JP2019043919A - 経口皮膚バリア機能強化剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】持続的に経口摂取可能な皮膚バリア機能強化剤を提供する。【解決手段】クロロゲン酸類を有効成分とする経口皮膚バリア機能強化剤。【選択図】なし

Description

本発明は、経口皮膚バリア機能強化剤に関する。
人の皮膚の最外層には、角質と呼ばれる数層から数十層に規則正しく重なる構造が存在し、皮膚の内側からの水分の蒸散を防ぐ機能と、外界から皮膚への物質の侵入を防ぐ機能をつかさどっており、これらの機能は皮膚のバリア機能と呼ばれている。
皮膚バリア機能は、疾患、有機溶媒、界面活性剤、紫外線、角層の剥離等の様々な要因により一時的又は定常的に低下することが知られている。皮膚バリア機能が低下した状態では、皮膚の内側から水分が損失し、また外界から病原菌や刺激物質や有害な化学物質等が皮膚及び生体内部に侵入して、様々な皮膚トラブルが引き起こされる危険性が高まっている。
具体的には、皮膚バリア機能の低下により、皮膚表面が乾燥し、鱗屑が表面を覆い、美容上も好ましくない荒れ肌や、外界からの刺激物質や異物の侵入によるかゆみや紅斑やかぶれ等が生じ易くなる敏感肌を発症する危険性が高まっていると考えられる。
従来、皮膚バリア機能の低下に伴う肌トラブルを予防又は抑制する手段として、皮膚バリア機能を強化する試みがなされてきた。例えば、アルニカ、ウコン等の植物成分(特許文献1)やパマキン、パヒマラン等の多糖類(特許文献2)を外用投与する方法が報告され、また、メバロノラクトンの経口摂取により、表皮透過バリア機能に関係する表皮コレステロールの合成を改善する方法が報告されている(特許文献3)。
しかし、外用投与製剤は、連日全身に適用することは困難であり、また、炎症、刺激、アレルギー等を引き起こす場合もある。一方、経口摂取によれば、手軽に全身へ適用することが可能であるが、メバロノラクトンの経口摂取では、必ずしも効果が十分であるとはいえない。
一方、クロロゲン酸類は、植物においてはコーヒー豆やじゃがいも等に見出され、これまでに抗酸化作用、血圧降下作用等が報告されている(特許文献4)。また、生コーヒー豆抽出物等に含まれるクロロゲン酸類に肌色不良やくすみの改善効果があることが報告されている(特許文献5)。
しかしながら、クロロゲン酸類に、皮膚のバリア機能を強化する作用があることは知られていない。
特開2003−171310号公報 特開2002−275046号公報 特開2002−212071号公報 特開2002−53464号公報 特開2005−263652号公報
本発明は、持続的に経口摂取可能な皮膚バリア機能強化剤を提供することに関する。
本発明者らは、長期的に服用又は摂取することができる安全性の高い成分について種々検討した結果、クロロゲン酸類に皮膚バリア機能強化作用があることを見出した。
すなわち、本発明は、以下の1)〜4)に係るものである。
1)クロロゲン酸類を有効成分とする経口皮膚バリア機能強化剤。
2)クロロゲン酸類を含有し、かつクロロゲン酸類/カフェインの質量比が65以上であるコーヒー豆抽出物を有効成分とする経口皮膚バリア機能強化剤。
3)クロロゲン酸類を有効成分とする経口皮膚バリア機能強化用食品。
4)クロロゲン酸類を含有し、かつクロロゲン酸類/カフェインの質量比が65以上であるコーヒー豆抽出物を有効成分とする経口皮膚バリア機能強化用食品。
本発明によれば、経口摂取により、皮膚バリア機能が強化され、界面活性剤や有機溶媒等の処理や角層の剥離による皮膚バリアの低下が抑制でき、皮膚バリアの低下による荒れ肌や敏感肌を予防又は抑制することができる。
界面活性剤(SDS)処理による人工的皮膚バリア破壊による経表皮水分蒸散量への影響。 界面活性剤(SDS)処理による人工的皮膚バリア破壊による角層水分量への影響。 アセトン/エーテル(AE)処理による人工的皮膚バリア破壊による経表皮水分蒸散量への影響。 アセトン/エーテル(AE)処理による人工的皮膚バリア破壊による角層水分量への影響。 アセトン/エーテル+水(AE/W)処理による人工的皮膚バリア破壊による経表皮水分蒸散量への影響。 アセトン/エーテル+水(AE/W)処理による人工的皮膚バリア破壊による角層水分量への影響。 テープ剥離による人工的皮膚バリア破壊による経表皮水分蒸散量への影響。
本明細書において「クロロゲン酸類」とは、3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸及び5−カフェオイルキナ酸のモノカフェオイルキナ酸と、3−フェルラキナ酸、4−フェルラキナ酸及び5−フェルラキナ酸のモノフェルラキナ酸と、3,4−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸及び4,5−ジカフェオイルキナ酸のジカフェオイルキナ酸の総称である。好ましくは、本発明で有効成分として使用されるクロロゲン酸類、又は本発明で有効成分として使用されるコーヒー豆抽出物に含まれるクロロゲン酸類は、3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸、5−カフェオイルキナ酸、3−フェルラキナ酸、4−フェルラキナ酸、5−フェルラキナ酸、3,4−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸、及び4,5−ジカフェオイルキナ酸からなる群より選択される少なくとも1種である。このうち、3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸、5−カフェオイルキナ酸、3−フェルラキナ酸、4−フェルラキナ酸、5−フェルラキナ酸から選択される少なくとも1種が好ましい。該クロロゲン酸類には、立体異性体、類縁体が存在し、純粋な立体異性体、類縁体又はそれらの混合物が含まれる。
上述したクロロゲン酸類は、塩の形態であってもよい。塩は、薬学的に許容される塩が好ましい。当該塩としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属との塩;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属との塩;アンモニウム塩等の無機塩基の塩;アルギニン、リジン、ヒスチジン、オルニチン等の塩基性アミノ酸との塩;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機塩基との塩などが用いられる。このうち、アルカリ金属又はアルカリ土類金属との塩が好ましい。
本発明においては、クロロゲン酸類を経口皮膚バリア機能強化剤の有効成分とし、また別の一態様において、クロロゲン酸類を含有し、かつクロロゲン酸類/カフェインの質量比が65以上であるコーヒー豆抽出物を、経口皮膚バリア機能強化剤の有効成分とする。本明細書において、該「クロロゲン酸類を含有し、クロロゲン酸類/カフェインの質量比が65以上であるコーヒー豆抽出物」を、単に「コーヒー豆抽出物」と称する場合がある。
本発明で用いられるコーヒー豆抽出物は、生理効果の点から、その全量中におけるクロロゲン酸類の含有量が、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上であり、また、好ましくは70質量%以下、より好ましくは60質量%以下である。本明細書において、該コーヒー豆抽出物中のクロロゲン酸類の含有量は、上記9種の化合物(3−カフェオイルキナ酸、4−カフェオイルキナ酸、5−カフェオイルキナ酸、3−フェルラキナ酸、4−フェルラキナ酸、5−フェルラキナ酸、3,4−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸、及び4,5−ジカフェオイルキナ酸)の合計量に基づいて規定される。
好ましくは、本発明で用いられる該コーヒー豆抽出物は、脱カフェインされている。該脱カフェインされたコーヒー豆抽出物のクロロゲン酸類/カフェインの質量比は、65以上であればよいが、好ましくは70以上、より好ましくは100以上、さらに好ましくは200以上、さらに好ましくは500以上である。本発明で用いられるコーヒー豆抽出物中のカフェインの含有量は、生理効果の点から、その全量中、好ましくは0.25質量%以下、より好ましくは0.2質量%以下、さらに好ましくは0.1質量%以下、さらに好ましくは0.05質量%以下であり、該コーヒー豆抽出物中に実質的に含まれないことがなお好ましい。
該コーヒー豆抽出物中におけるクロロゲン酸類とカフェインの分析は、後掲の実施例に記載の方法に従うものとする。なお、本明細書において、特に断らない限り、該コーヒー豆抽出物中のクロロゲン酸類とカフェインの含有量は、コーヒー豆抽出物の固形分に対するそれらの質量割合とする。ここで、本明細書において「固形分」とは、試料を105℃の電気恒温乾燥機で3時間乾燥して揮発物質を除いた残分をいう。
本発明で用いられるクロロゲン酸類は、コーヒー豆から抽出することができる。また本発明で用いられる該コーヒー豆抽出物は、コーヒー豆を抽出工程に付すことによって得ることができる。生コーヒー豆に豊富に含まれているクロロゲン酸類は、焙煎によってその相当量が失われてしまうことが知られている。そのため、本発明で用いられるクロロゲン酸類及び該コーヒー豆抽出物の原料となるコーヒー豆は、好ましくは焙煎する前の生コーヒー豆であるが、焙煎程度が低い浅焙煎コーヒー豆であってもよい。以下の本明細書において、該生コーヒー豆と該浅焙煎コーヒー豆とを合わせて単にコーヒー豆と称する場合がある。
コーヒー豆の焙煎程度はコーヒー豆の明度(L値)を指標として表すことができ、該浅焙煎コーヒー豆のL値としては、クロロゲン酸類含量等の観点から、27以上が好ましく、29以上がより好ましく、35以上がさらに好ましく、また、風味の観点から、62未満が好ましく、60以下がより好ましく、55以下がさらに好ましい。該浅焙煎コーヒー豆のL値の範囲としては、好ましくは27以上62未満、より好ましくは29以上60以下、さらに好ましくは35以上55以下である。ここで、本明細書において「L値」とは、黒をL値0とし、また白をL値100として、焙煎コーヒー豆の明度を粉砕後に色差計(例えば、スペクトロフォトメーター SE2000、(株)日本電色社製)で測定したものである。
クロロゲン酸類及び該コーヒー豆抽出物は、該コーヒー豆から熱水を用いて抽出することができる。抽出に付される該コーヒー豆は、未粉砕のものでも、粉砕したものでもよい。コーヒー豆の粉砕には、公知の方法及び装置、例えば、カッターミル、ハンマーミル、ジェットミル、インパクトミル、ウィレー粉砕機等の粉砕装置を用いることができ、その方法は特に限定されない。粉砕コーヒー豆の平均粒径は適宜選択することができる。抽出は、バッチ抽出、ドリップ抽出、カラム抽出等の公知の方法により行うことができる。抽出方法には、例えば、特開昭58−138347号公報、特開昭59−51763号公報、特開昭62−111671号公報、特開平5−236918号公報に記載の方法等を採用することができる。当該抽出工程により、コーヒー豆の抽出液を得ることができる。
必要に応じて、抽出で得られたコーヒー豆の抽出液を濃縮又は乾燥してもよい。抽出液を乾燥物の形態とする手段としては、凍結乾燥、蒸発乾固、噴霧乾燥等が挙げられる。また、抽出液を濃縮物の形態とする手段としては、減圧濃縮、逆浸透膜濃縮等が挙げられる。抽出液の濃縮物とは、コーヒー豆の抽出液から溶媒の少なくとも一部を除去してクロロゲン酸類濃度を高めたものをいう。該濃縮物の形態としては、固体、液体、スラリー等の種々のものがある。
あるいは、本発明で用いるクロロゲン酸類は、コーヒー以外のクロロゲン酸類を含有する植物から抽出することもできる。そのような植物の例としては、キャベツ、レタス、アーチチョーク、トマト、ナス、ジャガイモ、ニンジン、リンゴ、ナシ、プラム、モモ、アプリコット、チェリー、ヒマワリ、モロヘイヤ、カンショ、南天の葉、ブルーベリー、小麦などが挙げられる。好ましくは、本発明で用いるクロロゲン酸類は、コーヒー生豆、浅焙煎コーヒー豆、南天の葉、リンゴ未熟果、ヒマワリ種等より抽出することができる。あるいは、本発明では、市販の生コーヒー豆抽出物、リンゴ抽出物、ヒマワリ種抽出物を、クロロゲン酸類として用いることができる。
コーヒー豆抽出物において選択的にカフェインを低減する手段としては、例えば、脱カフェインコーヒー豆を抽出工程に付す方法と、コーヒー豆の抽出液又はその濃縮物に脱カフェイン処理を施す方法とが挙げられる。このうち、コーヒー豆の抽出液又はその濃縮物に脱カフェイン処理を施す方法が好ましい。コーヒー豆の抽出液又はその濃縮物の脱カフェイン処理としては、コーヒー豆の抽出液又はその濃縮物を、水と有機溶媒の混合溶液中に溶解させた状態で、活性炭及び/又は活性白土もしくは酸性白土と接触させることが好ましい。例えば、特開2011−4766号公報に記載の方法等を採用することができる。該脱カフェイン処理に供するコーヒー豆の抽出液又はその濃縮物には、市販品を用いてもよい。脱カフェインコーヒー豆は、コーヒー豆に脱カフェイン処理を施したものである。コーヒー豆の脱カフェイン処理は、公知の方法を採用することが可能であり、例えば、ウォーター法、超臨界二酸化炭素抽出法、有機溶媒抽出法等が挙げられる。
以上の手順で、本発明で用いるクロロゲン酸類、又は本発明で用いる該コーヒー豆抽出物を調製することができる。調製されたクロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物は、固体、液体、乾燥物、スラリー等の形態であり得る。
後記実施例に示すように、クロロゲン酸類の経口摂取は、人工的皮膚バリア破壊による経表皮水分蒸散量(transepidermal water loss;TEWL値)の上昇および角層水分量の低下を抑制し、皮膚バリア機能を強化することが確認された。
従って、クロロゲン酸類は、経口皮膚バリア機能強化剤となり得、皮膚バリア機能低下による荒れ肌や敏感肌を予防又は抑制するために使用することができ、また経口皮膚バリア機能強化剤を製造するために使用することができる。
ここで、前者の「使用」は、ヒト若しくは非ヒト動物への投与又は摂取であり得、また治療的使用であっても非治療的使用であってもよい。尚、「非治療的」とは、医療行為を含まない概念、すなわち人間を手術、治療又は診断する方法を含まない概念、より具体的には医師又は医師の指示を受けた者が人間に対して手術、治療又は診断を実施する方法を含まない概念である。
本発明において、「皮膚バリア機能強化」とは、皮膚バリア機能(皮膚の内側からの水分の蒸散を防ぐ機能及び外界から皮膚への物質の侵入を防ぐ機能)を増強すること、好ましくは皮膚の内側からの水分の蒸散を防ぐ機能である水分透過バリア機能を増強すること意味する。ここで、強化には、皮膚バリア機能の低下、破壊又は崩壊を抑制することが包含される。
皮膚バリア機能が強化されることにより、例えば界面活性剤、有機溶剤等の処理や角層の剥離による皮膚バリア機能の低下が抑えられ、皮膚バリア機能低下による荒れ肌や敏感肌を予防又は抑制することができる。ここで、「予防」とは、個体における疾患若しくは症状の発症の防止又は遅延、あるいは個体の疾患若しくは症状の発症の危険性を低下させることをいう。
皮膚バリア機能の強化は、TEWL値又は角層水分量(Capacitance、Conductance)を指標として、人工的皮膚バリア破壊処理の前後におけるこれら指標の変化量を測定することにより評価できる。
本発明の経口皮膚バリア機能強化剤は、それ自体、皮膚バリア機能の強化するための医薬品、医薬部外品、サプリメント又は食品であってもよく、或いは当該医薬品、医薬部外品、又は食品に配合して使用される素材又は製剤であってもよい。
当該食品には、皮膚バリア機能の強化をコンセプトとし、必要に応じてその旨を表示した機能性表示食品、特定保健用食品、サプリメント等が包含される。これらの食品は機能表示が許可された食品であるため、一般の食品と区別することができる。
当該医薬品(医薬部外品も含む)は、皮膚バリア機能の強化のための医薬品であり、クロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物を、当該機能のための有効成分として含有する。さらに、該医薬品は、該有効成分の機能が失われない限りにおいて、必要に応じて薬学的に許容される担体、又は他の有効成分、薬理成分等を含有していてもよい。
当該医薬品(医薬部外品も含む)は、経口投与される。該医薬品の剤形としては、経口投与可能な剤形、例えば、錠剤(チュアブル錠等を含む)、カプセル剤、顆粒剤、散剤、トローチ剤等の経口固形製剤、及び内服液剤、シロップ剤等の経口液状製剤が挙げられる。なかでも、好ましい剤型は経口液状製剤であり、内服液剤が好ましい。これらの剤形の製剤は、クロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物を、薬学的に許容される担体(例えば賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、嬌味剤、香料、被膜剤、希釈剤等)、他の薬効成分等と適宜組み合わせて、定法に従って調製することができる。
当該食品は、皮膚バリア機能の強化のための食品であり、クロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物を、当該機能のための有効成分として含有する。食品の形態は、固形、半固形又は液状(例えば飲料)であり得る。該食品の例としては、例えば、清涼飲料水、茶系飲料、コーヒー飲料、果汁飲料、炭酸飲料、ゼリー状飲料、ニアウォーター等の飲料、ゼリー、ウエハース、ビスケット、パン、麺、ソーセージ等の飲食品や栄養食等の各種食品、ならびにそれらの原料が挙げられる。あるいは、該食品は、錠剤、カプセル、顆粒、粉末、液剤、シロップなどの経口投与製剤の形態を有するサプリメントであってもよい。このうち、飲料が好ましい。
当該食品は、クロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物を、任意の食品材料、もしくは他の有効成分、又は食品に許容される添加物(例えば溶剤、軟化剤、油、乳化剤、防腐剤、酸味料、甘味料、苦味料、pH調整剤、安定剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、保湿剤、増粘剤、固着剤、分散剤、流動性改善剤、湿潤剤、香科、調味料、風味調整剤、等)等と適宜組み合わせて、定法に従って調製することができる。
上述した経口液状製剤又は飲料は、溶媒として水及びエタノールから選ばれる少なくとも1種を含有していてもよい。該経口液状製剤又は飲料における溶媒中の水の割合は、特に制限はないが、全溶媒量に対して90質量%以上が好ましく、95質量%以上がより好ましく、97質量%以上がさらに好ましく、99.5質量%以上がさらに好ましく、また、100質量%以下が好ましい。水はイオン交換水、水道水、天然水等が挙げられ、特に味の点からイオン交換水が好ましい。該経口液状製剤又は飲料中の溶媒の含有量は、85質量%以上が好ましく、90質量%以上が好ましい。
上記医薬品、医薬部外品又は食品におけるクロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物の含有量は、それらの剤型や形態により異なり得る。例えば、経口液状製剤又は飲料における該コーヒー豆抽出物の含有量は、その全質量中、該コーヒー豆抽出物の固形分換算で、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.08質量%以上であり、かつ好ましくは10質量%以下、より好ましくは4質量%以下である。また例えば、経口液状製剤又は飲料におけるクロロゲン酸類の含有量は、その全質量中、好ましくは0.008質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上であり、かつ好ましくは3.75質量%以下、より好ましくは1.5質量%以下である。
本発明において、クロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物の投与量及び投与計画は、対象の種、体重、性別、年齢、状態、又はその他の要因に従って当業者により適宜決定することができる。限定ではないが、本発明によるクロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物の投与量(クロロゲン酸類換算)は、例えば成人1人(60kg)に対して1日当たり、好ましくは50mg以上であり、より好ましくは70mg以上、さらに好ましくは100mg以上であり、また、好ましくは1500mg以下、より好ましくは1000mg以下、さらに好ましくは500mg以下である。好ましい投与量の範囲は、成人1人1日当たり、クロロゲン酸類換算で、50〜1500mg、より好ましくは70〜1000mg、さらに好ましくは100〜500mgである。本発明では、上記の用量を、例えば、1日に1回、2回又は3回以上に分け、経口投与又は経口摂取することが好ましい。より好ましくは、1日に1回、上記の用量のクロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物を経口投与又は経口摂取する。投与又は摂取期間は、特に限定されないが、好ましくは継続的であり、より好ましくは1週間以上、さらに好ましくは2週間以上、さらに好ましくは3週間以上である。投与又は摂取のタイミングは、夕食後から就寝までの間が好ましく、就寝前1時間以内がより好ましい。
本発明の好ましい実施形態においては、皮膚バリア機能強化や肌荒れの予防又は抑制を必要とするヒトに対して、上記1日用量のクロロゲン酸類又は該コーヒー豆抽出物を、2週間以上、1日1回、就寝前1時間以内に、経口投与するか又は経口摂取させる。
参考例1
(1)クロロゲン酸類の測定
〔分析機器〕
HPLCを使用した。
装置:Waters ACQUITY UPLC― H Class PDA
分離カラム:ACQITY UPLC HSS C18 2.1×100mm,1.8μm
検出器(紫外可視吸光光度計):L−2420
〔分析条件〕
サンプル注入量:10μL、
流量:1.0mL/min、
紫外線吸光光度計検出波長:325nm
溶離液A:0.05mol/L酢酸、0.01mol/L酢酸ナトリウム及び0.1mmol/L HEDPO(1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸)を含有する5%(v/v)アセトニトリル、
溶離液B:アセトニトリル
〔濃度勾配条件〕
時間(分) A液(%(v/v)) B液(%(v/v))
0 100 0
2.5 100 0
3.5 95 5
5.0 95 5
6.0 92 8
16.0 92 8
16.5 10 90
19 100 0
22 100 0
〔クロロゲン酸類のリテンションタイム〕
3−カフェオイルキナ酸(3−CQA):5.2min
5−カフェオイルキナ酸(5−CQA):8.7min
4−カフェオイルキナ酸(4−CQA):11.2min
3−フェルラキナ酸(3−FQA):12.6min
5−フェルラキナ酸(5−FQA):19.1min
4−フェルラキナ酸(4−FQA):20.9min
3,5−ジカフェオイルキナ酸(3,5−di−CQA):37.0min
4,5−ジカフェオイルキナ酸(4,5−di−CQA):37.5min
3,4−ジカフェオイルキナ酸(3,4−di−CQA):44.8min
求めた面積百分率から5−CQAを標準物質とし、9種の合計としてクロロゲン酸類を定量した。
(2)カフェインの測定
上記(1)と同様に、カフェインは試薬カフェインを標準物質とし、波長270nmの吸光度により測定した。5.2分のピーク面積から求めた面積比からカフェインを定量した。
試験例1
(1)生コーヒー豆抽出物の製造
・インドネシア産ロブスタ種AP−1生豆500gを5Lの98℃の熱水で4時間攪拌・抽出した。冷却後、固液分離を行い、抽出液を固形分濃度が20w/v%になるまで40℃にて減圧濃縮を行い生コーヒー豆抽出物を得た。
・該生コーヒー豆抽出物固形分濃度20w/v%にエタノールをゆっくりと添加し、エタノール60w/v%濃度に調整し、酸性白土(ミズカエース♯600、水澤化学社製)を63g添加し、2時間攪拌した後、2号濾紙で濾過した。
・次に、活性炭(クラレコールGW48/100D、クラレケミカル社製)125gを充填したカラム及びH形カチオン交換樹脂(SK1BH、三菱化学社製)32mLを充填したカラムに通液した後、0.2μmメンブランフィルターにて再濾過を行った。
・濾過液を40℃にてエタノールを留去した後、水分量を調整し固形分を40w/v%に調整し、これを「クロロゲン酸濃度調整液」とした。この「クロロゲン酸濃度調整液」10gを遠心菅にサンプリングし、3000r/min、15℃、60分の条件にて遠心分離を行い、「生コーヒー豆抽出物」とした。
得られた生コーヒー豆抽出物中のクロロゲン酸類及びカフェインの含有量は、生コーヒー豆抽出物の総量を基準として、モノカフェオイルキナ酸(CQA)13.01質量%、モノフェルラキナ酸(FQA)2.62質量%、ジカフェオイルキナ酸(di−CQA)3.72質量%、カフェイン含有量0.008質量%であった。なお、生コーヒー豆抽出物の固形分に対するクロロゲン酸類量は49.8質量%であった。
(2)試験飲料の製造
上記(1)で製造した生コーヒー豆抽出物を用いて、表1の処方表に従い試験飲料(クロロゲン酸類として330mg/100mL含有)とプラセボ飲料(クロロゲン酸類0mg/100mL)を調製し、以下の実施例で使用した。
Figure 2019043919
実施例1 人工的皮膚バリア破壊に対する抑制効果(1)
1.方法
健常男性10名(20〜40歳代、平均年齢:35.6±8.29歳)を対象とし、事前にインフォームドコンセントを行い、同意確認を行った。本試験は、シングルブラインド、プラセボ−コントロール、ランダム化、クロスオーバー試験デザインに基づき実施された。11月から3月に、摂取休止期間6週間を挟み、同一の被験者が、前記試験例1で調製した試験飲料(クロロゲン酸類として330mg/100mL含有)またはクロロゲン酸類不含のプラセボ飲料を、時期を変えて1日1回3週間ずつ連続摂取するクロスオーバー試験とした。被験者は、試験飲料(100mL/本)を3週間、1日1本、夕食後から就寝までの間に摂取した。摂取3週後、人工的皮膚バリア破壊試験を行った。被験者は、右側前腕内側部を市販の皮膚洗浄剤で洗浄し、温度20±1℃、湿度40±5%の室内にて、20分間、安静にした。まず、前腕内側部に対し、Tewameter(登録商標) TM300(Courage + Khazaka, Koln, ドイツ)を用いてTEWL値を、Corneometer(登録商標) CM-825(Courage + Khazaka, Koln, ドイツ)を用いて角層水分量(Capacitance)を測定した。その後、右側前腕内側部3ヶ所に対して、以下の3種類の人工的皮膚バリア破壊処理を行った。
1)界面活性剤(SDS)処理:試料導入口を備えた直径3.5cmのガラスカップを、開口部を皮膚に密着させてゴムバンドにて固定した。試料導入口より10質量%のドデシル硫酸ナトリウム(SDS)水溶液10mLを流し入れ、前腕を振とう器に載せ、100〜120(往復/分)の速度で30分間振とうさせ、処理を行った。
2)アセトン/エーテル(AE)処理:前記と同様に固定したガラスカップに、アセトン/エーテル溶液(アセトン:ジエチルエーテル=1:1(v/v))10mLを流し入れ、前記と同様に30分間振とうさせ、処理を行った。
3)アセトン/エーテル+水(AE/W)処理:前記と同様に固定したガラスカップに、アセトン/エーテル溶液(アセトン:ジエチルエーテル=1:1(v/v))10mLを流し入れ、前記と同様に30分間振とうさせ、処理を行った。その後、アセトン/エーテル溶液を除去し、直ちに蒸留水10mLを流し入れ、さらに10分間振とうさせ、水処理を行った。
3種類の人工的皮膚バリア破壊処理後、右側前腕内側を処理前と同様に、市販の皮膚洗浄剤で洗浄し、20分間の馴化後、TEWL値、Capacitanceの測定を行った。
2.結果
結果は、TEWL値、Capacitance測定値それぞれについて、人工的皮膚バリア破壊処理直前からの変化量(Δ値)で表した。値は全てMean±S.D.で示した。皮膚バリア機能強化の効果は、プラセボ飲料摂取群(プラセボ群)と試験飲料摂取群(クロロゲン酸類群)のΔ値を比較することにより評価し、これら2群間の統計学的有意差は、Paired t−testにより検定した。
図1にSDS処理による人工的皮膚バリア破壊をΔTEWL値で評価した結果を、図2にSDS処理による人工的皮膚バリア破壊をΔCapacitanceで評価した結果を、図3にAE処理による人工的皮膚バリア破壊をΔTEWL値で評価した結果を、図4にAE処理による人工的皮膚バリア破壊をΔCapacitanceで評価した結果を、図5にAE/W処理による人工的皮膚バリア破壊をΔTEWL値で評価した結果を、図6にAE/W処理による人工的皮膚バリア破壊をΔCapacitanceで評価した結果を各々示した。SDS、AE、AE/Wの全ての人工的皮膚バリア破壊処理において、プラセボ群と比較してクロロゲン酸類群で、TEWL値の上昇およびCapacitanceの低下が有意に抑制され、クロロゲン酸類の摂取により皮膚バリア機能が強化されることが明らかとなった。
実施例2 人工的皮膚バリア破壊に対する抑制効果(2)
1.方法
25−59歳の健常女性104名を対象とし、事前にインフォームドコンセントを行い、同意確認を行った。本試験は、対プラセボ、ダブルブラインド試験として実施した。被験者104名を、クロロゲン酸類群(50名、平均年齢:42.1±8.1歳)とプラセボ群(54名、平均年齢:42.6±8.7歳)の2群に分け、クロロゲン酸類群には前記試験例1で調製した試験飲料(クロロゲン酸類として330mg/100mL含有)、プラセボ群にはクロロゲン酸類不含のプラセボ飲料を、8週間、1日1本(100mL)、就寝前に摂取した。摂取前と8週間の摂取後に、テープ剥離による人工的バリア破壊試験を行った。被験者は、右側前腕内側部を市販の皮膚洗浄剤で洗浄し、温度22±1℃、湿度50±5%の室内にて、20分間、安静にした。まず、右側前腕内側部に対し、Cutemeter(登録商標) MPA 580(Courage + Khazaka, Koln, ドイツ)を用いてTEWL値を測定した。その後、セロハンテープ(ニチバン、日本)を用い、右側前腕内側部の同一部位を深さ方向に連続5枚、テープ剥離した。その直後、TEWL値を測定した。次いで、テープ剥離による皮膚バリア機能の低下の程度を示す指標:BW(barrier weakness)を、以下の式を用いて算出した。
〔数1〕
BW=(B0−Bbl)/Bbl×100
(Bbl : バリア破壊直前のTEWL値、B0 : バリア破壊直後のTEWL値)
2.結果
結果は、飲料8週間摂取後のBWから飲料摂取前のBWを差し引いた変化量(ΔBW)で表した。値は全てMean±S.D.で示した。皮膚バリア機能強化の効果は、プラセボ飲料摂取群(プラセボ群)と試験飲料摂取群(クロロゲン酸類群)のΔBWを比較することにより評価し、これら2群間の統計学的有意差は、Student’s t−testにより検定した。結果を図7に示した。クロロゲン酸類群では、試験飲料8週間摂取後において、テープ剥離後の皮膚バリア機能の低下が、プラセボ群と比して抑制されており、クロロゲン酸類の摂取により皮膚バリア機能が強化される傾向が認められた。

Claims (14)

  1. クロロゲン酸類を有効成分とする経口皮膚バリア機能強化剤。
  2. クロロゲン酸類を含有し、かつクロロゲン酸類/カフェインの質量比が65以上であるコーヒー豆抽出物を有効成分とする経口皮膚バリア機能強化剤。
  3. 前記コーヒー豆抽出物が生コーヒー豆抽出物及び/又は浅焙煎コーヒー豆抽出物である、請求項2記載の経口皮膚バリア機能強化剤。
  4. 皮膚バリア機能が水分透過バリア機能である、請求項1〜3のいずれか1項記載の経口皮膚バリア機能強化剤。
  5. クロロゲン酸類として、成人1日あたり50〜1500mg経口投与又は経口摂取される、請求項1〜4のいずれか1項記載の経口皮膚バリア機能強化剤。
  6. 経口液状製剤の形態である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の経口皮膚バリア機能強化剤。
  7. 荒れ肌又は敏感肌を予防又は抑制する請求項1〜6のいずれか1項に記載の経口皮膚バリア機能強化剤。
  8. クロロゲン酸類を有効成分とする経口皮膚バリア機能強化用食品。
  9. クロロゲン酸類を含有し、かつクロロゲン酸類/カフェインの質量比が65以上であるコーヒー豆抽出物を有効成分とする経口皮膚バリア機能強化用食品。
  10. 前記コーヒー豆抽出物が生コーヒー豆抽出物及び/又は浅焙煎コーヒー豆抽出物である、請求項9記載の経口皮膚バリア機能強化用食品。
  11. 皮膚バリア機能が水分透過バリア機能である、請求項8〜10のいずれか1項記載の経口皮膚バリア機能強化用食品。
  12. クロロゲン酸類として、成人1日あたり50〜1500mg経口摂取するものである、請求項8〜11のいずれか1項記載の経口皮膚バリア機能強化用食品。
  13. 飲料である、請求項8〜12のいずれか1項記載の経口皮膚バリア機能強化用食品。
  14. 荒れ肌又は敏感肌を予防又は抑制する請求項8〜13のいずれか1項に記載の経口皮膚バリア機能強化用食品。
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