JP2019042140A - 水素溶存美容液の吐出装置 - Google Patents

水素溶存美容液の吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019042140A
JP2019042140A JP2017168593A JP2017168593A JP2019042140A JP 2019042140 A JP2019042140 A JP 2019042140A JP 2017168593 A JP2017168593 A JP 2017168593A JP 2017168593 A JP2017168593 A JP 2017168593A JP 2019042140 A JP2019042140 A JP 2019042140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cosmetic liquid
hydrogen
dissolved
peripheral wall
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017168593A
Other languages
English (en)
Inventor
元章 加藤
Motoaki Kato
元章 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawasangyo Co Ltd
Naruki Japan Co Ltd
Original Assignee
Ishikawasangyo Co Ltd
Naruki Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawasangyo Co Ltd, Naruki Japan Co Ltd filed Critical Ishikawasangyo Co Ltd
Priority to JP2017168593A priority Critical patent/JP2019042140A/ja
Publication of JP2019042140A publication Critical patent/JP2019042140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】美容液中に水素を十分に溶存させることができ、水素を十分に溶存させた美容液を確実に吐出できる水素溶存美容液の吐出装置を提供することを目的とする。【解決手段】美容液を収容する美容液収容部2と、美容液収容部2に収容された美容液中に水素を発生させる水素発生部31と、水素を溶存させた美容液を美容液収容部2から外部に吐出するポンプ4と、を備えた水素溶存美容液の吐出装置1であり、水素発生部31は、美容液収容部2のうち深い位置の深部領域2aに設けられ、かつ深部領域2aを構成する周壁205との間に隙間Sを空けて配置されており、ポンプ4は、当該ポンプ4の下端部に設けられ、かつ美容液収容部2に収容された美容液内に差し入れられる吸い込み部40aを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、水素溶存美容液の吐出装置に関する。
近年、水素水、水素ガス吸入器などの「水素」商材が、医療機関、治療院、エステサロン、美容院、スポーツジム等の施設で導入されている。2016年には、水素ガスを用いた治療方法が、厚生労働省により先進医療Bとして認められた。
ところで、近年、人体の皮膚における活性酸素が、健康や美容にマイナスの影響を及ぼすことが知られており、例えば特許文献1に記載のように、水素が溶存された美容液を皮膚に直接供給し、水素を活性酸素と反応させて無害化する技術が提案されている。
特許第6050547号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、容器から排出された美容液が水素発生部を通過する僅かな時間のタイミングで水素を発生させているため、美容液中に水素を十分に溶存させることが難しいという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、美容液中に水素を十分に溶存させることができ、水素を十分に溶存させた美容液を確実に吐出できる水素溶存美容液の吐出装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図9に示すように、
美容液を収容する美容液収容部2と、
前記美容液収容部2に収容された美容液中に水素を発生させる水素発生部31と、
水素を溶存させた美容液を前記美容液収容部2から外部に吐出するポンプ4と、を備えた水素溶存美容液の吐出装置1であって、
前記水素発生部31は、前記美容液収容部2のうち深い位置の深部領域2aに設けられ、かつ前記深部領域2aを構成する周壁205との間に隙間Sを空けて配置されており、
前記ポンプ4は、当該ポンプ4の下端部に設けられ、かつ前記美容液収容部2に収容された美容液内に差し入れられる吸い込み部40aを有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、水素発生部31は、美容液収容部2のうち深い位置の深部領域2aに設けられ、かつ深部領域2aを構成する周壁205との間に隙間Sを空けて配置されているので、水素発生部31から発生する水素は、当該隙間Sと美容液収容部2の上方の領域(浅部領域2b)に放出され、美容液収容部2内に広がりやすくなる。
また、ポンプ4は、当該ポンプ4の下端部に設けられ、かつ美容液収容部2に収容された美容液内に差し入れられる吸い込み部40aを有するので、美容液収容部2に収容された美容液を、吸い込み部40aを通じてポンプ4で汲み上げて確実に吐出することができる。
これによって、美容液中に水素を十分に溶存させることができ、水素を十分に溶存させた美容液を確実に吐出することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図3〜図6に示すように、請求項1に記載の水素溶存美容液の吐出装置1において、
前記水素発生部31は、美容液の水分を電気分解するための電極部3が備える陽極30と陰極31のうち前記陰極31であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、水素発生部31は、美容液の水分を電気分解するための電極部3が備える陽極30と陰極31のうち陰極31であるため、陰極31である水素発生部31から、陽極30から発生する酸素の2倍の体積の水素を発生させることができる。これによって、酸素に比して量が多く発生する水素を美容液中に溶存させることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図4〜図6に示すように、請求項2に記載の水素溶存美容液の吐出装置1において
前記深部領域2aを構成する周壁205は、前記陰極31側及び前記隙間S側に位置する第一周壁205aと、前記陽極30側に位置する第二周壁205bと、を有しており、
前記陰極31と前記第一周壁205aとの間隔は、前記陽極30と前記第二周壁205bとの間隔よりも広く設定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、陰極31と第一周壁205aとの間隔は、陽極30と第二周壁205bとの間隔よりも広く設定されているので、陰極31である水素発生部31から発生する水素は、陰極31と第一周壁205aとの間の隙間Sを利用して、酸素よりも美容液中に広がりやすくなる。反対に、陽極30から発生する酸素は、第二周壁205bとの間隔が狭いため、水素よりも美容液中に広がりにくくなる。
請求項4に記載の発明は、例えば図4〜図6に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の水素溶存美容液の吐出装置1において、
前記深部領域2aは、前記美容液収容部2のうち浅い位置の浅部領域2bよりも窄まるように形成されて容積が小さく設定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、深部領域2aは、美容液収容部2のうち浅い位置の浅部領域2bよりも窄まるように形成されて容積が小さく設定されているので、深部領域2aから美容液収容部2内に広がろうとする水素が、上方の浅部領域2bに向かうにつれて広く拡散するため、水素発生部31から発生する水素は、美容液収容部2内に、より広がりやすくなる。
請求項5に記載の発明は、例えば図4〜図6に示すように、請求項4に記載の水素溶存美容液の吐出装置1において、
前記美容液収容部2は、前記浅部領域2bから前記深部領域2aに向かって傾斜する傾斜部204を有しており、
前記傾斜部204の上方に、前記ポンプ4の前記吸い込み部40aが位置していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、美容液収容部2は、浅部領域2bから深部領域2aに向かって傾斜する傾斜部204を有しているので、深部領域2aから美容液収容部2内に広がろうとする水素が、傾斜部204に沿って拡散することになり、美容液収容部2内における水素の部分的な滞留が起きにくくなる。
また、このように美容液収容部2が傾斜部204を有していれば、美容液が美容液収容部2に収容された場合に、例えば傾斜部204がない場合に比して、美容液の水位を高くすることができるので、ポンプ4の吸い込み部40aを必要以上に、美容液収容部2の深い位置まで差し入れなくても、美容液の汲み上げを行うことができる。
さらに、浅部領域2bから深部領域2aに向かって傾斜する傾斜部204の上方に、ポンプ4の吸い込み部40aが位置しているので、例えば吐出装置1を傾けて、美容液を深部領域2aから浅部領域2bの傾斜部204側に移した場合に水面の高さが高くなる。そのため、美容液を、吸い込み部40aを通じてポンプ4で汲み上げやすくなり、美容液収容部2内に残存する美容液の量を少なくすることができる。
本発明によれば、美容液中に水素を十分に溶存させることができ、水素を十分に溶存させた美容液を確実に吐出することができる。
水素溶存美容液の吐出装置を示す斜視図である。 キャップを取り外した状態の吐出装置を示す斜視図である。 ケースを取り除いた状態の吐出装置示す斜視図である。 吐出装置を示す断面図である。 美容液収容部における底部を示す斜視図である。 美容液収容部及びその近傍を示す斜視断面図である。 パッキンを示す斜視図である。 美容液収容部における蓋部を示す斜視図である。 吐出装置の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
図1等において符号1は、水素が溶存した美容液(水素溶存美容液)を吐出することが可能な吐出装置を示す。この吐出装置1は、人が持って操作可能なサイズに形成され、携帯するなどして自由に持ち運ぶことも可能となっている。すなわち、吐出装置1は、例えば医療機関、治療院、エステサロン、美容院、スポーツジム等の施設に据え置かれるような大型の装置ではなく、人が手に持って使用できる装置である。
吐出装置1は、図1に示すように、水素溶存美容液を外部に吐出するための主要部を覆う筒状のケース10とキャップ11を備える。また、筒状のケース10の下端部には、当該下端部の開口を閉塞する下蓋10aが設けられている。
キャップ11を取り外すと、図2に示すように、吐出装置1における主要部の一部が露出し、水素溶存美容液を吐出可能な状態となる。より具体的に説明すると、吐出装置1の主要部は、上端部のプッシュボタン42(後述する。)を押下することで、内部の水素溶存美容液を吐出できるポンプ型の構造となっている。
ケース10は、本実施形態においては略円筒状に形成されている。これに伴って、キャップ11及び下蓋10aも、平面視又は底面視において円状に形成されている。
より詳細に説明すると、ケース10及びキャップ11は、これらケース10とキャップ11との間に位置し、かつ外部に露出するフランジ部201(後述する。)に向かって徐々に窄まるようにして形成されている。
また、ケース10及びキャップ11の表面には、略楕円状の指掛かり12が、周方向に間隔を空けて複数形成されている。指掛かり12は、ケース10からキャップ11にかけて連続性を持ったデザインとなるように形成されている。このような指掛かり12が、ケース10及びキャップ11の表面に形成されているので、吐出装置1が持ちやすくなり、キャップ11も取り外しやすくなる。
吐出装置1の主要部も、このようなケース10等の形状に合わせ、平面視において略円状に形成されている。すなわち、本実施形態における吐出装置1は、平面視において、円を基調とした形状・デザインとなるように形成されている。ただし、これに限られるものではなく、三角、四角を始めとする多角形状や、その他の平面形状を基調とした形状・デザインとなるように形成されてもよい。
なお、ケース10及びキャップ11は、樹脂によって構成されており、光を通過させないものとなっている。
ケース10等によって覆われた吐出装置1の主要部は、図4に示すように、美容液(水素溶存美容液)を収容する美容液収容部2と、美容液収容部2に収容された美容液中に水素を発生させる水素発生部31と、上記したプッシュボタン42を有し、水素溶存美容液を美容液収容部2から外部に吐出するポンプ4と、を備える。
美容液収容部2は、上述のように美容液を収容するものであり、より詳細には、美容液を収容するための空間を形成するものである。また、美容液収容部2は、ケース10の上端部に、当該上端部の開口を閉塞するようにして設けられている。さらに、美容液収容部2は、ケース10の上端部から上方に突出しており、吐出装置1の不使用時にはキャップ11によって覆われ、使用時には外部に露出する。
このような美容液収容部2は、ケース10の上端部に固定された底部20と、底部20と組み合わされて美容液の収容空間を形成する蓋部21と、底部20と蓋部21との間に挟み込まれるパッキン22と、底部20と蓋部21とを連結する連結部23と、を有する。
底部20と蓋部21とが組み合わされて形成される美容液の収容空間は、美容液収容部2のうち深い位置の深部領域2aと、浅い位置の浅部領域2bとに領域分けされている。これら深部領域2aと浅部領域2bとの境界は、後述する傾斜部204の下端部の位置である。水素発生部31は、その大部分もしくは全てが境界よりも下方に位置するようにして深部領域2aに設けられている。
なお、浅部領域2bは、美容液を収容する空間のうち深部領域2aを除く空間を指しているものとする。
また、深部領域2aは、浅部領域2bよりも窄まるように形成されて容積が小さく設定されている。
底部20は、図4〜図6に示すように、美容液収容部2の底部側(およそ下半分)を構成するものであり、断面視において、美容液を収容できるような鉢型に形成されている。また、この底部20は、透明又は透光性を有する材質のものであり、本実施形態においては樹脂によって構成されている。
このような底部20は、フランジ部201と、立ち上がり部202と、上面板部203と、傾斜部204と、周壁205と、底面板部206と、基板保持部207と、を備える。
フランジ部201は、図1〜図6に示すように、底部20の下端部における外周縁部から外側に張り出すように形成されており、上述のように、ケース10とキャップ11との間に位置し、かつ外部に露出している。
なお、このフランジ部201は、その下面部に、ケース10の上端部における開口に設けられた凹凸構造に対して嵌合する凹凸嵌合構造を備えている。
また、ケース10とキャップ11との間に位置して外部に露出するフランジ部201は、ケース10及びキャップ11の表面に形成された指掛かり12に対応して形成されており、図5に示すように、正円よりも歪んだ状態となっている。
立ち上がり部202は、図4〜図6に示すように、フランジ部201から上方に立ち上がる円筒状の壁であり、その外周面には、連結部23における雌ネジ(後述する。)と噛み合う雄ネジが形成されている。
上面板部203は、図4〜図6に示すように、立ち上がり部202の上端部に設けられた板部であり、中央には、略三角形状の開口203aが形成されている。
また、上面板部203の上面には、図5に示すように、上方に突出する突部203bが複数設けられている。これら突部203bは、パッキン22に形成される凹型の切欠部22b(後述する。)に合致するものであり、傾斜部204における堤部204a(後述する。)に一体形成されている。
さらに、上面板部203の周縁部には、図5に示すように、当該周縁部に沿って連続する位置決め壁部203cが設けられている。この位置決め壁部203cの内側には、パッキン22が嵌まるようにして設けられている。
傾斜部204は、上面板部203に形成された略三角形状の開口203aのうち、一つの頂点と、当該一つの頂点を形成する二つの辺に相当する開口縁部から下方に向かって湾曲傾斜するように形成されている。また、この傾斜部204の下端部は、深部領域2aの上端に位置している。
すなわち、例えば傾斜部204の任意の箇所に液体を滴下した場合、その液体は中央に寄り集まりながら下方へと流れていくことになる。そして、下方へと流れたその先には深部領域2aがあり、液体は深部領域2aに貯まっていくことになる。傾斜部204は、以上のように形成されており、収容された美容液を深部領域2aに流すことができるようになっている。
また逆に、吐出装置1が傾けられて、美容液が、深部領域2aから浅部領域2bに移された時は、傾斜部204における前記一つの頂点に向かって寄り集まりながら流れていくことになる。
傾斜部204の上端部は堤部204aとされており、この堤部204aは、上面板部203の上面よりも上方に突出するように形成されている。傾斜部204は、上述のように略三角形状の開口203aにおける一つの頂点と二つの辺に相当する縁部から下方に湾曲傾斜して形成されるものであるため、その上端部である堤部204aは、図5に示すように「<(不等号を表す記号)」型に形成されている。
このような堤部204aがあることで、美容液が傾斜部204に滴下された場合に、美容液が堤部204aの外側に跳ねたり、溢れ出たりしにくくなるので、美容液を下方に流しやすくなる。
周壁205は、上面板部203に形成された略三角形状の開口203aのうち、傾斜部204が形成されていない辺に相当する開口縁部を上端部とする第一周壁205aと、当該第一周壁205aと対向し、かつ傾斜部204の下端部と一体形成された第二周壁205bと、第一周壁205aと第二周壁205bの両端部間に設けられた他の周壁と、を備える。
また、第一周壁205a及び第二周壁205bの両端部側には、前記他の周壁に沿って柱部205c,205dが設けられている。これら柱部205c,205dの上端部は、上面板部203の上面よりも上方に突出しており、傾斜部204における堤部204aと略等しい高さに設定されている。これら柱部205c,205dは、略三角形状の開口203aのうち、傾斜部204が形成されていない二つの頂点の箇所に位置している。
そして、各周壁205a,205bを備えた周壁205と、柱部205c,205dによって取り囲まれた位置が、美容液を収容する空間における深部領域2aとされている。
底面板部206は、周壁205の下端部に設けられて、底部20全体の底面を形成するものである。
また、底面板部206には、水素発生部31が設けられているとともに、この水素発生部31に電気を供給する給電端子31aを通すための貫通孔(図示省略)が形成されているものとする。
基板保持部207は、後述する制御部の制御基板33を保持する一対の突出部であり、図3,図4に示すように、上面板部203の下面に一体形成され、かつ当該上面板部203の下面から下方に突出している。
一対の基板保持部207は間隔を空けて配置されており、制御基板33は、これら一対の基板保持部207間に挟み込まれるようにして保持されている。
以上のような底部20の上面には、図4,図6に示すように、パッキン22が載せられている。パッキン22は、図7に示すように円状であり、中央に略三角形状の開口22aが形成されている。当該開口22aは、底部20における上面板部203の上面に突出して設けられた堤部204a及び柱部205c,205dが嵌まり込むようになっている。
また、パッキン22の開口22aの三つの開口縁部には切欠部22bがそれぞれ形成されており、上記の堤部204aに一体形成された複数の突部203bが嵌まり込むようになっている。
さらに、パッキン22の上面には、周方向に連続して形成された突条部22cが設けられており、蓋部21の位置決めに用いられる。
そして、このようなパッキン22は、上面板部203の周縁部に設けられた位置決め壁部203cの内側に嵌まるようにして設けられている。
続いて、蓋部21は、図4,図6,図8に示すように、底部20と組み合わされて美容液の収容空間を形成するものであり、底部20の上面に載せられたパッキン22の更に上面に載せられている。また、この蓋部21は、透明又は透光性を有する材質のものであり、本実施形態においては樹脂によって構成されている。
このような蓋部21は、被係合部付きフランジ部211と、底部20と共に浅部領域2bを形成する筒状壁部212と、注ぎ口部213と、を備える。
被係合部付きフランジ部211は、蓋部21の下端部における外周縁部から外側に張り出すように形成されている。
また、この被係合部付きフランジ部211の張出方向先端には、連結部23の上端部に設けられた係合部23a(後述する。)が係合する被係合部211aが設けられている。被係合部211aは、周方向に連続し、かつ上方に突出するようにして形成されている。
また、被係合部付きフランジ部211の下面には、パッキンの上面に設けられた突条部22cが嵌まる凹溝が形成されている。蓋部21は、この凹溝が、パッキン22の突条部22cに嵌まるようにしてパッキン22の上面に載せることで位置決めが行われる。
筒状壁部212は、被係合部付きフランジ部211から上方に立ち上がる筒状の壁であり、美容液収容部2の上部側(およそ上半分)を構成している。
また、筒状壁部212は、上下に貫通する中空部212aを有しており、この中空部212aが、美容液を収容する空間の一部(およそ上半分)となっている。
中空部212aは、図示はしないが、底部20の上面の形状(堤部204a及び柱部205c,205d)に合致するように、略三角形状に開口するように形成されている。すなわち、蓋部21を底面視した場合には、中央に、略三角形状の開口が見えるようになっている。そのため、蓋部21を、パッキン22の上面に載せた時に、中空部212aの下端部開口に対して、底部20の上面形状が嵌まり、位置決めできるようになっている。
なお、このように筒状壁部212が略三角形筒状に形成され、底部20における傾斜部204等も略三角形状に形成されているため、美容液収容部2における浅部領域2bは、全体的に略三角形筒状に形成されている。一方、深部領域2aは、第一周壁205aと、第二周壁205bと、両端部の他の周壁及び二本の柱部205c,205dによって、略四角形筒状に形成されている。そして、深部領域2aは、浅部領域2bよりも窄まるように形成されて容積が小さく設定されている。
注ぎ口部213は、筒状壁部212の上端部に一体形成された円筒状の立ち上がりであり、上下に貫通する中空部213aを有している。この中空部213aの上端部開口が、美容液の注ぎ口213bとされている。また、この中空部213aは、上記した筒状壁部212の中空部212aと連通しており、注ぎ口213bから滴下された美容液は、注ぎ口部213の中空部213aと、筒状壁部212の中空部212aを通過するようになっている。
また、この注ぎ口部213の外周面には、蓋部21とポンプ4との連結に用いられる雄ネジが形成されている。
続いて、連結部23は、底部20と蓋部21とを連結する筒状体であり、その内周面には、上記した底部20における立ち上がり部202の雄ネジと噛み合う雌ネジが形成されている。また、この連結部23の上端部には、内側に巻き込むようにして形成された係合部23aが形成されている。
このような連結部23は、パッキン22を挟んだ状態で重なり合う底部20と蓋部21の外側に被さるようにして設けられる。そして、内周面の雌ネジと、底部20における立ち上がり部202の雄ネジとを噛み合わせるようにしながら連結部23を回転させることで、連結部23は徐々に下方に移動するようになっている。連結部23が最も下方まで移動した際には、係合部23aが、上記した被係合部付きフランジ部211の被係合部211aに対して係合するとともに、蓋部21を、底部20側にきつく締め付けることができるようになっている。これにより、底部20と蓋部21とを連結することができる。
なお、底部20と蓋部21は、上述のように透明又は透光性を有する樹脂によって構成されるものとしたが、連結部23は、金属又は金属様に加工された樹脂によって構成されており、底部20と蓋部21とは異なり、光を通過させないものとなっている。
また、この連結部23の外周面にも、ケース10の表面に形成された指掛かり12に対応する半円型の面23bが複数形成されている。また、これら半円型の面23bは、キャップ11の内周面に接するようになっている(図4参照。)。
次に、水素発生部31は、図4〜図6に示すように、美容液の水分を電気分解するための電極部3が備える陽極30と陰極31のうち陰極31であり、美容液の水分を電気分解することで、この陰極31から水素が発生するようになっている。また、陽極30からは酸素が発生するようになっている。
水を電気分解した場合、発生する気体の体積は、水素:酸素=2:1とされており、水素は、美容液中において酸素の2倍の量の体積で発生することになる。
なお、電極部3を構成する陽極30及び陰極31としては、例えば白金や金等の貴金属電極が採用されているが、炭素電極のような安価な電極であってもよい。
電極部3は、美容液収容部2における深部領域2aに設けられている。電極部3の上端部は、深部領域2aと浅部領域2bとの境界よりも下方に位置しているか、若しくは、深部領域2aと浅部領域2bとの境界と略等しい高さに位置している。つまり、陽極30及び陰極31を備えた電極部3は、深部領域2aに収容された美容液に完全に漬かった状態となる。
さらに、水素発生部である陰極31は、深部領域2aを構成する周壁205との間に隙間を空けて配置されている。より具体的に説明すると、陰極31は、周壁205を構成する第一周壁205aとの間に隙間Sを空けて配置されている。
より詳細に説明すると、深部領域2aを構成する周壁205は、上述のように第一周壁205aと、当該第一周壁205aと対向し、かつ傾斜部204の下端部と一体形成された第二周壁205bと、を備えている。
また、このような周壁205のうち、第一周壁205aは、陰極31側及び隙間S側に位置しており、第二周壁205bは、陽極30側に位置している。
そして、陰極31と第一周壁205aとの間隔(すなわち、図4における隙間Sの左右の幅)は、陽極30と第二周壁205bとの間隔よりも広く設定されている。換言すれば、電極部3自体が、第一周壁205aからは離間し、第二周壁205bに極力寄るように配置されている。
陽極30と陰極31は、互いの間に僅かな隙間が形成されるように配置されている。また、これら陽極30及び陰極31のそれぞれには、電気を供給するための給電端子30a,31aが接続されている。
給電端子30a,31aは、上述のように、底面板部206に形成された貫通孔(図示省略)を通されて深部領域2aに設けられている。なお、給電端子30a,31aが通された貫通孔には漏水を防ぐ樹脂等のシーリング材が充填されている。
また、上述のように、陽極30及び陰極31は、第二周壁205bに極力寄って配置されているため、陽極30に電気を供給する給電端子30aは、図5に示すように、傾斜部204及び第二周壁205bを一部切り欠いて形成されたスペースに配置されている。
給電端子30a,31aを通じて供給される電気の供給源となる電源部32は、図3,図4に示すように、ケース10内に収納されている。
より詳細には、本実施形態における電源部32は乾電池であり、ケース10内に設けられた乾電池ケース32aに収納されている。電源部32である乾電池は、下蓋10aを取り外すことでケース10から取り出すことができる。また、乾電池32を収納してから下蓋10aをケース10下端部に取り付けることで電気の供給が可能な状態となる。
なお、本実施形態における電源部32は、このように乾電池であるとしたが、これに限られるものではなく、充電池を用いてもよい。電源部32として充電池を用いる場合は、図9に示すように充電器13が必要となる。
図9に示す充電器13は、上面に、吐出装置1を保持する筒状の保持部13aを備えており、保持部13aに吐出装置1を差し込むようにして充電できるようになっている。このような場合、吐出装置1の下蓋10aに、充電器の端子が露出して設けられているものとする。
電源部32から給電端子30a,31aを介して陽極30及び陰極31に電気を供給する場合は、制御部によって制御が行われている。美容液の水分を電気分解する際に、電気を供給する時間が長すぎると電気の無駄が生じ、逆に短すぎると水素が十分に発生しない。そのため、制御部は、美容液収容部2に入れられる美容液の量に応じて最適な時間で電気を供給できるように制御を行っている。
制御部は、図3,図4,図6に示すように、制御基板33と、コネクタ34と、スイッチ35と、光源36と、を備えている。
制御基板33は、制御部による電源部32の制御を司るものであり、上述のように、一対の基板保持部207によって保持されている。
コネクタ34は、電源部32からの電気を給電端子30a,31aに流す部品である。
スイッチ35は、電極部3による美容液の水分を電気分解する際の電源オン・オフを切り替える操作部であり、透明又は透光性を有する材質のものであり、本実施形態においては樹脂によって構成されている。なお、このスイッチ35は、ケース10に形成された指掛かり12の一つに対応した位置に設けられている。
光源36は、例えばLEDが採用されており、底部20の立ち上がり部202によって囲まれて形成された空間内に配置されている。そして、制御部によって、電極部3による美容液の電気分解中に点灯又は点滅するように制御されている。この光源36による光は、透明又は透光性を有する底部20、蓋部21、スイッチ35から外部に漏れるようになっている。
次に、ポンプ4は、美容液収容部2に収容されて水素が溶存した美容液を汲み上げて吐出するためのポンプユニットであり、図2,図4に示すように、美容液収容部2の蓋部21における注ぎ口部213に取り付けられている。そして、上述のように、上端部のプッシュボタン42(後述する。)を押下することで、内部の水素溶存美容液を吐出できるようになっている。このようなポンプ4は、美容液収容部2における美容液の収納空間が気密となるように設けられている。
このようなポンプ4は、シリンダ40と、取付筒部41と、プッシュボタン42と、を備えている。
シリンダ40は、ピストン、バネ、逆止弁等の必要部品(いずれも図示省略。)が内装された筒状体であり、下端部が、美容液収容部2に収容された美容液内に差し入れられる吸い込み部40aとなっている。
吸い込み部40aは、ポンプ4が蓋部21の注ぎ口部213に取り付けられた状態において、美容液収容部2を構成する部位のいずれにも接触しておらず、美容液収容部2に収容された美容液に浸かった状態となっている。
また、吸い込み部40aは、ポンプ4が蓋部21の注ぎ口部213に取り付けられた状態において、美容液収容部2の底部20における傾斜部204の上方に位置している。また、この吸い込み部40aは、吐出装置1の軸線上に位置しているものとする。
取付筒部41は、シリンダ40を下方に突出する状態で保持するとともに、プッシュボタン42を上方に突出する状態で保持し、蓋部21の注ぎ口部213に取り付けられる筒状体である。
取付筒部41の内周面には、上記した注ぎ口部213の外周面に形成された雄ネジと噛み合う雌ネジが形成されている。
ポンプ4を蓋部21の注ぎ口部213に取り付ける際は、取付筒部41の内周面における雌ネジと、注ぎ口部213の外周面における雄ネジとを噛み合わせるようにしながら取付筒部41を回転させて、当該取付筒部41を徐々に下方に移動させる。これにより、ポンプ4を蓋部21の注ぎ口部213に取り付けて連結することができる。
なお、取付筒部41は、金属又は金属様に加工された樹脂によって構成されており、光を通過させないものとなっている。
プッシュボタン42は、吐出口42aが形成された筒状の壁部と上面板部を有してシリンダ40の上端部に被せられるようにして設けられた操作部であり、シリンダ40のバネによる付勢力によって上方に付勢された状態となっている。
なお、プッシュボタン42は、金属又は金属様に加工された樹脂によって構成されており、光を通過させないものとなっている。
また、吐出口42aは、水素溶存美容液を吐出させる型の機構とされているが、収容される美容液の粘度に応じて、噴霧が可能な型の機構に替えてもよい。
ポンプ4の吐出口42aから水素溶存美容液を吐出する際は、プッシュボタン42の上面板部を下方に押し、シリンダ40のバネによる付勢力で元の位置に戻す昇降操作を行うことで水素溶存美容液を吐出できるようになっている。
なお、ポンプ4の吐出口42aと、傾斜部204における前記一つの頂点の部分は、図4に示すように、向きが揃っている状態で使用することが好ましい。すなわち、上述のように、吐出装置1が傾けられて、美容液が、深部領域2aから浅部領域2bに移された時は、傾斜部204における前記一つの頂点に向かって寄り集まりながら流れていく。さらに、吐出される美容液は、手の平で一旦受けて使用されることが多い。そのため、吐出口42aも、傾斜部204における前記一つの頂点の部分がある方向に向けられている方が都合がよい。したがって、ポンプ4の吐出口42aと、傾斜部204における前記一つの頂点の部分は、向きが揃っている状態で使用することが好ましい。
また、スイッチ35のある位置と、傾斜部204における前記一つの頂点部分の位置とが揃うように配置されていれば、吐出装置1を外側から見て、傾斜部204における前記一つの頂点部分の位置を判別することができるので好ましい。
美容液収容部2に収容される美容液については、保湿成分や美白成分などの美容成分が濃縮して配合された液体である。配合される成分としては、例えばビタミンCやビタミンE、アルブチン、レチノール、ヒアルロン酸、コラーゲン、ハトムギエキス、海藻エキス、トラネキサム酸、エラスチン等、様々なものが挙げられる。
なお、本実施形態における美容液は、一般に販売されている所謂美容液を指すものとするが、これに限られるものではない。すなわち、保湿成分や美容成分などの美容成分が配合された液体であって、吐出装置1によって吐出でき、水素を溶存させることが可能なものであれば特に限定されるものではなく、一般に販売されている各種の化粧水や香水等であってもよい。
美容液収容部2に収容される美容液は、図示はしないが、ディスポーザブルタイプの液体容器に小分け(例えば2cc程度)にして封入されており、1回ずつ使い捨てで使用することができる。一方、美容液収容部2も、このような1回分の美容液を収容可能な容積に設定されているものとする。
すなわち、美容液収容部2に収容される美容液の量は、美容液収容部2の許容収容量内に収まり、かつ水素を溶存させやすい量に設定されていることが望ましい。これに対応して、美容液収容部2の許容収容量も設定されているものとする。
美容液中の水分を電気分解する場合は、スイッチ35を押して電源オン状態とし、電源部32からコネクタ34及び給電端子30a,31aを通じて、陽極30及び陰極31へと電気を供給する。
なお、この時、光源36にも電気が供給されて点灯する。点灯中は水素が発生している最中であることを表すものとする。
電気が供給された陰極31からは水素が発生し、深部領域2aにおける隙間Sと浅部領域2bに放出されることとなり、美容液中に広がりやすい。そして、美容液中に放出された水素は、美容液に溶存した状態となる。すなわち、水素溶存美容液として美容液収容部2に収容された状態となる。
なお、この時、陽極30からは酸素が発生するが、隙間S側には放出されないため、水素に比して美容液中に広がりにくい。
このようにして電気分解が行われて一定の時間が経過したら、電源部32からの電気の供給がストップし、電源オフの状態となる。この時、光源36も光が消えて水素の発生工程が完了したことを吐出装置1の使用者に知らせることができるようになっている。
水素の発生工程が完了したら、プッシュボタン42を昇降操作することで、水素溶存美容液を吐出口42aから吐出させることができる。使用者は、水素溶存美容液を皮膚に塗布するなどして直接供給して使用する。
以上のような電気分解は、制御基板33によって制御されている。電気分解を行う時間は、例えば数十秒から数分程度であり、制御基板33に対して予めプログラムされているものとする。なお、水素の発生を強制的に停止したい場合は、スイッチ35を操作して電源部32を電源オフ状態とすることにより可能となっている。
本実施の形態によれば、水素発生部31は、美容液収容部2のうち深い位置の深部領域2aに設けられ、かつ深部領域2aを構成する周壁205との間に隙間Sを空けて配置されているので、水素発生部31から発生する水素は、当該隙間Sと美容液収容部2の上方の領域(浅部領域2b)に放出され、美容液収容部2内に広がりやすくなる。
また、ポンプ4は、当該ポンプ4の下端部に設けられ、かつ美容液収容部2に収容された美容液内に差し入れられる吸い込み部40aを有するので、美容液収容部2に収容された美容液を、吸い込み部40aを通じてポンプ4で汲み上げて確実に吐出することができる。
これによって、美容液中に水素を十分に溶存させることができ、水素を十分に溶存させた美容液を確実に吐出することが可能となる。
また、水素発生部31は、美容液の水分を電気分解するための電極部3が備える陽極30と陰極31のうち陰極31であるため、陰極31である水素発生部31から、陽極30から発生する酸素の2倍の体積の水素を発生させることができる。これによって、酸素に比して量が多く発生する水素を美容液中に溶存させることができる。
また、陰極31と第一周壁205aとの間隔は、陽極30と第二周壁205bとの間隔よりも広く設定されているので、陰極31である水素発生部31から発生する水素は、陰極31と第一周壁205aとの間の隙間Sを利用して、酸素よりも美容液中に広がりやすくなる。反対に、陽極30から発生する酸素は、第二周壁205bとの間隔が狭いため、水素よりも美容液中に広がりにくくなる。
また、深部領域2aは、美容液収容部2のうち浅い位置の浅部領域2bよりも窄まるように形成されて容積が小さく設定されているので、深部領域2aから美容液収容部2内に広がろうとする水素が、上方の浅部領域2bに向かうにつれて広く拡散するため、水素発生部31から発生する水素は、美容液収容部2内に、より広がりやすくなる。
また、美容液収容部2は、浅部領域2bから深部領域2aに向かって傾斜する傾斜部204を有しているので、深部領域2aから美容液収容部2内に広がろうとする水素が、傾斜部204に沿って拡散することになり、美容液収容部2内における水素の部分的な滞留が起きにくくなる。
また、このように美容液収容部2が傾斜部204を有していれば、美容液が美容液収容部2に収容された場合に、例えば傾斜部204がない場合に比して、美容液の水位を高くすることができるので、ポンプ4の吸い込み部40aを必要以上に、美容液収容部2の深い位置まで差し入れなくても、美容液の汲み上げを行うことができる。
さらに、浅部領域2bから深部領域2aに向かって傾斜する傾斜部204の上方に、ポンプ4の吸い込み部40aが位置しているので、例えば吐出装置1を傾けて、美容液を深部領域2aから浅部領域2bの傾斜部204側に移した場合に水面の高さが高くなる。そのため、美容液を、吸い込み部40aを通じてポンプ4で汲み上げやすくなり、美容液収容部2内に残存する美容液の量を少なくすることができる。
S 隙間
1 吐出装置
2 美容液収容部
2a 深部領域
2b 浅部領域
3 電極部
4 ポンプ
10 ケース
11 キャップ
20 底部
21 蓋部
22 パッキン
23 連結部
30 陽極
30a 給電端子
31 陰極(水素発生部)
31a 給電端子
32 電源部
33 制御基板
35 スイッチ
36 光源
40 シリンダ
40a 吸い込み部
42 プッシュボタン
42a 吐出口
204 傾斜部
205 周壁
205a 第一周壁
205b 第二周壁

Claims (5)

  1. 美容液を収容する美容液収容部と、
    前記美容液収容部に収容された美容液中に水素を発生させる水素発生部と、
    水素を溶存させた美容液を前記美容液収容部から外部に吐出するポンプと、を備えた水素溶存美容液の吐出装置であって、
    前記水素発生部は、前記美容液収容部のうち深い位置の深部領域に設けられ、かつ前記深部領域を構成する周壁との間に隙間を空けて配置されており、
    前記ポンプは、当該ポンプの下端部に設けられ、かつ前記美容液収容部に収容された美容液内に差し入れられる吸い込み部を有することを特徴とする水素溶存美容液の吐出装置。
  2. 請求項1に記載の水素溶存美容液の吐出装置において、
    前記水素発生部は、美容液の水分を電気分解するための電極部が備える陽極と陰極のうち前記陰極であることを特徴とする水素溶存美容液の吐出装置。
  3. 請求項2に記載の水素溶存美容液の吐出装置において、
    前記深部領域を構成する周壁は、前記陰極側及び前記隙間側に位置する第一周壁と、前記陽極側に位置する第二周壁と、を有しており、
    前記陰極と前記第一周壁との間隔は、前記陽極と前記第二周壁との間隔よりも広く設定されていることを特徴とする水素溶存美容液の吐出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の水素溶存美容液の吐出装置において、
    前記深部領域は、前記美容液収容部のうち浅い位置の浅部領域よりも窄まるように形成されて容積が小さく設定されていることを特徴とする水素溶存美容液の吐出装置。
  5. 請求項4に記載の水素溶存美容液の吐出装置において、
    前記美容液収容部は、前記浅部領域から前記深部領域に向かって傾斜する傾斜部を有しており、
    前記傾斜部の上方に、前記ポンプの前記吸い込み部が位置していることを特徴とする水素溶存美容液の吐出装置。
JP2017168593A 2017-09-01 2017-09-01 水素溶存美容液の吐出装置 Pending JP2019042140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017168593A JP2019042140A (ja) 2017-09-01 2017-09-01 水素溶存美容液の吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017168593A JP2019042140A (ja) 2017-09-01 2017-09-01 水素溶存美容液の吐出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019042140A true JP2019042140A (ja) 2019-03-22

Family

ID=65815031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017168593A Pending JP2019042140A (ja) 2017-09-01 2017-09-01 水素溶存美容液の吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019042140A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102064937B1 (ko) 미스트 및 갈바닉 겸용 미용기기
JP6464385B2 (ja) 電気分解式水素ガス吸引具
EP2078700A1 (en) Electrolyzed water generating and spraying device
US20200216335A1 (en) Portable apparatus for creating mist using sterilized water
JP6530151B2 (ja) 電気分解式水素及び酸素ガス吸引具
JP2019195635A (ja) 電流付き導入器およびスキンケア方法
RU2732377C2 (ru) Устройство для нанесения продукта, подлежащего распределению на коже пользователя посредством ионофореза
KR101200669B1 (ko) 피부용 자가 주입기구
CN102159168B (zh) 气雾压浴系统
CN103338737A (zh) 加压气雾洗浴方法和加压气雾洗浴系统
CN102046137B (zh) 气雾压浴系统
JP2019042140A (ja) 水素溶存美容液の吐出装置
KR101645421B1 (ko) 두피 마사지용 스프레이 용기
JP2011110541A (ja) 携帯用電解水噴霧器
CN101998847B (zh) 气雾压浴系统
JP7385237B2 (ja) 皮膚管理装置
KR102328230B1 (ko) 개인용 케어 장치
JP2010075804A (ja) 電解水生成噴霧装置
KR101899017B1 (ko) 음이온 버블 세안기
RU2730522C1 (ru) Емкость для продукта с электрохимическим устройством
CN111527240B (zh) 便携式气体供给装置
KR102013349B1 (ko) 캡슐형 앰플 토출 기구
KR20170003255U (ko) 휴대용 화장료 토출 장치
CN102046136A (zh) 气雾压浴系统
KR101828513B1 (ko) 미스트 장치