JP2019050694A - 直流送電システム、直流送電システム用制御装置、直流送電システム用制御プログラムおよび直流送電システム制御方法 - Google Patents

直流送電システム、直流送電システム用制御装置、直流送電システム用制御プログラムおよび直流送電システム制御方法 Download PDF

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久保田 雅之
Masayuki Kubota
雅之 久保田
卓郎 新井
Takuro Arai
卓郎 新井
伸也 直井
Shinya Naoi
伸也 直井
里奈 茂木
Rina Mogi
里奈 茂木
崇裕 石黒
Takahiro Ishiguro
崇裕 石黒
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Abstract

【課題】メンテナンスの対象となる直流回路以外の周辺の直流線路が停止することなく運転される直流送電システム、直流送電システム用制御装置、直流送電システム用制御プログラムおよび直流送電システム制御方法を提供する。
【解決手段】制御装置5は、順に第1の開閉器22、第2の開閉器23を遮断する断路制御を行い、第3の開閉器42を遮断するとともに、電力変換部3を電力供給源8から遮断し、直流回路2の直流線路21、電力変換部3に充電された電荷を放電させる放電制御を行い、第1の開閉器22を導通させるとともに、電力変換部3を電力供給源8に導通させ、直流回路2の直流線路21を充電する充電制御を行い、第2の開閉器23および第3の開閉器42を導通させる接続制御を行う。
【選択図】図1

Description

本実施形態は直流電力を送電するための直流送電システム、直流送電システム用制御装置、直流送電システム用制御プログラムおよび直流送電システム制御方法に関する。
直流電力を送電する直流送電システムにおいて、事故が発生した電力供給線を、他の電力供給線から遮断するシステムが知られている。この種のシステムは、事故が発生した電力供給線を遮断する遮断器と、電流の異常を検出し遮断器を遮断するための制御信号を送信する制御装置を備える。
特開2017−11992公報 特開2017−11916公報
従来の直流送電システムは、直流線路等の事故発生時に、システム全体を一旦停止し、事故の除去を行った後に、システム全体を再起動することが必要とされた。直流線路は、線間等に浮遊容量を有する。この浮遊容量が充電されていない直流線路を、他の充電された直流線路に接続することは、過電流が流れ大変危険である。このため、事故が発生した直流線路を充電した後に、他の充電された直流線路に接続することが望ましい。
しかしながら、事故が発生した直流線路を充電するためには、一般に数時間程度要すると考えられている。事故が発生した直流線路が充電されるまでの時間、事故が発生した直流線路のみならず周辺の直流線路までもが停止することは、不都合であった。事故が発生した直流線路、つまりメンテナンスの対象となる直流回路以外の周辺の直流線路は、停止することなく運転されることが望ましい。
本実施形態は、メンテナンスの対象となる直流回路以外の周辺の直流線路が停止することなく運転される直流送電システム、直流送電システム用制御装置、直流送電システム用制御プログラムおよび直流送電システム制御方法を提供することを目的とする。
本実施形態の直流送電システムは次のような構成を有することを特徴とする。
(1)電力供給源から出力された電力を直流電力に変換する電力変換部。
(2)直流線路と、前記直流線路の一方に接続された前記電力変換部と前記直流線路とを導通または遮断する第1の開閉器と、前記直流線路の他方に接続された他の電力系統と前記直流線路とを導通または遮断する第2の開閉器と、を有する直流回路。
(3)前記電力変換部と他回路とを導通または遮断する第3の開閉器。
(4)前記第1の開閉器、前記第2の開閉器、前記第3の開閉器の開閉制御を行う制御装置。
前記制御装置は、順に
A、前記第1の開閉器、前記第2の開閉器を遮断する断路制御
B、前記第3の開閉器を遮断するとともに、前記電力変換部を前記電力供給源から遮断し、前記直流回路の前記直流線路、前記電力変換部に充電された電荷を放電させる放電制御
C、前記第1の開閉器を導通させるとともに、前記電力変換部を前記電力供給源に導通させ、前記直流回路の前記直流線路を充電する充電制御
D、前記第2の開閉器および前記第3の開閉器を導通させる接続制御
を行う。
また、上記の各制御を実行する直流送電システム用制御装置、直流送電システム用制御プログラムおよび直流送電システム制御方法も本実施形態に含まれる。
第1実施形態にかかる直流送電システムの構成を示す図 第1実施形態にかかる直流送電システムの制御手順を示す図 第1実施形態にかかる直流送電システム用制御プログラムのフローを示す図 第1実施形態にかかる変換器の構成を示す図 他の実施形態にかかる直流送電システムの構成を示す図
[第1実施形態]
[1−1.構成]
図1を参照して本実施形態の一例としての直流送電システム1について説明する。
直流送電システム1は、電力供給源8にて発電された電力を、一旦電力変換部3にて直流に変換し直流回路2にて送電するシステムである。ウインドファーム等により発電された電力は、長距離の送電が必要とされる。送電に使用される電力線のインダクタンスやキャパシタンスの影響で、交流電力による長距離の送電は電力の損失が大きくなる。そこで長距離の送電には、直流電力による送電が使用される。
直流送電システム1は、直流回路2、電力変換部3、直流回路4、制御装置5を有する。
本実施形態において、同一構成の装置や部材が複数ある場合にはそれらについて同一の番号を付して説明を行い、また、同一構成の個々の装置や部材についてそれぞれを説明する場合に、共通する番号にアルファベットの添え字を付けることで区別する。
(電力供給源8)
電力供給源8は、電力を供給するための発電機や変電器等により構成される。電力供給源8は、例えば風力発電機により構成される。風力発電機としての電力供給源8は、風力により受風扇が回転し、受風扇に接続された交流発電機が回転することにより発電し、三相の交流電力を出力する。出力される三相の交流電力の周波数は、風力により回転する受風扇の回転周波数となる。風力発電機としての電力供給源8の出力は、接続線により電力変換部3に接続される。風力発電機としての電力供給源8は、風量の多い洋上に設置される。
(電力変換部3)
電力変換部3は、交流電力を直流電力に変換する装置である。電力変換部3は、変換器31、開閉器32、電流制限回路33、電流電圧検出装置34により構成される。電力変換部3は、電力供給源8近傍の配電室等に配置される。電力変換部3は、電力供給源8から出力された交流電力を直流電力に変換し直流回路2および直流回路4に出力する。変換器31、開閉器32、電流制限回路33は、電気的に直列に接続される。
開閉器32は、ガス遮断器のような電流開閉装置等により構成される。開閉器32は、入力側が電力供給源8に、出力側が電流制限回路33に接続される。開閉器32は、後述する制御装置5により遮断または導通を制御され、開路状態または閉路状態となる。
開閉器32は、閉路状態となり電力供給源8から出力された電力を、電流制限回路33を介し変換器31に出力する。また、開閉器32は、開路状態となり電力供給源8から出力された電力を、電流制限回路33を介し変換器31に出力しない。開閉器32は、制御装置5による放電制御時に、開路状態とされる。
電流制限回路33は、電流制限抵抗331と開閉器332が、電気的に並列に接続された回路により構成される。電流制限回路33は、入力側が開閉器32に、出力側が変換器31に接続される。電流制限回路33の開閉器332は、制御装置5により遮断または導通を制御され、開路状態、閉路状態となる。
電流制限回路33の開閉器332が開路状態のとき、開閉器32を介し電力供給源8から出力された電力は、電流制限抵抗331により電流が制限されて、変換器31に入力される。また、電流制限回路33の開閉器332が閉路状態のとき、開閉器32を介し電力供給源8から出力された電力は、電流が制限されずに、変換器31に入力される。開閉器332は、制御装置5による充電制御時に、開路状態とされる。
変換器31は、交流電力を直流電力に変換する交流直流変換装置である。図4に、変換器31の構成を示す。変換器31は、複数のスイッチング素子により構成されたスイッチング回路である。変換器31は、入力側が開閉器32、電流制限回路33を介し電力供給源8に接続される。変換器31は、電力供給源8から出力された三相の交流電力をスイッチングにより整流し、直流電力に変換し出力する。変換器31は、後述する制御装置5により、動作、停止を制御される。
変換器31は、ハーフブリッジ変換器である。このため、スイッチングを行わない停止時にも直流電力を出力する。停止時に、変換器31は、定電圧制御を行わず、単に電力供給源8からの交流電力が全波整流された脈流状の直流電力を出力する。
電流電圧検出装置34は、電流トランスおよび電圧トランス等の電流電圧センサにより構成される。電流電圧検出装置34は、変換器31が出力した電流、電圧を検出しアナログ信号にて制御装置5に出力する。
(直流回路2)
直流回路2は、電力変換部3により直流電力に変換された電力を送電する電力送電路である。直流回路2は、直流線路21、開閉器22、開閉器23、放電回路24、放電回路25により構成される。開閉器22が、請求項における第1の開閉器に、開閉器23が、請求項における第2の開閉器に相当する。
直流回路2は、入力側が電力変換部3に、出力側が他の直流系統に接続される。直流回路2は、電力供給源8としての洋上の風力発電機が備えられた送変電所と、陸上の受変電所の間の海中等に配置される。
開閉器22は、ガス遮断器のような電流開閉装置等により構成される。開閉器22は、入力側が電力変換部3に、出力側が直流線路21に接続される。開閉器22は、後述する制御装置5により遮断または導通を制御され、開路状態または閉路状態となる。
開閉器22は、閉路状態となり電力変換部3から出力された電力を、直流線路21に出力する。また、開閉器22は、開路状態となり電力変換部3から出力された電力を、直流線路21に出力しない。開閉器22は、制御装置5による断路制御時に開路状態とされ、充電制御時に閉路状態とされる。
直流線路21は、電力変換部3から出力された直流電力を、開閉器22を介して受電し、開閉器23を介し他の直流系統に搬送する電力供給線である。直流線路21は、入力側が開閉器22を介して電力変換部3に、出力側が開閉器23を介し他の直流系統に接続される。直流線路21は、洋上の風力発電機1が備えられた送変電所と、陸上の受変電所の間の海中等に配置される。
開閉器23は、入力側が直流線路21に、出力側が他の直流系統に接続される。開閉器23は、後述する制御装置5により遮断または導通を制御され、開路状態または閉路状態となる。
開閉器23は、閉路状態となり電力変換部3から出力された電力を、他の直流系統に出力する。また、開閉器23は、開路状態となり電力変換部3から出力された電力を、他の直流系統に出力しない。開閉器23は、制御装置5による断路制御時に開路状態とされ、接続制御時に閉路状態とされる。
放電回路24は、抵抗器242と開閉器241が、電気的に直列に接続された回路により構成される。放電回路24は、開閉器22に接続された直流線路21の端部と大地との間に、接続される。放電回路24の開閉器241は、制御装置5により遮断または導通を制御され、開路状態、閉路状態となる。
放電回路24の開閉器241が閉路状態のとき、直流線路21に充電された電荷が抵抗器242を流れ放電する。また、放電回路24の開閉器241が開路状態のとき、直流線路21に充電された電荷は抵抗器242を流れ放電しない。開閉器241は、制御装置5による放電制御時に開路状態とされ、充電制御時に閉路状態とされる。
放電回路25は、抵抗器252と開閉器251が、電気的に直列に接続された回路により構成され、直流線路21の他の直流系統に接続された端部と大地との間に、接続される。
放電回路25の開閉器251が閉路状態のとき、直流線路21に充電された電荷が抵抗器252を流れ放電する。開閉器251は、制御装置5による放電制御時に開路状態とされ、充電制御時に閉路状態とされる。
放電回路24または25が請求項中の放電回路に相当し、放電回路24の開閉器241または放電回路25の開閉器251が請求項中の第4の開閉器に相当する。
(直流回路4)
直流回路4は、電力変換部3により直流電力に変換された電力を送電する電力送電路である。直流回路4は、直流線路41、開閉器42により構成される。開閉器42が、請求項における第3の開閉器に相当する。
直流回路4は、入力側が電力変換部3に、出力側が他の直流系統に接続される。他の直流系統には、他の発電機により発電された電力が供給されており、直流回路4は、他の直流系統から供給される直流電力も搬送する。
開閉器42は、ガス遮断器のような電流開閉装置等により構成され、入力側が電力変換部3に、出力側が直流線路41に接続される。開閉器42は、後述する制御装置5により遮断または導通を制御され、開路状態または閉路状態となる。開閉器42は、制御装置5による放電制御時に開路状態とされ、接続制御時に閉路状態とされる。
直流線路41は、電力変換部3から出力された直流電力を、他の直流系統に搬送する電力供給線である。直流線路41は、他の直流系統からの電力も搬送する。
(制御装置5)
制御装置5は、マイクロコンピュータ及びその周辺装置により構成される。制御装置5は、作業者が電力監視を行う電力監視室等に配置される。制御装置5は、複数の開閉器22、23、241、251、32、332、42の開閉制御および変換器31の動作制御を行う。
制御装置5は、操作部51、記憶部52、表示部53、検出部54、報知部55、出力部56、演算部57を有する。
操作部51は、表示部53に設けられたタッチパネル式のスイッチにより構成される。操作部51は、出力側が演算部57に接続される。操作部51は、遮断または投入の対象となる所望の開閉器が、作業者により選択され入力される。操作部51は、入力された遮断または導通の対象となる開閉器を示す識別信号を演算部57に出力する。
記憶部52は、半導体メモリやハードディスクのような記憶媒体にて構成される。記憶部52は、予め設定された電力系統および開閉器22、23、241、251、32、332、42の配置を記憶する。また、記憶部52は、開閉器22、23、241、251、32、332、42の現在の開閉状態を記憶する。記憶部52は、演算部57により、データ読出しが制御される。
表示部53は、液晶パネルのような表示装置にて構成される。表示部53は、記憶部52に記憶された電力系統および開閉器22、23、32、332、42および変換器31の制御手順を表示する。表示部53は、演算部57により、表示が制御される。
検出部54は、電流および電圧のアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換回路により構成される。電流電圧検出装置34から出力された変換器31の電流および電圧に関するアナログ信号を受信し、デジタル信号に変換し演算部57に出力する。
報知部55は、警報ランプまたはスピーカにより構成される。報知部55は、作業者が作業を行う配電室に配置される。報知部55は、演算部57により制御され、直流回路2に地絡等の事故が検出された場合に、表示または音声にて作業者に警報を出力する。
出力部56は、シリアル信号の送受信回路により構成される。出力部56は、開閉器の導通、遮断を制御する信号および変換器の動作停止を制御する信号をシリアル信号にて出力する。出力部56は、一方が演算部57に、他方が開閉器22、23、241、251、32、332、42および変換器31に接続される。出力部56は、複数の開閉器22、23、241、251、32、332、42の導通、遮断を制御する信号および変換器31の動作停止を制御する信号を出力する。
演算部57は、CPU回路により構成される。演算部57は、後述するコンピュータプログラムを内蔵する。演算部57は、操作部51、記憶部52、表示部53、検出部54、報知部55、出力部56に接続され、これらの制御を行う。
[1−2.作用]
次に、本実施形態の直流送電システム1の動作の概要を図1〜4に基づき説明する。
図2に、直流送電システム1の制御手順を示す。また、図3に、制御装置5の演算部8に内蔵された制御プログラムのフロー図である。演算部8は、図2および図3に示された手順にて各部の制御を行う。
(正常運転時)
直流回路2の直流線路21に異常がなく、正常に運転されている場合、開閉器22、23、32、332、42は、閉路状態である。開閉器241、251は、開路状態である。また、変換器31は、動作状態である。
電力供給源8は、例えば風力発電機により構成され、三相の交流電力を電力変換部3に出力する。電力供給源8から出力された交流電力は、閉路状態の開閉器32および開閉器332を介し、変換器31に入力される。
変換器31は、交流電力を直流電力に変換し出力する。変換された直流電力は、直流回路4および直流回路2に入力される。
直流回路4において、入力された直流電力は、閉路状態の開閉器42を介し直流線路41により他の直流系統に搬送される。なお、他の直流系統は、別の電力供給源に接続されており、直流線路41は、他の直流系統から電力供給されることができる。
直流回路2において、入力された直流電力は、閉路状態の開閉器22および開閉器23を介し、直流線路21により他の直流系統に搬送される。
(異常発生時)
次に直流回路2の直流線路21に異常が発生した場合について説明する。ステップS01が断路制御に、ステップS02〜ステップS04が放電制御に、ステップS05〜ステップS07が充電制御に、ステップS08〜ステップS09が接続制御に相当する。制御装置5は、表示部53に、図1に示す電力系統および図2に示す開閉器22、23、32、332、42および変換器31の制御手順を表示する。
(ステップS01:開閉器22および開閉器23を遮断する)
直流回路2の直流線路21に、地絡等の異常が発生した場合、開閉器22および開閉器23は、制御装置5により遮断を指示され開路状態となる。制御装置5は、直流回路2の直流線路21の異常を検知し、出力部56から開閉器22および開閉器23に遮断を指示する制御信号を送信する。
制御装置5から遮断を指示する制御信号を受信した開閉器22および開閉器23は、開路状態となり、直流線路21は他の回路から電気的に遮断される。開閉器22および開閉器23が開路状態とされた時に、作業者により直流線路21の地絡等の事故を除去する作業が行われる。なお、開閉器22および開閉器23に内蔵または隣接された地絡検出器(図中不示)により、開閉器22および開閉器23が遮断され開路状態となるようにしてもよい。
(ステップS02:変換器31を停止させる)
作業者による直流線路21の地絡等の事故を除去する作業の完了後に、制御装置5は、出力部56から変換器31に停止を指示する制御信号を送信する。直流線路21の地絡等の事故を除去する作業が完了した旨のコマンドは、作業者により操作部51を介し制御装置5に入力される。制御装置5から停止する制御信号を受信した変換器31は、スイッチングによる整流動作を停止する。
変換器31は、ハーフブリッジ変換器である。このため、スイッチングを行わない停止時にも直流電力を出力する。停止時に、変換器31は、定電圧制御を行わず、単に電力供給源8からの交流電力が全波整流された脈流状の直流電力を出力する。変換器31のスイッチングによる整流動作の停止は、変換器31および直流線路21の放電の準備のために行われる。
(ステップS03:開閉器32および開閉器42を遮断する)
次に、開閉器32および開閉器42は、制御装置5により遮断を指示され開路状態となる。制御装置5は、出力部56から開閉器32および開閉器42に遮断を指示する制御信号を送信する。
電力変換部3において、制御装置5から遮断を指示する制御信号を受信した開閉器32は、開路状態となり、変換器31は、電力供給源8から電気的に遮断される。直流回路4の開閉器42および直流回路2の開閉器22は開路状態であるので電力変換部3の変換器31は、他の回路から電気的に遮断される。
直流回路4において、制御装置5から遮断を指示する制御信号を受信した開閉器42は、開路状態となり、直流線路41は、電力変換部3から電気的に遮断される。直流回路4の直流線路41は、一方が開閉器42に、他方が他の直流系統に接続される。他の直流系統には、他の発電機により発電された電力が供給されており、直流線路41は、他の直流系統から電力が供給される。このため、開閉器42が遮断され開路状態となっても直流線路41は、停電しない。
放電制御における直流回路2の電荷を放電させる放電時間、および充電制御における直流回路2に電荷を充電する充電時間は長時間となる。しかし、開閉器42が遮断されることにより、メンテナンスの対象とならない直流回路4は、直流回路2から電気的に遮断される。直流回路4を直流回路2から電気的に遮断することにより、直流回路4の長時間の停止を避ける。
(ステップS04:直流線路21および変換器31を放電させる)
次に、直流線路21は、制御装置5に制御され電荷を放電する。直流線路21は、直流線路であり、線間の浮遊容量等に電荷が充電されている。安全確保のため、他の直流系統との再接続時には、この充電された電荷が放電されていることが望ましい。
直流線路21の放電は、放電回路24、放電回路25の一方または両方を用いて行われる。以下に放電回路24、放電回路25の両方を用いて放電が行われる場合について説明する。制御装置5は、出力部56から放電回路24の開閉器241および放電回路25の開閉器251に導通を指示する制御信号を送信する。
放電回路24において、制御装置5から導通を指示する制御信号を受信した開閉器241は、閉路状態となり、抵抗器242を介し直流線路21に充電された電荷を放電する。放電回路25において、制御装置5から導通を指示する制御信号を受信した開閉器251は、閉路状態となり、抵抗器252を介し直流線路21に充電された電荷を放電する。
直流線路21の放電完了後に制御装置5は、出力部56から放電回路24の開閉器241および放電回路25の開閉器251に遮断を指示する制御信号を送信する。これにより放電回路24の開閉器241および放電回路25の開閉器251は開路状態となる。
なお上記では、放電回路24または25により直流線路21の電荷を放電するものとしたが、放電回路によらずに、自然放電により直流線路21の電荷を放電するものであってよい。
一方、変換器31の放電は、自然放電により行われる。変換器31は、コンデンサを有する回路であり、このコンデンサ等に電荷が充電されている。安全確保のため、他の直流系統との再接続時には、この充電された電荷が放電されていることが望ましい。変換器31の放電量は、直流線路21に比較し少ないと考えられる。このため、変換器31の放電は、直流線路21の放電時間中に完了する。変換器31の放電量が多い場合、制御装置5は、変換器31の放電完了まで待機する。
(ステップS05:開閉器332を遮断し開閉器22を導通する)
次に、開閉器332は、制御装置5により遮断を指示され開路状態となる。また、開閉器22は、制御装置5により導通を指示され閉路状態となる。制御装置5は、出力部56から開閉器32に遮断を指示する制御信号を送信する。制御装置5は、出力部56から開閉器22に導通を指示する制御信号を送信する。
電力変換部3において、制御装置5から遮断を指示する制御信号を受信した開閉器332は、開路状態となり、電力供給源8から供給される電力が電流制限抵抗331により制限される。
直流回路2において、制御装置5から導通を指示する制御信号を受信した開閉器22は、閉路状態となり、直流線路21は、電力変換部3と電気的に導通となる。直流回路2の直流線路21は、一方が開閉器22に、他方が開閉器23に接続される。現段階では、開閉器23は開路状態であり他の直流系統から遮断されている。開閉器332の遮断および開閉器22の導通は、直流線路21の充電の準備のために行われる。
(ステップS06:開閉器32を導通する)
次に、開閉器32は、制御装置5により導通を指示され閉路状態となる。制御装置5は、出力部56から開閉器32に導通を指示する制御信号を送信する。
電力変換部3において、制御装置5から導通を指示する制御信号を受信した開閉器32は、閉路状態となり、電力変換部3は、電力供給源8と電気的に導通となる。その結果、電力供給源8から供給された電力が電流制限抵抗331により制限され、変換器31に入力される。
変換器31は、スイッチングによる整流動作を停止しており、定電圧制御を行わず、単に電力供給源8からの交流電力が全波整流された脈流状の直流電力を出力する。変換器31から出力されたこの直流電力は、開閉器22を介し直流線路21に供給され、直流線路21の充電が開始される。
(ステップS07:地絡を検出したかの判断を行う)
次に、制御装置5は、直流線路21の地絡検出を行う。変換器31は、直流電力を出力し直流線路21を充電している。このとき変換器31から出力される充電電流または充電電圧を、電流電圧検出装置34は検出する。電流電圧検出装置34により検出された充電電流または充電電圧に関する信号は、検出部54を介し制御装置5に入力される。制御装置5は、直流線路21を充電している変換器31から出力される充電電流または充電電圧を観測し直流線路21の地絡の有無を検出する。
制御装置5は、直流線路21への充電電圧の上昇速度、充電電流の変化に基づき直流線路21の地絡の有無の判断を行う。つまり予め定められた時間内に、充電電圧が定められた電圧以上にならない場合に、地絡があると判断される。または、予め定められた時間内に、充電電流が定められた電流以下にならない場合に、地絡があると判断される。
直流線路21に地絡があると判断された場合(ステップS07のYES)、ステップS11に移行し、再び開閉器22が遮断される。また、直流線路21に地絡があると判断された場合、制御装置5は、報知部55を介し作業者に、表示または音声にて地絡がある旨の警報を出力する。一方、直流線路21に地絡がないと判断された場合(ステップS07のNO)、ステップS08に移行し接続制御を行う。
(ステップS08:開閉器332を導通する)
次に、開閉器332は、制御装置5により導通を指示され閉路状態となる。制御装置5は、出力部56から開閉器32に導通を指示する制御信号を送信する。
電力変換部3において、制御装置5から導通を指示する制御信号を受信した開閉器332は、閉路状態となり、変換器31は、電力供給源8と電気的に導通となる。その結果、電力供給源8から供給された電力が電流制限抵抗331により制限されず、変換器31に入力される。
(ステップS09:変換器31を動作させる)
次に、制御装置5は、出力部56から変換器31に動作を指示する制御信号を送信する。制御装置5から動作を指示する制御信号を受信した変換器31は、スイッチングによる整流動作を開始する。
(ステップS10:開閉器42および開閉器23を導通する)
次に、開閉器42および開閉器23は、制御装置5により導通を指示され閉路状態となる。制御装置5は、出力部56から開閉器42および開閉器23に導通を指示する制御信号を送信する。前記制御装置5は、直流線路21の他方に接続された他の直流系統の電圧を観測し、直流線路21の電圧が他の直流系統の電圧に等しくなったと判断した場合に、開閉器23に導通を指示する制御信号を送信する。
直流回路4において、制御装置5から導通を指示する制御信号を受信した開閉器42は、閉路状態となり、直流線路41は、電力変換部3と電気的に導通する。
直流回路2において、制御装置5から導通を指示する制御信号を受信した開閉器23は、閉路状態となり、直流線路21は、他の直流系統と電気的に導通する。
以上が、直流送電システム1の動作の概要である。
[1−3.効果]
(1)本実施形態によれば、制御装置5は、順に、
A、第1の開閉器22、第2の開閉器23を遮断する断路制御、
B、第3の開閉器42を遮断するとともに、電力変換部3を電力供給源8から遮断し、直流回路2の直流線路21、電力変換部3に充電された電荷を放電させる放電制御、
C、第1の開閉器22を導通させるとともに、電力変換部3を電力供給源8に導通させ、直流回路2の直流線路21を充電する充電制御、
D、第2の開閉器23および第3の開閉器42を導通させる接続制御、
を行うので、メンテナンスの対象となる直流回路以外の周辺の直流線路が停止することなく運転される直流送電システム、直流送電システム用制御装置、直流送電システム用制御プログラムおよび直流送電システム制御方法を提供することができる。
本実施形態によれば、放電制御時に第3の開閉器42が遮断されるので、メンテナンスの対象とならない直流回路4が停止されることなく直流回路2に対し放電制御および充電制御が行われる。直流回路2の電荷を放電させる放電時間、および直流回路2に電荷を充電する充電時間は長時間となる。このため、直流回路2の停止時間は長時間となる。直流回路2に対する放電制御時に第3の開閉器42が遮断され、メンテナンスの対象とならない直流回路4が直流回路2から電気的に遮断されるので、直流回路4の長時間の停止を避け、メンテナンスの対象となる直流回路2に対し充放電を行うことができる。
(2)本実施形態によれば、直流線路21の少なくとも1か所に、抵抗器242に接続された第4の開閉器241を有する放電回路を有し、放電制御時に、第4の開閉器241が導通とされ、直流線路21が放電されるので、直流線路21の放電時間を短くすることができる。その結果、直流線路21の停止時間を短くすることができる。
(3)本実施形態によれば、充電制御時に、直流線路21の地絡の有無の判断を行い、地絡があると判断した場合に、第1の開閉器22を遮断するので、直流線路21に地絡等の異常の有無を判断することができ、直流線路21に異常がない場合に周辺の系統に接続されるため安全な直流送電システムを提供することができる。
地絡があると判断した場合に、第1の開閉器22が遮断されるので、直流線路21がメンテナンスの対象とならない周辺の回路から遮断され、直流線路21のメンテナンス作業を安全に行うことができる。
地絡があると判断した場合に、第1の開閉器22が遮断されるので、メンテナンスの対象とならない周辺の回路の長時間の停止を避けることができる。
(4)本実施形態によれば、制御装置5は、直流線路21への充電電圧の上昇速度、充電電流の変化の少なくとも一つに基づき直流線路21の地絡の有無の判断を行うので、簡単な装置により直流線路21の地絡の検出を行うことができる。
(5)本実施形態によれば、充電制御時に、制御装置5は、直流線路21の他方に接続された他の電力系統の電圧を観測し、直流線路21の電圧が、他の電力系統の電圧に等しくなったと判断した場合に、第2の開閉器23を導通させるので、直流線路21の接続時に過大な突入電流が流れることを軽減でき、安全な直流送電システムを提供することができる。
(6)本実施形態によれば、電力変換部3は、ハーフブリッジ変換器31により構成され、充電制御時に、電力変換部3のハーフブリッジ変換器31は、停止した状態で、電力供給源8から出力された電力を直流電力に変換し出力するので、既存のハーフブリッジ変換器により直流送電システムを構成することができる。
(7)本実施形態によれば、電力変換部3は電流制限抵抗331を有し、充電制御時に、電力変換部3は電流制限抵抗331を介した電流を出力するので、直流線路21の充電制御時に過大な電流が流れることを防止することができ安全な直流送電システムを構成することができる。
[他の実施形態]
変形例を含めた実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。以下は、その一例である。
(1)上記実施形態では、電力供給源8は風力発電機としたが、電力供給源8はこれに限られない。電力供給源8は、太陽光発電装置等の他の発電装置であってもよい。
(2)上記実施形態では、電力変換部3は交流電力を直流電力に変換する装置としたが、電力変換部3はこれに限られない。電力変換部3は、直流電力を直流電力に変換する装置であってもよい。
(3)上記実施形態では、放電回路24または25は直流線路21の端部に配置されるものとしたが、放電回路24または25の配置箇所は、直流線路21の任意の箇所であってよい。
(4)上記実施形態では、放電回路24または25により直流線路21の電荷を放電するものとしたが、放電回路によらずに、自然放電により直流線路21の電荷を放電するものであってよい。
(5)上記実施形態では、電流電圧検出装置34は、変換器31から出力された電流および電圧を検出し、検出部54は、電流および電圧のアナログ信号をデジタル信号に変換し出力するものとしたが、電流電圧検出装置34は、変換器31から出力された電流または電圧の一方を検出し、検出部54は、電流電圧検出装置34により検出された電流または電圧の一方のアナログ信号をデジタル信号に変換し出力するものであってもよい。
(6)上記実施形態では、出力部56は、シリアル信号を送受信するものとしたが、パラレル信号またはステータス信号を送受信するものであってもよい。
(7)上記実施形態では、直流送電システム1は、メンテナンスの対象となる直流回路として、一つの直流回路2を有するものとしたが、メンテナンスの対象となる直流回路は、複数であってもよい。図5に、メンテナンスの対象となる直流回路として、直流回路2a〜2nのn個の直流回路2を有する直流送電システム1を示す。直流回路2a〜2nは同等の構成である。
直流送電システム1が、複数の直流回路2a〜2nを有する場合、予め定めた順にて複数の直流回路2に対し、充電制御を行うことが望ましい。また、複数の直流回路2a〜2nに対し同時に放電制御を行うことが望ましい。
直流回路2を複数備え、予め定めた順にて複数の直流回路2に対し充電制御を行うことにより、複数の直流回路2ごとに充電を行うことができ安全な直流送電システムを構成することができる。また、複数の直流回路2a〜2nに対し同時に放電制御を行うことにより、直流回路2a〜2nの放電を順に行うより放電時間を節約することができる。このため複数の直流回路2の停止時間を短縮することができる。
また、直流回路2を複数備え、予め定めた順にて複数の直流回路2に対し充電制御を行うことにより、複数の直流回路2ごとに地絡の検出を行うことができ、地絡のある直流回路2を周辺の回路から遮断することができ、より安全な直流送電システムを構成することができる。
1・・・直流送電システム
2,2a,2b,2n・・・直流回路
3・・・電力変換部
4・・・直流回路
5・・・制御装置
8・・・電力供給源
21,21a,21b,21n・・・直流線路
22,22a,22b,22n・・・開閉器
23,23a,23b,23n・・・開閉器
24,24a,24b,24n・・・放電回路
241,241a,241b,241n・・・開閉器
242,242a,242b,242n・・・抵抗器
25,25a,25b,25n・・・放電回路
251,251a,251b,251n・・・開閉器
252,252a,252b,252n・・・抵抗器
31・・・変換器
32・・・開閉器
33・・・電流制限回路
331・・・電流制限抵抗
332・・・開閉器
34・・・電流電圧検出装置
41・・・直流線路
42・・・開閉器
51・・・操作部
52・・・記憶部
53・・・表示部
54・・・検出部
55・・・報知部
56・・・出力部
57・・・演算部

Claims (11)

  1. 電力供給源から出力された電力を直流電力に変換する電力変換部と、
    直流線路と、前記直流線路の一方に接続された前記電力変換部と前記直流線路とを導通または遮断する第1の開閉器と、前記直流線路の他方に接続された他の電力系統と前記直流線路とを導通または遮断する第2の開閉器と、を有する直流回路と、
    前記電力変換部と他回路とを導通または遮断する第3の開閉器と、
    前記第1の開閉器、前記第2の開閉器、前記第3の開閉器の開閉制御を行う制御装置と、
    を有し、
    前記制御装置は、順に
    前記第1の開閉器、前記第2の開閉器を遮断する断路制御、
    前記第3の開閉器を遮断するとともに、前記電力変換部を前記電力供給源から遮断し、前記直流回路の前記直流線路、前記電力変換部に充電された電荷を放電させる放電制御、
    前記第1の開閉器を導通させるとともに、前記電力変換部を前記電力供給源に導通させ、前記直流回路の前記直流線路を充電する充電制御、
    前記第2の開閉器および前記第3の開閉器を導通させる接続制御、
    を行う直流送電システム。
  2. 前記直流回路は、前記直流線路の少なくとも1か所に、抵抗器に接続された第4の開閉器を有する放電回路を有し、前記放電制御時に、前記制御装置により前記第4の開閉器が導通とされ、前記直流線路が放電される、
    請求項1に記載の直流送電システム。
  3. 前記制御装置は、充電制御時に、直流線路の地絡の有無の判断を行い、地絡があると判断した場合に、前記第1の開閉器を遮断する、
    請求項1乃至2のいずれか1項に記載の直流送電システム。
  4. 前記制御装置は、前記直流線路への充電電圧の上昇速度、充電電流の変化の少なくとも一つに基づき前記直流線路の地絡の有無の判断を行う、
    請求項3に記載の直流送電システム。
  5. 前記充電制御時に、前記制御装置は、前記直流線路の他方に接続された他の電力系統の電圧を観測し、前記直流線路の電圧が前記他の電力系統の電圧に等しくなったと判断した場合に、前記制御装置は、第2の開閉器を導通させる、
    請求項4に記載の直流送電システム。
  6. 前記電力変換部は、ハーフブリッジ変換器により構成され、前記充電制御時に、前記電力変換部のハーフブリッジ変換器は、停止した状態で、前記電力供給源から出力された電力を直流電力に変換し出力する、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の直流送電システム。
  7. 前記電力変換部は電流制限抵抗を有し、前記充電制御時に、前記電力変換部は前記電流制限抵抗を介した電流を出力する、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の直流送電システム。
  8. 前記直流回路を複数備え、予め定めた順にて前記複数の直流回路に対し前記充電制御を行う、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の直流送電システム。
  9. 電力供給源から出力された電力を直流電力に変換する電力変換部と、
    直流線路と、前記直流線路の一方に接続された前記電力変換部と前記直流線路とを導通または遮断する第1の開閉器と、前記直流線路の他方に接続された他の電力系統と前記直流線路とを導通または遮断する第2の開閉器と、を有する直流回路と、
    前記電力変換部と他回路とを導通または遮断する第3の開閉器と、
    を有する直流送電システムにおいて、
    前記第1の開閉器、前記第2の開閉器、前記第3の開閉器の開閉制御を行う制御装置であって、
    前記制御装置は、順に
    前記第1の開閉器、前記第2の開閉器を遮断する断路制御、
    前記第3の開閉器を遮断するとともに、前記電力変換部を前記電力供給源から遮断し、前記直流回路の前記直流線路、前記電力変換部に充電された電荷を放電させる放電制御、
    前記第1の開閉器を導通させるとともに、前記電力変換部を前記電力供給源に導通させ、前記直流回路の前記直流線路を充電する充電制御、
    前記第2の開閉器および前記第3の開閉器を導通させる接続制御、
    を行う直流送電システム用制御装置。
  10. 電力供給源から出力された電力を直流電力に変換する電力変換部と、
    直流線路と、前記直流線路の一方に接続された前記電力変換部と前記直流線路とを導通または遮断する第1の開閉器と、前記直流線路の他方に接続された他の電力系統と前記直流線路とを導通または遮断する第2の開閉器と、を有する直流回路と、
    前記電力変換部と他回路とを導通または遮断する第3の開閉器と、
    を有する直流送電システムにおいて、
    前記第1の開閉器、前記第2の開閉器、前記第3の開閉器の開閉制御を行う直流送電システム用制御プログラムであって、
    前記直流送電システム用制御プログラムは、順に
    前記第1の開閉器、前記第2の開閉器を遮断する断路制御ステップ、
    前記第3の開閉器を遮断するとともに、前記電力変換部を前記電力供給源から遮断し、前記直流回路の前記直流線路、前記電力変換部に充電された電荷を放電させる放電制御ステップ、
    前記第1の開閉器を導通させるとともに、前記電力変換部を前記電力供給源に導通させ、前記直流回路の前記直流線路を充電する充電制御ステップ、
    前記第2の開閉器および前記第3の開閉器を導通させる接続制御ステップ、
    を実行する直流送電システム用制御プログラム。
  11. 電力供給源から出力された電力を直流電力に変換する電力変換部と、
    直流線路と、前記直流線路の一方に接続された前記電力変換部と前記直流線路とを導通または遮断する第1の開閉器と、前記直流線路の他方に接続された他の電力系統と前記直流線路とを導通または遮断する第2の開閉器と、を有する直流回路と、
    前記電力変換部と他回路とを導通または遮断する第3の開閉器と、
    を有する直流送電システムにおいて、
    前記第1の開閉器、前記第2の開閉器、前記第3の開閉器の開閉制御を行う直流送電システム制御方法であって、
    直流送電システム制御方法は、順に
    前記第1の開閉器、前記第2の開閉器を遮断する断路制御、
    前記第3の開閉器を遮断するとともに、前記電力変換部を前記電力供給源から遮断し、前記直流回路の前記直流線路、前記電力変換部に充電された電荷を放電させる放電制御、
    前記第1の開閉器を導通させるとともに、前記電力変換部を前記電力供給源に導通させ、前記直流回路の前記直流線路を充電する充電制御、
    前記第2の開閉器および前記第3の開閉器を導通させる接続制御、
    を行う直流送電システム制御方法。

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