JP2019047150A - Lte通信システム及び通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基地局装置及びコアネットワーク間における通信接続が切断された場合でも、切断された基地局装置に属する端末の一部の通信を利用可能にするLTE通信システムを提供する。【解決手段】LTE通信システムは、LTE通信方式に従って通信する基地局装置を備える。基地局装置は、基地局装置とコアネットワークとの通信の異常を検出し、異常が検出された場合、基地局装置との間で通信接続された端末と基地局装置とが、再度、通信接続するための接続情報を端末へ送信し、基地局装置と接続情報が送信された端末との通信接続を切断し、基地局装置と端末とが、再度、通信接続するための接続要求を受信し、接続要求に基づいて、基地局装置と端末との通信接続を再確立し、通信接続が再確立された端末の呼接続に用いる呼制御情報を受信し、呼制御情報を記録装置に保持させる。【選択図】図1

Description

本発明は、LTE(Long Term Evolution)通信方式に従って通信する基地局装置を備えるLTE通信システム及び通信制御方法に関する。
従来、モバイル通信を高速化させる通信方式として、LTE(Long Term Evolution)通信が利用されている。LTE通信の仕様において、eNB(eNodeB)とEPC(Evolved Packet Core)における制御プレーンを扱うMME(Mobility Management Entity)との間では、S1制御プレーンインタフェース(S1−MME)が定義される(非特許文献1参照)。S1−MMEでは、S1インタフェースの制御プレーンプロトコルスタックは、物理レイヤ、データリンクレイヤ、IP(Internet Protocol)レイヤ、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)レイヤ、S1−AP(S1 Application Protocol)レイヤ、を有する。eNBは、基地局装置の1つである。EPCは、コアネットワークの1つである。
SCTPがS1−APにシグナリング接続が切断されたことを通知すると、eNBは、UE(User Equipment)とのRRC(Radio Resource Control)接続を解除し、シグナリング接続が切断される前にそれを使用したRRC_IDLE内のUEの中断されたUEコンテンツデータを除去する。または、SCTPがS1−APにシグナリング接続が切断されたことを通知すると、eNBは、UEをRRC_CONNECTEDに保ち、切断される前にシグナリング接続を使用したECM−IDLE内のUEの中断されたコンテンツデータを保持する。
このように、eNBとEPCとの間で通信接続の切断が発生すると、通信の安全性を確保するために、eNBは、eNBに接続された全てのUEの通信を切断あるいは保留する。そのため、eNBとUEとの通信接続の状態が切断状態又は保留状態となるので、eNBとUEとの間でVoLTE(Voice over LTE)を含む通信が不能となる。
3GPP TS 36.300 V13.8.0 (2017-06), P178-P179
地震や豪雨等の自然災害等によって、eNB−EPC間の通信が切断された場合、eNBとUEが通信可能な状態であっても、UEの接続の状態が切断状態又は保留状態となり、UE同士のVoLTEを含む全ての通信が利用不能な状態に陥る。この場合、ユーザは、例えば緊急時であっても、UEにより通信することが困難である。
本発明は、上述した従来の状況に鑑みてなされたものであり、LTE通信方式に従って通信する基地局装置及びコアネットワーク間における通信接続が切断された場合でも、切断された基地局装置に属する端末の一部の通信を実施可能なLTE通信システム及び通信制御方法を提供する。
本発明の一態様は、LTE通信方式に従って通信する基地局装置を備えるLTE通信システムであって、基地局装置は、前記基地局装置とコアネットワークとの通信の異常を検出し、前記異常が検出された場合、前記基地局装置との間で通信接続された端末と前記基地局装置とが、再度、通信接続するための接続情報を前記端末へ送信し、前記基地局装置と前記接続情報が送信された前記端末との通信接続を切断し、前記基地局装置と前記端末とが、再度、通信接続するための接続要求を受信し、前記接続要求に基づいて、前記基地局装置と前記端末との通信接続を再確立し、前記通信接続が再確立された前記端末の呼接続に用いる呼制御情報を受信し、前記呼制御情報を記録装置に保持させる、LTE通信システムである。
本発明の一態様は、LTE通信方式に従って通信する基地局装置における通信制御方法であって、前記基地局装置とコアネットワークとの通信の異常を検出し、前記異常が検出された場合、前記基地局装置との間で通信接続された端末と前記基地局装置とが、再度、通信接続するための接続情報を前記端末へ送信し、前記基地局装置と前記接続情報が送信された前記端末との通信接続を切断し、前記基地局装置と前記端末とが、再度、通信接続するための接続要求を受信し、前記接続要求に基づいて、前記基地局装置と前記端末との通信接続を再確立し、前記通信接続が再確立された前記端末の呼接続に用いる呼制御情報を受信し、前記呼制御情報を記録装置に保持させる、通信制御方法である。
本発明によれば、基地局装置及びコアネットワーク間における通信接続が切断された場合でも、切断された基地局装置に属する端末の一部の通信を実施可能である。
実施形態におけるLTE通信システムの概略構成例を示す図 LTE通信システムにおけるUE、eNB及び呼制御サーバのハードウェア構成例を示す図 異常発生時の通信手順の一例を示すシーケンス図 呼接続手順の一例を示すシーケンス図 端末情報リストを示すテーブルの一例を示す図 通信が通常接続されている場合にUEのディスプレイに表示される画面例を示す図 通信が仮接続されている場合にUEのディスプレイに表示される画面例を示す図 従来のLTE通信システムの概略構成を示す図 従来の呼接続手順を示すシーケンス図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(本発明の一形態を得るに至った経緯)
図7は従来の呼接続を行うLTE通信システム105の概略構成を示す図である。LTE通信システム105は、複数のUE110(110A,110B,…)と、eNB120と、EPC170と、IMS(IP Multimedia Subsystem)サーバ190と、を有するIMSサーバ190は、SIP(Session Initiation Protocol)に従って、呼の接続制御(通話の開始・切断等)を行う。IMSサーバ190は、呼接続の処理を実施したり、他キャリアの端末や固定電話との接続処理を行ったりする。
図8は従来の呼接続手順を示すシーケンス図である。図8では、UE110AがUE110Bへ発信する場合について示している。
まず、UE110Aは、IMSサーバ190に対し、EPC170を介して相手先としてのUE110Bの電話番号を送信して発呼を要求する(T111)。IMSサーバ190は、UE110AからUE110Bの電話番号を受信すると、UE110Bに対し、着信を要求する(T112)。UE110Bは、着信要求に対し、ユーザによる通話ボタンを押下する操作等を検出すると、着信の応答をIMSサーバ190に返信する(T113)。IMSサーバ190は、UE110Aに対し、着信の応答を通知する(T114)。
これにより、UE110AとUE110Bとの間における呼の接続が確立する(T115)。この呼接続は、EPC170を介した経路となる。つまり、図8における呼接続の経路は、UE110A、eNB120、EPC170、eNB120、UE110Bを順に通る経路となり、この経路を介して音声通話等のVoLTE通信が行われる。つまり、LTEプロトコルでは、EPC170を介してVoLTE通信が実施される。
また、従来のLTE通信システム105では、eNB120とEPC170との間が切断された場合、LTEプロトコルに従ってUE110AとUE110Bとの間のVoLTE通信を含む通信が遮断される。eNB120は、全てのUE110との通信を遮断するので、UE110とeNB120との間に特に異常がなく通信可能な状態であっても、全てのUE110の通信が遮断される。そのため、従来のLTE通信システム105では、ユーザは、自然災害等の緊急時の対応としてUE110を用いて通信することが困難である。
以下、LTE通信方式に従って通信する基地局装置及びコアネットワーク間における通信接続が切断された場合でも、切断された基地局装置に属する端末の一部の通信を実施可能なLTE通信システム及び通信制御方法について説明する。
以下の実施形態では、LTE通信システム及び通信制御方法は、LTE(long term evolution)通信方式で通信を行うLTE通信システムに適用される。LTE通信方式は、無線LAN(Local Area Network)を介してLTEプロトコルに従って通信する方式(例えばLTE over Wifi)を含んでよい。LTE over Wifiについては、例えば、参考特許文献1に開示されている。
(参考特許文献1:特表2016−507993号公報)
(実施形態)
図1は実施形態におけるLTE通信システム5の概略構成を示す図である。LTE通信システム5は、複数のUE10と、eNB20と、呼制御サーバ30と、EPC50と、IMS(IP Multimedia Subsystem)サーバ60と、を有する。UE10は、端末の一例である。eNB20は、基地局装置の一例である。EPC50は、コアネットワークの一例である。IMSサーバ60は、IP(Internet Protocol)マルチメディアサービスのためのフレームワークであり、EPC50を介した呼制御に関する機能を提供する。
UE10は、ユーザによって所持され、VoLTE通信に係る処理の他、各種の機能を有する。VoLTE通信は、例えば、音声通話、ビデオ通話、SMS(Short Message Service)、等を含んでよい。ここでは、複数のUE10をUE10A,UE10B,…と表記する。
eNB20は、自装置であるeNB20の配下のUE10を管理し、UE10とEPC50との間で行われる通信を中継する。eNB20は、eNB20とEPC50との間の通信の異常(例えば、eNB20とEPC50との間の通信回線の切断)を検知する。eNB20とEPC50との間の通信の異常が検知された場合、eNB20は、LTEプロトコルに従って、自装置に接続されている複数のUE10との間での通信接続(通信セッション)を切断する。eNB20は、屋外に設置されてもよいし、ビル毎に設置されてもよい。
EPC50は、LTEのコアネットワークの1つであり、LTEプロトコルに従ってeNB20と通信接続する。例えば、EPC50は、IMSサーバ60と協働して、VoLTEによる音声通信(通話)を可能にする。
IMSサーバ60は、UE10がeNB20及びEPC50を介して呼接続する場合の呼接続の処理や呼制御を行う。
呼制御サーバ30は、eNB20を介した複数のUE10間の呼制御を行う。呼制御サーバ30は、eNB20とEPC50との間の通信が切断された場合に、eNB20を介した複数のUE10間の呼接続の処理や呼制御を行う。呼制御サーバ30は、任意の呼制御の手順(例えばSIP)に従って、eNB20を介した複数のUE10間の呼制御を行ってよい。呼制御サーバ30は、例えば、eNB20の近傍(例えばeNB20と同じ敷地内)に配置されてよい。
呼制御サーバ30は、端末情報DB(database)40を有してよい。端末情報DB40は、端末情報リスト80(図5参照)の情報を保持する。端末情報リスト80には、UE10から送信された電話番号とIPアドレスとが対応付けて登録されてよい。
なお、図1では、呼制御サーバ30は、eNB20とは別に設けられることを例示したが、eNB20の内部に設けられてもよい。つまり、eNB20が呼制御サーバ30の機能を有してよい。
なお、図1では、端末情報DB(database)40が呼制御サーバ30に設けられていることを例示したが、呼制御サーバ30とは別に設けられてもよい。例えば、端末情報DB(database)40を有するデータベースサーバが別途設けられてもよい。
図2はLTE通信システム5におけるUE10、eNB20及び呼制御サーバ30のハードウェア構成例を示す図である。UE10は、処理部11、通信部12、記憶部13、ディスプレイ14及び操作部15を有する。
処理部11は、プロセッサがメモリ(記憶部)に保持されたプログラムを実行することで、各種機能を実現する。処理部11は、UE10の各部の動作を制御する。
通信部12は、eNB20との間で無線通信する。例えば、通信部12は、確立されたeNB20とUE10との間の通信接続(通信セッション)を介して、eNB20から後述する仮の接続用情報を受信してよい。通信部12は、eNB20とUE10との間の通信接続が切断された後に、取得した仮の接続用情報をeNB20へ送信してよい。通信部12は、再確立されたeNB20とUE10との間の通信接続を介して、自端末であるUE10の電話番号とIPアドレスとを呼制御サーバ30に送信してよい。通信部12は、再確立されたeNB20とUE10との間の通信接続を介して、発信又は着信に関する信号を呼制御サーバとの間で通信してよい。
記憶部13は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)を有し、各種情報、データ、プログラムを保持する。
ディスプレイ14は、液晶ディスプレイ等の表示器でよく、各種情報を表示する。ディスプレイ14は、eNB20とEPC50とが通信接続された通常接続の状態であることを示す情報(図6A参照)を表示してよい。ディスプレイ14は、eNB20とEPC50とが通信接続されていないが、UE10とeNB20とが通信接続された仮接続の状態であることを示す仮接続表示情報(図6B参照)を表示してよい。
通常接続の状態では、自端末が属するeNB20に接続された他のUE10との通話が可能であり、自端末が属しない他のeNB20に接続された他のUE10との通話も可能である。一方、仮通常接続の状態では、自端末が属するeNB20に接続された他のUE10との通話が可能であり、自端末が属しない他のeNB20に接続された他のUE10との通話が不可である。
操作部15は、ユーザが操作可能な操作キー(例えばテンキー、機能キー)を有する。ユーザは、操作部15を用いて、通話相手先の電話番号を入力してよい。
eNB20は、処理部21、通信部22及び記憶部23を有する。
処理部21は、プロセッサがメモリ(記憶部)に保持されたプログラムを実行することで、各種機能を実現する。処理部21は、eNB20の各部の動作を制御する。例えば、処理部21は、eNB20とEPC50との間の通信の異常(例えば、eNB20とEPC50との間の通信回線の切断)を検知する。処理部21は、eNB20とEPC50との間の通信の異常を、LTEプロトコルに従って検知してよい。処理部21は、EPC50との間の通信の異常が検知された場合、LTEプロトコルに従って、自装置に接続されている複数のUE10との間での通信接続を切断する。
処理部21は、UE10とeNB20との通信接続が切断された後に再度UE10とeNB20とが通信接続するための接続用情報(仮の接続用情報)を生成してよい。仮の接続用情報として、暗号鍵、乱数、ハッシュ値、等の認証鍵が用いられてよい。暗号鍵は、共通鍵暗号方式の共通鍵でもよいし、公開鍵暗号方式の鍵ペアであってもよい。
処理部21は、通信部22を介して仮の接続用情報と呼制御サーバ30のIPアドレスとが通信接続されているUE10へ通知された後、自装置とUE10との通信接続を切断する。
処理部21は、UE10からの再接続要求に基づいて、UE10とeNB20との通信接続を再確立してよい。この再接続要求は、UE10へ通知された仮の接続用情報を含んでよい。
処理部21は、仮の接続用情報を用いて、UE10を検証してよい(T5)(図3参照)。検証時には、処理部21は、例えば、仮の接続用情報とeNB20が保持する認証用情報(例えば、仮の接続用情報と対応する乱数、共通鍵、秘密鍵)とを突き合わせて照合してよい。検証が成功すると、処理部21は、正当なUE10であると認識し、このUE10との間での通信接続を許可する。一方、検証が失敗すると、処理部21は、不当なUE10であると認識し、このUE10との間での通信接続を禁止してよい。
通信部22は、eNB20に接続された、少なくとも1つのUE10との間で通信する。通信部22は、eNB20とEPC50とが通信接続された通常接続の場合に、UE10との間で通信してよい。通信部22は、eNB20とEPC50とが通信接続されていないが、UE10とeNB20とが通信接続された仮接続の場合に、UE10との間で通信してよい。通信部22は、呼制御サーバ30との間で通信してよい。通信部22は、EPC50との間で通信してよい。通信部22は、eNB20とEPC50とが通信接続された通常接続の場合に、EPC50との間で通信してよい。
記憶部23は、例えばROMやRAMを有し、各種情報、データ、プログラムを保持する。
呼制御サーバ30は、処理部31、通信部32、記憶部33及び記録部34を有する。
処理部31は、プロセッサがメモリ(記憶部)に保持されたプログラムを実行することで、各種機能を実現する。処理部31は、呼制御サーバ30の各部の動作を制御する。処理部31は、例えばSIP(Session Initiation Protocol)に従って通信部32を介して呼制御を行い、eNB20に接続されているUE10同士の通話を可能にする。
通信部32は、eNB20との間で通信を行う。通信部32は、eNB20を介して他の装置(例えばUE10)との間で通信を行ってよい。通信部32は、再確立されたeNB20とUE10との間の通信接続を介して、UE10から電話番号とIPアドレスの情報を受信してよい。通信部32は、再確立されたeNB20とUE10との間の通信接続を介して、発信又は着信に関する通信をしてよい。
記憶部33は、例えばROMやRAMを有し、各種情報、データ、プログラムを保持する。
記録部34は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)を有し、各種データや情報を記録する。記録部34は、端末情報DB40を有してよい。処理部31は、端末情報DB40に保持された端末情報リスト80(図5参照)の内容の追加・削除・変更等の記録動作を指示してよい。
端末情報リスト80が保持するデータは、eNB20とEPC50との間の通信接続が復旧した後、消去されてもよいし、所定期間保存されてもよい。例えば、処理部31は、eNB20とEPC50との間の通信接続の復旧を検知すると、記録部34の端末情報DB40の端末情報リスト80を消去してよい。また、端末情報リスト80が保持するデータは、次回の通信接続の再確立時に別のデータが記録される際に、上書きされて消去されてよい。端末情報リスト80が保持するデータが適時消去されることで、端末情報DB40の記憶容量が抑制され得る。
なお、端末情報DB40は、外部記憶装置として呼制御サーバ30に接続される場合、複数のeNB20及び複数の呼制御サーバ30に対し、共通に使用されてもよい。
次に、LTE通信システム5の動作について説明する。
図3は、eNB20とEPC50との間での異常発生時の通信手順を示すシーケンス図である。図3では、複数台のUE10(10A,10B)が、eNB20がEPC50と通信接続された通常接続時に、eNB20に接続されていることを想定する。
eNB20では、処理部21は、EPC50へのデータの到達が不可能になる等、eNB20とEPC50との通信の異常を検知する(T1)。通信の異常が検知されると、処理部21は、仮の接続用情報を生成する(T2)。
通信部22は、UE10A,10Bに対し、生成した仮の接続用情報及び呼制御サーバ30のIPアドレスを通知する(T3)。処理部21は、仮の接続用情報及び呼制御サーバ30のIPアドレスの通知後、通信部22を介したUE10A,10Bとの通信接続を切断する(T3)。
UE10Aでは、通信部12は、eNB20との間の通信接続の切断前に、仮の接続用情報及び呼制御サーバ30のIPアドレスを受信する。通信部12は、eNB20との間の通信接続の切断後、eNB20に対し、再度の通信接続を要求する(再接続要求)(T4)。この再接続要求には、仮の接続用情報が含まれる。
eNB20では、通信部22は、UE10Aから仮の接続用情報を受信し、処理部21は、仮の接続用情報を検証する(T5)。検証が失敗した場合、処理部21は、UE10Aとの通信接続を確立(再確立)しない。一方、検証が成功した場合、eNB20では、処理部21は、UE10Aとの通信接続を確立(再確立)する(T6)。
UE10(UE10A,10B)とeNB20との間の通信接続が確立すると、UE10では、処理部11は、仮接続情報(例えば図6(B)のマークMK参照)をディスプレイ14に表示する。仮接続情報は、UE10(UE10A,10B)とeNB20との間の通信接続が確立され、eNB20とEPC50との通信接続が接続されていない仮接続の情報を示す。
eNB20とUE10との間の通信接続が再確立されると、UE10Aでは、通信部12は、再確立された通信接続を介して、呼制御サーバ30に対し、UE10Aの電話番号とIPアドレスとを送る(T7)。UE10Aの電話番号の情報は、例えば、UE10Aの記憶部13やSIM(Subscriber Identity Module)カードに保持されていてよい。UE10AのIPアドレスの情報は、例えば、UE10Aの記憶部13に保持されていてよい。UE10AのIPアドレスは、例えば、仮の接続用情報に含まれる固定IPアドレス、又は通信接続の再確立時にDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)に従ってeNB20により付与されるIPアドレスでよい。
呼制御サーバ30では、通信部32は、UE10Aの電話番号とIPアドレスとを受信すると、処理部31は、記録部34の端末情報DB40に保持されている端末情報リスト80に、UE10Aの電話番号とIPアドレスとを追加し登録する(T8)。したがって、また、呼制御サーバ30は、端末情報リスト80を参照することで、UE10AやUE10Bを通話するための端末として認識でき、例えばUE10AとUE10Bとの呼接続を補助できる。
ここでは、UE10Aについて主に説明したが、UE10Bについても同様であり、UE10Bも、例えば手順T3〜T7の動作を行う。
このように、図3に示した手順によれば、eNB20は、UE10との間の通信接続が切断される前に、通信接続の再接続に必要となる情報(仮の接続用情報)を送信しておくことで、LTEプロトコルによりUE10との間の通信接続が切断された後であっても、UE10との間の通信接続を再確立できる。したがって、UE10との間の通信接続が切断されても、UE10との間のIPレベルでの通信接続を再確立できる。つまり、通信接続が再確立されたeNB20とUE10との間では、IP通信が可能となる。呼制御サーバ30は、eNB20とUE10との通信接続の再確立後、eNB20配下のUE10同士によるVoLTEを実施するための情報(呼制御情報)を登録可能である。
なお、通信接続の再確立が行われることで、eNB20とEPC50との間における異常発生時にUE10が接続可能となり、セキュリティレベルがやや落ちるようにも思われる。しかし、呼制御サーバ30は、UE10が保持するような、ユーザデータを保持していないことがある。この場合、呼制御サーバ30は、高いセキュリティレベルを維持しなくても、ユーザデータの情報漏洩が発生することを回避できる。また、呼制御サーバ30は、多少セキュリティレベルが低下しても、eNB20配下のUE10同士でのVoLTE通信を実現するという大きなメリットを提供できる。
また、eNB20とUE10との間の通信接続の切断時に仮の接続用情報がUE10へ通知し、この仮の接続用情報を用いてeNB20が通信接続を再確立するので、EPC50との間で元々通信接続が確立されていたUE10に限って、eNB20との通信接続の再確立が許容されることになる。したがって、呼制御サーバ30のセキュリティレベルが多少低下しても、EPC50側の通信経路の異常発生時に第三者によりeNB20との間で通信接続されることを抑制できる。
図4は呼接続手順の一例を示すシーケンス図である。ここでは、図3の手順T6でUE10とeNB20との通信接続が再確立された後、呼制御サーバ30は、SIP等に従って、呼の接続制御(通話の開始・切断等)を行う。図4では、UE10AがUE10Bへ発信する場合について例示する。
まず、UE10Aでは、通信部12は、呼制御サーバ30に対し、相手先としてのUE10Bの電話番号を送信して発呼を要求する(T11)。呼制御サーバ30では、通信部32は、UE10AからUE10Bの電話番号を受信すると、処理部31は、記録部34の端末情報DB40へ、UE10Bの電話番号に対応するUE10BのIPアドレスを問い合わせる(T12)。処理部31は、UE10Bの電話番号に対応付けられたUE10BのIPアドレスを、IPアドレスの問い合わせの応答として、端末情報DB40の端末情報リスト80から取得する(T13)。
呼制御サーバ30では、通信部32は、UE10Bに対し、UE10BのIPアドレスを基に、着信を要求する(T14)。UE10Bでは、通信部12は、着信要求を受信し、ディスプレイ14等によりユーザへ着信要求を提示する。処理部11は、操作部15を介して通話ボタンを押下する操作等を検出すると、通信部12を介して、着信要求に対する着信の応答を呼制御サーバ30に返信する(T15)。通信部32は、UE10Bからの着信の応答を受信し、UE10Aに対し、着信の応答を通知(応答通知)する(T16)。
これにより、UE10AとUE10Bとの間における呼の接続が確立する(T17)。この呼接続は、eNB20を経由する経路となる。つまり、呼接続の経路は、UE10A、eNB20、UE10Bを順に通る経路となり、この経路を介して、VoLTE通信される。
このように、図4に示した手順によれば、呼制御サーバ30は、再確立されたUE10AとeNB20との通信接続及びUE10BとeNB20との通信接続を介して、呼接続を確立できる。eNB20とEPC50との通信接続に異常が発生した場合、EPC50よりも上位に位置するIMSサーバ60による呼制御を実施できないが、呼制御サーバ30は、IMSサーバ60に代わって呼制御する。これにより、呼制御サーバ30は、EPC50を超えない範囲で(EPC50より下位のeNB20側で)、つまりeNB20配下のUE10同士でのVoLTE通信を可能にできる。
図5は端末情報リスト80の一例を示すテーブルである。
端末情報リスト80には、eNB20との通信接続が再確立された1つ以上のUE10の電話番号及びIPアドレスが登録される。例えば、IPアドレスが「AAA.BBB.CCC.DDD」であり、電話番号が「012−333−〇〇△△」である情報が登録されてよい。つまり、eNB20の配下にある少なくとも1つのUE10の端末情報として、呼制御に関する呼制御情報(UE10のIPアドレス,電話番号を含む)が登録されてよい。端末情報リスト80には、eNB20とEPC50との通信に異常が発生した際に登録されてよいので、eNB20とEPC50との通信に異常が発生した際にeNB20に接続されていたUE10の台数分、呼制御情報が登録されてよい。
端末情報リスト80は、eNB20毎に端末情報DB40に保持されてよい。この場合、端末情報DB40には、eNB20の台数と同数の端末情報リスト80が記憶されてよい。
なお、各UE10に与えられる仮の接続用情報のIPアドレスは、異常発生時に通信接続の再確立が行われる度に、更新されてもよいし、固定であってもよい。仮の接続用情報のIPアドレスが更新される場合、端末情報リスト80は、通信接続の再接続後に消去されてもよい。この場合、呼制御サーバ30は、端末情報リスト80に要するメモリ消費量を削減できる。また、仮の接続用情報のIPアドレスが固定である場合、呼制御サーバ30は、端末情報リスト80に通信接続の再確立の度に仮の接続用情報のIPアドレスを再登録する必要がなく、登録等の処理の負荷を軽減できる。また、呼制御サーバ30は、仮の接続用情報のIPアドレスが固定である場合、IPアドレス数の増加を抑制できる。
次に、eNB20の通信接続の状態(通常接続の状態又は仮接続の状態)を可視化することについて説明する。
UE10では、ディスプレイ14は、eNB20の通信接続の状態(通常接続の状態又は仮接続の状態)を表示し、可視化してよい。
図6Aは、eNB20が通常接続の状態であることを示す画面例を示す図である。通常接続では、UE10が接続されたeNB20に接続された他のUE10に限られず、UE10が接続されたeNB20以外の他のeNB20に接続された他のUE10等、広く呼接続可能であり、通信可能である。
UE10Aのディスプレイ14には、通常接続の状態であるので、仮接続表示情報が表示されていない。なお、UE10Aのディスプレイ14には、仮接続表示情報が表示されないことよりも直接的に、eNB20が通常接続の状態であることを示す通常接続表示情報が表示されてもよい。
ユーザは、図6Aの表示を確認することで、通話の相手先が制限されることなく、広域に亘って他のUE10と通話可能であることを認識できる。
図6Bは、eNB20が仮接続の状態であることを示す仮接続表示情報が表示された画面例を示す図である。仮接続では、UE10が接続されたeNB20に接続された他のUE10に限って呼接続可能である。
UE10Aのディスプレイ14には、仮接続の状態であり、UE10が呼制御サーバ30に接続されることを表す仮接続表示情報(例えば、仮接続中であることを示すマークやメッセージ)が表示される。例えば、ディスプレイ14に、「LTE/temp」のマークmkが仮接続表示情報として表示されてよい。
ユーザは、図6Bの表示を確認することで、同じeNB20に属する他のUE10、つまり近距離内(例えば同じ自治体内)のUE10との間に限って通話可能であり、広域に亘って他のUE10と通話することはできないことを認識できる。
このように、本実施形態のLTE通信システム5は、自然災害等でeNB20とEPC50との間の通信接続が切断された場合、LTEプロトコルの仕様によりeNB20とUE10との通信接続が一旦切断されるが、仮の接続用情報を用いて、eNB20とUE10との通信接続を再接続することが可能である。よって、eNB20は、再接続された複数のUE10間のVoLTE通信を可能とするために、複数のUE10間の呼接続を確立できる。したがって、UE10のユーザは、自然災害等が発生しても、近距離内(例えば同じ自治体)の他のUE10とVoLTE通信を開始でき、他人と必要な情報の共有等を実施できる。よって、eNB20とUE10との間で再確立された通信接続は、緊急連絡用の通信ネットワークとして活用可能である。
以上のように、本実施形態のLTE通信システム5では、LTE通信方式に従って通信するeNB20(基地局装置の一例)は、処理部21と、通信部22と、を備える。処理部21は、eNB20とEPC50(コアネットワークの一例)との通信の異常を検出する。異常が検出された場合、処理部21は、通信部22を介して、eNB20との間で通信接続されたUE10(端末の一例)とeNB20とが、再度、通信接続するための仮の接続用情報(接続情報の一例)をUE10へ送信する。処理部21は、eNB20と仮の接続用情報が送信されたUE10との通信接続を切断する。処理部21は、通信部22を介して、eNB20とUE10とが、再度、通信接続するための再接続要求を受信する。処理部21は、再接続要求に基づいて、eNB20とUE10との通信接続を再確立する。処理部21は、通信部22を介して、通信接続が再確立されたUE10の呼接続に用いる電話番号やIPアドレス等の呼制御情報を受信する。処理部21は、呼制御情報を呼制御サーバ30の記録部34(記録装置の一例)に保持させる。
自然災害等でeNB20とEPC50との間が切断された場合、LTEプロトコルにより、eNB20とUE10との間の通信接続も切断される。eNB20は、eNB20とUE10との間の通信接続が切断される前に、eNB20とUE10との間で通信接続を再確立するための仮の接続用情報をUE10へ送る。よって、UE10は、仮の接続用情報を用いてeNB20とUE10との間の通信接続を試みることができる。eNB20は、通信接続を再確立することで、eNB20の配下にあるUE10同士の通信を可能にし、全ての通信が利用不能な状態に陥ることを抑制できる。また、eNB20は、UE10の呼接続に用いる呼制御情報を呼制御サーバ30の記録部34に登録しておくことで、eNB20の配下にあるUE10の呼制御を支援でき、呼制御情報を用いたサービスを提供できる。
このように、eNB20は、eNB20とEPC50との間における通信接続が切断された場合でも、切断されたeNB20に属するUE10の一部の通信を利用可能にすることができる。したがって、同じeNB20の配下にあるUE10間の通話を継続して使用可能となる。
eNB20の処理部21は、接続要求に含まれる情報に基づいて、UE10の正当性を検証してよい。処理部21は、接続要求に、eNB20が送信した仮の接続用情報と同一の仮の接続用情報が含まれる場合、UE10が正当であると判定し、UE10との間の通信接続を再確立してよい。
これにより、eNB20は、UE10が正当であるか検証するので、第三者としてのUE10等が無断でeNB20と通信接続することを抑制できる。よって、eNB20は、eNB20が許容しないUE10同士で通話等が行われることを抑制できる。
記録部34は、UE10毎に、UE10のIPアドレス及び電話番号を含む呼制御情報を保持してよい。
これにより、UE10は、IPアドレス及び電話番号を用いたサービス(例えばVoLTE通信)を実施できる。電話番号を用いたサービスは、音声通話、ビデオ通話、SMS、等を含んでよい。
LTE通信システム5は、EPC50よりもeNB20側(下位側)に配置された呼制御サーバ30を備えてよい。呼制御サーバ30は、処理部31及び通信部32を備えてよい。UE10は、UE10A(第1の端末の一例)及びUE10B(第2の端末の一例)を含んでよい。処理部31は、通信部32を介して、UE10Aから、UE10Bの電話番号を含む発信要求を受信してよい。処理部31は、記録部34を参照して、UE10Bの電話番号に対応するUE10BのIPアドレスを取得してよい。処理部31は、通信部32を介して、UE10BのIPアドレスを用いてUE10Bへ着信要求を送信してよい。処理部31は、通信部32を介して、UE10Bから着信要求に対する応答を受信してよい。処理部31は、通信部32を介して、UE10Aへ応答を通知してよい。
これにより、呼制御サーバ30は、UE10とeNB20との間で再確立された通信接続を介して、電話番号とIPアドレスとを用いて、配下のUE10同士の呼接続の確立を補助できる。これにより、eNB20は、UE10A,10Bによる発信及び着信により、呼接続を介したVoLTE通信を実現できる。
LTE通信方式は、無線LANを介して仮想的にLTEプロトコルに従って通信する方式を含む。
これにより、eNB20は、物理的にLTE回線を用いてLTE通信を行う場合に限らず、他の通信回線上に仮想的にLTEプロトコルに従った通信を行うことも可能である。この場合においても、eNB20は、切断されたeNB20とUE10との間の通信接続を再確立することで、eNB20配下のUE10による全ての通信が利用不能な状態に陥ることを抑制できる。なお、LTE通信方式は、無線LAN以外の他の無線回線を介して、仮想的にLTEプロトコルに従って通信する方式を含んでもよい。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、UE10から呼制御サーバ30にアクセスする際に、呼制御サーバ30においてUE10の認証(端末認証)を実施しないことを例示した。呼制御サーバ30は、eNB20と一体であることと同等に構成されてよく、この場合、呼制御サーバ30の別途の認証が実施しなくても、ある程度のセキュリティが維持され得る。更に、呼制御サーバ30は、端末認証してもよい。これにより、呼制御サーバ30は、何らかの装置が正当なUE10に成りすまして呼制御サーバ30を利用して通信接続し、意図しないVoLTEが実施されることを更に抑制でできる。
本発明は、LTE通信方式に従って通信する基地局装置及びコアネットワーク間における通信接続が切断された場合でも、切断された基地局装置に属する端末の一部の通信を利用可能にするLTE通信システム及び通信制御方法等に有用である。
5,105 LTE通信システム
10,10A,10B,110,110A,110B UE
11,21,31 処理部
12,22,32 通信部
13,23,33 記憶部
14 ディスプレイ
15 操作部
20,120 eNB
30 呼制御サーバ
34 記録部
40 端末情報DB
50,170 EPC
60,190 IMSサーバ
80 端末情報リスト
mk マーク

Claims (6)

  1. LTE(Long Term Evolution)通信方式に従って通信する基地局装置を備えるLTE通信システムであって、
    基地局装置は、
    前記基地局装置とコアネットワークとの通信の異常を検出し、
    前記異常が検出された場合、前記基地局装置との間で通信接続された端末と前記基地局装置とが、再度、通信接続するための接続情報を前記端末へ送信し、
    前記基地局装置と前記接続情報が送信された前記端末との通信接続を切断し、
    前記基地局装置と前記端末とが、再度、通信接続するための接続要求を受信し、
    前記接続要求に基づいて、前記基地局装置と前記端末との通信接続を再確立し、
    前記通信接続が再確立された前記端末の呼接続に用いる呼制御情報を受信し、
    前記呼制御情報を記録装置に保持させる、
    LTE通信システム。
  2. 請求項1に記載のLTE通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記接続要求に含まれる情報に基づいて、前記端末の正当性を検証し、
    前記接続要求に前記接続情報が含まれる場合、前記端末が正当であると判定し、前記端末との間の通信接続を再確立する、
    LTE通信システム。
  3. 請求項1または2に記載のLTE通信システムであって、
    前記記録装置は、前記端末毎に、前記端末のIPアドレス及び電話番号を含む前記呼制御情報を保持する、
    LTE通信システム。
  4. 請求項3に記載のLTE通信システムであって、更に、
    前記コアネットワークよりも前記基地局装置側に配置された呼制御サーバを備え、
    前記端末は、第1の端末及び第2の端末を含み、
    前記呼制御サーバは、
    前記第1の端末から、前記第2の端末の電話番号を含む発信要求を受信し、
    前記記録装置を参照して、前記第2の端末の電話番号に対応する前記第2の端末のIPアドレスを取得し、
    前記第2の端末のIPアドレスを用いて前記第2の端末へ着信要求を送信し、
    前記第2の端末から前記着信要求に対する応答を受信し、
    前記第1の端末へ前記応答を通知する、
    LTE通信システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のLTE通信システムであって、
    前記LTE通信方式は、無線LAN(Local Area Network)を介して仮想的にLTEプロトコルに従って通信する方式を含む、
    LTE通信システム。
  6. LTE通信方式に従って通信する基地局装置における通信制御方法であって、
    前記基地局装置とコアネットワークとの通信の異常を検出し、
    前記異常が検出された場合、前記基地局装置との間で通信接続された端末と前記基地局装置とが、再度、通信接続するための接続情報を前記端末へ送信し、
    前記基地局装置と前記接続情報が送信された前記端末との通信接続を切断し、
    前記基地局装置と前記端末とが、再度、通信接続するための接続要求を受信し、
    前記接続要求に基づいて、前記基地局装置と前記端末との通信接続を再確立し、
    前記通信接続が再確立された前記端末の呼接続に用いる呼制御情報を受信し、
    前記呼制御情報を記録装置に保持させる、
    通信制御方法。
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