JP2019047637A - アクチュエータ - Google Patents

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Shuhei Koike
周平 小池
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Abstract

【課題】第1,第2導電部材の接続作業性を向上させ、かつ絶縁部材の熱変形を抑えて接続強度を安定化させ、より耐久性を向上させる。
【解決手段】コネクタ部材60をアーマチュア軸25の軸方向と交差する方向から見たときに、第1導電部材64および第2導電部材65の長手方向両端に設けられた第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bが、コネクタ部材60の外部に露出されている。よって、第1,第2導電部材64,65の接続作業を容易に行える。接続作業の際には、溶接部分が外部に露出され、かつその周囲にコネクタ部材60の壁等が存在せず、溶接の熱がコネクタ部材60に伝わり難くなっている。よって、コネクタ部材60の溶接の熱による変形が抑えられ、第1,第2導電部材64,65の変形も抑えられ、溶接部分の接続強度を安定化できる。よって、耐久性をより向上させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、回転軸を有するモータと、モータを収容するケースと、を備えたアクチュエータに関する。
自動車等の車両に搭載されるアクチュエータには、例えば、パワーウィンドウ装置やスライドドア開閉装置等の駆動源に用いられるものがある。これらのアクチュエータは、ドアの内部等の狭小スペースに設置されるため、小型でありながら大きな出力が得られるようにすべく、減速機構を備えている。
また、車両に搭載されるアクチュエータには、例えば、特許文献1に示されるようなブレーキ装置の駆動源に用いられるものもある。特許文献1に記載されたアクチュエータは、車両の足回りのばね下(車軸の近傍)に設けられるため、振動に対する耐久性をより向上させるのが望ましい。
特開2017−005950号公報
上述の特許文献1に記載された技術では、ケースの内部において、第1,第2モータ端子と第1,第2ケース端子とを、第1,第2導電部材を介してそれぞれ電気的に接続している。第1,第2導電部材は、略箱形状に形成された樹脂製のコネクタ部材(絶縁部材)に装着されており、このコネクタ部材には、第1,第2導電部材の間を仕切る仕切壁および第1,第2導電部材の周囲を囲う囲い壁が設けられている。
したがって、上述の特許文献1に記載された技術では、第1,第2導電部材の接続作業(溶接作業)が難しかった。また、溶接部分がコネクタ部材の仕切壁および囲い壁により囲まれているため、これらの壁を含むコネクタ部材が溶接の熱を受け易かった。よって、コネクタ部材が溶接の熱で変形され、第1,第2導電部材も変形される虞があった。
本発明の目的は、第1,第2導電部材の接続作業性を向上させ、かつ絶縁部材の熱変形を抑えて接続強度を安定化させ、より耐久性を向上させることができるアクチュエータを提供することにある。
本発明の一態様では、回転軸を有するモータと、前記モータを収容するケースと、を備えたアクチュエータであって、前記モータに設けられ、前記回転軸を回転させる駆動電流が流れる第1モータ端子および第2モータ端子と、前記ケースに設けられ、外部端子が接続される第1ケース端子および第2ケース端子と、前記第1モータ端子と前記第1ケース端子とを接続する第1導電部材と、前記第2モータ端子と前記第2ケース端子とを接続する第2導電部材と、前記ケースに収容され、前記第1導電部材および前記第2導電部材が内部に設けられた絶縁部材と、を備え、前記絶縁部材を前記回転軸の軸方向と交差する方向から見たときに、前記第1導電部材および前記第2導電部材の長手方向両端のうちの少なくともいずれか一方の端部が、前記絶縁部材の外部に露出されている。
本発明の他の態様では、前記絶縁部材は、本体部と、前記本体部から突出された第1腕部および第2腕部と、を備え、前記第1導電部材および前記第2導電部材の前記端部が、前記第1腕部および前記第2腕部の先端側から露出されている。
本発明の他の態様では、前記本体部に、当該本体部の肉厚を薄くする薄肉部が設けられている。
本発明の他の態様では、前記第1腕部および前記第2腕部の基端側に、前記絶縁部材を前記モータに対してその軸方向と交差する方向に位置決めする第1位置決め突起が設けられている。
本発明の他の態様では、前記第1モータ端子および前記第2モータ端子が、前記回転軸を中心に対向配置され、前記第1モータ端子および前記第2モータ端子に、前記第1導電部材および前記第2導電部材の前記端部が、それぞれ溶着されている。
本発明の他の態様では、前記モータは、前記回転軸を回転自在に収容するモータケースと、前記モータケースの開口部を閉塞するモータカバーと、を備え、前記モータカバーに、前記ケースに固定される固定部が設けられている。
本発明の他の態様では、前記モータカバーに、前記回転軸を回転自在に支持する軸受部材が装着されている。
本発明の他の態様では、前記モータカバーに、一対の前記固定部が設けられ、一方の前記固定部と前記第1モータ端子との間の距離が、他方の前記固定部と前記第2モータ端子との間の距離と同じ距離である。
本発明の他の態様では、前記絶縁部材に、当該絶縁部材を前記モータに対してその軸方向に位置決めする第2位置決め突起が設けられている。
本発明の他の態様では、前記回転軸は、正逆方向に回転され、前記回転軸に、減速機構を駆動するヘリカルギヤが装着されている。
本発明によれば、絶縁部材を回転軸の軸方向と交差する方向から見たときに、第1導電部材および第2導電部材の長手方向両端のうちの少なくともいずれか一方の端部が、絶縁部材の外部に露出されている。これにより、第1,第2導電部材の接続作業を容易に行うことができる。
また、溶接により接続作業をする場合には、溶接部分が外部に露出され、かつその周囲に絶縁部材の壁等が存在しないため、溶接の熱が絶縁部材に伝わり難くなる。したがって、絶縁部材の溶接の熱による変形が抑えられて、第1,第2導電部材の変形も抑えられ、ひいては溶接部分の接続強度を安定化させることができる。よって、耐久性をより向上させることが可能となる。
車両に用いられるブレーキ装置用のアクチュエータのケース側を示す斜視図である。 図1のアクチュエータのカバー側を示す斜視図である。 アクチュエータの内部構造を説明する断面図である。 ケース内に設けられる電動モータを示す斜視図である。 モータカバーの内側に装着されたブラシホルダを示す斜視図である。 ケースに収容されたコネクタ部材を示す斜視図である。 (a),(b)は、コネクタ部材の詳細を示す斜視図である。 (a)は図7(a)のA矢視図,(b)は図7(a)のB矢視図である。 コネクタ部材のケース内への装着手順を説明する説明図である。 (a),(b)は、端子と導電部材との溶接手順を説明する説明図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は車両に用いられるブレーキ装置用のアクチュエータのケース側を示す斜視図を、図2は図1のアクチュエータのカバー側を示す斜視図を、図3はアクチュエータの内部構造を説明する断面図を、図4はケース内に設けられる電動モータを示す斜視図を、図5はモータカバーの内側に装着されたブラシホルダを示す斜視図を、図6はケースに収容されたコネクタ部材を示す斜視図を、図7(a),(b)はコネクタ部材の詳細を示す斜視図を、図8(a)は図7(a)のA矢視図,(b)は図7(a)のB矢視図を、図9はコネクタ部材のケース内への装着手順を説明する説明図を、図10(a),(b)は端子と導電部材との溶接手順を説明する説明図をそれぞれ示している。
図1ないし図3に示されるアクチュエータ10は、車両に用いられるブレーキ装置用の駆動源であり、略L字形状に形成されたケース11を備えている。ケース11の開口部11a(図3参照)は、カバー12により閉塞され、これによりケース11の内部に埃等の異物が進入するのを防止している。ケース11およびカバー12は、いずれも樹脂材料を射出成形することで所定形状に形成されている。
ケース11は、車両の足回りの近傍の劣悪な環境に曝されるため、耐候性に優れたポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)により形成されている。PBT樹脂の特性としては、熱安定性,寸法安定性,耐薬品性等に優れていることが挙げられる。熱安定性とは、長時間高温環境に曝しても熱変形し難い特性のことである。寸法安定性とは、多湿環境に曝しても吸水率が低いため寸法が変化し難い特性のことである。耐薬品性とは、有機溶剤,ガソリン,油等に対して変質し難い特性のことである。
ただし、ケース11の材質としてはPBT樹脂に限らず、上述のような耐候性に優れた材質であれば、例えば、ポリフェニレンスルファイド樹脂(PPS樹脂)等の他の材料としても良い。
また、カバー12においても、ケース11と同じ劣悪な環境に曝されるため、ケース11と同じPBT樹脂で形成されている。ただし、ケース11と同様に、耐候性に優れた他の材料(PPS樹脂等)で形成することもできる。
ケース11およびカバー12は、互いに溶着することで強固に結合されている。溶着手段としては、例えば、互いの突き合わせ部分をレーザ光線で溶融させ、互いの突き合わせ部分を組織的に一体化する手段が用いられる。これにより、上述のような劣悪な環境であっても、アクチュエータ10の気密性が保持される。
ここで、ケース11の内部には、電動モータ(モータ)20および減速機構50が収容されている。以下、電動モータ20および減速機構50の構造について詳細に説明する。
図3および図4に示されるように、電動モータ20はモータケース21を備えている。モータケース21は、鋼板(磁性材料)をプレス加工等することで有底の略円筒形状に形成されている。モータケース21の内側には、断面が略円弧形状に形成された複数のマグネット22(図示では2つのみ示す)が固定されている。そして、これらのマグネット22の内側には、コイル23が巻装されたアーマチュア24が、所定の隙間(エアギャップ)を介して回転自在に収容されている。
アーマチュア24の回転中心には、アーマチュア軸(回転軸)25の基端側(図3中上側)が固定されている。つまり、アーマチュア軸25は、モータケース21に回転自在に収容されている。アーマチュア軸25の基端部は、モータケース21の小径筒部21aがある部分に配置され、小径筒部21aの内側には第1軸受26が固定されている。そして、アーマチュア軸25の基端部は、第1軸受26により回転自在に支持されている。ここで、第1軸受26には、円筒鋼管の内側にフッ素樹脂層が形成されたメタル軸受(すべり軸受)を採用している。
アーマチュア軸25の軸方向に沿う先端側(図3中下側)とアーマチュア24との間には、コイル23の端部が電気的に接続されたコンミテータ(整流子)27が固定されている。コンミテータ27の外周部分には、一対のブラシ28が摺接するようになっている。これらのブラシ28は、ブラシホルダ32に移動自在に設けられている。
モータケース21の開口部21bは、鋼板をプレス加工等することで略板状に形成されたモータカバー29により閉塞されている。具体的には、図4に示されるように、モータケース21の開口部21b側(図4中上側)に設けられた4つのかしめ部21cをかしめることで、モータカバー29はモータケース21の開口部21b側に強固に固定されている。
モータカバー29の中央部分には、略筒状に形成された軸受装着部29aが一体に設けられている。軸受装着部29aは、モータカバー29の外側(表側)に突出され、軸受装着部29aの内側には、図3に示されるように、第2軸受(軸受部材)30が装着されている。第2軸受30はボールベアリングとされ、アーマチュア軸25の先端側(図3中下側)を回転自在に支持している。つまり、モータカバー29は、第2軸受30を介してアーマチュア軸25を回転自在に支持している。
ここで、第2軸受30には、第1軸受26と同様のメタル軸受(すべり軸受)を用いることもできる。また、第1軸受26には、第2軸受30と同様のボールベアリングを用いることもできる。
そして、アーマチュア軸25の先端部は、モータカバー29を貫通してモータケース21の外部に配置されている。アーマチュア軸25の先端部には、減速機構50を駆動するヘリカルギヤ31が圧入により装着されている。ここで、ヘリカルギヤ31の歯部は、図6および図9に示されるように、その軸方向に所定角度で傾斜するようにして設けられている。これにより、平歯車よりも、減速機構50を滑らかに駆動させることが可能となっている。ただし、必要とされる仕様によっては、ヘリカルギヤ31に換えて平歯車を用いることもできる。
図4および図5に示されるように、モータカバー29の周囲には、一対の固定フランジ29bが設けられている。これらの固定フランジ29bは、本発明における固定部を構成し、モータカバー29の径方向外側に、所定の突出量で突出されている。また、一対の固定フランジ29bには、モータカバー29の板厚方向に貫通するようにして挿通孔29cがそれぞれ設けられている。ここで、一対の挿通孔29cには、固定ねじS(図9参照)が挿通されるようになっている。
これにより、モータカバー29(電動モータ20)は、一対の固定ねじSにより、一対の固定フランジ29bを介してケース11に対して強固に固定される。なお、一対の固定フランジ29bは、図5に示されるように、アーマチュア軸25の軸心Cを中心に、互いに対向配置(180°間隔で配置)され、それぞれ同じ形状となっている。
ここで、アーマチュア軸25に固定されたヘリカルギヤ31が正逆回転するのに伴い、アーマチュア軸25がその軸方向に上下動され、ひいては電動モータ20もその軸方向に上下動されるようになる。これに対し、本実施の形態では、電動モータ20(モータカバー29)を、一対の固定ねじSにより直接ケース11に強固に固定している。したがって、電動モータ20のケース11に対する上下動(振動)が効果的に抑えられて、静粛性に優れたアクチュエータ10を実現している。
図5に示されるように、モータカバー29の内側(裏側)には、プラスチック等の樹脂材料により略円盤形状に形成されたブラシホルダ32が装着されている。また、ブラシホルダ32の外周部分は、モータケース21の開口部21b(図3参照)に対して軽圧入により装着(嵌合)されている。すなわち、ブラシホルダ32は、モータケース21およびモータカバー29の双方に固定されている。これにより、ブラシホルダ32は、モータケース21の軸方向および径方向に対してがたつくことが無い。
ブラシホルダ32は、環状のホルダ本体32aを備えており、その中心部分には、アーマチュア軸25(図3参照)が挿通されるようになっている。ホルダ本体32aには、略箱形状に形成された一対のブラシケース32bが一体に設けられている。これらのブラシケース32bは、アーマチュア軸25の軸心Cを中心に、互いに対向配置され、それぞれ同じ形状となっている。
そして、これらのブラシケース32bの内部には、それぞれ同じ形状に形成されたブラシ28が移動自在に収容されている。すなわち、一対のブラシ28においても、アーマチュア軸25の軸心Cを中心に、互いに対向配置されている。ブラシ28は、ホルダ本体32aの径方向に向けて移動自在となっており、これにより一対のブラシ28が摩耗してすり減ったとしても、コンミテータ27(図3参照)の外周部分に確実に摺接されるようになっている。
ホルダ本体32aの周方向に沿うブラシケース32bの一方側(反時計回り方向側)には、ブラシスプリング33がそれぞれ設けられている。ブラシスプリング33は、ブラシ28をコンミテータ27に向けて付勢するもので、所謂トーションばねの構造を採用している。
これにより、一対のブラシ28がコンミテータ27に対してそれぞれ所定圧で押圧され、一対のブラシ28からの駆動電流が、コンミテータ27に安定して供給される。なお、一対のブラシスプリング33においても、一対のブラシ28と同様に、アーマチュア軸25の軸心Cを中心に、互いに対向配置され、それぞれ同じ形状となっている。
ホルダ本体32aの周方向に沿うブラシケース32bの他方側(時計回り方向側)には、チョークコイル(電子部品)34がそれぞれ設けられている。チョークコイル34は、ブラシ28がコンミテータ27に摺接することで発生する電気ノイズの外部への放散を防止するものである。そして、チョークコイル34の一端側はブラシ28に電気的に接続されている。
なお、一対のチョークコイル34においても、一対のブラシ28と同様に、アーマチュア軸25の軸心Cを中心に、互いに対向配置され、それぞれ同じ形状となっている。
ホルダ本体32aの周方向に沿うチョークコイル34の他方側(時計回り方向側)には、キャパシタ(電子部品)35がそれぞれ設けられている。キャパシタ35においても、ブラシ28がコンミテータ27に摺接することで発生する電気ノイズの外部への放散を防止するようになっている。そして、キャパシタ35の一端側は、アース端子ETにそれぞれ接続されている。
なお、一対のキャパシタ35および一対のアース端子ETにおいても、一対のブラシ28と同様に、アーマチュア軸25の軸心Cを中心に、互いに対向配置され、それぞれ同じ形状となっている。
このように、ホルダ本体32aにチョークコイル34およびキャパシタ35を設けることで、低周波数から高周波数の電気ノイズの外部への放散を防止している。したがって、ラジオノイズ等の発生が抑えられるとともに、他の車載機器(コントローラ)に悪影響を与えることが防止される。
ホルダ本体32aの周方向に沿うブラシスプリング33とチョークコイル34との間には、第1モータ端子36aおよび第2モータ端子36bがそれぞれ設けられている。これらの第1,第2モータ端子36a,36bは、導電性に優れた黄銅等により細長い板状に形成されている(図10参照)。そして、第1,第2モータ端子36a,36bの基端側は、ホルダ本体32aに差し込むことで固定され、第1,第2モータ端子36a,36bの基端側には、チョークコイル34の他端側およびキャパシタ35の他端側が電気的に接続されている。
そして、第1,第2モータ端子36a,36bには、電動モータ20のアーマチュア軸25を回転させる駆動電流が流れるようになっている。ここで、第1モータ端子36aがプラス(+)端子となっており、第2モータ端子36bがマイナス(−)端子となっている。また、第1,第2モータ端子36a,36bにおいても、一対のブラシ28と同様に、アーマチュア軸25の軸心Cを中心に、互いに対向配置され、それぞれ同じ形状となっている。なお、図示においては、第1,第2モータ端子36a,36bの配置状態を分かり易くするために、第1,第2モータ端子36a,36bに網掛けを施している。
このように、ホルダ本体32aには、同じ形状の一対の部品(ブラシ28,ブラシスプリング33,チョークコイル34,キャパシタ35,アース端子ET,第1,第2モータ端子36a,36b)が、アーマチュア軸25の軸心Cを中心に互いに対向配置されている。これにより、プラス(+)側とマイナス(−)側とで形状の異なる専用部品を設定する必要が無く、プラス(+)側とマイナス(−)側とで部品の共通化を図ることができる。したがって、製造コストの低減が図れるとともに、これらの部品のホルダ本体32aへの配置構造を簡素化することができ、ひいては電動モータ20の小型化も実現することができる。
また、図5に示されたサブアッシーSAの状態、つまりモータカバー29にブラシホルダ32が装着された状態において、当該サブアッシーSAのモータケース21の開口部21bに対する組み付け方向性を無くすことができる。具体的には、図4に示される状態から、アーマチュア軸25を中心に、例えばサブアッシーSAをモータケース21に対して180°相対回転させた状態でも、電動モータ20を同様に組み立てることができる。よって、電動モータ20の組み立て作業を容易に行うことができる。これは、モータカバー29およびブラシホルダ32の形状が、それぞれアーマチュア軸25の軸心Cを挟んで対称形状となっているためである。
図4に示されるように、第1,第2モータ端子36a,36bの先端側は、ホルダ本体32a(図5参照)に一体に設けられた一対の端子支持突起32c,32dを介して、外部に露出されている。そして、第1,第2モータ端子36a,36bの先端側は、コネクタ部材60の第1導電部材64および第2導電部材65(図6参照)を介して、第1,第2ケース端子15a,15bに、それぞれ電気的に接続されている。
また、一対の端子支持突起32c,32dには、コネクタ部材60に設けられた一対の補強リブRBが側方からそれぞれ当接され(図6参照)、これにより、コネクタ部材60の電動モータ20の軸方向と交差する方向への位置決めがなされている。なお、コネクタ部材60および第1,第2ケース端子15a,15bの詳細については、後述する。
そして、車両のブレーキスイッチを操作することで、車両側の外部コネクタCN(図3参照)から、一対のブラシ28に駆動電流が供給される。すると、一対のブラシ28およびコンミテータ27を介してコイル23に駆動電流が供給され、これによりアーマチュア24に電磁力が発生する。よって、アーマチュア軸25(ヘリカルギヤ31)が所定の回転数で所定の方向に回転駆動される。なお、外部コネクタCNは、ケース11に設けられたコネクタ接続部15に接続される。
図3に示されるように、ケース11には、出力軸37が回転自在に設けられている。出力軸37は、図示しないブレーキ装置に連結され、電動モータ20の動力をブレーキ装置に伝達するようになっている。出力軸37は、アーマチュア軸25の回転を外部に出力するもので、減速機構50を形成する遊星キャリヤ56に一体に設けられている。これにより、高トルク化された回転力がブレーキ装置に伝達される。そして、アーマチュア軸25と出力軸37とは、それぞれ平行となるよう並んでケース11に設けられ、アーマチュア軸25と出力軸37との間に、減速機構50が設けられている。
また、減速機構50とヘリカルギヤ31との間には、アーマチュア軸25と平行に並べられた出力軸37に動力を伝達するための入力側二段ギヤ38が設けられている。この入力側二段ギヤ38は、支持ピンPN1に回動自在に支持され、支持ピンPN1の軸方向両側は、ケース11およびカバー12にそれぞれ固定されている。入力側二段ギヤ38は、ヘリカルギヤ31に噛み合わされる大径ギヤ39と、減速機構50を形成する出力側二段ギヤ51の大径ギヤ52に噛み合わされる小径ギヤ40とを備えている。
減速機構50は遊星歯車減速機構であって、出力側二段ギヤ51を有している。この出力側二段ギヤ51は、支持ピンPN2に回動自在に支持され、支持ピンPN2の軸方向一側(図中下側)は、カバー12に固定されている。出力側二段ギヤ51は、入力側二段ギヤ38の小径ギヤ40に噛み合わされる大径ギヤ52と、サンギヤ(太陽歯車)として機能する小径ギヤ53とを備えている。また、減速機構50は、3つのプラネタリギヤ(遊星歯車)54(図示では2つのみ示す)を備えており、これらのプラネタリギヤ54は、それぞれ小径ギヤ53および内歯車55の双方に噛み合わされている。
3つのプラネタリギヤ54は、遊星キャリヤ56に支持ピン57を介してそれぞれ回転自在に支持されている。内歯車55は、ケース11にインサート成形により固定され、遊星キャリヤ56は内歯車55に対して相対回転可能となっている。これにより、アーマチュア軸25の回転が、入力側二段ギヤ38および出力側二段ギヤ51を介して減速機構50に伝達され、減速機構50により減速される。
すなわち、ヘリカルギヤ31は減速機構50を駆動して、その後、減速機構50により減速されて高トルク化された回転力は、出力軸37からブレーキ装置に伝達される。よって、小型の電動モータ20を用いて電動ブレーキ装置を構築することができる。
図1ないし図3に示されるように、アクチュエータ10の外郭を形成するケース11は、図示しないブレーキ装置に固定されるブレーキ装置固定部13と、電動モータ20(図3および図4参照)を収容するモータ収容部14と、を備えている。
ブレーキ装置固定部13は、ケース11の出力軸37が配置される部分に設けられ、出力軸37および減速機構50と同軸上に配置されている。つまり、ブレーキ装置固定部13は、出力軸37および減速機構50をそれぞれ回転自在に支持している。なお、ブレーキ装置固定部13は、モータ収容部14に対してその軸方向と交差する方向に並んで設けられている。
ブレーキ装置固定部13の径方向内側には、円筒固定部13aが設けられ、円筒固定部13aの軸方向先端側に、ブレーキ装置が固定されるようになっている。また、ブレーキ装置固定部13の径方向外側には、ケース11の外郭の一部を形成する外周壁部13bが設けられている。
図3に示されるように、モータ収容部14は、一端側(図中上側)が閉塞され、かつ他端側(図中下側)が開口された筒状に形成され、ケース11の電動モータ20が配置される部分に設けられている。モータ収容部14には電動モータ20が収容され、モータ収容部14はアーマチュア軸25と同軸上に配置されている。モータ収容部14は、アーマチュア軸25の軸方向に延びる円筒本体部14aと、円筒本体部14aの軸方向に沿うカバー12側とは反対側にある底壁部14bとを備えている。また、底壁部14bの中心部分には、モータ収容部14の内部から外部に向けて突出された軸受収容部14cが設けられている。このように、モータ収容部14の一端側は、段付きの底部となっている。
そして、電動モータ20は、モータ収容部14の内部にその開口側(図中下側)から挿入される。このとき、図3に示されるように、電動モータ20のモータケース21における小径筒部21aの一部が、軸受収容部14cの内側に配置される。これにより、軸受収容部14cの内側に、第1軸受26の一部が収容されている。なお、電動モータ20は、モータ収容部14に対して、一対の固定ねじS(図9参照)により強固に固定され、互いに相対回転不能となっている。
また、電動モータ20と底壁部14bとの間には、環状のダンパ部材DPが設けられている。ダンパ部材DPは、ゴム等の弾性材料によって形成され、モータケース21と底壁部14bとの間に挟まれるようにして配置されている。これにより、電動モータ20のモータ収容部14内でのがたつきが防止される。
図3に示されるように、ケース11の長手方向(図中左右方向)に沿うモータ収容部14のブレーキ装置固定部13側とは反対側には、外部コネクタCNが接続されるコネクタ接続部15が一体に設けられている。
コネクタ接続部15の内側には、図6に示されるように、第1ケース端子15aおよび第2ケース端子15bが設けられている。これらの第1,第2ケース端子15a,15bには、外部コネクタCN(図3参照)から、電動モータ20のアーマチュア軸25を回転させる駆動電流が流れるようになっている。
なお、第1ケース端子15aがプラス(+)端子となっており、第2ケース端子15bがマイナス(−)端子となっている。また、図示においては、第1,第2ケース端子15a,15bの配置状態を分かり易くするために、第1,第2ケース端子15a,15bに網掛けを施している。
第1,第2ケース端子15a,15bは、導電性に優れた黄銅等により略L字形状の板状に形成され、ケース11のコネクタ接続部15の近傍にインサート成形により埋設されている。第1,第2ケース端子15a,15bの長手方向一側は、それぞれコネクタ接続部15の内側に露出されている。これにより、外部コネクタCNをコネクタ接続部15に差し込むことで、外部コネクタCNの外部端子(図示せず)が、第1,第2ケース端子15a,15bのそれぞれに電気的に接続される。
第1,第2ケース端子15a,15bの長手方向他側は、ケース11の内部に設けられた端子支持突起11b,11c(図9参照)から、ケース11の内部にそれぞれ露出されている。そして、第1,第2ケース端子15a,15bの長手方向他側は、コネクタ部材60の第1導電部材64および第2導電部材65を介して、第1,第2モータ端子36a,36bに電気的に接続されている。
図1ないし図3に示されるように、ブレーキ装置固定部13は、円筒固定部13aと外周壁部13bとを備えている。外周壁部13bには、径方向外側に部分的に突出するようにして、一対のねじ挿通部13cが一体に設けられている。これらのねじ挿通部13cは、円筒固定部13aを中心に、ケース11の長手方向と直交する短手方向に所定間隔で設けられ、ブレーキ装置固定部13の径方向外側に配置されている。そして、ねじ挿通部13cには、ブレーキ装置(図示せず)にアクチュエータ10を固定するための固定ねじ(図示せず)が挿通されるようになっている。
図1および図2に示されるように、ねじ挿通部13cと外周壁部13bとの間には、ねじ挿通部13cの外周壁部13bに対する固定強度を高めるための固定部用補強リブ13dが一体に設けられている。これにより、アクチュエータ10の作動時におけるケース11のブレーキ装置に対する捩れやがたつきが抑えられる。
モータ収容部14の径方向外側には、一対の第1補強リブ14dが一体に設けられている。第1補強リブ14dは、モータ収容部14が、ブレーキ装置固定部13に対して、傾斜したり捩れたりするのを抑制している。また、ケース11は、樹脂材料(PBT樹脂)を射出成形して形成されるため、その硬化時には樹脂が収縮してヒケが発生する。第1補強リブ14dは、ケース11の硬化時において、ヒケの発生に起因するモータ収容部14のブレーキ装置固定部13に対する傾斜や歪みも抑制する。さらに、第1補強リブ14dを断面が略三角形形状に形成することで、ケース11を射出成形する際に用いる金型(図示せず)の型抜きを容易に行えるようにしている。
第1補強リブ14dは、モータ収容部14のブレーキ装置固定部13がある側にそれぞれ配置され、かつ第1補強リブ14dの突出方向は、モータ収容部14をその軸方向から見たときに、ブレーキ装置固定部13のねじ挿通部13cに向けられている。これにより、ケース11のデッドスペースDSに第1補強リブ14dが配置される。よって、第1補強リブ14dを比較的大きく形成して、第1補強リブ14d自身の剛性を高めることができる。また、第1補強リブ14dに掛かる応力は、ねじ挿通部13cを介して外周壁部13bに伝達される。よって、モータ収容部14のブレーキ装置固定部13に対する傾斜や捩れが、より確実に抑制される。
ブレーキ装置固定部13には、複数の肉盗み部13eが設けられている。これらの肉盗み部13eは、ブレーキ装置固定部13のブレーキ装置側で、かつ円筒固定部13aの周囲に設けられている。肉盗み部13eは、円筒固定部13aと外周壁部13bとの間に配置され、円筒固定部13aの周方向に並んで配置されている。肉盗み部13eは、ブレーキ装置固定部13のヒケに起因した変形を防止し、かつケース11を軽量化するために設けており、出力軸37の軸方向に窪んでいる。
肉盗み部13eは、出力軸37を中心に放射状に設けられた複数の放射状リブ13f,13g,13hによって互いに仕切られている。具体的には、円筒固定部13aと外周壁部13bとの間に放射状リブ13fが設けられ、円筒固定部13aとねじ挿通部13cとの間に放射状リブ13gが設けられ、円筒固定部13aとモータ収容部14との間に放射状リブ13hが設けられている。
そして、円筒固定部13aとねじ挿通部13cとの間にある放射状リブ13gは、両者間の剛性を高めてケース11のブレーキ装置に対する捩れやがたつきを抑制する。また、円筒固定部13aとモータ収容部14との間にある放射状リブ13hは、モータ収容部14のブレーキ装置固定部13に対する傾斜や歪みを抑制する。
ここで、第1補強リブ14dは、モータ収容部14を軸方向から見たときに、肉盗み部13eと重ならない位置で、かつ外周壁部13bと繋がるように一体に設けられている。これにより、ケース11を射出成形する際に用いる金型(図示せず)の形状を簡素化しつつ、第1補強リブ14dからの応力が、ケース11の薄肉となった肉盗み部13eに伝達されずに済む。
なお、モータ収容部14のブレーキ装置固定部13側とは反対側には、1つの第2補強リブ14eと、3つの肉盗み部14f(図示では2つのみ示す)が設けられている。第2補強リブ14eは、第1補強リブ14dと同様に、モータ収容部14のブレーキ装置固定部13に対する傾斜や捩れを抑制している。また、肉盗み部14fは、モータ収容部14のヒケに起因した変形を防止し、かつケース11を軽量化している。
図6ないし図8に示されるように、ケース11の内部には、第1,第2モータ端子36a,36bの先端側と、第1,第2ケース端子15a,15bの長手方向他側とを、互いに電気的に接続する第1導電部材64および第2導電部材65を備えたコネクタ部材60が収容されている。
コネクタ部材60は、プラスチック等の樹脂材料、つまり絶縁材料を射出成形することで所定形状に形成され、本体部61と、当該本体部61から突出された第1腕部62および第2腕部63と、を備えている。ここで、コネクタ部材60は、本発明における絶縁部材を構成している。なお、コネクタ部材60は、プラスチック等の樹脂材料に限らず、他の絶縁材料で形成しても良い。
図7に示されるように、本体部61は、平面視で略台形形状に形成され、短辺壁部61a,長辺壁部61b,第1側壁部61cおよび第2側壁部61dを備えている。図7(a)に示されるように、本体部61の表面61eには、本体部61の厚み方向に窪んだ複数の凹部61fが設けられている。また、図7(b)に示されるように、本体部61の裏面61gにも、本体部61の厚み方向に窪んだ複数の凹部61fが設けられている。
このように、本体部61の表面61eおよび裏面61gに複数の凹部61fをそれぞれ設けることで、本体部61の肉厚を薄くしている。言い換えれば、本体部61の凹部61fが設けられた部分は、薄肉部THとなっている。そして、このように本体部61に薄肉部THを設けることで、コネクタ部材60を射出成形して硬化させたときに、本体部61にヒケ等が発生して当該本体部61に歪みが生じるのを防止している。これにより、第1,第2腕部62,63が傾斜する等して、内部の第1,第2導電部材64,65が歪むのを防止している。また、薄肉部THを設けることで、コネクタ部材60の軽量化も実現している。
本体部61の短辺壁部61a寄りの部分には、本体部61を厚み方向に貫通された第1貫通穴61hおよび第2貫通穴61kが設けられている。そして、第1貫通穴61hには、第1導電部材64の第1露出端部64aが露出されている。一方、第2貫通穴61kには、第2導電部材65の第1露出端部65aが露出されている。
また、第1,第2貫通穴61h,61kの互いの対向部分には、一対の絶縁突起61mが設けられている。これらの絶縁突起61mは、本体部61の表面61eから所定の高さでそれぞれ突出され、これにより、互いに近接配置された第1露出端部64a,65a同士が短絡(ショート)されるのを防止している。ここで、第1露出端部64a,65a同士の短絡を確実に防止するために、第1露出端部64a,65aの突出高さよりも、一対の絶縁突起61mの突出高さの方が高くなっている(図8(b)参照)。
本体部61の裏面61gには、一対の脚部61nが設けられている。これらの脚部61nは、本発明における第2位置決め突起を構成しており、本体部61の裏面61gから所定の高さでそれぞれ突出されている。そして、一対の脚部61nの先端部分は、コネクタ部材60をケース11内に収容した状態で、電動モータ20のモータカバー29に当接される(図8(b)参照)。これにより、コネクタ部材60は、電動モータ20に対してその軸方向に位置決めされる。
第1腕部62および第2腕部63は、本体部61の長辺壁部61bからそれぞれ突出されている。具体的には、第1腕部62の基端側は、長辺壁部61bの第1側壁部61c寄りに連結されている。一方、第2腕部63の基端側は、長辺壁部61bの第2側壁部61d寄りに連結されている。
また、第1腕部62および第2腕部63の基端側には、補強リブRBがそれぞれ設けられている。具体的には、補強リブRBは、第1腕部62の基端側と本体部61との間と、第2腕部63の基端側と本体部61との間に、それぞれ薄肉の板状となるようにして設けられている。これにより、第1腕部62および第2腕部63の歪みが防止される。
なお、一対の補強リブRBは、本発明における第1位置決め突起を構成しており、その先端部分は、コネクタ部材60をケース11内に収容した状態で、一対の端子支持突起32c,32dの側方にそれぞれ当接される(図6参照)。これにより、コネクタ部材60は、電動モータ20に対してその軸方向と交差する方向に位置決めされる。
コネクタ部材60の内部には、第1導電部材64および第2導電部材65が、それぞれインサート成形により埋設されている。具体的には、第1導電部材64は、本体部61および第1腕部62により保持され、第2導電部材65は、本体部61および第2腕部63により保持されている。第1導電部材64は、第1モータ端子36aと第1ケース端子15a(図6参照)とを電気的に接続し、第2導電部材65は、第2モータ端子36bと第2ケース端子15b(図6参照)とを電気的に接続する。
第1,第2導電部材64,65は、導電性に優れた黄銅等により略棒状の板状にそれぞれ形成されている。第1,第2導電部材64,65は、それぞれ同様の形状に形成され、その長手方向両端には、第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bがそれぞれ設けられている。そして、第1露出端部64a,65aは、本体部61の第1,第2貫通穴61h,61kの部分で、それぞれ外部に露出されている。一方、第2露出端部64b,65bは、第1,第2腕部62,63の先端側から外部に露出されている。ここで、第2露出端部64b,65bは、本発明における一方の端部を構成している。
そして、第1露出端部64a,65aは、図7(a)に示されるように、本体部61の板厚方向に沿う表面61e(絶縁突起61m)側に折り返されて突出されている。また、第2露出端部64b,65bにおいても、図7(a)に示されるように、本体部61の板厚方向に沿う表面61e(絶縁突起61m)側に折り返されて突出されている。
ここで、第1露出端部64aと第1露出端部65aとの間には、絶縁突起61mが配置されている。これは、互いに近接配置された第1露出端部64aと第1露出端部65aとの短絡を防止するためである。その一方で、第2露出端部64bと第2露出端部65bとの間には何も存在せず、比較的大きなスペースSPが存在している。これは、第2露出端部64b,65bが互いに離れて設けられ、互いに短絡する心配が無いためである。また、図示において、第1,第2導電部材64,65の配置状態を分かり易くするために、第1,第2導電部材64,65に網掛けを施している。
また、図8(a)に示されるように、第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bは、コネクタ部材60の中央部分(図中真ん中)に向けて所定角度α°で傾斜されている。これにより、第1露出端部64a,65aの内側(コネクタ部材60の中央部分側)に配置される第1,第2ケース端子15a,15b(図10参照)の長手方向他側に対して、第1露出端部64a,65aがそれぞれ確実に接触されて、第1露出端部64a,65aと第1,第2ケース端子15a,15bとの導通不良を確実に無くすようにしている。
なお、第2露出端部64b,65bにおいても、それらの内側(コネクタ部材60の中央部分側)に配置される第1,第2モータ端子36a,36b(図10参照)の先端側に対して、第2露出端部64b,65bがそれぞれ確実に接触されて、第2露出端部64b,65bと第1,第2モータ端子36a,36bとの導通不良を確実に無くすようにしている。
そして、図8に示されるように、第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bは、コネクタ部材60をアーマチュア軸25の軸方向(図中上下方向)と交差する方向から見たときに、コネクタ部材60の外部にそれぞれ露出されている。言い換えれば、コネクタ部材60をアーマチュア軸25の軸方向と交差する方向から見ると、第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bは、それぞれ所定の突出高さhでコネクタ部材60の表面61eから突出されている。
これにより、図10に示されるように、溶接治具Tが、第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bに対して、アーマチュア軸25の軸方向と交差する方向からアプローチし易くなっている。なお、溶接治具Tによる溶接箇所(電気的な接続箇所)は、第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bの合計4箇所となっている。特に、アクチュエータ10においては、車両の足回りのばね下の振動が激しい箇所に設置されるため、4箇所の溶接箇所の接続強度を十分に高めておく必要がある。そこで、本実施の形態では、TIG(Tungsten Inert Gas)溶接を採用し、上述の4箇所を強固に接続している。溶接治具Tを用いたTIG溶接による接続作業については、後述する。
次に、以上のように形成されたアクチュエータ10の組み立て手順について、図面を用いて説明する。
まず、図9に示されるように、組み立て済みの電動モータ20を準備するとともに、第1,第2ケース端子15a,15bが設けられたケース11を準備する。また、第1,第2導電部材64,65が設けられたコネクタ部材60を準備するとともに、カバー12(図2参照)を準備する。
次いで、矢印M1に示されるように、ケース11の開口部11aに電動モータ20を臨ませて、当該電動モータ20をモータ収容部14の円筒本体部14a内に挿入する。このとき、図3に示されるように、モータケース21の小径筒部21aを、モータ収容部14の軸受収容部14cに入れるようにする。その後、ねじ廻し等の締結工具(図示せず)を用いて、固定ねじSにより電動モータ20をケース11に固定する。これにより、電動モータ20がモータ収容部14に収容され、かつ第1,第2モータ端子36a,36bの先端側が、ケース11の内部の第1,第2ケース端子15a,15bの長手方向他側の近傍に位置決めされる。
次に、コネクタ部材60の本体部61の裏面61g側(図7(b)参照)を、第1,第2モータ端子36a,36bの先端側および第1,第2ケース端子15a,15bの長手方向他側に臨ませる。そして、矢印M2に示されるように、ケース11の開口部11aに向けてコネクタ部材60を移動させる。その後、第1露出端部64a,65aの内側に、第1,第2ケース端子15a,15bの長手方向他側が配置されるようにし、第2露出端部64b,65bの内側に、第1,第2モータ端子36a,36bの先端側が配置されるようにする。
このとき、第1露出端部64a,65aは、比較的大きく開口された第1,第2貫通穴61h,61k(図7参照)の内部に配置されているため、作業者により目視し易くなっている。また、第2露出端部64b,65bにおいては、互いに離間された第1,第2腕部62,63の先端側から外部に露出されているため、第1露出端部64a,65aよりもさらに作業者により目視し易くなっている。よって、コネクタ部材60のケース11内への装着作業を容易に行えるようになっている。
ここで、コネクタ部材60をケース11内に装着する際に、コネクタ部材60がケース11に対して多少傾斜された状態であっても、第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bが露出されて目視し易くなっているため、何ら問題無く装着可能となっている。言い換えれば、第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bを露出させて目視し易くしているため、コネクタ部材60をケース11内に装着するのにそれほど精度良く作業をする必要が無い。つまり、本実施の形態では、コネクタ部材60のケース11に対する組み付け性の容易化が図られている。
そして、コネクタ部材60の一対の補強リブRBの先端部分を、電動モータ20の一対の端子支持突起32c,32dの側方にそれぞれ当接させ、コネクタ部材60の一対の脚部61n(図7(b)参照)の先端部分を、電動モータ20のモータカバー29に当接させる。これにより、コネクタ部材60は、電動モータ20に対して、正規の位置に位置決めされる。それと同時に、第1露出端部64a,65aと第1,第2ケース端子15a,15bとがそれぞれ接触され、第2露出端部64b,65bと第1,第2モータ端子36a,36bとがそれぞれ接触される(合計4箇所)。これにより、コネクタ部材60のケース11内への仮組み付けが完了する。
次に、電気的な接続箇所である上述の4箇所を、それぞれ順番にTIG溶接により溶着する。具体的には、図10に示されるように、溶接治具T(TIG溶接機)のノズルNZの先端部分および溶加棒MSの先端部分を、それぞれ矢印M3および矢印M4に示されるように、コネクタ部材60に対して平行移動させて溶接作業を行う。このとき、4箇所の溶接すべき部分は、コネクタ部材60の外部に露出されているため、溶接治具Tを容易に平行移動させることができる。
また、溶接治具Tは、コネクタ部材60に対して平行移動されるだけなので、溶接治具Tの移動を容易に制御することができ、かつ溶接時間を短縮することができる。よって、溶接治具Tの熱が樹脂製のコネクタ部材60に伝達されるのを抑制することができる。よって、TIG溶接によるコネクタ部材60の熱変形が抑えられて、ひいてはその内部に埋設された第1,第2導電部材64,65の変形も効果的に抑えられる。したがって、溶着後の電気的な接続箇所(合計4箇所)に無理な応力が掛かることが抑えられる。
なお、ノズルNZの先端からは不活性ガス(アルゴンガス等)が吹き付けられて、溶接箇所が大気から遮断される。これにより、4箇所の電気的な接続箇所のそれぞれが、確実かつ強固に溶着される。
ここで、溶接治具Tを溶接箇所(合計4箇所)の近傍に載置して、この状態のもとで1箇所ずつ溶接作業が行われる。このとき、溶接治具Tからの荷重が第1,第2モータ端子36a,36bの近傍にそれぞれに掛かることになる。すると、電動モータ20は、ケース11に対して傾くような挙動をする。これに対し、本実施の形態では、図4に示されるように、一方の固定フランジ29b(図中左側)と第1モータ端子36aとの間の距離L1が、他方の固定フランジ29b(図中右側)と第2モータ端子36bとの間の距離L2と同じ距離となっている(L1=L2)。
したがって、一方側を溶接することにより電動モータ20がケース11に対して傾いたとしても、他方側を溶接することにより電動モータ20のケース11に対する傾きを戻すことができる。よって、第1,第2モータ端子36a,36bと第2露出端部64b,65bとの溶接作業を、それぞれバランス良く行うことができる。なお、第1,第2モータ端子36a,36bと第2露出端部64b,65bとの溶接作業(合計2箇所)は、同時に行うこともできる。この場合には、そもそも電動モータ20をケース11に対して傾かせることが無いため、溶接作業をよりバランス良く行うことができる。
その後、図9の矢印M5に示されるように、入力側二段ギヤ38等の部品をケース11内の所定箇所に所定の順番で組み付けていく。そして、カバー12(図2参照)をケース11の開口部11aに臨ませて、レーザ溶着等によりカバー12をケース11に固定する(密閉させる)。これにより、アクチュエータ10の組み立てが完了する。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、コネクタ部材60をアーマチュア軸25の軸方向と交差する方向から見たときに、第1導電部材64および第2導電部材65の長手方向両端に設けられた第1露出端部64a,65aおよび第2露出端部64b,65bが、コネクタ部材60の外部に露出されている。これにより、第1,第2導電部材64,65の接続作業を容易に行うことができる。
また、TIG溶接による接続作業の際には、溶接部分が外部に露出され、かつその周囲にコネクタ部材60の壁等が存在しないので、溶接の熱がコネクタ部材60に伝わり難くなっている。したがって、コネクタ部材60の溶接の熱による変形が抑えられて、第1,第2導電部材64,65の変形も抑えられ、ひいては溶接部分の接続強度を安定化させることができる。よって、耐久性をより向上させることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、コネクタ部材60は、本体部61と、本体部61から突出された第1腕部62および第2腕部63と、を備え、第1導電部材64および第2導電部材65の第2露出端部64b,65bが、第1腕部62および第2腕部63の先端側から露出されている。
これにより、コネクタ部材60に溶接の熱が伝達されたとしても、本体部61よりも細長い第1腕部62および第2腕部63のみで済む。よって、コネクタ部材60の全体が熱により変形されることが抑えられて、より溶接部分の接続強度を安定化させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、本体部61に、本体部61の肉厚を薄くする薄肉部THが設けられているので、本体部61にヒケ等が発生して本体部61に歪みが生じるのを防止できる。よって、第1,第2腕部62,63が傾斜するのを防止して、コネクタ部材60の成形精度を向上させることができ、かつコネクタ部材60の軽量化も実現できる。
また、本実施の形態によれば、第1腕部62および第2腕部63の基端側に、コネクタ部材60を電動モータ20に対してその軸方向と交差する方向に位置決めする一対の補強リブRBが設けられているので、コネクタ部材60を電動モータ20に対する正規の位置に位置決めし易くできる。よって、アクチュエータ10の組み付け性をより向上させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、第1モータ端子36aおよび第2モータ端子36bが、アーマチュア軸25を中心に対向配置され、第1モータ端子36aおよび第2モータ端子36bに、第1導電部材64および第2導電部材65の第2露出端部64b,65bが、それぞれTIG溶接により溶着されている。
したがって、第1,第2モータ端子36a,36bを互いに離間させて絶縁性を向上させ、コネクタ部材60に絶縁のための壁部等を設ける必要が無くなる。また、電動モータ20の構成部品をプラス(+)側とマイナス(−)側とで共通化して、電動モータ20の小型化やコスト低減を実現できる。
また、本実施の形態によれば、電動モータ20は、アーマチュア軸25を回転自在に収容するモータケース21と、モータケース21の開口部21bを閉塞するモータカバー29と、を備え、モータカバー29に、ケース11に固定される固定フランジ29bが設けられている。
これにより、電動モータ20をケース11に対して、固定ねじSのみでダイレクトに固定することができる。よって、電動モータ20のケース11に対するがたつきを確実に抑えて、より静粛性を向上させたアクチュエータ10を実現することができる。
さらに、本実施の形態によれば、モータカバー29に、アーマチュア軸25を回転自在に支持する第2軸受30が装着されているので、アーマチュア軸25の振動に伴う電動モータ20のケース11に対するがたつきを、効果的に抑えることができる。すなわち、アーマチュア軸25とケース11との間には、第2軸受30および固定ねじSのみが存在し、振動の原因となる「がた」が殆ど存在しない。
また、本実施の形態によれば、モータカバー29に、一対の固定フランジ29bが設けられ、一方の固定フランジ29bと第1モータ端子36aとの間の距離L1が、他方の固定フランジ29bと第2モータ端子36bとの間の距離L2と同じ距離であるため、第1,第2モータ端子36a,36bと第2露出端部64b,65bとの溶接作業を、それぞれバランス良く行うことができる。
さらに、本実施の形態によれば、コネクタ部材60に、コネクタ部材60を電動モータ20に対してその軸方向に位置決めする一対の脚部61nが設けられているので、コネクタ部材60を電動モータ20に対してその軸方向に位置決めすることができる。よって、これによっても、コネクタ部材60を電動モータ20に対する正規の位置に位置決めし易くでき、アクチュエータ10の組み付け性をより向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、アーマチュア軸25は、正逆方向に回転され、アーマチュア軸25に、減速機構50を駆動するヘリカルギヤ31が装着されているので、減速機構50を滑らかに駆動させることができる。よって、さらに静粛性を向上させたアクチュエータ10を実現することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。上記実施の形態においては、アクチュエータ10を、ブレーキスイッチの操作で作動するブレーキ装置に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、運転者のブレーキペダル操作により作動するアクチュエータを備え、電気配線のみで繋がったバイワイヤ方式のブレーキ装置(Brake by wire)にも適用することができる。
また、上記実施の形態では、図3に示されるように、電動モータ20にブラシ付きの電動モータを採用したものを示したが、本発明はこれに限らず、ブラシレスの電動モータを採用することもできる。この場合、電動モータからのノイズの発生を抑えて、他の車載機器への悪影響をより効果的に低減することができる。
その他、上記実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記実施の形態に限定されない。
10 アクチュエータ
11 ケース
11a 開口部
11b,11c 端子支持突起
12 カバー
13 ブレーキ装置固定部
13a 円筒固定部
13b 外周壁部
13c ねじ挿通部
13d 固定部用補強リブ
13e 肉盗み部
13f 放射状リブ
13g 放射状リブ
13h 放射状リブ
14 モータ収容部
14a 円筒本体部
14b 底壁部
14c 軸受収容部
14d 第1補強リブ
14e 第2補強リブ
14f 肉盗み部
15 コネクタ接続部
15a 第1ケース端子
15b 第2ケース端子
20 電動モータ(モータ)
21 モータケース
21a 小径筒部
21b 開口部
21c かしめ部
22 マグネット
23 コイル
24 アーマチュア
25 アーマチュア軸(回転軸)
26 第1軸受
27 コンミテータ
28 ブラシ
29 モータカバー
29a 軸受装着部
29b 固定フランジ(固定部)
29c 挿通孔
30 第2軸受(軸受部材)
31 ヘリカルギヤ
32 ブラシホルダ
32a ホルダ本体
32b ブラシケース
32c,32d 端子支持突起
33 ブラシスプリング
34 チョークコイル
35 キャパシタ
36a 第1モータ端子
36b 第2モータ端子
37 出力軸
38 入力側二段ギヤ
39 大径ギヤ
40 小径ギヤ
50 減速機構
51 出力側二段ギヤ
52 大径ギヤ
53 小径ギヤ
54 プラネタリギヤ
55 内歯車
56 遊星キャリヤ
57 支持ピン
60 コネクタ部材(絶縁部材)
61 本体部
61a 短辺壁部
61b 長辺壁部
61c 第1側壁部
61d 第2側壁部
61e 表面
61f 凹部
61g 裏面
61h 第1貫通穴
61k 第2貫通穴
61m 絶縁突起
61n 脚部(第2位置決め突起)
62 第1腕部
63 第2腕部
64 第1導電部材
64a 第1露出端部
64b 第2露出端部(一方の端部)
65 第2導電部材
65a 第1露出端部
65b 第2露出端部(一方の端部)
C 軸心
CN 外部コネクタ
DP ダンパ部材
DS デッドスペース
ET アース端子
MS 溶加棒
NZ ノズル
PN1,PN2 支持ピン
RB 補強リブ(第1位置決め突起)
S 固定ねじ
SA サブアッシー
SP スペース
T 溶接治具
TH 薄肉部

Claims (10)

  1. 回転軸を有するモータと、前記モータを収容するケースと、を備えたアクチュエータであって、
    前記モータに設けられ、前記回転軸を回転させる駆動電流が流れる第1モータ端子および第2モータ端子と、
    前記ケースに設けられ、外部端子が接続される第1ケース端子および第2ケース端子と、
    前記第1モータ端子と前記第1ケース端子とを接続する第1導電部材と、
    前記第2モータ端子と前記第2ケース端子とを接続する第2導電部材と、
    前記ケースに収容され、前記第1導電部材および前記第2導電部材が内部に設けられた絶縁部材と、
    を備え、
    前記絶縁部材を前記回転軸の軸方向と交差する方向から見たときに、
    前記第1導電部材および前記第2導電部材の長手方向両端のうちの少なくともいずれか一方の端部が、前記絶縁部材の外部に露出されている、
    アクチュエータ。
  2. 請求項1記載のアクチュエータにおいて、
    前記絶縁部材は、
    本体部と、
    前記本体部から突出された第1腕部および第2腕部と、
    を備え、
    前記第1導電部材および前記第2導電部材の前記端部が、前記第1腕部および前記第2腕部の先端側から露出されている、
    アクチュエータ。
  3. 請求項2記載のアクチュエータにおいて、
    前記本体部に、当該本体部の肉厚を薄くする薄肉部が設けられている、
    アクチュエータ。
  4. 請求項2または3記載のアクチュエータにおいて、
    前記第1腕部および前記第2腕部の基端側に、前記絶縁部材を前記モータに対してその軸方向と交差する方向に位置決めする第1位置決め突起が設けられている、
    アクチュエータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアクチュエータにおいて、
    前記第1モータ端子および前記第2モータ端子が、前記回転軸を中心に対向配置され、
    前記第1モータ端子および前記第2モータ端子に、前記第1導電部材および前記第2導電部材の前記端部が、それぞれ溶着されている、
    アクチュエータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のアクチュエータにおいて、
    前記モータは、
    前記回転軸を回転自在に収容するモータケースと、
    前記モータケースの開口部を閉塞するモータカバーと、
    を備え、
    前記モータカバーに、前記ケースに固定される固定部が設けられている、
    アクチュエータ。
  7. 請求項6記載のアクチュエータにおいて、
    前記モータカバーに、前記回転軸を回転自在に支持する軸受部材が装着されている、
    アクチュエータ。
  8. 請求項6または7記載のアクチュエータにおいて、
    前記モータカバーに、一対の前記固定部が設けられ、
    一方の前記固定部と前記第1モータ端子との間の距離が、他方の前記固定部と前記第2モータ端子との間の距離と同じ距離である、
    アクチュエータ。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載のアクチュエータにおいて、
    前記絶縁部材に、当該絶縁部材を前記モータに対してその軸方向に位置決めする第2位置決め突起が設けられている、
    アクチュエータ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のアクチュエータにおいて、
    前記回転軸は、正逆方向に回転され、
    前記回転軸に、減速機構を駆動するヘリカルギヤが装着されている、
    アクチュエータ。
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