JP2019047451A - 光通信ネットワーク、ネットワーク制御装置、およびネットワーク制御方法 - Google Patents

光通信ネットワーク、ネットワーク制御装置、およびネットワーク制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク全体の低消費電力化を実現する。【解決手段】消費電力比較部12が、複数の光ノード20のうち、任意の2つの光ノード20間で伝送する対象光信号を、2つの光ノード20間を接続するマルチコア通信路LMを介して伝送した際に必要となるマルチコア系消費電力PMと、2つの光ノード20間を接続するシングルコア通信路LSで伝送した際に必要となるシングルコア系消費電力PSとを比較し、切替制御部13が、消費電力比較部12で得られた比較の結果に基づいて、2つの光ノード20における対象光信号の入出力方路をマルチコア通信路LMまたはシングルコア通信路LSのいずれかに切替制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、シングルコア光増幅器の通信路とマルチコア光増幅器の通信路とを含む光通信ネットワークの構成を制御するための光通信ネットワーク制御技術に関する。
近年、インターネットのトラフィックは継続的な増大傾向にあり、バックボーンを支える光通信ネットワークは、伝送容量を増加させることによって、このようなトラヒックの増大に対応してきた。一方で、さらなる伝送容量増加のためには高い送信光パワーが必要になるが、送信光パワーの増大に伴う非線形波形劣化の誘発や、過度の送信光パワー注入によって引き起こされるファイバヒューズ現象が、さらなる伝送容量増加に向けた課題となっている。
このような課題を解決するために、ファイバ当たりの容量を増大させる技術として、1つのファイバに複数のコアや伝送モードを設け、それぞれに独立に信号を載せることで飛躍的な伝送容量の増加が可能となる、空間分割多重伝送技術が注目を浴びている(例えば、非特許文献1など参照)。
図8は、マルチコアファイバを用いた空間分割多重伝送システムの基本構成例である。図8に示すように、マルチコアファイバを用いた空間分割多重伝送システムは、主な構成として、マルチコアファイバの各コアから複数のシングルコアの光ファイバに分離/結合するファンイン/ファンアウトと、各コアの信号を一括で増幅するマルチコア光増幅器とを備えている。
マルチコア光増幅器の例としては、マルチコアエルビウム添加光ファイバ増幅器(MC−EDFA:Multicore Er-doped fiber amplifier)や、マルチコアエルビウム/イットリビウム添加光ファイバ増幅器(MC−EYDFA:Multicore Er/Yb-doped fiber amplifier)がある。
以下では、上記マルチコア光増幅器の対照として、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA:Er-doped fiber amplifier)等の従来の光増幅器をシングルコア光増幅器と称する。また、マルチコアファイバの対照として、従来のシングルモードファイバをシングルコアファイバと称する。
ファンインに入力された単一波長または波長多重された光信号は、ファンインの入力ポートに対応して設けられているマルチコアファイバのコアに接続され、伝送される。マルチコア光増幅器は、伝送路に対して一定間隔、例えば80kmで配備され、伝送品質が劣化したファイバ内の各コアの光信号を一括で増幅する。受信側ではファンアウトによって再びコア単位で複数のシングルコアファイバに分離される。
なお、光増幅器は、ROADM(Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)やOXC(Optical Cross Connect)等の光ノード内のプリアンプやポストアンプとして備わる場合もあるが、マルチコア光増幅器は、従来のシングルコア光増幅器と同様に光ノード内に適用することができる。
このような空間分割多重伝送技術により、ファイバ当たりの伝送容量を飛躍的に増加させることが可能となる。また、シングルコアファイバを並列化させて容量を大きくするアプローチと比較して、マルチコア光増幅器の導入により、複数のシングルコア光増幅器よりも消費電力を抑えられる、というメリットもある(例えば、非特許文献2など参照)。
図9は、トラフィック増加に伴うマルチコア光増幅器の消費電力の変化を示すグラフである。ここでは、シングルコア光増幅器の並列数およびマルチコア光増幅器の各々に対する消費電力の変化が示されており、横軸がトラヒック量を示し、縦軸が消費電力を示している。
図9に示すように、シングルコア光増幅器を並列させた場合、ファイバ数の増加に伴い消費電力が比例して増加する一方で、マルチコア光増幅器を用いる場合は、使用するコア数に関わらず、マルチコア光増幅器を増設するまで消費電力が一定もしくは非常に小さい上昇幅である。この例では、所要ファイバ数が6を上回る状況では、シングルコア光増幅器を複数台並列させて用いるよりも、並列数を上回るコア数を持つマルチコア光増幅器を1台用いる方が、より低消費電力となることが分かる。
水野隆之 他,「高密度空間分割多重(DSDM)長距離光伝送基盤技術」,NTT技術ジャーナル,2017.3 K. Maeda, et al.,「Multicore Erbium Doped Fiber Amplifiers」,Proc. SPIE 9773,Optical Metro Networks and Short-Haul Systems VIII,977302,2016
このような従来技術は、マルチコア光増幅器の導入により、光通信ネットワークの大容量化のみならず、低消費電力化が実現できる可能性がある。しかしながら、図9に示したように、トラヒックによっては、マルチコア光増幅器を用いるよりシングルコア光増幅器を並列化したほうが低消費電力化を実現できる場合もある。したがって、シングルコア光増幅器の通信路をマルチコア光増幅器の通信路に切り替えるだけでは、ネットワーク全体の低消費電力化を実現することができないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ネットワーク全体の低消費電力化を実現できる光通信ネットワーク制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる光通信ネットワークは、通信路を介して網状に接続された複数の光ノードと、これら光ノードにおける光信号の入出力方路をそれぞれ切替制御するネットワーク制御装置とを備える光通信ネットワークであって、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をこれら光信号に共通のマルチコア光増幅器により一括で増幅して出力するマルチコア通信路と、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をそれぞれのシングルコア光増幅器により個別に増幅して出力するシングルコア通信路とを備え、前記ネットワーク制御装置は、前記複数の光ノードのうち、任意の2つの光ノード間で伝送する対象光信号を、前記2つの光ノード間を接続する前記マルチコア通信路を介して伝送した際に必要となるマルチコア系消費電力と、前記2つの光ノード間を接続する前記シングルコア通信路で伝送した際に必要となるシングルコア系消費電力とを比較する消費電力比較部と、前記比較の結果に基づいて、前記2つの光ノードにおける前記対象光信号の入出力方路を前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御する切替制御部とを備えている。
また、本発明にかかる上記光通信ネットワークの一構成例は、前記ネットワーク制御装置が、前記マルチコア通信路に設けられているマルチコア光増幅器で消費される消費電力に基づいて前記マルチコア系消費電力を算出するとともに、前記シングルコア通信路に設けられているシングルコア光増幅器で消費される消費電力に基づいて前記シングルコア系消費電力を算出する消費電力管理部をさらに備え、前記消費電力比較部は、前記消費電力管理部で得られた前記マルチコア系消費電力と前記シングルコア系消費電力とを比較するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記光通信ネットワークの一構成例は、前記消費電力管理部が、前記マルチコア系消費電力に、自ノード内に設けられて前記対象光信号を増幅するマルチコア光増幅器で消費される消費電力を加算し、前記シングルコア系消費電力に、自ノード内に設けられて前記対象光信号を増幅するシングルコア光増幅器で消費される消費電力を加算するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記光通信ネットワークの一構成例は、前記消費電力管理部が、前記マルチコア系消費電力を算出する際、前記2つの光ノード間が1つまたは複数の中継光ノードを介して複数のマルチコア通信路で接続されている場合、これらマルチコア通信路ごとに算出した消費電力を合計することにより、前記マルチコア系消費電力を算出し、前記シングルコア系消費電力を算出する際、前記2つの光ノード間が1つまたは複数の中継光ノードを介して複数のシングルコア通信路で接続されている場合、これらシングルコア通信路ごとに算出した消費電力を合計することにより、前記シングルコア系消費電力を算出するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記光通信ネットワークの一構成例は、前記消費電力管理部が、前記シングルコア系消費電力を算出する際、1つのシングルコア光増幅器に関する消費電力と、前記シングルコア通信路に設けられているシングルコア光増幅器の並列数または前記シングルコア通信路を介して伝送する前記対象光信号の光信号数とを乗算することにより、前記シングルコア系消費電力を算出するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記光通信ネットワークの一構成例は、前記消費電力管理部が、前記シングルコア系消費電力を算出する際、1つのシングルコア光増幅器に関する消費電力と、前記シングルコア通信路に設けられているシングルコア光増幅器の並列数とを乗算することにより、前記シングルコア系消費電力を算出し、前記シングルコア通信路のうち、前記対象光信号以外の光信号に関する消費電力を前記シングルコア系消費電力から減算するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記光通信ネットワークの一構成例は、前記消費電力管理部が、前記マルチコア系消費電力を算出する際、前記マルチコア通信路のうち、前記対象光信号以外の光信号をすでに伝送している共用マルチコア通信路に関する消費電力を、ゼロと見なすようにしたものである。
また、本発明にかかる上記光通信ネットワークの一構成例は、前記消費電力管理部が、前記光ノードのうち、第1の2つの光ノード間で伝送する第1の対象光信号と、これら光ノードとは異なる第2の2つの光ノード間で伝送する第2の対象光信号とが、同一マルチコア通信路を経由する場合、前記第1の対象光信号に関する第1のマルチコア系消費電力と前記第2の対象光信号に関する第2のマルチコア系消費電力との合計から前記同一マルチコア通信路のマルチコア系消費電力を減算することにより、統一マルチコア系消費電力を算出するとともに、前記第1の対象光信号に関する第1のシングルコア系消費電力と前記第2の対象光信号に関する第2のシングルコア系消費電力とを合算することにより統一シングルコア系消費電力を算出し、前記消費電力比較部は、前記消費電力管理部で得られた前記統一マルチコア系消費電力と前記統一シングルコア系消費電力とを比較し、切替制御部は、前記比較の結果に基づいて、前記第1の2つの光ノードにおける前記第1の対象光信号の入出力方路を、前記第1の対象光信号と対応する前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御するとともに、前記第2の2つの光ノードにおける前記第2の対象光信号の入出力方路を、前記第2の対象光信号と対応する前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御するようにしたものである。
また、本発明にかかるネットワーク制御装置は、通信路を介して網状に接続された複数の光ノードと、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をこれら光信号に共通のマルチコア光増幅器により一括で増幅して出力するマルチコア通信路と、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をそれぞれのシングルコア光増幅器により個別に増幅して出力するシングルコア通信路とを備える光通信ネットワークで用いられて、前記複数の光ノードにおける光信号の入出力方路をそれぞれ切替制御するネットワーク制御装置であって、前記複数の光ノードのうち、任意の2つの光ノード間で伝送する対象光信号を、前記2つの光ノード間を接続する前記マルチコア通信路を介して伝送した際に必要となるマルチコア系消費電力と、前記2つの光ノード間を接続する前記シングルコア通信路で伝送した際に必要となるシングルコア系消費電力とを比較する消費電力比較部と、前記比較の結果に基づいて、前記2つの光ノードにおける前記対象光信号の入出力方路を前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御する切替制御部とを備えている。
また、本発明にかかるネットワーク制御方法は、通信路を介して網状に接続された複数の光ノードと、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をこれら光信号に共通のマルチコア光増幅器により一括で増幅して出力するマルチコア通信路と、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をそれぞれのシングルコア光増幅器により個別に増幅して出力するシングルコア通信路とを備える光通信ネットワークで用いられて、前記複数の光ノードにおける光信号の入出力方路をそれぞれ切替制御するネットワーク制御装置で用いられるネットワーク制御方法であって、消費電力比較部が、前記複数の光ノードのうち、任意の2つの光ノード間で伝送する対象光信号を、前記2つの光ノード間を接続する前記マルチコア通信路を介して伝送した際に必要となるマルチコア系消費電力と、前記2つの光ノード間を接続する前記シングルコア通信路で伝送した際に必要となるシングルコア系消費電力とを比較する消費電力比較ステップと、切替制御部が、前記比較の結果に基づいて、前記2つの光ノードにおける前記対象光信号の入出力方路を前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御する切替制御ステップとを備えている。
本発明によれば、光ノード間で伝送される光信号が、マルチコア通信路とシングルコア通信路のうち、消費電力の少ない通信路を経由して伝送されることになる。このため、トラヒック量によらずシングルコア通信路を経由する光信号を単にマルチコア通信路経由に切り替える場合と比較して、マルチコア通信路を効果的に利用することができ、結果として、ネットワーク全体の低消費電力化を実現することが可能となる。
光通信ネットワークの構成を示すブロック図である。 光ノードの構成を示すブロック図である。 ネットワーク制御装置での切替制御処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる切替制御例である。 第2の実施の形態にかかる切替制御例である。 第3の実施の形態にかかる切替制御例である。 第4の実施の形態にかかる切替制御例である。 マルチコアファイバを用いた空間分割多重伝送システムの基本構成例である。 トラフィック増加に伴うマルチコア光増幅器の消費電力の変化を示すグラフである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる光通信ネットワーク1について説明する。図1は、光通信ネットワークの構成を示すブロック図である。
[光通信ネットワーク]
図1に示すように、本実施の形態にかかる光通信ネットワーク1は、通信路を介して網状に接続された複数の光ノード20と、これら光ノード20における光信号の入出力方路をそれぞれ切替制御するネットワーク制御装置10とを備えている。
また、光通信ネットワーク1は、光ノード20間を接続する通信路のいずれかとして用いられて、マルチコアファイバFMに入力された複数の光信号をこれら光信号に共通のマルチコア光増幅器AMにより一括で増幅して出力するマルチコア通信路LMと、光ノード20間を接続する通信路のいずれかとして用いられて、複数のシングルコアファイバFSに入力された複数の光信号をそれぞれのシングルコア光増幅器ASで個別に増幅して出力するシングルコア通信路LSとを備えている。
図1には、光通信ネットワーク1のうち、2つの光ノードA,B(20)に関する区間の構成例が示されている。これら光ノードA,B間は、マルチコア通信路LMおよびシングルコア通信路LSで並列的に接続されており、これら光ノードA,Bにおける光信号の入出力方路は、ネットワーク制御装置10からの切り替え指示に基づいて切替制御される。なお、光ノード20の数は、これに限定されるものではなく、3以上であってもよい。また、光ノード20間を接続するマルチコア通信路LMおよびシングルコア通信路LSの接続形態については、これに限定されるものでなく、任意の光ノード20間が、マルチコア通信路LMおよびシングルコア通信路LSが並列的に接続されている接続形態であればよい。
マルチコア通信路LMは、空間分割多重伝送方式により複数の光信号を伝送する1つのマルチコアファイバFMと、これら光信号を一括して増幅するマルチコア光増幅器AMとから構成されている。
マルチコア光増幅器の例としては、マルチコアエルビウム添加光ファイバ増幅器(MC−EDFA:Multicore Er-doped fiber amplifier)や、マルチコアエルビウム/イットリビウム添加光ファイバ増幅器(MC−EYDFA:Multicore Er/Yb-doped fiber amplifier)がある。
シングルコア通信路LSは、複数のシングルコアファイバFSとこれらシングルコアファイバFSの光信号を個別に増幅する複数のシングルコア光増幅器ASとから構成されている。
以下では、上記マルチコア光増幅器の対照として、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA:Er-doped fiber amplifier)等の従来の光増幅器をシングルコア光増幅器と称する。また、マルチコアファイバの対照として、従来のシングルモードファイバをシングルコアファイバと称する。
図1において、光ノードA,B間には、単一波長または波長多重されたN(Nは1以上の整数)個の光信号S1,S2,…,SNが収容されているものとし、基本的には、この信号数Nは、光ノードA,B間におけるトラヒック量に応じて増減する。
本実施の形態では、初期状態において、これら光信号は、シングルコアファイバFSのシングルコア通信路LSを用いて通信が確立されているものとする。なお、これら光信号S1,S2,…,SNは、光ノードA,B間の区間を通過するが、信号が終端される地点はそれぞれ異なっていてもよい。
波長多重通信を行う場合、シングルコアファイバFSのファイバ数はN個以下であり、波長多重通信を行わない場合、シングルコアファイバFSのファイバ数はN個であるものとする。また、マルチコアファイバFMのコア数は、シングルコアファイバFSの使用中ファイバ数Nに等しいか、またはNより大きいものとする。
[ネットワーク制御装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるネットワーク制御装置10について説明する。
ネットワーク制御装置10は、光通信ネットワーク1に設けられている各光ノード20における光信号の入出力方路を、それぞれの光信号が経由するマルチコア通信路LMおよびシングルコア通信路LSでの消費電力、すなわちマルチコア系消費電力PMおよびシングルコア系消費電力PSの比較結果に基づいて、それぞれ切替制御する機能を有している。
なお、各光ノード20における光信号に関する入出力方路については、新たな光信号の伝送を開始する場合にネットワーク制御装置10で切替制御を実施して、消費電力の少ない入出力方路を選択してもよく、周期的に実施して消費電力の少ない入出力方路の見直しおよび切り替えを行うようにしてもよい。
図1に示すように、ネットワーク制御装置10は、主な機能部として、消費電力管理部11、消費電力比較部12、および切替制御部13を備えている。これら機能部は、CPUとプログラムとが協働することにより実現されている。
消費電力管理部11は、2つの光ノード20間を接続するマルチコア通信路LMに設けられているマルチコア光増幅器AMの消費電力に基づいてマルチコア系消費電力PMを算出する機能と、2つの光ノード20間を接続するシングルコア通信路LSに設けられているシングルコア光増幅器ASの消費電力とシングルコア光増幅器ASの並列数Nとに基づいてシングルコア系消費電力PSを算出する機能とを有している。
この際、消費電力管理部11は、予め設定されている、各通信路に設けられているマルチコア光増幅器AMやシングルコア光増幅器ASに関する個々の消費電力に基づいて、マルチコア系消費電力PMやシングルコア系消費電力PSを静的に算出する。なお、消費電力管理部11は、これらAMやASに関する個々の消費電力を、光通信ネットワーク1を保守・管理する外部装置から動的に取得してもよい。さらに、消費電力管理部11は、外部装置で算出されたマルチコア系消費電力PMやシングルコア系消費電力PSを動的に取得してもよい。
消費電力比較部12は、複数の光ノード20のうち、任意の2つの光ノード20間で伝送する対象光信号を、2つの光ノード20間を接続するマルチコア通信路LMを介して伝送した際に必要となるマルチコア系消費電力PMと、2つの光ノード20間を接続するシングルコア通信路LSで伝送した際に必要となるシングルコア系消費電力PSとを比較する機能を有している。
切替制御部13は、消費電力比較部12での比較の結果に基づいて、2つの光ノード20間で伝送する対象光信号の入出力方路を、マルチコア通信路LMまたはシングルコア通信路LSのいずれかに切替制御する機能を有している。
[光ノード]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる光ノード20について説明する。図2は、光ノードの構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態にかかる光ノード20は、マルチコア通信路LMとシングルコア通信路LSとを収容可能な一般的な光ノードである。図2には、通信路を接続するポートとして、2つのマルチコア用ポートP1,P5と、6個のシングルコア用ポートP1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8を備える構成例が示されている。
光ノード20は、主な機能部として、クロスコネクト部21、光ノード制御部22、アドドロップ部23、マルチコア光増幅器24,27、ファンアウト25、シングルコア光増幅器28,29を備えている。これら機能部のうち、光ノード制御部22は、CPUとプログラムとが協働することにより実現されており、他の機能部はハードウェアにより実現されている。
クロスコネクト部21は、複数の入力方路から入力された光信号を光ノード制御部22からの指示に応じて対応する出力方路へ切替制御する機能を有している。
光ノード制御部22は、ネットワーク制御装置10からの指示に応じて、クロスコネクト部21における入出力方路の切り替えを制御する機能を有している。
アドドロップ部23は、自ノードの配下の通信装置(図示せず)を収容し、この通信装置とクロスコネクト部21との間で伝送する光信号を中継する機能を有している。
マルチコア光増幅器(プリアンプ)24は、ポートP1に接続されているマルチコア通信路LM1の各コアから入力された複数の光信号を一括して増幅する機能を有している。
ファンアウト25は、マルチコア光増幅器24から出力された光信号を分離し、それぞれ個別のシングルコアファイバを介してクロスコネクト部21へ出力する機能を有している。
ファンイン26は、クロスコネクト部21からそれぞれ個別のシングルコアファイバを介して出力されたそれぞれの光信号を結合し、マルチコアファイバの各コアを介して出力する機能を有している。
マルチコア光増幅器(ポストアンプ)27は、ファンイン26から出力された各コアの光信号を一括して増幅し、ポートP5に接続されているマルチコア通信路LM2の各コアへ出力する機能を有している。
シングルコア光増幅器(プリアンプ)28は、ポートP2,P3,P4に接続されているシングルコア通信路LS1,LS2,LS3から入力された複数の光信号を、それぞれ個別に増幅してクロスコネクト部21へ出力する機能を有している。
シングルコア光増幅器(ポストアンプ)29は、クロスコネクト部21から出力された複数の光信号をそれぞれ個別に増幅して、対応するポートP6,P7,P8に接続されているシングルコア通信路LS4,LS5,LS6へ出力する機能を有している。
図2には、入出力方路の切替例として、LS2およびLS3から入力された光信号S1,S2と、アドドロップ部23から入力された光信号S3の出力方路が、クロスコネクト部21により、LM2またはLS4に切替制御される例が示されている。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図3および図4を参照して、本実施の形態にかかるネットワーク制御装置10の動作について説明する。図3は、ネットワーク制御装置での切替制御処理を示すフローチャートである。図4は、第1の実施の形態にかかる切替制御例である。
図4には、光通信ネットワーク1のうち、4つの光ノードA,B,C,D(20)に関する区間の構成例が示されている。このうち、光ノードA,C間および光ノードC,B間は、それぞれマルチコア通信路LM1,LM2を介して接続されており、光ノードA,D間および光ノードD,B間は、それぞれシングルコア通信路LS1,LS2を介して接続されている。また、LM1,LM2には、それぞれマルチコア光増幅器AM1,AM2が1つずつ設けられており、LS1,LS2には、それぞれシングルコア光増幅器AS1,AS2がN個ずつ設けられている。
光ノードA,B間で伝送する対象光信号、ここでは光信号S1,S2の入出力方路を切替制御する際、ネットワーク制御装置10では、まず、消費電力管理部11が、LM1およびLM2で消費される消費電力を示すマルチコア系消費電力PM算出するとともに(ステップ100)、LS1およびLS2で消費される消費電力を示すシングルコア系消費電力PSとを算出する(ステップ101)。
基本的には、マルチコア通信路LMの消費電力は、LMに設けられているマルチコア光増幅器AMでの消費電力の合計値で求められる。これにより、図4の例では、LM1,LM2にはAM1,AM2が1つずつ設けられているため、LM1の消費電力PM1はAM1の消費電力で求められ、LM2の消費電力PM2はAM2の消費電力で求められることになる。この際、各AMに関する個別の消費電力PAMは、予め設定しておいたものを用いればよい。
一般的には、マルチコアファイバFMで使用するコア数すなわち光信号数によるAMでの消費電力の増減はわずかであるが、PM1,PM2の算出の際、予め設定されている、1光信号当たりの消費電力増加分ΔPAMに基づいて、光信号数による変動を考慮してもよい。また、LMを対象光信号以外の他の光信号が共用している場合、他の光信号による変動を考慮してもよい。
一方、シングルコア通信路LSの消費電力は、LSに設けられているシングルコア光増幅器ASでの消費電力の合計値で求められる。これにより、図4の例では、LS1,LS2にはAS1,AS2がN個ずつ並列的に設けられているため、LS1の消費電力PS1はAS1の消費電力×Nで求められ、LM2の消費電力PM2はAM2の消費電力で求められることになる。各ASに関する個別の消費電力PASは、予め設定しておいたものを用いればよい。
したがって、図4の構成例において、PMは、LM1およびLM2で消費される消費電力PM1およびPM2の合計値に相当し、PM=PM1+PM2で求められる。
一方、PSは、LS1およびLS2で消費される消費電力PS1およびPS2の合計値に相当し、PS=PS1+PS2で求められる。
次に、消費電力比較部12は、このようにして消費電力管理部11で得られたマルチコア系消費電力PMとシングルコア系消費電力PSとを比較する(ステップ102)。
切替制御部13は、消費電力比較部12での比較の結果に基づいて、2つの光ノード20間で伝送する対象光信号の入出力方路を、マルチコア通信路LMまたはシングルコア通信路LSのいずれかに切替制御する。
比較の結果(ステップ103)、マルチコア系消費電力PMがシングルコア系消費電力PSより小さく、PM<PSである場合(ステップ103:YES)、切替制御部13は、光ノードA,B、さらには光ノードCに対して、S1,S2の入出力方路をマルチコア通話路側に切替制御する指示を出力し(ステップ104)、一連の切替制御処理を終了する。
これにより、光ノードA,B,CにおいてS1,S2の入出力方路が、マルチコア通話路側にそれぞれ切り替えられて、S1,S2は、マルチコア通信路LM1,LM2からなるマルチコア系経路を経由して伝送されることになる。
一方、マルチコア系消費電力PMがシングルコア系消費電力PSより小さくなく、PM≧PSである場合(ステップ103:NO)、切替制御部13は、光ノードA,B、さらには光ノードDに対して、S1,S2の入出力方路をシングルコア通話路側に切替制御する指示を出力し(ステップ105)、一連の切替制御処理を終了する。
これにより、光ノードA,B,DにおいてS1,S2の入出力方路が、シングルコア通話路側にそれぞれ切り替えられて、S1,S2は、シングルコア通信路LS1,LS2からなるシングルコア系経路を経由して伝送されることになる。
図4の構成例では、切替制御以前において、光信号S1,S2は、光ノードA,B間を、シングルコア通信路LS1,LS2からなるシングルコア系経路を経由して伝送されている。このため、PM<PSの場合、S1,S2の入出力方路が切り替えられて、S1,S2は、マルチコア通信路LM1,LM2からなるマルチコア系経路を経由して伝送される。
また、PM≧PSの場合、S1,S2の入出力方路が切り替えられず、現状のLS1,LS2からなるシングルコア系経路を経由して伝送される。
また、図2に示したように、光ノードA,B内に設けられているマルチコア光増幅器24,27を対象光信号S1,S2が経由する場合、これら対応するマルチコア光増幅器24,27で消費される消費電力をPMに含めるようにしてもよい。同様に、光ノードA,B内に設けられているシングルコア光増幅器28,29を対象光信号S1,S2が経由する場合、これら対応するシングルコア光増幅器28,29で消費される消費電力をPSに含めるようにしてもよい。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、ネットワーク制御装置10において、消費電力比較部12が、複数の光ノード20のうち、任意の2つの光ノードA,B間で伝送する対象光信号S1,S2を、2つの光ノードA,B間を接続するマルチコア通信路LM1,LM2を介して伝送した際に必要となるマルチコア系消費電力PMと、2つの光ノードA,B間を接続するシングルコア通信路LS1,LS2で伝送した際に必要となるシングルコア系消費電力PSとを比較し、切替制御部13が、消費電力比較部12で得られた比較の結果に基づいて、2つの光ノードA,Bにおける対象光信号S1,S2の入出力方路をマルチコア通信路LMまたはシングルコア通信路LSのいずれかに切替制御するようにしたものである。
これにより、光ノードA,B間の対象光信号S1,S2に関するマルチコア系消費電力PMが、シングルコア系消費電力PSより小さい場合、S1,S2の入出力方路が、LSからLMに切り替えられることになる。これにより、前述した図9の例では、トラヒック量に応じた信号数Nが5以下の場合にはPS<PMとなるため、対象光信号の入出力方路がLS側に切替制御される。また、信号数Nが5より大きい場合にはPS<PMとなるため、対象光信号の入出力方路がMS側に切替制御される。
したがって、トラヒック量によらず単にシングルコア通信路を経由する対象光信号をマルチコア通信路経由に切り替えた場合には消費電力が増大するケースも考えられるが、本実施の形態によれば、光ノードA,B間で伝送されるS1,S2が、マルチコア通信路LMとシングルコア通信路LSのうち、消費電力の少ない通信路を経由して伝送されることになる。このため、光通信ネットワーク1全体の低消費電力化を実現することができ、結果として、マルチコア通信路LMをより効果的に利用することが可能なる。
また、本実施の形態において、ネットワーク制御装置10に消費電力管理部11を設けて、マルチコア通信路LMに設けられているマルチコア光増幅器AMで消費される消費電力に基づいてマルチコア系消費電力PMを算出するとともに、シングルコア通信路LSに設けられているシングルコア光増幅器ASで消費される消費電力に基づいてシングルコア系消費電力PSを算出するようにしてもよい。これにより、外部装置などの設備の追加を必要とすることなく、対象光信号S1,S2の入出力方路の切替制御に必要となるPMおよびPSをネットワーク制御装置10で算出することができる。
また、本実施の形態において、消費電力管理部11が、自ノード20内に設けられて対象光信号S1,S2を増幅するマルチコア光増幅器AMで消費される消費電力を、マルチコア系消費電力PMに加算し、自ノード20内に設けられて対象光信号を増幅するシングルコア光増幅器で消費される消費電力を、シングルコア系消費電力PSに加算するようにしてもよい。これにより、さらに正確なPMおよびPSを算出することができる。
また、本実施の形態において、消費電力管理部11が、マルチコア系消費電力PMを算出する際、2つの光ノードA,B間が1つまたは複数の中継光ノードC,Dを介して複数のマルチコア通信路LM1,LM2で接続されている場合、これらマルチコア通信路LM1,LM2ごとに算出した消費電力を合計することによりPMを算出するようにしてもよい。また、シングルコア系消費電力PSを算出する際、2つの光ノードA,B間が1つまたは複数の中継光ノードC,Dを介して複数のシングルコア通信路LS1,LS2で接続されている場合、これらシングルコア通信路LS1,LS2ごとに算出した消費電力を合計することによりPSを算出するようにしてもよい。これにより、2つの光ノードA,B間に中継光ノードC,Dが存在するような区間を伝送する対象光信号S1,S2についても、その入出力方路を正しく切替制御することができる。
また、本実施の形態において、消費電力管理部11が、シングルコア系消費電力PSを算出する際、1つのシングルコア光増幅器ASに関する消費電力と、シングルコア通信路LSに設けられているシングルコア光増幅器ASの並列数またはシングルコア通信路LSを介して伝送する対象光信号の光信号数とを乗算することによりPSを算出するようにしてもよい。これにより、より正確なPSを算出することができる。
[第2の実施の形態]
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる光通信ネットワーク1について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる切替制御例である。
本実施の形態では、対象光信号が経由するシングルコア通信路LSに、対象光信号以外の光信号が混在している場合に、シングルコア通信路LSに収容されている全ての光信号を切り替えるのではなく、対象光信号を選択して切り替える場合について説明する。
本実施の形態において、消費電力管理部11は、1つのシングルコア光増幅器ASに関する消費電力と、シングルコア通信路LSに設けられているシングルコア光増幅器ASの並列数とを乗算することにより、シングルコア系消費電力PSを算出する機能と、シングルコア通信路LSのうち、対象光信号以外の光信号に関する消費電力をシングルコア系消費電力PSから減算する機能とを有している。
図5には、光通信ネットワーク1のうち、4つの光ノードA,B,C,D(20)に関する区間の構成例が示されている。図4との相違点は、光ノードD,C間において、対象光信号S1,S2以外の光信号S3がシングルコア通信路LS2を介して伝送されている点にある。
この場合、S3に関する消費電力PS3はS1,S2の切替制御に関係ないため、PS3をPSから除外することになる。
したがって、図5の構成例において、PMは、LM1およびLM2で消費される消費電力PM1およびPM2の合計値に相当し、PM=PM1+PM2で求められる。
一方、PSは、LS1およびLS2で消費される消費電力PS1およびPS2の合計値からPS3を減算したものに相当し、PS=PS1+PS2−PS3で求められる。
なお、この際、LSを構成する各シングルコアファイバFSのうち、未使用のものがあればその分のASに関する消費電力を除外してもよい。したがって、LSを経由して伝送する対象光信号の光信号数をN’とし、PS1をPS1=PAS×N’で求めてもよい。これにより、前述したPS3もPS2から除外することができる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、消費電力管理部11が、1つのシングルコア光増幅器ASに関する消費電力と、シングルコア通信路LSに設けられているシングルコア光増幅器ASの並列数とを乗算することにより、シングルコア系消費電力PSを算出し、シングルコア通信路LSのうち、対象光信号以外の光信号に関する消費電力をシングルコア系消費電力PSから減算するようにしたものである。
これにより、ASの並列数に基づきPSを算出する場合でも、対象光信号に対応したPSが正確に算出されることになる。したがって、対象光信号が経由するシングルコア通信路LSに、対象光信号以外の光信号が混在している場合でも、シングルコア通信路LSに収容されている全ての光信号を切り替えるのではなく、対象光信号だけを選択して効率よく切替制御することができる。
[第3の実施の形態]
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる光通信ネットワーク1について説明する。図6は、第3の実施の形態にかかる切替制御例である。
本実施の形態では、対象光信号が経由するマルチコア通信路LMに、対象光信号以外の光信号をすでに伝送している共用マルチコア通信路LMCが含まれている場合について説明する。
本実施の形態において、消費電力管理部11は、マルチコア系消費電力を算出する際、マルチコア通信路のうち、対象光信号以外の光信号をすでに伝送している共用マルチコア通信路LMCに関する消費電力を、ゼロと見なす機能を有している。
図6には、光通信ネットワーク1の一例として、4つの光ノードA,B,C,D(20)に関する区間の構成例が示されている。このうち、光ノードA,B間は1つのマルチコア光増幅器AM1が設けられたマルチコア通信路LM1を介して接続されており、光ノードC,D間はN個のシングルコア光増幅器AS1がコアごとに設けられたシングルコア通信路LS1を介して接続されている。また、光ノードA,C間および光ノードB,D間は、増幅器のないシングルコアファイバからなるシングルコア通信路LS2,LS3を介してそれぞれ接続されている。
光ノードC,D間で伝送する対象光信号、ここでは光信号S3,S4の入出力方路を切替制御する際、LS2,LM1,LS3からなるマルチコア系経路を介してS3,S4を伝送する場合と、LS1からなるシングルコア系経路を介してS3,S4を伝送する場合が考えられる。
このうち、マルチコア系経路については、LM1が、光ノードA,B間で光信号S1,S2を伝送するのに用いられており、対象光信号S3,S4以外のS1,S2をすでに伝送している共用マルチコア通信路LMCに相当している。このため、S3,S4をLM1で伝送しても、新たに消費電力は発生せず、S3,S4の伝送に要する消費電力をゼロと見なすことができる。
また、マルチコア系経路のうち、LS2およびLS3に増幅器が設けられていないため、LS2およびLS3で消費電力が発生しない。したがって、マルチコア系経路に関するマルチコア系消費電力PMはゼロとなる。
一方、シングルコア系経路については、LS1すなわちAS1での消費電力PS1が、シングルコア系消費電力PSとなる。
これにより、ネットワーク制御装置10の消費電力管理部11は、マルチコア系消費電力PMとしてPM=0を算出し、シングルコア系消費電力PSとして、PS=PS1を算出することになる。
したがって、図6の構成例によれば、消費電力比較部12での比較の結果、PM<PSとなるため、切替制御部13により、S3,S4の入出力方路を、LS1側からLS2,LM1,LM3側に切替制御されることになる。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、消費電力管理部11が、マルチコア系消費電力PMを算出する際、マルチコア通信路LMのうち、対象光信号S3,S4以外の光信号S1,S2をすでに伝送している共用マルチコア通信路LMCに関する消費電力を、ゼロと見なすようにしたものである。
これにより、対象光信号S3,S4の入出力方路を切替制御して、終端点が異なる既存の光信号S1,S2をすでに伝送しているLMCに迂回させ、LMCに設けられたマルチコア光増幅器AMで一括して増幅することができる。
[第4の実施の形態]
次に、図7を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる光通信ネットワーク1について説明する。図7は、第4の実施の形態にかかる切替制御例である。
本実施の形態では、異なるノード間で伝送している複数の対象光信号を、同時に切替制御する場合について説明する。
すなわち、本実施の形態において、消費電力管理部11は、光ノードのうち、第1の2つの光ノード間で伝送する第1の対象光信号と、これら光ノードとは異なる第2の2つの光ノード間で伝送する第2の対象光信号とが、同一マルチコア通信路を経由する場合、第1の対象光信号に関する第1のマルチコア系消費電力と第2の対象光信号に関する第2のマルチコア系消費電力との合計から同一マルチコア通信路のマルチコア系消費電力を減算することにより、統一マルチコア系消費電力を算出する機能と、第1の対象光信号に関する第1のシングルコア系消費電力と第2の対象光信号に関する第2のシングルコア系消費電力とを合算することにより統一シングルコア系消費電力を算出する機能とを有している。
また、消費電力比較部12は、消費電力管理部11で得られた統一マルチコア系消費電力と統一シングルコア系消費電力とを比較する機能を有している。
また、切替制御部13は、比較の結果に基づいて、第1の2つの光ノードにおける第1の対象光信号の入出力方路を、第1の対象光信号と対応するマルチコア通信路またはシングルコア通信路のいずれかに切替制御する機能と、第2の2つの光ノードにおける第2の対象光信号の入出力方路を、第2の対象光信号と対応するマルチコア通信路またはシングルコア通信路のいずれかに切替制御する機能とを有している。
図7には、光通信ネットワーク1の一例として、6つの光ノードA,B,C,D,E,F(20)に関する区間の構成例が示されている。このうち、光ノードA,B間はN個のシングルコア光増幅器AS1がコアごとに設けられたシングルコア通信路LS1を介して接続されており、光ノードC,D間はN個のシングルコア光増幅器AS2がコアごとに設けられたシングルコア通信路LS2を介して接続されている。
一方、光ノードE,F間は、1つのマルチコア光増幅器AM1が設けられたマルチコア通信路LM1を介して接続されている。また、光ノードA,E間、光ノードB,F間、光ノードC,E間、光ノードD,F間は、増幅器のないシングルコアファイバからなるシングルコア通信路LS3,LS4,LS5,LS6を介してそれぞれ接続されている。
光ノードA,B(第1の2つの光ノード)間で伝送する対象光信号、ここでは光信号S1,S2(第1の対象光信号)と、光ノードC,D(第2の2つの光ノード)間で伝送する対象光信号、ここでは光信号S3,S4(第2の対象光信号)との入出力方路を切替制御する際、S1,S2とS3,S4に関するマルチコア系消費電力PMとシングルコア系消費電力PSを、それぞれ統一して算出すればよい。
この際、S1,S2とS3,S4のマルチコア系経路として、LM1を同一マルチコア通信路LMSとして共用することができる。また、LS3,LS4,LS5,LS6に増幅器が設けられていないため、これら通信路では消費電力が発生しない。このため、マルチコア系経路については、S1,S2に関するLM1すなわちAM1での消費電力PM1と、S3,S4に関するLM1すなわちAM1での消費電力PM1とから、同一マルチコア通信路LMS(LM1)のPM1を減算したものが、統一マルチコア系消費電力PMとなる。
一方、シングルコア系経路については、LS1すなわちAS1での消費電力PS1と、LS2すなわちAS2での消費電力PS2との合計が、統一シングルコア系消費電力PSとなる。
これにより、ネットワーク制御装置10の消費電力管理部11は、統一マルチコア系消費電力PMとしてPM=PM1+PM1−PM1=PM1を算出し、シングルコア系消費電力PSとして、PS=PS1+PS2を算出することになる。
したがって、図7の構成例によれば、S1,S2とS3,S4とで、別個のマルチコア系経路を用いる場合と比較して、マルチコア系消費電力PMが削減されることになる。
[第4の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、消費電力管理部11が、光ノード20のうち、2つの光ノードA,B間で伝送する対象光信号S1,S2と、これら光ノードA,Bとは異なる2つの光ノードC,D間で伝送する対象光信号S3,S4とが、同一マルチコア通信路LMSを経由する場合、対象光信号S1,S2に関するマルチコア系消費電力PM1と対象光信号S3,S4に関するマルチコア系消費電力PM1との合計から同一マルチコア通信路LMSのマルチコア系消費電力PM1を減算することにより、統一マルチコア系消費電力PMを算出するとともに、対象光信号S1,S2に関するシングルコア系消費電力PS1と対象光信号S3,S4に関するシングルコア系消費電力PS2とを合算することにより統一シングルコア系消費電力PSを算出するようにしたものである。
これに加えて、消費電力比較部12が、消費電力管理部11で得られた統一マルチコア系消費電力PMと統一シングルコア系消費電力PSとを比較し、切替制御部13が、消費電力比較部12で得られた比較の結果に基づいて、光ノードA,Bにおける対象光信号S1,S2の入出力方路を、対象光信号S1,S2と対応するマルチコア通信路LM1またはシングルコア通信路LS1のいずれかに切替制御するとともに、光ノードC,Dにおける対象光信号S3,S4の入出力方路を、対象光信号S3,S4と対応するマルチコア通信路LM1またはシングルコア通信路LS2のいずれかに切替制御するようにしたものである。
これにより、例えば終端点が異なる複数の対象光信号S1,S2と対象光信号S3,S4とを、同時に切替制御する際、これらS1,S2とS3,S4とが同一マルチコア通信路LMSを経由する場合には、S1,S2のマルチコア系消費電力PM1とS3,S4のマルチコア系消費電力PM1との合計から同一マルチコア通信路LMSのマルチコア系消費電力PM1が減算されたものが統一マルチコア系消費電力PMとして算出されることになる。
これにより、終端点が異なる複数の対象光信号S1,S2と対象光信号S3,S4とを、シングルコア通信路LS3−LS6を介してマルチコア通信路LM1に迂回させ、LM1に設けられたマルチコア光増幅器AM1で一括して増幅するマルチコア系経路に、切替制御することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
例えば、消費電力管理部11で算出されたマルチコア系消費電力PMやシングルコア系消費電力PS、さらには消費電力比較部12で得られた比較結果については、実際の対象光信号の入出力方路に関する切替制御だけでなく、新設するマルチコア通信路LMに関する低消費電力化の検証にも利用することができる。
1…光通信ネットワーク、10…ネットワーク制御装置、11…消費電力管理部、12…消費電力比較部、13…切替制御部、20…光ノード、21…クロスコネクト部、22…光ノード制御部、23…アドドロップ部、24,27…マルチコア光増幅器、25…ファンアウト、26…ファンイン、28,29…シングルコア光増幅器、LM…マルチコア通信路、LS…シングルコア通信路、AM…マルチコア光増幅器、AS…シングルコア光増幅器、PM…マルチコア系消費電力、PS…シングルコア系消費電力、S…光信号。

Claims (10)

  1. 通信路を介して網状に接続された複数の光ノードと、これら光ノードにおける光信号の入出力方路をそれぞれ切替制御するネットワーク制御装置とを備える光通信ネットワークであって、
    前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をこれら光信号に共通のマルチコア光増幅器により一括で増幅して出力するマルチコア通信路と、
    前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をそれぞれのシングルコア光増幅器により個別に増幅して出力するシングルコア通信路とを備え、
    前記ネットワーク制御装置は、
    前記複数の光ノードのうち、任意の2つの光ノードの間で伝送する対象光信号を、前記2つの光ノード間を接続する前記マルチコア通信路を介して伝送した際に必要となるマルチコア系消費電力と、前記2つの光ノード間を接続する前記シングルコア通信路で伝送した際に必要となるシングルコア系消費電力とを比較する消費電力比較部と、
    前記比較の結果に基づいて、前記2つの光ノードにおける前記対象光信号の入出力方路を前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御する切替制御部とを備える
    ことを特徴とする光通信ネットワーク。
  2. 請求項1に記載の光通信ネットワークにおいて、
    前記ネットワーク制御装置は、前記マルチコア通信路に設けられているマルチコア光増幅器で消費される消費電力に基づいて前記マルチコア系消費電力を算出するとともに、前記シングルコア通信路に設けられているシングルコア光増幅器で消費される消費電力に基づいて前記シングルコア系消費電力を算出する消費電力管理部をさらに備え、
    前記消費電力比較部は、前記消費電力管理部で得られた前記マルチコア系消費電力と前記シングルコア系消費電力とを比較する
    ことを特徴とする光通信ネットワーク。
  3. 請求項2に記載の光通信ネットワークにおいて、
    前記消費電力管理部は、前記マルチコア系消費電力に、自ノード内に設けられて前記対象光信号を増幅するマルチコア光増幅器で消費される消費電力を加算し、前記シングルコア系消費電力に、自ノード内に設けられて前記対象光信号を増幅するシングルコア光増幅器で消費される消費電力を加算することを特徴とする光通信ネットワーク。
  4. 請求項2または請求項3に記載の光通信ネットワークにおいて、
    前記消費電力管理部は、前記マルチコア系消費電力を算出する際、前記2つの光ノード間が1つまたは複数の中継光ノードを介して複数のマルチコア通信路で接続されている場合、これらマルチコア通信路ごとに算出した消費電力を合計することにより、前記マルチコア系消費電力を算出し、前記シングルコア系消費電力を算出する際、前記2つの光ノード間が1つまたは複数の中継光ノードを介して複数のシングルコア通信路で接続されている場合、これらシングルコア通信路ごとに算出した消費電力を合計することにより、前記シングルコア系消費電力を算出することを特徴とする光通信ネットワーク。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれかに記載の光通信ネットワークにおいて、
    前記消費電力管理部は、前記シングルコア系消費電力を算出する際、1つのシングルコア光増幅器に関する消費電力と、前記シングルコア通信路に設けられているシングルコア光増幅器の並列数または前記シングルコア通信路を介して伝送する前記対象光信号の光信号数とを乗算することにより、前記シングルコア系消費電力を算出することを特徴とする光通信ネットワーク。
  6. 請求項2〜請求項4のいずれかに記載の光通信ネットワークにおいて、
    前記消費電力管理部は、前記シングルコア系消費電力を算出する際、1つのシングルコア光増幅器に関する消費電力と、前記シングルコア通信路に設けられているシングルコア光増幅器の並列数とを乗算することにより、前記シングルコア系消費電力を算出し、前記シングルコア通信路のうち、前記対象光信号以外の光信号に関する消費電力を前記シングルコア系消費電力から減算することを特徴とする光通信ネットワーク。
  7. 請求項2〜請求項6のいずれかに記載の光通信ネットワークにおいて、
    前記消費電力管理部は、前記マルチコア系消費電力を算出する際、前記マルチコア通信路のうち、前記対象光信号以外の光信号をすでに伝送している共用マルチコア通信路に関する消費電力を、ゼロと見なすことを特徴とする光通信ネットワーク。
  8. 請求項2〜請求項7のいずれかに記載の光通信ネットワークにおいて、
    前記消費電力管理部は、前記光ノードのうち、第1の2つの光ノードの間で伝送する第1の対象光信号と、これら光ノードとは異なる第2の2つの光ノードの間で伝送する第2の対象光信号とが、同一マルチコア通信路を経由する場合、前記第1の対象光信号に関する第1のマルチコア系消費電力と前記第2の対象光信号に関する第2のマルチコア系消費電力との合計から前記同一マルチコア通信路のマルチコア系消費電力を減算することにより、統一マルチコア系消費電力を算出するとともに、前記第1の対象光信号に関する第1のシングルコア系消費電力と前記第2の対象光信号に関する第2のシングルコア系消費電力とを合算することにより統一シングルコア系消費電力を算出し、
    前記消費電力比較部は、前記消費電力管理部で得られた前記統一マルチコア系消費電力と前記統一シングルコア系消費電力とを比較し、
    前記切替制御部は、前記比較の結果に基づいて、前記第1の2つの光ノードにおける前記第1の対象光信号の入出力方路を、前記第1の対象光信号と対応する前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御するとともに、前記第2の2つの光ノードにおける前記第2の対象光信号の入出力方路を、前記第2の対象光信号と対応する前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御する
    ことを特徴とする光通信ネットワーク。
  9. 通信路を介して網状に接続された複数の光ノードと、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をこれら光信号に共通のマルチコア光増幅器により一括で増幅して出力するマルチコア通信路と、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をそれぞれのシングルコア光増幅器により個別に増幅して出力するシングルコア通信路とを備える光通信ネットワークで用いられて、前記複数の光ノードにおける光信号の入出力方路をそれぞれ切替制御するネットワーク制御装置であって、
    前記複数の光ノードのうち、任意の2つの光ノードの間で伝送する対象光信号を、前記2つの光ノード間を接続する前記マルチコア通信路を介して伝送した際に必要となるマルチコア系消費電力と、前記2つの光ノード間を接続する前記シングルコア通信路で伝送した際に必要となるシングルコア系消費電力とを比較する消費電力比較部と、
    前記比較の結果に基づいて、前記2つの光ノードにおける前記対象光信号の入出力方路を前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御する切替制御部と
    を備えることを特徴とするネットワーク制御装置。
  10. 通信路を介して網状に接続された複数の光ノードと、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をこれら光信号に共通のマルチコア光増幅器により一括で増幅して出力するマルチコア通信路と、前記通信路のいずれかとして用いられて、入力された複数の光信号をそれぞれのシングルコア光増幅器により個別に増幅して出力するシングルコア通信路とを備える光通信ネットワークで用いられて、前記複数の光ノードにおける光信号の入出力方路をそれぞれ切替制御するネットワーク制御装置で用いられるネットワーク制御方法であって、
    消費電力比較部が、前記複数の光ノードのうち、任意の2つの光ノードの間で伝送する対象光信号を、前記2つの光ノード間を接続する前記マルチコア通信路を介して伝送した際に必要となるマルチコア系消費電力と、前記2つの光ノード間を接続する前記シングルコア通信路で伝送した際に必要となるシングルコア系消費電力とを比較する消費電力比較ステップと、
    切替制御部が、前記比較の結果に基づいて、前記2つの光ノードにおける前記対象光信号の入出力方路を前記マルチコア通信路または前記シングルコア通信路のいずれかに切替制御する切替制御ステップと
    を備えることを特徴とするネットワーク制御方法。
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