JP2019038795A - 新規眼科用組成物および使用方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[00024]本発明の局所眼科用ゲル組成物は、約0.1%〜約1.5%のポビドン−ヨード(PVP−I)、約30%〜約99%のジメチルスルホキシド(DMSO)および約0.5%から2%未満のゲル化剤を含むことができる。本発明の局所ゲル組成物は、ゲル化剤を実質的に含まず、かつ約0.1%〜約1.5%のポビドン−ヨードおよび約30%〜約99%のDMSOを含む液体組成物と比べて、皮膚感染または眼瞼炎の処置において予想外にもより高い効力を示す。
0.15%〜1.5%のポビドン−ヨード(PVP−I)、
30%〜97%のジメチルスルホキシド(DMSO)、
0.75%から2%未満のヒドロキシエチルセルロース、および
水または等張性共溶媒
を含む、眼科用に許容される安定なゲル組成物であって、
追加的な抗炎症薬を含まず、または「抗炎症性を有さない」、局所眼科用ゲルとして製剤化されているゲル組成物である。
0.15%〜1.5%のポビドン−ヨード(PVP−I)、
30%〜97%のジメチルスルホキシド(DMSO)、
0.5%から2.0%未満のヒドロキシエチルセルロース、および
水または等張性共溶媒
を含む、眼科用に許容される安定なゲル組成物であって、
ステロイドを含有しない(または「ステロイド不含」である)、局所眼科用ゲルとして製剤化されているゲル組成物である。
0.15%〜1.5%のポビドン−ヨード(PVP−I)、
30%〜97%のジメチルスルホキシド(DMSO)、
0.25%から2.0%未満のヒドロキシエチルセルロース、および
水または等張性共溶媒
を含む、眼科用に許容される安定なゲル組成物であって、
ステロイドを含有しない、局所眼科用ゲルとして製剤化されているゲル組成物である。
0.15%〜1.5%のポビドン−ヨード(PVP−I)、
30%〜97%のジメチルスルホキシド(DMSO)、
0.25%〜1.6%のヒドロキシエチルセルロース、および
水または等張性共溶媒
を含む、眼科用に許容される安定なゲル組成物であって、
ステロイドを含まない、局所眼科用ゲルとして製剤化されているゲル組成物である。
0.15%〜1.5%のポビドン−ヨード(PVP−I)、
30%〜97%のジメチルスルホキシド(DMSO)、
0.25%から2%未満のメチルセルロース、および
水または等張性共溶媒
を含む、眼科用に許容される安定なゲル組成物であって、
コルチコステロイドを含まない、局所眼科用ゲルとして製剤化されているゲル組成物である。
0.15%〜1.5%のポビドン−ヨード(PVP−I)、
30%〜97%のジメチルスルホキシド(DMSO)、
1.0%から2%未満のヒドロキシエチルセルロース、および
水または等張性共溶媒
を含む、眼科用に許容される安定なゲル組成物であって、
NSAIDを含まない、局所眼科用ゲルとして製剤化されているゲル組成物である。
[00063]エモリエントには、以下に限定されないが、動物および植物の脂肪および油、ミリスチルアルコール、ミョウバンおよび酢酸アルミニウムが含まれる。
[00067]好適な可溶剤には、以下に限定されないが、第四級塩化アンモニウム、シクロデキストリン、安息香酸ベンジル、レシチンおよびポリソルベートが含まれる。
A.クロモフォアの可視的喪失
[00072]ポビドン−ヨード、DMSOおよびゲル化剤成分の様々な量および組合せを含む局所眼科用組成物が調製されて、本主題の組成物についての予期不能な安定性を実証し、そしてゲル製剤のpHを低下させることにより、類似のPVP−I/DMSO組成物の場合に可能であることが既に教示されているものよりも低い濃度のゲル化剤の安定化が可能になるという驚くべき結果が示された。
[00086]PVP−I水溶液は、長期間にわたり低いPVP−I濃度で安定化させるのが困難であることが当業者に公知である。非限定例として、約0.6%(w/w、水性)未満のPVP−Iの濃度では、PVP−I水溶液は、急速に活性を失い(decay)、ヨウ素化されている構成物とヨウ素を含まない構成物からなる複合体混合物をもたらす。
[000103]以下は、本発明の組成物を使用して行うことができる臨床的処置の例であり、このような処置から生じ得る、男性および女性の両方の、若年、中年および高齢の患者における陽性臨床応答を例示しており、それらは、従来技術を鑑みると予測できなかったであろうものであるが、本開示により開発および試験された組成物により実証された安定性および効力に基づいて予期されるものである。
ある82歳の女性は、明らかな、両眼の不快感、疼痛、赤みおよび漏出を呈し得た。検眼鏡検査法により、軽度の結膜浮腫および漏出を伴う、両眼の2+の紅斑性結膜であることが明らかになった。眼瞼を外側にめくり返すと、乳頭状反応と濾胞性反応が混在した反応を示した。この患者は、細菌性結膜炎の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.5%のHECと0.25%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物が7日間、1日2回、投与された。3日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。5日目までに、残った炎症は軽減し、視検法では、目立つものはなかった。この患者は、完全に症状緩和したことを認め、患者は正常な機能を取り戻した。
ある87歳の女性は、再発性の、明らかな、両眼の不快感、疼痛、赤みおよび緑色の漏出を呈した。この女性は、以前にICUに入院していたことがあり、ここで、多剤耐性MRSA眼感染の診断を受けた。検眼鏡検査法により、軽度の結膜浮腫および漏出を伴う、両眼の4+の紅斑性結膜であることが明らかになった。眼瞼検査は、眼瞼浮腫および紅斑を伴う、よくある混合眼瞼炎に陽性であった。この患者は、MRSA、すなわち、多剤耐性の細菌性眼瞼結膜炎の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.0%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与される。この組成物が10日間、1日2回、投与された。3日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。6日目までに、眼瞼浮腫および紅斑は、軽減し始めた。8日目に、残った炎症が解消し、視検法では、目立つものはなかった。この患者は完全に症状緩和したと認め、正常な機能を取り戻し、再発はない。
ある77歳の男性は、明らかな、両眼の不快感、かゆみ、赤みおよび眼瞼の炎症を呈した。検眼鏡検査法により、結膜浮腫または漏出を伴わない、両眼の微かな紅斑性結膜であることが明らかになった。眼瞼検査により、紅斑および非円筒状コラレット(collarettes)を伴う、3+の眼瞼浮腫であることが明らかになった。2+のマイボーム腺の濃縮および閉塞(plugging)があった。この患者は、混合前部および後部眼瞼炎の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、0.75%のHECと0.25%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、眼瞼縁の下側の感染眼瞼の皮膚に直接、投与された。この組成物が14日間、1日2回、投与された。5日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。10日目までに、後部眼瞼マイバム(meibum)の粘性が低下し、閉塞が解消した。2週間の処置サイクルの終わりに、残った炎症は軽減し、視検法では、目立つものはなかった。この患者は、完全な症状緩和があることを認め、正常機能を取り戻した。
ある72歳の女性は、明らかな、両眼の不快感、かゆみ、赤みおよび眼瞼の炎症を呈した。この女性は、過去において眼瞼炎の処置に上手くいかなかった。検眼鏡検査法により、結膜浮腫または漏出を伴わない、両眼の微かな紅斑性結膜であることが明らかになった。眼瞼検査により、紅斑および睫毛の底部の円筒状コラレットを伴う、3+の眼瞼浮腫であることが明らかになった。25x拡大下における、ウェットマウントプレパレート(wet mount prep)により、ニキビダニ(Demodex folliculorum)の存在が明らかになった。この患者は、ニキビダニによる眼瞼炎の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.75%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、眼瞼縁の下側の感染眼瞼の皮膚に直接、投与された。この組成物が14日間、1日2回、投与された。5日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。7日目までに、円筒状コラレットはもはや存在しない。2週間の処置サイクルの終わりに、残った炎症は軽減し、視検法では、目立つものはなかった。この患者は、完全に症状緩和したことを認め、正常機能を取り戻した。
ある68歳の男性は、明らかな、両眼の不快感、かゆみ、痂皮形成、赤みおよび眼瞼の炎症を呈した。この男性は、鼻瘤および断続的な顔面紅潮も呈した。検眼鏡検査法により、結膜浮腫または漏出を伴わない、両眼の微かな紅斑性結膜であることが明らかになった。眼瞼検査により、紅斑および鱗状物を伴う、2+の眼瞼浮腫であることが明らかになった。蛇行性の後部眼瞼縁毛細管拡張を伴う、2+のマイボーム腺の閉塞も呈した。この患者は、酒さ眼瞼炎の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.25%のHECと0.25%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、感染眼瞼の皮膚に直接、投与された。この組成物が14日間、1日2回、投与された。5日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。10日目までに、後部眼瞼マイバムの粘着が低下し、閉塞が解消した。2週間の処置サイクルの終わりに、残った炎症は軽減し、眼瞼縁の毛細管拡張はかなり弱化した。視検法では、特に、目立つものはなかった。この患者は、症状緩和があることを認め、正常機能を取り戻した。
ある52歳の男性は、明らかな、両眼の不快感、疼痛、赤みおよび濁りのない漏出を呈した。この男性は、流行性結膜炎と接触した、彼の家族内の他の者との最近の接触を認めている。検眼鏡検査法により、軽度の結膜浮腫および漏出を伴う、両眼の紅斑性結膜であることが明らかになった。角膜上皮下浸潤または偽膜はない。瞼を外側にめくり返すと、よくある濾胞性反応であることが明らかになり、耳介前方の節が触知可能である。この患者は、ウイルス性結膜炎の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.75%のHECと0.25%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物は10日間、1日2回、投与された。3日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。5日目までに、残った炎症は軽減し、視検法では、目立つものはなかった。この患者は、ウイルスの排出機会を低下させるため、7日間の全期間、投薬を続ける。この男性は、完全な症状緩和であることを認め、正常な機能を取り戻した。
ある27歳の女性は、明らかな、両眼の不快感、疼痛、かゆみ、赤みおよび濁りのない漏出を呈した。この女性は、流行性結膜炎と接触した、彼女の家族内の他の者との最近の接触を認めている。検眼鏡検査法により、軽度の結膜浮腫および漏出を伴う、両眼の紅斑性結膜であることが明らかになった。角膜上皮下浸潤が存在し、下側の眼瞼円蓋において早期偽膜が可視化された。瞼を外側にめくり返すと、よくある濾胞性反応であるのが明らかであり、耳介前方の節が触知可能であった。この患者は、アデノウイルス感染に続発する流行性角結膜炎の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.25%のHECと0.25%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物は10日間、1日2回、投与された。3日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。5日目までに、残った炎症は軽減し、視検法では、目立つものはなかった。この患者は、ウイルスの排出機会を低下させるため、7日間の全期間、投薬を続ける。この患者は、完全な症状緩和したことを認め、正常な機能を取り戻した。
ある35歳の男性は、眼の中に植物性物質が当たった後、明らかな、片眼の不快感、赤みおよび漏出を呈した。検眼鏡検査法により、軽度の結膜浮腫および漏出を伴う、2+の紅斑性結膜であることが明らかになった。角膜検査は、浸潤を伴う染色2×2mm角膜潰瘍化に陽性となり、円鋸歯状のそぎ端(crenate, feathered edges)を示した。角膜培養物により、糸状菌の成長が明らかになった。この患者は、外傷に関連する真菌による角膜潰瘍の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.75%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物が1か月、1日4回、投与された。5日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。2週目までに、角膜浸潤が縮小し始め、角膜は再上皮形成し、辺縁白色細胞は存在しない。3週間の終わりに、小さなピンポイントの浸潤が依然として存在し、この月の終わりまでに、角膜は濁りがなくなり、中央部にコンパクトになり、不活性瘢痕が依然として存在している。残った炎症はすべて軽減し、視検法では、目立つものはなかった。この患者は、完全な症状緩和であることを認め、正常機能を取り戻した。
ある22歳の女性は、コンタクトレンズで一晩寝た後に、明らかな、片眼の不快感、赤みおよび漏出を呈した。検眼鏡検査法により、軽度の結膜浮腫および漏出を伴う、2+の紅斑性結膜であることが明らかになった。角膜検査は、浸潤、膿および25%の間質菲薄化を伴う、染色3×2mm角膜潰瘍化に陽性となった。角膜培養物により、Pseudomonas spp.の増殖が明らかとなった。この患者は、細菌性の角膜潰瘍の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、0.75%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物は3週間、1日4回、投与された。5日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。2週目までに、角膜浸潤が縮小し始め、角膜は再上皮形成し、辺縁白色細胞は存在しない。3週間の終わりに、角膜は濁りがなくなり、中央にコンパクトとなり、以前の潰瘍の領域に不活性な瘢痕が存在した。視検法では、特に、目立つものはなかった。この患者は、完全な症状緩和であることを認め、正常機能を取り戻した。
ある27歳の女性は、コンタクトレンズで一晩寝て、疑わしいコンタクトレンズ溶液を使用した後に、明らかな、片眼の不快感、赤みおよび漏出を呈した。検眼鏡検査法により、軽度の結膜浮腫および漏出を伴う、2+の紅斑性結膜であることが明らかになった。角膜検査は、検査に対して不釣り合いな疼痛を伴う、環状潰瘍に陽性であった。角膜培養物により、Acanthamoeba spp.の増殖が明らかとなった。この患者は、アカントアメーバによる角膜潰瘍の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.50%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物が3週間、1日4回、投与された。5日間の処置後、結膜浮腫と紅斑の両方が、改善し始めた。2週目までに、角膜環状浸潤が縮小し始め、角膜は再上皮形成し、周辺の辺縁白色細胞は存在しない。3週間の終わりに、角膜は濁りがなくなり、中央にコンパクトとなった。視検法では、特に目立つものはなかった。この患者は、完全な症状緩和であることを認め、正常機能を取り戻した。
ある45歳の男性のビジネス専門家は、明らかな、片眼の不快感、疼痛および赤みを呈した。この患者は、数年前に、類似のエピソードを発生したことを記憶している。検眼鏡検査法により、2+の紅斑性結膜であることが明らかになった。角膜検査は、染色樹枝状角膜潰瘍化に陽性であった。この患者は、単純ヘルペスウイルスの上皮角膜炎の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.25%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物は、2週間、1日4回、投与された。5日間の処置の後、眼の紅斑は改善し始め、樹状突起が弱化した。2週目までに、樹状突起は完全に解消され、角膜は、再上皮形成され、濁りがなくなりコンパクトとなった。視検法では、特に、目立つものはなかった。この患者は、完全な症状緩和であることを認め、正常機能を取り戻した。
ある81歳の女性は、明らかな、片眼の不快感、疼痛、赤みおよび視力の低下を呈した。目視検査時に、顔面および頭皮の両方を含む、剥皮した皮膚発疹が存在した。検眼鏡検査法により、漏出を伴わない2+の紅斑性結膜が明らかになった。角膜検査は、盛り上がりのある上皮樹枝状(dendritiform)病変に陽性であった。この患者は、眼部帯状疱疹の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.00%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物が2週間、1日4回、投与された。5日間の処置の後、結膜紅斑は改善し始め、樹枝状病変は弱化した。2週目までに、これらの病変は完全に解消され、角膜は、再上皮形成され、濁りがなくなりコンパクトとなった。視検法では、特に、目立つものはなかった。この患者は、完全な症状緩和であることを認め、正常機能を取り戻した。
ある68歳の女性は、明らかな片眼の不快感、疼痛および赤みを呈した。この女性は、数年前に、類似のエピソードを発生したことを記憶しており、眼のヘルペス感染の病歴を有していると述べている。検眼鏡検査法により、漏出を伴わない2+の紅斑性結膜が明らかになった。角膜検査により、無傷の角膜上皮であることが明らかになったが、角膜基質は、基礎となる角膜後面沈着物を貨幣状に呈する2+浮腫を示す。この患者は、単純ヘルペスウイルスによる間質性角膜炎および内皮性角膜炎の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、0.75%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物が2週間、1日4回、投与された。5日間の処置の後、眼の紅斑は改善し始め、間質性浮腫が後退し始めた。2週目までに、内皮の変化が反転し、角膜後面沈着物はもはや存在しない。視検法では、特に、目立つものはなかった。この患者は、完全な症状緩和であることを認め、正常機能を取り戻した。
ある26歳の女性は、明らかな、両眼の不快感、かゆみ、赤みおよび眼瞼の炎症を呈した。この女性は、HIVの既往歴を認めており、免疫不全であった。検眼鏡検査法により、結膜浮腫または漏出を伴わない、両眼の微かな紅斑性結膜があることが明らかになった。眼瞼検査により、紅斑、および下眼瞼の両方に存在する中心臍窩を伴う複数のドーム型丘疹を有する1+の眼瞼浮腫が明らかになった。この患者は、伝染性軟属腫の診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.50%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、眼瞼縁の下側の感染眼瞼の皮膚に直接、投与された。この組成物が14日間、1日2回、投与された。5日間の処置後、結膜紅斑と眼瞼紅斑の両方が、改善し始めた。8日目までに、臍窩を有した眼瞼丘疹が正常に戻り、処置周期の終わりに、これらはもはや存在しない。眼試験の残りでは、目立つものはなく、患者は完全な症状緩和であることを認めた。
ある77歳の男性は、縁部近くに位置した片側の腫瘤を呈した。検眼鏡検査法により、ローズベンガルにより染色される結膜と角膜の両方を包含する、白板の成長を伴う充血結膜が明らかとなった。生検により、カルチノーマインサイチュ(carcinoma in situ)に一致する、角膜および結膜の上皮新生物が明らかになった。この患者は、CINの診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、1.5%のHECと0.25%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物が3か月間、1日4回、投与された。1週間の処置後、紅斑が改善し始めた。1か月目までに、腫瘤は、サイズがかなり低下した。2か月目までに、不規則な結膜の残存領域が数カ所しか存在しない。3か月目までに、結膜は濁りがなくなり、視検法では目立つものはなかった。この患者は、完全な症状緩和であることを認め、正常機能を取り戻した。処置後の生検は、新生物に陰性であった。
ある66歳の女性は、明らかな、両眼の不快感、疼痛、赤みおよび異物感覚を呈した。検眼鏡検査法により、斑点状の上皮びらんおよびSchirmer試験の低下を伴う、両眼の+1の紅斑性結膜であることが明らかになった。眼瞼検査は、正常範囲内であった。この患者は、水分が欠乏したドライアイの診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、0.25%のHECと0.25%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物が1か月、1日2回、投与された。5日間の処置の後、結膜紅斑は改善し始め、患者の症状も改善し始めた。2週目までに、角膜の斑点状の上皮びらんが解消した。1か月時に、Schirmerの試験は正常になり、この患者は、症状の完全な解消を経験した。
ある72歳の女性は、明らかな、両眼の不快感、疼痛、赤みおよび異物感覚を呈した。検眼鏡検査法により、斑点状の上皮びらんおよび正常なSchirmer試験および涙膜破壊時間の低下を伴い、両眼の+1の紅斑性結膜であることが明らかになった。眼瞼検査により、濃縮を伴う軽度のマイボーム腺キャッピングに陽性であった。この患者は、蒸発性ドライアイの診断を受け、投与レジメンが用いられ、こうして、0.50%のHECと0.25%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の感染眼の表面に直接、投与された。この組成物が1か月、1日2回、投与された。5日間の処置の後、結膜紅斑は改善し始め、患者の症状も改善し始めた。2週目までに、角膜の斑点状の上皮びらんが解消した。1か月時に、涙膜破壊試験は正常化し、この患者は、症状の完全な解消を経験した。
滲出型(wet)黄斑変性を有するある86歳の男性は、抗VEGF剤での硝子体内注射のため、この男性の眼科医を訪れた。検眼鏡検査法により、両眼の軽度の眼瞼炎であることが明らかになり、後眼部は、脈絡膜新生血管複合体(choroidal neovascular complex)に陽性であった。眼瞼検査は、正常範囲内であった。この患者は、滲出型黄斑変性の診断を受け、硝子体内注射の前に、眼表面を殺菌するため、投与レジメンが用いられ、こうして、その手順の前に、0.75%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の眼の表面に直接、投与された。これを、眼を上方視、下方視、内転および外転しながら、4回、繰り返した。次に、この手順は、合併症または感染なく行われた。
滲出型黄斑変性を有するある86歳の男性は、眼瞼の腫瘤を除去するため、この男性の眼科医を訪れた。検眼鏡検査法により、軽度の両眼の眼瞼炎、および眼瞼の一部を包含する有茎性(peduculated)新生物があることが明らかになった。患者は、外科的切除が予定されている眼の新生物性腫瘤の診断を受ける。手順の前に、眼瞼、睫毛およびほおを殺菌するため、投与レジメンが用いられ、こうして、1.75%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、眼瞼、睫毛およびほおに直接、投与された。これを、眼を上方視、下方視、内転および外転しながら、2回、繰り返した。次に、この手順は、合併症または感染なしで行われた。
滲出型黄斑変性を有するある89歳の女性は、白内障手術をするため、この女性の眼科医を訪れた。以前の検眼鏡検査法により、軽度の両眼の眼瞼炎および3+の核性硬化内障であることが明らかになった。眼瞼検査は正常範囲内にあった。この患者は、視覚的に深刻な成熟白内障の診断を受け、白内障手術の前に、眼表面を殺菌するため、投与レジメンが用いられ、その手順の前に、0.50%のHECと0.50%のPVP−Iおよび44%のDMSOを含む組成物の約1.27cm(1/2インチ)のリボン剤またはゲル点眼剤が、角膜表面と下眼瞼との間の眼の表面に直接、投与された。これを、眼を上方視、下方視、内転および外転しながら、4回、繰り返した。次に、この手順は、合併症または感染なく行われた。
以下に、出願時の特許請求の範囲の記載を示す。
[請求項1]
0.15%〜1.5%のポビドン−ヨード(PVP−I)、
30%〜97%のジメチルスルホキシド(DMSO)、
0.25%から2.0%未満のゲル化剤、および
水または等張性共溶媒
を含む、眼科用に許容される安定なゲル組成物であって、
局所眼科用ゲルであり、4.5未満のpHを有しており、かつさらなる抗炎症薬を含まない、ゲル組成物。
[請求項2]
0.15%〜1.25%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項3]
0.25%〜1.0%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項4]
約0.25%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項5]
約0.50%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項6]
約0.75%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項7]
30%〜70%のDMSOを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項8]
40%〜49%のDMSOを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項9]
44%のDMSOを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項10]
約0.25%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項11]
約0.50%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項12]
約1.0%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項13]
約1.25%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項14]
約1.50%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項15]
1.75%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項16]
ゲル化剤がセルロースポリマーである、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項17]
ゲル化剤がヒドロキシエチルセルロース(HEC)である、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項18]
0.25%のPVP−I、
44%のDMSO、
0.25%超および2.0%未満のゲル化剤、および
共溶媒
を含み、
ステロイドを含まず、そしてNSAIDを含まない、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項19]
共溶媒が、水または水性等張溶液である、請求項18に記載の安定なゲル組成物。
[請求項20]
ゲル化剤がセルロースポリマーである、請求項18に記載の安定なゲル組成物。
[請求項21]
セルロースポリマーがヒドロキシエチルセルロース(HEC)である、請求項19に記載の安定なゲル組成物。
[請求項22]
請求項1に記載の安定なゲル組成物であって、当該組成物が局所眼科用調製物であり、各成分が眼科的に許容され、前記眼科用ゲル組成物が、少なくとも72時間、ポビドン−ヨード出発原料中の滴定可能なヨウ素の少なくとも85%を保持する、前記組成物。
[請求項23]
少なくとも1か月間、ポビドン−ヨード出発原料中の滴定可能なヨウ素の少なくとも85%を保持する、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項24]
12か月までの間、ポビドン−ヨード出発原料中の滴定可能なヨウ素の少なくとも85%を保持する、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
[請求項25]
眼または眼瞼の感染状態を予防する方法であって、
有効量の請求項1に記載の安定な局所眼科用ゲル組成物を、眼内注射または硝子体内注射を含めた眼の手術または侵襲的手技の前に、眼または眼瞼または眼周囲皮膚表面に適用するステップを含む、方法。
[請求項26]
前記感染状態が、眼瞼炎、結膜炎、角膜潰瘍、細菌性角膜炎、ウイルス性角膜炎、術後眼内炎、および硝子体内注射または前房内注射後の眼内炎からなる群から選択される、請求項25に記載の方法。
[請求項27]
感染状態が、細菌、ニキビダニ、真菌または酵母、およびウイルスからなる群から選択される、1つもしくは複数の感染因子により引き起こされる、またはこれらに関連する、請求項25に記載の方法。
[請求項28]
前記状態が、眼瞼炎、眼瞼結膜炎、結膜炎、角膜炎または感染性角膜潰瘍である、請求項25に記載の方法。
[請求項29]
感染因子がウイルスである、請求項27に記載の方法。
[請求項30]
感染因子がニキビダニである、請求項27に記載の方法。
[請求項31]
眼または眼瞼の感染状態を処置する方法であって、
有効量の請求項1に記載の安定な局所眼科用ゲル組成物を、感染を低減するまたは取り除くために必要に応じて、感染部位に適用するステップ
を含む、方法。
[請求項32]
前記感染状態が、眼瞼炎、結膜炎、角膜潰瘍、細菌性角膜炎、ウイルス性角膜炎、術後眼内炎、および硝子体内注射または前房内注射後の眼内炎からなる群から選択される、請求項31に記載の方法。
[請求項33]
感染状態が、細菌、ニキビダニ、真菌または酵母、およびウイルスからなる群から選択される、1つもしくは複数の感染因子により引き起こされる、またはこれらに関連する、請求項31に記載の方法。
[請求項34]
前記状態が、眼瞼炎、眼瞼結膜炎、結膜炎、角膜炎または感染性角膜潰瘍である、請求項31に記載の方法。
[請求項35]
感染因子がウイルスである、請求項33に記載の方法。
[請求項36]
感染因子がニキビダニである、請求項33に記載の方法。
Claims (36)
- 0.15%〜1.5%のポビドン−ヨード(PVP−I)、
30%〜97%のジメチルスルホキシド(DMSO)、
0.25%から2.0%未満のゲル化剤、および
水または等張性共溶媒
を含む、眼科用に許容される安定なゲル組成物であって、
局所眼科用ゲルであり、4.5未満のpHを有しており、かつさらなる抗炎症薬を含まない、ゲル組成物。 - 0.15%〜1.25%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 0.25%〜1.0%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 約0.25%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 約0.50%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 約0.75%のPVP−Iを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 30%〜70%のDMSOを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 40%〜49%のDMSOを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 44%のDMSOを含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 約0.25%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 約0.50%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 約1.0%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 約1.25%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 約1.50%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 1.75%のゲル化剤を含む、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- ゲル化剤がセルロースポリマーである、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- ゲル化剤がヒドロキシエチルセルロース(HEC)である、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 0.25%のPVP−I、
44%のDMSO、
0.25%超および2.0%未満のゲル化剤、および
共溶媒
を含み、
ステロイドを含まず、そしてNSAIDを含まない、請求項1に記載の安定なゲル組成物。 - 共溶媒が、水または水性等張溶液である、請求項18に記載の安定なゲル組成物。
- ゲル化剤がセルロースポリマーである、請求項18に記載の安定なゲル組成物。
- セルロースポリマーがヒドロキシエチルセルロース(HEC)である、請求項19に記載の安定なゲル組成物。
- 請求項1に記載の安定なゲル組成物であって、当該組成物が局所眼科用調製物であり、各成分が眼科的に許容され、前記眼科用ゲル組成物が、少なくとも72時間、ポビドン−ヨード出発原料中の滴定可能なヨウ素の少なくとも85%を保持する、前記組成物。
- 少なくとも1か月間、ポビドン−ヨード出発原料中の滴定可能なヨウ素の少なくとも85%を保持する、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 12か月までの間、ポビドン−ヨード出発原料中の滴定可能なヨウ素の少なくとも85%を保持する、請求項1に記載の安定なゲル組成物。
- 眼または眼瞼の感染状態を予防する方法であって、
有効量の請求項1に記載の安定な局所眼科用ゲル組成物を、眼内注射または硝子体内注射を含めた眼の手術または侵襲的手技の前に、眼または眼瞼または眼周囲皮膚表面に適用するステップを含む、方法。 - 前記感染状態が、眼瞼炎、結膜炎、角膜潰瘍、細菌性角膜炎、ウイルス性角膜炎、術後眼内炎、および硝子体内注射または前房内注射後の眼内炎からなる群から選択される、請求項25に記載の方法。
- 感染状態が、細菌、ニキビダニ、真菌または酵母、およびウイルスからなる群から選択される、1つもしくは複数の感染因子により引き起こされる、またはこれらに関連する、請求項25に記載の方法。
- 前記状態が、眼瞼炎、眼瞼結膜炎、結膜炎、角膜炎または感染性角膜潰瘍である、請求項25に記載の方法。
- 感染因子がウイルスである、請求項27に記載の方法。
- 感染因子がニキビダニである、請求項27に記載の方法。
- 眼または眼瞼の感染状態を処置する方法であって、
有効量の請求項1に記載の安定な局所眼科用ゲル組成物を、感染を低減するまたは取り除くために必要に応じて、感染部位に適用するステップ
を含む、方法。 - 前記感染状態が、眼瞼炎、結膜炎、角膜潰瘍、細菌性角膜炎、ウイルス性角膜炎、術後眼内炎、および硝子体内注射または前房内注射後の眼内炎からなる群から選択される、請求項31に記載の方法。
- 感染状態が、細菌、ニキビダニ、真菌または酵母、およびウイルスからなる群から選択される、1つもしくは複数の感染因子により引き起こされる、またはこれらに関連する、請求項31に記載の方法。
- 前記状態が、眼瞼炎、眼瞼結膜炎、結膜炎、角膜炎または感染性角膜潰瘍である、請求項31に記載の方法。
- 感染因子がウイルスである、請求項33に記載の方法。
- 感染因子がニキビダニである、請求項33に記載の方法。
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