JP2019044816A - バルブメンテナンス支援装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも計測値データ記憶部1と診断指標算出部3と診断指標提示部4とを設ける。計測値データ記憶部1には、バルブの開度を計測する開度計測部21からの開度計測値データD1およびバルブの操作器へ供給される空気圧を計測する圧力計測部22からの圧力計測値データD2が記憶される。診断指標算出部3は、開度計測値データD1に基づいてバルブの最大動作速度に関する情報をそのバルブの速度指標Vとして算出し、開度計測値データD1および圧力計測値データD2に基づいてバルブの最大摩擦力に関する情報をそのバルブの摩擦力指標Fとして算出する。診断指標提示部4は、算出された速度指標Vと摩擦力指標Fとを対にして診断指標として提示する。
【選択図】 図1
Description
発明者は、バルブのグランド部に装着されるグランドパッキンがフッ素系のVパッキンである場合、バルブの最大動作速度が増加し、かつ最大摩擦力(グランドパッキンと弁軸との間の摩擦力(図2参照))が減少した場合、グランドパッキンと弁軸との間に隙間が生じている可能性があることに着眼した。すなわち、スティックスリップとは別の摩擦力変化現象であり、グランド部からの流体漏れという不具合に繋がる現象が生じている可能性があることに着眼した。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態1に係るバルブメンテナンス支援装置の要部の構成を示すブロック図である。ここでは、説明を簡潔にするため、バルブのID(識別情報)の事例などは、実際のプラントで利用されるものよりもシンプルなものにする。
次に、本発明の実施の形態2に係るバルブメンテナンス支援装置について説明する。実施の形態2は、実施の形態1の実装例を説明するものである。図11はプラントとその機器管理システムの構成を示す図であり、図7と同一の構成には同一の符号を付してある。
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
Claims (7)
- 流体の流れを調節するバルブのメンテナンス作業を支援するバルブメンテナンス支援装置であって、
前記バルブの開度を計測する開度計測部から送信されてくる開度計測値データおよび前記バルブの操作器に供給される流体圧力を計測する圧力計測部から送信されてくる圧力計測値データを記憶する計測値データ記憶部と、
前記計測値データ記憶部に記憶されている前記開度計測値データに基づいて前記バルブの最大動作速度に関する情報をそのバルブの速度指標として算出するとともに、前記計測値データ記憶部に記憶されている前記開度計測値データおよび前記圧力計測値データに基づいて前記バルブの最大摩擦力に関する情報をそのバルブの摩擦力指標として算出する診断指標算出部と、
前記診断指標算出部によって算出された前記速度指標と前記摩擦力指標とを対にして前記バルブの診断指標として提示する診断指標提示部と
を備えることを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 請求項1に記載されたバルブメンテナンス支援装置において、
前記摩擦力指標に対する正常範囲の下限値を摩擦力指標閾値として記憶し、前記速度指標に対する正常範囲の上限値を速度指標閾値として記憶する閾値記憶部と、
前記診断指標算出部によって算出された前記バルブの摩擦力指標が前記摩擦力指標閾値以下であり、かつ前記診断指標算出部によって算出された前記バルブの速度指標が前記速度指標閾値以上であった場合に、そのバルブをメンテナンスが必要なバルブであると判定する判定部と、
前記判定部によってメンテナンスが必要と判定されたバルブを提示する判定結果提示部と
を備えることを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 請求項1又は2に記載されたバルブメンテナンス支援装置において、
前記診断指標算出部は、
同一の開度における、前記バルブの開度を大きくして行く際に必要な前記操作器に供給される流体圧力と、前記バルブの開度を小さくして行く際に必要な前記操作器に供給される流体圧力との圧力差を前記バルブの最大摩擦力に関する情報として、前記バルブの摩擦力指標を算出する
ことを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載されたバルブメンテナンス支援装置において、
前記診断指標提示部は、
前記バルブの診断指標と合わせて、この診断指標がそのバルブのグランド部に装着されて弁軸に接するフッ素系のVパッキンのメンテナンスを対象としていることを提示する
ことを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載されたバルブメンテナンス支援装置において、
前記診断指標算出部は、
前記バルブの弁軸のストローク量が規定値以上であった時を前記最大動作速度の検出対象とする
ことを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載されたバルブメンテナンス支援装置において、
メンテナンスの候補のバルブとして登録されたバルブの識別情報を記憶するバルブ識別情報記憶部を備え、
前記計測値データ記憶部は、
前記メンテナンスの候補のバルブを含む複数のバルブを計測対象とし、この計測対象のバルブ毎にそのバルブの識別情報と対応づけて、前記開度計測値データおよび前記圧力計測値データを記憶し、
前記診断指標算出部は、
前記バルブ識別情報記憶部に記憶されている前記メンテナンスの候補のバルブの識別情報を読み出し、この読み出した識別情報と対応づけて前記計測値データ記憶部に記憶されている前記開度計測値データおよび前記圧力計測値データに基づいて、前記メンテナンスの候補のバルブ毎に前記速度指標および前記摩擦力指標を算出する
ことを特徴とするバルブメンテナンス支援装置。 - 流体の流れを調節するバルブのメンテナンス作業を支援するバルブメンテナンス支援方法であって、
前記バルブの開度を計測する開度計測部から送信されてくる開度計測値データおよび前記バルブの操作器に供給される流体圧力を計測する圧力計測部から送信されてくる圧力計測値データをメモリに記憶させる計測値データ記憶ステップと、
前記メモリに記憶されている前記開度計測値データに基づいて前記バルブの最大動作速度に関する情報をそのバルブの速度指標として算出するとともに、前記メモリに記憶されている前記開度計測値データおよび前記圧力計測値データに基づいて前記バルブの最大摩擦力に関する情報をそのバルブの摩擦力指標として算出する診断指標算出ステップと、
前記診断指標算出ステップによって算出された前記速度指標と前記摩擦力指標とを対にして前記バルブの診断指標として提示する診断指標提示ステップと
を備えることを特徴とするバルブメンテナンス支援方法。
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