JP2019037922A - 吸水・脱臭材 - Google Patents

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昇 早川
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元信 森内
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Abstract

【課題】衝撃が加えられたとしてもその破損を防ぐことができ、良好な肌触りを有する吸水・脱臭材の提供。【解決手段】吸水性及び脱臭性を有する珪藻土を粉砕して得た珪藻土顆粒又は粉末のうちの少なくとも一方からなる第1成分と、吸水性及び脱臭性を有するシリカゲル顆粒又は粉末のうちの少なくとも一方、吸水性及び脱臭性を有する二酸化ケイ素顆粒又は粉末のうちの少なくとも一方、吸水性及び脱臭性を有するケイ酸カルシウム顆粒又は粉状のうちの少なくとも一方、吸水性及び脱臭性を有するケイ酸マグネシウム顆粒又は粉末のうちの少なくとも一方並びに脱臭性を有する活性炭顆粒又は粉状のうちの少なくとも一方から選択される少なくとも1種類からなる第2成分と、通気性、透湿性、透水性を有して所定量の第1及び第2成分を収納した収納袋と、から形成されている、吸水・脱臭材10A〜10D。【選択図】図1

Description

本発明は、吸水・脱臭材に関する。
珪藻土の粉体または粒体に粘土分を含む土をバインダとして適量添加するとともに、適度の水分を含有する砂を混合してこれを所定形状に成形し、その成形品を型内において加熱焼成時間:約5〜20分、加熱焼成温度:約900℃で焼成することによって砂の水分を高温ガス化して拡散させ、拡散力にて成形品を膨張させて高密度化する珪藻土製成形品の製造方法が開示されている(特許文献1参照)。前記製造方法によって製造された成型品は、水分を吸収するバスマットやコースターとして利用される。
特開2001−220264号公報
前記特許文献1に開示の製造方法によって製造された成型品は、所定の硬度に焼成された固形物であり、柔軟性がなく、所定の衝撃が加えられると、破損する場合があるとともに、感触が硬く、その肌触りが悪いという問題がある。また、成型品を作るには、珪藻土にバインダと適度の水分を含有する砂とを混合して所定形状に成形しつつ、所定の加熱焼成温度で所定時間焼成しなければならず、その製造に手間と時間とを要する。
本発明の目的は、衝撃が加えられたとしてもその破損を防ぐことができ、良好な肌触りを有し、不快な感触を与えることがない吸水・脱臭材を提供することにある。本発明の他の目的は、その製造に手間と時間とを要せず、容易に製造することができる吸水・脱臭材を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の吸水・脱臭材は、珪藻土を粒状に粉砕した吸水性および脱臭性を有する珪藻土顆粒と珪藻土を粉状に粉砕した吸水性および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分と、通気性、透湿性、透水性を有して所定量の第1成分を収納した収納袋とから形成されている。
本発明の一例としては、吸水・脱臭材が、吸水性および脱臭性を有する粒状のシリカゲル顆粒と粉状のシリカゲル粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状の二酸化ケイ素顆粒と粉状の二酸化ケイ素粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸カルシウム顆粒と粉状のケイ酸カルシウム粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸マグネシウム顆粒と粉状のケイ酸マグネシウム粉末とのうちの少なくとも一方、脱臭性を有する粒状の活性炭顆粒と粉状の活性炭粉末とのうちの少なくとも一方のうち、それらの少なくとも1種類からなる第2成分を含み、吸水・脱臭材では、所定量の第1成分と所定量の第2成分とが混合された状態で収納袋に収納されている。
本発明の他の一例としては、収納袋に収納された第1成分と第2成分との全重量に対する第1成分の重量割合が、70〜80%の範囲にあり、収納袋に収納された第1成分と第2成分との全重量に対する第2成分の重量割合が、20〜30%の範囲にある。
本発明の他の一例としては、吸水・脱臭材が、粒状のシリカエアロゲル顆粒と粉状のシリカエアロゲル粉末とのうちの少なくとも一方からなる第3成分を含み、吸水・脱臭材では、第2成分と第3成分とのうちの少なくとも一方と第1成分とが混合された状態で収納袋に収納されている。
本発明の他の一例としては、収納袋に収納された第1〜第3成分の全重量に対する第1成分の重量割合が、70〜80%の範囲、収納袋に収納された第1〜第3成分の全重量に対する第2成分の重量割合が、10〜15%の範囲にあり、収納袋に収納された第1〜第3成分の全重量に対する第3成分の重量割合が、10〜20%の範囲にある。
本発明の他の一例としては、収納袋に収納された第1成分および第3成分の全重量に対する第1成分の重量割合が、70〜80%の範囲にあり、収納袋に収納された第1成分および第3成分の全重量に対する第3成分の重量割合が、20〜30%の範囲にある。
本発明の他の一例としては、収容袋が、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋と、不織布袋の一方の表面全体と他方の表面全体とのうちの少なくとも一方の表面全体を包被する織物または編み物製の布袋とのうちの少なくとも不織布袋である。
本発明の他の一例としては、吸水・脱臭材が、傘を挿脱可能に収容する傘カバー、PETボトルを挿脱可能に収容するPETボトルカバー、床に敷かれるバスマット、キッチン水切りトレイ、コースター、靴脱臭・除湿材、下駄箱脱臭・除湿材のうちのいずれかとして使用される。
本発明に係る吸水・脱臭材によれば、それが珪藻土を粒状に粉砕した吸水性および脱臭性を有する珪藻土顆粒と珪藻土を粉状に粉砕した吸水性および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分と、通気性、透湿性、透水性を有して所定量の第1成分を収納した収納袋とから形成されているから、柔軟性を有し、衝撃が加えられたとしても、その衝撃に対して自由に変形することができ、衝撃に対する破損を防ぐことができる。吸水・脱臭材は、第1成分を収納した収納袋が柔軟性を有するから、吸水・脱臭材の感触が柔らかく、良好な肌触りを有し、不快な感触を与えることがない。吸水・脱臭材は、吸水性および脱臭性を有する珪藻土顆粒と吸水性および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分を含み、優れた吸水性と優れた脱臭性とを有するから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。吸水・脱臭材は、珪藻土顆粒と珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分を収納袋に収納することで作ることができるから、その製造に手間と時間とを要せず、容易に製造することができる。
吸水性および脱臭性を有する粒状のシリカゲル顆粒と粉状のシリカゲル粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状の二酸化ケイ素顆粒と粉状の二酸化ケイ素粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸カルシウム顆粒と粉状のケイ酸カルシウム粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸マグネシウム顆粒と粉状のケイ酸マグネシウム粉末とのうちの少なくとも一方、脱臭性を有する粒状の活性炭顆粒と粉状の活性炭粉末とのうちの少なくとも一方のうち、それらの少なくとも1種類からなる第2成分を含み、所定量の第1成分と所定量の第2成分とが混合された状態で収納袋に収納されている吸水・脱臭材は、第1および第2成分と所定量の第1および第2成分を収納した収納袋とから形成されているから、柔軟性を有し、衝撃が加えられたとしても、その衝撃に対して自由に変形することができ、衝撃に対する破損を防ぐことができる。吸水・脱臭材は、第1および第2成分を収納した収納袋が柔軟性を有するから、吸水・脱臭材の感触が柔らかく、良好な肌触りを有し、不快な感触を与えることがない。吸水・脱臭材は、吸水性および脱臭性を有する珪藻土顆粒と吸水性および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分の他に、吸水性や脱臭性を有する第2成分を含み、第1成分と第2成分とを混合した混合物が優れた吸水性と優れた脱臭性とを有するから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。吸水・脱臭材は、第1成分と第2成分との混合物を収納袋に収納することで作ることができるから、その製造に手間と時間とを要せず、容易に製造することができる。
収納袋に収納された第1成分と第2成分との全重量に対する第1成分の重量割合が70〜80%の範囲にあり、収納袋に収納された第1成分と第2成分との全重量に対する第2成分の重量割合が20〜30%の範囲にある吸水・脱臭材は、前記重量割合の第1成分と第2成分とを混合した混合物が優れた吸水性と優れた脱臭性とを有するから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。
粒状のシリカエアロゲル顆粒と粉状のシリカエアロゲル粉末とのうちの少なくとも一方からなる第3成分を含み、第2成分と第3成分とのうちの少なくとも一方と第1成分とが混合された状態で収納袋に収納されている吸水・脱臭材は、第1〜第3成分と所定量の第1〜第3成分を収納した収納袋とから形成されているから、柔軟性を有し、衝撃が加えられたとしても、その衝撃に対して自由に変形することができ、衝撃に対する破損を防ぐことができる。吸水・脱臭材は、第1〜第3成分を収納した収納袋が柔軟性を有するから、吸水・脱臭材の感触が柔らかく、良好な肌触りを有し、不快な感触を与えることがない。吸水・脱臭材は、吸水性および脱臭性を有する珪藻土顆粒と吸水性および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分の他に、吸水性や脱臭性を有する第2成分と粒状のシリカエアロゲル顆粒と粉状のシリカエアロゲル粉末とのうちの少なくとも一方からなる第3成分とのうちの少なくとも一方を含み、第1〜第3成分を混合した混合物が優れた吸水性と優れた脱臭性とを有するから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。吸水・脱臭材は、第1〜第3成分の混合物を収納袋に収納することで作ることができるから、その製造に手間と時間とを要せず、容易に製造することができる。
収納袋に収納された第1〜第3成分の全重量に対する第1成分の重量割合が70〜80%の範囲、収納袋に収納された第1〜第3成分の全重量に対する第2成分の重量割合が10〜15%の範囲にあり、収納袋に収納された第1〜第3成分の全重量に対する第3成分の重量割合が10〜20%の範囲にある吸水・脱臭材は、前記重量割合の第1〜第3成分を混合した混合物が優れた吸水性と優れた脱臭性とを有するから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。
収納袋に収納された第1成分および第3成分の全重量に対する第1成分の重量割合が70〜80%の範囲にあり、収納袋に収納された第1成分および第3成分の全重量に対する第3成分の重量割合が20〜30%の範囲にある吸水・脱臭材は、前記重量割合の第1成分と第3成分とを混合した混合物が優れた吸水性と優れた脱臭性とを有するから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。
収容袋が通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋と、不織布袋の一方の表面全体と他方の表面全体とのうちの少なくとも一方の表面全体を包被する織物または編み物製の布袋とのうちの少なくとも不織布袋である吸水・脱臭材は、収容袋が不織布袋と不織布袋の一方の表面全体と他方の表面全体とのうちの少なくとも一方の表面全体を包被する布袋とのうちの少なくとも不織布袋であるから、収容袋が柔軟性を有し、衝撃が加えられたとしても、その衝撃に対して自由に変形することができ、衝撃に対する破損を防ぐことができる。吸水・脱臭材は、収納袋が不織布袋と布袋とのうちの少なくとも不織布袋から作られ、収納袋が柔軟性を有するから、吸水・脱臭材の感触が柔らかく、良好な肌触りを有し、不快な感触を与えることがない。吸水・脱臭材は、収容袋が通気性、透湿性、透水性を有し、収容袋を透過した水分や湿気を第1成分や第2成分、第3成分に確実に吸収させることができ、収容袋を透過した臭い成分を第1成分や第2成分、第3成分に確実に吸着させることができるから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。
吸水・脱臭材が傘を挿脱可能に収容する傘カバー、PETボトルを挿脱可能に収容するPETボトルカバー、床に敷かれるバスマット、キッチン水切りトレイ、コースター、靴脱臭・除湿材、下駄箱脱臭・除湿材のうちのいずれかとして使用される吸水・脱臭材は、それが傘カバーとして使用される場合、傘に付着した雨水を迅速に吸収することができ、傘に付着した雨水の外部への漏出や滴下を防ぐことができるとともに、傘のさび付きを防ぐことができる。吸水・脱臭材がPETボトルカバーとして使用される場合、PETボトルに付着した水滴を迅速に吸収することができ、さらに吸水・脱臭材が優れた断熱性を有することから、PETボトルの温度上昇や温度低下を防ぐことができる。吸水・脱臭材がバスマットとして使用される場合、人の体から滴り落ちた水滴や人の足裏に付着した水分を素早く吸収することができ、足裏のべたつき感を迅速に除去することができる。吸水・脱臭材がキッチン水切りトレイとして使用される場合、食器や調理器具、食材等から滴り落ちた水滴を迅速に吸収することができ、食器や調理器具、食材等の乾燥状態を保持することができるとともに、カビ臭やカルキ臭、塩素臭等の水の臭いを食器や調理具、食材等から除去することができる。吸水・脱臭材がコースターとして使用される場合、コップやタンブラー、ジョッキ等から滴り落ちた水滴を素早く吸収することができ、コップやタンブラー、ジョッキ等から滴り落ちた水滴の水溜まりを防ぐことができる。吸水・脱臭材が靴脱臭・除湿材として使用される場合、それを靴の中(内部)に設置することで、靴の中の湿気を取り除くことができ、靴の不快な臭いを取り除くことができる。吸水・脱臭材が下駄箱脱臭・除湿材として使用される場合、それを下駄箱の中に設置することで、下駄箱の中の湿気を取り除くことができ、下駄箱の不快な臭いを取り除くことができる。
一例として示す吸水・脱臭材の斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 一例として示す傘カバーの斜視図。 折り畳み雨傘を収容した傘カバーの斜視図。 一例として示すPETボトルカバーの斜視図。 一例として示すバスマットの斜視図。 一例として示すキッチン水切りトレイの斜視図。 一例として示すコースターの斜視図。 一例として示す靴脱臭・除湿材の斜視図。 靴の内部に挿入された状態の靴脱臭・除湿材の斜視図。 一例として示す下駄箱脱臭・除湿材の斜視図
一例として示す吸水・脱臭材10A〜10Dの斜視図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る吸水・脱臭材10の詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、図1のA−A線矢視断面図である。一例として示す吸水・脱臭材10Aは、収納袋11と、その収納袋11の内部に収納された第1成分とから形成される。収納袋11には、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋12が使用される。なお、収納袋11が通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋12と不織布袋12の一方の表面全体と他方の表面全体とのうちの少なくとも一方の表面全体を包被する織物または編み物製の布袋13とから作られていてもよい。
第1成分の一例は、珪藻土を粒状に粉砕した吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土顆粒である。収納袋11(不織布袋12)の内部には、所定量の珪藻土顆粒が収納されている。第1成分の他の一例は、珪藻土を粉状に粉砕した吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土粉末である。収納袋11(不織布袋12)の内部には、所定量の珪藻土粉末が収納されている。第1成分の他の一例は、珪藻土を粒状に粉砕した吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土顆粒と珪藻土を粉状に粉砕した吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土粉末との混合物である。収納袋11(不織布袋12)の内部には、珪藻土顆粒と珪藻土粉末とを混合した所定量の混合物が収納されている。
通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布には、スパンレース法によって作られたスパンレース不織布やメルトブローン法によって作られたメルトブローン不織布、SMS法によって作られたSMS不織布、フラッシュスパン法によって作られたフラッシュスパン不織布を使用することができる。また、スパンレース不織布やメルトブローン不織布、SMS不織布、フラッシュスパン不織布のうちの少なくとも2種類の不織布を少なくとも2層以上に積層した複合不織布を使用することもできる。
繊維不織布には、既述のそれらの他に、サーマルボンド法によって作られたサーマルボンド不織布、ケミカルボンド法によって作られたケミカルボンド不織布、ニードルパンチ法によって作られたニードルパンチ不織布、ステッチボンド法によって作られたステッチボンド不織布を使用することもできる。それら繊維不織布には、ナイロンやポリエステル、ポリプロピレン、キュプラ等を材料とした長繊維から作られ、低発塵であることが好ましい。なお、それら繊維不織布がナイロンやポリエステル、ポリプロピレン、キュプラ等を材料とした短繊維から作られていてもよい。
不織布袋12は、その平面形状が矩形に成形され、重なり合う不織布袋12どうしがその両端縁部14および両側縁部15(周縁部)に延びる溶着線16によって接合され、両側縁部15の間で幅方向へ等間隔離間して縦方向へ直状に延びる溶着線16によって接合されているとともに、両端縁部14の間で縦方向へ等間隔離間して幅方向へ直状に延びる溶着線16によって接合されている。
それら溶着線16では、ヒートシールやソニックシール等の熱溶着手段によって繊維不織布どうしが溶着している。それら溶着線16の間には幅方向へ並ぶ複数の収納部17が形成され、第1成分がそれら収納部17に収納されている。収納部17ではそこに収納された第1成分によってその厚みが増加し、収納部17が膨隆している。
なお、不織布袋12どうしがその周縁部(両端縁部14および両側縁部15)のみに延びる溶着線16によって接合されていてもよく、不織布袋12どうしがその周縁部(両端縁部14および両側縁部15)に延びる溶着線16と、両側縁部15の間で幅方向へ等間隔離間して直状に延びる溶着線16とによって接合されていてもよい。また、不織布袋12どうしがその周縁部(両端縁部14および両側縁部15)に延びる溶着線16と、両端縁部14の間で縦方向へ等間隔離間して直状に延びる溶着線16とによって接合されていてもよい。不織布12どうしが縫製によって接合されていてもよい。
吸水・脱臭材10Aは、それが珪藻土を粒状に粉砕した吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土顆粒と珪藻土を粉状に粉砕した吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分と、通気性、透湿性、透水性を有して所定量の第1成分を収納した収納袋11(不織布袋12、または、不織布袋12および布袋13)とから形成されているから、吸水・脱臭材10Aが柔軟性を有し、吸水・脱臭材10Aに衝撃が加えられたとしても、その衝撃に対して自由に変形することができ、衝撃に対する吸水・脱臭材10Aの破損を防ぐことができる。吸水・脱臭材10Aは、第1成分を収納した収納袋11が不織布袋12と布袋13とのうちの少なくとも不織布袋12から作られ、収納袋11が柔軟性を有するから、吸水・脱臭材10Aの感触が柔らかく、吸水・脱臭材10Aが良好な肌触りを有し、吸水・脱臭材10Aの使用者に不快な感触を与えることがない。
吸水・脱臭材10Aは、珪藻土顆粒と珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分を収納袋11に収納することで作ることができるから、その製造に手間と時間とを要せず、容易に製造することができる。吸水・脱臭材10Aは、吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土顆粒と、吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分を含み、優れた吸水性(吸放湿性)と優れた脱臭性とを有するから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。
他の一例として示す吸水・脱臭材10Bは、収納袋11(不織布袋12、または、不織布袋12および布袋13)と、その収納袋11の内部に収納された第1成分および第2成分とから形成される。収納袋11や第1成分は、既述のとおりである。吸水・脱臭材10Bでは、所定量の第1成分と所定量の第2成分とを均一に満遍なく混合した混合物が収納袋11に収納されている。収納袋11では、第1成分および第2成分の混合物が各収納部17に収納され、第1成分および第2成分によって収納部17が膨隆している。収納袋11に収納された第1成分と第2成分との全重量(混合物の全重量)に対する第1成分の重量割合は、70〜80%の範囲にある。収納袋11に収納された第1成分と第2成分との全重量(混合物の全重量)に対する第2成分の重量割合は、20〜30%の範囲にある。
第2成分は、吸水性および脱臭性を有する粒状のシリカゲル顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状のシリカゲル粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状の二酸化ケイ素顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状の二酸化ケイ素粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸カルシウム顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状のケイ酸カルシウム粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸マグネシウム顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状のケイ酸マグネシウム粉末とのうちの少なくとも一方、脱臭性を有する粒状の活性炭顆粒と脱臭性を有する粉状の活性炭粉末とのうちの少なくとも一方のうち、それらの少なくとも1種類である。第2成分の組み合わせは任意であり、それら成分のうちの2種類以上の成分を混合したものであってもよい。
吸水・脱臭材10Bは、第1成分および第2成分と、通気性、透湿性、透水性を有して所定量の第1および第2成分を収納した収納袋11(不織布袋12、または、不織布袋12および布袋13)とから形成されているから、吸水・脱臭材10Bが柔軟性を有し、吸水・脱臭材10Bに衝撃が加えられたとしても、その衝撃に対して自由に変形することができ、衝撃に対する吸水・脱臭材10Bの破損を防ぐことができる。吸水・脱臭材10Bは、第1成分と第2成分とを混合した混合物を収納した収納袋11が不織布袋12と布袋13とのうちの少なくとも不織布袋12から作られ、収納袋11が柔軟性を有するから、吸水・脱臭材10Bの感触が柔らかく、吸水・脱臭材10Bが良好な肌触りを有し、吸水・脱臭材10Bの使用者に不快な感触を与えることがない。吸水・脱臭材10Bは、第1成分と第2成分との混合物を収納袋に収納することで作ることができるから、その製造に手間と時間とを要せず、容易に製造することができる。
吸水・脱臭材10Bは、吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土顆粒と吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分と、吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する第2成分とを含み、第2成分が吸水性および脱臭性を有する粒状のシリカゲル顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状のシリカゲル粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状の二酸化ケイ素顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状の二酸化ケイ素粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸カルシウム顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状のケイ酸カルシウム粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸マグネシウム顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状のケイ酸マグネシウム粉末とのうちの少なくとも一方、脱臭性を有する粒状の活性炭顆粒と脱臭性を有する粉状の活性炭粉末とのうちの少なくとも一方のうち、それらの少なくとも1種類であるから、既述の重量割合の第1成分と第2成分とを混合した混合物が優れた吸水性(吸放湿性)と優れた脱臭性とを有し、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。
他の一例として示す吸水・脱臭材10Cは、収納袋11(不織布袋12、または、不織布袋12および布袋13)と、その収納袋11の内部に収納された第1成分、第2成分、第3成分とから形成される。収納袋11や第1成分、第2成分は、既述のとおりである。吸水・脱臭材10Cでは、所定量の第1成分と所定量の第2成分と所定量の第3成分とを均一に満遍なく混合した混合物が収納袋11に収納されている。収納袋11では、第1成分、第2成分、第3成分の混合物が各収納部17に収納され、第1成分、第2成分、第3成分によって収納部17が膨隆している。
収納袋11に収納された第1〜第3成分の全重量(混合物の全重量)に対する第1成分の重量割合は、70〜80%の範囲にある。収納袋11に収納された第1〜第3成分の全重量(混合物の全重量)に対する第2成分の重量割合は、10〜15%の範囲にある。収納袋11に収納された第1〜第3成分の全重量(混合物の全重量)に対する第3成分の重量割合は、10〜20%の範囲にある。第3成分は、吸水性および脱臭性を有する粒状のシリカエアロゲル顆粒と、吸水性および脱臭性を有する粉状のシリカエアロゲル粉末とのうちの少なくとも一方である。
吸水・脱臭材10Cは、第1〜第3成分と、通気性、透湿性、透水性を有して所定量の第1〜第3成分を収納した収納袋11(不織布袋12、または、不織布袋12および布袋13)とから形成されているから、吸水・脱臭材10Cが柔軟性を有し、吸水・脱臭材10Cに衝撃が加えられたとしても、その衝撃に対して自由に変形することができ、衝撃に対する吸水・脱臭材10Cの破損を防ぐことができる。吸水・脱臭材10Cは、第1〜第3成分を混合した混合物を収納した収納袋11が不織布袋12と布袋13とのうちの少なくとも不織布袋12から作られ、収納袋11が柔軟性を有するから、吸水・脱臭材10Cの感触が柔らかく、吸水・脱臭材10Cが良好な肌触りを有し、吸水・脱臭材10Cの使用者に不快な感触を与えることがない。吸水・脱臭材10Cは、第1〜第3成分の混合物を収納袋11に収納することで作ることができるから、その製造に手間と時間とを要せず、容易に製造することができる。
吸水・脱臭材10Cは、吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土顆粒と吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分と、吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する第2成分と、吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する第3成分とを含み、第2成分が吸水性および脱臭性を有する粒状のシリカゲル顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状のシリカゲル粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状の二酸化ケイ素顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状の二酸化ケイ素粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸カルシウム顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状のケイ酸カルシウム粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸マグネシウム顆粒と吸水性および脱臭性を有する粉状のケイ酸マグネシウム粉末とのうちの少なくとも一方、脱臭性を有する粒状の活性炭顆粒と脱臭性を有する粉状の活性炭粉末とのうちの少なくとも一方のうち、それらの少なくとも1種類であり、第3成分が粒状のシリカエアロゲル顆粒と吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する粉状のシリカエアロゲル粉末とのうちの少なくとも一方であるから、既述の重量割合の第1〜第3成分を混合した混合物が優れた吸水性(吸放湿性)と優れた脱臭性とを有するから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。
他の一例として示す吸水・脱臭材10Dは、収納袋11(不織布袋12、または、不織布袋12および布袋13)と、その収納袋11の内部に収納された第1成分および第3成分とから形成される。収納袋11や第1成分、第3成分は、既述のとおりである。吸水・脱臭材10Dでは、所定量の第1成分と所定量の第3成分とを混合した混合物が収納袋11に収納されている。収納袋11では、第1成分および第3成分の混合物が各収納部17に収納され、第1成分および第3成分によって収納部17が膨隆している。収納袋11に収納された第1成分および第3成分の全重量(混合物の全重量)に対する第1成分の重量割合は、70〜80%の範囲にあり、収納袋11に収納された第1成分および第3成分の全重量(混合物の全重量)に対する第3成分の重量割合は、20〜30%の範囲にある。
吸水・脱臭材10Dは、第1成分および第3成分と、通気性、透湿性、透水性を有して所定量の第1および第3成分を収納した収納袋11(不織布袋12、または、不織布袋12および布袋13)とから形成されているから、吸水・脱臭材10Dが柔軟性を有し、吸水・脱臭材10Dに衝撃が加えられたとしても、その衝撃に対して自由に変形することができ、衝撃に対する吸水・脱臭材10Dの破損を防ぐことができる。吸水・脱臭材10Dは、第1成分および第3成分を混合した混合物を収納した収納袋11が不織布袋12と布袋13とのうちの少なくとも不織布袋12から作られ、収納袋11が柔軟性を有するから、吸水・脱臭材10Dの感触が柔らかく、吸水・脱臭材10Dが良好な肌触りを有し、吸水・脱臭材10Dの使用者に不快な感触を与えることがない。吸水・脱臭材10Dは、第1成分および第3成分の混合物を収納袋11に収納することで作ることができるから、その製造に手間と時間とを要せず、容易に製造することができる。
吸水・脱臭材10Dは、吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土顆粒と吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分と、吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する粒状のシリカエアロゲル顆粒と吸水性(吸放湿性)および脱臭性を有する粉状のシリカエアロゲル粉末とのうちの少なくとも一方からなる第3成分とを含み、既述の重量割合の第1成分および第3成分を混合した混合物が優れた吸水性(吸放湿性)と優れた脱臭性とを有するから、水分や湿気を吸収する吸水剤や除湿材として最適に使用することができ、臭気を吸収する脱臭剤として最適に使用することができる。
図3は、一例として示す傘カバー18の斜視図であり、図4は、折り畳み雨傘19を収容した傘カバー18の斜視図である。傘カバー18は、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物のいずれかを収納袋11に収納した吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られている。収納袋11は、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋12と、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)を包被する織物または編み物製の布袋13(不織布袋12をその内部に収容した布袋13)とから作られている。不織布袋12と布袋13とは、それらの周縁部において縫製によって連結(一体化)されている。
傘カバー18は、収納袋11の一方の側部と他方の側部の略下半分と下端部とが縫製によって接合されている。傘カバー18の他方の側部の略上半分には、スライダーを備えた線ファスナーが取り付けられている。傘カバー18には、折り畳まれた折り畳み雨傘19を挿入する挿入開口20と、収納袋11(不織布袋12および布袋13)に囲繞されて折り畳み雨傘19を収容する収容部21とが形成されている。
傘カバー18では、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体が布袋13の生地に包被され(覆われ)、傘カバー18の外側(収容部21の外側)に布袋13の生地が露出しつつ、傘カバー18の内側(内部)(収容部21の内側)に布袋13の生地が位置する。なお、不織布袋12の一方の表面全体のみが布袋13の生地に包被され(覆われ)、傘カバー18の外側(収容部21の外側)に布袋13の生地が露出し、傘カバー18の内側(内部)(収容部21の内側)に不織布袋12が位置する場合がある。この場合は、不織布袋12と布袋13の生地とが縫製によって連結(一体化)される。
傘カバー18は、スライダーを引き下げて線ファスナーを開放し、挿入開口20を広げた状態で挿入開口20に折り畳まれた折り畳み雨傘19を挿入し、収容部21に折り畳み雨傘19を挿脱可能に収容した後、スライダーを引き上げて線ファスナーを閉める。なお、折り畳み雨傘19を挿入する挿入開口20と折り畳み雨傘19を収容する収容部21とが形成されていればよく、傘カバー18の外観形状に特に制限はない。また、その大きさにも特に制限はなく、長雨傘を挿脱可能かつ収容可能な形状および大きさであってもよい。さらに、線ファスナーの他に、フックとループとを備えたメカニカルファスナを利用し、メカニカルファスナを係合させて挿入開口19を閉めることもできる。
傘カバー18では、雨傘19に付着した雨水(水滴)が布袋13の生地および不織布袋12の生地を通過し、または、傘カバー18の内側(内部)(収容部21の内側)に不織布袋12が位置する場合は雨水(水滴)が不織布袋12の生地を通過し、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物に吸収保持される。傘カバー18は、雨傘19に付着した雨水が傘カバー18の外側(収容部21の外側)に漏れ出すことはなく、雨傘19に付着した雨水の水切りを行うことができる。なお、雨水(水滴)を吸収保持した傘カバー18は、それを干すことで水分が傘カバー18(吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれか)から外部に放出され、傘カバー18が乾燥する。傘カバー18は、それを干して乾燥させることで繰り返し使用することができる。
傘カバー18は、雨傘19に付着した雨水(水滴)が雨傘19からそれら成分に吸収保持されるから、雨傘19に付着した雨水(水滴)を迅速に吸収することができ、雨傘19が乾燥するとともに、雨傘19の乾燥状態を保持することができる。傘カバー18は、それが吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られ、雨傘19に付着した雨水(水滴)がそれら成分に吸収保持されることで雨水(水滴)を迅速に吸収することができるから、雨傘19に付着した雨水の外部への漏れ出しや滴下を防ぐことができるとともに、雨傘19のさび付きを防ぐことができる。
図5は、一例として示すPETボトルカバー22の斜視図である。PETボトルカバー22は、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物のいずれかを収納袋11に収納した吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られている。収納袋11は、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋12と、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)を包被する織物または編み物製の布袋13(不織布袋12をその内部に収容した布袋13)とから作られている。不織布袋12と布袋13とは、それらの周縁部において縫製によって連結(一体化)されている。
PETボトルカバー22は、円形の底壁部23と、底壁部23の周縁から上方へ延びる周壁部24とを有し、上下方向へ長い略円筒状に成形されている。PETボトルカバー22には、PETボトル25を挿入する挿入開口26と、PETボトル25を収容する収容部27とが形成されている。挿入開口26を囲繞する周壁部26の頂部分には、挿入開口26を開閉する巾着紐28が取り付けられている。
PETボトルカバー22では、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体が布袋13の生地に包被され(覆われ)、PETボトルカバー22の外側(収容部27の外側)に布袋13の生地が露出しつつ、PETボトルカバー22の内側(内部)(収容部27の内側)に布袋13の生地が位置する。なお、不織布袋12の一方の表面全体のみが布袋13の生地に包被され(覆われ)、PETボトルカバー22の外側(収容部27の外側)に布袋13の生地が露出し、PETボトルカバー22の内側(内部)(収容部27の内側)に不織布袋12が位置する場合がある。この場合は、不織布袋12と布袋13の生地とが縫製によって連結(一体化)される。
PETボトルカバー22は、巾着紐28を緩めて挿入開口26を広げ、挿入開口26を広げた状態で挿入開口26にPETボトル25を挿入し、収容部27にPETボトル25を挿脱可能に収容した後、巾着紐28を締めて挿入開口26を閉じる。なお、PETボトル25を挿入する挿入開口26とPETボトル25を収容する収容部27が形成されていればよく、PETボトルカバー22の外観形状に特に制限はない。また、その大きさにも特に制限はなく、各種のPETボトルを挿脱可能かつ収容可能な形状および大きさであってもよい。さらに、巾着紐28の他に、スライダーを備えて線ファスナーを利用し、線ファスナーを閉めることで挿入開口26を閉じることもでき、フックとループとを備えたメカニカルファスナを利用し、メカニカルファスナを係合させて挿入開口26を閉じることもできる。
PETボトルカバー22では、PETボトル25の表面に付着した水滴が布袋13の生地および不織布袋12の生地を通過し、または、PETボトルカバー22の内側(内部)(収容部27の内側)に不織布袋12が位置する場合は水滴が不織布袋12の生地を通過し、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物に吸収保持される。PETボトルカバー22は、PETボトル25に付着した水滴がPETボトルカバー22の外側(収容部27の外側)に漏れ出すことはなく、PETボトル25に付着した水滴の水切りを行うことができる。水滴を吸収保持したPETボトルカバー22は、それを干すことで水分がPETボトルカバー22(吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれか)から外部に放出され、PETボトルカバー22が乾燥する。PETボトルカバー22は、それを干して乾燥させることで繰り返し使用することができる。
PETボトルカバー22は、PETボトル25に付着した水滴がPETボトル25からそれら成分に吸収保持されるから、PETボトル25の表面に付着した水滴を迅速に吸収することができ、PETボトル25の表面が乾燥するとともに、PETボトル25の表面の乾燥状態を保持することができる。PETボトルカバー22は、吸水・脱臭材10A〜10Dが優れた断熱性を有することから、PETボトルカバー22の収容部27に収容されたPETボトル22の温度上昇や温度低下を防ぐことができる。PETボトルカバー22は、それが吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られ、PETボトル25に付着した水滴がそれら成分に吸収保持されることで水滴を迅速に吸収することができるから、PETボトル25に付着した水滴の外部への漏れ出しや水滴の滴下を防ぐことができる。
図6は、一例として示すバスマット29の斜視図である。バスマット29は、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物のいずれかを収納袋11に収納した吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られている。収納袋11は、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋12と、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)を包被する織物または編み物製の布袋13(不織布袋12をその内部に収容した布袋13)とから作られている。
バスマット29(不織布袋12および布袋13)は、その平面形状が長方形に成形されている。布袋13は、一方の側部と両端部とが縫製によって接合されている。布袋13の他方の側部には、スライダーを備えた線ファスナーが取り付けられている。バスマット29では、不織布袋12が布袋13の内部に挿脱可能に収容され、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)が布袋13に包被されている(覆われている)。
なお、バスマット29の平面形状に特に限定はなく、平面形状を円形や楕円形、星形等のあらゆる形状に成形することができる。また、バスマット29の大きさについても特に制限はない。さらに、線ファスナーの他に、フックとループとを備えたメカニカルファスナを布袋13の他方の側部に取り付け、メカニカルファスナを利用して布袋13の他方の側部を開閉することもできる。
バスマット29では、床(床面)に載置されて床に敷かれ、その上(布袋13の生地の上)を人が位置する。バスマット29では、その上に位置する人の体に付着した水滴がバスマット29の上に落ちると、水滴が布袋13の生地および不織布袋12の生地を通過し、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物に吸収保持される。バスマット29は、人の体から滴り落ちた水滴がバスマット29の外側に漏れ出すことはなく、人の体から滴り落ちた水滴や人の足裏に付着した水分の水切りを行うことができる。
水分を吸収保持したバスマット29は、それを干すことで水分がバスマット29(吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれか)から外部に放出され、バスマット29が乾燥する。バスマット29は、それを干して乾燥させることで繰り返し使用することができる。なお、複数回の使用で布袋13が汚れた場合、布袋13の他方の側部に取り付けられた線ファスナーのスライダーをスライドさせて(引き下げて)布袋13の他方の側部を開放し、布袋13の他方の側部から不織布袋12を取り出し、不織布袋12と布袋13とを分離して布袋13を洗濯する。洗濯した布袋13の他方の側部から不織布袋12を挿入し、不織布袋12を布袋12の内部に収容した後、スライダーをスライドさせて(引き上げて)布袋13の他方の側部を閉める。バスマット29は、布袋13が汚れた場合、布袋13を洗濯することで布袋13の汚れを落とすことができるから、清潔な状態で使用することができる。
バスマット29は、人の体から滴り落ちた水滴や人の足裏に付着した水分がそれら成分に吸収保持されるから、足裏のべたつき感を迅速に除去することができ、人の体から滴り落ちた水滴や人の足裏に付着した水分が周囲に散らばることはなく、床面の美感や清潔感を保持することができる。バスマット29は、それが吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られ、人の体から滴り落ちた水滴や人の足裏に付着した水分を迅速に吸収することができるから、人の体や足裏に付着した水滴の床面への散在を防ぐことができる。
図7は、一例として示すキッチン水切りトレイ30の斜視図である。キッチン水切りトレイ30は、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物のいずれかを収納袋に収納した吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られている。収納袋11は、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋12と、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)を包被する織物または編み物製の布袋13(不織布袋12をその内部に収容した布袋13)とから作られている。
キッチン水切りトレイ30(不織布袋12および布袋13)は、その平面形状が長方形に成形されている。布袋13は、一方の側部と両端部とが縫製によって接合されている。布袋13の他方の側部には、スライダーを備えた線ファスナーが取り付けられている。キッチン水切りトレイ30では、不織布袋12が布袋13の内部に挿脱可能に収容され、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)が布袋13に包被されている(覆われている)。
なお、キッチン水切りトレイ30の平面形状に特に限定はなく、平面形状を円形や楕円形、菱形等のあらゆる形状に成形することができる。また、キッチン水切りトレイ30の大きさについても特に制限はない。さらに、線ファスナーの他に、フックとループとを備えたメカニカルファスナを布袋13の他方の側部に取り付け、メカニカルファスナを利用して布袋13の他方の側部を開閉することもできる。
キッチン水切りトレイ30は、キッチンの流し台や調理台に置かれ、その上(布袋13の生地の上)に食器や調理器具、食材等が載置される。キッチン水切りトレイ30では、その上に載置された食器や調理器具、食材等に付着した水滴がキッチン水切りトレイ30の上に落ちると、水滴が布袋13の生地および不織布袋12の生地を通過し、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物に吸収保持される。キッチン水切りトレイ30は、食器や調理器具、食材等から滴り落ちた水滴がキッチン水切りトレイ30の外側に漏れ出すことはなく、食器や調理器具、食材等に付着した水滴の水切りを行うことができる。
水分を吸収保持したキッチン水切りトレイ30は、それを干すことで水分がキッチン水切りトレイ30(吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれか)から外部に放出され、キッチン水切りトレイ30が乾燥する。キッチン水切りトレイ30は、それを干して乾燥させることで繰り返し使用することができる。
なお、複数回の使用で布袋13が汚れた場合、布袋13の他方の側部に取り付けられた線ファスナーのスライダーをスライドさせて布袋13の他方の側部を開放し、布袋13の他方の側部から不織布袋12を取り出し、不織布袋12と布袋13とを分離して布袋13を洗濯する。洗濯した布袋13の他方の側部から不織布袋12を挿入し、不織布袋12を布袋12の内部に収容した後、スライダーをスライドさせて布袋13の他方の側部を閉める。キッチン水切りトレイ30は、布袋13が汚れた場合、布袋13を洗濯することで布袋13の汚れを落とすことができるから、清潔な状態で使用することができる。
キッチン水切りトレイ30は、食器や調理器具、食材等から滴り落ちた水滴がそれら成分に吸収保持されるから、食器や調理器具、食材等から滴り落ちた水滴を迅速に吸収することができ、食器や調理器具、食材等の乾燥状態を保持することができるとともに、カビ臭やカルキ臭、塩素臭等の水の臭いを食器や調理具、食材等から除去することができる。キッチン水切りトレイ30は、それが吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られ、食器や調理器具、食材等から滴り落ちた水滴を迅速に吸収することができるから、食器や調理器具、食材等から滴り落ちた水滴の流し台や調理台への滴下や流し台や調理台に対する水滴の散在を防ぐことができる。
図8は、一例として示すコースター31の斜視図である。コースター31は、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物のいずれかを収納袋に収納した吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られている。収納袋11は、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋12と、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)を包被する織物または編み物製の布袋13(不織布袋12をその内部に収容した布袋13)とから作られている。
コースター31(不織布袋12および布袋13)は、その平面形状が円形に成形されている。布袋13は、その周縁部の過半が縫製によって接合されている。布袋13の周縁部の一部には、スライダーを備えた線ファスナーが取り付けられている。コースター31では、不織布袋12が布袋13の内部に挿脱可能に収容され、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)が布袋13に包被されている(覆われている)。
なお、コースター31の平面形状に特に限定はなく、平面形状を矩形や楕円形、菱形等のあらゆる形状に成形することができる。また、コースター31の大きさについても特に制限はない。さらに、線ファスナーの他に、フックとループとを備えたメカニカルファスナを布袋13の周縁部の一部に取り付け、メカニカルファスナを利用して布袋13の周縁部の一部を開閉することもできる。
コースター31は、テーブルやカウンターに置かれ、その上(布袋13の生地の上)にコップやタンブラー、ジョッキ等が載置される。コースター31では、その上に載置されたコップやタンブラー、ジョッキ等に付着した水滴がコースター31の上に落ちると、水滴が布袋13の生地および不織布袋12の生地を通過し、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物に吸収保持される。コースター31は、コップやタンブラー、ジョッキ等から滴り落ちた水滴がコースター31の外側に漏れ出すことはなく、コップやタンブラー、ジョッキ等に付着した水滴の水切りを行うことができる。
水分を吸収保持したコースター31は、それを干すことで水分がコースター31(吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれか)から外部に放出され、コースター31が乾燥する。コースター31は、それを干して乾燥させることで繰り返し使用することができる。なお、複数回の使用で布袋13が汚れた場合、布袋13の周縁部の一部に取り付けられた線ファスナーのスライダーをスライドさせて布袋13の周縁部の一部を開放し、布袋13の周縁部から不織布袋12を取り出し、不織布袋12と布袋13とを分離して布袋13を洗濯する。洗濯した布袋13の周縁部から不織布袋12を挿入し、不織布袋12を布袋12の内部に収容した後、スライダーをスライドさせて布袋13の周縁部の一部を閉める。コースター31は、布袋13が汚れた場合、布袋13を洗濯することで布袋13の汚れを落とすことができるから、清潔な状態で使用することができる。
コースター31は、コップやタンブラー、ジョッキ等から滴り落ちた水滴がそれら成分に吸収保持されるから、コップやタンブラー、ジョッキ等から滴り落ちた水滴を迅速に吸収することができ、テーブルやカウンターへの水滴の滴下や水滴の散在を防ぐことができる。コースター31は、それが吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られ、コップやタンブラー、ジョッキ等から滴り落ちた水滴を迅速に吸収することができるから、コップやタンブラー、ジョッキ等から滴り落ちた水滴の水溜まりを防ぐことができ、テーブルやカウンターの美感や清潔感を保持することができる。
図9は、一例として示す靴脱臭・除湿材32の斜視図であり、図10は、靴34の内部に挿入された状態の靴脱臭・除湿材32の斜視図である。靴脱臭・除湿材32は、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物のいずれかを収納袋に収納した吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られている。収納袋11は、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋12と、不織布袋12をその内部に収容した布袋13とから作られている。
靴脱臭・除湿材32は、その形状が角筒状に成形されている。布袋13は、その周縁部が縫製によって接合されて頂部開口を有する袋状に成形されている。布袋13の頂部開口は、紐33を結ぶことによって閉められている。靴脱臭・除湿材32では、不織布袋12が布袋13の内部に挿脱可能に収容され、不織布袋12の表面全体(外表面全体)が布袋13に包被されている(覆われている)。なお、靴脱臭・除湿材32の形状に特に限定はなく、形状を円筒状や円錐形、板状、ロール状等のあらゆる形状に成形することができる。また、靴脱臭・除湿材32の大きさについても特に制限はない。
靴脱臭・除湿材32は、それが靴34の中(内部)に差し込まれ、靴34の内部に挿入される。靴脱臭・除湿材32では、靴34の中(内部)の湿気(湿分)が布袋13の生地および不織布袋12の生地を通過し、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物に吸収保持され、靴34の内部が除湿される。また、靴34の内部の臭気(臭い成分)が布袋13の生地および不織布袋12の生地を通過し、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物に吸収保持され、靴34が脱臭される。なお、靴34には、革靴や運動靴、ブーツ等のあらゆる靴が含まれる。
湿気や臭気を吸収保持した靴脱臭・除湿材32は、それを干すことで湿気や臭気が靴脱臭・除湿材32(吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれか)から外部に放出され、靴脱臭・除湿材32が乾燥する。靴脱臭・除湿材32は、それを干して乾燥させることで繰り返し使用することができる。なお、複数回の使用で布袋13が汚れた場合、紐33を解いて布袋13の頂部開口を開放し、布袋13の内部から不織布袋12を取り出し、不織布袋12と布袋13とを分離して布袋13を洗濯する。洗濯した布袋13の内部に不織布袋12を収容した後、紐33を結んで頂部開口を閉める。靴脱臭・除湿材32は、布袋13が汚れた場合、布袋13を洗濯することで布袋13の汚れを落とすことができるから、清潔な状態で使用することができる。
靴脱臭・除湿材32は、靴34の中(内部)の湿気がそれら成分に吸収保持されるから、靴34の中の湿気を迅速に吸収することができ、靴34の中の湿気を取り除くことができる。靴脱臭・除湿材32は、靴34の乾燥状態を保持することができ、靴34へのカビの発生や菌の繁殖を防ぐことができる。靴脱臭・除湿材32は、靴34の臭気(臭い成分)がそれら成分に吸収保持されるから、靴34を脱臭することができ、靴34の不快な臭いを取り除くことができる。靴脱臭・除湿材32は、それが吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られ、湿気や臭気を迅速に吸収することができるから、靴34の美感や清潔感を保持することができる。
図11は、一例として示す下駄箱脱臭・除湿材35の斜視図である。下駄箱脱臭・除湿材35は、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物のいずれかを収納袋に収納した吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られている。収納袋11は、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋12と、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)を包被する織物または編み物製の布袋13(不織布袋12をその内部に収容した布袋13)とから作られている。
下駄箱脱臭・除湿材35は、(不織布袋12および布袋13)は、その平面形状が長方形に成形されている。布袋13は、一方の側部と両端部とが縫製によって接合されている。布袋13の他方の側部には、スライダーを備えた線ファスナーが取り付けられている。下駄箱脱臭・除湿材33では、不織布袋12が布袋13の内部に挿脱可能に収容され、不織布袋12の一方の表面全体および他方の表面全体(外表面全体)が布袋13に包被されている(覆われている)。
なお、下駄箱脱臭・除湿材35の形状に特に限定はなく、形状をロール状や角筒形、円筒状等のあらゆる形状に成形することができる。また、下駄箱脱臭・除湿材33の大きさについても特に制限はない。さらに、線ファスナーの他に、フックとループとを備えたメカニカルファスナを布袋13の他方の側部に取り付け、メカニカルファスナを利用して布袋13の他方の側部を開閉することもできる。
下駄箱脱臭・除湿材35は、下駄箱36の中(内部)の棚に載置されて下駄箱36に敷かれ、その上(布袋13の生地の上)に靴が置かれる。下駄箱脱臭・除湿材35では、下駄箱36の中(内部)の湿気(湿分)が布袋13の生地および不織布袋12の生地を通過し、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物に吸収保持され、下駄箱36の内部が除湿される。また、下駄箱36の内部の臭気(臭い成分)が布袋13の生地および不織布袋12の生地を通過し、第1成分、または、第1成分と第2成分との混合物、あるいは、第1成分と第2成分と第3成分との混合物、もしくは、第1成分と第3成分との混合物に吸収保持され、下駄箱36が脱臭される。
湿気や臭気を吸収保持した下駄箱脱臭・除湿材35は、それを干すことで湿気や臭気が下駄箱脱臭・除湿材35(吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれか)から外部に放出され、下駄箱脱臭・除湿材35が乾燥する。下駄箱脱臭・除湿材35は、それを干して乾燥させることで繰り返し使用することができる。なお、複数回の使用で布袋13が汚れた場合、布袋13の他方の側部に取り付けられた線ファスナーのスライダーをスライドさせて布袋13の他方の側部を開放し、布袋13の他方の側部から不織布袋12を取り出し、不織布袋12と布袋13とを分離して布袋13を洗濯する。洗濯した布袋13の他方の側部から不織布袋12を挿入し、不織布袋12を布袋12の内部に収容した後、スライダーをスライドさせて布袋13の他方の側部を閉める。下駄箱脱臭・除湿材35は、布袋13が汚れた場合、布袋13を洗濯することで布袋13の汚れを落とすことができるから、清潔な状態で使用することができる。
下駄箱脱臭・除湿材35は、下駄箱36の中(内部)の湿気がそれら成分に吸収保持されるから、下駄箱36の中の湿気を迅速に吸収することができ、下駄箱36の内部の湿気や下駄箱36の収容された靴の湿気を取り除くことができる。下駄箱脱臭・除湿材35は、下駄箱36や下駄箱36の内部の靴の乾燥状態を保持することができ、下駄箱36内でのカビの発生や菌の繁殖を防ぐことができるとともに、下駄箱36に収納された靴へのカビの発生や菌の繁殖を防ぐことができる。
下駄箱脱臭・除湿材35は、下駄箱36の中(内部)の臭気(臭い成分)がそれら成分に吸収保持されるから、下駄箱36の中を脱臭することができるとともに、下駄箱36の中に収容された靴を脱臭することができ、下駄箱36の不快な臭いや靴の不快な臭いを取り除くことができる。下駄箱脱臭・除湿材35は、それが吸水・脱臭材10A〜10Dのうちのいずれかから作られ、湿気や臭気を迅速に吸収することができるから、下駄箱36や下駄箱36に収容された靴の美感や清潔感を保持することができる。
10A 吸水・脱臭材
10B 吸水・脱臭材
10C 吸水・脱臭材
10D 吸水・脱臭材
11 収納袋
12 不織布袋
13 布袋
14 両端縁部
15 両側縁部
16 溶着線
17 収容部
18 傘カバー
19 折り畳み雨傘
20 挿入開口
21 収容部
22 PETボトルカバー
23 底壁部
24 周壁部
25 PETボトル
26 挿入開口
27 収容部
28 巾着紐
29 バスマット
30 キッチン水切りトレイ
31 コースター
32 靴脱臭・除湿材
33 紐
34 靴
35 下駄箱脱臭・除湿材
36 下駄箱

Claims (8)

  1. 珪藻土を粒状に粉砕した吸水性および脱臭性を有する珪藻土顆粒と前記珪藻土を粉状に粉砕した吸水性および脱臭性を有する珪藻土粉末とのうちの少なくとも一方からなる第1成分と、通気性、透湿性、透水性を有して所定量の前記第1成分を収納した収納袋とから形成された吸水・脱臭材。
  2. 前記吸水・脱臭材が、吸水性および脱臭性を有する粒状のシリカゲル顆粒と粉状のシリカゲル粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状の二酸化ケイ素顆粒と粉状の二酸化ケイ素粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸カルシウム顆粒と粉状のケイ酸カルシウム粉末とのうちの少なくとも一方、吸水性および脱臭性を有する粒状のケイ酸マグネシウム顆粒と粉状のケイ酸マグネシウム粉末とのうちの少なくとも一方、脱臭性を有する粒状の活性炭顆粒と粉状の活性炭粉末とのうちの少なくとも一方のうち、それらの少なくとも1種類からなる第2成分を含み、前記吸水・脱臭材では、所定量の前記第1成分と所定量の前記第2成分とが混合された状態で前記収納袋に収納されている請求項1に記載の吸水・脱臭材。
  3. 前記収納袋に収納された前記第1成分と前記第2成分との全重量に対する該第1成分の重量割合が、70〜80%の範囲にあり、前記収納袋に収納された前記第1成分と前記第2成分との全重量に対する該第2成分の重量割合が、20〜30%の範囲にある請求項2に記載の吸水・脱臭材。
  4. 前記吸水・脱臭材が、粒状のシリカエアロゲル顆粒と粉状のシリカエアロゲル粉末とのうちの少なくとも一方からなる第3成分を含み、前記吸水・脱臭材では、前記第2成分と前記第3成分とのうちの少なくとも一方と前記第1成分とが混合された状態で前記収納袋に収納されている請求項2に記載の吸水・脱臭材。
  5. 前記収納袋に収納された前記第1〜第3成分の全重量に対する該第1成分の重量割合が、70〜80%の範囲、前記収納袋に収納された前記第1〜第3成分の全重量に対する該第2成分の重量割合が、10〜15%の範囲にあり、前記収納袋に収納された前記第1〜第3成分の全重量に対する該第3成分の重量割合が、10〜20%の範囲にある請求項4に記載の吸水・脱臭材。
  6. 前記収納袋に収納された前記第1成分および前記第3成分の全重量に対する該第1成分の重量割合が、70〜80%の範囲にあり、前記収納袋に収納された前記第1成分および前記第3成分の全重量に対する該第3成分の重量割合が、20〜30%の範囲にある請求項4に記載の吸水・脱臭材。
  7. 前記収容袋が、通気性、透湿性、透水性を有する繊維不織布から作られた不織布袋と、前記不織布袋の一方の表面全体と他方の表面全体とのうちの少なくとも一方の表面全体を包被する織物または編み物製の布袋とのうちの少なくとも不織布袋である請求項1ないし請求項6いずれかに記載の吸水・脱臭材。
  8. 前記吸水・脱臭材が、傘を挿脱可能に収容する傘カバー、PETボトルを挿脱可能に収容するPETボトルカバー、床に敷かれるバスマット、キッチン水切りトレイ、コースター、靴脱臭・除湿材、下駄箱脱臭・除湿材のうちのいずれかとして使用される請求項1ないし請求項6いずれかに記載の吸水・脱臭材。

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