JP2019037013A - モータ制御装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】DCブラシレスモータの回転駆動力により回転する部品の余命を従来よりも高い精度で推定する。【解決手段】DCブラシレスモータを制御するモータ制御装置は、であって、DCブラシレスモータをベクトル制御するベクトル制御部と、ベクトル制御部においてベクトル制御に用いるパラメータのうち、DCブラシレスモータにより駆動される回転部品の余命の推定に有効な周波数帯域が互いに異なる複数のパラメータω,Tのそれぞれにおける1以上の周波数成分g,hに基づいて、回転部品の余命を推定する余命推定部23と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、モータ制御装置および画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、複合機などの画像形成装置において、シートを搬送するローラその他の回転体の駆動源としてDCブラシレスモータが用いられている。DCブラシレスモータの捲線(コイル)に流す交流電流をd−q座標系のベクトルの成分として制御するベクトル制御によると、DCブラシレスモータを効率よく滑らかに回転させることができる。
回転体および回転体にモータの回転駆動力を伝達するギヤは、使用によって次第に摩耗する。このため、画像形成装置のサービスパーソンは、定期的にこれらの部品の状態を点検して必要に応じて良品と交換する。ところが、例えばギヤの摩耗の程度を目視点検するには、ギヤ機構を画像形成装置から取り出して分解しなければならず、作業に時間がかかる。また、目視点検では部品交換の要否を的確に判断するのは難しい。
画像形成装置における部品交換の要否を簡便に判断できるようにするための先行技術として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、エンコーダによりモータの回転速度を検出して高速フーリエ変換(fast Fourier transform: FFT) により分析し、ギアの噛み合い周波数の回転ムラ値を求め、回転ムラ値に基づいてギヤの余命を推定して表示する画像形成装置が開示されている。
特開2013−210506号公報
画像形成装置において、DCブラシレスモータは、所定の期間にわたって回転速度を一定に保つよう制御される。この場合には、サーボ帯域と呼ばれる低周波数帯域の速度変動が速度制御により吸収(打消し)される。このため、モータの速度成分のFFT分析の結果に基づいて部品の余命を推定する特許文献1の技術では、低周波数帯域の変動を考慮して余命を推定することができない。つまり、低周波数帯域の変動として現れる部品の劣化を見逃して余命を推定してしまうおそれがあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、DCブラシレスモータの回転駆動力により回転する部品の余命を従来よりも高い精度で推定することを目的とする。
本発明の実施形態に係るモータ制御装置は、DCブラシレスモータを制御するモータ制御装置であって、前記DCブラシレスモータをベクトル制御するベクトル制御部と、前記ベクトル制御部においてベクトル制御に用いるパラメータのうち、前記DCブラシレスモータにより駆動される回転部品の余命の推定に有効な周波数帯域が互いに異なる複数のパラメータのそれぞれにおける1以上の周波数成分に基づいて、前記回転部品の余命を推定する余命推定部と、を有する。
本発明によると、DCブラシレスモータの回転駆動力により回転する部品の余命を従来よりも高い精度で推定することができる。
本発明の一実施形態に係るモータ制御装置を備えた画像形成装置の構成の概要を示す図である。 モータの速度制御の概要を示す図である。 モータの速度制御の周波数応答特性の例を示す図である。 モータ制御装置の構成を示す図である。 モータ制御装置のベクトル制御部の構成を示す図である。 回転部品の余命の推定に用いる複数のパラメータのそれぞれの有効な周波数帯域を示す図である。 モータの運転パターン、回転速度の推移、トルクの推移、および回転部品の余命の推定に際して注目する周波数の例を示す図である。 モータ制御装置の余命推定部の機能的構成の例を示す図である。 各パラメータの周波数成分に対する重み付けの例を示す図である。 余命の推定に用いるルックアップテーブルの内容の例を示す図である。 余命推定部の機能的構成の他の例を示す図である。 余命推定部の機能的構成の他の例を示す図である。 ベクトル制御部の構成の他の例を示す図である。 機械角および電気角の推移の例を示す図である。 モータ制御装置における処理の流れを示す図である。
図1には本発明の一実施形態に係るモータ制御装置20を備えた画像形成装置1の構成の概要が示されている。
図1において、画像形成装置1は、電子写真式のプリンタエンジン1Aを備えたカラープリンタである。プリンタエンジン1Aは、水平方向に配列された4個のイメージングステーション4y,4m,4c,4kを有している。イメージングステーション4y〜4kのそれぞれは、筒状の感光体5、帯電器6、プリントヘッド7、および現像器8などを有している。
カラー印刷モードにおいて、4個のイメージングステーション4y〜4kは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(ブラック)の4色のトナー像を並行して形成する。4色のトナー像は、回転中の中間転写ベルト15に順次に一次転写される。最初にYのトナー像が転写され、それに重なるようMのトナー像、Cのトナー像、およびKのトナー像が順次に転写される。
一次転写されたトナー像は、二次転写ローラ14と対向するとき、下方の収納カセット1Bから取り出されて搬送されてきたシート(記録用紙)2に二次転写される。そして、二次転写の後、定着器16の内部を通って上部の排紙トレイ19へ送り出される。定着器16を通過するとき、加熱および加圧によってトナー像がシート2に定着する。
画像形成装置1の内部におけるシート2の通路である搬送路9には、上流側から順に、給紙ローラ12、レジストローラ13、二次転写ローラ14、定着ローラ17、および排紙ローラ18が配置されている。これらのローラ11〜14,17,18の回転により、シート2が搬送される。
給紙ローラ12は、収納カセット1Bからそれに積層されているシート群のうちの最上のシート2を取り出して下流へ送る。レジストローラ13は、シート2が到着するときには停止しており、中間転写ベルト15に一次転写されたトナー像とシート2とを位置合わせするタイミングで起動されてシート2を二次転写ローラ14へ送り出す。
二次転写ローラ14は、シート2を中間転写ベルト15に密着させる。定着ローラ17は、定着器16に設けられた一対のローラであり、シート2に熱および圧力を加える。排紙ローラ18は、定着処理後のシート2を排紙トレイ19へ排出する。
画像形成装置1は、回転駆動源である複数のモータ3a,3b,3c,3d、およびこれらのモータ3a〜3dを制御するモータ制御装置20を備えている。モータ3aは、イメージングステーション4kの感光体5を駆動する感光体モータとして、モータ3bは、二次転写ローラ14を駆動する二次転写モータとして、モータ3cは、定着ローラ17を駆動する定着モータとして、それぞれ用いられる。モータ3dは、カラー印刷用のイメージングステーション4y〜4cの感光体5を駆動する感光体モータとして用いられる。
以下において、これらのモータ3a〜3dを区別することなく、「モータ3」と記すことがある。
なお、画像形成装置1は、モータ3a〜3dの他にも複数のモータを有している。例えば、給紙ローラ12およびレジストローラ13を駆動する搬送モータ、イメージングステーション4y〜4kの現像器8内のローラを駆動する現像モータ、およびトナーボトルから現像器8へトナーを補給する機構を駆動するトナー補給モータなどがある。これらのモータもモータ制御装置20により制御される。
モータ3は、DCブラシレスモータ、すなわち永久磁石を用いた回転子が回転する永久磁石同期モータ(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Motor)である。モータ3の固定子は、電気角120°間隔で配置されたU相、V相、W相のコア、および例えばY結線された3つの捲線(コイル)を有している。U相、V相およびW相の3相交流電流を捲線に流してコアを順に励磁することによって回転磁界が生じる。回転子は、この回転磁界に同期して回転する。
回転子の磁極数は、2、4、6,8,10またはそれ以上であってもよい。回転子は、アウター式でもよく、インナー式でもよい。また、固定子31のスロット数は3、6、9またはそれ以上であってもよい。
いずれにしても、モータ3に対して、d−q座標系を基本とした制御モデルを用いて磁極位置および回転速度の推定を行うベクトル制御が、後に述べるベクトル制御部21により行われる。モータ3のベクトル制御では、モータ3の捲線に流れる3相の交流電流を、回転子と同期して回転している2相の捲線に流す直流電流に変換して制御を簡単化する。
図2にはモータ3の速度制御の概要が、図3にはモータ3の速度制御の周波数応答特性の例が、それぞれ示されている。
モータ3のベクトル制御において、図2に示すようにモータ3の回転速度をフィードバックして目標速度に一致させるPID制御(比例積分微分制御)が行われる。
モータ3の駆動対象である感光体5、二次転写ローラ14、または定着ローラ17は、画像形成において一定の速度で回転する必要がある。詳しくは、感光体5は、少なくとも静電潜像の形成開始からトナー像の一次転写終了まで、二次転写ローラ14は、少なくとも一次転写開始から二次転写終了まで、それぞれ定速回転する必要がある。また、定着ローラ17は、少なくともシート2が定着器16を通過する期間において、定速回転する必要がある。
図3のボード線図は、モータ3のフィードバック制御の特性の例を示している。ゲインが−3dBとなるカットオフ周波数以下の周波数帯域は、サーボ帯域と呼ばれている。モータ3に加わる負荷の変動その他による速度変動のうち、このサーボ帯域での速度変動は速度制御により吸収され、実際にはほとんど発生しない。
さて、画像形成装置1は、モータ3により駆動される回転部品の余命(残り寿命)を推定する機能を有している。回転部品は、モータ3の駆動対象である回転体(感光体5、二次転写ローラ15など)、または回転体と回転体にモータ3の駆動力を伝達するギヤとを含んで構成される回転機構である。以下、この余命を推定する機能を中心に画像形成装置1の構成および動作を説明する。
図4にはモータ制御装置20の構成が、図5にはモータ制御装置20のベクトル制御部21の構成が、それぞれ示されている。
図4に示すモータ制御装置20は、モータ3a〜3dを制御する(図1参照)。なお、図4では、モータ3a〜3dのうちのモータ3a,3bに対応する部分の構成が示されている。
図4において、モータ制御装置20は、モータ3a,3bをそれぞれベクトル制御するベクトル制御部21a,21b、回転部品の余命を推定する余命推定部23、および推定された余命を報知する報知処理部24を有する。これらの要素のうち、余命推定部23および報知処理部24は、上位制御部10に設けられている。
ベクトル制御部21aは、モータ3aを駆動するモータ駆動部26aに制御信号を出力し、ベクトル制御部21bは、モータ3bを駆動するモータ駆動部26bに制御信号を出力する。
ベクトル制御部21a,21bの構成は同様であり、これらのそれぞれが「ベクトル制御部21」として機能する。また、モータ駆動部26a,26bの構成は同様であるので、以下において、モータ駆動部26a,26bを区別することなく「モータ駆動部26」と記すことがある。
ベクトル制御部21a,21bには、速度・位置指令部101から速度指令値(目標速度)ω*および電流指令値Id*が与えられる。電流指令値Id*は、回転子の磁極の目標位置に相当する。
余命推定部23は、ベクトル制御部21においてベクトル制御に用いるパラメータのうち、余命の推定に有効な周波数帯域が互いに異なる複数のパラメータのそれぞれにおける1以上の周波数成分に基づいて、回転部品の余命を推定する。そして、推定した余命(推定結果)D23を報知処理部24に通知する。
本実施形態においては、2つのパラメータを余命の推定に用いる。その1つは、モータ3の回転速度ωであり、他の1つは、モータ3のトルクTである。余命推定部23にはベクトル制御部21から回転速度ωが入力されるとともに、トルクTとしてq軸電流値Iqが入力される。q軸電流値Iqは、d−q座標系の制御モデルを用いるベクトル制御において、トルクTを発生させる方向(q軸)の電流成分の大きさを示し、トルクTを一意に特定する。
報知処理部24は、通知された推定結果D23を画像形成装置1に備わる操作パネルのディスプレイに表示させたり、通信インタフェースを介して広域ネットワーク上のサービスセンタへ送信したりする。サービスパーソンが持参するメンテナンス用の端末装置に送信することもできる。
なお、余命の推定および推定結果D23の報知は、サービスパーソンにより指定されるメンテナンスモードにおいて行われる。ただし、メンテナンスモードに限ることなく、ユーザにより入力される印刷ジョブを実行する通常モードにおいて行うようにしてもよい。
上位制御部10は、画像形成装置1の全体の制御を受け持つコントローラである。上位制御部10は、例えば汎用のCPU(Central Processing Unit)、または特定の用途向けのASIC(Application Specific Integrated Circuit )を用いて構成される。余命推定部23および報知処理部24は、上位制御部10のハードウェア構成により、および制御プログラムがプロセッサによって実行されることにより実現される。
図5において、モータ3は、回転子の角度位置(磁極位置)を検出する角度センサ61を有している。また、モータ3とモータ駆動部26とを接続する3相のケーブルのうち、U相およびV相のそれぞれのケーブルには、当該ケーブルを流れる電流を検出する電流検出器が設けられている。
ベクトル制御部21は、角度センサ61による回転子の検出角度θ、およびモータ3に流れ込む電流の検出値(電流検出値)Iu,Ivに基づいて、モータ駆動部26に与える制御信号U+,U−,V+,V−,W+,W−を生成する。
モータ駆動部26は、モータ3の捲線33〜35に電流を流して回転子を駆動するためのインバータ回路である。モータ駆動部26は、ベクトル制御部21からの制御信号U+,U−,V+,V−,W+,W−に従って複数のトランジスタをオンオフすることにより、直流電源ライン260から接地ラインへ捲線33〜35を介して流れる電流を制御する。詳しくは、捲線33を流れる電流Iuを制御信号U+,U−に従って制御し、捲線34を流れる電流Ivを制御信号V+,V−に従って制御し、捲線35を流れる電流Iwを制御信号W+,W−に従って制御する。
ベクトル制御部21は、速度制御部41、電流制御部42、出力座標変換部43、PWM変換部44、A/D変換部45、入力座標変換部46、および微分器47を有する。
速度制御部41は、上位制御部10からの目標速度ω*と微分器47からの回転速度(検出速度値)ωとの差を零に近づけるPID制御(比例積分微分制御)のための演算を行い、d−q座標系の電流指令値Iq*を決定する。
電流制御部42は、上位制御部10からの電流指令値Id*と入力座標変換部46からのd軸電流値Id(推定電流値)との差、および電流指令値Iq*と同じく入力座標変換部46からのq軸電流値Iq(推定電流値)との差を零に近づけるPID制御のための演算を行う。そして、d−q座標系の電圧指令値Vd*,Vq*を決定する。
出力座標変換部43は、角度センサ61からの検出角度θに基づいて、電圧指令値Vd*,Vq*をU相、V相、およびW相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換する。つまり、電圧について2相から3相への変換を行う。
PWM変換部44は、電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に基づいて制御信号U+,U−,V+,V−,W+,W−のパターンを生成し、モータ駆動部26へ出力する。制御信号U+,U−,V+,V−,W+,W−は、モータ3に供給する3相交流電力の周波数および振幅をパルス幅変調(PWM: Pulse Width Modulation )により制御するための信号である。
A/D変換部45は、電流検出器から入力されたU相の電流検出値IuおよびV相の電流検出値IvをA/D変換し、得られた値に基づいてW相の電流検出値Iwを算出する。そして、U相、V相、およびW相のデジタルの電流検出値Iu,Iv,Iwを出力する。
入力座標変換部46は、角度センサ61からの検出角度θと3相の電流検出値Iu,Iv,Iwとに基づいて、d−q軸座標系の推定電流値であるd軸電流値Idおよびq軸電流値Iqを算出する。つまり、電流について3相から2相への変換を行う。
微分器47は、角度センサ61からの検出角度θを微分して回転速度ωを算出する。回転速度ωは、速度制御部41に入力されるとともに、余命推定部23に入力される。
図6には回転部品の余命の推定に用いる複数のパラメータのそれぞれの有効な周波数帯域が示されている。
図6に示すように、回転速度ωとトルクTとでは、余命の推定に有効な周波数帯域が、これらのパラメータを共に用いることで有効な周波数帯域が拡がるよう、互いに異なっている。すなわち、回転速度ωによる場合は、サーボ帯域を含む低周波帯域は有効ではないが、低周波帯域以外(高周波帯域)は有効である。これに対して、トルクTよる場合は、低周波帯域は有効であるが、高周波帯域は有効ではない。高周波帯域が有効ではないのは、トルクTは電流値から換算するので、PWMノイズを含むからである。
回転速度ωとトルクTとを用いることにより、低周波帯域から高周波帯域までの広い帯域の周波数成分を分析の対象とすることができるので、従来のように回転速度ωのみによる推定よりも高い精度で余命を推定することができる。また、ベクトル制御のパラメータであるq軸電流値IqをトルクTとして用いるので、トルクセンサをモータ3に設ける必要はない。つまり、画像形成装置1の部品コストの上昇を抑えて余命推定の精度を高めることができる。
図7にはモータ3の運転パターン、回転速度ωの推移、トルクTの推移、および回転部品の余命の推定に際して注目する周波数の例が示されている。
図7(A)に示す通り、モータ3に適用される運転パターンは、基本的にはいわゆる台形駆動を行う加減速パターンである。つまり、停止状態から駆動を開始して定常速度ω1まで加速し、所定の時間にわたって定常速度ω1を維持し、その後に減速して停止させる。定速期間P2は、上に述べた回転部品が定速回転するべき期間を含むよう設定される。
なお、上位制御部10からモータ制御装置20への指令には、加速期間P1および減速期間P3において、刻々と目標速度を与える方式と、定常速度ω1を指定して起動指令を与えその後に適時に停止指令を与える方式とがある。
図7(B)に示すように、回転速度ωは、運転パターンと極端にずれることなく推移する。定速期間P2において回転速度ωが一定であるのが理想であるが、実際には種々の要因による変動が生じる。
図7(C)に示すように、モータ3のトルクTは、起動時に急激に大きくなり、回転速度ωが定常速度ω1に近づくにつれて下がる。定速期間P2において、トルクTは、ほぼ一定となるが、回転速度ωと同様に種々の要因により変動する。
余命推定部23は、このように変動する回転速度ωおよびトルクTの周波数成分を抽出するため、定速期間P2の一部であるデータ取得期間P20にわたってベクトル制御部21から回転速度ωおよびq軸電流値Iqを取り込む。
通常、回転速度ωおよびq軸電流値Iqは、それぞれ図7(D)に示すように複数の周波数成分を含んでいる。図7(D)では、周波数成分の周波数として、周波数fj(jは正の整数:0、1、2、…)が示されている。ただし、実際に含まれる周波数成分の周波数はこれらに限るものではない。
周波数f0は0Hzである。つまり、周波数f0の周波数成分は直流成分である。周波数f1は、定常速度ω1に対応する周波数である。つまり、定常速度ω1における1秒間の振動数(回転数)である。例えば、定常速度ω1が1800rpm(30rps)である場合には、周波数f1は、30Hzである。周波数f2,f3,f4,…は、周波数f1の高調波である。すなわち、例えば周波数f2は第二次高調波であり、周波数f3は第三次高調波である。
図8にはモータ制御装置20の余命推定部23の機能的構成の例が示されている。余命推定部23は、前処理ブロック23A、分析ブロック23B、重み付けブロック23C、加算ブロック23D、および余命決定ブロック23Eを有する。
前処理ブロック23Aにおいて、乗算部230によりq軸電流値Iqにトルク定数Ktを乗じたトルク量Teが算出される。
分析ブロック23Bにおいて、分析部231により回転速度ωに対してFFT分析が行われ、回転速度ωの周波数成分の大きさgが求まる。また、分析部232によりトルク量Teに対してFFT分析が行われ、トルク量Te(すなわちトルクT)の周波数成分の大きさhが求まる。
重み付けブロック23Cにおいて、回転速度ωの周波数成分に対して周波数ごとに定められた重みaj(jは正の整数:0、1、2、…)を付す処理、すなわち周波数成分の大きさgjに重みajを乗じる演算が行われる。また、同様に、トルク量Teの周波数成分の大きさhjに重みbj(jは正の整数:0、1、2、…)を乗じる演算が行われる。なお、重みaj,bjの値が0と定められた周波数については、重み付けの演算が省略される。
加算ブロック23Dにおいて、重み付けされた周波数成分の総和である重み付け加算値D235が加算部235により算出される。
そして、余命決定ブロック23Eにおいて、重み付け加算値D235に対応する余命をルックアップテーブル(LUT)236から読み出すことにより、推定結果D23が決定される。
図9には各パラメータの周波数成分に対する重み付けの例が、図10には余命の推定に用いるルックアップテーブル236の内容の例が、それぞれ示されている。
図9の例では、モータ3a,3b,3cのそれぞれについて個別に重みaj,bjの値が定められている。
回転速度ωについては、周波数f17の周波数成分に対する重みa17および周波数f34の周波数成分に対する重みa34が0以外とされ、他の周波数の周波数成分に対する重みが0とされている。ただし、これに限るものではない。
周波数f17は、上に述べた通り周波数f1の17倍の周波数である。この「17倍」における「17」という数値は、モータ3とその駆動対象である回転体との回転比、すなわち回転体が1回転する間のモータ3の回転数である。つまり、図9の例は、モータ3(3a〜3c)の駆動力が回転体に減速比「17」で伝達される場合の例である。
回転体の回転が1回転ごとに乱れる場合には、1/回転比の周期でモータ3の回転が乱れる。そこで、図9の例では、周波数f17の周波数成分が重み付けの対象、すなわち余命の推定に際して注目するべき周波数成分の1つとされている。
また、例えば回転部品の固有振動などにより、周波数f17の高調波の周波数成分が顕著に現れることが考えられる。そこで、図9の例では、周波数f17の第二次高調波である周波数f34の周波数成分も重み付けの対象とされている。
なお、周波数f1が30Hzである場合に、周波数f17,f34は、共にサーボ帯域外であって、余命の推定に有効な周波数帯域内である。
他方、トルクTについては、周波数f0の周波数成分に対する重みb0が0以外とされ、他の周波数の周波数成分に対する重みが0とされている。ただし、これに限るものではない。
ギヤの歯面の劣化などにより回転部品が回転し難くなると、摩擦の増大などによってトルクTの直流周波数成分が大きくなる。そこで、図9の例では、周波数f0の周波数成分が重み付けの対象とされている。
重みa17,a34,b0の値は、画像形成装置1を連続的に稼働させる実験によって定められる。詳しくは、所定の稼働時間が経過するごとに、回転部品の劣化の度合い(例えば回転体の表面の摩耗量)を測定するとともに、重みの値の組合せを種々変更して重み付け加算値D235を算出する。そして、劣化の度合いの複数回分の測定結果と測定ごとに複数ずつ算出した重み付け加算値D235とに基づいて、各回の測定結果と重み付け加算値D235との相関が最も強い重みの値の組合せを実際に採用する組合せとして選ぶ。
なお、感光体5はモータ3と1段減速で連結される。このため、回転速度ωに影響が出やすい。これに対して、二次次転写ローラ14および定着ローラ17は、複数のギヤを介して連結される。特に、定着ローラ17の方がギア数が多いので、回転速度ωよりもトルクTに影響が出やすい。
図10において、ルックアップテーブル236は、重み付け加算値D235の値の区分ごとに余命(推定結果)D23を示す。図10の例では、余命は、「長い(回転動作が安定している)」、「やや短い(不安定の徴候があり注意が必要)」、および「短い(回転部品の交換が必要)」の3段階に区分されている。ただし、4以上の段階に区分してもよいし、部品交換の要否に応じた2段階に区分してもよい。また、余命を数値で表わしてもよい。
図11および図12のそれぞれには余命推定部23の機能的構成の他の例が示されている。
上に述べた図8の例はFFT分析を行うものであったが、FFT分析はプロセッサの大きな負荷となる。図11および図12の例では、周波数成分の抽出をフィルタにより行い、これによってプロセッサの負担を軽減する。
図11に示す余命推定部23bは、図8の余命推定部23における分析ブロック23Bおよび重み付けブロック23Cに代えて、分析・重み付けブロック23BCを有する。その他の構成は、図8の余命推定部23と同様である。
分析・重み付けブロック23BCは、2つのフィルタ233,234を有する。
フィルタ233は、回転速度ωの周波数成分のうち、重み付けの対象に定められている特定の周波数fj(図ではf17,f34)の周波数成分を選択的に透過させる。フィルタ233において、入出力のゲインが重みaj(図ではa17,a34)に対応する値となるようフィルタ特性が設計されている。
同様に、フィルタ234は、トルク量Teの周波数成分のうち、重み付けの対象に定められている特定の周波数fj(図ではf0)の周波数成分を選択的に透過させる。フィルタ234において、入出力のゲインが重みbj(図ではb0)に対応する値となるようフィルタ特性が設計されている。
図12に示す余命推定部23cは、図8の余命推定部23における分析ブロック23Bに代えて、分析ブロック23Bcを有する。その他の構成は、図8の余命推定部23と同様である。
分析ブロック23Bcは、重み付けの対象に定められている特定の周波数の周波数成分を選択的に透過させる複数のフィルタ237,238,239を有している。フィルタ237は、回転速度ωの周波数成分のうちの例えば周波数f17の周波数成分を透過させるバンドパスフィルタであり、フィルタ238は、同じく回転速度ωの周波数成分のうちの例えば周波数f34の周波数成分を透過させるバンドパスフィルタである。また、フィルタ239は、トルク量Teの周波数成分のうちの例えば周波数f0の周波数成分を透過させる。
フィルタ237,238,239により抽出された周波数成分に基づいて、重み付けブロック23Cおよび加算ブロック23Dにより重み付け加算値D235が算出され、余命決定ブロック23Eから重み付け加算値D235に応じた推定結果D23が出力される。
図13にはベクトル制御部21の構成の他の例が、図14には機械角および電気角の推移の例が、それぞれ示されている。図13においては、図5と同一の機能を有する構成要素に図5と同一の符合を付し、それらの説明を省略しまたは簡略化する。
図13において、モータ3は、センサレス型であって、磁極位置を検出するホール素子センサおよび速度を検出するエンコーダを備えていない。このモータ3を制御するモータ制御装置20Bは、図5のモータ制御装置20のベクトル制御部21に代えて、センサレスベクトル制御を行うベクトル制御部21Bを有している。そして、図5のモータ制御装置20と同様に、余命推定部23および報知処理部24を有している。
モータ3のベクトル制御がセンサレスベクトル制御である場合にも、モータ3の制御に用いる複数のパラメータのそれぞれにおける1以上の周波数成分に基づいて余命を推定することにより、高い精度の推定を実現することができる。
ベクトル制御部21Bは、モータ駆動部26B内の電流検出部27からの電流検出値Iu,Ivに基づいて、モータ駆動部26Bに与える制御信号U+,U−,V+,V−,W+,W−を生成する。
モータ駆動部26Bの構成は、電流検出部27を有することを除いて、上に述べたモータ駆動部26の構成と同様である。
電流検出部27は、捲線33,34に流れる電流Iu,Ivを検出する。Iu+Iv+Iw=0であるので、検出した電流Iu,Ivの値から計算によって電流Iwを求めることができる。なお、W相電流検出部を有してもよい。
電流検出部27は、電流Iu,Ivの流路に挿入されているシャント抵抗による電圧降下を増幅してA/D変換し、電流検出値Iu,Ivとして出力する。すなわち、2シャント方式の検出を行う。シャント抵抗の抵抗値は1/10Ωオーダーの小さい値である。
ベクトル制御部21Bは、速度制御部41B、電流制御部42、出力座標変換部43、PWM変換部44、入力座標変換部46B、および速度・位置推定部48を有する。
速度制御部41Bは、上位制御部10からの目標速度ω*と速度・位置推定部48からの速度推定値ωmとの差を零に近づけるPID制御のための演算を行い、d−q座標系の電流指令値Id*,Iq*を決定する。
入力座標変換部46Bは、電流検出部27からのU相の電流検出値IuおよびV相の電流検出値IvからW相の電流検出値Iwを算出する。そして、速度・位置推定部46からの推定角度θmと3相の電流検出値Iu,Iv,Iwとに基づいて、d軸電流値Idおよびq軸電流値Iqを算出する。
速度・位置推定部48は、入力座標変換部46Bからの推定電流値(Id,Iq)と電流制御部52からの電圧指令値Vd*,Vq*とに基づいて、いわゆる電圧電流方程式に従って速度推定値ωmおよび推定角度θmを求める。求められた速度推定値ωmは、速度制御部41Bおよび上位制御部10に入力される。求められた推定角度θmは、出力座標変換部43および入力座標変換部46Bに入力される。
モータ制御装置20Bにおいては、図5のモータ制御装置20と同様に、余命推定部23にトルクTとしてq軸電流値Iqが入力される。しかし、図5のモータ制御装置20とは違って、回転速度ωとして速度推定値ωmが入力される。
速度推定値ωmは、電流検出値Iu,Ivに基づいて算出されるので、電気角に依存する周波数の電流ノイズ成分を含む。この電流ノイズ成分の周波数は、機械角と電気角との関係に依存する。例えば、モータ3の回転子が10極構造のものである場合において、極対数は5であるので、電気角は機械角の5分の1であり、図14に示すように電気角の周波数は機械角の周波数の5倍である。
そこで、速度推定値ωm(回転速度ω)の周波数成分の重み付けに際して、機械角に対応する周波数f1の5倍の周波数およびその整数倍の高調波の周波数成分に付す重みを他の周波数成分に付す重みよりも小さくする。これにより、余命の推定における電流ノイズ成分の影響を低減することができる。
図9に示す重み付けにおいて、回転速度ωについて周波数f17,f34以外の周波数の周波数成分の重み(図中の「その他」)を0にすることは、周波数f1の5倍の周波数およびその高調波の周波数成分に付す重みを他の重みよりも小さくすることの例である。
図15にはモータ制御装置20,20Bにおける処理の流れが示されている。
上位制御部10からの指令に従ってモータ3を起動すると(#201でYES)、データ取得期間P20における複数のパラメータの推移を示すデータを取得する(#202)。
取得したデータに基づいて各パラメータの周波数成分の大きさg,hを求めて回転部品の余命を推定し(#203)、推定結果の報知処理として例えば結果を示す画面をディスプレイに表示させる(#204)。
モータ3を停止させずに駆動を続けている状態で一定の時間が経過すると(#205でNO、#206でYES)、ステップ#202へ戻る。モータ3を停止させるまで、ステップ#202〜ステップ#206の処理を繰り返す。
以上の実施形態によると、DCブラシレスモータ3の回転駆動力により回転する部品の余命を従来よりも高い精度で推定することができる。
上に述べた実施形態では、複数の周波数成分の重み付け加算値D235に基づいて余命を推定したが、特定の周波数成分の大きさの初期値を記憶しておき、初期値からの変化量を考慮して余命の推定結果D23を決定することができる。すなわち、複数の周波数成分の重み付け加算値D235が例えば「短い」に当てはまらない場合であっても、特定の周波数成分の変化量がしきい値を超える場合には、余命を「短い」と推定するようにしてもよい。初期値とは、工場出荷時の値、または回転部品を新品に交換したときの値などである。
上に述べた実施形態では、重み付け加算の対象とする周波数成分の周波数(f0,f17,f34)を複数のモータ3a,3b,3cについて一律に定めたが、これに限らない。モータ3ごとに回転体との回転比に応じて、重み付け加算の対象とする周波数成分の周波数を選定することができる。
また、周波数f1の周波数成分を重み付け加算の対象としてもよいし、周波数f1の高調波以外の周波数の周波数成分を重み付け加算の対象としてもよい。例えば、ギヤの余命を推定するために、噛み合い周波数の周波数成分を重み付け加算の対象とすることができる。
モータ3による駆動系は、例示のものに限らず種々異なったものとできる。例えば、ブラック用の感光体5とカラー用の感光体5とをそれぞれ1つのモータで駆動する構成を挙げたが、イメージングステーション4y〜4kの感光体5を個別に4つのモータ3で駆動し、または共通の1つのモータ3で駆動する構成とすることができる。感光体5と中間転写ベルト15とを、またはさらに二次転写ローラ14とを1つのモータで駆動する構成とするなど、種々の構成とすることが可能である。
ベクトル制御部21,21Bおよび上位制御部10などの構成は一例であり、ベクトル制御を行うために他の種々の構成を採用することが可能である。例えば、センサレスベクトル制御を行うベクトル制御部21Bにおいて、d軸およびq軸は、永久磁石の磁束方向を理想的に示す軸であるが、実際に推定角度θmを経て推定されまたは検知されるγ軸およびδ軸を用いてよい。つまり、d−q軸に代えてγ軸−δ軸を用いることができ、また、Id、Iqについてこれに代えてIγ、Iδを用いることができる。
その他、画像形成装置1およびモータ制御装置20,20Bのそれぞれの全体または各部の構成、処理の内容、順序、またはタイミング、モータ3の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
2 シート
3,3a,3b,3c,3d モータ(DCブラシレスモータ)
5 感光体
14 二次転写ローラ(転写ローラ)
17 定着ローラ
20,20B モータ制御装置
21,21B ベクトル制御部
23 余命推定部
24 報知処理部
236 ルックアップテーブル
D23 余命
f1,f17,f34 周波数
g,h 周波数成分の大きさ
T トルク(パラメータ)
ω 回転速度(パラメータ)
ω1 定常速度(目標速度)

Claims (9)

  1. DCブラシレスモータを制御するモータ制御装置であって、
    前記DCブラシレスモータをベクトル制御するベクトル制御部と、
    前記ベクトル制御部においてベクトル制御に用いるパラメータのうち、前記DCブラシレスモータにより駆動される回転部品の余命の推定に有効な周波数帯域が互いに異なる複数のパラメータのそれぞれにおける1以上の周波数成分に基づいて、前記回転部品の余命を推定する余命推定部と、を有する、
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記複数のパラメータのうちの1つは、前記DCブラシレスモータの回転速度であり、他の1つは、前記DCブラシレスモータのトルクである、
    請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記周波数成分のうちの1つは、前記DCブラシレスモータの回転速度を一定に保つようベクトル制御を行う期間の目標速度に対応する周波数に前記DCブラシレスモータと前記回転部品との回転比を乗じた周波数またはその高調波の周波数成分である、
    請求項1または2記載のモータ制御装置。
  4. 前記余命推定部は、前記周波数成分の大きさをその周波数に応じて重み付けして前記余命を演算する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のモータ制御装置。
  5. 前記余命推定部は、前記複数のパラメータの値の変化から複数の前記周波数成分の大きさを算出して重み付け加算する演算またはそれに相当する処理を行って前記周波数成分の重み付け加算値を算出し、算出した重み付け加算値に対応する余命をルックアップテーブルから読み出して推定結果として出力する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のモータ制御装置。
  6. 前記DCブラシレスモータのベクトル制御は、センサレスベクトル制御であり、
    前記余命推定部は、前記周波数成分のうちの前記DCブラシレスモータの極対数に応じた高調波成分について、前記重み付けの重みを他の周波数成分の重みよりも小さくする、
    請求項4または5記載のモータ制御装置。
  7. 前記余命推定部は、余命の推定に際して、前記周波数成分の大きさの初期値からの変化量を考慮して推定結果を決定する、
    請求項4ないし6のいずれかに記載のモータ制御装置。
  8. シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像を形成するための回転駆動源としてDCブラシレスモータを備え、
    前記DCブラシレスモータをベクトル制御する請求項1ないし6のいずれかに記載のモータ制御装置と、
    前記モータ制御装置の前記余命推定部により推定された余命を報知する報知処理部と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記回転部品として、前記画像の静電潜像を担持する感光体、前記画像を前記シートに転写するための転写ローラ、および、前記画像を前記シートに定着させるための定着ローラを含む、
    請求項8記載の画像形成装置。
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