JP2019042409A - 歩行補助具 - Google Patents

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【課題】持った手の位置をあまり動かすことなく歩行でき、それによって手足への負担を軽減することを可能とする、杖型の歩行補助用具を提供すること。【解決手段】歩行補助具10は、管部1と、管部1に対して摺動自在に設けられていてその一部は管部1の外に出た状態である軸部2とが組み合わされてなり、管部1内にある軸部2の端部と管部1の外側端部との間にはこれらを連結して弾性部材3が設けられており、管部1または軸部2いずれか一方の外側には取っ手部4が設けられている構成とする。取っ手部4は管部1に設けられた構成とすることができる。【選択図】図2

Description

本発明は歩行補助具に係り、特に、杖等を必要とする歩行の際の身体への負担を軽減できる技術に関するものである。
歩行を補助する杖(ステッキ)については、従来さまざまな技術的提案がなされている。たとえば後掲特許文献1には、足腰や膝が痛くて腰を屈めるのも辛い場合に、容易に床や椅子から立ち上がったり、靴を揃えてから履いたりできるステッキとして、歩行補助用のステッキ本体上端のグリップ部下面にレバーを軸止し、下端石突ゴム上部に下方が開閉するようにクランプ板を軸止し、レバーとクランプ板をステッキパイプ内にてワイヤーで連結し、クランプ板は常時開放状態となるようバネで押圧され、不使用時は閉止ロックで閉じた状態とする構造のリーチャー付きステッキが開示されている。
また特許文献2には、 片手の操作で簡単に歩行ができ、腕の脇を添わして腕を固定し操作することにより身体の左右の揺れを少なくして身体に負担をかけず歩行ができる歩行補助用杖として、垂直杖の先端と、垂直杖から二方向に設けた横杖の先端とにそれぞれ車輪を取り付けて三点支持の構造とし、さらに、簡単に動作を止めことができるよう車輪と車輪の間にゴム等の弾性体を取り付けた構成が開示されている。
特開2002−209617号公報「リーチャー付きステッキ」 登録実用新案第3047721号号公報「歩行補助用杖」
さて、杖を用いて歩行する際、杖を手に持った方の腕をある程度前後に振ったり、杖を持った位置を上下動させたりして歩く必要がある。これは、杖固有の固定された長さがあるためだが、このような手の動きは手への負担、また足への負担になる。杖を持った手の位置をあまり動かすことなく歩行できる杖があれば便利である。そのような技術は、上記文献開示技術を含め、従来開示されていない。
そこで本発明が解決しようとする課題は、かかる従来技術の問題点をなくし、持った手の位置をあまり動かすことなく歩行でき、それによって手足への負担を軽減することを可能とする、杖型の歩行補助用具を提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、管と、その中に一部が内挿された軸とを押しバネによって連結する構造を基礎として課題を解決できることに想到し、これに基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
〔1〕 管部と、該管部と摺動自在に設けられていてその一部は該管部の外に出た状態である軸部とが組み合わされてなり、該管部内にある該軸部の端部と該管部の外側端部との間にはこれらを連結して弾性部材が設けられており、該管部または該軸部いずれか一方の外側には取っ手部が設けられていることを特徴とする、歩行補助具。
〔2〕 前記取っ手部が前記管部に設けられていることを特徴とする、〔1〕に記載の歩行補助具。
〔3〕 前記取っ手部が前記軸部に設けられていることを特徴とする、〔1〕に記載の歩行補助具。
〔4〕 前記弾性部材が押しバネ(圧縮バネ)であることを特徴とする、〔1〕ないし〔3〕のいずれかに記載の歩行補助具。
〔5〕 石突き部が設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔4〕のいずれかに記載の歩行補助具。
〔6〕 前記軸部と前記管部の位置関係を固定するための固定部が設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載の歩行補助具。
〔7〕 使用者の身体または衣服に固定するための身体装着手段が設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔6〕のいずれかに記載の歩行補助具。
本発明の歩行補助具は上述のように構成されるため、これによれば、持った手の位置をあまり動かすことなく、つまり前後に腕を振ったり、持った手を上下動させることなく、楽に歩行することができる。また、それによって手足への負担を軽減することができる。
すなわち、取っ手部を大体腰の辺りに保持したままで、手首を軽く動かすだけで、足の動きと同じく本歩行補助具を動かすことができ、足に係る負担の軽減も大きい。平坦地はもちろん、上り坂や下り坂の歩行時でも楽に歩行することができ、便利である。また、階段での歩行時でも同様であり、特に降りる歩行動作の際には極めて効果が大きい。
本発明歩行補助具の基本構成を示す側断面視の説明図である。 図1に示した本発明歩行補助具において弾性部材を収縮させた状態を示す説明図である。 図1に示した本発明歩行補助具における作用を示す説明図である。 本発明歩行補助具の別の構成を示す側断面視の説明図である。 固定部を備えた本発明歩行補助具の構成を示す側面視の説明図である。
以下、図面により本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明歩行補助具の基本構成を示す側断面視の説明図である。図示するように本歩行補助具10は、管部1と、管部1に対して摺動自在に設けられていてその一部は管部1の外に出た状態である軸部2とが組み合わされてなり、管部1内にある軸部2の端部と管部1の外側端部との間にはこれらを連結して弾性部材3が設けられており、管部1または軸部2いずれか一方の外側には取っ手部4が設けられていることを、主たる構成とする。
図示するように本歩行補助具10は、取っ手部4が管部1に設けられた構成とすることができるが、後述するようにかかる構成には限定されない。なお本図は、弾性部材3に対して力(圧)が掛かっていない状態を示す。
弾性部材3は、軸方向への押圧によって収縮する弾性部材とする。たとえば押しバネ(圧縮バネ)を好適に用いることができるが、押圧によって収縮する作用を有するものである限り、これには限定されない。
また、管部1、軸部2、取っ手部4の材質も特に限定されず、樹脂、金属、木材、その他適宜のものを用いることができる。また、本歩行補助具10全体や各要素のサイズ、具体的な形状も限定されない。
また、本歩行補助具10は杖(ステッキ)形状であるため、図示するように石突き部5を設けることが望ましい。しかし、その有無は限定されず、設ける場合の形状・材質・サイズ等も限定されない。
図1−2は、図1に示した本発明歩行補助具において弾性部材を収縮させた状態を示す説明図である。図示するように、取っ手部4に対して軸方向下方に押圧を加えると、弾性部材3は収縮し、軸部2はその収縮した長さの分、管部1内へと摺動し、歩行補助具10全体の長さもその分短くなる。なお、弾性部材3が備える弾性係数等の弾性部材としての特性、具体的な仕様についても、本発明の効果が得られるものである限り、特に限定されない。
図2は、図1に示した本発明歩行補助具における作用を示す説明図である。歩行進行方向Wで歩行する際の経過を、順に(a)、(b)、(c)にて示す。図示するように、本歩行補助具10を歩行面Gに接地させる前の段階(a)では、歩行補助具10は歩行面Gから離れているため、取っ手部4からの押圧は弾性部材3に掛からず、したがって弾性部材3は収縮しない状態である。
歩行補助具10が歩行面Gに接地すると、反力によって弾性部材3は収縮し、したがって軸部2はその収縮長さの分だけ管部1内に摺動し、歩行補助具10の全長もその分短くなる。そのため、取っ手部4における把持位置の水準hに上下の変化が生じることなく、つまり取っ手部4が上下することなく、歩行補助具10を歩行面Gに接地させることができる。
そして、歩行面Gから離れた後の段階(c)においては再び、歩行補助具10の形態は(a)と同様の状態に戻る。結局、歩行がなされる間、取っ手部4を上下動させることなく、すなわち取っ手部4を把持した手を上下動させることなく、たとえば腰辺りにほぼ位置を固定したままで手首を使って本歩行補助具10を前後に振る動作のみで、歩行を継続することができる。これによって手足に対する負担が大いに軽減され、軽快な歩行が可能となる。
図3は、本発明歩行補助具の別の構成を示す側断面視の説明図である。図知るように本歩行補助具210は、図1等に示した構成とは逆に、取っ手部24が軸部22に設けられた構成としてもよい。結局、弾性部材が歩行補助具の上端側、下端側のどちらについているかの相違であり、作用としては基本的に図1等の構成と同様である。本例構成では弾性部材23が下端側、すなわち管部23の下方側に設けられている。
図4は、固定部を備えた本発明歩行補助具の構成を示す側面視の説明図である。図示するように本歩行補助具410は、軸部42と管部41の位置関係を固定するための固定部46が設けられていることを特徴的構成とする。つまり固定部46は、軸部42と管部41の位置関係を一時的に固定させて、本歩行補助具410の全長を固定させるための要素である。固定部46の具体的構造は限定されず、たとえば管部41を軸部42に対して押圧する方式、カメラ等の三脚における脚部長調節のための適宜の方式など、いかなる方式であってもよい。
かかる構成とすることにより、本歩行補助具410は、固定部46による固定が解除されている場合には、図1等によって示す通りの、弾性部材3等が作用する機能を用いることができ、一方固定部46による固定がなされた場合には、歩行補助具410は伸縮しなくなり、通常の杖(ステッキ)と同様の使い方で用いることができる。つまり、一本で二通りの使用方法が可能となる。
本発明の実施例を説明するが、本発明はこれに限定されない。
<実施例>
本発明の歩行補助具を製作し、その作用効果を試験した。歩行補助具は全長約900mmとし、弾性部材としては1kg圧で長さ100mmの押しバネを用いた。押しバネの両端はそれぞれ、管部の端部、管部内に内挿された軸部の端部に固定した。また、押しバネに圧が掛からない状態で、管部から露出している軸部の長さは約140mmとした。また、カメラ等の三脚における回して締め付ける固定構造を模して固定部を設けた。なお、寸法やバネの強度などの仕様は、本実施例に限定されない。
かかる構成の歩行補助具では、取っ手部に上から圧を掛けると、70mm程度収縮した。すなわちこの長さが、使用時における本歩行補助具の全長の変化量である。固定部による固定を解除した状態で、実際に歩行に用いてみたところ、平坦地、上り坂、下り坂、階段の昇降、いずれにおいても、取っ手部を把持した手をほぼ腰の辺りに位置させて手首の返しを行なうだけで、腕を前後に振ることなく、軽快な歩行を行なうことができた。
従来の杖(ステッキ)を用いた歩行では、腕や肘を前後、上下に振り、力を入れて歩行面を漕ぐようにして突っ張りながら歩行する。しかし本発明の歩行補助具では、取っ手部を手で握ってほぼ腰の位置に固定し、脚の方向と補助具の方向を合わせて、あるいは略平行にして、振りを合わせて歩行する。本歩行補助具により、軸足に最も負担が掛かる時に歩行補助具と腕が一直線になり、押しバネが収縮し、歩行時の足への負担が軽減された。特に階段昇降時にその効果が大きかった。
また、固定部を回して締め付けることにより、歩行補助具は伸縮しなくなり、普通のステッキとして使用することができた。
<付記>
なお、本発明歩行補助具は上述の通り、腰の辺りに取っ手部を位置させて使用することができるので、取っ手部やその付近位置に身体装着手段を備えた構成としてもよい。身体装着手段は、それによって使用者の身体(腰部など)またはその衣服に本歩行補助具を固定するための手段である。たとえば、ズボンやスカートのベルト通しあるいはベルトそのものに係止できるようなフック構造や、面ファスナーによるバンド構造など、具体的な構造は限定されない。身体装着手段を備えることにより、もし取っ手部から手が離れた場合であっても歩行補助具が身体またはその衣服に装着された状態を保持でき、便利である。
本発明の歩行補助具によれば、持った手の位置をあまり動かすことなく、楽に歩行することができる。また、それによって手足への負担を軽減することができる。したがって、杖製造・使用分野、健康産業分野、医療・福祉・介護等分野、その他関連する全分野において、産業上利用性が高い発明である。
1、21、41…管部
2、22、42…軸部
3、23…弾性部材
4、24、44…取っ手部
5、25、45…石突き部
10、210、410…歩行補助具
46…固定部
G…歩行面
h…把持位置の水準
W…歩行進行方向

Claims (7)

  1. 管部と、該管部と摺動自在に設けられていてその一部は該管部の外に出た状態である軸部とが組み合わされてなり、該管部内にある該軸部の端部と該管部の外側端部との間にはこれらを連結して弾性部材が設けられており、該管部または該軸部いずれか一方の外側には取っ手部が設けられていることを特徴とする、歩行補助具。
  2. 前記取っ手部が前記管部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の歩行補助具。
  3. 前記取っ手部が前記軸部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の歩行補助具。
  4. 前記弾性部材が押しバネ(圧縮バネ)であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の歩行補助具。
  5. 石突き部が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の歩行補助具。
  6. 前記軸部と前記管部の位置関係を固定するための固定部が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の歩行補助具。
  7. 使用者の身体または衣服に固定するための身体装着手段が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の歩行補助具。
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