくなることが懸念される。このため、電動機内の冷却性能を強化することが必要である。電動機の軸方向の中心部での温度上昇を低減するため、固定子コアと回転子コアを軸方向に複数の部分(コアパケット)に分割し、固定子コア及び回転子コアの径方向と回転子コアの軸方向に通風路を設ける構造が取られる。径方向の通風路はラジアルダクト、軸方向の通風路はアキシャルダクトと呼ばれる。
従来の電動機では、固定子ラジアルダクトは、複数の固定子コアパケットの間にダクトピースを放射状に配置することで形成される。ダクトピースは、鉄板などで作成された板状部材で、各コアパケットの端部に溶接されて固定される。ダクトピースは、固定子ラジアルダクトを形成するとともに、固定子コアパケットを形成する積層された電磁鋼板が軸方向に広がって開くのを防止する役割も果たすため、固定子コアに設けられたティース1本につき1本のダクトピースが設置される。また、出力が数MW級の電動機では固定子の外径も大きくなるため、ダクトピースは、固定子スロットのバックヨーク部分にも配置される。
このことから、1つの固定子ラジアルダクトに配置されるダクトピースの数は、固定子スロットの数と同一またはこの2倍である。通常、電動機の固定子スロットの数は、数十〜数百本である。電動機に設けられる固定子ラジアルダクトの数は、通常数十本であることから、電動機に必要なダクトピースの総本数は、千本以上となる。このような多数のダクトピースを固定子に溶接するには、著しく多数の工数が必要であり、電動機の製造コストを増加させる大きな要因である。このように、固定子ラジアルダクトを形成する際のダクトピースの溶接工数を削減することは、電動機の製造コストを低減する上で重要な課題である。
この課題を解決する技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載の回転電機では、固定子または回転子のラジアルダクトに設けるダクトピース(通風用間隔片)を屈曲させて積層方向の締め付け力を大きくし、冷却性能を保ちつつ、製造・保守の省力化を図っている。
特許文献1に記載の技術では、ダクトピースを屈曲させることで冷却性能を保ちつつ製造・保守の省力化を図ることができる。しかし、電動機の製造において、ダクトピースと固定子コアまたは回転子コアとの溶接は必須であり、上述したような著しく多数の溶接工数が必要であるため、製造コストを低減するのは難しい。
本発明の目的は、冷却性能を保つことができるとともに、製造工程において溶接の工数を削減でき、製造コストが低減できる回転電機を提供することである。
本発明による回転電機は、次のような特徴を備える。本発明による回転電機は、固定子コアを備える固定子と、回転可能な回転子と、軸方向に延伸し、前記回転子を前記軸方向の周りに回転させる回転軸と、前記固定子コアが前記軸方向に複数に分割された部分である複数の固定子コアパケットと、前記軸方向に互いに隣り合う前記固定子コアパケットの間に設けられた通風路である複数の固定子ラジアルダクトと、前記回転軸の周りの円環状部材と内周部材と外周部材とを備える第1の固定子ダクトコアと、前記回転軸の周りの円環状部材と内周部材とを備える第2の固定子ダクトコアとを備える。前記第1の固定子ダクトコアの前記内周部材は、前記第1の固定子ダクトコアの前記円環状部材の内周部に設けられ、径方向の内側に向かって突出する複数の突出部を備える。前記第1の固定子ダクトコアの前記外周部材は、前記第1の固定子ダクトコアの前記円環状部材の外周部に設けられ、前記径方向の外側に向かって突出する複数の突出部を備える。前記第2の固定子ダクトコアの前記内周部材は、前記第2の固定子ダクトコアの前記円環状部材の内周部に設けられ、前記径方向の内側に向かって突出する複数の突出部を備える。前記第1の固定子ダクトコアと前記第2の固定子ダクトコアは、前記固定子ラジアルダクトに、それぞれ少なくとも1つずつが、前記軸方向に互いに隣り合うように配置されている。前記第1の固定子ダクトコアの前記円環状部材の外径は、前記第2の固定子ダクトコアの前記円環状部材の内径よりも小さい。
本発明によれば、冷却性能を保つことができるとともに、製造工程において溶接の工数を削減でき、製造コストが低減できる回転電機を提供することができる。
本発明による回転電機は、固定子ラジアルダクト(固定子に設けられた径方向の通風路)に2種類の固定子ダクトコア(回転軸の周りの円環部と径方向への突出部とを備える部材)が配置されているので、冷却性能の悪化を防止して冷却性能を保つことができるとともに、従来の回転電機が備えるダクトピースが不要であるので、従来の回転電機と比べて、製造工程において溶接の工数を削減でき、製造コストを低減できる。
以下、本発明の実施例による回転電機を、図面を用いて説明する。なお、以下の実施例では、回転電機が、かご形導体を有する回転子を備える誘導電動機である場合を示している。本発明は、このような電動機に限らず、任意の回転電機に適用できる。本発明による回転電機は、例えば、回転子が永久磁石を有する永久磁石同期電動機、回転子が界磁巻線を有する同期電動機、または回転子がコアだけで形成されたリラクタンスモータなどでもよく、本発明では、回転子から磁界を発生させるための構成部品やその形状については制限しない。
図1は、本発明の実施例1による回転電機の、回転軸に垂直な方向から見た断面図である。回転電機1は、円環状の固定子10と、固定子10の内周側に配置された回転子20と、シャフト22を備える。
シャフト22は、回転電機1の回転軸であり、回転子20を回転させる。シャフト22の延伸方向を回転軸方向または軸方向と呼び、回転軸方向に垂直な方向を径方向と呼び、回転軸方向の周りの回転方向を周方向と呼ぶ。
固定子10は、フレーム3に固定される。回転子20は、シャフト22によって軸方向の周りに回転可能である。固定子10と回転子20との径方向の間には、ギャップ17が形成されている。フレーム3の上方には、エアクーラ2が設置される。エアクーラ2は、固定子10と回転子20を冷却した冷媒(例えば、空気)を除熱する。
固定子10は、固定子コア11と、電機子巻線13を備える。固定子コア11は、周方向に配置された複数の固定子スロット12と、周方向に配置された複数の固定子ティース14を備える(固定子スロット12と固定子ティース14は、図1には示さず、後述する図2〜4などに示す)。固定子10の軸方向の両端部には、固定子コアクランプ15が設けられる。固定子コア11は、複数の電磁鋼板が軸方向に積層されて形成され、軸方向に配置された複数の固定子コアパケット111と複数の固定子ラジアルダクト112を備える。複数の固定子コアパケット111は、固定子コア11の、軸方向に複数に分割された部分である。複数の固定子ラジアルダクト112は、軸方向に互いに隣り合う固定子コアパケット111の間に形成された隙間であり、固定子10に設けられた径方向の通風路であって冷媒が流れる。
回転子20は、回転子コア21と回転子バー23を備える。回転子コア21の軸方向の両端部には、回転子コアクランプ26が設けられる。回転子バー23の軸方向の両端部には、エンドリング25が設けられ、回転子20に通電するための導体が形成される。
シャフト22には、回転電機1の内部に冷媒を流すファン31が設けられる。ファン31に冷媒が入り込みやすくなるように、フレーム3にファンガイド32が設けられる。
固定子ラジアルダクト112には、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114の両方が配置されている。1つの固定子ラジアルダクト112での固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114の数は、任意であり、それぞれが少なくとも1つずつ配置されている。但し、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114は、固定子ラジアルダクト112内で、常に軸方向に互いに隣り合うように配置される。
図2は、固定子ダクトコアa113の位置における、回転軸方向から見た回転電機1の断面図である。図3は、固定子ダクトコアb114の位置における、回転軸方向から見た回転電機1の断面図である。図2は、主に固定子ダクトコアa113を示し、図3は、主に固定子ダクトコアb114を示す。
図2に示すように、固定子ダクトコアa113は、シャフト22の周りの円環状部材1133と、内周部材1131と、外周部材1132を備える。内周部材1131は、円環状部材1133の内周部に設けられ、径方向内側に向かって突出する複数の突出部を備える。外周部材1132は、円環状部材1133の外周部に設けられ、径方向外側に向かって突出する複数の突出部を備える。固定子ダクトコアa113の最外径部は、外周部材1132の突出部の先端部(径方向の最外部)である。
図3に示すように、固定子ダクトコアb114は、シャフト22の周りの円環状部材1143と、内周部材1141を備える。内周部材1141は、円環状部材1143の内周部に設けられ、径方向内側に向かって突出する複数の突出部を備える。固定子ダクトコアb114の最外径部は、円環状部材1143の外径部(径方向の最外部)である。
固定子ダクトコアa113の外径と固定子ダクトコアb114の外径は、互いに等しく、固定子コア11の外径と同一である。固定子ダクトコアa113の内径と固定子ダクトコアb114の内径は、互いに等しいのが好ましいが、互いに等しくなくてもよい。
図4は、回転軸方向から見た回転電機1の断面図であり、主に固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114とを示す図である。回転電機1は、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114との径方向の間に、隙間16を備える。固定子ダクトコアa113の円環状部材1133の外径は、固定子ダクトコアb114の円環状部材1143の内径よりも小さく、固定子ダクトコアa113の円環状部材1133の外径部と、固定子ダクトコアb114の円環状部材1143の内径部との径方向の間に、隙間16が形成される。
固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と外周部材1132の突出部、及び固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部の大きさは、隙間16が形成できれば、任意に定めることができる。
固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114の、1つの固定子ラジアルダクト112における軸方向の位置は、図1では、紙面に向かって固定子ダクトコアa113が左側で、固定子ダクトコアb114が右側であるが、左右が逆でもよい。固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114の、固定子ラジアルダクト112における軸方向の位置は、異なる固定子ラジアルダクト112で同じでも異なってもよい。固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114の軸方向の長さは、図1では互いに等しいが、必ずしも互いに等しい必要はなく、固定子ダクトコアa113の軸方向の長さと固定子ダクトコアb114の軸方向の長さとが互いに異なってもよい。固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114は、電磁鋼板で作製でき、固定子コア11と同様に、型による打ち抜き加工やワイヤーカットなどで加工することができ、加工方法は特に制限されない。
図2に示した固定子ダクトコアa113では、内周部材1131の突出部と外周部材1132の突出部の周方向位置は、互いに同じである。すなわち、図2では、内周部材1131の突出部と、外周部材1132の突出部は、径方向に伸びる直線状に並んでいる。また、図2に示した固定子ダクトコアa113では、内周部材1131と外周部材1132の突出部の数は、互いに同じである。
図5と図6は、固定子ダクトコアa113の位置における、回転軸方向から見た回転電機1の断面図であり、図2と異なる構成の固定子ダクトコアa113を示す図である。図5に示す固定子ダクトコアa113では、内周部材1131と外周部材1132の突出部の周方向位置は、互いに異なり、内周部材1131と外周部材1132の突出部は、径方向に伸びる直線状に並んでいない。図6に示す固定子ダクトコアa113では、内周部材1131と外周部材1132の突出部の数は、互いに異なる。固定子ダクトコアa113は、図5に示すように、内周部材1131と外周部材1132の突出部の周方向位置が互いに異なって直線状に並んでいなくてもよく、図6に示すように、内周部材1131と外周部材1132の突出部の数が互いに異なってもよい。
図5に示す固定子ダクトコアa113では、内周部材1131と外周部材1132の突出部の周方向位置は、固定子スロット12の周方向ピッチの半分だけ互いにずれている。内周部材1131と外周部材1132の突出部の周方向位置のずれの量は、固定子スロット12の周方向ピッチの1/3や1/4などでもよい。内周部材1131と外周部材1132の突出部の周方向位置は、製作することが可能であり、隙間16が形成できれば、特に限定されない。但し、後述するように、内周部材1131の突出部の周方向位置は、固定子ティース14の周方向位置と一致する(内周部材1131の突出部の周方向位置は、固定子ティース14の周方向に占める範囲の中にある)。
外周部材1132の突出部の数は、図6に示す固定子ダクトコアa113では内周部材1131の突出部の数よりも少ないが、内周部材1131の突出部の数より多くてもよい。内周部材1131と外周部材1132の突出部の数は、固定子10の健全性を保つことができ、固定子コア11を形成する積層鋼板が軸方向に広がって開いて固定子10が壊れるのを防ぐことができれば、特に制限されない。
本実施例による回転電機1では、固定子コア11、固定子ダクトコアa113、及び固定子ダクトコアb114は、それぞれの外径部の表面がフレーム3に焼嵌めや溶接によって固定される。固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114は、内周部材1131と内周部材1141の突出部の周方向位置が固定子ティース14の周方向位置と一致するように、固定される(図2〜4を参照)。すなわち、内周部材1131と内周部材1141の突出部は、周方向位置が固定子ティース14の周方向に占める範囲の中にある。固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114は、外径部を固定することによって、内周部材1131と内周部材1141の位置が固定される。これにより、回転電機1の製造途中や運転中において、固定子ダクトコアa113の内周部材1131と、固定子ダクトコアb114の内周部材1141は、径方向と周方向の位置ずれが発生しにくくなる。
固定子コア11は、固定子コア11を形成する積層鋼板が軸方向に広がって開かないように、固定子10の軸方向の両端部に配置された固定子コアクランプ15によって、軸方向の両側から締め付けられる。このとき、図4において点線で囲んで示したように、固定子ティース14には、固定子ダクトコアa113の内周部材1131と、固定子ダクトコアb114の内周部材1141を通じて軸方向の圧力(面圧)がかかるので、固定子コア11を形成する積層鋼板が軸方向に広がって開くのを防止できる。なお、図4では、一部の固定子ティース14だけを点線で囲んで示したが、実際には全ての固定子ティース14に対して軸方向に面圧がかかる。
以上説明したように、本実施例による回転電機1では、従来の回転電機が備えるダクトピースが不要であるので、従来の回転電機と比べて、製造工程において溶接の工数を削減でき、溶接点数に応じた製造コストを低減できるとともに、固定子コア11を形成する積層鋼板が軸方向に広がって開くのを抑制できる。
溶接点数に応じた製造コストの低減について、固定子スロット12の数が36個で、固定子ラジアルダクト112の数が20本の回転電機1の固定子10を製作する場合を例として、検討する。
従来の回転電機では、1つの固定子ラジアルダクト112を形成するために、固定子スロット12の2倍の数のダクトピースが必要である。ダクトピース1つあたりの溶接点数を6点とすると、従来の回転電機では、固定子10を製作するために必要な全溶接点数は、36×2×20×6=8640点である。
一方、本実施例による回転電機1は、固定子ラジアルダクト112に固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114が設けられ、ダクトピースが不要である。このため、ダクトピースの溶接点数は0点である。固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114は、配置位置を安定させるために、それぞれの外径部をフレーム3に溶接する必要がある。1つの固定子ダクトコアa113と1つの固定子ダクトコアb114をフレーム3とそれぞれ8点で溶接するものとすると、固定子10を製作するために必要な全溶接点数は、固定子ラジアルダクト112の数×固定子ダクトコアの種類の数(固定子ダクトコアa113、b114の2種類)×1つの固定子ダクトコアの溶接点数=20×2×8=320点である。
したがって、本実施例による回転電機1では、固定子10を製作するために必要な溶接点数は、従来の回転電機の3.7%(=320/8640×100)である。このため、本実施例による回転電機1では、固定子10の製作において、溶接点数に応じた製造コストを、従来の回転電機の3.7%に削減することができる。
回転電機1は、運転中に特に電機子巻線13で発熱するため、内部に冷却用の冷媒(例えば、空気)を流す必要がある。冷媒は、シャフト22に接続されたファン31によって、固定子ラジアルダクト112を含めた、回転電機1の各部を流れる。
図7は、固定子ラジアルダクト112に配置された固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114を示す、固定子コア11の部分図である。図7において、上下方向が軸方向であり、固定子ダクトコアa113の内周部材1131と外周部材1132の突出部と、固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部の延伸方向が径方向である。図7では、冷媒の流れを矢印で示している。冷媒は、固定子コア11の内周部から外周部に向かって、固定子ラジアルダクト112を流れる。また、見やすくするために、軸方向の最上部の固定子ティース14は、輪郭だけを示している。
固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114は、固定子ラジアルダクト112内で常に軸方向に互いに隣り合うように配置される。上述したように、固定子ダクトコアa113の円環状部材1133の外径は、固定子ダクトコアb114の円環状部材1143の内径よりも小さく、固定子ダクトコアa113の円環状部材1133の外径部と、固定子ダクトコアb114の円環状部材1143の内径部との径方向の間に、隙間16が形成される(図4も参照)。
固定子ダクトコアa113の円環状部材1133と、固定子ダクトコアb114の円環状部材1143との径方向の間に隙間16が設けられているので、冷媒は、径方向の通風路である固定子ラジアルダクト112を流れるだけでなく、隙間16を通って軸方向にも流れる。したがって、本実施例による回転電機1は、従来の回転電機が備えるダクトピースを備えなくても、固定子コア11に径方向と軸方向の通風路を形成でき、回転電機1の冷却性能を保つことができる。
なお、固定子ラジアルダクト112に、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114の両方が配置されず、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114のどちらか一方のみが配置された場合には、隙間16が形成されない。この場合には、回転電機1内に流れる冷媒が固定子ラジアルダクト112を通過できなくなってしまうため、回転電機1の冷却性能が悪化する。
隙間16は、通風(回転電機1の冷却)の観点からは、できるだけ大きい方が好ましい。ただし、固定子コア11が必要な強度を保てるような大きさにする必要がある。
また、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114は、それぞれ円環状部材1133と円環状部材1143を備えるので、回転電機1内に発生する磁束を周方向に通すことが可能である。これにより、固定子ラジアルダクト112が磁気回路としての機能を持つので、力率を向上させることができる。力率の向上に伴って電機子巻線13を流れる電流が低減し、一次銅損が減少することから、電機子巻線13の温度上昇を低減させることができる。この点からも、本実施例による回転電機1は、冷却性能の悪化を防止でき、冷却性能を保つことができるという効果を有する。
本発明の実施例2による回転電機1を説明する。本発明の実施例2による回転電機1では、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114が、固定子コアパケット111と同様に、複数の電磁鋼板が軸方向に積層されて形成されている。
固定子ダクトコアa113の内周部材1131と固定子ダクトコアb114の内周部材1141は、回転電機1のギャップ17(図1を参照)の近くに位置し、磁束の影響を受けやすいため、特にギャップ17に面した表面において渦電流損が発生しやすい。固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114を積層鋼板で形成することによって、固定子ダクトコアa113の内周部材1131と固定子ダクトコアb114の内周部材1141における渦電流損を低減でき、渦電流損に伴う効率の低下や発熱量の増加を抑制することができる。このため、本実施例による回転電機1は、冷却性能の悪化を防止でき、冷却性能を保つことができる。
図8は、本発明の実施例3による回転電機1の、固定子ダクトコアa113の位置における、回転軸方向から見た断面図である。図9は、本発明の実施例3による回転電機1の、固定子ダクトコアb114の位置における、回転軸方向から見た断面図である。
実施例1で述べたように、固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と、固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部は、周方向位置が固定子ティース14の周方向位置と一致する。すなわち、内周部材1131と内周部材1141の突出部は、周方向位置が固定子ティース14の周方向に占める範囲の中にある。
本実施例による回転電機1では、固定子ダクトコアa113の内周部材1131と固定子ダクトコアb114の内周部材1141は、突出部の周方向位置が、固定子ティース14の周方向に占める範囲の中であって、回転子20の回転方向の遅れ側である。すなわち、内周部材1131の突出部と内周部材1141の突出部の周方向位置は、固定子ティース14の周方向に占める範囲の中であって、固定子ティース14の周方向の中心から回転子20の回転方向の反対方向に離れた位置である。
図8と図9において、回転子20の回転方向を反時計回りとすると、固定子ラジアルダクト112(図1を参照)に流入する冷媒は、径方向に直線的に固定子ラジアルダクト112に流入しない。図8と図9では、回転子20の回転方向を矢印で示している。なお、既に述べたように、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114は、固定子ラジアルダクト112に配置されている。
図10は、回転軸方向から見た回転電機1の部分断面図であり、主に固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114とを示す図である。図10には、回転子20の回転方向と冷媒の流れを矢印で示すとともに、回転子20の回転方向の遅れ側(回転子20の回転方向の反対方向の位置)と、回転子20の回転方向の進み側(回転子20の回転方向の位置)を矢印で示している。なお、以下では、回転子20の回転方向の遅れ側のことを単に「回転方向の遅れ側」とも呼び、回転子20の回転方向の進み側のことを単に「回転方向の進み側」とも呼ぶ。
固定子ラジアルダクト112に流入する冷媒は、回転子20の回転の影響により、径方向に対して斜めに固定子ラジアルダクト112に流入する。このため、固定子ラジアルダクト112には、回転方向の進み側の方が、回転方向の遅れ側よりも冷媒が流入しやすい。回転方向の遅れ側では、回転方向の進み側に比べて冷媒の流入角度が大きいので、冷媒が流入しにくい。したがって、固定子ラジアルダクト112は、周方向では、主に回転方向の進み側の部分が通風路として機能していると考えられる。このため、固定子ラジアルダクト112に流入する冷媒の通風抵抗は、固定子ラジアルダクト112の、回転方向の進み側の部分での通風路の周方向の長さ(幅)によってほぼ決定される。
そこで、固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部の周方向位置が、固定子ティース14の周方向に占める範囲の中であって、回転子20の回転方向の遅れ側の位置であると、固定子ラジアルダクト112の、回転方向の進み側の部分での通風路の周方向の幅が拡大し、内周部材1131の突出部と内周部材1141の突出部の周方向位置が固定子ティース14の周方向の中心である場合よりも、冷媒が固定子ラジアルダクト112を通過する経路の実効面積が増加する。このため、固定子ラジアルダクト112における通風抵抗が減少し、冷媒の風量が増加し、回転電機1の冷却性能が向上する。
本実施例による回転電機1は、固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部の周方向位置以外は、実施例1による回転電機1と構造が同一である。したがって、本実施例による回転電機1は、実施例1による回転電機1と同様に、従来の回転電機と比べて、製造工程において溶接の工数を削減できて、溶接点数に応じて製造コストを低減できるとともに、回転電機1の冷却性能をさらに向上させることができる。
図11は、本発明の実施例4による回転電機1の、固定子ダクトコアa113の位置における、回転軸方向から見た断面図である。図12は、本発明の実施例4による回転電機1の、固定子ダクトコアb114の位置における、回転軸方向から見た断面図である。図13は、回転軸方向から見た回転電機1の部分断面図であり、主に固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114とを示す図である。図8と図9と図10において、回転子20の回転方向を反時計回りとし、回転子20の回転方向を矢印で示している。また図13において、冷媒の流れを矢印で示すとともに、回転子20の回転方向の遅れ側と、回転子20の回転方向の進み側を矢印で示している。
本実施例による回転電機1では、固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部は、最内周部分が、回転子20の回転方向の遅れ側に向かって折れ曲がっている。
図13に示し、実施例3でも説明したように、固定子ラジアルダクト112に流入する冷媒は、回転子20の回転の影響により、径方向に対して斜めに固定子ラジアルダクト112に流入し、回転方向の遅れ側よりも、回転方向の進み側に集中する。したがって、固定子ラジアルダクト112に流入する冷媒の通風抵抗は、固定子ラジアルダクト112の、回転方向の進み側の部分での通風路の周方向の幅によってほぼ決定される。
本実施例による回転電機1は、固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部の最内周部分が、回転子20の回転方向の遅れ側に向かって折れ曲がっているので、固定子ラジアルダクト112の冷媒の流入口の周方向の幅が増加する。このため、固定子ラジアルダクト112における冷媒の流入口の通風抵抗が減少し、固定子ラジアルダクト112に冷媒が流入しやすくなり、固定子ラジアルダクト112や回転電機1の内部を流れる冷媒の風量が増加し、回転電機1の冷却性能が向上する。
本実施例による回転電機1は、実施例3による回転電機1と同様に、従来の回転電機と比べて、製造工程において溶接の工数を削減できて、溶接点数に応じて製造コストを低減できるとともに、回転電機1の冷却性能をさらに向上させることができる。
図14は、本発明の実施例5による回転電機1の、固定子ダクトコアa113の位置における、回転軸方向から見た断面図である。図15は、本発明の実施例5による回転電機1の、固定子ダクトコアb114の位置における、回転軸方向から見た断面図である。
本実施例による回転電機1では、固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部は、周方向の長さ(幅)が、径方向外側に向かうにつれて漸増する。内周部材1131の突出部と内周部材1141の突出部の周方向の幅が径方向外側に向かうにつれて増加することで、内周部材1131の突出部と内周部材1141の突出部の面積(軸方向に垂直な面積)を増加させることができ、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114が固定子ティース14からの面圧(軸方向の圧力)を受ける面積を増加させることができる。
本実施例による回転電機1では、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114が固定子ティース14からの面圧を受ける面積を増加させることができるので、固定子コア11を形成する積層鋼板が軸方向に広がって開くのを防止でき、固定子10の健全性をさらに向上させることができる。
なお、図14に示した固定子ダクトコアa113と図15に示した固定子ダクトコアb114では、冷媒が固定子ラジアルダクト112を通過する経路(固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と固定子ティース14との間と、固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部と固定子ティース14との間)の周方向の幅が、径方向で一定である。冷媒が固定子ラジアルダクト112を通過する経路の周方向の幅は、必ずしも径方向で一定である必要はなく、冷媒が通過できれば、特に制限されない。
図16は、本発明の実施例6による回転電機1の、固定子ダクトコアa113の位置における、回転軸方向から見た断面図である。
本実施例による回転電機1では、固定子ダクトコアa113の外周部材1132の突出部は、周方向の長さ(幅)が、径方向外側に向かうにつれて漸増する。外周部材1132の突出部の周方向の幅が径方向外側に向かうにつれて増加することで、外周部材1132の突出部の面積(軸方向に垂直な面積)を増加させることができ、固定子ダクトコアa113が固定子コア11(固定子コアパケット111)からの面圧(軸方向の圧力)を受ける面積を増加させることができる。
本実施例による回転電機1では、固定子ダクトコアa113が固定子コア11(固定子コアパケット111)からの面圧を受ける面積を増加させることができるので、固定子コア11を形成する積層鋼板が軸方向に広がって開くのを防止でき、固定子10の健全性をさらに向上させることができる。
なお、図16に示した固定子ダクトコアa113では、冷媒が固定子ラジアルダクト112を通過する経路(固定子ダクトコアa113の外周部材1132の突出部同士の間)の周方向の幅が、径方向で一定である。冷媒が固定子ラジアルダクト112を通過する経路の周方向の幅は、必ずしも径方向で一定である必要はなく、冷媒が通過できれば、特に制限されない。
図17は、本発明の実施例7による回転電機1の、固定子ダクトコアa113の位置における、回転軸方向から見た断面図である。なお、本実施例による回転電機1の、固定子ダクトコアb114の位置における、回転軸方向から見た断面図は、図15(実施例5)と同じなので、示すのを省略する。
本実施例による回転電機1では、固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と外周部材1132の突出部と、固定子ダクトコアb114の内周部材1141の突出部は、周方向の長さ(幅)が、径方向外側に向かうにつれて漸増する。内周部材1131と外周部材1132と内周部材1141の突出部の周方向の幅が径方向外側に向かうにつれて増加することで、内周部材1131と外周部材1132と内周部材1141の突出部の面積(軸方向に垂直な面積)を増加させることができ、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114が固定子ティース14と固定子コア11(固定子コアパケット111)からの面圧(軸方向の圧力)を受ける面積を増加させることができる。
本実施例による回転電機1では、固定子ダクトコアa113と固定子ダクトコアb114が固定子ティース14と固定子コア11(固定子コアパケット111)からの面圧を受ける面積を増加させることができるので、固定子コア11を形成する積層鋼板が軸方向に広がって開くのを防止でき、実施例5と実施例6による回転電機1よりも、固定子10の健全性をさらに向上させることができる。
なお、図17に示した固定子ダクトコアa113では、冷媒が固定子ラジアルダクト112を通過する経路(固定子ダクトコアa113の内周部材1131の突出部と固定子ティース14との間と、固定子ダクトコアa113の外周部材1132の突出部同士の間)の周方向の幅が、径方向で一定である。実施例5と実施例6による回転電機1と同様に、本実施例による回転電機1でも、冷媒が固定子ラジアルダクト112を通過する経路の周方向の幅は、必ずしも径方向で一定である必要はなく、冷媒が通過できれば、特に制限されない。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、削除したり、他の構成を追加・置換したりすることが可能である。
1…回転電機、2…エアクーラ、3…フレーム、10…固定子、11…固定子コア、12…固定子スロット、13…電機子巻線、14…固定子ティース、15…固定子コアクランプ、16…隙間、17…ギャップ、20…回転子、21…回転子コア、22…シャフト、23…回転子バー、25…エンドリング、26…回転子コアクランプ、31…ファン、32…ファンガイド、111…固定子コアパケット、112…固定子ラジアルダクト、113…固定子ダクトコアa、114…固定子ダクトコアb、1131…固定子ダクトコアaの内周部材、1132…固定子ダクトコアaの外周部材、1133…固定子ダクトコアaの円環状部材、1141…固定子ダクトコアbの内周部材、1143…固定子ダクトコアbの円環状部材。
Claims (6)
- 固定子コアを備える固定子と、
回転可能な回転子と、
軸方向に延伸し、前記回転子を前記軸方向の周りに回転させる回転軸と、
前記固定子コアが前記軸方向に複数に分割された部分である複数の固定子コアパケットと、
前記軸方向に互いに隣り合う前記固定子コアパケットの間に設けられた通風路である複数の固定子ラジアルダクトと、
前記回転軸の周りの円環状部材と、内周部材と、外周部材とを備える第1の固定子ダクトコアと、
前記回転軸の周りの円環状部材と、内周部材とを備える第2の固定子ダクトコアと、
を備え、
前記第1の固定子ダクトコアの前記内周部材は、前記第1の固定子ダクトコアの前記円環状部材の内周部に設けられ、径方向の内側に向かって突出する複数の突出部を備え、
前記第1の固定子ダクトコアの前記外周部材は、前記第1の固定子ダクトコアの前記円環状部材の外周部に設けられ、前記径方向の外側に向かって突出する複数の突出部を備え、
前記第2の固定子ダクトコアの前記内周部材は、前記第2の固定子ダクトコアの前記円環状部材の内周部に設けられ、前記径方向の内側に向かって突出する複数の突出部を備え、
前記第1の固定子ダクトコアと前記第2の固定子ダクトコアは、前記固定子ラジアルダクトに、それぞれ少なくとも1つずつが、前記軸方向に互いに隣り合うように配置されており、
前記第1の固定子ダクトコアの前記円環状部材の外径は、前記第2の固定子ダクトコアの前記円環状部材の内径よりも小さい、
ことを特徴とする回転電機。 - 前記第1の固定子ダクトコアと前記第2の固定子ダクトコアは、前記軸方向に積層された複数の電磁鋼板を備える、
請求項1に記載の回転電機。 - 前記固定子コアは、複数の固定子ティースを備え、
前記第1の固定子ダクトコアの前記内周部材の前記突出部と、前記第2の固定子ダクトコアの前記内周部材の前記突出部は、周方向の位置が、前記固定子ティースの前記周方向に占める範囲の中であって、前記回転子の回転方向の遅れ側である、
請求項1に記載の回転電機。 - 前記第1の固定子ダクトコアの前記内周部材の前記突出部と、前記第2の固定子ダクトコアの前記内周部材の前記突出部は、最内周部分が、前記回転子の回転方向の遅れ側に向かって折れ曲がっている、
請求項1に記載の回転電機。 - 前記第1の固定子ダクトコアの前記内周部材の前記突出部と、前記第2の固定子ダクトコアの前記内周部材の前記突出部は、周方向の長さが、前記径方向の外側に向かうにつれて漸増する、
請求項1に記載の回転電機。 - 前記第1の固定子ダクトコアの前記外周部材の前記突出部は、周方向の長さが、前記径方向の外側に向かうにつれて漸増する、
請求項1に記載の回転電機。
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Family Applications (1)
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2017
- 2017-09-12 JP JP2017174755A patent/JP2019050698A/ja active Pending
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