JP2019039585A - Silencer - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、高温流体を低温流体と接触させるサイレンサに関する。 The present application relates to a silencer for contacting a hot fluid with a cold fluid.
例えば特許文献1に開示されているように、低温流体(低温ドレン)が流通する第1ドレン管(回収主管)と、第1ドレン管に高温流体(高温ドレン又は高温ドレンの再蒸発蒸気)を流出させる第2ドレン管(分岐回収管)とを備えたドレン回収システムが知られている。このシステムでは、第2ドレン管を流通する高温流体が第1ドレン管を流通する低温流体と合流して回収される。 For example, as disclosed in Patent Document 1, a first drain pipe (collection main pipe) through which a low-temperature fluid (low-temperature drain) flows, and a high-temperature fluid (high-temperature drain or re-evaporated steam of high-temperature drain) are passed through the first drain pipe. There is known a drain recovery system including a second drain pipe (a branch recovery pipe) to be discharged. In this system, the high-temperature fluid that flows through the second drain pipe merges with the low-temperature fluid that flows through the first drain pipe and is recovered.
ところで、前述のようなシステムにおいては、第2ドレン管を流通する高温流体は、再蒸発蒸気を含む場合がある。この再蒸発蒸気が第1ドレン管へ流出すると、再蒸発蒸気が急激に凝縮するために、衝撃や音が発生する。このような蒸気の急凝縮により大きな衝撃や音が発生する現象をウォータハンマという。 By the way, in the system as described above, the high temperature fluid flowing through the second drain pipe may contain re-evaporated vapor. When this re-evaporated vapor flows out to the first drain pipe, the re-evaporated vapor is rapidly condensed, so that an impact or sound is generated. A phenomenon in which a large impact or sound is generated by such rapid condensation of steam is called water hammer.
本願に開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ウォータハンマの発生を抑制することにある。 The technology disclosed in the present application has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to suppress the occurrence of a water hammer.
本願のサイレンサは、低温流体と上流側混合流体とを混合し、下流側混合流体を流出させる下流側混合部と、高温流体と前記下流側混合流体とを混合し、前記下流側混合部に向けて前記上流側混合流体を流出させる上流側混合部と、前記下流側混合部から流出した前記下流側混合流体を前記上流側混合部に流入させる戻し流路部とを備え、前記下流側混合部は、前記下流側混合流体の一部を外部に流出させる。 The silencer of the present application mixes a low temperature fluid and an upstream mixed fluid, mixes the downstream mixing fluid that flows out the downstream mixed fluid, and mixes the high temperature fluid and the downstream mixed fluid toward the downstream mixing portion. An upstream mixing section that causes the upstream mixed fluid to flow out, and a return flow path section that causes the downstream mixed fluid that has flowed out from the downstream mixing section to flow into the upstream mixing section. Causes a part of the downstream mixed fluid to flow out.
本願のサイレンサによれば、ウォータハンマの発生を抑制することができる。 According to the silencer of this application, generation | occurrence | production of a water hammer can be suppressed.
以下、本願の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本願に開示の技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。 Hereinafter, embodiments of the present application will be described with reference to the drawings. Note that the following embodiments are essentially preferable examples, and are not intended to limit the scope of the technology disclosed in the present application, applications thereof, or uses thereof.
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るドレン回収システム1の概略構成を示す配管系統図である。本実施形態のドレン回収システム1は、図1に示すように、蒸気管11と、蒸気使用機器13と、低温流体が流通する第1ドレン管14と、高温流体が流通する複数の第2ドレン管16と、本願の請求項に係るサイレンサ18とを備えている。例えば、低温流体は、蒸気使用機器13で発生したドレンであり、高温流体は蒸気管11で発生したドレン又はドレンの再蒸発蒸気である。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a piping system diagram illustrating a schematic configuration of a drain recovery system 1 according to the first embodiment. As shown in FIG. 1, the drain recovery system 1 of the present embodiment includes a
蒸気管11の上流端は、例えばボイラー設備(図示省略)に接続され、蒸気管11の下流端は、蒸気使用機器13に接続されている。ボイラー設備で生成された蒸気が蒸気管11を介して蒸気使用機器13に供給される。蒸気管11には、蒸気の圧力を調節する減圧弁12が設けられている。蒸気使用機器13は、例えば熱交換器であり、蒸気管11から供給された蒸気が対象物に放熱して凝縮し、対象物が加熱される。蒸気は、凝縮することによって低温流体になる。
The upstream end of the
第1ドレン管14は、蒸気使用機器13に接続されている。蒸気使用機器13で蒸気の凝縮により発生した低温流体は、第1ドレン管14を介して回収される。第1ドレン管14には、液体圧送装置15が設けられている。液体圧送装置15は、例えば、蒸気使用機器13で発生した低温流体を第1ドレン管14を通じて下流側へ圧送するポンプである。液体圧送装置15では、例えば、蒸気使用機器13の低温流体が第1ドレン管14を介して流入し、一時的に貯留される。低温流体の貯留量が所定量になると、液体圧送装置15に高圧の作動気体が導入され、貯留されていた低温流体が作動気体の圧力によって第1ドレン管14の下流側へ圧送される。低温流体が圧送されると、再び蒸気使用機器13から低温流体が液体圧送装置15に流入して貯留される。こうして、液体圧送装置15では、低温流体の流入と低温流体の圧送(排出)とが交互に行われる。
The
複数の第2ドレン管16は、蒸気管11とサイレンサ18とに接続されている。具体的には、第2ドレン管16の上流端が蒸気管11に接続され、第2ドレン管16の下流端がサイレンサ18に接続されている。複数の第2ドレン管16は、互いに間隔(例えば、20〜30m)を置いて設けられている。蒸気管11において蒸気の凝縮により発生した高温ドレンは、第2ドレン管16及びサイレンサ18を介して第1ドレン管14に回収される。
The plurality of
第2ドレン管16の途中には、スチームトラップ17が設けられている。スチームトラップ17には、蒸気管11の蒸気及び蒸気管11で発生した高温ドレンが第2ドレン管16を介して流入する。スチームトラップ17は、蒸気管11からの蒸気の通過を阻止する一方、その上下流の圧力差(上流側の圧力と下流側の圧力との差)によって、流入した高温ドレンのみを下流側へ自動的に排出するものである。こうして、蒸気管11で発生した高温ドレンは、第2ドレン管16及びサイレンサ18を介して第1ドレン管14を流通する低温流体と合流し下流側へ流れる。
A
<サイレンサの構成>
サイレンサ18は、第2ドレン管16におけるスチームトラップ17よりも下流側において、第1ドレン管14との接続部に設けられている。サイレンサ18は、その内部で高温流体を低温流体と接触させるものである。
<Configuration of silencer>
The
図2は、実施形態1に係るサイレンサ18の概略構成を示す断面図である。サイレンサ18は、下流側混合部21と、上流側混合部22と、戻し流路部23とを備えている。例えば、下流側混合部21は、クロス継手により形成され、上流側混合部22は、T継手により形成されている。戻し流路部23は、下流側混合流体を下流側混合部21から上流側混合部22に戻すものである。
FIG. 2 is a cross-sectional view illustrating a schematic configuration of the
下流側混合部21は、低温流体が流入する流入口27と、低温流体よりも高温の下流側混合流体の一部が流出する流出口28と、下流側混合流体の残部が戻し流路部23に流出する流出口30と、下流側混合流体よりも高温の上流側混合流体が流入する流入口32とを有する。上下矢印の方向において、流出口30の上端は、流入口27の上端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線上にある。流入口27は、第1ドレン管14とねじ結合される。流出口28は、下流側混合流体の一部が外部に流出する第3ドレン管24とねじ結合される。流出口30は、異径ブッシング42及びくい込み継手43を介して、下流側混合流体の残部が流通する戻し流路部23の上流端側と接続される(戻し流路部23においては、下流側混合部21の側を上流とし、上流側混合部22の側を下流とする。)。流入口32は、上流側混合流体が流通する供給流路部31の下流端側とねじ結合される。供給流路部31は、上流側混合流体を上流側混合部22から下流側混合部21に供給するものである。
The
上流側混合部22は、上流側混合流体よりも高温の高温流体がエゼクタ25を介して流入する流入口33と、下流側混合流体が流入する流入口34と、上流側混合流体が流出する流出口35とを有している。流入口33は、エゼクタ25及びくい込み継手26を介して、第2ドレン管16と接続される。流入口34は、異径ブッシング44及びくい込み継手45を介して、戻し流路部23の下流端側と接続される。上下矢印の方向において、流入口34の下端は、吐出口372の下端面から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも下方に位置している。流出口35は、供給流路部31の上流端側とねじ結合される。
The
エゼクタ25は、上流側混合部22の内部に設けられ、ノズル部材36と吸込部材37とを有する。ノズル部材36は、頭部36aと軸部36bとを有する。頭部36aは、扁平な略六角柱状に形成されている。軸部36bは、頭部36aの下流側に連続して形成され、上下流方向に延びている。軸部36bは、頭部36aと同軸の円柱状に形成されている。軸部36bのうち下流側の外周面には、小径の雄ネジが形成されている。吸込部材37の上流端側の雌ネジは、軸部36bの小径の雄ネジとねじ結合されている。
The
頭部36a及び軸部36bには、高温流体が流下する貫通路が軸心方向に形成されている。高温流体は、頭部36aから軸部36bに向かって流れる。軸部36bのうち上流側の外周面には、大径の雄ネジが形成されている。軸部36bの大径の雄ネジは、流入口33の雌ネジとねじ結合されている。
In the
第2ドレン管16の下流端側は、くい込み継手26を介してノズル部材36と接続されている。くい込み継手26には、高温流体が流下する貫通路が軸心方向に形成されている。
The downstream end side of the
ノズル部材36は、その下流端側において、他部よりも内径が小さくなったノズル部361を有する。ノズル部361は、第2ドレン管16から流入してきた高温流体を吸込部材37内に噴射させる。吸込部材37は、吸込口371と、吐出口372とを有する。吸込口371は、ノズル部361から噴射された高温流体のジェットポンプ効果により、流入口34から下流側混合流体を吸込部材37内に吸込む。例えば、吸込口371は、吸込部材37において軸心を中心とする周方向に間隔を空けて4つ設けられている。吐出口372は、高温流体と下流側混合流体とが混合した上流側混合流体を流出口35に向けて吐出する。
The
下流側混合部21の流出口30に接続される異径ブッシング42の上流側の外周面には、雄ネジが形成されている。異径ブッシング42の雄ネジは、流出口30の雌ネジとねじ結合されている。異径ブッシング42の下流側の内周面には、雌ネジが形成されている。異径ブッシング42の雌ネジは、くい込み継手43の上流側の雄ネジとねじ結合されている。くい込み継手43の下流側に戻し流路部23の上流端側が接続されている。上流側混合部22の流入口34に接続される異径ブッシング44の下流側の外周面には、雄ネジが形成されている。異径ブッシング44の雄ネジは、流入口34の雌ネジとねじ結合されている。異径ブッシング44の上流側の内周面には、雌ネジが形成されている。異径ブッシング44の雌ネジは、くい込み継手45の下流側の雄ネジとねじ結合されている。くい込み継手45の上流側に戻し流路部23の下流端側が接続されている。
A male screw is formed on the upstream outer peripheral surface of the different-
このように構成されたサイレンサ18における動作について説明する。スチームトラップ17から排出された高温ドレンの一部は再蒸発して再蒸発蒸気となる場合がある。これは、蒸気管11からスチームトラップ17に流入する蒸気及び高温ドレンは高温であるところ、その高温ドレンがスチームトラップ17から排出されて圧力が低下することによるものである。このため、サイレンサ18に再蒸発蒸気(高温流体)が流入し得る。
The operation of the
サイレンサ18において、第2ドレン管16からくい込み継手38を介してノズル部材36に流入した再蒸発蒸気(高温流体)は、ノズル部361から吸込部材37内に噴射される。噴射された再蒸発蒸気(高温流体)は、吸込口371から吸込まれた下流側混合流体と混合して凝縮し、上流側混合流体として、供給流路部31を介して下流側混合部21に流れ込む。下流側混合部21においては、さらに上流側混合流体と低温流体とが混合し、流出口28又は流出口30に流れる。
In the
仮に、再蒸発蒸気(高温流体)と低温流体とが直接混合すると、再蒸発蒸気(高温流体)と低温流体との温度差が大きいために、再蒸発蒸気(高温流体)が急凝縮してウォータハンマが発生し得る。 If the re-evaporated steam (hot fluid) and the low-temperature fluid are mixed directly, the temperature difference between the re-evaporated steam (hot fluid) and the low-temperature fluid is large. Hammer can occur.
本実施形態のサイレンサ18においては、再蒸発蒸気(高温流体)は、エゼクタ25において、低温流体よりも先に下流側混合流体と混合して凝縮し、その後上流側混合流体となって低温流体と混合する。この場合、再蒸発蒸気(高温流体)と下流側混合流体との温度差が小さいので、再蒸発蒸気(高温流体)が凝縮する際の衝撃や音を小さくすることができ、ウォータハンマの発生を抑制することができる。
In the
また、サイレンサ18においては、高温流体と下流側混合流体とが混合した上流側混合流体は、下流側混合部21において、低温流体と混合する。上流側混合流体は、低温流体との温度差が小さいので、仮に凝縮したとしても衝撃や音が小さい。このため、ウォータハンマの発生を抑制することができる。
In the
つまり、高温流体は、先ず下流側混合流体と混合され、その後上流側混合流体となって低温流体と混合される。このように、段階的に混合することにより、ウォータハンマの発生を抑制することができる。 That is, the high temperature fluid is first mixed with the downstream mixed fluid, and then becomes the upstream mixed fluid and mixed with the low temperature fluid. Thus, the generation of water hammer can be suppressed by mixing in stages.
なお、上記実施形態1に係るサイレンサ18においては、流出口30の上端は、流入口27の上端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線上にあるとした。しかしながら、流出口30の上端は、上下矢印の方向において、流入口27の上端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも下方に位置しても良い。この場合、低温流体の一部は、供給流路部31の内壁に衝突することにより流出口30への直進が妨げられて下流側混合部21付近に滞留するので、低温流体と上流側混合流体とが混合しやすくなる。
In the
また、上記実施形態1に係るサイレンサ18においては、流入口34の下端は、吐出口372の下端面から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも下方に位置しているとした。しかしながら、流入口34の下端は、上下矢印の方向において、吐出口372の下端面から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも上方に位置しても良い。この場合、流入口34と吸込口371との距離が近くなるので、戻し流路部23を流れてきた下流側混合流体が、流入口34から吸込口371へ吸込まれやすくなる。また、流入口34と吐出口372との距離が遠くなるので、吐出口372から吐出された上流側混合流体が、流入口34から戻し流路部23に流入し難くなる。また、流入口34の下端は、上下矢印の方向において、吸込口371の下端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線の近傍に位置することが好ましい。この場合、流入口34と吸込口371との距離がさらに近くなるので、戻し流路部23を流れてきた下流側混合流体が、流入口34から吸込口371へさらに吸込まれやすくなる。また、流入口34と吐出口372との距離がさらに遠くなるので、吐出口372から吐出された上流側混合流体が、流入口34から戻し流路部23にさらに流入し難くなる。
In the
(実施形態2)
図3は、実施形態2に係るサイレンサ19の概略構成を示す断面図である。本実施形態のサイレンサ19は、上記実施形態1のサイレンサにおいて、上流側混合部と下流側混合部と供給流路部とを一体に形成したものである。尚、本実施形態において、上記実施形態1と同一の部材には同一の参照番号を付して詳細な説明は省略する。
(Embodiment 2)
FIG. 3 is a cross-sectional view illustrating a schematic configuration of the
サイレンサ19は、下流側混合部51と、上流側混合部52と、戻し流路部23と、供給流路部53とを備えている。
The
下流側混合部51は、低温流体が流入する流入口54と、下流側混合流体の一部が流出する流出口55と、下流側混合流体の残部が戻し流路部23に流出する流出口56とを有している。上下矢印の方向において、流出口56の上端は、流入口54の上端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線上にある。上流側混合部52は、高温流体がエゼクタ25を介して流入する流入口58と、下流側混合流体が流入する流入口59とを有している。上下矢印の方向において、流入口59の下端は、吐出口372の下端面から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも下方に位置している。供給流路部53は、上流側混合流体を上流側混合部52から下流側混合部51に供給するものである。
The
本実施形態のサイレンサ19においては、上流側混合部51と下流側混合部52と供給流路部53とを一体に形成したので、部品点数を少なくすることができる。
In the
なお、上記実施形態2に係るサイレンサ19においては、流出口56の上端は、流入口54の上端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線上にあるとした。しかしながら、流出口56の上端は、上下矢印の方向において、流入口54の上端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも下方に位置しても良い。この場合、低温流体の一部は、供給流路部53の内壁に衝突することにより流出口56への直進が妨げられて下流側混合部51付近に滞留するので、低温流体と上流側混合流体とが混合しやすくなる。
In the
また、上記実施形態2に係るサイレンサ19においては、流入口59の下端は、吐出口372の下端面から上下矢印に直行する方向に延ばした延長線よりも下方に位置しているとした。しかしながら、流入口59の下端は、上下矢印の方向において、吐出口372の下端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも上方に位置しても良い。この場合、流入口59と吸込口371との距離が近くなるので、戻し流路部23を流れてきた下流側混合流体が、流入口59から吸込口371へ吸込まれやすくなる。また、流入口59と吐出口372との距離が遠くなるので、吐出口372から吐出された上流側混合流体が、流入口59から戻し流路部23に流入し難くなる。また、流入口59の下端は、上下矢印の方向において、吸込口371の下端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線の近傍に位置することが好ましい。この場合、流入口59と吸込口371との距離がさらに近くなるので、戻し流路部23を流れてきた下流側混合流体が、流入口59から吸込口371へさらに吸込まれやすくなる。また、流入口59と吐出口372との距離がさらに遠くなるので、吐出口372から吐出された上流側混合流体が、流入口59から戻し流路部23にさらに流入し難くなる。
In the
(実施形態3)
図4は、実施形態3に係るサイレンサ61の概略構成を示す断面図である。図5は、図4におけるA−A線の断面図である。本実施形態のサイレンサ61は、上記実施形態2のサイレンサにおいて、上流側混合部と下流側混合部と供給流路部と戻し流路部とを一体に形成したものである。尚、本実施形態において、上記実施形態2と同一の部材には同一の参照番号を付して詳細な説明は省略する。
(Embodiment 3)
FIG. 4 is a cross-sectional view illustrating a schematic configuration of the
サイレンサ61は、下流側混合部62と、上流側混合部63と、戻し流路部64と、供給流路部65とを備えている。戻し流路部64は、上流側混合部63から下流側混合部62に延び、図5にも示すように略円柱状に形成されている。供給流路部65は、上流側混合部63から下流側混合部62に延び、図5にも示すように略円柱状に形成されている。供給流路部65は、戻し流路部64よりも大径に形成されている。戻し流路部64と供給流路部65との間には、上下矢印に平行な方向に延びる隔壁部材66が設けられている。隔壁部材66は、戻し流路部64と供給流路部65とを仕切るものである。上下矢印の方向において、隔壁部材66の上端は、吐出口372の下端面から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも上方に位置し、吸込口371の下端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも下方に位置している。また、上下矢印の方向において、隔壁部材66の下端は、流入口67の上端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも下方に位置し、流入口67の軸中心から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線上にある。
The
下流側混合部62は、低温流体が流入する流入口67と、下流側混合流体の一部が流出する流出口68と、下流側混合流体の残部が戻し流路部64に流出する流出口69とを有している。流出口69は、上下矢印の方向において、隔壁部材66の下端下方に形成されている。上流側混合部63は、高温流体がエゼクタ25を介して流入する流入口71と、下流側混合流体が流入する流入口72とを有している。流入口72は、上下矢印の方向において、隔壁部材66の上端上方に形成されている。供給流路部65は、上流側混合流体を上流側混合部63から下流側混合部62に供給するものである。
The
本実施形態のサイレンサ61においては、流入口72の下端は、上下矢印の方向において、吐出口372の下端面から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも上方に位置している。この場合、流入口72と吸込口371との距離が近くなるので、戻し流路部64を流れてきた下流側混合流体が、流入口72から吸込口371へ吸込まれやすくなる。また、流入口72と吐出口372との距離が遠くなるので、吐出口372から吐出された上流側混合流体が、流入口72から戻し流路部64に流入し難くなる。また、流入口72の下端は、上下矢印の方向において、吸込口371の下端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線の近傍に位置することが好ましい。この場合、流入口72と吸込口371との距離がさらに近くなるので、戻し流路部64を流れてきた下流側混合流体が、流入口72から吸込口371へさらに吸込まれやすくなる。また、流入口72と吐出口372との距離がさらに遠くなるので、吐出口372から吐出された上流側混合流体が、流入口72から戻し流路部64にさらに流入し難くなる。
In the
また、本実施形態のサイレンサ61においては、流出口69の上端は、上下矢印の方向において、流入口67の上端から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線よりも下方に位置し、流入口67の軸中心から上下矢印に直交する方向に延ばした延長線上にある。この場合、低温流体の一部は、隔壁部材66に衝突することにより流出口56への直進が妨げられて下流側混合部62付近に滞留するので、低温流体と上流側混合流体とが混合しやすくなる。
Moreover, in the
以上のように、上記実施形態のサイレンサ18又は19又は61は、低温流体と上流側混合流体とを混合し、下流側混合流体を流出させる下流側混合部21又は51又は62と、高温流体と下流側混合流体とを混合し、下流側混合部21又は51又は62に向けて下流側混合流体を流出させる上流側混合部22又は52又は63と、下流側混合部21又は51又は62から流出した下流側混合流体を上流側混合部22又は52又は63に流入させる戻し流路部23又は64とを備え、下流側混合部21又は51又は62は、下流側混合流体の一部を外部に流出させる。
As described above, the
上記の構成によれば、高温流体は、上流側混合部22又は52又は63において、低温流体よりも先に下流側混合流体と混合して凝縮し、その後上流側混合流体となって、下流側混合部21又は51又は62において、上流側混合流体が低温流体と混合する。この場合、高温流体と下流側混合流体との温度差が小さいので、高温流体が凝縮する際の衝撃や音を小さくすることができる。また、上流側混合流体と低温流体との温度差が小さいので、上流側混合流体の再蒸発蒸気が凝縮する際の衝撃や音を小さくすることができる。つまり、高温流体は、先ず下流側混合流体と混合され、その後上流側混合流体となって低温流体と混合される。このように、温度差を小さくした流体同士を段階的に混合することにより、ウォータハンマの発生を抑制することができる。
According to the above configuration, the high-temperature fluid is mixed with the downstream mixed fluid prior to the low-temperature fluid in the
また、上記実施形態のサイレンサ18又は19又は61では、高温流体は、ドレン又はドレンの再蒸発蒸気である。
Further, in the
高温流体は、低温流体と直接混合すると急凝縮しやすい。上記の構成によれば、高温流体は、下流側混合流体と混合した後に上流側混合流体として低温流体と混合する。このように、高温流体を低温流体と段階的に混合させることが特に有効となる。 Hot fluids tend to condense rapidly when mixed directly with cold fluids. According to said structure, a high temperature fluid mixes with a low temperature fluid as an upstream mixed fluid, after mixing with a downstream mixed fluid. Thus, it is particularly effective to mix the high temperature fluid with the low temperature fluid stepwise.
また、上記実施形態のサイレンサ18又は19又は61では、上流側混合部22又は52又は63は、エゼクタ25を含み、エゼクタ25は、高温流体で駆動し、下流側混合流体を吸引するものである。
In the
上記の構成によれば、エゼクタ25において、高温流体によるジェットポンプ効果を利用して下流側混合流体を吸引するので、高温流体と下流側混合流体とが混合しやすくなる。そのため、高温流体の凝縮作用を促進させることができる。
According to the above configuration, since the
また、上記実施形態のサイレンサ18又は19又は61では、下流側混合流体が流入する流入口34又は59又は72の下端は、エゼクタ25の吐出口372の下端の延長線よりも上方に位置するものである。
In the
上記の構成によれば、流入口34又は59又は72と吸込口371との距離が近くなるので、戻し流路部23又は64を流れてきた下流側混合流体が、流入口34又は59又は72から吸込口371へ吸込まれやすくなる。また、流入口34又は59又は72と吐出口372との距離が遠くなるので、吐出口372から吐出された上流側混合流体が流入口34又は59又は72から戻し流路部23又は64に流入し難くなる。
According to the above configuration, since the distance between the
また、上記実施形態のサイレンサ18又は19又は61では、下流側混合流体が戻し流路部23又は64に流出する流出口30又は56又は69の上端は、低温流体が流入する流入口27又は54又は67の上端の延長線よりも下方に位置するものである。
Further, in the
上記の構成によれば、低温流体の一部は、供給流路部31又は53の内壁又は隔壁部材66に衝突することにより流出口30又は56又は69への直進が妨げられて下流側混合部21又は51又は62付近に滞留するので、低温流体と上流側混合流体とが混合しやすくなる。
According to the above configuration, a part of the cryogenic fluid collides with the inner wall of the supply
(その他の実施形態)
本願に開示の技術は、上記実施形態において以下のような構成としてもよい。例えば、上記実施形態1において供給流路部31は、下流側混合部21と一体に形成して上流側混合部22に接続したり、上流側混合部22と一体に形成して下流側混合部21に接続したりしてもよい。
(Other embodiments)
The technology disclosed in the present application may be configured as follows in the above embodiment. For example, in the first embodiment, the supply
本願に開示の技術は、高温流体を低温流体と接触させるサイレンサについて有用である。 The technique disclosed in this application is useful for a silencer that brings a hot fluid into contact with a cold fluid.
18, 19, 61 サイレンサ
21, 51, 62 下流側混合部
22, 52, 63 上流側混合部
23, 64 戻し流路部
25 エゼクタ
27, 54, 67 低温流体が流入する流入口
30, 56, 69 下流側混合流体が戻し流路部に流出する流出口
34, 59, 72 下流側混合流体が流入する流入口
371 エゼクタの吸込口
372 エゼクタの吐出口
18, 19, 61
Claims (5)
高温流体と前記下流側混合流体とを混合し、前記下流側混合部に向けて前記上流側混合流体を流出させる上流側混合部と、
前記下流側混合部から流出した前記下流側混合流体を前記上流側混合部に流入させる戻し流路部とを備え、
前記下流側混合部は、前記下流側混合流体の一部を外部に流出させることを特徴とするサイレンサ。 A downstream mixing unit that mixes the low-temperature fluid and the upstream mixed fluid and causes the downstream mixed fluid to flow out; and
An upstream mixing section that mixes a high-temperature fluid and the downstream mixed fluid, and causes the upstream mixed fluid to flow toward the downstream mixing section;
A return flow path section for allowing the downstream mixed fluid flowing out from the downstream mixing section to flow into the upstream mixing section,
The silencer according to claim 1, wherein the downstream mixing unit causes part of the downstream mixed fluid to flow out.
前記高温流体は、ドレン又は該ドレンの再蒸発蒸気であることを特徴とするサイレンサ。 The silencer according to claim 1, wherein
The silencer, wherein the high-temperature fluid is drain or re-evaporated vapor of the drain.
前記上流側混合部は、エゼクタを含み、
前記エゼクタは、前記高温流体で駆動し、前記下流側混合流体を吸引することを特徴とするサイレンサ。 The silencer according to claim 1 or 2,
The upstream mixing unit includes an ejector,
The silencer is driven by the high-temperature fluid and sucks the downstream mixed fluid.
前記下流側混合流体が流入する流入口の下端は、前記エゼクタの吐出口の下端面の延長線よりも上方に位置することを特徴とするサイレンサ。 The silencer according to claim 3, wherein
The silencer according to claim 1, wherein a lower end of an inflow port into which the downstream mixed fluid flows is located above an extension line of a lower end surface of the discharge port of the ejector.
前記下流側混合流体が前記戻し流路部に流出する流出口の上端は、前記低温流体が流入する流入口の上端の延長線よりも下方に位置することを特徴とするサイレンサ。
The silencer according to claims 1 to 4,
The silencer, wherein an upper end of an outlet from which the downstream mixed fluid flows out to the return flow path portion is located below an extension line of an upper end of the inlet into which the low-temperature fluid flows.
Priority Applications (1)
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JP2017160686A JP2019039585A (en) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | Silencer |
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JP2017160686A Pending JP2019039585A (en) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | Silencer |
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2017
- 2017-08-24 JP JP2017160686A patent/JP2019039585A/en active Pending
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